JP5052704B1 - 列車情報管理装置 - Google Patents

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Abstract

中央装置から送信された通番付の一連の制御情報を送信された順序通りに受信し当該順序で制御を実施するとともに中央装置が変更等され通番がリセットされた場合でも制御の空白期間が発生することを回避可能な列車情報管理装置を提供する。そのため、列車情報管理装置は、受信したデータに含まれる受信通番nが優先通番であり(n≦M)、かつ、前回受信し保存したデータに含まれていた通番である旧番nprevが循環通番である場合は(nprev≧M+1)、当該受信したデータを保存するようにする。
【選択図】図10

Description

本発明は、列車情報管理装置に関するものである。
列車情報管理装置は、列車の各車両に搭載された機器の状態データを収集し管理するとともに、その動作を個別に制御することができる。
列車情報管理装置は、一般に中央装置及び端末装置で構成される。ここで、中央装置は、列車の先頭車両及び後尾車両に搭載され、端末装置はその他の中間車両にそれぞれ搭載され、中央装置と端末装置は車両間にわたって配設された基幹伝送路により互いに接続されている。そして、中央装置と端末装置は、それぞれ自装置が搭載された車両内の機器の状態データを収集し管理するとともに、基幹伝送路を介した車両間通信により、収集した状態データを互いに送受信して共有している。例えば特許文献1には、列車の先頭車両に中央装置が搭載され、他の車両に端末装置が搭載された構成例が記載されている。
また、中央装置は、マスターコントローラ(主幹制御器)に接続され、マスターコントローラから入力された制御情報(例えば、力行ノッチ情報又はブレーキノッチ情報等)を端末装置へ送信し、端末装置は受信した制御情報を制御対象の機器に送信し、この制御対象の機器は受信した制御情報に従って動作する。
具体的には、中央装置は、制御情報を一定周期(例えば、周期T1=20msec)で端末装置に送信している。これに対して、端末装置は、中央装置から順次送信された制御情報を受信し、その順序で制御を実施する必要がある。例えば、中央装置から、減速8ノッチ→減速2ノッチ→減速1ノッチ→加速1ノッチの順序で各制御情報が送信される場合は、端末装置は、この順序でこれらの制御情報を受信し、この順序でこれらの制御を実施する必要がある。
従来の列車情報管理装置では、例えば先頭車両の中央装置が順次送信した制御情報を端末装置及び後尾車両の中央装置が順序通りに受信できるようにするために、先頭車両の中央装置は送信データに通番を付して送信するようにしている。通番は、例えば1〜N(Nは1より大きい自然数。)を昇順でかつ循環して使用するものとすることができる。例えば、先頭車両の中央装置が、減速8ノッチ→減速2ノッチ→減速1ノッチ→加速1ノッチの順序で各制御情報を送信する場合には、当該中央装置は、減速8ノッチの制御情報には通番「1」を付与した送信データを作成し、減速2ノッチの制御情報には通番「2」を付与した送信データを作成し、減速1ノッチの制御情報には通番「3」を付与した送信データを作成し、加速1ノッチの制御情報には通番「4」を付与した送信データを作成する。これにより、受信側は、送信側で設定された送信順序を確認し、順序の逆転が生じないように制御を実施することができる。
特開2003−137097号公報
ところで、編成が併結された場合、両端車両の中央装置の少なくとも一方が端末装置として動作し始めることとなり、新たな中央装置が通番付与を開始する。また、編成が分離された場合、分離箇所における車両の端末装置が中央装置として動作し始め、新たな中央装置が通番付与を開始する。また、中央装置が故障した場合は、当該中央装置が搭載された車両の隣の車両の端末装置が当該中央装置に代わって通番付与を開始することができる。さらに、中央装置が故障から回復した場合は、当該端末装置に代わって再び中央装置が通番付与を開始する。これらいずれの場合でも、新たに通番付与を開始する中央装置又は端末装置は、開始直前まで使用されていた通番との継続性とは無関係に、通番開始時に使用される最初の番号である「1」から通番付与を開始する。
この場合において、例えば、端末装置が直前に通番「30」を受信した後、通番「1」が付された制御情報を受信したときは、当該端末装置は通番の順序が「30」から「1」へと逆転していることから、通番「1」が付された制御情報を破棄し制御には使用しない。そして、この端末装置は、「31」以上の通番が付された制御情報を受信するまでは同様の処理を実施し、その間、制御の空白期間が発生することとなる。このような制御の空白期間は、通番がリセットされる直前に使用された通番の番号が大きいほど長くなり、車両制御上好ましくない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、中央装置から送信された通番付の一連の制御情報を送信された順序通りに受信し当該順序で制御を実施するとともに中央装置が変更等され通番がリセットされた場合でも制御の空白期間が発生することを回避可能な列車情報管理装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る列車情報管理装置は、列車の編成の両端の車両にそれぞれ搭載された中央装置と、前記編成の中間車両にそれぞれ搭載された端末装置とを備え、前記中央装置と前記端末装置とが基幹伝送路により互いに通信可能に接続されてなる列車