JP5086853B2 - ソケットコンタクト - Google Patents

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    • H01R12/718Contact members provided on the PCB without an insulating housing

Description

本発明は、ソケットコンタクトに関する。特に、極小の平板状のタブコンタクトに弾性をもって接続し、プリント基板に実装可能なソケットコンタクトの構造に関する。
近年のコンパクトな撮像用電子機器には、小型モータが内蔵されている。一般に、このような小型モータは、一対の平板状のタブコンタクト(以下、入力端子という。)を備えている。そして、これらの入力端子に電力を給電することにより、小型モータを駆動できる。
例えば、前記のような小型モータの入力端子は、電線の端末が直接はんだ付けされて結線される。又、リジッド基板又はフレキシブル基板に設けられたスルーホールに入力端子が挿入され、このスルーホールに入力端子がはんだ付けで接合されていた。コンパクトな撮像用電子機器には、多分岐された折り畳み可能なフレキシブル基板が多く用いられており、このフレキシブル基板は、小型モータをはじめ、内部の電気・電子要素を接続している。
小型モータの入力端子をフレキシブル基板に直接、はんだ接合することは、自動化が困難である。自動はんだ付けが可能なリフロー炉に小型モータ及びフレキシブル基板を収容すると、小型モータが加熱されるからである。結局は、熟練した手作業によるはんだ付けに依存せざるを得なかった。そして、このことが生産性の向上を妨げていた。
こうした現状に対して、小型モータにフレキシブル基板が着脱容易に接続可能であり、汎用性があり、かつコスト低減が可能な小型モータが発明されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−115148号公報
図23は、特許文献1による小型モータの実施例を示す要部の斜視分解組立図である。本願の図23は、特許文献1の図2に相当している。図23において、小型モータ80は、有底中空筒状に形成されたケース81を有している。ケース81には、図示されない電機子及び整流子からなる回転子が内装されている。絶縁性のエンドプレート82は、ケース81の後端部に装着されている。
図23において、整流子と摺動可能に電気接続する一対のブラシアーム(図示せず)の一端は、入力端子83として、エンドプレート82から突出している。又、回転子の一端を回転可能に支持する円柱状の軸受部84がエンドプレート82から膨出している。軸受部84の外周には、円環状の突起部84aが隆起している。
図23において、コネクタユニット90は、略円板状のハウジング91と、ハウジング91に固着され略円弧をなす帯板状の一対のコンタクト92・92と、で構成されている。ハウジング91には、図示されないプリント基板が挿入可能な開口91aが形成されている。又、ハウジング91の中央には、軸受部84と嵌合する円形の穴91bが形成されている。穴91bの両翼には、一対の矩形の挿入穴91c・91cが設けられている。
図23において、コンタクト92は、折り曲げ形成され開口91aに連通する嵌合穴(図示せず)に挿入される挟持片92aを一端側に有し、折り曲げ形成され挿入穴91cに挿入される接触片92cを他端側に有している。ハウジング91に一対のコンタクト92・92を組み立てたコネクタユニット90をエンドプレート82に装着すると、入力端子83とコンタクト92とが導通される。又、開口91aからプリント基板を挿入すると、このプリント基板の端部が一対の挟持片92a・92aで挟持されるので、このプリント基板とコンタクト92とが導通される。
このように、特許文献1による小型モータは、コネクタユニットを小型モータのエンドプレートに装着した後、コネクタユニットにプリント基板(例えば、FPC)の端縁部を挿入する簡単な操作のみで、プリント基板を小型モータに確実に装着できる、としている。又、プリント基板は、コネクタユニットに着脱可能であるため,異なる回路仕様のプリント基板への変更も極めて容易であり、セットメーカであるユーザ側のメンテナンス性を向上させ得る、としている。
しかし、近年のコンパクトな撮像用電子機器は、内部の構成要素を過密に実装している。したがって、特許文献1に示されたように、ハウジング付きコンタクトを小型モータに設ける余裕は無く、ハウジング付きコンタクトは、セットメーカであるユーザ側に受け入れ難くなっている。コンタクトをハウジングに保持することなく、ベア(Bare)なコンタクトをプリント基板に実装し、小型モータの入力端子に接続可能なソケットコンタクトが求められている。
特に、近年の撮像用電子機器は、よりコンパクトが進展している。したがって、例えば、コンパクトな撮像用電子機器に使用される小型モータは、外径が8mm程度である。そして、入力端子の突出長は、1mm以下となっている。つまり、極小のタブコンタクトに接続可能な低背(実装高さの低い)化されたソケットコンタクトが求められている。
又、ソケットコンタクトを小型モータの入力端子に接触抵抗を少なく接続するためには、この入力端子に金メッキを施すことが好ましい。しかし、小型モータの製造コストを低減させるために、一般に入力端子には金メッキを施してはいない。入力端子は、金属板が無垢であるか、せいぜい亜鉛メッキか錫メッキが施されている程度である。したがって、一定以下の接触抵抗を確保するために、ソケットコンタクトは接触圧力を大きくする構造が求められている。
更に、このソケットコンタクトをプリント基板に実装するに当たり、ソケットコンタクトが自動組立容易な構造を有していることが好ましく、生産性を向上できる。そして、以上のことが本発明の課題といってよい。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、極小の平板状のタブコンタクトに弾性をもって接続するソケットコンタクトであって、ハウジングを備えることなくプリント基板に実装可能であり、高い接触圧力を有し、低背かつ自動組立容易なソケットコンタクトを提供することを目的とする。
本発明者らは、ベアなソケットコンタクトを一対の反転アームとベローズ形アームが対向する構造とすることにより、これらの課題が解決可能なことを見出し、これに基づいて、以下のような新たなソケットコンタクトを発明するに至った。
(1) 平板状のタブコンタクトと接続し、プリント基板に実装可能なソケットコンタクトであって、前記プリント基板に設置される略矩形の平板状の基底部と、この基底部の中央部に設けられて前記タブコンタクトと接続するコンタクト接続部と、を備え、前記基底部は、中央部に設けられて前記タブコンタクトが挿通される開口と、当該基底部と略平行に互いに相反する向きに第1両翼の方向に延びて前記プリント基板にはんだ接合可能な一対の第1リード部と、当該基底部と略平行に第1両翼と略直交する第2両翼の一方から延びて前記プリント基板にはんだ接合可能な一対の第2リード部と、を有し、前記コンタクト接続部は、前記基底部の第1両翼の一部が屈折されて前記タブコンタクトが挿入される方向と略平行に延びる一対の第1折り曲げ片と、これらの第1折り曲げ片の片翼が屈折されて互いに近づく方向に延びると共に、先端部同士が所定の距離に離間して当該コンタクト接続部の内部に反転する一対の第1反転アームと、前記基底部の第2両翼の他方が屈折されて前記タブコンタクトが挿入される方向と略平行に延びる一対の第2折り曲げ片と、これらの第2折り曲げ片の先端から当該コンタクト接続部の内部に延出し、かつ前記開口に向かって反転する一対の第2反転アームと、を有し、前記一対の第1反転アームの先端面には、前記タブコンタクトの一方の面に接触する接点が設けられ、前記一対の第2反転アームには、前記タブコンタクトの他方の面がスライドする案内面が設けられるソケットコンタクト。
