JP5085122B2 - 半導体光検出素子及び放射線検出装置 - Google Patents

半導体光検出素子及び放射線検出装置 Download PDF

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Description

本発明は、半導体光検出素子、及び半導体光検出素子を備えた放射線検出装置に関するものである。
半導体光検出素子として、半導体基板の一方面側に複数のホトダイオードを形成し、他方面を光入射面とした裏面入射型ホトダイオードアレイが知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開平11−74553号公報 WO2005/038923号公報
裏面入射型ホトダイオードアレイでは、一般に、半導体基板の空乏層以外の領域で発生したキャリアが拡散移動する距離(発生した位置から空乏層までの距離)が長い。このため、ホトダイオード間近傍に発生したキャリアは、電界に依存しない拡散移動によって隣接するホトダイオードに流れ込む確率が高くなる。この結果、ホトダイオード間においてクロストークが発生しやすくなってしまう。
ところで、上記文献1に記載された裏面入射型ホトダイオードアレイでは、隣接するホトダイオード間にX線を吸収するための薄層が形成されている。しかしながら、文献1における薄層は、散乱X線を除去するためのものであり、上述したクロストークを考慮したものではない。
本発明は、以上の問題点を解決するためになされたものであり、クロストークの発生を良好に抑制することが可能な半導体光検出素子、及び放射線検出装置を提供することを目的とする。
このような目的を達成するために、本発明による半導体光検出素子は、(1)一方の面が被検出光の入射面となっている半導体基板と、(2)半導体基板の入射面と反対側の面である検出面側に形成されたpn接合型の複数のホトダイオードと、(3)半導体基板の検出面側において、複数のホトダイオードのうちで隣接するホトダイオード間に形成されたキャリア捕獲部とを備え、(4)キャリア捕獲部は、それぞれpn接合を含む複数のキャリア捕獲領域が、隣接するホトダイオード間でホトダイオードの対応する辺に沿って延びる方向を配列方向として、配列方向に沿って間隔をおいて配列されて構成されているとともに、キャリア捕獲部は、複数のホトダイオードのうちで少なくとも1つのホトダイオードに対し、検出面側からみて、配列方向に沿って間隔をおいて配列された複数のキャリア捕獲領域によってホトダイオードを取り囲むように形成されていることを特徴とする。
上記した半導体光検出素子では、半導体基板の入射面と反対側の面が検出面となっている裏面入射型の構成において、複数のホトダイオードのうちで隣接するホトダイオード間にpn接合を含むキャリア捕獲領域が形成されている。このような構成では、隣接するホトダイオード近傍に発生し、拡散移動により隣接するホトダイオードに流れ込もうとするキャリアは、キャリア捕獲領域から吸い出されることとなる。これにより、拡散移動によって隣接するホトダイオードに流れ込もうとするキャリアが除去され、ホトダイオード間におけるクロストークの発生を良好に抑制することができる。
また、裏面入射型ホトダイオードアレイにおいて、あるホトダイオードが初期的な接続エラーもしくは温度サイクル等による接続点の破損によって、電気的にフローティングな状態になることが起こりうる。このような場合、そのホトダイオードから溢れ出したキャリアが周囲のホトダイオードに流れ込み、周囲のホトダイオードが正常な信号を出力することを妨げる可能性がある。これに対して、上記構成の半導体光検出素子では、接続点の破損によってあるホトダイオードが電気的にフローティングな状態になった場合においても、隣接するホトダイオードに流れ込もうとするキャリアはキャリア捕獲領域から吸い出されることとなる。これにより、隣接するホトダイオードへのキャリアの流れ込みを良好に抑制することができる。
また、上記したように隣接するホトダイオード間にpn接合を含むキャリア捕獲領域を設ける構成では、ホトダイオード間、あるいはその近傍で生成されたキャリアがキャリア捕獲領域から吸い出されることにより、クロストークの発生が抑制される一方で、チャンネル当たりの光感度及び得られる信号量が小さくなる。これに対して、上記した半導体光検出素子では、それぞれpn接合を含む1または複数のキャリア捕獲領域を間隔をおいて配列することでキャリア捕獲部を構成している。これにより、各ホトダイオードでの必要な光感度の確保と、ホトダイオード間におけるクロストークの発生の抑制とを好適に両立することが可能となる。
ここで、キャリア捕獲部は、複数のホトダイオードのうちで少なくとも1つのホトダイオードに対し、検出面側からみて、間隔をおいて配列された複数のキャリア捕獲領域によってホトダイオードを取り囲むように形成されていることが好ましい。この場合、隣接するホトダイオードに流れ込もうとするキャリアが確実に除去されることとなり、クロストークの発生をより一層良好に抑制することができる。また、接続点の破損によってあるホトダイオードが電気的にフローティングな状態になった場合においても、隣接するホトダイオードへのキャリアの流れ込みをより一層良好に抑制することができる。
また、半導体基板の検出面側において、キャリア捕獲部とホトダイオードとの間に、半導体基板と同一導電型の高濃度不純物半導体領域が形成されていることが好ましい。この場合、高濃度不純物半導体領域は、隣接するホトダイオードを分離する機能(チャンネルストッパ)を有することとなり、隣接するホトダイオードが電気的に分離される。この結果、ホトダイオード間のクロストークをより一層低減できる。また、接続点の破損によってあるホトダイオードが電気的にフローティングな状態になった場合においても、隣接するホトダイオードへのキャリアの流れ込みをより一層低減できる。
また、高濃度不純物半導体領域は、複数のホトダイオードのうちで少なくとも1つのホトダイオードに対し、検出面側からみて、ホトダイオードを取り囲むように形成されていることが好ましい。この場合、隣接するホトダイオードを電気的に確実に分離することができる。