情報管理装置であって、前記中央装置は、他の中央装置側に向けて自車両情報を含むデータを一定周期で前記基幹伝送路を介して送信する際に、当該中央装置の起動後の初回に限り、予め順序が規定された複数個の番号からなる第1の通番を送信順序に応じて順次前記データに付与し、前記第1の通番がすべて使用された後は、前記順序で規定された複数個の番号からなりかつ前記第1の通番よりも後の番号からなる第2の通番を送信順序に応じて順次かつ最後の番号まで使用した後は再び最先の番号に戻って順次前記データに付与し、前記端末装置は、前記中央装置側の隣の車両の端末装置又は前記中央装置から受信したデータに含まれる通番が前記第1の通番であり、かつ、前回受信し保存したデータに含まれていた通番が前記第2の通番である場合には、当該受信したデータを保存し、前記他の中央装置は、前記中央装置側の隣の車両の端末装置から受信したデータに含まれる通番が前記第1の通番であり、かつ、前回受信し保存したデータに含まれていた通番が前記第2の通番である場合には、当該受信したデータを保存することを特徴とする。
本発明によれば、中央装置から送信された通番付の一連の制御情報を送信された順序通りに受信し当該順序で制御を実施するとともに中央装置が変更等され通番がリセットされた場合でも制御の空白期間が発生することを回避可能な列車情報管理装置を提供することができる、という効果を奏する。
図1は、実施の形態に係る列車情報管理装置が搭載された列車の編成の一例を示す図である。 図2は、実施の形態で使用される通番の一例を示す図である。 図3は、列車情報管理装置の送信データの一例を示す図である。 図4は、列車情報管理装置の送信データの一例を示す図である。 図5は、列車情報管理装置間でのデータの伝送方法について示した図である。 図6は、中央装置の内部構成の一例を示す図である 図7は、端末装置の内部構成の一例を示す図である。 図8は、先頭車両側から後尾車両側へのデータ伝送に関して列車情報管理装置がその通番付与機能を有効化し又は無効化する際の判断処理について示したフローチャートである。 図9は、後尾車両側から先頭車両側へのデータ伝送に関して列車情報管理装置がその通番付与機能を有効化し又は無効化する際の判断処理について示したフローチャートである。 図10は、実施の形態に係る列車情報管理方法を示すフローチャートである。 図11は、列車情報管理装置の冗長系の一例を示した図である。
以下に、本発明に係る列車情報管理装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態.
図1は、本実施の形態に係る列車情報管理装置が搭載された列車の編成の一例を示す図である。図1では、列車の編成は例えば6台の車両からなり、具体的には、車両TC1,M2−1,M1−1,M2−2,M1−2,TC2で構成され、それぞれ1号車〜6号車に相当する。この場合、1号車が先頭車両、6号車が後尾車両である。なお、本実施の形態は、任意の車両数の編成に適用できることは言うまでもない。また、この編成は、編成の併結又は分離が可能である。
編成の両端の車両である車両TC1,TC2には、それぞれ、列車情報管理装置の中央装置(以下、単に「中央装置」という。)1−1,1−2が搭載されている。中間車両である車両M2−1,M1−1,M2−2,M1−2には、それぞれ、列車情報管理装置の端末装置(以下、単に「端末装置」という。)2−1,2−2,2−3,2−4が搭載されている。本実施の形態の列車情報管理装置は、中央装置1−1,1−2及び端末装置2−1〜2−4で構成される。中央装置1−1,1−2及び端末装置2−1〜2−4は、車両間にわたって配設された基幹伝送路(車両間伝送路)4を介して互いに通信可能に接続されている。具体的には、中央装置1−1,1−2及び端末装置2−1〜2−4は、デイジーチェーン状に接続されている。
車両TC1は、中央装置1−1と、中央装置1−1に支線伝送路(車両内伝送路)5を介してそれぞれ接続された機器3−1〜3−3と、中央装置1−1に支線伝送路5を介して接続されたマスターコントローラ(主幹制御器)3−4とを備える。
支線伝送路5は、車両内に配設された通信路である。中央装置1−1は、機器3−1〜3−3をそれぞれ制御するための制御情報を送信するとともに、機器3−1〜3−3からそれぞれ機器情報(状態データ)を取得している。マスターコントローラ3−4も、機器3−1〜3−3と同様に中央装置1−1により制御管理されている。また、マスターコントローラ3−4は、運転台(図示せず)から入力された力行ノッチ情報(加速情報)やブレーキノッチ情報(減速情報)等の制御情報を中央装置1−1に送信する。
車両M2−1は、端末装置2−1と、端末装置2−1に支線伝送路5を介してそれぞれ接続された機器3−5〜3−7とを備える。端末装置2−1は、機器3−5〜3−7をそれぞれ制御するための制御情報を送信するとともに、機器3−5〜3−7からそれぞれ機器情報(状態データ)を取得している。
車両M1−1は、端末装置2−2と、端末装置2−2に支線伝送路5を介してそれぞれ接続された機器3−5,3−6,3−8と、端末装置2−2に支線伝送路5を介して接続されたVVVF(推進装置)3−9と、端末装置2−2に支線伝送路5を介して接続されたブレーキ装置3−10とを備える。VVVF3−9は、VVVF(Variable Voltage Variable Frequency)インバータであり、モータ(図示せず)の電圧及び周波数を可変することで車両推進の制御を行う。端末装置2−2は、機器3−5,3−6,3−8、VVVF3−9、ブレーキ装置3−10をそれぞれ制御するための制御情報を送信するとともに、機器3−5,3−6,3−8、VVVF3−9、ブレーキ装置3−10からそれぞれ機器情報(状態データ)を取得している。
