JP5053380B2 - 太陽電池パネル - Google Patents

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Description

本発明は、複数の太陽電池セルが電極タブにて接続された構造を有する太陽電池パネルに関する。
太陽電池セルは、シリコン等の薄肉の結晶基板等を用いて作製され、複数の太陽電池セルは、強化ガラスなどの補強板に、エチレンビニルアセテート共重合体(EVA)等にて接合されて、太陽電池パネルが作製される。
太陽電池パネルでは、通常、取出し電圧を大きくするために、各太陽電池セルが直列に接続される。即ち、従来の太陽電池パネルでは、太陽電池セルの受光面に接続された表面電極タブと、非受光面に接続された裏面電極タブとを接続することで、各太陽電池セルを直列に接続している(例えば特許文献1)。
又、各太陽電池セルを直列に接続する構造において、接続半田のはみ出しを防止するための切欠部を裏面電極に設けたものもある(例えば特許文献4)。
又、太陽電池セルの受光面と非受光面とを一つの電極タブにて接続した構成もあるが、表面電極タブと裏面電極タブとの2種類を用いる構造によれば、各タブの形状を異ならせることで、発電効率と、電極タブによる熱変形の低減とを両立させることが可能である(特許文献1参照)。
一方、表面電極タブと裏面電極タブとを有する構造では、表面電極タブと裏面電極タブとを接続するときに太陽電池セルに負荷が作用し、太陽電池セルに割れが発生する場合がある。該問題を解決するために、表面電極タブと裏面電極タブとの接続部を太陽電池セル外に設けて太陽電池セル同士を接続するという構成を採り、電極タブの接続の際に、太陽電池セルに押圧負荷が作用しないようにした構造が検討されている(例えば特許文献2及び特許文献3)。
特開2004−281797号公報(図1) 特開2004−247402号公報(図1) 特開2005−129773号公報(図1) 特開2002−111024号公報
しかしながら、上述の、電極タブの接続部を太陽電池セル外に設けて太陽電池セル同士を接続するという構成では、太陽電池セル外に設けた接続部のため、隣接する太陽電池セルの間隔が広くなってしまう。よって、太陽電池パネルにおいて太陽電池セルの集積度が低下し、太陽電池パネルにおける単位面積当たりの発電量が減少してしまうという問題がある。
本発明は、上述のような問題点を解決するためになされたもので、単位面積当たりの発電量を低下することなく太陽電池セルの割れを低減可能な太陽電池パネルを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は以下のように構成する。
即ち、本発明の一態様における太陽電池パネルは、太陽電池セルと、上記太陽電池セルの受光面に接続される表面電極タブと、上記太陽電池セルの非受光面に接続される裏面電極タブとを備え、上記表面電極タブを上記裏面電極タブに接続して複数の上記太陽電池セルを直列接続した太陽電池パネルであって、上記表面電極タブと上記裏面電極タブとのタブ間接続部は、上記裏面電極タブと上記太陽電池セルとのタブ−セル間接続部に対して、上記太陽電池セルの厚み方向において重ならず上記太陽電池セルの配列方向において隙間を介して配置され、上記タブ−セル間接続部側に位置する上記タブ間接続部の一端部は、上記非受光面領域内に存在することを特徴とする。
又、上記配列方向において上記タブ間接続部の上記一端部に対向する他端部も、上記非受光面領域内に存在するように構成してもよい。
又、上記非受光面にアルミペーストにて形成される集電電極をさらに備え、上記表面電極タブと上記裏面電極タブとは半田付けされ、上記タブ間接続部は、上記集電電極の領域内に配置されるように構成してもよい。
又、上記非受光面に銀ペーストにて形成され上記裏面電極タブが上記タブ−セル間接続部を介して接続されるタブ用電極と、上記隙間に対応して上記非受光面に形成され上記集電電極及び上記タブ用電極が存在しない電極非形成領域とをさらに備えるように構成してもよい。
又、T1を表面電極タブの厚さ、T2を裏面電極タブの厚さとすると、上記隙間Xは、下記の式にて示される範囲であるように構成してもよい。
2・T1<X<5・(T1+T2)
又、一つの太陽電池セルは、非受光面にそれぞれ複数の上記タブ間接続部及び上記タブ−セル間接続部を備え、上記タブ間接続部と上記タブ−セル間接続部とは、上記太陽電池セルの配列方向に沿って交互に配列されるように構成してもよい。
