JP5069893B2 - 光ピックアップ及び光ディスクドライブ - Google Patents

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Description

本発明は、光ピックアップ及び光ディスクドライブに関する。
本技術分野の背景技術として、特許文献1には、光ディスクの半径方向に2個の対物レンズを搭載するアクチュエータが記載されている。特許文献2には、光ピックアップに搭載する2個の対物レンズを小型化する手段が記載されている。非特許文献1には、光ディスクの半径方向に2個の対物レンズを搭載する光ピックアップが記載されている。
特開2003−281758 特開2006−172610 Optical Data Storage 2006 Topical Meeting Conference Proceedings WPD3(第33項、Fig2)
近年CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、BD(Blu-ray Disc)などの光ディスクがある。CD、DVD、BDのそれぞれの光ディスクドライブでは、照射されるレーザ光源の波長、光ディスクのカバー層厚、対物レンズのNA(Numerical Aperture)などが異なる。CDとDVDに対応する光ピックアップでは、1個の対物レンズのみ使用するのが一般的である。これは、対物レンズを回折型にすることで、それぞれの波長、NA、カバー層厚を補償することができていたからである。
ところがCD、DVD、BDに対応する光ピックアップにおいて、1個の対物レンズのみを使用することは、実現不可能ではないものの性能上たくさんの課題を抱える。それぞれの波長、NA、カバー層厚を補償するため対物レンズを回折型にした場合、深溝構造の対物レンズを使用しなければならず、対物レンズの透過効率の劣化が大きい。特にCDの劣化は著しく、対物レンズの透過効率が従来の半分近く劣化するため、従来よりも2倍以上のパワーでレーザ光源を発光させなければならない。このように高いパワーでレーザ光源を発光させることは、レーザ光源の寿命を短くさせるだけでなく、光ディスクドライブの発熱量も増加するため、冷却構造を強化しなければならず、小型化には不利である。さらに、対物レンズで透過しなかった光ビームが不要光となりPD(Photo Detector)に入射し、再生性能やサーボ信号性能を劣化させるなどの課題も発生する。
そこで、CD、DVD、BDに対応する光ピックアップでは、2個の対物レンズを使用することが考えられる。すなわち、先述したCDとDVDに対応する光ピックアップに使用していた回折型の対物レンズと、BD専用の対物レンズを搭載する光ピックアップである。
しかしながら、特にノートパソコンなどに搭載する薄型光ディスクドライブでは、光学部品実装スペースが小さいので、2個の対物レンズを搭載した光ピックアップの光学部品実装は困難である。
さて、特許文献1では、2個の対物レンズとアクチュエータ以外の光学部品の実施例が開示されていない。
特許文献2では、光ディスクの接線方向に並べられた対物レンズに独立に光ディスク半径方向に相当する方向から光ビームを入射しているが、薄型光ディスクドライブでは、半径方向の大きさに制約があるため、特許文献2の構成では、薄型光ディスクドライブに搭載することは不可能であると考える。また光ディスク接線方向に対物レンズを並べて配置する構成では、必ずどちらかの対物レンズがオフトラックするので、トラッキングエラー信号(以下TES:Tracking Error Signal)の検出方式で最も一般的な差動プッシュプル方式(以下DPP:Differential Push Pull)が使えなくなってしまうという制約が発生する。
特許文献3では、薄型光ディスクドライブにおいて、2個の対物レンズを光ディスクの接線方向に並べて配置された光ピックアップの構成が記載されているが、一旦、BD、DVD、CDの光路を合成し、対物レンズ直下で再び分岐するという構成であるため、2個の分岐素子が必要になる。CD、DVD、BDの各波長における分岐素子は、所望の透過反射率特性を実現することが難しい、共通光路を通るため光学的な軸ずれに弱い、などの問題がある。また、光学部品の反射防止膜は入射する光ビームの波長に依存する。このため、約2倍波長が異なるBDとCDの共通光路中に配置された光学部品は透過率が悪くなるという課題もある。さらに接線方向に対物レンズを並べて配置しており、DPPが使用できない制約もある。
本発明は、BD、DVD、CDの3メディアに対応する薄型光ピックアップ及び光ディスクドライブを提供することを目的とする。
上記目的は、その一例として特許請求の範囲に記載の構成により達成できる。
本発明によれば、BD、DVD、CDの3メディアに対応する薄型光ピックアップ及び光ディスクドライブを提供することができる。
本発明の各実施例では、BD、DVD、CDの3メディアを想定した例を説明する。しかし本発明の各実施例はBD、DVD、CDの3メディアに限定されるものではなく、その他の光ディスク、例えばHD−DVDなどの光ディスクに適用してもなんか構わない。また、以下、図に示す実施例に基づいて詳細に説明するが、これによりこの本発明が限定されるものでもない。
本発明における実施例1について図を用いて詳細に説明する。ここでは、BD、DVDに対応した薄型光ディスクドライブに搭載する光ピックアップについて説明する。
図1は実施例1における光ピックアップ001の構成を示す概略図である。まずBDの光学系について説明する。
BDレーザ光源002から光ビームが発散光として出射される。BDに情報の記録または情報の再生を行うには、一般的に波長395nmから415nm帯の半導体レーザを用いるのが一般的であり、BDレーザ光源002からは波長約405nmの光ビームを出射するものとする。また半導体レーザは直線偏光の光ビームを出射するのが一般的であり、BDレーザ光源002も直線偏光の光ビームを出射することを想定している。なお、BDレーザ光源002から出射されたBDの光ビームの進路を実線003にて図示した。また実線003を軸に線対称にある一点鎖線は光ビームの広がりの最外周を示すものである。
