JP5071634B2 - 袋箱詰め方法及び装置 - Google Patents

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Description

本発明は、食品や液体内容物を収容するためのパウチ等の袋が複数枚束ねられてできた袋束を箱体に順次詰めていく袋箱詰め方法及び装置に関する。
例えば食品用のパウチ等の袋は製袋工場から箱詰めにて出荷されるが、従来、複数枚の袋が束ねられてできた袋束を人手によって順次箱体に詰め込む作業がなされている。このような作業においては、袋束がその袋面を箱体の底面に対して起立するように開口する前面から当該箱体内に収められるので、既に収めた袋束が箱体内で倒れないようにその袋束を片手で押さえた状態で次の袋束を箱体内に収めるようにしている。
ところで、袋束をロボットによって箱体内に詰めるようにした装置も提案されている(特許文献1参照)。ロボットにて袋束を前述したようにその袋面が箱体の底面に対して起立するように開口する前面から当該箱体内に収める場合、既に収められた袋束が箱体内で倒れないようにしなければならない。
特許第2904136号公報
しかしながら、従来のロボットによって箱体内に袋束を詰めるようにした装置は、新たに袋束を箱体内に詰める際に既に収められた袋束が箱体内で倒れないようにすることは何ら考慮したものとはなっていない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、既に収められた袋束が倒れないような状態で新たな袋束を当該箱体内に詰めることができるような袋箱詰め方法及び装置を提供するものである。
本発明に係る袋箱詰め装置は、底面及び該底面を囲む側面を有して前記底面に対向する前面が開口する箱体に複数の袋からなる袋束を順次詰めていく袋箱詰め装置であって、前記袋束を下降搬送する下降搬送機構と該下降搬送機構から移し変えられた前記袋束を水平動させる水平搬送機構とを有する搬送機構と、前記箱体を前記底面が水平方向に対して所定角度だけ傾くように支持する箱体支持機構と、該箱体支持機構によって傾くように支持された前記箱体の前記底面を背にして前記開口する前面を通して前記袋束を袋面が重ね合わされるように順次積み上げていく袋束積み上げ機構とを有し、前記袋束積み上げ機構は、多関節アームの一端に、前記水平搬送機構によってチャッキング位置まで搬送された前記袋束を、その袋の重なり方向からチャッキングする第1把持板及び第2把持板から成る把持部が同軸的に回転自在に支持され、前記多関節アームの他端が3次元的に回動自在に基台に取り付けられたロボットを有し、該ロボットが、前記把持部によって把持された積上げるべき前記袋束を前記多関節アームの動きにより前記前面を通して前記箱体内に入れる構成となる。
このような構成により、底面に対向する前面が開口した箱体がその底面が水平に対して所定角度だけ傾くように箱体支持機構によって支持され、その傾いた状態で支持される箱体の底面を背にして開口する前面を通して袋束が袋束積み上げ機構によってその袋面が重ね合わされるように当該箱体内に順次積み上げられていく。
また、本発明に係る袋箱詰め装置において、前記箱体内に積み上げられた袋束をその最上位の袋から押さえる袋束押さえ機構と、前記袋束押さえ機構が前記箱体内に積み上げられた袋束を押さえた状態で、その押さえられた袋束に新たな袋束が積み上げられ、前記新たな袋束が積み上げられた後に、前記袋束の押さえが解除されるように前記袋束押さえ機構及び前記袋束積み上げ機構を制御する制御手段とを有する構成とすることができる。
このような構成により、箱体内に積み上げられた袋束のうちの最上位の袋束における袋が空気の流入により膨れても、袋束押し付け機構によってその最上位の袋束が押さえられた状態で新たな袋束が袋束積み上げ機構によって積み上げられ、その新たな袋束が積み上げられた後に前記袋束押さえ機構による前記袋束の押さえが解除されるので、袋束を箱体内に隙間無く詰めることができるようになる。
更に、本発明に係る袋箱詰め装置において、前記制御手段は、前記袋束の押さえ及びその解除が前記箱体内に所定量以上の袋束が積み上げられた状態にてなされるように、前記袋束押さえ機構を制御するように構成することができる。