本発明の太陽電池パネルによれば、太陽電池パネルの単位面積当たりの発電量を低下させることもなく、太陽電池セルの割れを低減できる太陽電池パネルを得ることができる。
本発明の実施の形態1における太陽電池パネルに備わる太陽電池セルの接続状態を示す側面図である。 図1Aに示す太陽電池セルの接続状態を示す平面図である。 図1Aに示す太陽電池セルの非受光面の平面図である。 図1Aに示す太陽電池セルの接続状態の他の例における平面図である。 図1Aに示す太陽電池セルの非受光面に形成されている集電電極及びタブ用電極の配置を示す図である。 図1Aに示す太陽電池セルにおける接続部からの半田のはみ出しを説明するための接続部の平面図である。 図1Aに示す太陽電池セルにおける接続部からの半田のはみ出しを説明するための接続部の側面図である。 従来構造の太陽電池セル及び実施の形態1の太陽電池セルにおける強度試験サンプルの作製を説明するための図である。 図3Aに示す強度試験サンプルの破壊強度を評価する試験方法を説明するための斜視図である。 図3Aに示す強度試験サンプルにおける破壊強度比較結果を示すグラフである。 本発明の実施の形態2による太陽電池セルと電極タブとの接続部を示す平面図である。 図4Aに示す接続部の他の例を示す平面図である。 本発明の実施の形態3による太陽電池パネルに備わる太陽電池セルの接続状態を示す図である。 図5Aに示す太陽電池セルの接続状態を示す側面図である。 図5Aに示す一つの太陽電池セルにおける電極タブの接続状態を示す側面図である。 図5Aに示す太陽電池セルの非受光面に形成されている集電電極及びタブ用電極の配置を示す平面図である。 本発明の実施の形態4による太陽電池パネルに備わる太陽電池セルと電極タブの接続部を示す平面図である。 図6Aに示す接続部の他の例を示す平面図である。 電極タブ接続による太陽電池セルに発生する応力を検討する解析モデルを示す図である。 図7に示す解析モデルによる解析結果を示すグラフである。 本発明の実施形態による太陽電池セルに発生する応力を検討する解析モデルを示す図である。 図9に示す解析モデルによる解析結果を示すグラフである。 図9に示す解析モデルによる解析結果を示すグラフである。 従来の太陽電池パネルに用いられる太陽電池セルの接続状態を示す平面図である。 図11Aに示す接続状態における太陽電池セルの側面図である。 図11Aに示す太陽電池セルの接続状態の拡大図である。 図11Aに示す太陽電池セルにおける電極タブ間の接続状態を示す拡大図である。 図11Aに示す太陽電池セルの非受光面を示す平面図である。
符号の説明
1 太陽電池セル、2 受光面、3 非受光面、
104 表面電極タブ、105 裏面電極タブ、106 タブ−セル間接続部、
107 セル間接続部、107a 一端部、107b 他端部、108 隙間、
109 集電電極、110 タブ用電極、122 電極非形成領域、
150,153,154 太陽電池パネル、
162 配列方向。
本発明の実施形態である太陽電池パネルについて、図を参照しながら以下に説明する。尚、各図において、同一又は同様の構成部分については同じ符号を付している。
上記実施形態における太陽電池パネルの構造をより良く理解可能とするために、まず、図11Aから図11Eを参照して、従来の太陽電池パネル50の構成、及び太陽電池パネル50に用いられる、太陽電池セル1の直列接続について説明する。
図11Aは、太陽電池パネル50に備わる太陽電池セル1を受光面2側から見た太陽電池パネル50の上面図である。ここで、符号4は、表面電極タブを示す。図11Bは、図11Aに示す太陽電池パネル50の側面図である。ここで、符号3は、太陽電池セル1の非受光面を示し、符号5は、裏面電極タブを示す。図11Cは、図11Bに示す、隣接する太陽電池セル1間を拡大した太陽電池パネル50の側面図である。ここで、符号6は、太陽電池セル1の受光面2と表面電極タブ4との接続部、及び太陽電池セル1の非受光面3と裏面電極タブ5との接続部を示し、符号7は、裏面電極タブ5と表面電極タブ4との接続部を示す。図11Dは、拡大して図示した隣接する太陽電池セル1同士を非受光面3側から見た太陽電池パネル50の裏面図である。ここで、符号9は、非受光面3にアルミペーストにて形成された集電電極を示し、符号10は、非受光面3に銀ペーストにて形成された、裏面電極タブ5を半田付けするための電極を示し、符号11は、上記アルミペーストと上記銀ペーストとの合金部を示す。尚、図11B及び図11Cでは、集電電極9、銀ペーストにてなる電極10、及び合金部11は図示を省略している。図11Eは、太陽電池セル1の非受光面3の形状を示している。