また、キャリア捕獲部等に対する電極の構成については、半導体基板の検出面側に、キャリア捕獲部のキャリア捕獲領域と、高濃度不純物半導体領域とに電気的に接続される電極が形成されており、電極が基準電位に接続されることが好ましい。この場合、キャリア捕獲領域を基準電位に接続するための電極と、高濃度不純物半導体領域を基準電位に接続するための電極との共用化が図られることとなり、電極数が増加するのを防ぐことができる。また、キャリア捕獲領域から吸い出されたキャリアは、半導体光検出素子の内部で消失することとなる。この結果、ホトダイオード間のクロストークが低減される。また、接続点の破損によってあるホトダイオードが電気的にフローティングな状態になった場合においても、隣接するホトダイオードへのキャリアの流れ込みが低減される。
あるいは、電極の構成については、半導体基板の検出面側に、キャリア捕獲部のキャリア捕獲領域に電気的に接続される第1電極と、高濃度不純物半導体領域に電気的に接続される第2電極とが形成されており、第1電極と第2電極とは、互いに電気的に絶縁された状態で各々が基準電位に接続される構成を用いても良い。この場合、キャリア捕獲領域と高濃度不純物半導体領域とは、半導体光検出素子の内部において電気的に分離されることとなる。これにより、キャリア捕獲領域側の電位が変動するようなことはなく、ホトダイオードとキャリア捕獲領域との電位差による電流の流れ込みを抑制することができる。この結果、ホトダイオードからの出力信号に電気的な影響は生じ難くなり、安定した信号出力を実現することができる。
また、半導体基板は第1導電型であって、複数のホトダイオード、及び1または複数のキャリア捕獲領域のそれぞれは、第2導電型不純物半導体領域と、半導体基板とによって構成されていることが好ましい。また、高濃度不純物半導体領域は、半導体基板と同様に第1導電型であることが好ましい。
また、それぞれpn接合を含む1または複数のキャリア捕獲領域が配列されたキャリア捕獲部の構成については、キャリア捕獲部を構成するキャリア捕獲領域は、その領域幅wが1μm以上であることが好ましい。また、キャリア捕獲領域は、その領域長さLが1μm以上であることが好ましい。このような領域パターンでキャリア捕獲部を構成することにより、上記した各ホトダイオードでの必要な光感度の確保と、ホトダイオード間におけるクロストークの発生の抑制との両立を、好適に実現することができる。
また、キャリア捕獲部において、キャリア捕獲領域は、隣接する2つのキャリア捕獲領域同士で空乏層が接しない間隔で配列されていることが好ましい。また、キャリア捕獲部において、キャリア捕獲領域は、対応するホトダイオードからみて、ホトダイオードの周囲上の全ての点で、キャリア捕獲領域までの距離が、隣接するホトダイオードまでの距離よりも小さくなるように形成されていることが好ましい。これらの構成によっても、上記した各ホトダイオードでの必要な光感度の確保と、ホトダイオード間におけるクロストークの発生の抑制との両立を、好適に実現することができる。
本発明に係る放射線検出装置は、上記構成の半導体光検出素子と、半導体基板の入射面側に位置し、放射線の入射により発光するシンチレータとを備えることを特徴とする。このような放射線検出装置では、半導体光検出素子として上記構成の光検出素子を用いていることにより、上述したように、ホトダイオード間におけるクロストークの発生を良好に抑制することができる。また、接続点の破損によってあるホトダイオードが電気的にフローティングな状態になった場合においても、隣接するホトダイオードへのキャリアの流れ込みを抑制することができる。この結果、高い解像度を得ることができる。
本発明によれば、クロストークの発生を良好に抑制することが可能な半導体光検出素子及び放射線検出装置を提供することができる。また、初期的な接続エラーもしくは温度サイクル等による接続点の破損によって、あるホトダイオードが電気的にフローティングな状態になった場合においても、隣接するホトダイオードへのキャリアの流れ込みを抑制することが可能な半導体光検出素子及び放射線検出装置を提供することができる。
以下、図面とともに本発明による半導体光検出素子及び放射線検出装置の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明のものと必ずしも一致していない。
まず、本発明による半導体光検出素子について説明する。図1及び図2は、それぞれ、本発明による半導体光検出素子の一実施形態の構成を概略的に示す平面図である。また、図3は、図1及び図2におけるI−I線に沿った半導体光検出素子の断面構成を示す側面断面図である。本実施形態では、本発明による半導体光検出素子の構成の一例として、ホトダイオードアレイPD1の構成について説明する。また、以下においては、基板側の第1導電型をn型、他方の第2導電型をp型として説明するが、一般には、第1導電型をp型、第2導電型をn型としても良い。
ここで、ホトダイオードアレイPD1では、ホトダイオードアレイPD1を構成する半導体基板5の一方の面(図3における上面)が被検出光Lの入射面5a、他方の面(図3における下面)がホトダイオードが形成される検出面5bとなっている。また、図1及び図2は、それぞれホトダイオードアレイPD1を検出面5b側からみた平面図となっている。また、図1は、ホトダイオードアレイPD1の平面構成のうちで、後述するように検出面5b上に設けられる電極を除いた構成を示し、また、図2は、電極を含む構成を示している。
本実施形態によるホトダイオードアレイPD1は、一方の面が入射面5aとなっている半導体基板5と、基板5の入射面5aと反対側の面である検出面5b側に形成されたpn接合型の複数の光感応領域3とを備えている。半導体基板5は、シリコン(Si)からなるn型(第1導電型)の半導体基板であり、例えば、厚さが30〜300μm(好ましくは100μm程度)、不純物濃度が1×1012〜1015/cmのシリコン基板が用いられる。