(1)の発明によるソケットコンタクトは、平板状のタブコンタクトと接続し、プリント基板に実装可能である。そして、ソケットコンタクトは、略矩形の平板状の基底部とコンタクト接続部を備えている。基底部は、プリント基板に設置される。コンタクト接続部は、基底部の中央部に設けられてタブコンタクトと接続する。
基底部は、開口と一対の第1及び第2リード部を有している。開口は、基底部の中央部に設けられ、タブコンタクトが挿通される。一対の第1リード部は、略平行に互いに相反する向きに第1両翼の方向に延びて、プリント基板にはんだ接合可能となっている。一対の第2リード部は、基底部と略平行に第1両翼と略直交する第2両翼の一方から延びてプリント基板にはんだ接合可能となっている。
コンタクト接続部は、一対の第1折り曲げ片と一対の第1反転アームを有している。一対の第1折り曲げ片は、基底部の第1両翼の一部が屈折されて、タブコンタクトが挿入される方向と略平行に延びている。一対の第1反転アームは、一対の第1折り曲げ片の片翼が屈折されて互いに近づく方向に延びると共に、先端部同士が所定の距離に離間してコンタクト接続部の内部に反転している。
又、コンタクト接続部は、一対の第2折り曲げ片と一対の第2反転アームを有している。一対の第2折り曲げ片は、基底部の第2両翼の他方が屈折されて、タブコンタクトが挿入される方向と略平行に延びている。一対の第2反転アームは、一対の第2折り曲げ片の先端からコンタクト接続部の内部に延出し、かつ開口に向かって反転している。
そして、一対の第1反転アームの先端面には、タブコンタクトの一方の面に接触する接点が設けられている。一対の第2反転アームには、タブコンタクトの他方の面がスライドする案内面が設けられている。
ここで、平板状のタブコンタクトは、例えば、小型モータに備わる入力端子であってよく、接触部が細長い板状の雄コンタクトであるタブコンタクトであってもよく、面取りされた挿入部分をもつ断面が長方形のばね性のないブレードコンタクトであってもよく、ファストンタブとも呼ばれるメールタブであってもよい。タブコンタクトは、このソケットコンタクトが接続される相手側コンタクトであって、電線が圧着されてよく、プリント基板に実装されてもよい。ブレードコンタクトは、ハウジングに取り付けることができる。
ソケットコンタクトはタブコンタクトと接続するとは、電気的・機械的につながることであってよく、着脱可能につながる意味を含んでいる。ソケットコンタクトは、少なくともばね片を有し、このばね片がタブコンタクトを弾圧することにより、電気的・機械的な接続を可能とする。
プリント基板は、硬質のリジッド基板であってよく、軟質のフレキシブル基板であってよく、ソケットコンタクトが実装される。ソケットコンタクトがプリント基板に実装されるとは、ソケットコンタクトがプリント基板に表面実装される表面実装を含み、ソケットコンタクトのリードがリフローではんだ接合によりプリント基板に固定される。この表面実装技術(SMT:Surface Mount Technology)は、自動化実装に適している。
フレキシブル基板は、電線(Wire)に代わる平型柔軟ケーブルとして機能してよく、このような平型柔軟ケーブルは、FPC(Flexible Printed Circuit)又は、FFC(Flexible Flat Cable)と呼ばれている。ソケットコンタクトをフレキシブル基板に実装することにより、いわゆる、電線対電線接続用コネクタ及び電線対プリント基板接続用コネクタを実現できる。ソケットコンタクトをリジッド基板に実装することにより、プリント基板対プリント基板接続用コネクタを実現できる。
(1)の発明によるソケットコンタクトは、ハウジングを備えておらず、後述するように展開された金属板が折り曲げ成形される、ベアなソケットコンタクトとなっている。そして、ソケットコンタクトがプリント基板に実装されることにより、このソケットコンタクトがプリント基板用コネクタとして機能できる。
基底部がプリント基板に設置されるとは、基底部の底面がプリント基板の表面に当接することを必ずしも意味しない。又、基底部の底面がプリント基板にはんだ接合されることを必ずしも意味しない。例えば、第1及び第2リード部は、基底部の底面から段差をもって高くなっており、第1及び第2リード部がプリント基板にはんだ接合される。このように、熱容量の小さい第1及び第2リード部がはんだ接合されることにより、熱容量の大きいソケットコンタクト本体に吸熱されることなく、はんだ接合強度が保障される。
基底部の中央部に設けられる開口は、タブコンタクトの横断面積より十分大きいことが好ましく、四隅が円弧の長方形に開口されてよく、開口の長手方向の中央部が切り欠かれていてもよく、タブコンタクトが挿通される。プリント基板には、基底部の開口と同形状の開口が設けられてよく、タブコンタクトは、プリント基板からコンタクト接続部に向かって挿入される。
挿通とは、挿入され通過することを意味しており、タブコンタクトは基底部の開口と嵌め合わされる必要はなく、例えば、タブコンタクトの幅方向の動きが一対の第2帯板片で規制される。基底部の開口は、いわゆる貫通穴であってよい。
一対の第1リード部は、基底部と略平行に互いに相反する向きに基底部の第1両翼の方向に延びるとは、基底部の底面から段差をもって、一対の第1リード部が延びることを排除しない。互いに相反する向きに延びる一対の第1リード部は、線対称に延びることが好ましく、基底部の第1両翼の一部が互いに相反する向きに延びている。基底部の第1両翼の大部分は、後述する一対の第1折り曲げ片として屈折される。
一対の第2リード部は、基底部と略平行に第1両翼と略直交する第2両翼の一方から延びるとは、基底部の底面から段差をもって、一対の第1リード部が延びることを排除しない。一対の第2リード部は、第2両翼の一方の両端部が部分的に延びることが好ましく、第2両翼の一方の中央部には、後述する第4折り曲げ片が屈折されている。
一対の第1リード部及び一対の第2リード部は、十分に離間することが好ましく、相反する向きに延びる一対の第1リード部と一方の方向に延びる一対の第2リード部を基底部の三方に延びるように配置することによって、ソケットコンタクトの姿勢が安定する。
一対の第1折り曲げ片は、基底部の第1両翼の一部が屈折されてよく、タブコンタクトが挿入される方向と略平行に延びている。一対の第1折り曲げ片は、後述する幅広の一対の第3折り曲げ片と同じ高さまで延びることが好ましく、このソケットコンタクトを低背化できる。
一対の第1反転アームは、一対の第1折り曲げ片の片翼が屈折されてよく、互いに近づく方向に延びている。そして、一対の第1反転アームの先端部同士が所定の距離に離間してよく、一対の第1反転アームの先端部は、コンタクト接続部の内部に反転している。
一対の第1反転アームの先端部同士は、タブコンタクトの一方の面に接触するように、所定の距離に離間してよく、一対の第1反転アームの先端部同士は、後述する一対の第2帯板片が配置できるように、所定の距離に離間することが好ましい。そして、一対の第1反転アームの先端部同士は、タブコンタクトの他方の面がスライドする案内面に向かって延びている。