BDレーザ光源002から出射した光ビームはBD回折格子004に入射する。BD回折格子004により光ビームは1本のメイン光ビームと2本のサブ光ビームに分岐される(サブ光ビームの進路は図示無し)。その2本のサブ光ビームはDPPによるTESと、差動非点収差方式(以下DAD:Differential Astigmatic Detection)によるフォーカスエラー信号(以下FES)の生成に利用される。なお、DPPやDADは公知技術のため、説明は省略する。
BD回折格子004を通過した光ビームは偏光ビームスプリッタ005を透過したあと、反射ミラー006を反射し、補助レンズ007に入射する。補助レンズ007を透過した光ビームはBDコリメートレンズ008によって略平行な光ビームに変換される。BDコリメートレンズ008は、レンズホルダ009に搭載されている。そのレンズホルダ009はシャフト010を介し、BDコリメートレンズ駆動装置011と接続させている。ここでBDコリメートレンズ駆動装置011は一般的なステッピングモータを使用することを想定した図となっている。このステッピングモータの回転を動力として、シャフト010、レンズホルダ009を駆動することで、BDコリメートレンズに入射する光ビームと平行な方向にBDコリメートレンズ008を駆動できる機構となっている。
BDコリメートレンズ008を進行した光ビームは色収差補正素子013に入射する。色収差補正素子013はBDレーザ光源002の波長変動や光ピックアップ001の温度変化に起因する色収差を補正する素子である。一般的に色収差補正素子には、レンズを組み合わせる方式と、回折型の1個のレンズを使用するが、回折型のレンズを使用する方が小型できる効果が得られる。例えば色収差補正をする回折溝を、例えばコリメートレンズなどに設けることで、BDコリメートレンズ008と色収差補正素子013を一体化すれば、部品点数削減により小型化を図れるという効果も得られる。また、そのような構成にしてもなんら構わない。
色収差補正素子013を進行した光ビームはBD1/4波長板014に入射し円偏光に変換される。BD1/4波長板014を進行した光ビームはBD立ち上げミラー015でz方向に反射しBD対物レンズ016に入射し、BDのデータ層に集光照射される(データ層図示なし)。BD対物レンズ016はアクチュエータ017に搭載されており、図中y方向とz方向に駆動させることができる。なお、y方向はTESによる制御、およびレンズシフト時の駆動に用いられ、z方向はFESのよる制御に用いられる。
なお、BD対物レンズ016において、レンズの有効径内の領域をハッチングにより図示している。
データ層で反射した光ビームは、BD対物レンズ016、BD立ち上げミラー015、色収差補正素子013、BDコリメートレンズ008、補助レンズ007、反射ミラー006、偏光ビームスプリッタ005、BD検出レンズ018を進行し、BDPD019に到達する。BD検出レンズ018は円柱レンズと球面レンズから構成されており、光ビームにはBD検出レンズ018を透過すると、約45方向に所定の非点収差が与えられ、FESの検出に使用される。このBD検出レンズ018は非点収差の方向を任意の方向に回転させると同時にBDPD019上での集光スポットの大きさを決める働きがある。BDPD019に導かれた光ビームは、BDのデータ層に記録されている情報信号の検出と、TESおよびFESなど光ディスク上に照射された光スポットの位置制御信号の検出などに使用される。
さて、BDレーザ光源002からBDのデータ層までの光路のことを往路、データ層からBDPD019までの光路を復路という。BDはDVDに比べ5倍程度の記憶容量を持ち、BDのデータ層の情報ピットはDVDに比べ小さいものである。このため、これを再生するには、DVDに比べBDのデータ層へ小さい光スポットにする必要がある。その光スポットは、対物レンズのNAとレーザ光源の波長に強く依存するだけでなく、往路の倍率(補助レンズ007とコリメートレンズ008の合成焦点距離÷対物レンズの焦点距離)にも依存する。この往路倍率を大きくすると集光スポットを小さくできる。このため、DVDに比べBDの光学系では、往路倍率を大きく取る必要がある。一般的な半導体レーザを用い、その出射光ビームを整形しない場合、DVDでは往路倍率を5倍から7倍程度、BDでは、10から14倍程度にすると良い。
さてBDの光学系において補助レンズ007を使用しないことを想定すると、倍率が高い分BDコリメートレンズ008の焦点距離を長くしなければならず、BDレーザ光源002が光ピックアップの外形内に収まらなくなってしまう。このため、補助レンズ007を用いることで、実効的な往路倍率を維持したまま、全体の構成を小さくする効果が得られる。
また、逆に往路倍率を維持したまま、全体の構成を小さくしすぎると、光ピックアップの中で特に大きい部品であるレーザ光源002とBDPD019が近づきすぎてぶつかってしまい配置できなくなる。そこで、往路倍率を維持したまま、レーザ光源002とBDPD019がぶつからないように補助レンズ007とBDコリメートレンズ008の焦点距離を設定すると良い。
また、反射ミラー006は、BDレーザ光源002とBDPD019が外形からはみ出さないように、また、後で説明するがDVDの光学系とぶつからないように工夫して配置している。
ところで、BDではデータ層に集光する光スポットを小さくするため大きなNA(0.85)の対物レンズを使用する。ところが、カバー層の厚み誤差により発生する球面収差はNAの4乗に比例して大きくなるものである。そこでBDではこのカバー層の厚み誤差による球面収差を無視できないため、補正する機構を必要としている。球面収差を補正するには、対物レンズに入射する光ビームを平行から弱発散、弱収束にする手段が一般的である。本実施例ではBD対物レンズ016に入射する光ビームを平行から弱発散、弱収束に変換する手段として、BDコリメートレンズ駆動装置011を配備し、BDコリメートレンズ008を光軸方向に移動させることで実現している。
球面収差の補正におけるダイナミックレンジ、および補正感度は、BDコリメートレンズ008の焦点距離に依存することが分かっている。つまり、焦点距離が短いとダイナミックレンジが小さく補正感度が高い、逆に焦点距離が長いとダイナミックレンジが大きく補正感度が小さくなる。BDのカバー層の厚み誤差は規格によって決められており、例えば2層BDのカバー層は、70μmから105μmの範囲で変化する。BDコリメートレンズ008の焦点距離を長く設定すると、このカバー層の厚み誤差により発生する球面収差を補正するためのダイナミックレンジが大きくなるので、小型化に向かない。逆に焦点距離を短くしすぎると補正感度が高くなりすぎ、より細かいステップでの駆動が要求される。このため、BDコリメートレンズ008の焦点距離は9〜12mm程度の範囲にすると良い。