この半導体基板5に対し、それぞれpn接合を含む複数の光感応領域3は、基板5の検出面5b側において、2次元アレイ状に配列されている。このような構成において、これらの光感応領域3の1つ1つが、ホトダイオードアレイPD1を構成する光感応画素であるホトダイオードとしての機能を有している。
具体的には、n型の半導体基板5には、その検出面5b側において、2次元アレイ状に配列された複数のp型(第2導電型)の不純物半導体領域7が形成されている。そして、このp型領域7と、n型半導体基板5とによって形成されるpn接合により、ホトダイオードである光感応領域3が構成されている。このp型領域7としては、例えば、不純物濃度が1×1013〜1020/cm、深さが0.05〜20μm(好ましくは0.2μm程度)のp型不純物半導体領域が用いられる。
また、本ホトダイオードアレイPD1では、半導体基板5の検出面5b側において、複数の光感応領域(ホトダイオード)3のうちで隣接する光感応領域3の間、すなわち隣接するp型領域7同士の間に、キャリア捕獲部12が形成されている。本実施形態においては、このキャリア捕獲部12は、それぞれpn接合を含む複数のキャリア捕獲領域13が間隔をおいて配列されることによって構成されている。なお、図1においては、説明のため、隣接する光感応領域3の間で光感応領域3の対応する辺に沿って延びるキャリア捕獲領域13の配列方向を一点鎖線によって図示している。
具体的には、半導体基板5には、その検出面5b側において、隣接するp型領域7の間に、上記の配列方向に沿って間隔をおいて配列された複数のp型領域11が形成されている。そして、このp型領域11と、n型半導体基板5とによって形成されるpn接合により、pn接合を含むキャリア捕獲領域(pn接合領域)13が構成されている。このp型領域11としては、例えば、不純物濃度が1×1013〜1020/cm、深さが0.05〜20μm(好ましくは0.2μm程度)のp型不純物半導体領域が用いられる。
図1に示した構成では、このキャリア捕獲部12は、光感応領域3の一辺と、隣接する光感応領域3の対応する一辺との間に、2つのキャリア捕獲領域13が間隔をおいて配列された構成となっている。また、本実施形態では、キャリア捕獲部12は、複数の光感応領域(ホトダイオード)3のそれぞれに対し、検出面5b側からみて、間隔をおいて配列された複数のキャリア捕獲領域13によって光感応領域3を取り囲むように形成されている。具体的には、1つの光感応領域3に対し、図1における左辺側、右辺側、下辺側、及び上辺側にそれぞれ2つずつで、合計8つのキャリア捕獲領域13によって、ホトダイオードである光感応領域3が取り囲まれた構成となっている。
また、半導体基板5の検出面5b側には、上記したキャリア捕獲部12と、ホトダイオードである光感応領域3との間、すなわち、p型領域11と、p型領域7との間に、基板5と同一導電型の高濃度不純物半導体領域である高濃度n型領域(分離層)9が形成されている。これにより、隣接する光感応領域3の間には、図1に示すように、高濃度n型領域9、キャリア捕獲領域13を含むキャリア捕獲部12、及び高濃度n型領域9がこの順で設けられている。このとき、キャリア捕獲部12のキャリア捕獲領域13は、高濃度n型領域9の間に挟まれるように配置されている。
高濃度n型領域9は、隣接するホトダイオードの光感応領域3を電気的に分離する機能を有するものである。このような高濃度n型領域9を設けることにより、隣接するホトダイオードが電気的に確実に分離され、ホトダイオード同士のクロストークを低減することができる。また、ブレークダウン電圧(逆方向耐圧)を制御することも可能となる。この高濃度n型領域9としては、例えば、不純物濃度が1×1013〜1020/cm、厚さが0.1〜数10μm(好ましくは3μm程度)のn型高濃度不純物半導体領域が用いられる。また、この高濃度n型領域9の厚さは、キャリア捕獲領域13を構成するp型領域11の深さよりも大きいことが好ましい。
また、本実施形態では、高濃度n型領域9は、複数の光感応領域(ホトダイオード)3のそれぞれに対し、検出面5b側からみて、連続した領域パターンで光感応領域3を取り囲むように形成されている。また、このとき、キャリア捕獲部12は、間隔をおいて配列された複数のキャリア捕獲領域13によって、光感応領域3と、対応する高濃度n型領域9との両者を取り囲む構成となっている。なお、半導体基板5の端部(チップエッジ)に位置する光感応領域3については、そのチップエッジ側には隣接する光感応領域3が存在しないことから、チップエッジ側には高濃度n型領域9、及びキャリア捕獲部12のキャリア捕獲領域13を形成する必要はない。ただし、必要があれば、そのようなチップエッジ側においても、高濃度n型領域9、及びキャリア捕獲領域13の一方または両方を設ける構成としても良い。
さらに、半導体基板5の表面である検出面5b上には、パッシベーション膜及び電気絶縁膜としての熱酸化膜(図示せず)が形成されている。また、半導体基板5の裏面である入射面5a上には、入射面5aを保護すると共に、光Lの反射を抑制するAR膜(図示せず)が形成されている。
なお、ホトダイオードアレイPD1における半導体基板5の入射面5aは、本実施形態では図3に示すように略平面状とされているが、このような構成に限られない。例えば、検出面5b側に存在する光感応領域3に対応する入射面5a上の領域に窪み部を形成し、その周りに、光感応領域3に対応する領域を囲むように突出部が形成される構成としても良い。このような構成では、裏面入射型の構成において、n型半導体基板5の入射面5aから、光感応領域3を構成するp型領域7までの距離を短くすることができる。
n型半導体基板5の検出面5b側には、図2及び図3に示すように、光感応領域3のp型領域7に電気的に接続される電極15が形成されている。電極15は、電極パッド、アンダーバンプメタル(UBM)、及びバンプ電極17を含む。なお、電極パッド及びUBMについては、図示を省略している。