一対の第2折り曲げ片は、基底部の第2両翼の他方が屈折されてよく、タブコンタクトが挿入される方向と略平行に延びている。一対の第2反転アームは、一対の第2折り曲げ片の先端からコンタクト接続部の内部に延出してよく、更に、基底部に設けられた開口に向かって反転している。一対の第2反転アームの先端面は、基底部の底面まで達しないことが好ましい。
そして、一対の第1反転アームの先端面には、タブコンタクトの一方の面に接触する接点が設けられている。この接点は、折り曲げ加工される前の展開板において、一対の第1反転アームの先端面に予め形成された半球状の突起であってよく、一対の第1反転アームの先端面に予め形成された円弧面であってもよい。
又、一対の第2反転アームには、タブコンタクトの他方の面がスライドする案内面が設けられている。ここで、一対の第2反転アームは、多重曲げされており、固定端から荷重が作用する作用端までの距離を短くすることにより、外部から力が働いたときに(つまり、タブコンタクトが挿入されたときに)その変形が無視できる剛体として機能する。
(1)の発明によるソケットコンタクトは、一対の第1反転アームと一対の第2反転アームとが、所定距離、離間して対向配置されている。接点と案内面とが、タブコンタクトの板厚以下の距離で対向配置されている、ということもできる。タブコンタクトを基底部の開口から挿入すると、タブコンタクトの他方の面が案内面にスライドしながら、一対の第1反転アームを外側に移動させる。すなわち、一対の第1反転アームが弾性変形して撓み得る。そして、弾性変形の反作用として、接点が所定の接触圧力をタブコンタクトに付与できる。
(1)の発明によるソケットコンタクトは、ハウジングを備えておらず、展開された金属板を多重折り曲げ成形したベアなソケットコンタクトとすることにより、プリント基板に実装可能であり、高接触圧力を有し、極小のタブコンタクトに接続可能な低背な構造を実現している。
(2) 平板状のタブコンタクトと接続し、複数のスルーホールを有するプリント基板に実装可能なソケットコンタクトであって、前記プリント基板に設置される略矩形の平板状の基底部と、この基底部の中央部に設けられて前記タブコンタクトと接続するコンタクト接続部と、を備え、前記基底部は、中央部に設けられて前記タブコンタクトが挿通される開口と、第1両翼の一部が当該基底部と反対側に略平行に延びて前記スルーホールに挿入する一対の第1ピン部と、前記第1両翼と略直交する第2両翼の一方の一部が当該基底部と反対側に略平行に延びて前記スルーホールに挿入する一対の第2ピン部と、を有し、前記コンタクト接続部は、前記基底部の第1両翼の一部が屈折されて前記タブコンタクトが挿入される方向と略平行に延びる一対の第1折り曲げ片と、これらの第1折り曲げ片の片翼が屈折されて互いに近づく方向に延びると共に、先端部同士が所定の距離に離間して当該コンタクト接続部の内部に反転する一対の第1反転アームと、前記基底部の第2両翼の他方が屈折されて前記タブコンタクトが挿入される方向と略平行に延びる一対の第2折り曲げ片と、これらの第2折り曲げ片の先端から当該コンタクト接続部の内部に延出し、かつ前記開口に向かって反転する一対の第2反転アームと、を有し、前記一対の第1反転アームの先端面には、前記タブコンタクトの一方の面に接触する接点が設けられ、前記一対の第2反転アームには、前記タブコンタクトの他方の面がスライドする案内面が設けられるソケットコンタクト。
(2)の発明によるソケットコンタクトは、平板状のタブコンタクトと接続し、複数のスルーホールを有するプリント基板に実装可能である。そして、ソケットコンタクトは、略矩形の平板状の基底部とコンタクト接続部を備えている。基底部は、プリント基板に設置される。コンタクト接続部は、基底部の中央部に設けられ、タブコンタクトと接続する。
基底部は、開口と一対の第1ピン部を有している。開口は、基底部の中央部に設けられ、タブコンタクトが挿通される。一対の第1ピン部は、基底部の第1両翼の一部が基底部と反対側に略平行に延びて、プリント基板のスルーホールに挿入される。
又、基底部は、一対の第2ピン部を有している。一対の第2ピン部は、基底部の第1両翼と略直交する第2両翼の一方の一部が基底部と反対側に略平行に延びて、スルーホールに挿入される。
コンタクト接続部は、一対の第1折り曲げ片と一対の第1反転アームを有している。一対の第1折り曲げ片は、基底部の第1両翼の一部が屈折されて、タブコンタクトが挿入される方向と略平行に延びている。一対の第1反転アームは、一対の第1折り曲げ片の片翼が屈折されて互いに近づく方向に延びると共に、先端部同士が所定の距離に離間してコンタクト接続部の内部に反転している。
又、コンタクト接続部は、一対の第2折り曲げ片と一対の第2反転アームを有している。一対の第2折り曲げ片は、基底部の第2両翼の他方が屈折されて、タブコンタクトが挿入される方向と略平行に延びている。一対の第2反転アームは、一対の第2折り曲げ片の先端からコンタクト接続部の内部に延出し、かつ開口に向かって反転している。
そして、一対の第1反転アームの先端面には、タブコンタクトの一方の面に接触する接点が設けられている。一対の第2反転アームには、タブコンタクトの他方の面がスライドする案内面が設けられている。
ここで、複数のスルーホールを有するプリント基板は、リジッド基板が好ましく用いられるが、フレキシブル基板を排除しない。複数のスルーホールを有するプリント基板にソケットコンタクトが実装されるとは、スルーホールにピン部を通し、プリント基板の反実装面からピン部をはんだ接合するスルーホール実装を含み、ピン部をプレスフィットターミネーションに加工して、このプレスフィットターミネーションをスルーホールに圧入する無はんだ接続を含んでよい。自動実装機を利用して、スルーホール実装、又は無はんだ接続を自動化できる。
一対の第1ピン部及び一対の第2ピン部は、十分に離間することが好ましく、一対の第1ピン部及び一対の第2ピン部は、基底部の三方に延びるように配置することが好ましく、ソケットコンタクトの姿勢が安定する。
(2)の発明によるソケットコンタクトは、ハウジングを備えておらず、展開された金属板を多重折り曲げ成形したベアなソケットコンタクトとすることにより、プリント基板に実装可能であり、高接触圧力を有し、極小のタブコンタクトに接続可能な低背な構造を実現している。特に、リジッド基板に利用されることが好ましい。
(3) 前記一対の第1反転アームは、前記一対の折り曲げ片の片翼が屈折容易となるように中央部が開口されている(1)又は(2)記載のソケットコンタクト。
(3)の発明によるソケットコンタクトは、展開板における一対の折り曲げ片が一対のダイ(金型)で直角に折り曲げられることが好ましく、第1反転アームの中央部を長手方向に沿って開口することにより、幅の狭い一対の折り曲げ片の片翼を捩れることなく、屈折できる。
(4) 前記一対の第2折り曲げ片の両翼が屈折されて対向する一対の第1帯板片と、これらの第1帯板片が屈折されて前記基底部に対向する幅広の一対の第3折り曲げ片と、を備え、これらの第3折り曲げ片の外面は真空吸着可能な平面を形成している(1)から(3)のいずれかに記載のソケットコンタクト。
(4)の発明によるソケットコンタクトは、一対の第1帯板片と幅広の一対の第3折り曲げ片を備えている。一対の第1帯板片は、一対の第2折り曲げ片の両翼が屈折されて対向している。一対の第3折り曲げ片は、一対の第1帯板片が屈折されて基底部に対向している。そして、一対の第3折り曲げ片の外面は真空吸着可能な平面を形成している。