車両M2−2は、車両M2−1と同様の構成である。すなわち、車両M2−2は、端末装置2−3と、端末装置2−3に支線伝送路5を介してそれぞれ接続された機器3−5〜3−7とを備える。端末装置2−3は端末装置2−1と同様の機能を有する。
車両M1−2は、車両M1−1と同様の構成である。すなわち、車両M1−2は、端末装置2−4と、端末装置2−4に支線伝送路5を介してそれぞれ接続された機器3−5,3−6,3−8と、端末装置2−4に支線伝送路5を介して接続されたVVVF(推進装置)3−9と、端末装置2−4に支線伝送路5を介して接続されたブレーキ装置3−10とを備える。端末装置2−4は端末装置2−2と同様の機能を有する。
車両TC2は、車両TC1と同様の構成である。すなわち、車両TC2は、中央装置1−2と、中央装置1−2に支線伝送路(車両内伝送路)5を介してそれぞれ接続された機器3−1〜3−3と、中央装置1−2に支線伝送路5を介して接続されたマスターコントローラ(主幹制御器)3−4とを備える。中央装置1−2は中央装置1−1と同様の機能を有する。
なお、以下では、単に機器3と記載した場合には、機器3−1〜3−3,3−5〜3−8だけでなくマスターコントローラ3−4、VVVF3−9及びブレーキ装置3−10についても含むこととし、これらの機器を総称して表すものとする。また、単に端末装置2と記載した場合には、端末装置2−1〜2−4を総称して表すものとする。また、単に中央装置1と記載した場合には、中央装置1−1,1−2を総称して表すものとする。
中央装置1は、自車両内の機器3について収集した状態データを自号車情報として基幹伝送路4を介して端末装置2及び他の中央装置1に送信する。この際、中央装置1は、マスターコントローラ3−4から入力された力行ノッチ情報又はブレーキノッチ情報等の制御情報を自号車情報(この場合、例えば1号車情報)に含めて端末装置2及び他の中央装置1に送信する。また、端末装置2は、自車両内の機器3について収集した状態データを自号車情報として基幹伝送路4を介して他の端末装置2及び中央装置1に送信する。このようにして、中央装置1と端末装置2は列車の各車両の状態データを互いに共有することができる。中央装置1と端末装置2は、収集した状態データ及び列車の走行に関する情報等を列車情報として管理している。
なお、列車情報管理装置は冗長系で構成することもできる。図11では、二重系で構成された列車情報管理装置を示している。すなわち、中央装置1−1−1,1−2−1、及び端末装置2−1−1〜2−4−1は一系を示し、中央装置1−1−2,1−2−2、及び端末装置2−1−2〜2−4−2は二系を示している。また、1系−2系間の伝送路として、例えば、中央装置1−1−1と中央装置2−1−1とを接続する伝送路4bと、中央装置2−1−1と中央装置2−1−2とを接続する伝送路4dを符号を付して示している。
ここで、列車情報管理装置間でのデータ授受の具体的な方法について説明する。本実施の形態では、車両間での送信データは、1号車から6号車へ一方向に順次送信されるか、あるいは、6号車から1号車へ一方向に順次送信される。
まず、送信データが、1号車から6号車へ一方向に送信される場合について説明する。図2は、本実施の形態で使用される通番の一例を示す図である。図3は、列車情報管理装置の送信データの一例を示す図である。
1号車では、中央装置1−1は、一定の周期T1(例えばT1=20msec。)で、自号車情報(この場合、1号車情報)を送信データとして基幹伝送路4を介して2号車へ送信する。この際、中央装置1−1は、送信データに通番を付与して送信する。すなわち、中央装置1−1は、後尾車両側へ向けて送信するデータに通番を付する。
図2に示すように、通番は、例えば、1〜Nである。ここで、Nは1より大きい自然数であるが、実際には十分大きな値に設定される。中央装置1−1は、電源投入時などの起動時又はリセット時には、最小の番号である「1」から通番の使用を始め、その後は昇順で「1」以降の番号を使用するが、最大の番号である「N」まで使用すると、次にM+1(ここで、1<M<N)に戻り、その後はM+1〜Nの番号を繰り返し使用する。すなわち、1〜Mまでの番号は、中央装置1−1の起動後又はリセット後に初回のみ使用される番号であり、中央装置1−1が通常動作している限りはその後は使用されない。以下では、1〜Mを「優先通番」(第1の通番)という。中央装置1−1は、優先通番使用後は、M+1〜Nを循環的に使用する。以下では、M+1〜Nを「循環通番」(第2の通番)という。なお、通番は、一定の規則で順序が定められているものであれば任意のものであってよい。したがって、より一般的には、通番のかわりに順序識別情報を付与することができる。通番は例えば昇順の代わりに降順でもよい。本実施の形態では、例えば10進数を例に説明するが、例えば16進数を用いてもよい。
図3(a)では、中央装置1−1の送信するデータD1−1の一例を示している。データD1−1は、ヘッダ部と1号車情報とを含んでいる。ヘッダ部には、例えば送信元アドレス等の「アドレス情報」、及び「通番n」が含まれている。ここで、nは、1〜Nのうちのいずれかの番号である。また、1号車情報には、自車両IDとしての号車番号(「1号車」)、並びに、データ本体の「データ長」及び「データ内容」が含まれている。「データ内容」は、例えば力行ノッチ情報又はブレーキノッチ情報等の制御情報である。なお、ヘッダ部及び1号車情報には、図示例以外の情報をそれぞれ含めることができる。