電極パッドは、例えばアルミニウム膜からなり、熱酸化膜に形成されたコンタクトホールを通してp型領域7に電気的に接続される。UBMは、電極配線上に例えばNi、Auを順次メッキすることにより形成される。バンプ電極17は、半田からなり、UBM上に形成される。
また、n型半導体基板5の検出面5b側には、キャリア捕獲部12を構成するキャリア捕獲領域13のp型領域11と、高濃度n型領域9とに電気的に接続される電極19が形成されている。電極19は、電極配線21、UBM、及びバンプ電極23を含む。なお、UBMについては、図示を省略している。
電極配線21は、例えばアルミニウム膜からなり、熱酸化膜に形成されたコンタクトホールを通してp型領域11及び高濃度n型領域9に電気的に接続される。また、電極配線21は、図2及び図3に示されているように、半導体基板5の検出面5b側からみて、キャリア捕獲領域13のp型領域11、及びp型領域11を挟む両側の高濃度n型領域9の全体を覆うように形成されている。UBMは、電極配線21上に例えばNi、Auを順次メッキすることにより形成される。バンプ電極23は、半田からなり、UBM上に形成される。この電極19は、基準電位(例えば接地電位)に接続されている。
ホトダイオードアレイPD1においては、ホトダイオードのアノードの電極取り出しが電極15により実現され、ホトダイオードのカソードの電極取り出しが電極19により実現されている。そして、ホトダイオードアレイPD1においては、光感応領域3におけるpn接合の境界、及びキャリア捕獲領域13におけるpn接合の境界に、それぞれ空乏層25が形成されることとなる。
そして、ホトダイオードアレイPD1は、入射面5a側から被検出光Lが入射すると、その入射光に応じたキャリアが各ホトダイオードにおいて生成される。生成されたキャリアによる光電流は、光感応領域3のp型領域7に接続された電極15(バンプ電極17)から取り出される。この電極15からの出力は、図3に示すように、差動アンプ27の反転入力端子に接続される。差動アンプ27の非反転入力端子は、電極19と共通の基準電位に接続されている。
以上のように、図1〜図3に示した実施形態のホトダイオードアレイPD1では、図3に示すように半導体基板5の入射面5aと反対側の面が検出面5bとなっている裏面入射型の構成において、そのn型半導体基板5の検出面5b側に、複数のホトダイオードである光感応領域3のうちで隣接する光感応領域3(p型領域7)間に、pn接合を含むキャリア捕獲領域13(p型領域11)が形成されている。
このような構成では、半導体基板5内の空乏層25以外の領域において、隣接するp型領域7近傍にキャリアCが発生した場合でも、拡散移動により隣接する光感応領域3のp型領域7に流れ込もうとするキャリアCは、図3において矢印Aによって示すように、キャリア捕獲領域13のp型領域11から吸い出されることとなる。これにより、拡散移動によって隣接する光感応領域3のp型領域7に流れ込もうとするキャリアCが捕獲、除去され、光感応領域3の間におけるクロストークの発生を良好に抑制することができる。
また、基板の裏面が光Lの入射面5aとなっている裏面入射型のホトダイオードアレイPD1では、配線基板などの支持部材に対する接続において、バンプ電極を用いたバンプ接続が用いられる場合がある。このように、バンプ接続を用いる構成では、初期的な接続エラーもしくは温度サイクル等によって接続点の破損を生じ、その結果、ある光感応領域3のp型領域7が電気的にフローティングな状態になることが起こりうる。
これに対して、上記構成のホトダイオードアレイPD1によれば、初期的な接続エラーもしくは温度サイクル等による接続点の破損によって、あるp型領域7が電気的にフローティングな状態になった場合においても、そのp型領域7から溢れ出したキャリアは、キャリア捕獲領域13のp型領域11から吸い出されることになる。これにより、隣接するp型領域7にキャリアが流れ込むことを良好に抑制することができる。なお、このような構成は、バンプ接続以外の接続構成を用いた場合にも、同様に有効である。
また、上記したように隣接するホトダイオードの光感応領域3の間に、pn接合を含むキャリア捕獲領域13を設ける構成では、光感応領域3の間、あるいはその近傍で生成されたキャリアがキャリア捕獲領域13から吸い出されることにより、クロストークの発生が抑制される一方で、チャンネル当たりの光感度及び得られる信号量が小さくなる場合がある。
これに対して、上記したホトダイオードアレイPD1では、それぞれpn接合を含む1または複数のキャリア捕獲領域13(好ましくは複数のキャリア捕獲領域13)を間隔をおいて配列することによってキャリア捕獲部12を構成している。このような構成のキャリア捕獲部12において、光感応領域3に対して形成するキャリア捕獲領域13の個数、領域幅、長さ、間隔などの領域パターンを適宜に選択、設定することにより、各ホトダイオードでの必要な光感度の確保と、ホトダイオード間におけるクロストークの発生の抑制とを好適に両立することが可能となる。
また、本実施形態においては、キャリア捕獲部12は、検出面5b側からみて、間隔をおいて配列されたキャリア捕獲領域13によってホトダイオードの光感応領域3を取り囲むように形成されている。この場合、隣接する光感応領域3に流れ込もうとするキャリアCが確実に除去されることとなり、クロストークの発生をより一層良好に抑制することができる。また、接続点の破損によってあるホトダイオードのp型領域7が電気的にフローティングな状態になった場合においても、そのp型領域7から溢れ出したキャリアは、p型領域7を取り囲むキャリア捕獲領域13のp型領域11から吸い出されることになる。これにより、隣接するホトダイオードへのキャリアの流れ込みをより一層良好に抑制することができる。
また、本実施形態では、n型半導体基板5の検出面5b側において、p型領域7とp型領域11との間に、高濃度n型領域9が形成されている。これにより、隣接する光感応領域3のp型領域7同士が電気的に分離され、p型領域7間のクロストークをより一層低減できる。また、接続点の破損によってあるホトダイオードが電気的にフローティングな状態になった場合においても、隣接するホトダイオードへのキャリアの流れ込みをより一層低減できる。
