JP2000339115A - ネットワーク印刷システムおよびネットワーク印刷方法 - Google Patents

ネットワーク印刷システムおよびネットワーク印刷方法

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JP2000339115A
JP2000339115A JP11149860A JP14986099A JP2000339115A JP 2000339115 A JP2000339115 A JP 2000339115A JP 11149860 A JP11149860 A JP 11149860A JP 14986099 A JP14986099 A JP 14986099A JP 2000339115 A JP2000339115 A JP 2000339115A
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Kenichiro Tomitaka
謙一郎 冨高
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、どのプリンタに印刷すれば印刷効
率がよいのかという判断を行い、もっとも印刷効率のよ
いプリンタを選択でき、もっとも印刷効率のよいプリン
タから印刷できるネットワーク印刷システムおよびネッ
トワーク印刷方法を提供することを課題とする。 【解決手段】 プリンタ状態管理部５は、プリンタ７ａ
〜７ｃからのステータス情報によって各プリンタ７ａ〜
７ｃそれぞれの稼動状態を把握して管理を行い、印刷優
先度判定部６は、クライアント１ａ〜１ｃからサーバ２
に印刷ジョブが送信され、印刷要求が出されると、プリ
ンタ状態管理部５で管理している各プリンタ７ａ〜７ｃ
の稼働状態を元に、プリンタ７ａ〜７ｃの優先度を判定
して、クライアント１ａ〜１ｃからの印刷ジョブを印刷
する出力先プリンタをプリンタ７ａ〜７ｃのいずれにす
るかを選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク印刷
システムおよびネットワーク印刷方法に関し、特にネッ
トワークの接続されている複数のプリンタの状態を検出
して印刷効率のよいプリンタを選択するネットワーク印
刷システムおよびネットワーク印刷方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、特開平１０−１８７３７３号公報
に記載されているように、ネットワーク上に接続された
複数のプリンタが省電力モード中か否かの検知する手段
を設け、クライアントに省電力モード中のプリンタを伝
達するシステムが提案されている。
【０００３】しかしながら、従来技術には、省電力モー
ド中のプリンタを伝達されても、どのプリンタで印刷す
れば印刷効率がよいのかという判断は、操作者に委ねら
れており、結局どのプリンタを選択すればよいのか決定
できず、初期設定のプリンタから印刷をしてしまうとい
う問題点があった。
【０００４】本発明は斯かる問題点を鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、どのプリンタに印
刷すれば印刷効率がよいのかという判断を行い、もっと
も印刷効率のよいプリンタを選択でき、もっとも印刷効
率のよいプリンタから印刷できるネットワーク印刷シス
テムおよびネットワーク印刷方法を提供する点にある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
すべく、以下に掲げる構成とした。請求項１記載の発明
の要旨は、複数のクライアントと、複数のプリンタとが
接続され、前記クライアントからの印刷ジョブを前記複
数のプリンタのいずれかで印刷するネットワーク印刷シ
ステムであって、前記複数のプリンタの稼働状態をそれ
ぞれ検出する稼働状態検出手段と、該稼働状態検出手段
により検出された前記複数のプリンタのそれぞれの稼働
状態に基づいて前記複数のプリンタのそれぞれの優先度
を判定する優先度判定手段と、該優先度判定手段により
判定された前記複数のプリンタのそれぞれの優先度に応
じて前記クライアントからの前記印刷ジョブを印刷する
前記プリンタを前記複数のプリンタの中から選択するプ
リンタ選択手段とを具備することを特徴とするネットワ