このように構成される太陽電池パネル50において、太陽電池セル1の受光面2に接続された表面電極タブ4を、非受光面3に接続された裏面電極タブ5に接続することで、各太陽電池セル1が直列に接続されている。
次に、従来技術説明にて述べたように、従来の太陽電池パネルでは、表面電極タブ4と裏面電極タブ5とを接続する工程において、太陽電池セル1に割れが発生する場合がある。この原因について、FEM(有限要素法)熱応力解析を用いた検討内容を以下に示す。
従来の太陽電池パネル50の構成に対して、表面電極タブ4と裏面電極タブ5との接続部7が存在することにより、太陽電池セル1に発生する熱応力について検討した。
その解析モデルを図7に示す。該解析モデルは、太陽電池セルモデル12(板厚0.2mm)に裏面電極タブモデル13(板厚0.13mm)が接合され、該裏面電極タブモデル13上に表面電極タブモデル14(板厚0.2mm)が長さ6mmで接続された、2次元モデルである。
このような解析モデルにおいて、表面電極タブモデル14の有、無の変更を与え、該変更により生じる熱膨張差により引き起こされる応力の変化を検討した。検討条件として、熱応力の発生源となる電極タブモデル13、14では、その線膨張係数が太陽電池セル1の線膨張係数よりも大きく(例えば電極タブの銅:16e−6/K、太陽電池セルのシリコン:4e−6/K)、太陽電池セルと電極タブを接合するための温度範囲(例えば、220℃から20℃)で変化する熱履歴を常に等しく、表面電極タブモデル14の有、無の各解析モデルに作用させる。さらに、表面電極タブモデル14の有、無のいずれの解析モデルにおいても、メッシュサイズを同一として解析を行い、熱応力の発生量を定性的に比較できるようにした。尚、符号15aは、裏面電極タブモデル13と太陽電池セルモデル12との接続モデル部を示し、符号15bは、表面電極タブモデル14と裏面電極タブモデル13との接続モデル部を示す。
解析結果を図8に示す。該解析結果によれば、図11Cに示す表面電極タブ4と裏面電極タブ5との接続部7、及び接続部6が太陽電池セル1に接合された状態、つまり上記接続モデル部15a,15bの両方が存在する状態における発生応力が、裏面電極タブ4のみが太陽電池セル1に接合された状態、つまり上記接続モデル部15aのみが存在する状態における発生応力よりも大きいことが確認できる。
上記解析結果から、表面電極タブ4と裏面電極タブ5とを接続する工程において、太陽電池セル1に割れが発生する原因は、表面電極タブ4が接続された裏面電極タブ5を太陽電池セル1に接続する接続部6(図11C)に発生する熱応力が、他の部分における熱応力よりも大きいためであることが明らかになった。また、一般的に表面電極タブ4の板厚は、裏面電極タブ5の板厚より大きい(例えば1.5〜3倍)。表面電極タブ4に相当する板厚(例えば0.13mm)を接続した解析モデルによれば、板厚が大きい方が発生応力は大きい。よって、受光面2側の熱応力が非受光面3側の熱応力よりも大きいことが明らかになった。
次の解析では、表面電極タブ4と裏面電極タブ5との接続部7が、太陽電池セル1に接合しないように、即ち、接続部7が太陽電池セル1と裏面電極タブ5との接続部6に重ならないように、接続部7と接続部6とをずらした状態における解析を行った。この解析モデルを図9に示す。該解析モデルは、表面電極タブモデル14と裏面電極タブモデル13との電極タブ同士の接続モデル部17と、裏面電極タブモデル13と太陽電池セルモデル12との接続モデル部16とが電極タブの厚さ方向において重ならないように、間隔18を設けたモデルである。尚、一般的な傾向を得るために、表面電極タブモデル14の板厚、裏面電極タブモデル13の板厚、及び間隔18を変化させた条件にて解析を行った。
間隔18と、太陽電池セル1に発生する熱応力の最大応力との関係を図10A及び図10Bに示す。最大応力を、表面電極タブモデル14と裏面電極タブモデル13との上記接続モデル部17を太陽電池セルモデル12に接合した場合に発生する最大応力によって正規化した結果を図10Aに示す。図10Aによれば、間隔18が短い場合には、逆に熱応力が大きくなるが、接続モデル部17と接続モデル部16とがある程度離れることで、つまり間隔18がある値を超えると、熱応力は、低下していく。即ち、間隔18の値が表面電極タブ4の厚さの約2倍を超えると、従来構造の場合よりも、熱応力は低くなることがわかった。