このような構成により、箱体内に所定量以上の袋束が積み上げられた状態で袋束が更に積み上げられる際に、その既に積み上げられている袋束の最上位の袋束が前記袋束押さえ機構によって押さえられるようになるので、箱体内の袋束の量が比較的少なくて、袋が膨らんでも新たな袋束を箱体に詰め込む際の支障にならない状況では袋束押さえ機構を動作せずに前記最上位の袋束に対する押さえがなされないようにすることができる。このため、袋束を箱体内に効率的に隙間無く詰めることができるようになる。
本発明に係る袋箱詰め装置によれば、傾いた箱体の底面を背にして開口する前面を通して袋束がその袋面が重ね合わされるように当該箱体内に順次積み上げられていくので、既に収められた袋束が倒れないような状態で新たな袋束を当該箱体内に詰めることができるようになる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
本発明の実施の一形態に係る袋箱詰め装置が適用されるシステムは、図1に示すように構成される。
図1において、このシステムは、搬送機構200、ロボット300、箱体支持機構400及び押さえ機構450を有している。製袋工程にて製造されるパウチ(一辺が未シールの状態)が排出機構250から搬送機構200に排出される。搬送機構200は、排出機構250から排出されるパウチを所定枚数(例えば、50枚)の束にして、そのパウチの各束(以下、袋束という)10を搬送する。搬送機構200は、下降搬送機構210と水平搬送機構220とを有している。下降搬送機構210は、下降動作する下降搬送トレー211を有し、袋束10を乗せた下降搬送トレー211が水平搬送機構220に向けて下降動するようになっている。水平搬送機構220は、水平動作する水平搬送トレー221を有し、この水平搬送トレー221が下降搬送トレー211から移し変えられた袋束10をチャッキング位置Poに向けて水平動するようになっている。
ロボット300、箱支持機構400及び押さえ機構450によって袋箱詰め装置が構成される。ロボット300は、前述した搬送機構200と箱支持機構400との間に設置され、多関節アーム320の一端に把持部310が同軸的に回転自在に支持されている。多関節アーム320の他端は、3次元的に回転自在となるように基台330に取り付けられている。把持部310は、図2に示すように構成されている。この把持部310は、多関節アーム320の一端から続く連結部311を有し、連結部311の先端にブラケット312が固定されている。ブラケット312には、第1把持板313がブラケット312から突出するように固定されている。また、ブラケット312には、アクチュエータ315が取り付けられており、このアクチュエータ315は、第1把持板313に対向して配置される第2把持板314を第1把持板313に近づける方向及び遠ざかる方向に動作させるようになっている。また、第1把持板313には、ストッパ316が設けられ、ストッパ調整ピン317によってストッパ316の第1把持板313の先端からの位置が調整できるようになっている。アクチュエータ315が第2把持板314を第1把持板313に向けて押し下げると、第1把持板313と第2把持板314が袋束10をその端部がストッパ316にて規制された状態でチャッキングすることができる(図2における二点鎖線参照)。
図1に戻って、箱体支持機構400は、複数の袋束10が詰め込まれるべきカートン箱(箱体)100を傾斜した姿勢で支持する。箱体支持機構400は、支持ラック410と基台420とを有し、支持ラック410がその一端縁部を軸にして基台420に揺動自在に支持されている。支持ラック410は、水平方向と平行となる基台420の面に対して、例えば、65度の角度となるように傾斜した姿勢にて固定される。
カートン箱100は、図3に示すように、直方体形状となり、底面101及びそれを囲む4つの側面103a、103b、103c、103dを有し、底面101に対向する前面102が開口している。カートン箱100は、その底面101を背にして前面102が斜め上方に向き、側面103cを下側に、対向する側面103dが上側となるようにして箱体支持機構400の支持ラック410に支持される。このようにカートン箱100が箱体支持機構400に支持されることにより、カートン箱100は、その底面101が水平方向に対して所定角度(例えば、65度)だけ傾いた姿勢に維持される。また、図3の破線で示すように、カートン箱100は、袋束10の列を2段に収容することができるようになっている。