さて次にDVDの光学系について説明する。
DVDレーザ光源050から光ビームが発散光として出射される。DVDに情報の記録または情報の再生を行うには、一般的に波長660nm帯の半導体レーザを用いるのが一般的であり、DVDレーザ光源050からは波長約660nmの光ビームを出射するものとする。またDVDレーザ光源050も直線偏光の光ビームを出射することを想定している。なお、DVDレーザ光源050から出射されたDVDの光ビームの進路を実線051にて図示した。また実線051を軸に線対称にある一点鎖線は光ビームの広がりの最外周を示すものである。
DVDレーザ光源050から出射した光ビームは1/2λ波長板052入射し所定の方向の直線偏光に変換される。次にDVD回折格子053に入射する。DVD回折格子053により光ビームは1本のメイン光ビームと2本のサブ光ビームに分岐される(サブ光ビームの進路は図示無し)。その2本のサブ光ビームはBD同様にDPPによるTESと、DADによるFESの生成に利用される。
DVD回折格子053を通過した光ビームはビームスプリッタ054を反射したあと、DVDコリメートレンズ055によって略平行な光ビームに変換される。
DVDコリメートレンズ055を進行した光ビームは液晶収差補正素子056に入射する。液晶収差補正素子056は、所定方向のコマ収差を補正する機能を有している。詳細は後述する。液晶収差補正素子056を進行した光ビームはDVD1/4波長板057に入射し円偏光に変換される。
なお、DVDとBDの2個の対物レンズを搭載しているが、実際に光ピックアップ001を作成する際、DVD対物レンズ059とBD対物レンズ016の光ディスク半径方向と接線方向の各々の最適チルト角度が異なる場合がある。この最適チルト角度のずれを補正するため、液晶収差補正素子056は搭載されている。チルト角度のずれは、コマ収差に相当するため、液晶収差補正素子056は光ディスク半径方向と接線方向のコマ収差を補正できるように搭載している。
DVD1/4波長板057を進行した光ビームはDVD立ち上げミラー059でz方向に反射しDVD対物レンズ059に入射し、DVDのデータ層に集光照射される(データ層図示なし)。DVD対物レンズ059もアクチュエータ017に搭載されており、図中y方向とz方向に駆動させることができる。
なお、DVD対物レンズ059も、レンズの有効径内の領域をハッチングにより図示している。
データ層で反射した光ビームは、DVD対物レンズ0059、DVD立ち上げミラー058、ビームスプリッタ054、DVD検出レンズ060を進行し、DVDPD061に到達する。光ビームにはビームスプリッタ054を透過するとき非点収差が与えられ、FESの検出に使用される。DVD検出レンズ060は非点収差の方向を任意の方向に回転させると同時にDVDPD061上での集光スポットの大きさを決める働きがある。DVDPD061に導かれた光ビームは、DVDのデータ層に記録されている情報信号の検出と、TESおよびFESなどDVDのデータ層に集光照射された集光スポットの位置制御信号の検出などに使用される。
また、x方向の点線070は光ディスクの半径方向と、光ピックアップのシークの方向とも一致している。また、図中に記載したように、図中上側が光ディスク外周方向に相当し、下側が光ディスク内周方向に相当する図とした。
次に、BDとDVDの光ビームが図1のように対物レンズの有効径に比べ大きい事について説明する。光ディスクドライブでは所定のトラックに情報を記録、または所定のトラックの情報を再生する場合、光ピックアップを光ディスクの半径方向にシークしてアクセスするだけでなく、対物レンズを搭載したアクチュエータを駆動することで、光ディスクの半径方向に移動させて用いている。アクチュエータを駆動することでこの光ディスクの半径方向に対物レンズを駆動することをレンズシフトと呼び、±0.3mm程度のレンズシフトをさせるのが一般的である。つまり、対物レンズに入射する光ビームは、光ディスクの半径方向に対物レンズの有効径よりも最低でも±0.3mm程度大きくしなければならない。
上記理由によりBDとDVDの光ビームは図1のように対物レンズの有効径に比べ大きく図示している。
さて、図1に示すように各々BD立ち上げミラー015とDVD立ち上げミラー058に入射する光ビームの進行方向を角度θだけ傾かせている。これはBDとDVDの光学部品が互いに干渉することを回避するため、工夫したものである。
図2は光ピックアップ001において、図1に示すように各々BD立ち上げミラー015とDVD立ち上げミラー058に入射する光ビームの進行方向を同じ角度、すなわち角度θ=0に変更させた場合を図示したものである。図2から分かるようにBDコリメートレンズ008、色収差補正素子013、1/4λ波長板がDVDの光ビームとオーバーラップしている領域があることが分かる。また、BDコリメートレンズ008が入射する光軸方向に駆動する場合、BDコリメートレンズ008とレンズホルダ009の可動範囲は、図の点でハッチングされた領域012で図示した。図のようにBDコリメートレンズ008を駆動すると、かなりの範囲でDVDの光ビームとオーバーラップしてしまう。このため、BDとDVDの光ビームの間に全く壁を設けることが出来ず、光ピックアップの強度不足が問題となってしまう。
このような理由から図1に示すように各々BD立ち上げミラー015とDVD立ち上げミラー058に入射する光ビームの進行方向を角度θだけ傾かせている。
またDVDコリメートレンズ055がDVD立ち上げミラー058の直下に配置すると、BDの光学部品とのオーバーラップする領域を回避させることができないので、DVDコリメートレンズ055は図のようにBDコリメートレンズ008よりも図中x方向に遠ざけて配置させている。これによりDVDとBDの各光学部品がオーバーラップする領域を回避することが出来る。
さて、例えば、BD対物レンズ016とDVD対物レンズ059を光ディスク半径方向に間隔を開けて配置すれば、上記角度θを0度にできるように考えられるが、そうではない。BD対物レンズ016とDVD対物レンズ059の光ディスク半径方向の間隔は出来るだけ狭くした方がアクチュエータの性能を向上できるという利点がある。また、BD対物レンズ016とDVD対物レンズ059の光ディスク半径方向の間隔が広いと光ディスクの最内周と最外周の情報を再生、または記録できなくなる可能性がある。