図10Aから明らかなように、間隔18が規定値よりも短い場合には、従来に比して熱応力が増加する。よって、表面電極タブ4と裏面電極タブ5との接続部7の周囲に十分なスペースが無い状態で、例えば特開2002−111024号公報に開示されるように、半田漏れを防止する目的等の、半田接合されるパターンを作製することは、逆に熱応力を増加させる結果となる。
又、間隔18と、太陽電池セル1に発生する熱応力の最大応力との関係を、表面電極タブ4を接合した受光面2側に発生する最大応力によって最大応力を正規化した結果を図10Bに示す。図10Bによれば、間隔18が、表面電極タブ4の厚さと裏面電極タブ5の厚さとの合計の約5倍になることで、非受光面3に発生する熱応力は、受光面2側の熱応力と同等となり、間隔18をそれ以上に広げても、太陽電池セル1全体の強度向上は、望めないことがわかった。
以上の解析結果から、表面電極タブ4と裏面電極タブ5との接続部7を、裏面電極タブ5と太陽電池セル1との接続部6に対して所定の間隔を空けることで、太陽電池セル1に発生する熱応力が低減されることが分かった。
よって、表面電極タブ4と裏面電極タブ5との接続部7と、裏面電極タブ5と太陽電池セル1との接続部6とが両タブの厚み方向、つまり太陽電池セル1の厚み方向において重ならないように配置し、かつ、接続部7を、隣接する太陽電池セル1間に配置するのではなく、少なくとも接続部6側の接続部7の端部を太陽電池セル1の非受光面3上に位置させる。該構成により、各セル間を広げることなく、太陽電池セル1の割れ発生を低減した太陽電池パネルが得られる。又、上記構成によれば、さらに、太陽電池セル1に生じる熱応力が低減することから、太陽電池パネルの実使用時における信頼性を向上させることができる。又、太陽電池パネルの長寿命化を図ることも可能となる。
上述の解析結果に基づいて、本発明の実施形態である太陽電池パネルは、以下のように構成される。
実施の形態1.
図1Aから図1Eは、本発明の実施の形態1による太陽電池パネル150の太陽電池セルの直列接続の状態を示す。本実施形態の太陽電池パネル150においても、上述した太陽電池パネル50と同様に、太陽電池パネル150は、複数の太陽電池セル1をその配列方向162に沿って配列し、それぞれの太陽電池セル1の受光面2に接続された表面電極タブ104と、非受光面3に接続された裏面電極タブ105とを接続することで、それぞれの太陽電池セル1を直列接続している。尚、表面電極タブ104は、上述した表面電極タブ4に対応し、裏面電極タブ105は、上述した裏面電極タブ5に対応する。
図1Aは、隣接する太陽電池セル1間の上記直列接続状態を示す断面図であり、図1Bは、隣接する太陽電池セル1間を、非受光面3側から見た平面図である。
上述の解析結果に基づいて、図1A及び図1Bに示すように、本実施形態の太陽電池パネル150では、表面電極タブ104と裏面電極タブ105との接続部分であるタブ間接続部107と、裏面電極タブ105と太陽電池セル1との接続部分であるタブ−セル間接続部106とは、太陽電池セル1の厚み方向161において重ならないように、両タブ104,105の延在方向であり、太陽電池セル1の配列方向である符号162に沿って隙間108をあけて配置される。
さらに、太陽電池パネル150では、図1A及び図1Bに示すように、タブ間接続部107において、タブ−セル間接続部106側に位置するタブ間接続部107の一端部107aは、太陽電池セル1の非受光面3の領域内に位置する。さらに太陽電池パネル150では、図1A及び図1Bに示すように、上記一端部107aに対向するタブ間接続部107の他端部107bも、非受光面3の領域内に位置する。
又、図1A及び図1Bに示すように、太陽電池セル1は、板状のシリコン結晶にてなり、その非受光面3には、図1Cに符号110にて示されタブ用電極の形成部分を除いて、アルミニウムペーストにて集電電極109が形成される。タブ用電極110は、上記タブ用電極の形成部分に銀ペーストが直接非受光面3に接触して形成され、集電電極109と同等の厚さにて形成される。
又、図1Cに符号111にて示すように、集電電極109とタブ用電極110との境界部分には、アルミニウムペーストと銀ペーストとの合金部が形成される。該合金部111は、集電電極109からタブ用電極110へ電気を取出すための部分となる。
尚、集電電極109及びタブ用電極110の非受光面3への形成順は問わない。又、これらの金属ペーストによる集電電極109及びタブ用電極110の作製は、主にマスク印刷によって所定の形状に金属ペーストが塗布され、焼成されることで作製される。