2号車では、端末装置2−1は、中央装置1−1から基幹伝送路4を介して送信されたデータD1−1を受信し、このデータD1−1に自号車情報(この場合、2号車情報)を付加したデータD1−2を作成し、基幹伝送路4を介してこのデータD1−2を3号車に送信する。図3(b)では、端末装置2−1の送信するデータD1−2の一例を示している。データD1−2は、データD1−1に加えて2号車情報を含んでいる。ここで、2号車情報には、自車両IDとしての号車番号(「2号車」)、並びに、データ本体の「データ長」及び「データ内容」が含まれている。
3号車では、端末装置2−2は、端末装置2−1から基幹伝送路4を介して送信されたデータD1−2を受信し、このデータD1−2に自号車情報(この場合、3号車情報)を付加したデータD1−3を作成し、基幹伝送路4を介してこのデータD1−3を4号車に送信する。図3(c)では、端末装置2−2の送信するデータD1−3の一例を示している。データD1−3は、データD1−2に加えて3号車情報を含んでいる。ここで、3号車情報には、自車両IDとしての号車番号(「3号車」)、並びに、データ本体の「データ長」及び「データ内容」が含まれている。
4号車では、端末装置2−3は、端末装置2−2から基幹伝送路4を介して送信されたデータD1−3を受信し、このデータD1−3に自号車情報(この場合、4号車情報)を付加したデータD1−4を作成し、基幹伝送路4を介してこのデータD1−4を5号車に送信する。図3(d)では、端末装置2−3の送信するデータD1−4の一例を示している。データD1−4は、データD1−3に加えて4号車情報を含んでいる。ここで、4号車情報には、自車両IDとしての号車番号(「4号車」)、並びに、データ本体の「データ長」及び「データ内容」が含まれている。
5号車では、端末装置2−4は、端末装置2−3から基幹伝送路4を介して送信されたデータD1−4を受信し、このデータD1−4に自号車情報(この場合、5号車情報)を付加したデータD1−5を作成し、基幹伝送路4を介してこのデータD1−5を6号車に送信する。図3(e)では、端末装置2−4の送信するデータD1−5の一例を示している。データD1−5は、データD1−4に加えて5号車情報を含んでいる。ここで、5号車情報には、自車両IDとしての号車番号(「5号車」)、並びに、データ本体の「データ長」及び「データ内容」が含まれている。
6号車では、中央装置1−2は、端末装置2−4から基幹伝送路4を介して送信されたデータD1−5を受信する。中央装置1−2は、データD1−5に含まれる1〜5号車情報と自号車情報(6号車情報)を合わせて編成内のすべての車両情報を取得することができる。
次に、送信データが、6号車から1号車へ一方向に送信される場合について説明する。この場合の送信方法も、1号車から6号車へ一方向に送信される場合と実質同様である。すなわち、6号車では、中央装置1−2は、一定の周期T1で、自号車情報(この場合、6号車情報)を送信データとして基幹伝送路4を介して5号車へ送信する。この際、中央装置1−2は、送信データに通番を付与して送信する。すなわち、中央装置1−2は、先頭車両側に向けて送信する送信データに通番を付する。なお、通番は例えば図2で説明した通りであるが、中央装置1−1が使用する通番と同じものであってもよいし、異なるものであってもよい。
図4は、列車情報管理装置の送信データの一例を示す図である。図4(a)では、中央装置1−2の送信するデータD2−1の一例を示している。データD2−1は、ヘッダ部と6号車情報とを含んでいる。ヘッダ部には、例えば送信元アドレス等の「アドレス情報」、及び「通番m」が含まれている。ここで、mは、1〜Nのうちのいずれかの番号である。また、6号車情報には、自車両IDとしての号車番号(「6号車」)、並びに、データ本体の「データ長」及び「データ内容」が含まれている。なお、ヘッダ部及び6号車情報には、図示例以外の情報をそれぞれ含めることができる。
5号車では、端末装置2−4は、中央装置1−2から基幹伝送路4を介して送信されたデータD2−1を受信し、このデータD2−1に自号車情報(この場合、5号車情報)を付加したデータD2−2を作成し、基幹伝送路4を介してこのデータD2−2を4号車に送信する。端末装置2−4は、データD2−1に含まれる6号車情報、データD1−4に含まれる1〜4号車情報、及び自号車情報(5号車情報)を合わせて編成内のすべての車両情報を取得することができる。図4(b)では、端末装置2−4の送信するデータD2−2の一例を示している。データD2−2は、データD2−1に加えて5号車情報を含んでいる。ここで、5号車情報には、自車両IDとしての号車番号(「5号車」)、並びに、データ本体の「データ長」及び「データ内容」が含まれている。
4号車〜1号車でも同様である。すなわち、4号車では、端末装置2−3は、端末装置2−4から基幹伝送路4を介して送信されたデータD2−2を受信し、このデータD2−2に自号車情報(この場合、4号車情報)を付加したデータD2−3を作成し、基幹伝送路4を介してこのデータD2−3を3号車に送信する。端末装置2−3は、データD2−2に含まれる5,6号車情報、データD1−3に含まれる1〜3号車情報、及び自号車情報(4号車情報)を合わせて編成内のすべての車両情報を取得することができる。
