JP5838872B2 - 画像形成装置、省エネ制御方法およびプログラム - Google Patents

画像形成装置、省エネ制御方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像形成装置が省エネルギー状態にある場合の提供機能を制御する技術に関する。
複数の機能を提供する複合機、所謂MFPやレーザビームプリンターなど、熱定着処理を画像形成プロセスとして含む画像形成装置は、消費電力が比較的大きいので電力消費を削減するため、省エネルギーモード(以下、省エネモードと略する。)を備えている。省エネモードは、画像形成装置の消費電力を削減し、CPU、帯電器、定着ローラなどの機能手段への電力供給を停止することで、非利用時の消費電力を削減するモードである。
非利用時における電力削減のために、画像形成装置が省エネモードに遷移すると、画像形成装置本体の電力消費が最小限まで下げられる。複写機、スキャナ、ファクシミリ、ネットワーク通信機能などの多数の機能を備えるMFPは、省エネモードでもネットワークを通した要求を受けることがあり、省エネモードでもネットワークを経由したアクセスに対しては応答することが必要とされる場合もある。
従来から、省エネモード時だけに応答する装置を用意し、ネットワーク通信の応答をする技術が提案されており、例えば、特開2011−142577号公報(特許文献1)では、省エネモードへの移行を適切に実行する目的で、通常モードから省エネモードに移動するかどうかについて、省エネ移行を判断し、省エネ移行判断後に画像形成装置に対するジョブ実行リクエストがあっても応答せずにリクエストを拒否する技術が開示されている。
特許文献1に記載された技術は、省エネモードへの遷移を効率化させることはできる。しかしながら、ユーザによる画像形成装置の利用を制限する点で充分なものではなく、また、特許文献1に記載された技術は、省エネモード時に許可される画像形成装置の機能が固定されており、ユーザがその設定によって応答するべき機能を選択することができず、機能の多様化や画像形成装置の利用態様の多様化への柔軟性が充分ではないという問題があった。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、本発明は、省エネモードにおいて画像形成装置が応答するべき機能をユーザが設定することを可能とすることにより、省エネモードの利用性を、その省エネルギーの要請に応えつつ改善した画像形成装置、電力消費制御方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明では、画像形成装置は、その全機能を提供するための電源が供給される通常モードと、一部分に電力が供給される省エネモードとを備える。通常モードで省エネモードを維持して処理可能な機能を設定する手段と、設定された省エネモードで処理可能な機能の設定を管理する手段とを含んでいる。また、画像形成装置は、省エネモードにおいて外部から画像形成装置に対してアクセスがあった場合、当該アクセスを設定にしたがって、フィルタする手段を備え、フィルタする手段は、省エネモードの期間中、ユーザによる設定を使用してアクセスを処理するために省エネモードを継続させるか、または通常モードに復帰させるかを判断する。
画像形成装置は、さらに省エネモードを維持して処理可能な機能を設定する手段は、省エネモードで消費させる最大電力を指定する手段を備えており、最大電力で提供できる最適な機能を選択して設定画面上に提示する。さらに本発明の画像形成装置は、省エネモードに遷移している期間中、記憶手段の使用率をモニタする手段を備え、画像処理装置は、省エネモードでの記憶手段の使用率に応答して記憶手段のメモリアロケーションを修正する。
記憶手段は、記憶容量の異なる複数の記憶手段を備え、画像形成装置は、省エネモード中に、デフォルトで動作する記憶手段の使用率が設定値を超える場合に、追加の記憶手段に電力を供給するようにメモリアロケーションを修正する。デフォルトで動作する記憶手段は、複数の記憶手段のうち最小の記憶容量であり、メモリアロケーションによって省エネモードでの記憶手段の利用効率および処理効率を修正している。