タブ用電極110に対してタブ−セル間接続部106を介して裏面電極タブ105が接続され、さらに、裏面電極タブ105に対してタブ間接続部107を介して表面電極タブ104が接続されている。
又、受光面2には、銀ペーストによって集電電極が形成され、その上に表面電極タブ104が接続される。
又、本実施形態の太陽電池パネル150では、図1Cに示すように、太陽電池セル1の非受光面3には、配列方向162に沿って平行に配置された直線状に連続する2本のタブ用電極110が形成されている。
又、タブ−セル間接続部106及びタブ間接続部107を形成する、接続を行うための材料は、導電性が得られるものであれば良く、特に限定されない。一般的には、導電性接着剤、導電性フィルム、半田、溶接などが知られている。実施の形態1では、表面電極タブ104及び裏面電極タブ105は、半田コーティングされた銅線である。
実施の形態1における各部の具体的な寸法を一例として示す。表面電極タブ104は、幅2mm、厚さ0.2mmであり、裏面電極タブ105は、幅3mm、厚さ0.13mmである。これらの電極タブ104,105における半田コーティングの厚さは、0.03mmである。タブ間接続部107の長さは7mmであり、隙間108は、1mm、太陽電池セル1の端面から裏面電極タブ105の端面までの距離δは、3mmである。
又、図9、図10A、及び図10Bを参照した上述の解析にて明らかになったように、隙間108(ここでは「X」と記す)は、特に、下記の式(1)の範囲にあることが望ましい。
表面電極タブ104の板厚をT1、裏面電極タブ105の板厚をT2としたとき、
2T1<X<5(T1+T2) (1)
隙間108(X)の値を、式(1)の範囲に設定することで、太陽電池セル1の非受光面3に表面電極タブ104により発生する太陽電池セル1の熱応力を小さくすることができ、セル割れを防止することができる。
又、図1Dに示すように、タブ間接続部107の一端部107aに対向するタブ間接続部107の他端部107bを非受光面3の外部に配置することもできる。即ち、裏面電極タブ105を非受光面3より突出させてもよい。このように構成した場合においても、隙間108は、上記式(1)の範囲にあるのが好ましい。
尚、図1Bに示すように、上記他端部107bを非受光面3の領域内に収めるように、上記距離δを取って裏面電極タブ105を配置することで、隣接する太陽電池セル1間に接続部が存在しないので、外観を向上させることができる。
又、本実施形態のように、集電電極109がアルミニウムペーストで作製され、表面電極タブ104と裏面電極タブ105とのタブ間接続部107が半田にて接合される場合、タブ間接続部107を集電電極109の領域上に収めることで、集電電極109には半田が接合しない。そのため、タブ間接続部107には、半田付け作業時に接着防止用マスクなどの設置が不要になるというメリットがある。
又、実施の形態1では、上記距離δは、以下の式(2)を基準として求めた。即ち、表面電極タブ104と裏面電極タブ105とのタブ間接続部107を作製する際に、半田がはみ出し、太陽電池セル1の端部に付着し、受光面2と非受光面3との短絡を引起す可能性がある。よって、仮にタブ間接続部107の半田が全てはみ出したとしても、表面電極タブ104と太陽電池セル1との間の表面張力が太陽電池セル1の端部への表面張力よりも大きくなるように計算を行った。
上記計算の概念を図2A及び図2Bに示す。図2Aにおいて、符号19は、表面電極タブ104と裏面電極タブ105との接続による半田のはみ出し形状を示し、符号20は、裏面電極タブ105と太陽電池セル1との接続による半田のはみ出し形状を示す。図2Bにおいて、符号21は、はみ出した半田部分を示す。
表面電極タブ104の半田コーティング厚さをTs(不図示)、タブ間接続部107の長さをL、表面電極タブ104の幅をB1、裏面電極タブ105の幅をB2、及び裏面電極タブ105の板厚をT2としたとき、表面電極タブ104と裏面電極タブ105との接続による、太陽電池セル1の端部1aへの半田のはみ出し量は、
Ts×(L×B1)×B1×2/2(B1+L) となる。
太陽電池セル1の受光面2に対する裏面電極タブ105からの太陽電池セル1の端部1aへの半田はみ出し量は、
Ts×(L×B2)×B2/2(B2+L) となる。