3号車では、端末装置2−2は、端末装置2−3から基幹伝送路4を介して送信されたデータD2−3を受信し、このデータD2−3に自号車情報(この場合、3号車情報)を付加したデータD2−4を作成し、基幹伝送路4を介してこのデータD2−4を2号車に送信する。端末装置2−2は、データD2−3に含まれる4〜6号車情報、データD1−2に含まれる1,2号車情報、及び自号車情報(3号車情報)を合わせて編成内のすべての車両情報を取得することができる。
2号車では、端末装置2−1は、端末装置2−2から基幹伝送路4を介して送信されたデータD2−4を受信し、このデータD2−4に自号車情報(この場合、2号車情報)を付加したデータD2−5を作成し、基幹伝送路4を介してこのデータD2−5を1号車に送信する。端末装置2−1は、データD2−4に含まれる3〜6号車情報、データD1−1に含まれる1号車情報、及び自号車情報(2号車情報)を合わせて編成内のすべての車両情報を取得することができる。
1号車では、中央装置1−1は、端末装置2−1から基幹伝送路4を介して送信されたデータD2−5を受信する。中央装置1−1は、データD2−5に含まれる2〜6号車情報、及び自号車情報(1号車情報)を合わせて編成内のすべての車両情報を取得することができる。
図5は、列車情報管理装置間でのデータの伝送方法について示した図である。図5では、1号車から6号車へ一方向に送信されるデータD1−1〜D1〜5の送信方向を矢印で表すとともに、6号車から1号車へ一方向に送信されるデータD2−1〜D2〜5の送信方向を矢印で表している。編成内において、ヘッダ部を作成し通番付与を行う列車情報管理装置は、原則編成端の中央装置1−1,1−2である。
次に、中央装置1及び端末装置2のそれぞれの内部構成について説明する。図6は、中央装置1の内部構成の一例を示す図である。図7は、端末装置2の内部構成の一例を示す図である。
まず、中央装置1の構成について説明する。図6に示すように、中央装置1は、制御処理部6と、制御処理部6に接続された記憶部9と、制御処理部6に接続され基幹伝送路4を介して車両間でデータの送受信を行うことが可能な送受信部8と、制御処理部6に接続され支線伝送路5を介して車両内でデータの送受信を行うことが可能な送受信部7とを備えている。制御処理部6は、その機能構成として、他車両情報受信検出部6a,6b、送信情報作成部6c、及び通番比較判断部6dを備えている。制御処理部6は、CPU等のハードウェアからなり、その制御動作を規定する制御プログラムにしたがって動作する。
他車両情報受信検出部6aは、先頭車両側の隣の号車からの送信データが送受信部8にて受信されたか否かを検出する。ここで、中央装置1が先頭車両に搭載された中央装置1−1である場合は、他車両情報受信検出部6aは送信データの受信を検出することはない。他方、中央装置1が後尾車両に搭載された中央装置1−2である場合は、他車両情報受信検出部6aは5号車からの送信データが送受信部8にて受信されたか否かを検出する。
他車両情報受信検出部6bは、後尾車両側の隣の号車からの送信データが送受信部8にて受信されたか否かを検出する。ここで、中央装置1が後尾車両に搭載された中央装置1−2である場合は、他車両情報受信検出部6bは送信データの受信を検出することはない。他方、中央装置1が先頭車両に搭載された中央装置1−1である場合は、他車両情報受信検出部6bは2号車からの送信データが送受信部8にて受信されたか否かを検出する。
送信情報作成部6cは、隣の号車に送信するデータを作成する。中央装置1が中央装置1−1である場合は、中央装置1は前述のデータD1−1を作成する。中央装置1が中央装置1−2である場合は、中央装置1は前述のデータD2−1を作成する。また、送信情報作成部6cは、送受信部8を介して作成したデータを隣の号車に送信する。送信情報作成部6cは通番付与機能を有し、送信するデータに通番を付与する。
通番比較判断部6dは、隣の号車から受信したデータに付与された通番(以下、「受信通番」という。)と、隣の号車から前回受信した制御に使用されるデータに付与された通番(以下、「旧番」という。)とを比較し、その比較結果に応じて受信通番が付与されたデータを制御に使用するか、又は破棄するかを判断する。なお、通番比較判断部6dの処理の詳細については後述する。
次に、端末装置2の構成について説明する。図7に示すように、端末装置2は、制御処理部15と、制御処理部15に接続された記憶部18と、制御処理部15に接続され基幹伝送路4を介して車両間でデータの送受信を行うことが可能な送受信部17と、制御処理部15に接続され支線伝送路5を介して車両内でデータの送受信を行うことが可能な送受信部16とを備えている。制御処理部15は、その機能構成として、他車両情報受信検出部15a,15b、送信情報作成部15c、及び通番比較判断部15dを備えている。制御処理部15は、CPU等のハードウェアからなり、その制御動作を規定する制御プログラムにしたがって動作する。
他車両情報受信検出部15aは、先頭車両側の隣の号車からの送信データが送受信部17にて受信されたか否かを検出する。端末装置2が例えば2号車に搭載された端末装置2−1である場合は、他車両情報受信検出部15aは1号車からの送信データが送受信部17にて受信されたか否かを検出する。
他車両情報受信検出部15bは、後尾車両側の隣の号車からの送信データが送受信部17にて受信されたか否かを検出する。端末装置2が例えば2号車に搭載された端末装置2−1である場合は、他車両情報受信検出部15bは3号車からの送信データが送受信部17にて受信されたか否かを検出する。