図3は、光ピックアップ001を搭載したノートパソコン用途の薄型の光ディスクドライブ101を図示したものである。図3Aは光ピックアップ001を最外周に配置させた場合、図3Bは光ピックアップ001を最内周に配置させた場合を図示している。
さて、光ディスクドライブ101には、光ディスク080を回転させるためのスピンドル071に光ディスク080が固定されている。また、光ピックアップ001は2本のガイドバー072により光ディスク半径方向にアクセスできる構成になっている。
DVDの最外周を再生する場合、光ピックアップ001から照射される光ビームが、光ディスク080の最外周のトラックに照射させなければならない。このため、光ピックアップ001のDVD対物レンズ059を光ディスク080の最外周のトラックと一致する位置ように、図3Aのように光ピックアップ001を最外周にアクセスさせなければならない。
このように最外周に光ピックアップ001をアクセスさせたときにDVD対物レンズ059が光ディスク080の最外周のトラックと一致させることが出来ないと、最外周の情報が再生できない。
また、BDの最内周を再生する場合、光ピックアップ001から照射される光ビームが、光ディスク080の最内周のトラックに照射させなければならない。このため、光ピックアップ001のBD対物レンズ016を光ディスク080の最内周のトラックと一致する位置ように、図3Bのように光ピックアップ001を最内周にアクセスさせる必要がある。
このように最内周に光ピックアップ001をアクセスさせたときにBD対物レンズ016が光ディスク080の最内周のトラックと一致させることが出来ないと、最内周の情報が再生できない。
上記のように2個の対物レンズを光ディスク半径方向に並べて配置させた場合、最内周と最外周の情報信号をどちらの対物レンズでも再生できるよう、2個の対物レンズの間隔はできるだけ小さくしなければならない。このように2個の対物レンズの間隔を配置した場合、図2で示したように、各々BD立ち上げミラー015とDVD立ち上げミラー058に入射する光ビームの進行方向の角度θを0度、すなわち平行にすると、BD光学部品とDVD光学部品の干渉が問題となる。このため、図1に示すように各々BD立ち上げミラー015とDVD立ち上げミラー058に入射する光ビームの進行方向を角度θだけ傾かせる工夫を凝らしている。
また、光ピックアップ001は一般的に光ディスクドライブ101の図中45度方向の半径方向にアクセスする構成としているが、図のように半径方向と若干角度をつけたことで光ピックアップの光学実装スペースを大きくできるという効果も得られる。
さて、2個の対物レンズを光ディスク半径方向に並べた場合、図1に示したように2個の対物レンズを同じ方向から入射させず、例えばBDの光ビームを光ディスクの半径方向から入射させる構成も考えられる。
図4は、光ビームを光ディスク半径方向から入射させた場合の問題点を説明する図である。図4Aは、光ピックアップの対物レンズと入射させる光ビームの方向を図示した図、図4Bは、光ディスクの接線方向から入射した場合(T方向入射)の立ち上げミラーと対物レンズの断面図、図4Cは光ディスクの半径方向から入射した場合(R方向入射)の立ち上げミラーと対物レンズの断面図を図示したものである。
光ピックアップ110には、図4Aに示すように、2個の対物レンズ111と112があり、光ディスク半径方向の方向と一致する点線070に並んで配置されている。対物レンズ111に光ディスクの接線方向(矢印113で図示する方向)から入射する場合をT方向入射、対物レンズ112に光ディスク半径方向(矢印114で図示する方向)から入射する場合をR方向入射とする。
図4B、図4Cにおいて、点線115は光ピックアップの高さ上限、点線116は光ピックアップの高さ下限、点線117は対物レンズ111、112の高さ方向の駆動上限、点線118は対物レンズ111、112の高さ方向の駆動下限を各々図示したものである。
図4BのT方向入射の場合、対物レンズ111のレンズシフトの方向、つまり光ディスク半径方向は、紙面と直交する方向(図中Y方向)に一致する。このため、T方向入射の場合レンズシフトによる光ビームのマージンを必要としない。
これに対し、図4CのR方向入射の場合、対物レンズ112のレンズシフトの方向、つまり光ディスクの半径方向は、紙面左右方向(図中Y方向)に一致する。このため、レンズシフトによる光ビームのマージンが必要となる。これが、図4Bで示した光ビームの有効径よりも図4Cで示した光ビーム有効径が大きい理由である。
つまり、光ピックアップの高さ方向に関しては、図4BのようにT方向入射にした方が有利、つまり光ピックアップの高さを薄型化できる利点がある。
また、T方向入射にした方が、有効径が小さい分、対物レンズの駆動範囲を広く取ることができるという利点も有する。
R方向入射にすると、光ピックアップの高さ方向の部品外形が大きくなり、光ピックアップの量産時の外形不良を増大させため、量産性を著しく低下させる要因となる。この量産性は、光ピックアップのコストを決める上での大きな要因である。つまり、T方向入射にした方が高さ方向のマージンが広い分、量産性が良いという大きな利点を有する。
さて、ここまで説明してきたように、本発明の光ピックアップ001では、第1の波長の光ビームを出射する第1のレーザ光源、すなわちDVDレーザ光源050と、第1のレーザ光源の波長より短い第2の波長の光ビームを出射する第2のレーザ光源、すなわちBDレーザ光源001と、そのDVDレーザ光源050から出射する光ビームを略平行な光ビームに変換する第1のコリメートレンズ、すなわちDVDコリメートレンズ055と、BDレーザ光源001から出射する光ビームを略平行な光ビームに変換する第2のコリメートレンズ、すなわちBDコリメートレンズ008と、DVDコリメートレンズ055により略平行に変換された光ビームを光ディスクに集光する第1の対物レンズ、すなわちDVD対物レンズ059とBDコリメートレンズ008により略平行に変換された光ビームを光ディスクに集光する第2の対物レンズ、すなわちBD対物レンズ016と、を備えた光ピックアップにおいて、DVD対物レンズ055とBD対物レンズ016とを光ディスクの半径方向、すなわち点線070と一致する方向に並べて配置し、DVD対物レンズ059よりもBD対物レンズ016を光ディスクの外周方向側へ配置している。