ーク印刷システムに存する。また請求項２記載の発明の
要旨は、前記稼働状態検出手段は、前記複数のプリンタ
のそれぞれが電源が入っているか否かを検出させ、前記
プリンタ選択手段は、前記電源の入っていない前記プリ
ンタを選択させないことを特徴とする請求項１記載のネ
ットワーク印刷システムに存する。また請求項３記載の
発明の要旨は、前記稼働状態検出手段は、前記複数のプ
リンタのそれぞれが印刷中か否かを検出させ、前記優先
度判定手段は、前記印刷中の前記プリンタより前記印刷
中でない前記プリンタの優先度を高く判定させることを
特徴とする請求項１又は２記載のネットワーク印刷シス
テムに存する。また請求項４記載の発明の要旨は、前記
稼働状態検出手段は、前記複数のプリンタのそれぞれが
前記印刷ジョブをスプール中か否かを検出させ、前記優
先度判定手段は、前記スプール中の前記プリンタより前
記スプール中でない前記プリンタの優先度を高く判定さ
せることを特徴とする請求項１乃至３のいずれかに記載
のネットワーク印刷システムに存する。また請求項５記
載の発明の要旨は、前記稼働状態検出手段は、前記複数
のプリンタのそれぞれが省電力モードか否かを検出さ
せ、前記優先度判定手段は、前記省電力モードの前記プ
リンタより前記省電力モードでない前記プリンタの優先
度を高く判定させることを特徴とする請求項１乃至４の
いずれかに記載のネットワーク印刷システムに存する。
また請求項６記載の発明の要旨は、前記プリンタ選択手
段は、前記優先度判定手段により判定された優先度が同
じ前記プリンタが複数存在する場合には、前記クライア
ントによる前記プリンタの指定を優先させることを特徴
とする請求項１乃至５のいずれかに記載のネットワーク
印刷システムに存する。また請求項７記載の発明の要旨
は、前記プリンタ選択手段により選択された前記プリン
タと、前記クライアントにより指定された前記プリンタ
とが異なる場合に、前記プリンタ選択手段により選択さ
れた前記プリンタの情報を前記クライアントに通知させ
る選択情報通知手段を具備することを特徴とする請求項
１乃至６のいずれかに記載のネットワーク印刷システム
に存する。また請求項８記載の発明の要旨は、前記選択
情報通知手段は、前記プリンタ選択手段により選択され
た前記プリンタの名称および前記稼働状態を通知させる
ことを特徴とする請求項１乃至７のいずれかに記載のネ
ットワーク印刷システムに存する。また請求項９記載の
発明の要旨は、前記クライアントからの指示によって前
記プリンタ選択手段による前記プリンタの選択より前記
クライアントによる前記プリンタの指定を優先させるプ
リンタ指定優先手段を具備することを特徴とする請求項
１乃至８のいずれかに記載のネットワーク印刷システム
に存する。また請求項１０記載の発明の要旨は、複数の
クライアントと、複数のプリンタとが接続され、前記ク
ライアントからの印刷ジョブを前記複数のプリンタのい
ずれかで印刷するネットワーク印刷方法であって、前記
複数のプリンタの稼働状態をそれぞれ検出し、該検出し
た前記複数のプリンタのそれぞれの稼働状態に基づいて
前記複数のプリンタのそれぞれの優先度を判定し、該判
定した前記複数のプリンタのそれぞれの優先度に応じて
前記クライアントからの前記印刷ジョブを印刷する前記
プリンタを前記複数のプリンタの中から選択することを
特徴とするネットワーク印刷方法に存する。また請求項
１１記載の発明の要旨は、前記稼働状態として前記複数
のプリンタのそれぞれが電源が入っているか否かを検出
し、前記電源の入っていない前記プリンタを選択しない
ことを特徴とする請求項１０記載のネットワーク印刷方
法に存する。また請求項１２記載の発明の要旨は、前記
稼働状態として前記複数のプリンタのそれぞれが印刷中
か否かを検出し、前記印刷中の前記プリンタより前記印
刷中でない前記プリンタの優先度を高く判定することを
特徴とする請求項１０又は１１記載のネットワーク印刷
方法に存する。また請求項１３記載の発明の要旨は、前
記稼働状態として前記複数のプリンタのそれぞれが前記
印刷ジョブをスプール中か否かを検出し、前記スプール
中の前記プリンタより前記スプール中でない前記プリン
タの優先度を高く判定することを特徴とする請求項１０
乃至１２のいずれかに記載のネットワーク印刷方法に存
する。また請求項１４記載の発明の要旨は、前記稼働状