物品を一方の地点から他方の地点に移動する自動実装機は、物品をチャックハンドでチャックする方式と、物品を吸着ハンドで真空吸着する方式がある。ソケットコンタクトのような微細物品は掴み代が殆どなく、真空吸着方式が適しているが、真空吸着する平面が必要である。したがって、(4)の発明によるソケットコンタクトは、一対の第3折り曲げ片の外面に真空吸着可能な平面を形成して、自動実装機に好適な構造とした。
(5) 前記一対の第2反転アームの両翼が屈折されて対向する一対の第2帯板片を備え、これらの第2帯板片は、前記タブコンタクトの幅方向の動きを規制する(1)から(4)のいずれかに記載のソケットコンタクト。
一対の第2帯板片は、所定距離、離間してよく、タブコンタクトの幅より僅かに広い距離で離間している。タブコンタクトが正しく開口に挿入された場合は、一対の第2帯板片間をタブコンタクトが通過できる。タブコンタクトをイレギュラーに開口に挿入した場合は、一対の第2帯板片に阻止されて、タブコンタクトの通過が困難となる。このように、一対の第2帯板片で防護壁を構成することにより、イレギュラーな挿入によるタブコンタクトを保護できる。
又、一対の第2帯板片は、一対の第1反転アームの先端部を内部に配置してよく、一対の第1反転アームの先端部同士が相反する向きに不要に広がることを防止する機能も有している。
(6) 前記基底部の第2両翼の他方の中央部が屈折されて前記タブコンタクトが挿入される方向と略平行に延びる第4折り曲げ片と、この第4折り曲げ片の先端から当該コンタクト接続部の内部に延出し、かつ前記開口に向かって反転する第3反転アームと、を備え、この第3反転アームは、前記一対の第1反転アームの間に配置されて前記タブコンタクトが挿入されて当該一対の第1反転アームが後退する動きを規制する(1)から(5)のいずれかに記載のソケットコンタクト。
(6)の発明によるソケットコンタクトは、第4折り曲げ片と第3反転アームを備えている。第4折り曲げ片は、基底部の第2両翼の他方の中央部が屈折されており、タブコンタクトが挿入される方向と略平行に延びている。第3反転アームは、第4折り曲げ片の先端からコンタクト接続部の内部に延出しており、かつ開口に向かって反転している。そして、第3反転アームは、一対の第1反転アームの間に配置されており、タブコンタクトが挿入されると、一対の第1反転アームが後退する動きを規制する。
(6)の発明によるソケットコンタクトは、第3反転アームが一対の第1反転アームの過剰な移動を規制しているので、一対の第1反転アームの弾性限度を超えた塑性変形を防止できる。
(7) 前記基底部の第2両翼の他方が屈折されて前記コンタクト接続部の内部に反転し、かつ前記第3反転アームと対向する第4反転アームを備え、この第4反転アームの先端部は、前記タブコンタクトに設けられた穴に係止して、当該タブコンタクトの脱落を防止する(6)記載のソケットコンタクト。
(7)の発明によるソケットコンタクトは、タブコンタクトに設けられた穴に突起が係止することにより、タブコンタクトの挿入位置を確認できる。又、タブコンタクトがソケットコンタクトから離脱容易でなくなるという効果もある。
(8) 展開された金属板が折り曲げ成形され(1)から(7)のいずれかに記載のソケットコンタクト。
(8)の発明によるソケットコンタクトは、展開された金属板がコンタクトキャリアで連鎖状につながれている連鎖状コンタクトとすることができる。
(9) (1)から(8)のいずれかに記載のソケットコンタクトを収容する凹部を連設するキャリアテープ。
例えば、キャリアテープは、透明の帯状プラスチックからなり、ソケットコンタクトを収容する複数の凹部が成形されている。凹部は、ソケットコンタクトの外形に見合った形状で形成され、収容されたソケットコンタクトの姿勢が安定する。キャリアテープを搬送するときは、ロール状に巻かれ、凹部はカバーテープで封止される。ソケットコンタクトを取り出すときは、キャリアテープは平坦にされ、カバーテープが剥離される。このようなキャリアテープを用いることにより、自動実装機(真空吸着方式)によるソケットコンタクトの取り出しが容易になる。
(10) (1)から(8)のいずれかに記載のソケットコンタクトを備えるフレキシブル基板。
(11) (1)から(8)のいずれかに記載のソケットコンタクトを備えるリジッド基板。
(12) (1)から(8)のいずれかに記載のソケットコンタクトを備える電子機器。
(13) (10)記載のフレキシブル基板を備える電子機器。
(14) (11)記載のリジッド基板を備える電子機器。
本発明によるソケットコンタクトは、ハウジングを備えておらず、展開された金属板を多重折り曲げ成形したベアなソケットコンタクトとすることにより、プリント基板に実装可能であり、高接触圧力を有し、極小のタブコンタクトに接続可能な低背な構造を実現している。
又、本発明によるソケットコンタクトは、一対の第3折り曲げ片の外面に真空吸着可能な平面を形成しているので、自動実装機に好適な構造となっている。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は、本発明によるソケットコンタクトの一実施形態を示す斜視外観図である。図2は、前記実施形態によるソケットコンタクトの斜視外観図であり、要部を縦断面で示している。図3は、前記実施形態によるソケットコンタクトの斜視外観図であり、要部を横断面で示している。図4は、前記実施形態によるソケットコンタクトの斜視外観図であり、ソケットコンタクトを下面から観た図である。
図5は、前記実施形態によるソケットコンタクトの背面図である。図6は、前記実施形態によるソケットコンタクトの平面図である。図7は、前記実施形態によるソケットコンタクトの正面図である。図8は、前記実施形態によるソケットコンタクトの下面図である。図9は、前記実施形態によるソケットコンタクトの横断面図であり、図5のP−P矢視断面図である。
図10は、前記実施形態によるソケットコンタクトの縦断面図であり、図6のQ−Q矢視断面図である。図11は、前記実施形態によるソケットコンタクトの縦断面図であり、図6のR−R矢視断面図である。図12は、前記実施形態によるソケットコンタクトの縦断面図であり、図6のT−T矢視断面図である。図13は、前記実施形態によるソケットコンタクトの右側面図である。図14は、前記実施形態によるソケットコンタクトの縦断面図であり、図9のS−S矢視断面図である。図15は、前記実施形態によるソケットコンタクトの部分図であり、図9のV矢視図である。
図16は、前記実施形態によるソケットコンタクトが折り曲げ成形される前の展開図である。図17は、前記実施形態によるソケットコンタクトが折り曲げ成形された後の図であり、図17(A)は平面図、図17(B)は右側面図である。図18は、前記実施形態によるソケットコンタクトの一使用状態を示す斜視外観図であり、ソケットコンタクトが取り付けられるプリント基板、及びタブコンタクトを備える小型モータを配置している。
図19は、図12に示されたソケットコンタクトの縦断面図において、タブコンタクトが挿入された状態図である。図20は、図14に示されたソケットコンタクトの縦断面図において、タブコンタクトが挿入された状態図である。図21は、別の実施形態によるソケットコンタクトの斜視外観図であり、このソケットコンタクトはスルーホールに挿入するピン部を有している。図22は、前記実施形態によるソケットコンタクトを収容する凹部を連接するキャリアテープの斜視外観図である。