本実施形態の画像形成装置100のハードウェア構成図。 本実施形態の画像形成装置100の機能ブロック200を示す図。 本実施形態の画像形成装置100の状態遷移図を示す図。 本実施形態の画像形成装置100の省エネ復帰条件設定のシーケンスを示す図。 図4のシーケンス図のS4でユーザにパネルUIが表示する、省エネモードの設定画面500の実施形態。 本実施形態の画像形成装置100が省エネモードに遷移する場合のシーケンス図。 本実施形態のサブシステム220と、クライアントPC700との間のトランザクションのシーケンス図。 クライアントPC700が印刷の要求を発行する場合の実施形態を示す図。 本実施形態のメインシステムおよびサブシステムのメモリアロケーション900を示す図。 省エネメモリ制御サービス940が実行するメモリ制御の実施形態1000を示す図。
以下本発明を、実施形態を以て説明するが、本発明は、後述する実施形態に限定されるものではない。図1は、本実施形態の画像形成装置100のハードウェア構成図である。本実施形態の画像形成装置100は、多機能を提供するMFPとして実装されており、制御部101と、制御部101によって機能制御される操作部112、ファックス制御ユニット113、各種エンジン、ハードウェア資源などの機能ユニット114を含んで構成されている。制御部101は、CPU102を含んでおり、CPU102は、オペレーティング・システム(OS)を機能させて、アプリケーション・プログラムを実行させ、本実施形態の画像形成装置100を各種機能手段として機能させている。OSは、特に限定されるものではないが、好ましいOSとしては、LINUX(登録商標)を挙げることができる。
CPU102は、ノースブリッジ(NB)103を介してプロセスメモリ104に接続されており、OSや各種アプリケーションの実行を可能とする。ノースブリッジ103は、PCIバスホストを備えており、PCIバス108を介して各種デバイス110との間のデータ通信を制御している。また、制御部101は、サウスブリッジとしてASIC106を搭載しており、NVRAMといったメモリなどの記憶装置105や、ハードディスク装置107といった固定記憶装置との間のデータ通信を可能としている。
ASIC106は、シリアルバスまたはパラレルバスなど適切なバスラインを介して所謂オペレーション・パネルとして本体のみやすいところに設置される操作部112を制御し、操作部112からの指令を受領してCPU102に適切な処理を実行させている。操作部112は、LCDパネルを含んでいて、ユーザ・インタフェースを提供する。また、ASIC106は、PCIバスブリッジ(図示せず)を含んでおり、ターゲットデバイスとして機能する、ファックス制御ユニット113、プロッタユニット、スキャナユニットなどのエンジンや他のハードウェア資源といった機能ユニット114との間のデータ通信および制御を可能としている。
ファックス制御ユニット113は、ファクシミリ機能を提供するエンジンを構成し、G3、G4などの通信プロトコルによって公衆電話網またはインターネットなどを介してファクシミリサービスを提供する。プロッタは、電子写真法式の画像形成エンジンを意味し、各種データのハードプリントを行うエンジンである。さらにスキャナは、原稿台に配置された原稿画像をCCDアレイなどにより読み取ってデジタルデータを生成し、ファクシミリエンジン、プロッタエンジンなどによる処理やデータストレージ処理を可能とさせている。さらに画像形成装置100は、CPU102によって機能されるその他のハードウェア資源を実装するが、本実施形態では、その構成の主要部を構成しないので詳細な説明は省略する。
図2は、本実施形態の画像形成装置100の機能ブロック200を示す。画像形成装置100は、メインシステム210とサブシステム220とを含んで構成されており、メインシステム210は、画像形成装置100の主な機能を提供し、サブシステム220は、画像形成装置100の省エネ遷移および復帰を管理している。メインシステム210は、アプリケーション層211、ミドルウェア層212、エンジン層213を含んで構成されている。また、画像形成装置100は、省エネルギー遷移および復帰を管理するサブシステム220を含んでいる。アプリケーション層211は、UIアプリケーション(以下、単にアプリとして参照する。)スキャンアプリ、プリンタアプリ、コピーアプリ、Webアプリなどを含んで構成でき、UIアプリが提供するユーザ・インタフェースを介してユーザに各種機能を提供することを可能としている。