態として前記複数のプリンタのそれぞれが省電力モード
か否かを検出し、前記省電力モードの前記プリンタより
前記省電力モードでない前記プリンタの優先度を高く判
定することを特徴とする請求項１０乃至１３のいずれか
に記載のネットワーク印刷方法に存する。また請求項１
５記載の発明の要旨は、前記判定した優先度が同じ前記
プリンタが複数存在する場合には、前記クライアントに
よる前記プリンタの指定を優先することを特徴とする請
求項１０乃至１４のいずれかに記載のネットワーク印刷
方法に存する。また請求項１６記載の発明の要旨は、前
記選択した前記プリンタと、前記クライアントにより指
定された前記プリンタとが異なる場合に、前記選択した
前記プリンタの情報を前記クライアントに通知すること
を特徴とする請求項１０乃至１５のいずれかに記載のネ
ットワーク印刷方法に存する。また請求項１７記載の発
明の要旨は、前記クライアントへの前記通知として前記
選択した前記プリンタの名称および前記稼働状態を通知
することを特徴とする請求項１０乃至１６のいずれかに
記載のネットワーク印刷方法に存する。また請求項１８
記載の発明の要旨は、前記クライアントからの指示によ
って前記プリンタの選択より前記クライアントによる前
記プリンタの指定を優先することを特徴とする請求項１
０乃至１７のいずれかに記載のネットワーク印刷方法に
存する。また請求項１９記載の発明の要旨は、請求項１
０乃至１８のいずれかに記載のネットワーク印刷方法を
実行可能なプログラムが記憶されている記憶媒体に存す
る。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【０００７】（第１実施形態）図１は、本発明に係るネ
ットワーク印刷システムの第１実施形態の構成を示すブ
ロック図である。
【０００８】第１実施形態は、各クライアント１ａ〜１
ｃと、サーバ２と、プリンタ７ａ〜７ｃとがネットワー
ク８に接続され、クライアント１ａ〜１ｃからサーバ２
経由でプリンタ７ａ〜７ｃに印刷する。
【０００９】クライアント１ａ〜１ｃはネットワーク８
に接続されたコンピュータ等のＰＣで、文字情報もしく
は画像情報からなる印刷ジョブをサーバ２に送信するこ
とで印刷要求を行う。
【００１０】サーバ２は、データ送受信部３と、印刷ジ
ョブ管理部４と、プリンタ状態管理部５と、印刷優先度
判定部６とからなり、プリンタ７ａ〜７ｃの状態管理、
クライアント１ａ〜１ｃから送信されてきた印刷ジョブ
の制御を行う。
【００１１】データ送受信部３は、クライアント１ａ〜
１ｃからの印刷ジョブを受信するするとともにクライア
ント１ａ〜１ｃとの間でステータス情報の情報交換を行
う。また、プリンタ７ａ〜７ｃへ印刷ジョブを送信する
とともにプリンタ７ａ〜７ｃのそれぞれのステータス情
報を受信する。
【００１２】印刷ジョブ管理部４は、印刷優先度判定部
６の判定結果により選択されたプリンタに印刷ジョブを
送信するようにデータ送受信部３に指示する。
【００１３】プリンタ状態管理部５は、データ送受信部
３を介してプリンタ７ａ〜７ｃとのステータス情報の交
信を定期的に行い、プリンタ７ａ〜７ｃからのステータ
ス情報によって各プリンタ７ａ〜７ｃそれぞれの稼動状
態を把握して管理を行う。稼働状態とは、プリンタの電
源が電源ＯＮかＯＦＦか、印刷中かスプール中か印刷し
ていないか、省電力モード中か否か等のことである。
【００１４】印刷優先度判定部６は、クライアント１ａ
〜１ｃからサーバ２に印刷ジョブが送信され、印刷要求
が出されると、プリンタ状態管理部５で管理している各
プリンタ７ａ〜７ｃの稼働状態を元に、プリンタ７ａ〜
７ｃの優先度を判定して、クライアント１ａ〜１ｃから
の印刷ジョブを印刷する出力先プリンタをプリンタ７ａ
〜７ｃのいずれにするかを選択する。
【００１５】プリンタ７ａ〜７ｃは、共通のプリンタド
ライバを使用しており、データ送受信部３を介してサー
バ２のプリンタ状態管理部５にステータス情報を送信
し、稼働状態を通知する。
【００１６】次に第１実施形態の動作を図２に基づいて
詳細に説明する。図２は、本発明に係るネットワーク印
刷システムの第１実施形態の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【００１７】クライアント１ａ〜１ｃからの印刷ジョブ
を受信し、印刷要求を受けると、まず印刷優先度判定部
