JP5073864B1 - 競走艇の船外機のプロペラの翼面形状記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】その後のボートレースに活用できるようプロペラ翼面の形状を確実に記録できて、汎用性のある競艇用船外機のプロペラの翼面形状記録装置を提供すること。
【解決手段】過去のボートレースにおいて好成績を挙げたり、好感触であったプロペラ5の羽根5Bの翼面の形状を記録するために、先ず翼面形状記録装置15の軸部16の細径部16Aをプロペラ5のプロペラボス5Aの中空部内にシャーピン収納溝5Eが形成されていない側から挿入して、所定の角度位置において、6本の調整ネジ19の下端と羽根5Bの翼面との間が隙間無くなるように、各調整ネジ19を上下動させ、翼面の形状になぞらえるように、各調整ネジ19の上下方向の位置を調整する。
【選択図】図9

Description

この発明は、競走艇の船外機のプロペラの翼面形状記録装置、詳述すると、競走艇の船外機のプロペラの羽根の形状を記録する翼面形状記録装置に関するものである。
従来、ボートレースにおける競艇用船外機のプロペラに関する制度は、競艇選手がプロペラを購入して所有し、ボートレースの前にこのプロペラの翼面を好みの形状に加工調整してから競艇場に持ち込んでこのプロペラを使用していた。また、持ち込んだプロペラはレース期間中も形状を調整し、好成績を挙げたり、好感触であったプロペラについては、その後のレースでもそのまま使用したり、再現できるように複数のプロペラ用ゲージを修正してその形状を記録したりしていた。
即ち、従来の競艇用船外機のプロペラに関する制度では、競艇選手がプロペラを所有しているため、レース前のこれらプロペラの事前加工、実績の有るプロペラの再利用、プロペラ用ゲージの修正が可能であった。
しかし、平成24年4月から新しい制度になり、競艇選手はボートレースで使用するプロペラを所有する事が出来なくなるため、レース期間中に自ら調整し使用した実績のあるプロペラを、その後のレースで使用できなくなり、競艇場において競艇用船外機に備え付けられたプロペラを使用してボートレースを行うこととなる。このため、プロペラの翼面の形状を記録できる競艇用船外機のプロペラの翼面形状記録装置の需要が高まり、この記録装置を使用してボートレースの直前に貸し与えられた競艇用船外機からプロペラを取り外して、再現修正することができることが望まれる。
この場合、前記翼面形状記録装置として、例えば特許文献1に記載の技術を適用したものが考えられるが、可撓性材料からなる定規部材(ゲージ)、多数の肋部材、一対の支持部材及び角度調整部材とから構成するのでは、構造が複雑であって、被計測体(記録対象)の形状が複雑なものにあっては前述した定規部材では、可撓性材料から構成しても被計測面になぞらえることが必ずしも容易ではない。
また、プロペラの翼面に接するゲージを、その翼面に合わせて削ることにより、記録することも考えられるが、作業性が効率的とはいえず、熟練さも必要であり、汎用的ではない。
特開昭53−65250号公報
そこで、その後のボートレースに活用できるようプロペラ翼面の形状を確実に記録できて、汎用性のある競艇用船外機のプロペラの翼面形状記録装置を提供することを目的とする。
このため第1の発明は、競走艇の船外機に設けられたギアケース内に駆動源に連結されるプロペラシャフトを設け、このプロペラシャフトの端部がその中空部内に挿入されて連結されるプロペラボスと複数の羽根とから成る競走艇の船外機のプロペラの翼面形状記録装置であって、
前記プロペラの前記プロペラボスの前記中空部内に挿入される軸部と、この軸部から延びた連結部と、この連結部に固定される記録ゲージ部とから構成され、
前記記録ゲージ部は前記連結部が固定される支持体と、この支持体に前記羽根の外端に向けて所定間隔を存して複数本配設される調整ネジとを備え、
前記調整ネジは前記支持体に螺着されて前記羽根の翼面形状に合わせて前記支持体より突出する量が調整できるように上下動可能である