アプリケーション層211は、適切なアプリケーション・プログラム・インタフェース(API)を介してミドルウェア層212とデータ通信を行うことで、各種処理の結果をミドルウェア層212に渡している。ミドルウェア層212は、画像形成装置100により提供される機能を機能ごとに振り分けて記載しており、システム制御サービス、エンジン制御サービス、メモリ制御サービス、ネットワーク制御サービス、ユーザ制御サービス、および認証制御サービスなどの機能を、ユーザからの指令を受領して各種アプリに渡し、また各種アプリの処理結果を各種エンジンに渡す機能を提供する。なお、本実施形態のネットワーク制御サービスとは、イーサネット(登録商標)など、外部機器との間の通信の他、PCIバスブリッジを含むネットワーク制御を含む機能手段を意味する。
ミドルウェア層212は、各種の割込みを使用してOSを含んで構成されるカーネルにより制御されており、それぞれのドライバなどにより構成されるエンジンI/Fを介してエンジン層213との間でデータ通信および動作制御を可能とする。エンジン層213は、プロッタエンジン、スキャナエンジン、ファクシミリエンジン、NIC、HDDなどの他ハードウェアのためのエンジンを含んで構成でき、各アプリによる実行結果を使用して印刷、画像データ、ファクシミリ通信、インターネット通信などの外部入出力を可能とする。
さらに、図2に示す本実施形態の画像形成装置100は、省エネ管理機能を備え、当該機能がサブシステム220として実装されている。サブシステム220は、メモリ制御サービス221、フィルタリング制御サービス222およびドライバ223を備えており、その機能階層としてはミドルウェア層212の機能を提供する。
メモリ制御サービス221は、画像形成装置100が省エネモードにある場合に処理することが指定されている機能を提供するために使用する、RAMなどへのメモリアクセス制御や給電制御を行う機能を有し、省エネモードにおけるメモリアロケーションを管理する省エネメモリ制御サービスを含んで構成されている。また、フィルタリング制御サービス222は、外部からの要求があった場合、省エネモードのままで応答する要求か、または省エネモードから復帰して応答しなければならない要求かをフィルタリングする機能を有する。さらに、ドライバ223は、メインシステム210と一部が共用され、省エネモードで応答するべきと判定された要求をメインシステム210の状態を省エネモードとしたままで、指定された機能を提供するために使用される。具体的には例えば、ネットワーク通信におけるイーサネット(登録商標)・ドライバやPCIドライバなどを挙げることができる。
本実施形態の画像形成装置100は、以上の構成によって、省エネモードにおける指定された応答を可能とする。なお、サブシステム220の電源は、充電可能な蓄電池などとすることができるし、また、サブシステム220だけに選択的に電力を供給する電源とすることもできる。
図3は、本実施形態の画像形成装置100の状態遷移図を示す。状態310は、画像形成装置100が所謂通常モードで動作している場合の状態図であり、状態320は、省エネモードの状態図である。通常モードでは、画像形成装置100は、イベントE1でユーザが電源キーを押下げすると、待機状態(パネルON)に遷移する。また、待機状態にある画像形成装置100に対してイベントE2:移行要求があると、画像形成装置100は、要求に対応するために印刷可能状態に遷移する。一方、印刷可能状態のままタイマ設定期間が経過するとイベントE3でタイマ満了イベントが発生し、静音状態に遷移する。
また、静穏状態には、待機状態において、省エネONタイマ満了などのイベントE4の発生により静穏状態に遷移する。また静穏状態は、イベントE5で待機状態に遷移する。イベントE5は、例えば、省エネOFF、ADFに原稿セットされるなどのタイマイベントやユーザ操作のセンサ検出イベントなどを挙げることができる。また、静穏状態からは、HDDアクセスなどの解除イベントE6で印刷可能状態に遷移する。