６は、サーバ２が管理しているプリンタ７ａ〜７ｃにつ
いて、プリンタ７ａから順次優先度の判定を行う。
【００１８】まず、プリンタ状態管理部５が管理してい
るプリンタ７ａの稼働状態を元に、プリンタ７ａの電源
がＯＮか否か判定を行う。プリンタ７ａの電源がＯＦＦ
の場合には、プリンタ７ａの判定を終了し、サーバ２が
管理する全てのプリンタのチェックが完了したか否かの
判定に進み、プリンタ７ｂの優先度の判定を行い、プリ
ンタ７ａの電源がＯＮの場合には、プリンタ７ａが印刷
中もしくは印刷ジョブをスプール中か否かの判定に進
む。プリンタ７ａが印刷中もしくは印刷ジョブをスプー
ル中の場合には、プリンタ７ａの優先度を優先度Ｃと判
定し、サーバ２が管理する全てのプリンタのチェックが
完了したか否かの判定に進み、プリンタ７ｂの優先度の
判定を行う。プリンタ７ａが印刷中もしくは印刷ジョブ
をスプール中でない場合には、プリンタ７ａが省電力モ
ード中か否かの判定に進む。プリンタ７ａが省電力モー
ド中の場合には、プリンタ７ａの優先度を優先度Ｂと判
定し、プリンタ７ａが省電力モード中でない場合には、
プリンタ７ａの優先度を優先度Ａと判定し、いずれの場
合にもサーバ２が管理する全てのプリンタのチェックが
完了したか否かの判定に進み、プリンタ７ｂの優先度の
判定を行う。
【００１９】このようにして全てのプリンタ７ａ〜７ｃ
のチェックすなわち優先度の判定が完了した場合には、
印刷優先度判定部６は、判定した優先度によってクライ
アント１ａ〜１ｃからサーバ２に送信された印刷ジョブ
を印刷するプリンタを選択する。
【００２０】まず優先度Ａのプリンタが有るか否かを判
定し、優先度Ａのプリンタが有る場合には、優先度Ａの
プリンタを選択する。優先度Ａのプリンタが複数有る場
合は、オペレータが選択した印刷先プリンタを優先す
る。次に優先度Ａのプリンタが無い場合には、優先度Ｂ
のプリンタが有るか否かを判定し、優先度Ｂのプリンタ
が有る場合には、優先度Ｂのプリンタを選択しする。次
に優先度Ｂのプリンタが無い場合には、優先度Ｃのプリ
ンタが有るか否かを判定し、優先度Ｃのプリンタが有る
場合には、優先度Ｃのプリンタを選択する。優先度Ｃの
プリンタが無い場合には、電源ＯＮのプリンタが無いこ
とになり、印刷できないことをオペレータに通知する。
なお、優先度Ｂあるいは優先度Ｃのプリンタが複数有る
場合には、優先度Ａと同様にオペレータが選択した印刷
先プリンタを優先する。
【００２１】次に印刷ジョブ管理部４は、印刷優先度判
定部６により選択されたプリンタすなわち印刷先プリン
タに印刷ジョブを送信するようにデータ送受信部３に指
示し、データ送受信部３は、クライアント１ａ〜１ｃか
らサーバ２に送信された印刷ジョブを印刷先プリンタに
送信し、印刷先プリンタは、受信した印刷ジョブを印刷
する。
【００２２】以上説明したように、本発明の第１実施形
態によれば、印刷効率がよいプリンタの優先度を判定
し、もっとも印刷効率のよいプリンタを選択できるた
め、もっとも印刷効率のよいプリンタから印刷でき、例
えばサーバに接続された複数のプリンタの中で、印刷中
でなく省電力モード中のプリンタと、印刷中でなく省電
力モード中ではないプリンタが有る場合に、後者のプリ
ンタに印刷されるので、前者のプリンタは省電力モード
を継続できるため、プリンタの省電力状態を不必要に解
除することが無く、同程度の電力消費量のプリンタを使
用しているネットワーク環境においてはプリントシステ
ム全体として省電力の効率化を実現できるという効果を
奏する。
【００２３】なお、第１実施形態では、全てのプリンタ
７ａ〜７ｃの優先度を参照して印刷ジョブを印刷するプ
リンタを選択するようにしたが、プリンタ７ａ〜７ｃの
優先度を順次参照して、優先度Ａのプリンタが見つかっ
た時点で、全てのプリンタをチェックすること無く、優
先度Ａのプリンタを選択するようにしてもよい。
【００２４】（第２実施形態）図３は、本発明に係るネ
ットワーク印刷システムの第２実施形態の構成を示すブ
ロック図である。
【００２５】第２実施形態は、図３に示すように、第１
実施形態のネットワーク印刷システムのサーバ２に設け
られていたデータ送受信部３と、印刷ジョブ管理部４
と、プリンタ状態管理部５と、印刷優先度判定部６とを
各クライアント１ａ〜１ｃに設けたもので、その他の構