ことを特徴とする。
第2の発明は、競走艇の船外機に設けられたギアケース内に駆動源に連結されるプロペラシャフトを設け、このプロペラシャフトの外端がその中空部内に挿入されて連結されるプロペラボスと複数の羽根とから成る競走艇の船外機のプロペラの翼面形状記録装置であって、
前記プロペラの前記プロペラボスの前記中空部内に挿入される軸部と、この軸部から延びた連結部と、この連結部に着脱可能に固定され前記羽根の翼面形状を記録するための記録ゲージ部とから構成した
ことを特徴とする。
第3の発明は、競走艇の船外機に設けられたギアケース内に駆動源に連結されるプロペラシャフトを設け、このプロペラシャフトの外端がその中空部内に挿入されて連結されるプロペラボスと複数の羽根とから成る競走艇の船外機のプロペラの翼面形状記録装置であって、
前記プロペラの前記プロペラボスの前記中空部内に挿入される軸部と、この軸部から延びた連結部と、この連結部に固定される取付部と、この取付部に着脱可能に固定され前記羽根の翼面形状を記録するための記録ゲージ部とから構成した
ことを特徴とする。
第4の発明は、第2又は第3の発明において、前記連結部又は前記取付部と前記記録ゲージ部とを位置決め部材により位置決めした状態で、前記連結部又は前記取付部に前記記録ゲージ部を固定できるようにしたことを特徴とする。
第5の発明は、第1乃至第3の発明において、前記軸部を前記プロペラのプロペラボスの中空部内に挿入した際の角度位置を記録するために、前記軸部の下面に印しを付せるようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、その後のボートレースに活用できるようプロペラ翼面の形状を確実に記録できて、汎用性のある競艇用船外機のプロペラの翼面形状記録装置を提供することができる。
競走艇の船外機の下部の構造を示す図である。 船外機からプロペラシャフト及び羽根を取り外した状態の斜視図である。 第1の実施形態の翼面形状記録装置をプロペラに取付ける前の側面図である。 第1の実施形態の翼面形状記録装置をプロペラに取付ける前の正面図である。 調整ネジの斜視図である。 第1の実施形態の翼面形状記録装置をプロペラに取付けた後の正面図である。 第1の実施形態の翼面形状記録装置をプロペラに取付けた後の側面図である。 第1の実施形態の翼面形状記録装置をプロペラに取付けた後の平面図である。 図8のA−A断面図である。 第1の実施形態の翼面形状記録装置をプロペラに取付けた後の斜視図である。 第2の実施形態の翼面形状記録装置をプロペラに取付ける前の側面図である。 第2の実施形態の翼面形状記録装置をプロペラに取付ける前の正面図である。 第2の実施形態の翼面形状記録装置の分解平面図である。 第2の実施形態の翼面形状記録装置をプロペラに取付けた後の正面図である。 第2の実施形態の翼面形状記録装置をプロペラに取付けた後の側面図である。 第2の実施形態の翼面形状記録装置をプロペラに取付けた後の平面図である。
以下、本発明の第1の実施形態について、図1乃至図10に基づいて説明する。先ず、図1及び図2において、競走艇の船外機1の下部に一体に設けられたギアケース2内にエンジンや駆動モータ(電動機)などの駆動源に直接的又は間接的に連結されて、この駆動源により回転可能なプロペラシャフト3を設ける。
このプロペラシャフト3の先端周囲に螺子部4を形成し、この螺子部4には後述する割りピン11が挿通する取付孔4Aが開設され、螺子部4が開設されていない中間部には鋼線製シャーピン6が貫通する貫通孔7を開設する。そして、このシャーピン6をその両端が突出する状態で前記貫通孔7に貫通する。
また、プロペラ5は円柱状の中空部を備えたプロペラボス5Aとこのプロペラボス5Aの外表面と段差無く滑らかに形成された部分を有する推進器である2枚の羽根5Bとから構成され、前記中空部を形成する貫通孔5Cを有するプロペラボス5Aの一方の開口端面5Dには、対向する位置に一対の平面視半円形状の凹部であるシャーピン収納溝5Eを形成する。