図1に戻って、押さえ機構450は、箱体支持機構400に支持されたカートン箱100内に収容された袋束10をその最上の袋束10の袋から押さえるものであって、アクチュエータ451、ロッド452及び押さえ板453を有している。アクチュエータ451によって進退動するロッド452の先端に押さえ板453が取り付けられており、ロッド452が進出した際に押さえ板453がカートン箱100内の最上位の袋束10の袋面を押さえるようになっている。また、押さえ機構450は、箱体支持機構400の支持ラック410の傾き動作に同調して傾くように、かつ、支持ラック410の面に垂直な方向に移動可能となるように箱体支持機構400に設けられている。
袋箱詰め装置(ロボット300、箱体支持機構400、押さえ機構450)の制御系は、図4に示すように構成されている。図4において、制御装置500は、箱詰め起動信号、袋束セット信号、停止信号等の指令信号を入力し、その指令信号に基づいてロボット駆動系(把持部310のアクチュエータ315を含むロボット300の各種アクチュエータ)350及び押さえ機構駆動系(アクチュエータ451及び押さえ機構450の移動用のアクチュエータ455を制御する。前述した指令信号は、システム全体を制御する上位の制御系あるいは操作パネルから提供され得る。例えば、図1に示す搬送機構200の水平搬送機構220において袋束10を乗せた水平搬送トレー221がチャッキング位置Poに達すると、上位の制御系から制御装置500に袋束セット信号が提供される。また、カートン箱100が箱体支持機構400の支持ラック410に新たにセットされたときにオペレータが操作パネルにおいて所定の操作を行うと、箱詰め制御信号が制御装置500に提供される。なお、検出器が新たなカートン箱100が箱指示機構400にセットされたことを検出したときに、その検出器から箱詰め制御信号が制御装置500に提供されるようにすることもできる。
制御装置500は、図5及び図6に示す手順に従って処理を実行する。
図5において、制御装置500は、まず、初期設定処理(S1)を実行する。この初期設定処理では、袋束10が2列(2段)詰めされるカートン箱100(図3参照)の列(段)数を表すm値が1(1列または1段)に設定されると共に、各列での袋束10の順番を表すn値が1(1番目)に設定される。次いで、制御装置500は、ロボット300をその把持部310が初期位置にセットされるように駆動させ(S2)、箱詰め起動信号が入力されるか否か(S3)及び終了信号が入力されるか否か(S4)を監視する。その状態で、箱体支持機構400にカートン箱100がセットされて、箱詰め起動信号が入力されると(S3でYES)、制御装置500は、更に、袋束セット信号が入力されるか否かを監視する(S5)。
搬送機構200の水平搬送機構220において袋束10を乗せた水平搬送トレー221がチャッキング位置Poに達し、袋束セット信号が入力されると(S5でYES)、制御装置500は、ロボット300を把持部310がチャッキング位置Poに移動するように駆動させる(S6)。その後、制御装置500は、n値が所定値naであるか否かを判定する(S7)。n値は、前述したようにカートン箱100における袋束10の積み込みの順番(この例では、例えば、最大11番目(nmax=11))であり、所定値naは、押さえ機構450を動作させるべき積み込みの順番(例えば、8番目(na=8))を表している。
制御装置500は、n値が所定値naに達していないと判定すると(S7でNO)、把持部310がチャッキング位置Poの水平搬送トレー221に乗せられている袋束10をチャッキングするようにロボット300を駆動させる(S8)。把持部310の第1把持板313と第2把持板314とによって水平搬送トレー221上の袋束10が把持されると、制御装置500は、その袋束10が箱体支持機構400に傾斜してセットされたカートン箱100内の位置(m,n)にくるようにロボット300を駆動させる(S9)。前述したm値とn値にて表されるはカートン箱100内の位置は、m列目(m段目)におけるn番目の位置を表す。m値とn値が初期設定(m=1、n=1)の状態では、カートン箱100内の位置(1,1)は、1列目(1段目)における1番目の位置を表す。
このような制御装置500による処理により、ロボット300の把持部310が、例えば、図7(a)に示すように、箱体支持機構400によって傾くように支持されたカートン箱100の開口する前面102を通して進入し、把持部310にてチャッキングされた袋束10が1列目(m=1)におけるn番目の位置に位置づけられる。なお、図7(a)に示す例では、袋束10が1列目における2番目の位置に位置づけられている。