成および動作は、第１実施形態と同様である。
【００２６】第２実施形態によれば、プリンタの優先度
の判定および選択をクライアントで行うため、サーバに
負担をかけないという効果を奏する。
【００２７】（第３実施形態）図４は、本発明に係るネ
ットワーク印刷システムの第３実施形態の構成を示すブ
ロック図である。
【００２８】第３実施形態は、第１実施形態のネットワ
ーク印刷システムのサーバ２に選択したプリンタの通知
機能を追加したものであり、図４に示すように、印刷先
プリンタ通知部９がサーバ２に追加され、その他の構成
および動作は、は、第１実施形態と同様である。
【００２９】印刷先プリンタ通知部９は、印刷優先度判
定部６において印刷先プリンタが選択された後、印刷ジ
ョブ管理部４から印刷先プリンタの情報を受信し、印刷
先プリンタがオペレータが選択した印刷先プリンタと異
なる場合には、データ送受信部３を介して印刷要求を行
ったクライアント１ａ〜１ｃに印刷先プリンタ名および
印刷先プリンタの稼働状態を通知する。
【００３０】第３実施形態によれば、印刷先プリンタが
サーバ２によって変更された場合にオペレータに印刷先
プリンタが通知されるために迷うことなく容易に印刷結
果を入手できるという効果を奏する。
【００３１】（第４実施形態）図５は、本発明に係るネ
ットワーク印刷システムの第４実施形態の動作を説明す
るためのフローチャートである。
【００３２】第４実施形態は、第１実施形態のネットワ
ーク印刷システムに印刷先プリンタの変更可否選択機能
を追加して、特定のプリンタに印刷したい場合に印刷す
るプリンタを変更しない設定が行えるようにしたもので
あり、その他の構成および動作は、第１実施形態と同様
である。
【００３３】オペレータが印刷時に印刷するプリンタを
選択するとき、「□任意」もしくは「□指定（プリンタ
名選択）」のチェックボックスをチェックする機能をプ
リンタドライバ上に追加する。「□任意」と「□指定
（プリンタ名選択）」のどちらかが必ず選択される形式
にしてデフォルトを「□任意」とする。オペレータが
「□指定」をチェックしてプリンタ名を選択した場合に
は印刷先プリンタは変更されない。
【００３４】第４実施形態の動作を図５に基づいて詳細
に説明する。オペレータが印刷要求を出したときに判定
を開始する。まず、オペレータが「□指定」のチェック
ボックスを選択したか否かの判定を行う。オペレータが
「□指定」のチェックボックスを選択していない場合に
は、「□任意」のチェックボックスが選択されているこ
とになるので、サーバ２によって印刷先プリンタを選択
して印刷する。
【００３５】オペレータが「□指定」のチェックボック
スを選択している場合には、オペレータがプリンタ名を
選択したか判定する。オペレータがプリンタ名を選択し
ている場合には、オペレータが選択したプリンタに印刷
し、オペレータがプリンタ名を選択していない場合には
プリンタ名を選択するようにオペレータにメッセージを
送る。
【００３６】第４実施形態によれば、プリンタの品質、
速度等の印刷性能やクライアントからプリンタまで距離
等の理由により、印刷するプリンタを指定したい場合に
オペレータが印刷先プリンタを指定できる点に有る。な
お、本実施の形態では、各プリンタ７ａ〜７ｃが共通の
プリンタドライバを使用する場合に基づいて説明を行っ
たが、各プリンタ７ａ〜７ｃそれぞれが個別のプリンタ
ドライバを使用してもよい。
【００３７】なお、本発明が上記各実施形態に限定され
ず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施形態は
適宜変更され得ることは明らかである。また、上記構成
部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定され
ず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にす
ることができる。なお、各図において、同一構成要素に
は同一符号を付している。
【００３８】
【発明の効果】本発明のネットワーク印刷システムおよ
びネットワーク印刷方法は、印刷効率がよいプリンタの
優先度を判定し、もっとも印刷効率のよいプリンタを選
択できるため、もっとも印刷効率のよいプリンタから印
刷でき、例えばサーバに接続された複数のプリンタの中
で、印刷中でなく省電力モード中のプリンタと、印刷中