はみ出した半田量の合計をB1×T2で割ったものが、断面形状を長方形としたときの半田のはみ出し長さとなるが、断面形状が長方形状に保たれるには、表面張力の関係からはみ出した半田21の端が太陽電池セル1の端部1aから裏面電極タブ105の厚さT2よりも大きくなければならない。よって、端部1aからの距離δは、下記の式(2)で示される。
Figure 0005053380
実施の形態1では、太陽電池セル1の端部1aからの距離δは、0.9mm以上あれば良い。より好ましくは、製造ばらつきを考慮して距離δは2mm以上とするのが良い。一方で、距離δが太陽電池セル1の配列方向の長さの1/2以上となると、太陽電池セル1の非受光面3から受光面2への電気抵抗が増大するため、距離δは太陽電池セル1の配列方向の長さの1/2未満であるのが好ましい。
又、実施の形態1の効果は、裏面電極タブ105と太陽電池セル1とのタブ−セル間接続部106の配置形状に左右されるものではない。即ち、本実施形態では、図1Cに示すように、タブ−セル間接続部106を介して裏面電極タブ105が接続されるタブ用電極110は、直線状に連続しているが、例えば図1Eに示すように、不連続で飛び飛びに配置してもよい。
以上のとおり、本発明の実施の形態1における太陽電池パネルによれば、上記タブ間接続部と、上記タブ−セル間接続部とを隙間を介して配置し、かつタブ間接続部の一端部を、太陽電池セルの非受光面領域内に存在させる。該構成によれば、タブ間接続部と、タブ−セル間接続部とは、太陽電池セルの配列方向にずれて位置することから、表面電極タブと裏面電極タブとを接続するときに太陽電池セルにたとえ負荷が作用した場合でも、太陽電池セルが損傷することを低減可能である。さらに、タブ間接続部の一端部は、太陽電池セルの非受光面領域内に存在することから、太陽電池セルどうしの間隔を狭くすることができる。よって、太陽電池パネルの単位面積当たりの発電量を低下させることもなく、太陽電池セルの割れを低減できる太陽電池パネルを得ることができる。又、太陽電池パネルの小型化にも寄与することができる。
実施の形態1の太陽電池パネルにおける効果を確認するため、以下に示す強度試験を行った。従来構造の太陽電池パネルと、実施の形態1の太陽電池パネルとについて、それぞれ強度試験サンプルを作製し、それぞれの破壊強度を比較した。
強度試験サンプル用の、実施の形態1における太陽電池パネルの各部の寸法は、下記の通りである。表面電極タブ104は、幅2mm、厚さ0.2mmであり、裏面電極タブ105は、幅3mm、厚さ0.13mmである。これらの電極タブ104、105における半田コーティングの厚さは、0.03mmである。タブ間接続部107の長さは7mmであり、隙間108は、1mm、太陽電池セル1の端面から裏面電極タブ105の端面までの距離δは、1mmである。尚、前述の通り、距離δは、より好ましくは製造ばらつきを考慮して2mm以上とするのが良いが、本試験では電気特性は評価しないため、1mmとした。
従来構造における太陽電池パネルでは、裏面電極タブ5及び表面電極タブ4の寸法は、実施の形態1における表面電極タブ104及び裏面電極タブ105と同一であり、タブ間接続部7の長さが5mmとなっている。
従来技術及び実施の形態1における各強度試験サンプルは、図3Aに示すように、各太陽電池セル1を直列接続したものを作製し、点線で示した切断部30にて、各セル間でタブを切断し、セル一枚にタブが接合された物を作製した。作製したそれぞれの強度試験サンプルについて、図3Bに示すように、押さえ治具31による4点曲げ試験を行い、破壊強度を測定した。
強度試験サンプルを作製した太陽電池セルは、同等のものであるため、破壊強度の差は、太陽電池セルに発生したはんだ付けによる残量応力の差によるものと推測される。
破壊強度試験の結果を図3Cに示す。実施の形態1におけるサンプル数は15、従来構造のサンプル数は7であり、平均値を示した。数値は、従来構造の平均値によって正規化している。図3Cから明らかなように、実施の形態1のサンプルにおける破壊強度は、従来構造のサンプルにおける破壊強度よりも向上している。よって、表面電極タブ104と裏面電極タブ105とのタブ間接続部107を、裏面電極タブ105と太陽電池セル1とのタブ−セル間接続部106に対して所定の間隔を空けることで、太陽電池セル1に発生する熱応力が低減されることが確認できた。
したがって、実施の形態1の構成によれば、各セル間を広げることなく、太陽電池セル1の割れ発生を低減した太陽電池パネルが得られ、太陽電池パネルの実使用時における信頼性を向上させることができることが判った。よって、小型化及び長寿命化された太陽電池パネルを提供することが可能である。
実施の形態2.