また、DVDコリメートレンズ055をDVD対物レンズ059からBD対物レンズ016を見た場合に右側へ配置しているので、BDコリメートレンズ008はBD対物レンズ016からDVD対物レンズ059を見た場合に左側へ配置させている。
また、DVDコリメートレンズ055とDVD対物レンズ059との間隔は、BDコリメートレンズ008とBD対物レンズ016との間隔よりも長くして配置している。
さらにDVDコリメートレンズ055に入射する光ビームの進行方向と、BDコリメートレンズ008に入射する光ビームの進行方向とは、0度以上15度以下の範囲で配置している。
また、BDコリメートレンズ008に入射する光ビームの進行方向と平行な方向にBDコリメートレンズ008を駆動するためのコリメートレンズ駆動装置、すなわちBDコリメートレンズ駆動装置011を配備し、
BDコリメートレンズ駆動装置011は、BD対物レンズ016よりも光ディスクの外周方向側へ配置している。
このように光ピックアップの光学部品を配置することで、薄型光ディスクドライブに搭載する光ピックアップを提供することが出来る。
また、2個の対物レンズを光ディスク半径方向に配置したことで、従来一般的なDPPをどちらの光学系においても使用できることも本発明の光ピックアップの利点である。
また、BDとDVDの光学系を完全に独立した部品にしたことで、共通の光学部品がなく、光学部品の透過効率を向上できるという効果も得られる。
なお、実施例1では、FESの検出に非点収差方式、TESの検出にDPPを想定したが、その他の方式、例えば、FESの検出にスポットサイズ法、TESの検出にDPPの組み合わせなどを用いてもなんら構わない。
光ディスクの所定半径位置情報にアクセスする時、光ピックアップを光ディスクの半径方向に移動させるため、BDコリメートレンズには、光ピックアップの移動方向とは反対方向に慣性力が発生する。つまり、BDコリメートレンズの可動方向に光ディスク半径方向の成分があると、光ピックアップがアクセスするたびにBDコリメートレンズが慣性力により光ディスク半径方向移動してしまう。このようにアクセスする度にBDコリメートレンズが動いてしまうと、光ディスクドライブにおいてアクセスの度に球面収差補正しなければならず、光ディスクドライブの記録や再生の処置時間を長くする要因となってしまう。
この慣性力によるBDコリメートレンズの半径方向の移動を回避するには、BDコリメートレンズの可動方向は光ディスクの半径方向とは直交させるように配置させ、光ディスクの半径方向には、力が付加されても移動しないような制約を与えると良い。
このような理由から、図1では、BDコリメートレンズ008とBD対物レンズ016との間を進行する光ビームの進行方向を、光ディスクの半径方向と直交させる方向と一致させ、DVDコリメートレンズ055とDVD対物レンズ059との間を進行する光ビームの進行方向を、光ディスクの半径方向と直交させる方向から角度θだけ傾けさせている。
なおDVDの光学系はBDコリメートレンズ008のように駆動する光学部品がなく接着剤などで固定されているため、慣性力により光学部品が移動するようなことは無い。
本発明における実施例2について図を用いて詳細に説明する。ここでは、BD、DVDCDに対応した薄型光ディスクドライブにおける光ピックアップについて説明する。
図5は実施例2における光ピックアップ200の構成を示す概略図である。実施例2の光ピックアップ200は、実施例1の光ピックアップ001とBDの光学系は同一であるため説明は省略する。実施例2の光ピックアップ200は、実施例1の光ピックアップ001と異なり、CDに対応するため、DVDレーザ光源050の代わりに2波長マルチレーザ光源201を搭載している。
2波長マルチレーザは、異なる波長の光ビームを出射するレーザチップをその筐体内に2個搭載したレーザ光源である。DVDに情報の記録または情報の再生を行うには、波長660nm帯の半導体レーザを用い、CDに情報の記録または情報の再生を行うには、波長780nm帯の半導体レーザを用いるのが一般的である。このため、2波長マルチレーザ201には、波長約660nmの光ビームを出射するDVDレーザチップ202と波長約780nmの光ビームを出射するCDレーザチップ203が搭載されている。
さて次にDVDの光学系について説明する。
2波長マルチレーザ201のDVDレーザチップ202からDVDの光ビームが発散光として出射される。またDVDレーザチップ202も直線偏光の光ビームを出射することを想定している。なお、DVDレーザチップ202から出射されたDVDの光ビームの進路を実線204にて図示した。また実線204を軸に線対称にある一点鎖線は光ビームの広がりの最外周を示すものである。
DVDレーザチップ202から出射した光ビームは広帯域1/2λ波長板205入射し所定の方向の直線偏光に変換される。なお、広帯域1/2λ波長板205は、波長約660nm帯と波長約780nm帯の光ビームが入射した場合に、どちらの波長に対しても1/2λ波長板として機能する素子であり、現在のDVD/CD互換光ピックアップなどでは一般的な光学素子である。
光ビームは次に波長選択性回折格子206に入射する。波長選択性回折格子206は波長約660nmの光ビームが入射すると、回折角度θDVDで光ビームを分岐し、波長約780nmの光ビームが入射すると、回折角度θDVDとは異なる角度θCDで光ビームを分岐する光学素子である。このような波長選択性回折格子は、回折格子の溝深さや屈折率に工夫をすることで製作でき、近年の2波長マルチレーザ光源を搭載する光ピックアップに使用されている。さて、光ビームは波長選択性回折格子206により1本のメイン光ビームと2本のサブ光ビーム(サブ光ビームの進路は図示無し)に分岐され、その2本のサブ光ビームはDPPや、DADの信号生成に利用される。
波長選択性回折格子206を通過した光ビームはビームスプリッタ207を反射したあと、コリメートレンズ208によって略平行な光ビームに変換される。
コリメートレンズ208を進行した光ビームは液晶収差補正素子209に入射する。液晶収差補正素子209は、DVDの光ビームに対して所定方向のコマ収差を補正する機能を有している。また、CDの光ビームに対しても補正量は異なるが、DVD同様コマ収差を補正することができるようにパターンを工夫している。