送信情報作成部15cは、隣の号車に送信するデータを作成する。端末装置2が例えば2号車に搭載された端末装置2−1である場合は、端末装置2−1は前述のデータD1−2及びD2−5を作成する。また、送信情報作成部15cは、送受信部17を介して作成したデータを隣の号車に送信する。なお、送信情報作成部6cは、送信情報作成部15cと同様に通番付与機能を有するが、例えば編成が分離されて端末装置2が編成端に配置され中央装置として機能する場合などを除き、この通番付与機能は無効化された状態にあり、送信するデータに通番を付与することはない。
通番比較判断部15dは、隣の号車から受信したデータに付与された通番(受信通番)と、隣の号車から前回受信した制御に使用されるデータに付与された通番(旧番)とを比較し、その比較結果に応じて受信通番が付与されたデータを制御に使用するか、又は破棄するかを判断する。端末装置2が例えば2号車に搭載された端末装置2−1である場合は、通番比較判断部15dは、1号車から受信したデータD1−1について受信通番と旧番を比較し、データD1−1を制御に使用するか又は破棄するかを判断する。同様に、通番比較判断部15dは、3号車から受信したデータD2−4について受信通番と旧番とを比較し、データD2−4を制御に使用するか又は破棄するかを判断する。なお、通番比較判断部15dの処理の詳細については後述する。
ここで、通番付与機能の有効化又は無効化の処理について説明する。上述したように、通番付与機能は原則、編成端(両端車両)の中央装置1−1,1−2で有効化されている。しかし、例えば、図1の編成が別の編成(図示せず)と車両TC1側で併結された場合は、中央装置1−1は併結後端末装置として動作する。したがって、当該併結後、端末装置として動作する中央装置1−1は、その通番付与機能を無効化して通番付与を停止する必要がある。また、例えば、図1の編成が車両M1−1,2−2間で分離する場合は、端末装置2−2,2−3は分離後それぞれ中央装置として動作する。したがって、当該分離後、それぞれ中央装置として動作する端末装置2−2,2−3は、それぞれ通番付与機能を有効化して通番付与を開始する必要がある。さらにまた、例えば、中央装置1−1が故障し又は中央装置1−1と端末装置2−1とを接続する基幹伝送路4に断線等が発生した場合は、端末装置2−1は互いに通信可能にデイジーチェーン状に接続された列車情報管理装置群の一端に配置されることとなるので、その通番付与機能を有効化して通番付与を開始するよう設定することができる。これらいずれの場合でも、それまで通番付与を行っていた列車情報管理装置が通番付与(ヘッダ部作成)を停止し、別の列車情報管理装置が通番付与(ヘッダ部作成)を開始する。
図8は、先頭車両側から後尾車両側へのデータ伝送に関して列車情報管理装置がその通番付与機能を有効化し又は無効化する際の判断処理について示したフローチャートである。また、図9は、後尾車両側から先頭車両側へのデータ伝送に関して列車情報管理装置がその通番付与機能を有効化し又は無効化する際の判断処理について示したフローチャートである。ここで、列車情報管理装置は中央装置1又は端末装置2である。
図8に示すように、列車情報管理装置は、先頭車両側からのデータ受信検出処理を実施している(S20)。例えば、列車情報管理装置が中央装置1である場合は、他車両情報受信検出部6aは先頭車両側の隣の号車からの送信データの有無を常時検出している。そして、他車両情報受信検出部6aは検出結果を送信情報作成部6cへ出力する。また、例えば、列車情報管理装置が端末装置2である場合は、他車両情報受信検出部15aは先頭車両側の隣の号車からの送信データの有無を常時検出している。そして、他車両情報受信検出部15aは検出結果を送信情報作成部15cへ出力する。
続いて、列車情報管理装置は、一定時間T2内に先頭車両側から送信データを受信したか否かを判定する(S21)。ここで、T2は前述のT1よりも大きい値に設定され、例えば一定周期T2=30msecである。例えば、列車情報管理装置が中央装置1である場合は、送信情報作成部6cは他車両情報受信検出部6aの出力に基づき一定時間T2内に先頭車両側の隣の号車から送信データを受信したか否かを判定する。また、例えば、列車情報管理装置が端末装置2である場合は、送信情報作成部15cは他車両情報受信検出部15aの出力に基づき一定時間T2内に先頭車両側の隣の号車から送信データを受信したか否かを判定する。
判定の結果、一定時間T2内に先頭車両側から送信データを受信していた場合は(S21,Yes)、列車情報管理装置は、先頭車両側から後尾車両側へのデータ伝送に関して、その通番付与機能を無効化した状態とする(S22)。判定の結果、一定時間T2内に先頭車両側から送信データを受信していない場合は(S21,No)、列車情報管理装置は、先頭車両側から後尾車両側へのデータ伝送に関して、その通番付与機能を有効化した状態とする(S23)。以上の処理が繰り返し行われている。
例えば、列車情報管理装置が中央装置1−1である場合は、中央装置1−1は、先頭車両に搭載されている限りは、先頭車両側の隣の車両からデータを受信することはない。したがって、この場合、送信情報作成部6cは、先頭車両側から後尾車両側へのデータ伝送に関して、その通番付与機能を有効化した状態を維持する。しかし、当該編成が別の編成(図示せず)と車両TC1側で併結された場合は、中央装置1−1は併結後端末装置として動作するので、先頭車両側からのデータを受信することとなり、この場合は、送信情報作成部6cは、先頭車両側から後尾車両側へのデータ伝送に関して、その通番付与機能を無効化した状態とする。