最初に、本発明によるソケットコンタクト(以下、コネクタという)の構成を説明する。図1から図3において、コネクタ10は、平板状のタブコンタクトと接続し、プリント基板1pに実装可能である。コネクタ10は、略矩形の平板状の基底部2とコンタクト接続部3を備えている(図4又は図8参照)。基底部2は、プリント基板1pに設置される。コンタクト接続部3は、基底部2の中央部に設けられており、タブコンタクトと接続できる。
図1から図3において、基底部2は、開口21と一対の第1リード部2a・2aを有している。開口21は、基底部2の中央部に設けられ、タブコンタクトが挿通される(図4又は図8参照)。一対の第1リード部2a・2aは、基底部2と略平行に互いに相反する向きに基底部2の第1両翼の方向に延びて、プリント基板1pにはんだ接合可能となっている。
又、図1から図3において、基底部2は、一対の第2リード部2b・2bを有している。一対の第2リード部2b・2bは、基底部2と略平行に第1両翼と略直交する第2両翼の一方から延びて、プリント基板1pにはんだ接合可能となっている。
図1から図3において、コンタクト接続部3は、一対の第1折り曲げ片3a・3aと一対の第1反転アーム3b・3bを有している。一対の第1折り曲げ片3a・3aは、基底部2の第1両翼の一部が屈折されて、タブコンタクトが挿入される方向と略平行に延びている。(図13参照)。一対の第1反転アーム3b・3bは、一対の第1折り曲げ片3a・3aの片翼が屈折されて互いに近づく方向に延びると共に、先端部同士が所定の距離に離間してコンタクト接続部3の内部に反転している。
又、図1から図4において、コンタクト接続部3は、一対の第2折り曲げ片3c・3cと一対の第2反転アーム3d・3dを有している。一対の第2折り曲げ片3c・3cは、基底部2の第2両翼の他方が屈折されて、タブコンタクトが挿入される方向と略平行に延びている(図12参照)。一対の第2反転アーム3d・3dは、一対の第2折り曲げ片3c・3cの先端からコンタクト接続部3の内部に延出し、かつ開口21に向かって反転している(図12参照)。一対の第2反転アーム3d・3dは、基端部が相互に結合している(図10参照)。
又、図1から図3において、一対の第1反転アーム3b・3bの先端面には、タブコンタクトの一方の面に接触する接点3eが設けられている(図12参照)。一対の第2反転アーム3d・3dには、タブコンタクトの他方の面がスライドする案内面3fが設けられている(図12参照)。
図18に示されるように、平板状のタブコンタクトは、小型モータ80に備わる入力端子83であってよく、以下、タブコンタクトを入力端子83として説明するが、タブコンタクトは、入力端子83に限定されない。なお、図18において、従来技術の説明である図23と同符号の構成品は、同じものであるので説明を割愛する。
図1から図4において、コネクタ10は、ハウジングを備えておらず、図16に示されるように展開された金属板である展開板100が折り曲げ成形される、ベアなソケットコンタクトとなっている。そして、コネクタ10がプリント基板1pに実装されることにより、このコネクタ10がプリント基板用コネクタとして機能できる。
図1から図4において、基底部2がプリント基板1pに設置されるとは、基底部2の底面がプリント基板1pの表面に当接することを必ずしも意味しない。又、基底部2の底面がプリント基板1pにはんだ接合されることを必ずしも意味しない。図5に示されるように、一対の第1リード部2a・2aは、基底部2の底面から段差をもって高くなっており、一対の第1リード部2a・2aがプリント基板1pにはんだ接合される。
又、図12に示されるように、一対の第2リード部2b・2bは、基底部2の底面から段差をもって高くなっており、一対の第2リード部2b・2bがプリント基板1pにはんだ接合される(図1参照)。
図8に示されるように、基底部2の中央部に設けられる開口21は、入力端子83の横断面積より十分大きく(図19又は図20参照)、四隅が円弧の長方形に開口されている。又、開口21の長手方向の中央部が切り欠かれている。そして、開口21には、入力端子83が挿通される(図19又は図20参照)。図19及び図20において、プリント基板1pには、基底部2の開口21と同形状の開口11pが設けられており、入力端子83は、プリント基板1pからコンタクト接続部3に向かって挿入される。
図1から図4において、一対の第1リード部2a・2aは、基底部2の底面から段差をもって、略平行に互いに相反する向きに延びている。図7に示されるように、一対の第1リード部2a・2bは、線対称に延びており、基底部2の第1両翼の一部が互いに相反する向きに延びている(図8参照)。
基底部2の第1両翼の大部分は、一対の第1折り曲げ片3a・3aとして屈折されている(図1参照)。一対の第1リード部2a・2a及び一対の第2リード部2b・2bは、基底部2の三方に延びるように配置されており、コネクタ10の姿勢が安定する(図8参照)。
図1から図4において、一対の第1折り曲げ片3a・3aは、基底部2の第1両翼の一部が屈折されており、入力端子83が挿入される方向と略平行に延びている(図19参照)。一対の第1折り曲げ片3a・3aは、後述する幅広の一対の第3折り曲げ片4b・4bと同じ高さまで延びており、ソケットコンタクト10を低背化できる。
図9に示されるように、一対の第1反転アーム3b・3bは、一対の第1折り曲げ片3a・3aの片翼が屈折されており、互いに近づく方向に延びている。そして、一対の第1反転アーム3b・3bの先端部同士が所定の距離に離間している。一対の第1反転アーム3b・3bの先端部は、コンタクト接続部3の内部に反転している。
図7又は図15に示されるように、一対の第1反転アーム3b・3bは、一対の折り曲げ片3a・3aの片翼が屈折容易となるように、中央部が略矩形に開口されている。後述するように、コネクタ10は、展開板100が折り曲げ成形される(図16参照)。
図16において、展開板100における一対の折り曲げ片3a・3aが一対のダイ(金型)で直角に折り曲げられるに当たり、第1反転アーム3bの中央部を長手方向に沿って開口することにより、幅の狭い一対の折り曲げ片3a・3aの片翼を捩れることなく、屈折できる。
図9において、一対の第1反転アーム3b・3bの先端部同士は、入力端子83の一方の面に接触するように、所定の距離に離間している(図19参照)。一対の第1反転アーム3b・3bの先端部同士は、後述する一対の第2帯板片3g・3gを配置できるように、所定の距離に離間している。そして、一対の第1反転アーム3b・3bの先端部同士は、入力端子83の他方の面がスライドする案内面3fに向かって延びている(図19参照)。
図1から図4において、一対の第2折り曲げ片3c・3cは、基底部2の第2両翼の他方が屈折されており、入力端子83が挿入される方向と略平行に延びている(図19参照)。一対の第2反転アーム3d・3dは、一対の第2折り曲げ片3c・3cの先端からコンタクト接続部3の内部に延出しており、更に、基底部2に設けられた開口21に向かって反転している(図19参照)。一対の第2反転アーム3d・3dの先端面は、基底部2の底面までは達していない。
図12に示されるように、一対の第1反転アーム3b・3bの先端面は、コンタクト接続部3の内部に延出し、円弧を描くように湾曲している。この湾曲した頂点を入力端子83の一方の面に接触する接点3eとすることができる(図19参照)。接点3eは、折り曲げ加工される前の展開板100において、一対の第1反転アームの先端面に予め形成された半球状の突起であってもよい(図16参照)。