また、このような高濃度n型領域9は、図1に示すように、n型半導体基板5の検出面5b側からみて、光感応領域3のp型領域7を取り囲むように形成することが好ましい。これにより、隣接するp型領域7を電気的に確実に分離することができる。
また、本実施形態では、n型半導体基板5の検出面5b側に、高濃度n型領域9とp型領域11とに電気的に接続される電極19が形成されており、この電極19が基準電位に接続される。これにより、キャリア捕獲領域13のp型領域11を基準電位に接続するための電極と、高濃度n型領域9を基準電位に接続するための電極との共用化が図られることとなり、電極数が増加するのを防ぐことができる。この場合、p型領域11から吸い出されたキャリアCは、ホトダイオードアレイPD1の内部で消失することとなる。
また、本実施形態によるホトダイオードアレイPD1の構成では、キャリア捕獲領域13のp型領域11は、光感応領域(ホトダイオード)3のp型領域7と同じ工程で形成することが可能である。この場合、ホトダイオードアレイPD1の製造工程が複雑化するようなことはない。
なお、半導体基板5の検出面5b側に設けられる電極の構成については、キャリア捕獲部のキャリア捕獲領域に電気的に接続される第1電極と、高濃度不純物半導体領域に電気的に接続される第2電極とを形成し、第1電極と第2電極とが、互いに電気的に絶縁された状態で各々が基準電位に接続される構成を用いても良い。
この場合、キャリア捕獲領域のp型領域と、高濃度n型領域とは、ホトダイオードアレイの内部において電気的に分離されることとなる。これにより、キャリア捕獲領域側の電位が変動するようなことはなく、ホトダイオードとキャリア捕獲領域との電位差による電流の流れ込みを抑制することができる。この結果、ホトダイオードからの出力信号に電気的な影響は生じ難くなり、安定した信号出力を実現することができる。
次に、本発明による放射線検出装置について説明する。図4は、本発明による放射線検出装置の一実施形態の断面構成を概略的に示す側面断面図である。本実施形態による放射線検出装置RDは、放射線の入射によって発光するシンチレータ61と、上記した構成を有するホトダイオードアレイPD1とを備える。
シンチレータ61は、ホトダイオードアレイPD1の裏面である入射面5a側に配置されている。シンチレータ61から出射された光は、半導体基板5の入射面5aから、半導体光検出素子であるホトダイオードアレイPD1へと入射する。また、このシンチレータ61は、ホトダイオードアレイPD1の入射面5aに接着されている。シンチレータ61とホトダイオードアレイPD1との間の接着には、光透過性を有する樹脂(例えば、エポキシ樹脂、アクリル樹脂等)を用いることができる。
本実施形態による放射線検出装置RDでは、図1〜図3に示した構成のホトダイオードアレイPD1を備えることにより、隣接する光感応領域3のp型領域7間におけるクロストークの発生を良好に抑制することができる。また、初期的な接続エラーもしくは温度サイクル等による接続点の破損によって、あるホトダイオードが電気的にフローティングな状態になった場合においても、隣接するホトダイオードへのキャリアの流れ込みが良好に抑制される。これにより、放射線検出装置RDを用いた放射線検出において、高い解像度を得ることができる。
図1〜図3に示したホトダイオードアレイについて、具体的な実施例及び測定データとともにさらに説明する。なお、以下においては、光感応領域3(p型領域7)に対するキャリア捕獲部12のキャリア捕獲領域13(p型領域11)の構成、及びそれによる効果を中心として半導体光検出素子の構成について説明することとし、高濃度n型領域9等の構成については説明を省略する。
ここでは、図5の構成例(a)に示すように、図1に示した構成と同様に、光感応領域3に対して、その各辺側にそれぞれ2つずつで合計8つのキャリア捕獲領域13を間隔をおいて配列することで構成されたキャリア捕獲部12について、その効果を検討した。また、比較例として、図5の構成例(b)に示すように、キャリア捕獲部12のキャリア捕獲領域13を連続的な領域パターンで形成した構成を想定した。
図5の構成例(a)に示したような本発明でのキャリア捕獲部12の構成では、上記したように、キャリア捕獲部12を構成するキャリア捕獲領域13の個数、領域幅w、領域長さL、間隔dなどの領域パターンの各パラメータを適宜に選択、設定することにより、各ホトダイオードでの必要な光感度の確保と、ホトダイオード間におけるクロストークの発生の抑制とを好適に両立することが可能となる。また、これらの領域パターンのパラメータについては、その素子で要求されている光感度やクロストークなどの素子特性を参照して設定することが好ましい。
詳述すると、図5の構成例(b)に示す連続パターンのキャリア捕獲部12では、光感応領域3の間、あるいはその近傍で生成されたキャリアがキャリア捕獲領域13から吸い出されることによって、隣接するホトダイオード間でのクロストークの発生が抑制されることとなる。一方、このような構成では、他チャンネルから流れ込むキャリア、及びホトダイオードの画素間(ギャップ部)で生成されたキャリア等がキャリア捕獲領域13で吸い出されるため、ホトダイオードの1チャンネル当たりの光感度及び得られる信号量が小さくなり、これによって、半導体光検出素子における光Lの検出感度(放射線検出装置における放射線の検出感度)が小さくなる場合がある。このように、隣接するホトダイオード間にキャリア捕獲部を形成する構成では、クロストークの低減と、検出感度向上とは相反する関係にある。
このようなクロストークの低減と、検出感度向上とをバランスさせる点に関して、例えば図5の構成例(b)において、キャリア捕獲領域13を構成するp型領域11の領域幅wを細くすることが考えられる。しかしながら、このようにp型領域11の幅を細くする構成では、素子の量産時におけるパターニングエラー、あるいはキャリア捕獲領域13の飽和などの問題が発生しやすくなる。