図4A及び図4Bには、実施の形態2における、非受光面3と裏面電極タブ105との接合部を示す。裏面電極タブ105の形状は、実施の形態1の場合と同じであるが、非受光面3におけるアルミニウムペーストによる集電電極109と、銀ペーストによるはんだ付け用のタブ用電極110のパターン形状が実施の形態1の場合と異なる。
集電電極109及びタブ用電極110では、電気を取出すために重なる部分である、アルミニウムと銀との合金部111が形成される。しかしながら、合金部111は、脆弱であり、セル割れの起点となることが知られている(例えば、特開2003−273378号公報)。従来では、非受光面3と裏面電極タブ5との接合部では、接合部全周に均一な応力が発生していたが、本発明の実施形態では、タブ間接続部107とタブ−セル間接続部106との間に一番大きい応力が発生する。
そこで本実施の形態2では、大きな熱応力が発生する、タブ間接続部107とタブ−セル間接続部106との上述の隙間108に対応して、太陽電池セル1の非受光面3に、アルミニウムペースト及び銀ペーストによる電極109,110のどちらも形成されていない電極非形成領域122を設けた。該構成によれば、大きな熱応力が発生する上述の隙間108に対応した非受光面3上には、脆弱な合金部111が形成されない。その結果、高い応力が発生する部分における太陽電池セル1の強度が向上する。よって、太陽電池パネルの歩留りが向上し、さらには実使用時の信頼性を向上させることができる。又、太陽電池パネルの長寿命化を図ることもできる。
尚、本実施の形態2では、上記電極非形成領域122は、太陽電池セル1のシリコンがそのまま非受光面3に露出した状態であるが、アルミニウム及び銀以外の物質、例えばSiO等であれば、非受光面3上に形成されていても構わない。
又、図4Aに示す構成では、タブ間接続部107の上記一端部107aは、電極非形成領域122の上方に位置するが、図4Bに示すように、一端部107aが電極非形成領域122の上方から外れた場所に位置してもよい。
実施の形態3.
図5Aから図5Dは、本発明の実施の形態3による太陽電池パネル153の太陽電池セル1の直列接続の状態を図示している。尚、図5B及び図5Cでは、非受光面3に形成されている、上述の集電電極109及びタブ用電極110の図示を省略している。
実施の形態3では、図5B及び図5Cに示すように、太陽電池セル1の非受光面3にて、表面電極タブ104は、配列方向162に沿って非受光面3のほぼ全長に渡り延在する。この点で、上述の実施の形態1及び実施の形態2とは異なる。又、本実施形態では、図5Dに示すように、タブ用電極110は、配列方向162に沿って所定間隔毎に不連続にて形成される。よって、図5Cに示すように、タブ用電極110つまり太陽電池セル1と裏面電極タブ105とのタブ−セル間接続部106も、配列方向162に沿って所定間隔毎に不連続にて形成される。さらに、裏面電極タブ105と表面電極タブ104とのタブ間接続部107も配列方向162に沿って所定間隔毎に設けられている。勿論、本実施形態においても、タブ間接続部107は、タブ−セル間接続部106に対して、上述のように、隙間108を介して配列される。よって、タブ−セル間接続部106、隙間108、及びタブ間接続部107が配列方向162に沿って交互に配列されている。又、配列方向162において、裏面電極タブ105は、非受光面3の領域から外部に突出していない。
このように太陽電池セル1を直列接続した太陽電池パネル153では、非受光面3側に設置された電極タブ104,105間の導電抵抗が、表面電極タブ104と裏面電極タブ105とを並列に繋いだ場合の導電抵抗とほぼ等しくなるため、上記導電抵抗は、大幅に低下する。よって、導電抵抗損失が低下するため、太陽電池パネル153の発電効率が向上することになる。
従来の太陽電池パネル構造において、電極タブの導電抵抗損失を本実施形態と同等にするためには、電極タブ4,5の厚さを大きくする方法が考えられるが、該方法を採ると、太陽電池セル1と裏面電極タブ5との接続部の熱応力が増大し、セル割れが発生する可能性が高い。
一方、本実施の形態3では、熱応力の発生が太陽電池セル1に接合する裏面電極タブ105単体によるものと同等に抑えられる。よって、太陽電池セル1の割れの発生を増大させることなく、太陽電池パネル153の発電効率を向上させることができる。尚、隙間108の値は、実施の形態1にて説明した、式(1)の範囲にあることが望ましい。しかしながら、複数存在する隙間108において、全ての隙間108が同じ値である必要は無い。
実施の形態4.