又、図1から図4において、一対の第2反転アーム3d・3dには、入力端子83の他方の面がスライドする案内面3fが設けられている(図19参照)。一対の第2反転アーム3d・3dは、多重曲げされており、固定端から荷重が作用する作用端までの距離を短くすることにより、外部から力が働いたときに(つまり、入力端子83が挿入されたときに)その変形が無視できる剛体として機能する。
又、図1から図4において、コネクタ10は、一対の第1帯板片4a・4aと幅広の一対の第3折り曲げ片4b・4bを備えている。図5に示されるように、一対の第1帯板片4a・4aは、一対の第2折り曲げ片3c・3cの両翼が屈折されて対向している。(図10参照)。
図6に示されるように、一対の第3折り曲げ片4b・4bは、一対の第1帯板片4a・4aが屈折されて基底部2に対向している(図11参照)。そして、一対の第3折り曲げ片4b・4bの外面は真空吸着可能な平面を形成している。(図1参照)。
更に、図10に示されるように、コネクタ10は、一対の第2帯板片3g・3gを備えている。一対の第2帯板片3g・3gは、一対の第2反転アーム3d・3dの両翼が屈折されて対向している(図9参照)。一対の第2帯板片3g・3gは、入力端子83の幅方向の動きを規制できる(図19又は図20参照)。
又、図1から図4において、コネクタ10は、第4折り曲げ片3hと第3反転アーム3jを備えている。第4折り曲げ片3hは、基底部2の第2両翼の他方の中央部が屈折されており、入力端子83が挿入される方向と略平行に延びている(図20参照)。
図14に示されるように、第3反転アーム3jは、第4折り曲げ片3hの先端からコンタクト接続部3の内部に延出しており、かつ開口21に向かって反転している。そして、第3反転アーム3jは、一対の第1反転アーム3b・3bの間に配置されており(図9参照)、入力端子83が挿入されると、一対の第1反転アーム3b・3bが後退する動きを規制できる(図19参照)。
更に、図4において、コネクタ10は、第4反転アーム3kを備えている。第4反転アーム3kは、基底部2の第2両翼の他方が屈折されており、コンタクト接続部3の内部に反転している(図14参照)。そして、図14に示されるように、第4反転アーム3kは、第3反転アーム3jと対向している。
例えば、図18に示されるように、入力端子83は貫通する穴83aを有している。そして、図20に示されるように、第4反転アーム3kの先端部は、入力端子83に設けられた穴83aに係止して、入力端子83の脱落を防止できる。
図16に示されるように、コネクタ10は、展開された銅合金などの展開板100が折り曲げ成形される。図16において、破線で示された箇所は展開板100の折り曲げ部位を示し、内側又は外側に折り曲げられる。図16において、展開板100を折り曲げ成形後のコネクタ10の構成部位の符号は括弧で括っている。
図16に示されるように、展開板100は、外形、及び開口21や一対の開口31・31(図7参照)などが予め打ち抜き加工されている。次に、一対の第1リード部2a・2a及び一対の第2リード部2b・2b(図1参照)の段付きがプレス加工される。次に、この展開板100が折り曲げ成形されて、コネクタ10が製造される(図17参照)。
図16において、展開板100は、コンタクトキャリア101で連鎖状につながれている。このようなコンタクトは、一般に連鎖状コンタクトと呼ばれ、生産性が高い。展開板100は、コンタクトキャリア101とV字状の切り込みであるノッチ10nで連結されている。そして、コネクタ10は、ノッチ10nが折り曲げられて、コンタクトキャリア101から切り離される(図17参照)。
次に、本発明によるコネクタ10の作用を説明する。
図12において、コネクタ10は、一対の第1反転アーム3b・3bと一対の第2反転アーム3d・3dとが、所定距離、離間して対向配置されている。接点3eと案内面3fとが、入力端子83の板厚以下の距離で対向配置されている、ということもできる(図19参照)。
図19に示されるように、入力端子83を基底部2の開口21から挿入すると、入力端子83の他方の面が案内面3fにスライドしながら、一対の第1反転アーム3b・3bを外側に移動させる。すなわち、一対の第1反転アーム3b・3bが弾性変形して撓み得る。そして、一対の第1反転アーム3b・3bの弾性変形の反作用として、接点3eが所定の接触圧力を入力端子83に付与できる。
図20において、入力端子83の穴83aに第4反転アーム3kの先端部が係止することにより、入力端子83の挿入位置を触覚で確認できる。第4反転アーム3kの先端部を乗り越える強い力で入力端子83を引き抜くことにより、入力端子83をコネクタ10から離脱できる。
例えば、コネクタ10は、図18に示されるような使用形態を実現できる。図18において、一対のコネクタ10は、フレキシブル基板であるプリント基板1pにはんだ接合で表面実装されている。図18において、コネクタ10は、ハウジングを備えておらず、展開された金属板を多重折り曲げ成形したベアなソケットコンタクトとすることにより、プリント基板に実装可能であり、高接触圧力を有し、極小の入力端子83に接続可能な低背な構造を実現している。
図18に示された一対の入力端子83の極間ピッチは、製造誤差が大きく、一対のソケットコンタクト(コネクタ10)をハウジングで固定すると、一対の入力端子83に着脱することが困難になる。図18において、一対のソケットコンタクト(コネクタ10)をフレキシブル基板であるプリント基板1pに表面実装されることにより、一対の入力端子83の極間ピッチの製造誤差を吸収して、容易に着脱できる。
又、図1に示されるように、一対の第1反転アーム3b・3bは、所定距離に離間して構成されているので、入力端子83への接触圧力の誤差を分散できる(図19参照)。例えば、図18に示された入力端子83は、はんだメッキが施されており、必ずしも平坦な接触面を有していない。このような平坦な接触面を有しない入力端子83に対して、一対の第1反転アーム3b・3bが独立して運動できるので、接触圧力の誤差を分散できる。
更に、本発明によるコネクタ10は、一対の第1折り曲げ片3a・3aと一対の第1反転アーム3b・3bを有している(図1から図4参照)。基底部2の第1両翼が略直角に折り曲げられることにより、基底部2に加わる曲げモーメントに対して補強される。一対の第1折り曲げ片3a・3aは補強リブということもできる。更に、一対の第1折り曲げ片3a・3aから反転して、一対の第1反転アーム3b・3bが形成されることにより、一対の第1反転アーム3b・3bの変位に対して一対の第1折り曲げ片3a・3aが抗するので、ソケットコンタクトの歪が抑制されるという効果がある。
図1から図4において、幅広の一対の第3折り曲げ片4b・4bがコンタクト接続部3の両翼を覆うことにより、落下物などコンタクト接続部3に加わる不要の力から保護するという効果もある。
例えば、図17に示されたコネクタ10は、コンタクトキャリア101から切り離され、キャリアテープ6に形成された凹部62に収容される(図22参照)。図22において、キャリアテープ6の本体61は、透明の帯状プラスチックからなり、コネクタ10を収容する複数の凹部62が成形されている。凹部62は、コネクタ10の外形に見合った形状で形成され、一対の第3折り曲げ片4b・4bの外面を上向きに収容されたコネクタ10の姿勢が安定する。キャリアテープ6の本体61の一方の端部には、キャリアテープ6を搬送するためのスプロケットホール63が設けられている。
