JP2005297813A - モータボートレース艇用船外機プロペラの改良 - Google Patents
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Abstract
【課題】
プロペラの着脱時、割ピンを外す作業でプライアー等の工具によって翼に傷、又は翼端に欠けを発生させる事が多々あった。プロペラの翼面に傷又は翼端に欠けを発生させると、プロペラの性能低下や耐久性低下を引き起こす一因となる。僅かなプロペラの性能低下や耐久性低下であっても航走時にはトラブルを誘発し、場合によっては非常に危険な状態を招くことがあった。強いてはこれが原因となる人身事故の発生も懸念されている。
【解決手段】
プロペラのボス前端にあるシャーピンの嵌合溝の位置を、現状のX−X線から所要角度回転方向にずらした位置に変えることで、プロペラ着脱時、プライアー等の工具によって翼に傷付くことや翼端の欠け等を防ぎ、且つ従来翼を形成出来ない部分に翼を形成出来る様になる。
【選択図】 図7
プロペラの着脱時、割ピンを外す作業でプライアー等の工具によって翼に傷、又は翼端に欠けを発生させる事が多々あった。プロペラの翼面に傷又は翼端に欠けを発生させると、プロペラの性能低下や耐久性低下を引き起こす一因となる。僅かなプロペラの性能低下や耐久性低下であっても航走時にはトラブルを誘発し、場合によっては非常に危険な状態を招くことがあった。強いてはこれが原因となる人身事故の発生も懸念されている。
【解決手段】
プロペラのボス前端にあるシャーピンの嵌合溝の位置を、現状のX−X線から所要角度回転方向にずらした位置に変えることで、プロペラ着脱時、プライアー等の工具によって翼に傷付くことや翼端の欠け等を防ぎ、且つ従来翼を形成出来ない部分に翼を形成出来る様になる。
【選択図】 図7
Description
この発明は、モータボートレース艇用船外機プロペラの改良に関し、更に詳しくはモータボートレースに使用されるレース艇船外機に使用されるモータボートレース艇用船外機用プロペラの改良に関する。
競艇場に於いては、競走水面に300mの間隔で設けられた1番と2番のターン・マークを6艇のレース艇が接近して楕円形を描きながら1周約35秒で3周回一斉に航走し、直線区間では最高速度約80〜83km/hの高速度で航走して競走する。
モータボートレースに於いては、競艇選手が自分の出場するレース場に自分のプロペラを持ち込む制度(プロペラの個人持ち)となっている。そして選手は、レース直前に温度、湿度、気圧、水温、風速、淡水と海水の混合度合、波高等の気象条件に応じて、プロペラの翼形状を調整して自分のレース艇用船外機に取付けなければならない。
モータボートレース艇用船外機プロペラとしては、
特開平7−16701(特許第2798344号)、モータボート用プロペラ及びその製造法、
特開平8−91291、船舶用プロペラ等が挙げられる。
従来、プロペラの一般的な設計では、図2及び図6に示す通り、ボス前端にあるプロペラ取付け用シャーピン(shear pin)の嵌合溝を翼前側付け根、即ちX−X線上に設けることが強度上から常識であった。そのため、プロペラの着脱時、割ピンを外す作業でプライアー等の工具によって翼に傷、又は翼端に欠けを発生させる事が多々あった。
若し、プロペラの翼面に傷又は翼端に欠けを発生させると、プロペラの性能低下や耐久性低下を引き起こす一因となる。強いてはこれが原因となる人身事故の発生も懸念される。
前述の通り、競艇に於いては、レース艇用船外機プロペラが選手個人持ちのため、プロペラの性能が低くなると賞金が稼げなくなる。
前述の通り、競艇場に於いて、6艇のレース艇が接近しながら航走して競走する場合、僅かなプロペラの性能低下や耐久性低下であっても航走時にはトラブルを誘発し、場合によっては非常に危険な状態を招くことがあった。
この発明は、前述の様なモータボートレース艇用船外機プロペラに於いて、図6、7に示す通り、プロペラのボス前端にあるシャーピンの嵌合溝の位置を、現状の翼前側付け根、即ちX−X線から所要角度回転方向にずらしたY−Y線に変えることで、プロペラ着脱時、割ピンを外す際にプライアー等の工具によって翼に傷付くことを防ぐものである。
(1)前述の通り、この発明に係る改良されたモータボートレース艇用船外機プロペラに於いては、プロペラのボス前端にあるシャーピンの嵌合溝の位置を、現状のX−X線から所要角度回転方向にずらしたY−Y線に変えることで、割ピン脱着時にプロペラの翼面に傷又は翼端に欠け発生させることなく作業することが可能となった。
(2)又、プロペラ着脱時割ピンの着脱作業によって制限されていた翼後端根元付近の形状に、設計上かなり大きな自由度が生み出せることが出来るようになり、新たに翼後端根元付近の形状をより推進効率が良い形状に設計することが可能となった。
(3)加えて、前述の(1)に示す通り、この発明に係る改良レース艇用船外機プロペラによれば、翼の傷・欠け防止を図ることで、これを間接的に起因とする事故を未然に防止することができる。
この発明に係る改良レース艇用船外機プロペラによれば、プロペラのボス前端にあるシャーピンの嵌合位置を、現状のX−X線から回転方向に所要角度ずらしたY−Y線に変えることで、プロペラの着脱時、割ピンを外す作業でプライアー等の工具によって翼に傷付くことを防ぐものである。
図1〜図9に於いて、モータボートレース艇用船外機プロペラの改良の実施例を説明する。