また、例えば、列車情報管理装置が端末装置2−3である場合は、端末装置2−3は、通常は周期T1で3号車からデータD1−3を受信する。したがって、この場合、送信情報作成部15cは、先頭車両側から後尾車両側へのデータ伝送に関して、その通番付与機能を無効化した状態を維持する。しかし、当該編成が車両M1−1,2−2間で分離した場合は、分離後中央装置として動作する端末装置2−3は、先頭車両側からデータを受信しない。したがって、この場合は、送信情報作成部15cは、先頭車両側から後尾車両側へのデータ伝送に関して、その通番付与機能を無効化した状態とする。
また、例えば、列車情報管理装置が端末装置2−1である場合において、中央装置1−1が故障し又は中央装置1−1と端末装置2−1とを接続する基幹伝送路4に断線等が発生した場合は、端末装置2−1は中央装置1−1からデータを受信しなくなるので、この場合、送信情報作成部15cは、先頭車両側から後尾車両側へのデータ伝送に関して、その通番付与機能を有効化した状態とする。
なお、図11に示すように、列車情報管理装置が二重系を成す場合において、例えば中央装置1−1−1と端末装置2−1−1とを接続する基幹伝送路4aに不具合が発生したときは、端末装置2−1−1は、2系の中央装置1−1−2から基幹伝送路4c及び伝送路4dを順次介して1号車情報を取得した後、この1号車情報と自号車情報に自ら作成したヘッダ部(通番を含む)を加えてデータD1−2を作成する。
図9に示すように、列車情報管理装置は、後尾車両側からのデータ受信検出処理を実施している(S30)。例えば、列車情報管理装置が中央装置1である場合は、他車両情報受信検出部6bは後尾車両側の隣の号車からの送信データの有無を常時検出している。そして、他車両情報受信検出部6bは検出結果を送信情報作成部6cへ出力する。また、例えば、列車情報管理装置が端末装置2である場合は、他車両情報受信検出部15bは後尾車両側の隣の号車からの送信データの有無を常時検出している。そして、他車両情報受信検出部15bは検出結果を送信情報作成部15cへ出力する。
続いて、列車情報管理装置は、一定時間T2内に後尾車両側から送信データを受信したか否かを判定する(S31)。T2は前述の通りである。例えば、列車情報管理装置が中央装置1である場合は、送信情報作成部6cは他車両情報受信検出部6bの出力に基づき一定時間T2内に後尾車両側の隣の号車から送信データを受信したか否かを判定する。また、例えば、列車情報管理装置が端末装置2である場合は、送信情報作成部15cは他車両情報受信検出部15bの出力に基づき一定時間T2内に後尾車両側の隣の号車から送信データを受信したか否かを判定する。
判定の結果、一定時間T2内に後尾車両側から送信データを受信していた場合は(S31,Yes)、列車情報管理装置は、後尾車両側から先頭車両側へのデータ伝送に関して、その通番付与機能を無効化した状態とする(S32)。判定の結果、一定時間T2内に後尾車両側から送信データを受信していない場合は(S31,No)、列車情報管理装置は、後尾車両側から先頭車両側へのデータ伝送に関して、その通番付与機能を有効化した状態とする(S33)。以上の処理が繰り返し行われている。
例えば、列車情報管理装置が中央装置1−2である場合は、中央装置1−2は、後尾車両に搭載されている限りは、後尾車両側の隣の車両からデータを受信することはない。したがって、この場合、送信情報作成部6cは、後尾車両側から先頭車両側へのデータ伝送に関して、その通番付与機能を有効化した状態を維持する。しかし、当該編成が別の編成(図示せず)と車両TC2側で併結された場合は、中央装置1−2は併結後端末装置として動作するので、この場合は、送信情報作成部6cは、後尾車両側から先頭車両側へのデータ伝送に関して、その通番付与機能を無効化した状態とする。
また、例えば、列車情報管理装置が端末装置2−3である場合は、端末装置2−3は、通常は周期T1で5号車からデータD2−2を受信する。したがって、この場合、送信情報作成部15cは、後尾車両側から先頭車両側へのデータ伝送に関して、その通番付与機能を無効化した状態を維持する。
次に、図10を参照して、本実施の形態の動作について説明する。図10は、本実施の形態に係る列車情報管理方法を示すフローチャートである。なお、図10は、先頭車両側から後尾車両側へのデータ伝送、及び後尾車両側から先頭車両側へのデータ伝送の双方に適用される。以下では先頭車両側から後尾車両側へのデータ伝送を例に説明する。後尾車両側から先頭車両側へのデータ伝送についても同様に説明することができる。
まず、列車情報管理装置は、他車両情報を受信する(S1)。すなわち、列車情報管理装置は、送受信部を介して先頭車両側の隣の号車からデータを受信する。例えば、列車情報管理装置が中央装置1−2である場合は、中央装置1−2は5号車の端末装置2−4からデータD1−5を受信する。また、例えば、列車情報管理装置が端末装置2−1である場合は、端末装置2−1は1号車の中央装置1−1からデータD1−1を受信する。
続いて、列車情報管理装置は、受信したデータから受信通番(nとする。)を取得する(S2)。例えば、列車情報管理装置が中央装置1−2である場合は、通番比較判断部6dはデータD1−5中から受信通番nを取得する。また、例えば、列車情報管理装置が端末装置2−1である場合は、通番比較判断部15dはデータD1−1中から受信通番nを取得する。