また、静音状態からは、イベントE7の内部タイマー満了イベントでエンジンOFF状態に遷移する。エンジンOFF状態は、定着器や帯電器などの電力消費の大きな機器は休止している状態である。一方、イベントE8でユーザからの印刷要求やファクシミリ受信などのイベントを受領すると、エンジンOFF状態は、印刷可能状態(パネルOFF)に遷移する。エンジンOFF状態は、また、定時設定などの内部タイマー満了などのイベントE7により、待機状態に遷移する。エンジンOFF状態は、イベントE9の内部タイマー満了イベントが発生すると、本実施形態における省エネ状態に遷移する。省エネ状態は、メインシステムの定着器、帯電器、操作パネル、HDDディスクなどの各要素に対して通電されていない状態であり、CPUが最小の消費電力状態とされ、またメモリにデータが保存されただけの状態である。
この間、ユーザ操作の受領、メインシステムの各センサなどの状態検出、ネットワークアクセスを受領するなどのイベントE10が発生すると、画像形成装置100は、サブシステム220からの復帰指令を受領して印刷可能状態や待機状態に遷移する。本実施形態は、イベントE10におけるサブシステム220からの復帰指令の発生要因をユーザが任意に設定可能とする。
図4は、本実施形態の画像形成装置100の省エネ復帰条件設定のシーケンスを示す。図4に示すように、ユーザは、S1で画像形成装置100に対してログイン操作を行い、ユーザIDやパスワードなどの識別情報をパネルユーザ・インタフェース400(以下、パネルUI400として参照する。)から入力する。識別情報を受領したパネルUI400は、S2でユーザ情報制御サービス401に識別情報を送付する。ユーザ情報制御サービス401は、S3で認証情報を認証制御サービス402に渡し、ユーザの認証を依頼する。
認証制御サービス402は、認証依頼の結果を、ユーザ情報制御サービス401に返し、ユーザ情報制御サービス401は、パネルUI400に認証結果を戻し、ユーザによる画像形成装置100の使用を制御している。以下の実施形態では、ユーザが認証されたものとして説明を行う。次いで図4では、ユーザがS4で省エネ対応機能をパネルUI400を使用して指定する。省エネ対応機能の入力を受領したパネルUI400は、S5で設定をネットワーク制御サービス403に送付し、S6で、ネットワーク制御サービス403が、NVRAM404に省エネ設定情報を登録する。
NVRAM404は、登録が完了すると、登録完了の報告をネットワーク制御サービス403に返し、ネットワーク制御サービス403は、パネルUIに登録完了を通知し、ユーザによる省エネモード設定のトランザクションを完了させる。
図5は、図4のシーケンス図のS4でユーザにパネルUIが表示する、設定画面500の実施形態である。設定画面500には、省エネ状態時に省エネ状態のまま対応させる機能のリスト510が表示されている。ユーザは、例えば、処理1では、省エネモード時にPING要求があった場合に、画像形成装置100を通常モードに復帰させることなく、応答することを希望し、「対応要否」を設定するカラムの「Yes」のラジオボタンおよび「復帰要因指定」を設定するカラムの「ならない」のラジオボタンをそれぞれチェックする。
また、処理2のSNMPプロトコルのMIB取得要求に関しては、「対応要否」カラムの「No」ラジオボタンがチェックされており、省エネモード時には、SNMPのMIB取得要求には応答しない設定とされている。また、処理3のWebUI接続要求については省エネモードでも対応し、これが復帰要因にならないことが設定されている。
さらに、設定画面500は、ユーザによって指定可能な、省エネモードでの最大電力量を指定可能な入力フィールド513を備えている。本実施形態では、デフォルト設定として例えば、10Wなどの値を設定しておき、ユーザが明示的に最大の電力消費量を入力した場合に、最大に近い機能を自動的に選択して、設定画面500に表示させることができる。ユーザが設定した当該最大電力量も、設定値としてNVRAM404などに登録される。
ユーザは、各種設定を反映して終了させる場合、「選択ボタン」511をタッチまたはクリックする。一方、設定を反映することなく終了させる場合、「キャンセルボタン」512をタッチまたはクリックする。以上のユーザ操作により、画像形成装置100に対して省エネモードで実行させるべき機能がユーザにより指定できる。なお、NVRAM404には、リスト510の形式で登録することもできるし、適宜、CSVや、スペース区切りなどのフォーマットで記録し、パネルUI400に表示させる場合に、リスト形式で表示させても良い。