液晶収差補正素子209を進行した光ビームは広帯域1/4波長板210に入射し円偏光に変換される。広帯域1/4λ波長板210もDVDとCDの光ビームの両方に1/4λ波長として機能する光学素子である。
広帯域1/4波長板210を進行した光ビームは立ち上げミラー211でz方向に反射しDVD/CD互換対物レンズ212に入射し、DVDのデータ層に集光照射される(データ層図示なし)。DVD/CD互換対物レンズ212はアクチュエータ017に搭載されており、図中y方向とz方向に駆動させることができる。
なお、DVD/CD互換対物レンズ212も、レンズの有効径内の領域をハッチングにより図示している。また、DVD/CD互換対物レンズは前述したように、対物レンズを回折型にすることで、DVDとCDの波長、NA、カバー層厚を補償することができる。
データ層で反射した光ビームは、DVD/CD互換対物レンズ212、立ち上げミラー211、広帯域1/4λ波長板210、液晶収差補正素子209、コリメートレンズ208、ビームスプリッタ207、検出レンズ213を進行し、PD214に到達する。光ビームにはビームスプリッタ213を透過するとき非点収差が与えられ、FESの検出に使用される。検出レンズ213は非点収差の方向を任意の方向に回転させると同時にPD214上での集光スポットの大きさを決める働きがある。PD213に導かれた光ビームは、DVDのデータ層に記録されている情報信号の検出と、TESおよびFESなどDVDのデータ層に集光照射された集光スポットの位置制御信号の検出などに使用される。
また、x方向の点線070は光ディスクの半径方向と、光ピックアップのシークの方向とも一致している。また、図中に記載したように、図中上側が光ディスク外周方向に相当し、下側が光ディスク内周方向に相当する。
なお、DVD/CD互換対物レンズ212とBDの2個の対物レンズを搭載しているが、実際に光ピックアップ200を作成する際、DVD/CD互換対物レンズ059とBD対物レンズ016の光ディスク半径方向と接線方向の各々の最適チルト角度が異なる場合がある。この最適チルト角度のずれを補正するため、液晶収差補正素子056は搭載されている。チルト角度のずれは、コマ収差に相当するため、液晶収差補正素子056は光ディスク半径方向と接線方向のコマ収差を補正できるように搭載している。
次にCDの光学系について説明する。
2波長マルチレーザ201のCDレーザチップ203からCDの光ビームが発散光として出射される。またCDレーザチップ203も直線偏光の光ビームを出射することを想定している。なお、CDレーザチップ203から出射されたCDの光ビームの進路もDVDとほぼ一致するため、実線204はCDの進路とも一致するものとしてCDの光路自体は省略している。
CDレーザチップ203から出射した光ビームは広帯域1/2λ波長板205入射し所定の方向の直線偏光に変換される。
光ビームは次に波長選択性回折格子206に入射し、回折角度θDVDとは異なる回折角度θCDにより1本のメイン光ビームと2本のサブ光ビーム(サブ光ビームの進路は図示無し)に分岐され、その2本のサブ光ビームはDPPや、DADの信号生成に利用される。
波長選択性回折格子206を通過した光ビームはビームスプリッタ207を反射したあと、コリメートレンズ208によって略平行な光ビームに変換される。
コリメートレンズ208を進行した光ビームは液晶収差補正素子209に入射する。液晶収差補正素子209は、CDの光ビームに対しても所定方向のコマ収差を補正する機能を有している。
液晶収差補正素子209を進行した光ビームは広帯域1/4波長板210に入射し円偏光に変換される。
広帯域1/4波長板210を進行した光ビームは立ち上げミラー211でz方向に反射しDVD/CD互換対物レンズ212に入射し、CDのデータ層に集光照射される(データ層図示なし)。
データ層で反射した光ビームは、DVD/CD互換対物レンズ212、立ち上げミラー211、広帯域1/4λ波長板210、液晶収差補正素子209、コリメートレンズ208、ビームスプリッタ207、検出レンズ213を進行し、PD214に到達する。光ビームにはビームスプリッタ213を透過するときDVDと同様に非点収差が与えられ、FESの検出に使用される。検出レンズ213もDVDの光ビーム同様にCDの光ビームの非点収差の方向を任意の方向に回転させると同時にPD214上での集光スポットの大きさを決める働きがある。PD213に導かれた光ビームは、CDのデータ層に記録されている情報信号の検出と、TESおよびFESなどCDのデータ層に集光照射された集光スポットの位置制御信号の検出などに使用される。
以上のように実施例1の光ピックアップ001からDVDの光学系を光ピックアップ200のように2波長マルチレーザを用い、上記光学部品を搭載することにより、簡単にBD、DVD、CDの3メディアに対応した薄型の光ピックアップを提供することが出来る。
また、2倍波長が異なるBDとCDの光学系を完全に独立した部品にしたことで、共通の光学部品がなく、光学部品の透過効率を向上できるという効果も得られる。
本発明における実施例3について図を用いて詳細に説明する。ここでは、実施例2の変形例について説明する。
図6はBD、DVDCDに対応した薄型光ディスクドライブにおける光ピックアップ300の概略を示した図である。
実施例1や2の光ピックアップ001、200では、BDのTESおよびFESの検出方式にDPPとDADを組み合わせた場合について説明してきたが、実施例3では、変形例として、TESの検出にPP方式と、FESの検出にナイフエッジを使用した場合について説明する。
光ピックアップ300の光ピックアップ200からの変更点は、光ピックアップ200にあったBD回折格子003と検出レンズ005とBD1/4λ波長板014を削除し、多機能素子301と、PD019とはPD内の受光領域パターンが異なるPD302とを搭載し、また、コリメートレンズ駆動素子011を圧電素子で構成されたBDコリメートレンズ駆動素子312に変更したものである。なお、DVDとCDの光学系は特に変更点がないので、説明は省略する。
上記変更点に着目し、BDの光学系について説明する。