でなく省電力モード中ではないプリンタが有る場合に、
後者のプリンタに印刷されるので、前者のプリンタは省
電力モードを継続できるため、プリンタの省電力状態を
不必要に解除することが無く、同程度の電力消費量のプ
リンタを使用しているネットワーク環境においてはプリ
ントシステム全体として省電力の効率化を実現できると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係るネットワーク印刷システムの第１
実施形態の構成を示すブロック図である。
【図２】本発明に係るネットワーク印刷システムの第１
実施形態の動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図３】本発明に係るネットワーク印刷システムの第２
実施形態の構成を示すブロック図である。
【図４】本発明に係るネットワーク印刷システムの第３
実施形態の構成を示すブロック図である。
【図５】本発明に係るネットワーク印刷システムの第４
実施形態の動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【符号の説明】
１ａ〜１ｃ クライアント ２ サーバ ３ データ送受信部 ４ 印刷ジョブ管理部 ５ プリンタ状態管理部 ６ 印刷優先度判定部 ７ａ〜７ｃ プリンタ ８ ネットワーク ９ 印刷先プリンタ通知部

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 複数のクライアントと、複数のプリンタ
    とが接続され、前記クライアントからの印刷ジョブを前
    記複数のプリンタのいずれかで印刷するネットワーク印
    刷システムであって、 前記複数のプリンタの稼働状態をそれぞれ検出する稼働
    状態検出手段と、 該稼働状態検出手段により検出された前記複数のプリン
    タのそれぞれの稼働状態に基づいて前記複数のプリンタ
    のそれぞれの優先度を判定する優先度判定手段と、 該優先度判定手段により判定された前記複数のプリンタ
    のそれぞれの優先度に応じて前記クライアントからの前
    記印刷ジョブを印刷する前記プリンタを前記複数のプリ
    ンタの中から選択するプリンタ選択手段とを具備するこ
    とを特徴とするネットワーク印刷システム。
  2. 【請求項２】 前記稼働状態検出手段は、前記複数のプ
    リンタのそれぞれが電源が入っているか否かを検出さ
    せ、 前記プリンタ選択手段は、前記電源の入っていない前記
    プリンタを選択させないことを特徴とする請求項１記載
    のネットワーク印刷システム。
  3. 【請求項３】 前記稼働状態検出手段は、前記複数のプ
    リンタのそれぞれが印刷中か否かを検出させ、 前記優先度判定手段は、前記印刷中の前記プリンタより
    前記印刷中でない前記プリンタの優先度を高く判定させ
    ることを特徴とする請求項１又は２記載のネットワーク
    印刷システム。
  4. 【請求項４】 前記稼働状態検出手段は、前記複数のプ
    リンタのそれぞれが前記印刷ジョブをスプール中か否か
    を検出させ、 前記優先度判定手段は、前記スプール中の前記プリンタ
    より前記スプール中でない前記プリンタの優先度を高く
    判定させることを特徴とする請求項１乃至３のいずれか
    に記載のネットワーク印刷システム。
  5. 【請求項５】 前記稼働状態検出手段は、前記複数のプ
    リンタのそれぞれが省電力モードか否かを検出させ、 前記優先度判定手段は、前記省電力モードの前記プリン
    タより前記省電力モードでない前記プリンタの優先度を
    高く判定させることを特徴とする請求項１乃至４のいず
    れかに記載のネットワーク印刷システム。
  6. 【請求項６】 前記プリンタ選択手段は、前記優先度判
    定手段により判定された優先度が同じ前記プリンタが複
    数存在する場合には、前記クライアントによる前記プリ
    ンタの指定を優先させることを特徴とする請求項１乃至
    ５のいずれかに記載のネットワーク印刷システム。
  7. 【請求項７】 前記プリンタ選択手段により選択された
    前記プリンタと、前記クライアントにより指定された前