そして、プロペラボス5Aの貫通孔5Cに前記プロペラシャフト3を挿入させる際に、プロペラシャフト3の貫通孔7に貫通して外部の突出した前記シャーピン6の両端が前記一対のシャーピン収納溝5Eにそれぞれ嵌合する。この場合、プロペラシャフト3の挿入側端部(外端部)がプロペラボス5Aの貫通孔5Cより外部へ突出するが、このプロペラシャフト3の螺子部4にナット10を螺合させて締付けしてプロペラシャフト3とプロペラボス5Aとを一体化させる。そして、割りピン11をナット10に形成した取付溝10A及びプロペラシャフト3の螺子部4に形成した取付孔4Aに挿通して、プロペラボス5Aからプロペラシャフト3が抜けないようにする。
このようにして、ボートレース中に、前記羽根5Bが浮遊物等に衝突して異常な力が働いた場合や、他艇もしくは選手に接触した場合に、前記シャーピン6のプロペラシャフト3から外方へ突出している部分が破断して(折れて)、前記プロペラシャフト3のみを空転させ、選手、前述した駆動源及び競走艇を保護する。なお、前記シャーピン6には外表面の周側面に沿って削って薄肉にしたノッチを形成して、このノッチ部分で前記シャーピン6が折れ易くしてもよい。
次に、その後のボートレースに活用できるようプロペラの羽根の翼面の形状を確実に記録できる競艇用船外機のプロペラの翼面形状記録装置15について、以下説明する。即ち、過去のボートレースにおいて好成績を挙げたり、好感触であったプロペラ5の羽根5Bの翼面形状を記録できる競艇用船外機のプロペラ5の翼面形状記録装置15の第1の実施形態について説明する。
この翼面形状記録装置15は、合成樹脂製や金属製であり、大きく分けて、前記プロペラ5のプロペラボス5Aの中空部内に挿入する細径部16Aと挿入できない太径部16Bとから成る軸部16と、この軸部16の太径部16Bから概ねくの字状に延びた連結部17と、この連結部17に固定される記録ゲージ部18とから構成される。
前記プロペラ5の羽根5Bの翼面形状を記録するための前記記録ゲージ部18はその側面20Aの中央部に前記連結部17が固定される、例えば直方体形状の支持体20と、この支持体20に前記羽根5Bの外端に向けて所定間隔を存して複数本配設される調整ネジ19とを備えている。そして、図5に示すように、下端部がほぼ円錐形状(先端は少し丸みを帯びている。)を呈する調整ネジ19は、その頭部19Aを上にして支持体20に螺着され、回動させることにより前記支持体20の下面より突出する量が羽根5Bの翼面形状に合わせて調整できるように上下動可能である。
以上のように構成された前記翼面形状記録装置15の使用方法について、以下説明する。過去のレースにおいて好成績を挙げたり、好感触であったプロペラ5の羽根5Bの翼面の形状を記録するために、先ず前記翼面形状記録装置15の軸部16の細径部16Aを前記プロペラ5のプロペラボス5Aの中空部内にシャーピン収納溝5Eが形成されていない側から挿入して(図3及び図4参照)、所定の角度位置において、例えば6本の調整ネジ19の下端と羽根5Bの翼面との間が隙間無くなるように、各調整ネジ19を上下動させ、翼面の形状になぞらえるように、各調整ネジ19の上下方向の位置(締め込み位置)を調整する(図6及び図7参照)。
そして、例えば前記翼面形状記録装置15の軸部16の細径部16Aを前記プロペラ5のプロペラボス5Aの中空部内に挿入した際の角度位置を記録するために、図8乃至図10に示すように、前記細径部16Aを挿入した際のこの細径部16Aの下面(先端面)と前記プロペラ5のプロペラボス5Aの一方の開口端面5Dとが同じ面一であるので(図9参照)、一方のシャーピン収納溝5Eの一方の端部の位置に応じた前記軸部16の細径部16Aの角度位置をその下面に印しMをする(図10参照)。具体的には、前記軸部16の細径部16A下面の、一方のシャーピン収納溝5Eの一方の端部の延長線上の位置に、印しMを付す。