図2は、この発明に係る改良レース艇用船外機(図示せず)からプロペラ10等を取外した分解斜視図である。該モータボートレース艇用船外機のギアケース1内に内蔵されたプロペラシャフト22にプロペラ10が装着され、該プロペラシャフト22の所要箇所にシャーピン20の貫通孔22aを形成する。
図2は、この発明に係る改良レース艇用船外機(図示せず)からプロペラ10等を取外した分解斜視図である。該モータボートレース艇用船外機のギアケース1内に内蔵されたプロペラシャフト22にプロペラ10が装着され、該プロペラシャフト22の所要箇所にシャーピン20の貫通孔22aを形成する。
具体的には、該プロペラ10は、ボス12の前端12aとボス後端12bと、該ボス前端12aと該ボス後端12bとに貫通形成された嵌合孔12cとを有する。
該ボス前端12aの端面でX−X線からY−Y線に変えることで、プロペラ回転方向に所要角度ずらした位置に該シャーピン20の嵌合溝12d、12dを形成する。
他の実施例に於いて、該ボス前端12aの端面でX−X線から回転方向に±5度〜±90度ずらした位置に該シャーピン20の嵌合溝12d、12dを形成する。
図2に於いて、該ボス12の該貫通孔12cにエンジン(図示せず)の該回転軸(プロペラシャフト)22を貫通し、該貫通孔22aに該シャーピン20を貫通し、該ボス12の該貫通孔12cから露出する端部にナット24を螺合し、次に割りピン26を貫通して固定する。
前述の通り、該プロペラ10の該ボス前端12aにある該シャーピン20の該嵌合溝12d、12dの位置を、現状のX−X線から所要角度回転方向にずらした位置に変えることで、プロペラ着脱時、プライアー等の工具によって翼に傷付くことを防ぎ、従来翼を形成出来ない部分に翼を形成出来る様になる。
1 モータボートレース艇用船外機のギアケース;
10 モータボートレース艇用船外機プロペラ;
12 ボス;
12a 前端;
12b 後端;
12c 嵌合孔;
12d 嵌合溝;
20 シャーピン;
22 回転軸(プロペラシャフト);
22a シャーピン貫通孔;
24 ナット;
26 割ピン。
10 モータボートレース艇用船外機プロペラ;
12 ボス;
12a 前端;
12b 後端;
12c 嵌合孔;
12d 嵌合溝;
20 シャーピン;
22 回転軸(プロペラシャフト);
22a シャーピン貫通孔;
24 ナット;
26 割ピン。
Claims (2)
- モータボートレース艇用船外機プロペラに於いて、プロペラのボス前端にあるシャーピンの嵌合溝の位置を、現状のX−X線から所要角度回転方向にずらした位置に設けて成るモータボートレース艇用船外機プロペラの改良。
- 該ボス前端の端面でX−X線から回転方向に±5度〜±90度ずらした位置に該シャーピンの該嵌合溝を形成した事を特徴とする請求項1記載のモータボートレース艇用船外機プロペラの改良。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004118116A JP2005297813A (ja) | 2004-04-13 | 2004-04-13 | モータボートレース艇用船外機プロペラの改良 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004118116A JP2005297813A (ja) | 2004-04-13 | 2004-04-13 | モータボートレース艇用船外機プロペラの改良 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005297813A true JP2005297813A (ja) | 2005-10-27 |
Family
ID=35329878
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004118116A Pending JP2005297813A (ja) | 2004-04-13 | 2004-04-13 | モータボートレース艇用船外機プロペラの改良 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005297813A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5073864B1 (ja) * | 2012-04-23 | 2012-11-14 | ヤマト発動機株式会社 | 競走艇の船外機のプロペラの翼面形状記録装置 |
-
2004
- 2004-04-13 JP JP2004118116A patent/JP2005297813A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP5073864B1 (ja) * | 2012-04-23 | 2012-11-14 | ヤマト発動機株式会社 | 競走艇の船外機のプロペラの翼面形状記録装置 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071002 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071128 |
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A02 | Decision of refusal |
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