図6A及び図6Bには、本発明の実施の形態4における太陽電池パネル154−1、154−2が示されている。本実施の形態4の構成は、上述した実施の形態2及び実施の形態3を組み合わせた構成を有する。即ち、太陽電池セル1の非受光面3にて、表面電極タブ104は、配列方向162に沿って非受光面3のほぼ全長に渡り延在し、タブ−セル間接続部106、隙間108、及びタブ間接続部107が配列方向162に沿って交互に配列され、かつ、非受光面3に上述した電極非形成領域122を形成した。尚、上述のように、タブ−セル間接続部106、隙間108、及びタブ間接続部107が交互に配列されることから、図6A及び図6Bに示すように、電極非形成領域122も隙間108に対応した位置にそれぞれ配置される。尚、電極非形成領域122に関する説明は、上述の実施の形態2にて述べた内容に同じであり、ここでの説明は省略する。
図6Aは、タブ間接続部107におけるタブ−セル間接続部106側の一端部107aが電極非形成領域122の上方に位置する構成を有する太陽電池パネル154−1を示している。又、図6Bは、一端部107aが電極非形成領域122の上方から外れて位置する構成を有する太陽電池パネル154−2を示している。
このような構成を有する本実施形態4の太陽電池パネル154−1、154−2は、上述した実施の形態2及び実施の形態3における太陽電池パネルが奏する効果を併せ持つことができる。
なお、上記様々な実施形態のうちの任意の実施形態を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。
本発明は、添付図面を参照しながら好ましい実施形態に関連して充分に記載されているが、この技術の熟練した人々にとっては種々の変形や修正は明白である。そのような変形や修正は、添付した請求の範囲による本発明の範囲から外れない限りにおいて、その中に含まれると理解されるべきである。
又、2007年8月9日に出願された、日本国特許出願No.特願2007−207380号の明細書、図面、特許請求の範囲、及び要約書の開示内容の全ては、参考として本明細書中に編入されるものである。
本発明は、複数の太陽電池セルが電極タブにて接続された構造を有する太陽電池パネルに適用可能である。

Claims (6)

  1. 太陽電池セルと、上記太陽電池セルの受光面に接続される表面電極タブと、上記太陽電池セルの非受光面に接続される裏面電極タブとを備え、上記表面電極タブを上記裏面電極タブに接続して複数の上記太陽電池セルを直列接続した太陽電池パネルであって、
    上記表面電極タブと上記裏面電極タブとのタブ間接続部は、上記裏面電極タブと上記太陽電池セルとのタブ−セル間接続部に対して、上記太陽電池セルの厚み方向において重ならず上記太陽電池セルの配列方向において隙間を介して配置され、
    上記タブ−セル間接続部側に位置する上記タブ間接続部の一端部は、上記非受光面領域内に存在することを特徴とする太陽電池パネル。
  2. 上記配列方向において上記タブ間接続部の上記一端部に対向する他端部も、上記非受光面領域内に存在する、請求項1記載の太陽電池パネル。
  3. 上記非受光面にアルミペーストにて形成される集電電極をさらに備え、上記表面電極タブと上記裏面電極タブとは半田付けされ、上記タブ間接続部は、上記集電電極の領域内に配置される、請求項2記載の太陽電池パネル。
  4. 上記非受光面に銀ペーストにて形成され上記裏面電極タブが上記タブ−セル間接続部を介して接続されるタブ用電極と、上記隙間に対応して上記非受光面に形成され上記集電電極及び上記タブ用電極が存在しない電極非形成領域とをさらに備えた、請求項3記載の太陽電池パネル。
  5. T1を表面電極タブの厚さ、T2を裏面電極タブの厚さとすると、上記隙間Xは、下記の式にて示される範囲である、請求項1記載の太陽電池パネル。
    2・T1<X<5・(T1+T2)
  6. 一つの太陽電池セルは、非受光面にそれぞれ複数の上記タブ間接続部及び上記タブ−セル間接続部を備え、上記タブ間接続部と上記タブ−セル間接続部とは、上記太陽電池セルの配列方向に沿って交互に配列される、請求項1記載の太陽電池パネル。
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