BDレーザ光源002から405nm帯の光ビームが直線偏光の発散光として出射される。BDレーザ光源002から出射した光ビームは偏光ビームスプリッタ005、反射ミラー006、補助レンズ007とを経てBDコリメートレンズ008によって略平行な光ビームに変換される。BDコリメートレンズ008は、レンズホルダ310に搭載されている。そのレンズホルダ310はBDコリメートレンズ駆動装置312と接続させている。ここでBDコリメートレンズ駆動装置011は圧電素子を使用した構成となっておいる。
このBDコリメートレンズ駆動素子314は圧電素子314が搭載されており、この圧電素子314は付加電圧により図中x方向に伸縮する機能を有しており、この圧電素子の伸縮を利用して、レンズホルダ313を駆動することで、BDコリメートレンズ008に入射する光ビームと平行な方向にBDコリメートレンズ008を駆動できる機構となっている。なお、レンズホルダは、シャフト313に固定されており、シャフト312で支持させた構成としており、BDコリメートレンズの安定した動作を実現できる。一般的に圧電素子を用いた構成はステッピングモータに比べて小型化に有利であるため、コリメートレンズ駆動装置に圧電素子を使用すると光ピックアップを小型にできるという利点を有する。
BDコリメートレンズ008を進行した光ビームは色収差補正素子013を経て多機能素子301に入射する。多機能素子301は、偏光回折格子と1/4λ波長板を貼り合わせ小型にした素子である。偏光回折格子は、所定の方向の直線偏光の光ビームを回折し、その方向と直交する方向の直線偏光の光ビームを透過させる機能を持つ。このため、偏光回折格子と1/4λ波長板を搭載した多機能素子301は、紙面右から左へ進行する光ビームを透過させ、紙面左から右へ進行する光ビームは回折させることができる。つまり色収差補正素子から進行してきた光ビームは多機能素子301の偏光回折格子の領域を素通りし、1/4λ波長板にて円偏光に変換される。多機能素子301で円偏光に返還された光ビームはBD立ち上げミラー015でz方向に反射しBD対物レンズ016に入射し、BDのデータ層に集光照射される(データ層図示なし)。
データ層で反射した光ビームは、BD対物レンズ016、BD立ち上げミラー015、多機能素子301に入射する。多機能素子301に入射した光ビームは1/4λ波長板の領域で円偏光から往路とは直交する方向の直線偏光に変換され、偏光回折格子の領域では複数の光ビームに分岐される。偏光回折格子の格子溝パターンはFESの検出方式としてナイフエッジ、TESの検出方式にPP方式を使用できるパターンならどのようなパターンでも構わない。また、ナイフエッジやPP方式も一般的な検出方式なので、説明は省略する。
多機能素子301にて複数に分岐された光ビームは、色収差補正素子013、BDコリメートレンズ008、補助レンズ007、反射ミラー006、偏光ビームスプリッタ005とを経てBDPD302に到達する。BDPD302に導かれた光ビームは、BDのデータ層に記録されている情報信号の検出と、TESおよびFESなど光ディスク上に集光照射された集光スポットの位置制御信号の検出などに使用される。また、想定している検出方式が光ピックアップ001や200とはことなるため、受光領域パターンはBDPD019と異なっている。但し、上記方式を使用できる受光領域パターンであれば、いかような受光領域パターンであっても構わない。
以上のように本発明を用いれば、光ピックアップ300のように光ピックアップ100と異なる検出方式をとることも可能であり、いろんなバリエーションの光ピックアップを実現できる。
なお、上記では、ナイフエッジとPP方式を組み合わせた方式を説明したが、例えば、スポットサイズ法とPP方式などを組み合わせることで光学部品を変更した場合であっても本発明は適用可能である。
実施例4では、前記実施例で説明したCD、DVD、BDの3メディアに対応した光ピックアップを搭載した、光ディスクドライブ400について説明する。
図7に光ピックアップ403を搭載した光ディスクドライブ400と光ディスクドライブ400の概略回路構成のブロック図を示す。
光ディスクドライブ400内には、光ディスク405がスピンドル401に固定されており、スピンドル401は光ディスク405を回転させる機能を有する。
また光ディスクドライブ400内には、ガイドバー402があり、光ピックアップ403はそのガイドバー402に沿って、光ディスク400の所定半径位置にアクセスすることができる。
ホスト425は例えばパソコンなどの光ディスクドライブを用いる情報家電装置のことを意味している。ホスト425から光ディスク405の情報を再生するという指示が光ディスクドライブ400内のコントロール回路412へ入力されると、コントロール回路は、スピンドルモータ駆動回路419を駆動し、スピンドル401を駆動することで光ディスク405の回転を開始する。
次にコントロール回路412はレーザ光源切り替え回路を駆動し、光ピックアップ402内のDVDレーザ光源を駆動させ、コントロール回路412は次にレーザ光源制御回路418を駆動し、DVDレーザ光源を再生パワーで点灯させる。
次にコントロール回路412はアクチュエータ駆動回路415を駆動させ、光ピックアップ402内のアクチュエータを高さ方向に駆動させる。光ピックアップ403のPDから検出された信号はサーボ信号生成回路410に送られ、その検出信号からFESを生成する。コントロール回路412は光ディスク種判別回路413を駆動し、そのFESから光ディスク405がどのメディアか判断する。BDとDVDとCDとでは各々カバー層の厚みが異なる。このため、FESから光ディスク405のデータ層と表面の間隔つまりカバー層の厚みを検知させることで、どのメディアか判別できる。
ここで最初にDVDレーザ光源を点灯させた理由は、DVDはカバー層の厚みがCDとBDと比べ中間的な厚みとなっているため、例え光ディスク405がCDであろうとBDであろうと、球面収差によるFESの振幅劣化を最も小さく抑えられる効果があるためである。例えばBDを再生する条件でCDから検出したFESの振幅は球面収差の影響で非常に小さくなり、CDのデータ層の検出が困難になってしまう。
コントロール回路417はレーザ切り替え回路417を駆動し光ディスク種判別回路413で分かった光ディスクに対応するレーザ光源を駆動させ、コントロール回路412は次にレーザ光源制御回路418を駆動し、そのレーザ光源を再生パワーで点灯させる。