図6は、本実施形態の画像形成装置100が省エネモードに遷移する場合のシーケンス図である。図6のシーケンスでは、S10でシステム制御サービス600がネットワーク制御サービス403に対して省エネ移行を要求する。ネットワーク制御サービス403は、省エネ移行を登録するトグルフラグなどに省エネ移行を登録した後、NVRAM404にアクセスし、S11でリスト510をルックアップして省エネ移行時の動作設定を確認し、S12で、設定情報を取得し、ネットワーク制御サービス403に設定情報を通知する。
その後、ネットワーク制御サービス403は、S13で設定情報に基づいて、省エネモードから復帰させるか否かを指定するフィルタ情報を作成し、フィルタ情報をサブシステム220に送付する。サブシステム220は、フィルタ情報をRAMなどに格納すると、設定完了通知をネットワーク制御サービス403に渡す。ネットワーク制御サービス403は、S14で画像形成装置100が依然として省エネ移行状態であることを省エネ遷移を示すトグルフラグを確認し、省エネ遷移状態が維持されていると判定した場合、S15で省エネ遷移をサブシステム220に通知する。
ネットワーク制御サービス403は、サブシステム220からの通知を受領すると、S16で省エネ遷移完了通知をシステム制御サービス600に発行する。システム制御サービス600は、S17でカーネル601に対して省エネ遷移処理を開始を通知し、画像形成装置100を省エネ状態に遷移させる。省エネ状態に遷移した後、画像形成装置100への外部からのアクセスは、サブシステム220がフィルタ情報を使用して管理する。
図7は、本実施形態のサブシステム220と、クライアントPC700との間のトランザクションのシーケンス図である。クライアントPC700は、S20で画像形成装置100にPINGの実行を依頼する。サブシステム220は、依頼を受領すると、フィルタ情報をルックアップしてS21で依頼された処理が省エネモードからの復帰が必要か否かを判断する。
説明する実施形態では、クライアントPC700からのPINGが送付された場合なので、サブシステム220は、S23で、省エネモードのままでICMP応答を作成し、クライアントPC700にICMP応答を返す。以上の処理によって、画像形成装置100は、省エネモードのままで応答するべき処理を判断し、省エネ要求のメリットと、提供能力減少のデメリットをバランスさせることが可能となる。
図8は、クライアントPC700が印刷の要求を発行する場合の実施形態を示す。クライアントPC700は、S30で印刷要求を発行すると、サブシステム220は、S31で省エネモードからの復帰を判断し、この実施形態の場合、省エネからの復帰が必要であると判断する。サブシステム220は、説明する実施形態の場合、S32でカーネル601に通知を行い、メインシステムを起動するように指令する。
カーネル601は、サブシステム220からの指令を受領してS33で、電源ONを検出し、S34で、システム制御サービス600に電源ONの検出を通知する。システム制御サービス600は、当該通知を受領してS35で、ネットワーク制御サービス403に省エネからの復帰を指令する。ネットワーク制御サービス403は、S36でメインシステム起動完了をサブシステム220に通知し、S37で、ログ作成などの目的で復帰要因を取得し、システム制御サービス600に復帰要因を渡す。
サブシステム220は、S38でジョブ(印刷)実行をカーネル601に指令し、カーネル601は、S39でネットワーク制御サービス403にジョブ(印刷)実行を指令し、ネットワーク制御サービス403は、S40でジョブ(印刷)実行をGPS(Graphic Plot Service)800に指令すると、GPS800は、S41で印刷を実行し、クライアントPC700に印刷状態を通知して処理を終了する。