これに対して、上記実施形態のホトダイオードアレイPD1では、図1及び図5の構成例(a)に示したように、それぞれpn接合を含む1または複数のキャリア捕獲領域13を間隔をおいて配列することで、光感応領域3に対するキャリア捕獲部12を構成している。このような構成では、キャリア捕獲部12のうちでキャリア捕獲領域13が形成されていない部分ではクロストークの低減効果が低下する一方で、トータルの信号量を増やすことができる。これにより、クロストークの低減と、検出感度向上とを好適にバランスさせることが可能となる。
また、このようなキャリア捕獲領域13が形成されていない部分でのクロストークの増加は、ホトダイオードの画素サイズに対して光Lの入射範囲が局所的な場合に問題となる可能性もあるが、例えば、図4に示すように放射線検出装置RDでシンチレータ61と組み合わせて用いる構成では、シンチレータ61での発光は、画素サイズの全体に対して発光するものとなるので、上記した部分的なクロストークの増加は問題にならない。
一例として、図5の構成例(a)に示した構造において、基板5のチップ厚さを125μm、隣接する光感応領域(ホトダイオード)3間の距離をg=0.2mm、キャリア捕獲領域13の領域幅をw=15μm(0.015mm)、領域長さをL=0.2mm、領域間隔をd=0.24mmとした場合、構成例(b)の連続的な構造に比べて、その感度が約3%向上することが確認された。
ここで、キャリア捕獲部12におけるキャリア捕獲領域13の構成については、キャリア捕獲部12を構成するキャリア捕獲領域13は、その領域幅wが1μm以上であることが好ましい。また、キャリア捕獲領域13は、その領域長さLが1μm以上であることが好ましい。このような領域パターンのキャリア捕獲領域13でキャリア捕獲部12を構成することにより、上記した各ホトダイオードでの必要な光感度の確保と、ホトダイオード間におけるクロストークの発生の抑制との両立を、好適に実現することができる。また、キャリア捕獲部12を構成するキャリア捕獲領域13は、その領域幅wが5μm以上であることが特に好ましい。また、キャリア捕獲領域13は、その領域長さLが10μm以上であることが特に好ましい。
また、キャリア捕獲部12において、キャリア捕獲領域13は、隣接する2つのキャリア捕獲領域13同士で空乏層が接しない間隔dで配列されていることが好ましい。このような構成では、間隔をおいて配列されたキャリア捕獲領域13が、それぞれ確実に別の領域として機能することとなる。これにより、配列方向に隣接するキャリア捕獲領域13の間にあってキャリア捕獲領域13が形成されていない部分での信号量の増大効果を、確実に実現することができる。
また、キャリア捕獲部12において、キャリア捕獲領域13は、対応するホトダイオードの光感応領域3からみて、光感応領域3(p型領域7)の周囲上の全ての点で、最も近いキャリア捕獲領域13(p型領域11)までの距離が、隣接する光感応領域3までの距離よりも小さくなるように形成されていることが好ましい。これにより、間隔をおいて配列されたキャリア捕獲領域13の全体として、クロストークを低減するためのキャリア捕獲部12としての機能を良好に実現することができる。
図6は、キャリア捕獲部12でのキャリア捕獲領域13の領域幅と、ホトダイオードの光感度との相関を示すグラフである。図6のグラフにおいて、横軸は領域幅w(μm)を示し、縦軸はホトダイオードで得られる光感度を、領域幅w=0μmの場合を1として規格化した規格化光感度として示している。なお、領域幅w=0μmの構成は、キャリア捕獲部を設けない構成に相当している。
また、この図6では、図5に示した間隔をおいたドットパターンの構成例(a)について、チップ厚さが125μm、150μmの場合のグラフを示している。また、図5に示した連続パターンの構成例(b)について、チップ厚さが125μm、150μmの場合のグラフを示している。これらのグラフからわかるように、構成例(a)のドットパターン構造を採用することにより、同じ領域幅に対してホトダイオードで得られる光感度が増大し、検出感度が向上していることがわかる。
図7は、キャリア捕獲部12でのキャリア捕獲領域13の領域幅と、ホトダイオード間のクロストークとの相関を示すグラフである。図7において、横軸は領域幅w(μm)を示し、縦軸はホトダイオード間のクロストーク(%)を示している。
また、この図7では、図6と同様に、図5に示した間隔をおいたドットパターンの構成例(a)について、チップ厚さが125μm、150μmの場合のグラフを示している。また、図5に示した連続パターンの構成例(b)について、チップ厚さが125μm、150μmの場合のグラフを示している。これらのグラフからわかるように、キャリア捕獲領域を連続的でないドットパターンとすることによって、連続パターンに比べて若干、クロストークの低減効果が低下しているものの、キャリア捕獲部を設けない従来構造に比べて、充分なクロストークの低減効果が得られる。
図8は、ホトダイオードアレイの各位置で得られる信号量について示すグラフである。図8において、横軸はホトダイオードアレイにおける所定のスキャン方向に沿ったスキャン位置(μm)を示し、縦軸は各位置で得られる信号量である電流を、後述のグラフG2での最大値を1として規格化した規格化電流として示している。また、この図8では、図5の構成例(a)に示すスキャン方向S1(キャリア捕獲領域13を含む)に沿った電流値変化をグラフG1で示し、スキャン方向S2(キャリア捕獲領域13を含まない)に沿った電流値変化をグラフG2で示している。また、それ以外のグラフは、個々のホトダイオードで得られる加算前の電流値を示している。
これらのグラフからわかるように、キャリア捕獲領域13が形成されていないスキャン方向S2について求められたグラフG2においても、キャリア捕獲領域13が形成されているスキャン方向S1でのグラフG1よりは効果がやや小さいものの、ホトダイオード間でのクロストークの捕獲、吸出し効果が得られていることがわかる。また、キャリア捕獲部12によるアンチブルーミング効果については、上記したように、光感応領域3(p型領域7)の周囲上の全ての点で、最も近いキャリア捕獲領域13(p型領域11)までの距離が、隣接する光感応領域3までの距離よりも小さくなる構成とすることによって、そのようなアンチブルーミング効果を確実に実現することができる。