次にコントロール回路412はアクチュエータ駆動回路415を駆動させ、再び光ピックアップ402内のアクチュエータを高さ方向に駆動させる。光ピックアップ403のPDから検出された信号はサーボ信号生成回路410に再び送られ、FESとTESのサーボ信号を生成する。生成されたサーボ信号はコントロール回路412から必要に応じて、アクチュエータ駆動回路415へ送られ光ピックアップ403内のアクチュエータを駆動し、対物レンズの位置制御を行い、所定のデータ層へ光ビームを集光照射させる。なお、コントロール回路412はアクセス制御回路414を駆動し所定の半径位置に光ピックアップ403をガイドバー402に沿って移動させる機能も有する。
さて、光ディスク405のデータ層へ集光照射された後、光ピックアップ403内のPDからは検出される検出信号は、情報信号再生回路413へ送られる。その情報信号再生回路413では前記検出信号から光ディスク405に記録された情報信号が再生され、その情報信号はホスト425に出力される。
例えば光ディスク405がBDであった場合、上記情報信号再生回路413から生成された情報信号の再生性能(例えば、ジッタや検出信号の振幅)が最良になるようにコントロール回路412はBDコリメートレンズ駆動回路416を駆動し、球面収差補正を行う機能も有する。
上記のように光ディスクドライブ400の回路を駆動させることで、ホスト425は所望の再生情報を獲ることができる。
さて、ホスト425から光ディスク405へ情報を記録するという指示がコントロール回路412へ入力されると、上記再生のときと同様の動作を行い、光ディスク405のメディアに合ったレーザ光源を点灯させ光ビームを光ディスク405へ集光照射させる。
次にホスト425から記録する記録情報が記録情報信号変換回路420へ入力され、記録情報信号変換回路420では所定のメディアに合った記録信号に変換される。この記録信号はコントロール回路412に送られる。コントロール回路412は、レーザ光源制御回路418を駆動させレーザ光源のパワー制御を行い、光ディスク405に記録信号を記録する。なお、この際、コントロール回路412はアクセス制御回路414とスピンドルモータ駆動回路419を駆動し、記録信号に応じ光ピックアップ402のアクセス制御や、光ディスク401の回転制御なども行われる。
上記のように光ディスクドライブ400の回路を駆動させることで、ホストから受けた記録情報を光ディスク405へ記録することができる。
上述したように光ディスクドライブ400の実施例を説明したが、少なくともBDコリメートレンズ駆動回路416と、レーザ光源切り替え回路417を搭載されていれば、これに限定されるものではない。
実施例1における光ピックアップ001の構成を説明する概略図 実施例1においてBDとDVDの光ビームの進行方向を傾けた効果を説明する概略図 実施例1において2個の対物レンズを近づけねければならない理由を説明する概略図 実施例1において、R方向入射とT方向入射の違いを説明する概略図 実施例2における光ピックアップ200の構成を説明する概略図 実施例3における光ピックアップ300の構成を説明する概略図 実施例4における光ディスクドライブ400の構成を説明する概略図
符号の説明
001…光ピックアップ、008…BDコリメートレンズ、011…BDコリメート駆動装置、016…BD対物レンズ、017…アクチュエータ、059…DVD対物レンズ、055…DVDコリメートレンズ。

Claims (4)

  1. 光ビームを媒体として光ディスクと情報を交換するスリム光ピックアップであって、
    第1の波長の光ビームを出射する第1のレーザ光源と、
    第1の波長より短い第2の波長の光ビームを出射する第2のレーザ光源と、
    前記第1のレーザ光源から出射される光ビームを調整する第1のコリメートレンズと、
    前記第2のレーザ光源から出射される光ビームを調整する第2のコリメートレンズと、
    前記第1のコリメートレンズからの光ビームを立ち上げる第1の立ち上げミラーと、
    前記第2のコリメートレンズからの光ビームを立ち上げる第2の立ち上げミラーと、
    前記第1のレーザ光源からの光ビームを光ディスクに集光する第1の対物レンズと、
    前記第2のレーザ光源からの光ビームを光ディスクに集光する第2の対物レンズと、
    前記第2のコリメートレンズに入射する光ビームの進行方向と平行な方向に前記第2のコリメートレンズを駆動するコリメートレンズ駆動装置と、
    を有し、
    前記第1の対物レンズと前記第2の対物レンズを光ディスクの半径方向に近接させて並べて配置し、
    前記第1の立ち上げミラーと前記第2の立ち上げミラーを光ディスクの半径方向に並べて配置し、
    前記第1のコリメートレンズからの光ビームと前記第2のコリメートレンズからの光ビームが、前記第1の対物レンズ、前記第2の対物レンズ、前記第1の立ち上げミラーおよび前記第2の立ち上げミラーを通る面に対して片側から出射されるように各構成を配置し、
    前記第2の対物レンズは、前記第1の対物レンズよりも外周方向側へ配置し、
    前記コリメートレンズ駆動装置は、前記第2の対物レンズよりも光ディスクの外周方向側へ配置し、
    前記第1のコリメートレンズからの光ビームと前記第2のコリメートレンズからの光ビームとが、前記光ディスクから前記スリム光ピックアップを見たときに対物レンズのレンズシフト方向に対して略垂直な方向から入射し、かつそれらの光ビーム同士の間隔は、対物レンズから離れるに従って広がっていることを特徴とする光ピックアップ。
  2. 請求項1記載の光ピックアップであって、前記第2のレーザ光源の波長を405nm帯とした、
    光ピックアップ。
  3. 請求項記載の光ピックアップであって、
    前記第1のコリメートレンズと前記第1の対物レンズとの間隔は、前記第2のコリメートレンズと前記第2の対物レンズとの間隔よりも長い、光ピックアップ。
  4. 請求項1ないしのいずれか記載の光ピックアップを搭載し、
    前記第1のレーザ光源と前記第2のレーザ光源とを切り替えるためのレーザ光源切り替え回路と、
    前記コリメートレンズ駆動装置により前記第2のコリメートレンズの位置制御をするためのコリメートレンズ駆動回路と、を搭載した、光ディスクドライブ。
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