この印しMは、具体的には前記細径部16A下面の中心に向けて延びる線であるが、この線に限らず矢印や、三角形形状のマーク等でもよく、前記細径部16Aを前記プロペラボス5Aの中空部内に挿入した際の角度位置を記録できるものであればよい。
なお、前記軸部16の細径部16Aをプロペラボス5Aの中空部内に挿入した際に、太径部16Bと細径部16Aとの段差部16C(太径部16Bの外周端下面)が前記プロペラボス5Aの上面に係止して、この細径部16Aの下面と前記プロペラ5のプロペラボス5Aの一方の開口端面5Dとが同じ面一となるが、前記印しMを付すことができればよく、必ずしも面一にする必要はなく、細径部16Aの長さを選択することにより軸部16の細径部16Aの挿入側先端がプロペラボス5Aの中空部より少し突出した状態又は前記中空部内で少し凹んだ状態となるようにしてもよい。
また、前記軸部16の細径部16Aをプロペラボス5Aの中空部内に挿入した際に、太径部16Bと細径部16Aとの段差部16C(太径部16Bの外周端下面)が前記プロペラボス5Aの上面に係止する構造としたが、例えば前記軸部16の側面に突部を形成して、係止させるような構造としてもよい。
これにより、各選手はボートレースの前に、競艇場において貸し与えられた競艇用船外機に備え付けられたプロペラに対して、前述したように、過去のボートレースにおいて好成績を挙げたり、好感触であったプロペラ5の羽根5Bの翼面形状を記録した前記翼面形状記録装置15を使用して必要な修正を行う。
即ち、競艇場において貸し与えられた競艇用船外機に備え付けられたプロペラを競艇用船外機から取り外し、この取り外した前記プロペラ5のプロペラボス5Aの中空部内に前記翼面形状記録装置15の軸部16の細径部16Aを挿入し、一方のシャーピン収納溝5Eの一方の端部の延長線上の位置に前記翼面形状記録装置15の軸部16の細径部16A下面に付された印しMを合わせて、前記プロペラ5のプロペラボス5Aと前記翼面形状記録装置15の軸部16の角度位置を合わせる。
そして、前記翼面形状記録装置15の各調整ネジ19の下端と前記プロペラ5の羽根5Bの翼面との間が隙間無くなるように、翼面の形状を修正する。このようにして、競艇場において貸し与えられた競艇用船外機に備え付けられたプロペラについて、過去のレースにおいて好成績を挙げたり、好感触であったプロペラ5の羽根5Bの翼面の形状と同じ形状とすることができる。
なお、このように1つの翼面形状記録装置15を使用して、プロペラ5の羽根5Bの翼面のある1箇所における形状について、記録する場合に限らず、複数個所(複数の角度位置)の翼面形状を記録したいので、前述したような翼面形状記録装置15を複数個使用することとなる。この場合、記録ゲージ部18の長手方向の長さや、調整ネジ19の本数が異なるものを使用してもよい。
次に、プロペラ5の羽根5Bの翼面の形状を記録できる競艇用船外機のプロペラの翼面形状記録装置15の第2の実施形態について、図11乃至図16に基づいて以下説明する。第1の実施形態が記録ゲージ部18と連結部17とが固定されていたが、この第2の実施形態は記録ゲージ部18が着脱可能である点で異なる。
以下説明すると、前記連結部17の先端に取付部23を固定し、この取付部23に前記記録ゲージ部18を取り外し可能に固定する。即ち、図13に示すように、前記記録ゲージ部18の支持体20の側面20Aを平面とすると共に前記取付部23の取付面23Aを平面として、前記取付部23に埋設されてその先端が前記取付面23Aより突出した2本の平行出し用の位置決めピン25を前記支持体20の側面20Aに開設した位置決め孔(図示せず)に挿通しながら前記支持体20の側面20Aと前記取付部23の取付面23Aとを接触させた状態とし、固定具としての頭体付きボルトである蝶ボルト24を前記記録ゲージ部18に形成した螺子孔に螺合させて、更に取付部23の螺子孔に螺合させて、取付部23に記録ゲージ部18を固定する。このようにして、位置決め部材としての位置決めピン25により記録ゲージ部18を位置決めした状態で、前記取付部23の所定位置に記録ゲージ部18を固定することができる。