図9は、本実施形態のメインシステムおよびサブシステムのメモリアロケーション900を示す。メインシステム910は、記憶手段としてRAM911、912を搭載している。また、サブシステムA920は、記憶手段としてRAM921、922を搭載し、サブシステムB930は、RAM931、932を搭載する。通常モードでは、充分な電力供給環境でメインシステムのRAM911、912が処理を可能とする。一方、サブシステム920、930は、省エネモードにおける制限された電力消費で省エネモード中でのアクセスを処理する必要がある。また、RAMといった記憶手段は、その電力消費も記憶能力に依存して増大する傾向にあるので、サブシステム920、930は省エネモード中のメモリ使用効率を最適化することで、消費電力と提供機能の最大化をバランスさせる。
この目的で、本実施形態のサブシステム220は、省エネメモリ制御サービス940を実装する。なお、省エネメモリ制御サービス940は、サブシステム220の内部モジュールとされていても良いし、また省エネモードで特有に機能する別のモジュールとして実装されていても良い。省エネメモリ制御サービス940は、サブシステム220のRAM921、922〜931、932の容量を登録するテーブルと、メモリの使用率モニタを含んで構成されている。サブシステム220は、外部からのアクセスがあると、容量の小さなRAM、例えば、図8の実施例で、RAM921<RAM922<RAM931<RAM932の順で記憶容量が増大するものとすると、省エネモードでは、RAM921をデフォルト動作させて、消費電力の最小化を行っている。ただし、省エネモードでの外部アクセスが常にPING応答や、SNMPなどのフィルタリングの処理ばかりとは限らず、画像形成装置100をゲートウェイ・サーバとしてウェブ・アクセスが要求される場合もある。
この様な場合、ダウンロードするべきファイルが大きな場合もあるので、最小容量のRAM921だけでは、対応しきれない場合もある。省エネメモリ制御サービス940は、好ましい実施形態では、メモリ使用率に応じて起動するRAMの数または個数を制御する。また他の実施形態では、同一の容量のRAMを使用し、使用率に応じて起動させるRAMの個数を増減する用にアロケーションすることもできる。図10は、省エネメモリ制御サービス940が実行するメモリ制御の実施形態1000を示す。
省エネメモリ制御サービス940は、省エネモードではデフォルト設定として最小容量のRAM921を動作させている。外部からアクセスがあり、RAM921が処理を始めると、省エネメモリ制御サービス940は、RAM921のメモリ使用率をモニタし、例えば、RAM921のメモリ少量が設定した上限、例えば80%を超えると、RAM921に加え、RAM922に対して電力を供給し、動作させるようにメモリアロケーションを修正する。この結果、省エネモードにおける消費電力はRAM922の動作分だけ増加するものの、RAM921だけで対応しきれない場合にメモリオーバーフローにより処理結果が失われる不都合を回避することができる。
さらにRAM921およびRAM922の使用率も設定した上限値を超えると、RAM931が起動され、省エネモードにおける処理種類と、省エネモードの消費電力制御と、処理効率とをバランスさせている。本実施形態における省エネメモリ制御サービス940によるメモリアロケーションと、消費電力1010との関係を示す。消費電力1010は、RAM921がデフォルトで動作し、RAM921のメモリ使用量が設定した上限値を超えるとライン1021で示すようにRAM922がバックアップとして通電動作され、RAM921およびRAM922の使用率が設定した上限を超えると、ライン1022で示すようにRAM923がバックアップとして起動される。RAMの動作数、すなわち記憶容量の増加につれて増大することになるものの、その分省エネモードにおける対応可能な処理を拡大し、またメモリオーバーフローによる処理結果が失われる無駄を防止している。
以上のように、本発明は、省エネモードにおいて画像形成装置が応答するべき機能をユーザが設定することを可能とすることで、省エネモードの利用性を、その省エネルギーの要請に応えつつ改善した画像形成装置、電力消費制御方法、およびプログラムを提供することができる。
これまで本発明を図面に示した実施の形態および具体的な実施例に基づいて説明してきたが、本発明は、実施形態に限定されるものではなく、追加、変更、別実施例など当業者により想到される範囲で、本発明の効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