図22において、キャリアテープ6を搬送するときは、ロール状に巻かれ、凹部62は長尺のカバーテープ(図示せず)で封止される。コネクタ10を取り出すときは、キャリアテープ6は平坦にされ、カバーテープが剥離される。
一対の第3折り曲げ片4b・4bの外面は真空吸着可能な平面を形成しているので、真空吸着方式による自動実装機(図示せず)を用いて、コネクタ10の取り出しが容易になる。又、コネクタ10を収容する凹部62を連設するキャリアテープ6を用いることにより、自動実装機(真空吸着方式)によるコネクタ10の取り出しが容易になる。このように、本発明によるコネクタ10は、自動実装機に好適な構造を有している。
又、本発明によるコネクタ10は、一対の第2反転アーム3d・3dの両翼が屈折されて対向する一対の第2帯板片3g・3gを備えており、一対の第2帯板片3g・3gは、入力端子83の幅方向の動きを規制する構造となっている(図9及び図19参照)。
図9から図11において、一対の第2帯板片3g・3gは、所定距離、離間しており、入力端子83の幅より僅かに広い距離で離間している。入力端子83が正しく開口21に挿入された場合は、一対の第2帯板片3g・3gの間を入力端子83が通過できる。入力端子83をイレギュラーに開口21に挿入した場合は、一対の第2帯板片3g・3gに阻止されて、入力端子83の通過が困難となる。このように、一対の第2帯板片3g・3gで防護壁を構成することにより、イレギュラーな挿入による入力端子83を保護できる。
又、図9に示されるように、一対の第2帯板片3g・3gは、一対の第1反転アーム3b・3bの先端部を内部に配置しており、一対の第1反転アーム3b・3bの先端部同士が相反する向きに不要に広がることを防止する効果もある。
更に、本発明によるコネクタ10は、第3反転アーム3jが一対の第1反転アーム3b・3bの過剰な移動を規制しているので、一対の第1反転アーム3b・3bの弾性限度を超えた塑性変形を防止できる。(図9参照)。
次に、別の実施形態によるコネクタ20の構成を説明する。図21において、コネクタ20は、平板状のタブコンタクト(例えば、入力端子83)と接続し、複数のスルーホール(図示せず)を有するプリント基板1pに実装可能である(図1及び図19参照)。
図21において、コネクタ20は、略矩形の平板状の基底部2とコンタクト接続部3を備えている。基底部2は、プリント基板1pに設置される(図1参照)。コンタクト接続部3は、基底部2の中央部に設けられ、タブコンタクトと接続する。
図21において、基底部2は、開口21と一対の第1ピン部5a・5aを有している。開口21は、基底部2の中央部に設けられ、タブコンタクトが挿通される。一対の第1ピン部5a・5aは、基底部2の第1両翼の一部が基底部2と反対側に略平行に延びて、プリント基板1pのスルーホールに挿入される(図1参照)。
又、図21において、基底部2は、一対の第2ピン部5b・5bを有している。一対の第2ピン部5b・5bは、基底部2の第1両翼と略直交する第2両翼の一方の一部が基底部2と反対側に略平行に延びて、プリント基板1pのスルーホールに挿入される(図1参照)。
コンタクト接続部3は、一対の第1折り曲げ片3a・3aと一対の第1反転アーム3b・3bを有している。一対の第1折り曲げ片3a・3aは、基底部2の第1両翼の一部が屈折されて、タブコンタクトが挿入される方向と略平行に延びている。一対の第1反転アーム3b・3bは、一対の第1折り曲げ片3a・3aの片翼が屈折されて互いに近づく方向に延びると共に、先端部同士が所定の距離に離間してコンタクト接続部3の内部に反転している。(図1から図3及び図9参照)。
又、図21において、コンタクト接続部3は、一対の第2折り曲げ片3c・3cと一対の第2反転アーム3d・3dを有している。(図4参照)。一対の第2折り曲げ片3c・3cは、基底部2の第2両翼の他方が屈折されて、タブコンタクトが挿入される方向と略平行に延びている(図4参照)。一対の第2反転アーム3d・3dは、一対の第2折り曲げ片3c・3cの先端からコンタクト接続部3の内部に延出し、かつ開口21に向かって反転している。(図12参照)。
そして、一対の第1反転アーム3b・3bの先端面には、タブコンタクトの一方の面に接触する接点3eが設けられている。(図12参照)。一対の第2反転アーム3d・3dには、タブコンタクトの他方の面がスライドする案内面3fが設けられている(図12参照)。なお、その他の構造は、コネクタ10と同じであるので説明を割愛する。
次に、本発明の別の実施形態によるコネクタ20の作用を説明する。
コネクタ20に適用される複数のスルーホールを有するプリント基板は、リジッド基板が好ましく用いられるが、フレキシブル基板を排除しない。複数のスルーホールを有するプリント基板にソケットコンタクトが実装されるとは、スルーホールにピン部を通し、プリント基板の反実装面からピン部をはんだ接合するスルーホール実装を含み、ピン部をプレスフィットターミネーションに加工して、このプレスフィットターミネーションをスルーホールに圧入する無はんだ接続を含んでよい。自動実装機を利用して、スルーホール実装、又は無はんだ接続を自動化できる。
図21において、一対の第1ピン部5a・5a及び一対の第2ピン部5b・5bは、十分に離間することが好ましく、一対の第1ピン部5a・5a及び一対の第2ピン部5b・5bは、基底部2の三方に延びるように配置することが好ましく、コネクタ20の姿勢が安定する。
発明の別の実施形態によるコネクタ20は、ハウジングを備えておらず、展開された金属板を多重折り曲げ成形したベアなソケットコンタクトとすることにより、プリント基板に実装可能であり、高接触圧力を有し、極小のタブコンタクトに接続可能な低背な構造を実現している。特に、リジッド基板に利用されることが好ましい。
本発明によるソケットコンタクトは、フレキシブル基板に備えられてよく、リジッド基板に備えられてもよい。本発明によるソケットコンタクトは、極小のタブコンタクトに接続可能な低背な構造を実現しているので、近年のコンパクトな撮像用電子機器に実装できる。特に、本発明によるソケットコンタクトを多分岐された折り畳み可能なフレキシブル基板に実装して、コンパクトな撮像用電子機器に実装できる。