なお、位置決め部材である前記位置決めピン25は、前記取付部23に埋設してその先端が前記取付面23Aより突出するように前記取付部23に固定してもよいが、前記取付部23に固定させずに、この取付部23及び前記支持体20に挿通するようなものでもよい。
以上のように構成した翼面形状記録装置15を使用することにより、プロペラ5の羽根5Bの翼面の複数個所を記録する場合に、使用すると便宜である。即ち、図11及び図12の矢印に示すように、前記翼面形状記録装置15の軸部16の細径部16Aを前記プロペラ5のプロペラボス5Aの中空部内に挿入して(図14乃至図15)、太径部16Bと細径部16Aとの段差部16C(太径部16Bの外周端下面)を前記プロペラボス5Aの上面に係止させて、プロペラ5の羽根5Bの翼面のある1箇所において、前記各調整ネジ18を調整することにより翼面の形状を記録して、前記翼面形状記録装置15の軸部16の細径部16Aを前記プロペラ5のプロペラボス5Aの中空部内に挿入した際の角度位置を記録するために、前述したように、一方のシャーピン収納溝5Eの一方の端部の位置に応じた前記軸部16の角度位置をその下面に印しMをする。具体的には、前記軸部16の細径部16A下面の、一方のシャーピン収納溝5Eの一方の端部の延長線上の位置に、印しMを付す。
次に、前記蝶ボルト24を回動させることにより前記取付部23から記録を終えた記録ゲージ部18を取り外し、前記羽根5Bの翼面の他の箇所(他の角度位置)における翼面形状を記録するために、代わりに前記蝶ボルト24により他の記録ゲージ部18を取付部23に固定する。
そして、他の記録ゲージ部18を取付部23に固定した前記翼面形状記録装置15の軸部16の細径部16Aを前記プロペラ5のプロペラボス5Aの中空部内に挿入し、前述した1回目の角度位置と異なる他の角度位置における翼面形状を記録するために、この挿入後に、前記他の角度位置にて翼面を記録できるように翼面形状記録装置15を適宜回動させる。
そして、前述したように、前記各調整ネジ19を調整することにより羽根5Bの翼面の形状を記録する。この他の角度位置を記録するために、前述したように、一方のシャーピン収納溝5Eの一方の端部の位置に応じた前記軸部16の位置をその細径部16A下面に他の印しMをする。具体的には、前記軸部16の細径部16A下面の、一方のシャーピン収納溝5Eの一方の端部の延長線上の位置に、他の印しMを付す。
このようにして、2回目の角度位置における前記プロペラ5の羽根5Bの翼面形状を記録でき、この記録を終えた後、前記蝶ボルト24を回動させることにより前記取付部23から2回目の記録を終えた記録ゲージ部18を取り外し、前記羽根5Bの翼面の3箇所目における翼面形状を記録するために、代わりに前記蝶ボルト24により他の記録ゲージ部18を取付部23に固定し、以下同様に前述した動作を行い記録する。
以上の動作を繰り返すことにより、同じ軸部16と連結部17と取付部23とが固定されたものを使用して、この取付部23に異なる記録ゲージ部18を脱着して羽根5Bの複数箇所における翼面形状を記録することができる。
なお、異なる記録ゲージ部18は、記録のための構造が支持体20とこの支持体20に所定間隔を存して複数本配設される調整ネジ19とから構成されるものに限らず、他の構造、例えば複数の調整ネジに代えて調整板体を使用して、この調整板体の下端を翼面形状に合わせて調整板体の下端と羽根5Bの翼面との間が隙間無くなるように、削るようにした構造のものでもよい。
また、この第2の実施形態は連結部17に固定された取付部23に記録ゲージ部18を着脱可能に固定したが、必ずしも特別に設けられた取付部23を介在させることなく、連結部17に記録ゲージ部18を着脱可能に固定してもよい。このような構造によれば、取付部が不要となる。この場合、位置決め部材としての位置決めピン25を連結部17に設けて、この連結部17に記録ゲージ部18を位置決めした状態で取付けことができる。