100 画像形成装置
101 制御部
102 CPU
103 ノースブリッジ
104 プロセスメモリ
105 記憶装置
106 ASIC
107 ハードディスク装置
108 PCIバス
110 デバイス
112 操作部
113 ファックス制御ユニット
114 機能ユニット
200 機能ブロック
210 メインシステム
211 アプリケーション層
212 ミドルウェア層
213 エンジン層
220 サブシステム
221 メモリ制御サービス
222 フィルタリング制御サービス
223 ドライバ
特開2011−142577号公報

Claims (7)

  1. 画像形成装置の全機能を提供するための通常モードと、前記画像形成装置の一部分に電力が供給される省エネモードとを備える画像形成装置であって、前記画像形成装置は、
    前記省エネモードを維持して処理可能な機能を設定する手段と、
    前記設定された省エネモードで処理可能な機能の設定を管理する手段と、
    省エネモードにおいて外部から前記画像形成装置に対してアクセスがあった場合、当該アクセスを前記設定にしたがって、フィルタする手段と、
    前記省エネモードに遷移している期間中、記憶手段の使用率に応答して前記記憶手段のメモリアロケーションを修正するため、前記記憶手段の使用率をモニタする手段と
    を備え、
    前記フィルタする手段は、前記省エネモードの期間中、前記設定を使用して前記アクセスを処理するために前記省エネモードを継続させるか、または前記通常モードに復帰させ
    画像形成装置。
  2. 前記省エネモードを維持して処理可能な機能を設定する手段は、前記省エネモードで消費させる最大電力を指定する手段を備え、前記最大電力で提供できる最適な機能を選択して設定画面上に提示する、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記記憶手段は、記憶容量の異なる複数の前記記憶手段を備え、前記画像形成装置は、前記省エネモードでデフォルトで動作する前記記憶手段の使用率が設定値を超える場合に、追加の記憶手段に電力を供給するように前記メモリアロケーションを修正する、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. フォルトで動作する前記記憶手段は、複数の前記記憶手段のうち最小の記憶容量であり、前記メモリアロケーションによって前記省エネモードでの記憶手段の利用効率および処理効率を修正する、請求項1〜のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 画像形成装置の全機能を提供するための電源が供給される通常モードと、前記画像形成装置の一部分に電力が供給される省エネモードとを備える画像形成装置の省エネ制御方法であって、前記省エネ制御方法は、
    ユーザから省エネモードを維持して処理可能な機能の設定を受領するテップと、
    前記設定された省エネモードで処理可能な機能の設定を登録するステップと、
    省エネモードにおいて外部から前記画像形成装置に対してアクセスがあった場合、当該アクセスを前記設定にしたがってフィルタするステップと、
    前記省エネモードに遷移している期間中、記憶手段の使用率に応答して前記記憶手段のメモリアロケーションを修正するため、前記記憶手段の使用率をモニタするステップと
    前記省エネモードの期間中、前記設定を使用して前記アクセスを処理するために前記省エネモードを継続させるか、または前記通常モードに復帰させるを判断するステップと
    を含む、省エネ制御方法。
  6. 前記省エネモードを維持して処理可能な機能の設定を受領するステップは、
    さらに前記省エネモードで消費させる最大電力を受領するステップと、
    前記最大電力で提供できる最適な機能を選択して設定画面上に提示するステップとを含む、請求項5に記載の省エネ制御方法。
  7. 画像形成装置を、請求項1〜のいずれか1項に記載の機能手段として機能させる、装置実行可能なプログラム。
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