なお、図5の構成例(a)において、光感応領域3のp型領域7と、キャリア捕獲領域13のp型領域11との間に形成される高濃度n型領域9については、例えば、図9の構成例(a)、(b)において破線によって模式的に示すように、キャリア捕獲部12の構成に対応して、様々なパターンで形成することが可能である。ここで、図9に示す構成例(a)は、図1に示した構成に対応している。
また、キャリア捕獲部12におけるキャリア捕獲領域13の具体的な領域パターンについては、上記した構成以外にも、例えば図10〜図12に示すように、具体的には様々な構成を用いることが可能である。なお、これらの図10〜図12においては、光感応領域3(p型領域7)、及びキャリア捕獲領域13(p型領域11)の構成のみを示し、高濃度n型領域9等の構成については図示を省略している。
図10の構成例(a)では、ホトダイオードの光感応領域3に対し、その左辺側、右辺側、下辺側、及び上辺側にそれぞれ1つずつで、4つのキャリア捕獲領域13によって光感応領域3を取り囲むキャリア捕獲部12とする構成を示している。また、図10の構成例(b)では、キャリア捕獲領域13の個数については構成例(a)と同様であるが、構成例(a)においてキャリア捕獲領域13が光感応領域3の対応する辺の中央の一部分に対して設けられているのに対して、構成例(b)では、キャリア捕獲領域13を光感応領域3の対応する辺の全体に対して設け、光感応領域3の角部分においてキャリア捕獲領域を設けずに間隔をおいた構成を示している。
図11の構成例(a)では、図10の構成例(a)に対して、光感応領域3の角部分に対応する十字状のキャリア捕獲領域13を追加した構成を示している。また、図11の構成例(b)では、光感応領域3の各辺の中央の一部分に対して設けられたキャリア捕獲領域をなくし、光感応領域3の角部分から延びる十字状のキャリア捕獲領域13のみでキャリア捕獲部12とする構成を示している。
図12の構成例(a)では、キャリア捕獲部12におけるキャリア捕獲領域13の領域パターンを細かいドットパターンとした構成を示している。また、図12の構成例(b)では、隣接する光感応領域3の間でのキャリア捕獲領域13の配列方向として、互いに平行で配列位置がずれた2つの配列方向を設定し、それらの配列方向に対してキャリア捕獲領域13を交互に配置した構成を示している。
ここで、半導体基板5の検出面5b側に設けられる電極の構成については、上記したようにキャリア捕獲部12のキャリア捕獲領域13に電気的に接続される第1電極と、高濃度n型領域9に電気的に接続される第2電極とを形成し、第1電極と第2電極とが、互いに電気的に絶縁された状態で各々が基準電位に接続される構成を用いても良い。
上記した電極構成を有する半導体光検出素子について、図13〜図15を用いて説明する。図13及び図14は、それぞれ、本発明による半導体光検出素子の他の実施形態の構成を概略的に示す平面図である。また、図15は、図13及び図14におけるII−II線に沿った半導体光検出素子の断面構成を示す側面断面図である。本実施形態では、本発明による半導体光検出素子の構成の他の例として、ホトダイオードアレイPD2の構成について説明する。
本ホトダイオードアレイPD2では、n型半導体基板5の検出面5b側には、高濃度n型領域9に電気的に接続される第2電極である電極31が形成されている。電極31は、電極配線33、UBM、及びバンプ電極35を含む。
電極配線33は、例えばアルミニウム膜からなり、熱酸化膜に形成されたコンタクトホールを通して高濃度n型領域9に電気的に接続される。電極配線33は、図14及び図15に示されているように、半導体基板5の検出面5b側からみて、高濃度n型領域9を覆うように形成されている。UBMは、電極配線33上に例えばNi、Auを順次メッキすることにより形成される。バンプ電極35は、半田からなり、UBM上に形成される。
また、この電極31は、差動アンプ27の非反転入力端子に接続され、電極31と差動アンプ27の非反転入力端子との途中部分が基準電位(例えば接地電位)に接続されている。これにより、電極31と差動アンプ27の非反転入力端子とは共通の基準電位に接続されることとなる。
また、n型半導体基板5の検出面5b側には、キャリア捕獲領域13のp型領域11に電気的に接続される第1電極である電極41が形成されている。電極41は、電極配線43、UBM、及びバンプ電極45を含む。
電極配線43は、例えばアルミニウム膜からなり、熱酸化膜に形成されたコンタクトホールを通してキャリア捕獲領域13のp型領域11に電気的に接続される。電極配線43は、図14及び図15に示されているように、半導体基板5の検出面5b側からみて、p型領域11が配列されたキャリア捕獲部12を覆うように形成されている。UBMは、電極配線43上に例えばNi、Auを順次メッキすることにより形成される。バンプ電極45は、半田からなり、UBM上に形成される。
また、この電極41は、電極31と互いに電気的に絶縁されている。電極41は、電極31との電気的絶縁が維持された状態で、ホトダイオードアレイPD2の外部において、電極31とは異なる基準電位(例えば接地電位)に接続されている。
図13〜図15に示した電極構成では、キャリア捕獲領域13のp型領域11と、高濃度n型領域9とは、ホトダイオードアレイPD2の内部において電気的に分離されることとなる。これにより、キャリア捕獲領域13側の電位が変動するようなことはなく、ホトダイオードの光感応領域3とキャリア捕獲領域13との電位差による電流の流れ込みを抑制することができる。この結果、ホトダイオードからの出力信号に電気的な影響は生じ難くなり、安定した信号出力を実現することができる。また、電極構成については、具体的には上記以外にも様々な構成を用いて良い。