なお、以上のような実施形態によれば、前記翼面形状記録装置15の軸部16の細径部16Aを前記プロペラ5のプロペラボス5Aの中空部内に挿入した状態で、競走艇の船外機1のプロペラ5の羽根5Bの形状を複数の調整ネジ18の締め込み位置の調整によって確実に記録できて、汎用性のある翼面形状記録装置を提供できるが、前記調整ネジ18の位置を計測して記録することで、前記プロペラ5の羽根5Bの翼面形状の数値化を図ることができ、更にはこの数値化されたデータによる羽根5Bの翼面形状の管理やデータの共有化を図ることができる。
以上本発明の実施態様について説明したが、上述の説明に基づいて当業者にとって種々の代替例、修正又は変形が可能であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で前述の種々の代替例、修正又は変形を包含するものである。
1 船外機
2 ギアケース
3 プロペラシャフト
5 プロペラ
5A プロペラボス
5B 羽根
15 翼面形状記録装置
16 軸部
16A 細径部
17 連結部
18 記録ゲージ部
19 調整ネジ
23 取付部
24 蝶ボルト
25 位置決めピン

Claims (5)

  1. 競走艇の船外機に設けられたギアケース内に駆動源に連結されるプロペラシャフトを設け、このプロペラシャフトの端部がその中空部内に挿入されて連結されるプロペラボスと複数の羽根とから成る競走艇の船外機のプロペラの翼面形状記録装置であって、
    前記プロペラの前記プロペラボスの前記中空部内に挿入される軸部と、この軸部から延びた連結部と、この連結部に固定される記録ゲージ部とから構成され、
    前記記録ゲージ部は前記連結部が固定される支持体と、この支持体に前記羽根の外端に向けて所定間隔を存して複数本配設される調整ネジとを備え、
    前記調整ネジは前記支持体に螺着されて前記羽根の翼面形状に合わせて前記支持体より突出する量が調整できるように上下動可能である
    ことを特徴とする競走艇の船外機のプロペラの翼面形状記録装置。
  2. 競走艇の船外機に設けられたギアケース内に駆動源に連結されるプロペラシャフトを設け、このプロペラシャフトの外端がその中空部内に挿入されて連結されるプロペラボスと複数の羽根とから成る競走艇の船外機のプロペラの翼面形状記録装置であって、
    前記プロペラの前記プロペラボスの前記中空部内に挿入される軸部と、この軸部から延びた連結部と、この連結部に着脱可能に固定され前記羽根の翼面形状を記録するための記録ゲージ部とから構成した
    ことを特徴とする競走艇の船外機のプロペラの翼面形状記録装置。
  3. 競走艇の船外機に設けられたギアケース内に駆動源に連結されるプロペラシャフトを設け、このプロペラシャフトの外端がその中空部内に挿入されて連結されるプロペラボスと複数の羽根とから成る競走艇の船外機のプロペラの翼面形状記録装置であって、
    前記プロペラの前記プロペラボスの前記中空部内に挿入される軸部と、この軸部から延びた連結部と、この連結部に固定される取付部と、この取付部に着脱可能に固定され前記羽根の翼面形状を記録するための記録ゲージ部とから構成した
    ことを特徴とする競走艇の船外機のプロペラの翼面形状記録装置。
  4. 前記連結部又は前記取付部と前記記録ゲージ部とを位置決め部材により位置決めした状態で、前記連結部又は前記取付部に前記記録ゲージ部を固定できるようにしたことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の競走艇の船外機のプロペラの翼面形状記録装置。
  5. 前記軸部を前記プロペラのプロペラボスの中空部内に挿入した際の角度位置を記録するために、前記軸部の下面に印しを付せるようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の競走艇の船外機のプロペラの翼面形状記録装置。
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