その後、制御装置500は、把持部310による袋束10のチャッキングを解除させ(S10)、図6に示す処理に移行する。図6において、制御装置500は、n値がその最大値nmaxに達したか否かを判定し(S11)、前記n値が最大値nmaxに達していなければ(S11でNO)、袋束10のチャッキングを解除した把持部310が、図7(b)に示すように、カートン箱100から退避し、更に初期位置まで移動するようにロボット300を駆動させる(S12)。これにより、カートン箱100の側面103c上に既に積み上げられた1番目(m=1)の袋束10の列に袋面が重ね合わされるように新たな袋束10がn番目の袋束として積み上げられる。
次いで、制御装置500は、各列(各段)における袋束10の順番を表すn値を+1だけインクリメントし(S13)、カートン箱100に積み上げられた袋束10が押さえ機構400によって押さえられている状態であるか否かを判定する(S14)。ここで、カートン箱100に積み上げられた袋束10が押さえられていない状態であると判定すると(S14でNO)、制御装置500は、図5に示す処理に戻って、袋束セット信号が入力されるか否かを監視する状態となる(S5)。以後、制御装置500は、袋束セット信号が入力される毎に、前述したのと同様の処理(S6〜S14)を実行する。それにより、傾いたカートン箱100の底面101を背にして開口する前面102を通して袋束10がその袋面が重ね合わされるようにカートン箱100内(側面103c上)に1列目(m=1)として順次積み上げられていく。
その処理の過程で、n値が所定値na(例えば、8)に達すると(S7でYES)、制御装置500は、例えば、図8(a)に示すように、押さえ板453が積み上げられた袋束10を最上位の袋から押さえるように押さえ機構450を駆動させる(S15)。その後、前述したのと同様の処理(S8〜S10)により、例えば、図8(b)に示すように、押さえ機構450の押さえ板453によって押さえられた状態となる既に積み上げられた袋束10の列(1列目)に新たな袋束10が積み上げられる。更に、前述したのと同様の処理(S11〜S13)により、ロボット300の把持部310がカートン箱100から退避して初期位置まで移動する。そして、制御装置500は、カートン箱100に積み上げられた袋束10の列が押さえられた状態にあると判定すると(S14でYES)、その袋束10の押さえが解除されるように、押さえ機構450を駆動させる(S16)。その結果、図9(a)に示すように、押さえ板453が袋束10の間から引き抜かれ、図9(b)に示すように、押さえ機構450が初期位置に復帰する。以後、制御装置500は、袋束セット信号が入力する毎に同様の処理(S6、S7、S15、S8〜S14、S16)を実行する。それにより、傾いたカートン箱100に既に積み上げられている袋束10の列(1列目)が押さえ板453によって押さえられた状態でその袋束10の列に新たな袋束10が積み上げられ、その後、押さえ板453の押さえが解除されることが繰り返しなされつつ、順次袋束10が積み上げられていく。
その過程で、n値が最大値nmax(例えば、11)に達すると(S11でYES)、カートン箱100内に1列についての許容量(例えば、11束)の袋束10が詰め込まれたとして、制御装置500は、m値が2であるか否かを判定する(S17)。例えば、1列目についての許容量の袋束10の詰め込みが終了した時点であれば、即ち、m値が1であるとの判定を行うと(S17でNO)、制御装置500は、m値を2に設定し(S18)、n値を0にリセットして(S19)、前述したのと同様の処理(S12、S13、S14、S16)を実行し、その後、袋束セット信号が入力されたか否かの監視状態(図5のS5)になる。
以後、制御装置500は、袋束セット信号が入力される(S5でYES)毎に、前述したのと同様の処理(S6〜S14)を実行する。その結果、ロボット300の把持部310が、図10(a)に示すように、箱体支持機構400によって傾くように支持されたカートン箱100の開口する前面102を通して進入し、把持部310にてチャッキングされた袋束10が2列目(m=2)におけるn番目の位置に位置づけられ、その後、把持部310による袋束10のチャッキングが解除される。そして、袋束10のチャッキングを解除した把持部310が、図10(b)に示すように、カートン箱100から退避する。これにより、カートン箱100内に既に積み上げられた2番目(m=2)の袋束10の列に袋面が重ね合わされるように新たな袋束10がn番目の袋束として積み上げられる。