本発明による半導体光検出素子、及び放射線検出装置は、上記した実施形態及び構成例に限られるものではなく、様々な変形が可能である。例えば、上記した構成例では、本発明を複数のpn接合型のホトダイオードが2次元アレイ状に配列されたホトダイオードアレイに適用したが、これに限られることなく、例えば、複数のホトダイオードが1次元アレイ状に配列されたホトダイオードアレイにも本発明を適用することができる。また、本発明による半導体光検出素子、及び放射線検出装置は、例えばX線CT装置において好適に用いることができる。
本発明は、クロストークの発生を良好に抑制することが可能な半導体光検出素子、及び放射線検出装置として利用可能である。
半導体光検出素子の一実施形態の構成を概略的に示す平面図である。 半導体光検出素子の一実施形態の構成を概略的に示す平面図である。 半導体光検出素子の断面構成を示す側面断面図である。 放射線検出装置の一実施形態の断面構成を示す側面断面図である。 ホトダイオード及びキャリア捕獲部の構成例を示す図である。 キャリア捕獲部でのキャリア捕獲領域の領域幅と、ホトダイオードの光感度との相関を示すグラフである。 キャリア捕獲部でのキャリア捕獲領域の領域幅と、ホトダイオード間のクロストークとの相関を示すグラフである。 ホトダイオードアレイの各位置で得られる信号量を示すグラフである。 高濃度n型領域の構成例を示す図である。 ホトダイオード及びキャリア捕獲部の構成例を示す図である。 ホトダイオード及びキャリア捕獲部の構成例を示す図である。 ホトダイオード及びキャリア捕獲部の構成例を示す図である。 半導体光検出素子の他の実施形態の構成を概略的に示す平面図である。 半導体光検出素子の他の実施形態の構成を概略的に示す平面図である。 半導体光検出素子の断面構成を示す側面断面図である。
符号の説明
PD1、PD2…ホトダイオードアレイ(半導体光検出素子)、RD…放射線検出装置、3…光感応領域(ホトダイオード)、5…n型半導体基板、5a…入射面、5b…検出面、7…p型領域、9…高濃度n型領域(高濃度不純物半導体領域)、11…p型領域、12…キャリア捕獲部、13…キャリア捕獲領域、15、19、31、41…電極、25…空乏層、27…差動アンプ、61…シンチレータ。

Claims (12)

  1. 一方の面が被検出光の入射面となっている半導体基板と、
    前記半導体基板の前記入射面と反対側の面である検出面側に形成されたpn接合型の複数のホトダイオードと、
    前記半導体基板の前記検出面側において、前記複数のホトダイオードのうちで隣接するホトダイオード間に形成されたキャリア捕獲部とを備え、
    前記キャリア捕獲部は、それぞれpn接合を含む複数のキャリア捕獲領域が、隣接するホトダイオード間でホトダイオードの対応する辺に沿って延びる方向を配列方向として、前記配列方向に沿って間隔をおいて配列されて構成されているとともに、
    前記キャリア捕獲部は、前記複数のホトダイオードのうちで少なくとも1つのホトダイオードに対し、前記検出面側からみて、前記配列方向に沿って間隔をおいて配列された複数のキャリア捕獲領域によって前記ホトダイオードを取り囲むように形成されていることを特徴とする半導体光検出素子。
  2. 前記半導体基板の前記検出面側において、前記キャリア捕獲部と前記ホトダイオードとの間に、前記半導体基板と同一導電型の高濃度不純物半導体領域が形成されていることを特徴とする請求項1記載の半導体光検出素子。
  3. 前記高濃度不純物半導体領域は、前記複数のホトダイオードのうちで少なくとも1つのホトダイオードに対し、前記検出面側からみて、前記ホトダイオードを取り囲むように形成されていることを特徴とする請求項記載の半導体光検出素子。
  4. 前記半導体基板の前記検出面側に、前記キャリア捕獲部の前記キャリア捕獲領域と、前記高濃度不純物半導体領域とに電気的に接続される電極が形成されており、
    前記電極が基準電位に接続されることを特徴とする請求項記載の半導体光検出素子。
  5. 前記半導体基板の前記検出面側に、前記キャリア捕獲部の前記キャリア捕獲領域に電気的に接続される第1電極と、前記高濃度不純物半導体領域に電気的に接続される第2電極とが形成されており、
    前記第1電極と前記第2電極とは、互いに電気的に絶縁された状態で各々が基準電位に接続されることを特徴とする請求項記載の半導体光検出素子。
  6. 前記半導体基板は第1導電型であって、前記複数のホトダイオード、及び前記複数のキャリア捕獲領域のそれぞれは、第2導電型不純物半導体領域と、前記半導体基板とによって構成されていることを特徴とする請求項1記載の半導体光検出素子。
  7. 前記半導体基板、及び前記高濃度不純物半導体領域は第1導電型であって、前記複数のホトダイオード、及び前記複数のキャリア捕獲領域のそれぞれは、第2導電型不純物半導体領域と、前記半導体基板とによって構成されていることを特徴とする請求項記載の半導体光検出素子。
  8. 前記キャリア捕獲部を構成する前記キャリア捕獲領域は、その領域幅wが1μm以上であることを特徴とする請求項1記載の半導体光検出素子。
  9. 前記キャリア捕獲部を構成する前記キャリア捕獲領域は、その領域長さLが1μm以上であることを特徴とする請求項1記載の半導体光検出素子。
  10. 前記キャリア捕獲部において、前記キャリア捕獲領域は、隣接する2つのキャリア捕獲領域同士で空乏層が接しない間隔で配列されていることを特徴とする請求項1記載の半導体光検出素子。
  11. 前記キャリア捕獲部において、前記キャリア捕獲領域は、対応するホトダイオードからみて、前記ホトダイオードの周囲上の全ての点で、前記キャリア捕獲領域までの距離が、隣接するホトダイオードまでの距離よりも小さくなるように形成されていることを特徴とする請求項1記載の半導体光検出素子。
  12. 請求項1記載の半導体光検出素子と、
    前記半導体基板の前記入射面側に位置し、放射線の入射によって発光するシンチレータと
    を備えることを特徴とする放射線検出装置。
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