    記プリンタとが異なる場合に、前記プリンタ選択手段に
    より選択された前記プリンタの情報を前記クライアント
    に通知させる選択情報通知手段を具備することを特徴と
    する請求項１乃至６のいずれかに記載のネットワーク印
    刷システム。
  8. 【請求項８】 前記選択情報通知手段は、前記プリンタ
    選択手段により選択された前記プリンタの名称および前
    記稼働状態を通知させることを特徴とする請求項１乃至
    ７のいずれかに記載のネットワーク印刷システム。
  9. 【請求項９】 前記クライアントからの指示によって前
    記プリンタ選択手段による前記プリンタの選択より前記
    クライアントによる前記プリンタの指定を優先させるプ
    リンタ指定優先手段を具備することを特徴とする請求項
    １乃至８のいずれかに記載のネットワーク印刷システ
    ム。
  10. 【請求項１０】 複数のクライアントと、複数のプリン
    タとが接続され、前記クライアントからの印刷ジョブを
    前記複数のプリンタのいずれかで印刷するネットワーク
    印刷方法であって、 前記複数のプリンタの稼働状態をそれぞれ検出し、 該検出した前記複数のプリンタのそれぞれの稼働状態に
    基づいて前記複数のプリンタのそれぞれの優先度を判定
    し、 該判定した前記複数のプリンタのそれぞれの優先度に応
    じて前記クライアントからの前記印刷ジョブを印刷する
    前記プリンタを前記複数のプリンタの中から選択するこ
    とを特徴とするネットワーク印刷方法。
  11. 【請求項１１】 前記稼働状態として前記複数のプリン
    タのそれぞれが電源が入っているか否かを検出し、 前記電源の入っていない前記プリンタを選択しないこと
    を特徴とする請求項１０記載のネットワーク印刷方法。
  12. 【請求項１２】 前記稼働状態として前記複数のプリン
    タのそれぞれが印刷中か否かを検出し、 前記印刷中の前記プリンタより前記印刷中でない前記プ
    リンタの優先度を高く判定することを特徴とする請求項
    １０又は１１記載のネットワーク印刷方法。
  13. 【請求項１３】 前記稼働状態として前記複数のプリン
    タのそれぞれが前記印刷ジョブをスプール中か否かを検
    出し、 前記スプール中の前記プリンタより前記スプール中でな
    い前記プリンタの優先度を高く判定することを特徴とす
    る請求項１０乃至１２のいずれかに記載のネットワーク
    印刷方法。
  14. 【請求項１４】 前記稼働状態として前記複数のプリン
    タのそれぞれが省電力モードか否かを検出し、 前記省電力モードの前記プリンタより前記省電力モード
    でない前記プリンタの優先度を高く判定することを特徴
    とする請求項１０乃至１３のいずれかに記載のネットワ
    ーク印刷方法。
  15. 【請求項１５】 前記判定した優先度が同じ前記プリン
    タが複数存在する場合には、前記クライアントによる前
    記プリンタの指定を優先することを特徴とする請求項１
    ０乃至１４のいずれかに記載のネットワーク印刷方法。
  16. 【請求項１６】 前記選択した前記プリンタと、前記ク
    ライアントにより指定された前記プリンタとが異なる場
    合に、前記選択した前記プリンタの情報を前記クライア
    ントに通知することを特徴とする請求項１０乃至１５の
    いずれかに記載のネットワーク印刷方法。
  17. 【請求項１７】 前記クライアントへの前記通知として
    前記選択した前記プリンタの名称および前記稼働状態を
    通知することを特徴とする請求項１０乃至１６のいずれ
    かに記載のネットワーク印刷方法。
  18. 【請求項１８】 前記クライアントからの指示によって
    前記プリンタの選択より前記クライアントによる前記プ
    リンタの指定を優先することを特徴とする請求項１０乃
    至１７のいずれかに記載のネットワーク印刷方法。
  19. 【請求項１９】 請求項１０乃至１８のいずれかに記載
    のネットワーク印刷方法を実行可能なプログラムが記憶
    されている記憶媒体。
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