このような動作が繰り返される過程で、n値が所定値naに達すると(S7でYES)、制御装置500は、例えば、図11(a)に示すように、押さえ板453が、カートン箱100内に積み上げられた2列目の袋束10の最上位の袋から押せるように押さえ機構450を駆動させる(S15)。その後、前述したのと同様の処理(S8〜S10)により、例えば、図11(b)に示すように、押さえ機構450の押さえ板453によって押さえられた状態となる既に積み上げられた袋束10の列(2列目)に新たな袋束10が積み上げられる。更に、前述したのと同様の処理(S11〜S14、S16)により、例えば、図12(a)に示すように、ロボット300の把持部310がカートン箱100から退避して初期位置まで移動し、押さえ板453が積み上げられた袋束10の間から引き抜かれる。そして、図12(b)に示すように、押さえ機構450が初期位置に復帰する。以後、制御装置500は、袋束セット信号が入力する毎に同様の処理(S6、S7、S15、S8〜S14、S16)を実行する。それにより、傾いたカートン箱100に既に積み上げられている袋束10の列(2列目)が押さえ板453によって押さえられた状態でその袋束10の列に新たな袋束10が積み上げられ、その後、押さえ板453の押さえが解除されることが繰り返しなされつつ、順次袋束10が積み上げられていく。
その過程で、n値が最大値nmaxに達すると(S11でYES)、制御装置500は、更に、m値が2であるか否かを判定する(S17)。例えば、図13(a)に示すように、カートン箱500に2列分の袋束10が完全に詰め込まれた状態で、mが2であるとの判定がなされると(S17でYES)、制御装置500は、m値とn値を初期値(m=1、n=1)にリセットし(S20)、箱詰め起動信号が入力されるか否か(S3)及び終了信号が入力されるか否か(S4)を監視する状態となる。その後、例えば、図13(b)に示すように、箱体支持機構400の支持ラック410が水平状態に駆動させられる。そして、2列分の袋束10が完全に詰め込まれたカートン箱100は、例えば、封止された後に出荷場に搬送される。
また、箱詰め起動信号及び終了信号の待ち状態となる制御装置500は、箱詰め起動信号が入力されると、前述したのと同様の処理(S5〜S20)を実行する。その結果、箱体支持機構400に新たに傾斜姿勢にてセットされたカートン箱100の底面を背にして開口する前面102を通して袋束10がその袋面が重ね合わされるように当該カートン箱100内に順次積み上げられていく。
なお、箱詰め起動信号及び終了信号の待ち状態となる制御信号500は、終了信号を入力すると(S3でNO、S4でYES)、袋束10をカートン箱100に詰め込むための処理を終了する。
前述したような袋箱詰め装置によれば、傾いたカートン箱100の底面101を背にして開口する前面102を通して袋束10がその袋面が重ね合わされるように当該カートン箱100内(側面103c上)に順次積み上げられていくので、既にカートン箱100に収められた袋束10が倒れることなく、新たな袋束10を当該カートン箱100に順次詰め込んでいくことが可能となる。
また、カートン箱100の各列として袋束10を積み上げていく過程で、各列最大の積み上げ量になる前に、既に積み上げられた袋束10を最上位の袋から押さえた状態で新たな袋束10を積み上げるようにしているので、積み上げられた袋束10における袋が空気の流入により膨れようとすることを防止することができ、袋束10をカートン箱体100内に効率的に隙間無く詰めることができるようになる。
なお、前述した例では、袋束10がカートン箱100に2列(2段)に詰め込まれるものであったが、袋束10がカートン箱100に1列、あるいは3列以上詰め込まれるものであってもよい。
また、前述した例では、平袋タイプのパウチを束にした袋束10をカートン箱100に詰めるものであったが、底材が設けられた、いわゆるスタンディングパウチを束にした袋束をカートン箱100に詰めるようにすることもできる。この場合、各袋束は、底材のある側が厚くなってしまうので、ロボット300は、多関節アーム320の先端に設けられた把持部310を回転させることにより、底材のある側の方向が1つおきに変わるように向きを変えながら袋束を順次カートン箱100内に積み上げる。これにより、各袋束に厚さに偏りがあっても、より均一的な状態で複数の袋束をカートン箱100に詰めることができるようになる。