本発明によるソケットコンタクトの一実施形態を示す斜視外観図である。 前記実施形態によるソケットコンタクトの斜視外観図であり、要部を縦断面で示している。 前記実施形態によるソケットコンタクトの斜視外観図であり、要部を横断面で示している。 前記実施形態によるソケットコンタクトの斜視外観図であり、ソケットコンタクトを下面から観た図である。 前記実施形態によるソケットコンタクトの背面図である。 前記実施形態によるソケットコンタクトの平面図である。 前記実施形態によるソケットコンタクトの正面図である。 前記実施形態によるソケットコンタクトの下面図である。 前記実施形態によるソケットコンタクトの横断面図であり、図5のP−P矢視断面図である。 前記実施形態によるソケットコンタクトの縦断面図であり、図6のQ−Q矢視断面図である。 前記実施形態によるソケットコンタクトの縦断面図であり、図6のR−R矢視断面図である。 前記実施形態によるソケットコンタクトの縦断面図であり、図6のT−T矢視断面図である。 前記実施形態によるソケットコンタクトの右側面図である。 前記実施形態によるソケットコンタクトの縦断面図であり、図9のS−S矢視断面図である。 前記実施形態によるソケットコンタクトの部分図であり、図9のV矢視図である。 前記実施形態によるソケットコンタクトが折り曲げ成形される前の展開図である。 前記実施形態によるソケットコンタクトが折り曲げ成形された後の図であり、図17(A)は平面図、図17(B)は右側面図である。 前記実施形態によるソケットコンタクトの一使用状態を示す斜視外観図であり、ソケットコンタクトが取り付けられるプリント基板、及びタブコンタクトを備える小型モータを配置している。 図12に示されたソケットコンタクトの縦断面図において、タブコンタクトが挿入された状態図である。 図14に示されたソケットコンタクトの縦断面図において、タブコンタクトが挿入された状態図である。 別の実施形態によるソケットコンタクトの斜視外観図であり、このソケットコンタクトはスルーホールに挿入するピン部を有している。 前記実施形態によるソケットコンタクトを収容する凹部を連接するキャリアテープの斜視外観図である。 従来技術による小型モータの実施例を示す要部の斜視分解組立図であり、小型モータは、入力端子とプリント基板を接続するコネクタユニットを備えている。
符号の説明
1p プリント基板
2 基底部
2a・2a 一対の第1リード部
2b・2b 一対の第2リード部
3 コンタクト接続部
3a・3a 一対の第1折り曲げ片
3b・3b 一対の第1反転アーム
3c・3c 一対の第2折り曲げ片
3d・3d 一対の第2反転アーム
3e 接点
3f 案内面
10・20 ソケットコンタクト(コネクタ)
21 開口
83 タブコンタクト(入力端子)

Claims (14)

  1. 平板状のタブコンタクトと接続し、プリント基板に実装可能なソケットコンタクトであって、
    前記プリント基板に設置される略矩形の平板状の基底部と、
    この基底部の中央部に設けられて前記タブコンタクトと接続するコンタクト接続部と、を備え、
    前記基底部は、
    中央部に設けられて前記タブコンタクトが挿通される開口と、
    当該基底部と略平行に互いに相反する向きに第1両翼の方向に延びて前記プリント基板にはんだ接合可能な一対の第1リード部と、
    当該基底部と略平行に第1両翼と略直交する第2両翼の一方から延びて前記プリント基板にはんだ接合可能な一対の第2リード部と、を有し、
    前記コンタクト接続部は、
    前記基底部の第1両翼の一部が屈折されて前記タブコンタクトが挿入される方向と略平行に延びる一対の第1折り曲げ片と、
    これらの第1折り曲げ片の片翼が屈折されて互いに近づく方向に延びると共に、先端部同士が所定の距離に離間して当該コンタクト接続部の内部に反転する一対の第1反転アームと、
    前記基底部の第2両翼の他方が屈折されて前記タブコンタクトが挿入される方向と略平行に延びる一対の第2折り曲げ片と、
    これらの第2折り曲げ片の先端から当該コンタクト接続部の内部に延出し、かつ前記開口に向かって反転する一対の第2反転アームと、を有し、
    前記一対の第1反転アームの先端面には、前記タブコンタクトの一方の面に接触する接点が設けられ、
    前記一対の第2反転アームには、前記タブコンタクトの他方の面がスライドする案内面が設けられるソケットコンタクト。
  2. 平板状のタブコンタクトと接続し、複数のスルーホールを有するプリント基板に実装可能なソケットコンタクトであって、
    前記プリント基板に設置される略矩形の平板状の基底部と、
    この基底部の中央部に設けられて前記タブコンタクトと接続するコンタクト接続部と、を備え、
    前記基底部は、
    中央部に設けられて前記タブコンタクトが挿通される開口と、
    第1両翼の一部が当該基底部と反対側に略平行に延びて前記スルーホールに挿入する一対の第1ピン部と、
    前記第1両翼と略直交する第2両翼の一方の一部が当該基底部と反対側に略平行に延びて前記スルーホールに挿入する一対の第2ピン部と、を有し、
    前記コンタクト接続部は、
    前記基底部の第1両翼の一部が屈折されて前記タブコンタクトが挿入される方向と略平行に延びる一対の第1折り曲げ片と、
    これらの第1折り曲げ片の片翼が屈折されて互いに近づく方向に延びると共に、先端部同士が所定の距離に離間して当該コンタクト接続部の内部に反転する一対の第1反転アームと、
    前記基底部の第2両翼の他方が屈折されて前記タブコンタクトが挿入される方向と略平行に延びる一対の第2折り曲げ片と、
    これらの第2折り曲げ片の先端から当該コンタクト接続部の内部に延出し、かつ前記開口に向かって反転する一対の第2反転アームと、を有し、
    前記一対の第1反転アームの先端面には、前記タブコンタクトの一方の面に接触する接点が設けられ、
    前記一対の第2反転アームには、前記タブコンタクトの他方の面がスライドする案内面が設けられるソケットコンタクト。
  3. 前記一対の第1反転アームは、前記一対の折り曲げ片の片翼が屈折容易となるように中央部が開口されている請求項1又は2記載のソケットコンタクト。
  4. 前記一対の第2折り曲げ片の両翼が屈折されて対向する一対の第1帯板片と、
    これらの第1帯板片が屈折されて前記基底部に対向する幅広の一対の第3折り曲げ片と、を備え、
    これらの第3折り曲げ片の外面は真空吸着可能な平面を形成している請求項1から3のいずれかに記載のソケットコンタクト。
  5. 前記一対の第2反転アームの両翼が屈折されて対向する一対の第2帯板片を備え、
    これらの第2帯板片は、前記タブコンタクトの幅方向の動きを規制する請求項1から4のいずれかに記載のソケットコンタクト。
  6. 前記基底部の第2両翼の他方の中央部が屈折されて前記タブコンタクトが挿入される方向と略平行に延びる第4折り曲げ片と、
    この第4折り曲げ片の先端から当該コンタクト接続部の内部に延出し、かつ前記開口に向かって反転する第3反転アームと、を備え、
    この第3反転アームは、前記一対の第1反転アームの間に配置されて前記タブコンタクトが挿入されて当該一対の第1反転アームが後退する動きを規制する請求項1から5のいずれかに記載のソケットコンタクト。
  7. 前記基底部の第2両翼の他方が屈折されて前記コンタクト接続部の内部に反転し、かつ前記第3反転アームと対向する第4反転アームを備え、
    この第4反転アームの先端部は、前記タブコンタクトに設けられた穴に係止して、当該タブコンタクトの脱落を防止する請求項6記載のソケットコンタクト。
  8. 展開された金属板が折り曲げ成形される請求項1から7のいずれかに記載のソケットコンタクト。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載のソケットコンタクトを収容する凹部を連設するキャリアテープ。
  10. 請求項1から8のいずれかに記載のソケットコンタクトを備えるフレキシブル基板。
  11. 請求項1から8のいずれかに記載のソケットコンタクトを備えるリジッド基板。
  12. 請求項1から8のいずれかに記載のソケットコンタクトを備える電子機器。
  13. 請求項10記載のフレキシブル基板を備える電子機器。
  14. 請求項11記載のリジッド基板を備える電子機器。
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