以上、説明したように、本発明に係る袋箱詰め方法及び装置は、既に収められた袋束が倒れないような状態で新たな袋束を当該箱体内に詰めることができるという効果を有し、食品用や液体内容物を収容するためのパウチ等の袋が複数枚束ねられてできた袋束を箱体に順次詰めていく袋箱詰め方法及び装置として有用である。
本発明の実施の一形態に係る袋箱詰め装置を示す図である。 ロボットの把持部の詳細な構成を示す側面図である。 袋束が詰め込まれる箱体を示す斜視図である。 袋箱詰め装置の制御系を示すブロック図である。 図4に示す制御装置での処理の流れを示すフローチャート(その1)である。 図4に示す制御装置での処理の流れを示すフローチャート(その2)である。 箱体に一列目の袋束を詰め込むロボットの状態(a)とそのロボットが箱体から退避した状態(b)とを示す図である。 箱体に一列目の袋束をロボットが詰め込む前に押え付け機構によって箱体内の一列目の袋束が押さえつけられた状態(a)とその押さえつけられた袋束に新たな袋束を積み上げるロボットの状態(b)とを示す図である。 押え付け機構が退避した状態(a)と押え付け機構が初期位置に復帰した状態(b)とを示す図である。 箱体に二列目の袋束を詰め込むロボットの状態(a)とそのロボットが箱体から退避した状態(b)とを示す図である。 箱体に二列目の袋束をロボットが詰め込む前に押え付け機構によって箱体内の二列目の袋束が押さえつけられた状態(a)とその押さえつけられた袋束に新たな袋束を積み上げるロボットの状態(b)とを示す図である。 押さえつけ機構が退避した状態(a)とその押さえつけ機構が初期位置に復帰した状態(b)とを示す図である。 袋束が満載された箱体から押さえつけ機構が退避した状態(a)と袋束が満載された箱体が水平になるように該箱体を支持する支持ラックが駆動した状態(b)とを示す図である。
符号の説明
10 袋束
100 箱体
101 底面
102 前面(開口)
103a、103b、103c、103d 側面
200 搬送機構
210 下降搬送機構
211 下降搬送トレー
220 水平搬送機構
221 水平搬送トレー
250 排出機構
300 ロボット
310 把持部
311 連結部
312 ブラケット
313 第1把持板
314 第2把持板
315 アクチュエータ
316 ストッパ
317 ストッパ調整ピン
320 多関節アーム
330 基台
350 ロボット駆動系
400 箱支持機構
410 支持ラック
420 基台
450 押さえ機構
451 アクチュエータ
452 ロッド
453 押さえ板
455 押さえ機構駆動系
500 制御装置

Claims (3)

  1. 底面及び該底面を囲む側面を有して前記底面に対向する前面が開口する箱体に複数の袋からなる袋束を順次詰めていく袋箱詰め装置であって、
    前記袋束を下降搬送する下降搬送機構と、該下降搬送機構から移し変えられた前記袋束を水平動させる水平搬送機構とを有する搬送機構と
    前記箱体を前記底面が水平方向に対して所定角度だけ傾くように支持する箱体支持機構と、
    該箱体支持機構によって傾くように支持された前記箱体の前記底面を背にして前記開口する前面を通して前記袋束を袋面が重ね合わされるように順次積み上げていく袋束積み上げ機構とを有し、
    前記袋束積み上げ機構は、多関節アームの一端に、前記水平搬送機構によってチャッキング位置まで搬送された前記袋束を、その袋の重なり方向からチャッキングする第1把持板及び第2把持板から成る把持部が同軸的に回転自在に支持され、前記多関節アームの他端が3次元的に回動自在に基台に取り付けられたロボットを有し、
    該ロボットが、前記把持部によって把持された積上げるべき前記袋束を前記多関節アームの動きにより前記前面を通して前記箱体内に入れることを特徴とする袋箱詰め装置。
  2. 前記箱体内に積み上げられた袋束をその最上位の袋から押さえる袋束押さえ機構と、
    前記袋束押さえ機構が前記箱体内に積み上げられた袋束を押さえた状態で、その押さえられた袋束に新たな袋束が積み上げられ、前記新たな袋束が積み上げられた後に、前記袋束の押さえが解除されるように前記袋束押さえ機構及び前記袋束積み上げ機構を制御する制御手段とを有することを特徴とする請求項記載の袋箱詰め装置。
  3. 前記制御手段は、前記袋束の押さえ及びその解除が前記箱体内に所定量以上の袋束が積み上げられた状態にてなされるように、前記袋束押さえ機構を制御するようにしたことを特徴とする請求項記載の袋箱詰め装置。
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