続いて、列車情報管理装置は、受信通番nがM以下であるか否かを判定する(S3)。ここで、Mは図2で説明した通りである。例えば、列車情報管理装置が中央装置1−2である場合は、通番比較判断部6dがn≦Mであるか否かを判定する。また、例えば、列車情報管理装置が端末装置2−1である場合は、通番比較判断部15dがn≦Mであるか否かを判定する。なお、以下の処理では、処理の主体は、列車情報管理装置が中央装置1である場合は通番比較判断部6dであり、列車情報管理装置が端末装置2である場合は通番比較判断部15dである。
S3での判定の結果、n≦Mの場合は(S3,Yes)、列車情報管理装置は、さらに受信通番nが旧番(nprevとする。)よりも大きいか否かを判定する(S4)。すなわち、今回受信した通番と前回受信した通番とが比較される。そして、S4での判定の結果、nprev<nの場合は(S4,Yes)、列車情報管理装置は、受信データを使用する(S5)。つまり、受信通番nが優先通番であり(n≦M)、旧番nprevも優先通番であり(nprev<n)、かつ、旧番よりも受信通番が大きい場合は(nprev<n)、受信データは送信順序通りに受信されているので、列車情報管理装置はこの受信データを車両情報として記憶部に保存し制御に使用する。
他方、S4での判定の結果、nprev>nの場合は(S4,No)、列車情報管理装置は、さらに旧番nprevがM+1以上か否かを判定する(S6)。S6での判定の結果、旧番nprev≧M+1である場合は(S6,Yes)、列車情報管理装置は、受信データを使用する(S5)。つまり、受信通番nが優先通番であり(n≦M)、かつ、旧番nprevが循環通番である場合は(旧番nprev≧M+1)、列車情報管理装置は、通番の順序の逆転は例えば編成の併結又は分離等により通番がリセットされたことによるものであると判断し、この受信データを車両情報として記憶部に保存し制御に使用する。これに対し、S6での判定の結果、旧番nprev≦Mである場合は(S6,No)、列車情報管理装置は、受信データを破棄する(S7)。つまり、受信通番nが優先通番であり(n≦M)、旧番nprevも優先通番であり(旧番nprev≦M)、かつ、受信通番が旧番よりも小さい場合は(nprev>n)、列車情報管理装置は、通番のリセット後のデータ受信ではあるが受信データは送信順序通りに受信されていないので、この受信データを使用せずに破棄する。
上記S3での判定の結果、n≧M+1の場合は(S3,No)、列車情報管理装置は、さらに受信通番nが旧番nprevよりも大きいか否かを判定する(S8)。ただし、ここでは、nprev≧M+1であるとする。すなわち、以下では、受信通番n及び旧番nprevの双方が循環通番である場合を考える。なお、nprev≦Mの場合は、旧番nprevは優先番号であり、かつ、受信通番nは循環通番となるので、受信データは送信順序通りに受信されており、列車情報管理装置はこの受信データを車両情報として記憶部に保存し制御に使用する。
S8での判定の結果、nprev<nの場合は(S8,Yes)、列車情報管理装置は、さらにn−nprev<Lであるか否かを判定する(S9)。ここで、Lは予め設定された閾値である。そして、S9での判定の結果、n−nprev<Lである場合は(S9,Yes)、列車情報管理装置は、受信データを使用する(S5)。これに対し、S9での判定の結果、n−nprev≧Lである場合は(S9,No)、列車情報管理装置は、受信データを破棄する(S10)。つまり、受信通番n及び旧番nprevの双方が循環通番であって、受信通番nと旧番nprevとの差(n−nprev)が予め設定された閾値Lよりも小さい場合にのみ、受信データは制御に使用される。これは、循環通番同士の比較においては、受信通番nと旧番nprevとの差(n−nprev)があまり大きくなると、順序の先後の判断が困難になる可能性があるからであり、このような可能性を閾値Lを設けることで排除するためである。
他方、S8での判定の結果、nprev>nの場合は(S8,No)、列車情報管理装置は、さらにn−nprev+N−M<Lであるか否かを判定する(S11)。通番は循環させて使用しているので、大きさの比較のみでは順序は確定できず、閾値との関係で順序の先後を確定するためである。そして、S11での判定の結果、n−nprev+N−M<Lである場合は(S11,Yes)、列車情報管理装置は、受信データを使用する(S5)。これに対し、S11での判定の結果、n−nprev+N−M≧Lである場合は(S11,No)、列車情報管理装置は、受信データを破棄する(S10)。
なお、上記において、列車情報管理装置の起動時である電源投入時には、旧番nprevは例えば0とする。すなわち、電源投入時の旧番は、優先通番のうちの最小のものよりも小さい値に設定する。
以上説明したように、本実施の形態では、列車情報管理装置は、最新の受信データの通番である受信通番nが優先通番であり(n≦M)、かつ、前回受信したデータの通番である旧番nprevが循環通番である場合は(旧番nprev≧M+1)、この最新の受信データを車両情報として記憶部に保存し制御に使用するようにしている。すなわち、この場合、列車情報管理装置は、優先通番を受信したことにより、編成の併結、分離、中央装置の故障、中央装置の故障からの回復、基幹伝送路4の不具合、中央装置の再起動等により通番がリセットされたと判断し、優先通番の付与されたデータを優先的に使用する。
このように、本実施の形態によれば、中央装置1から送信された通番付の一連の制御情報を送信された順序通りに受信し当該順序で制御を実施するとともに中央装置1が変更等され通番がリセットされた場合でも制御の空白期間が発生することを回避可能な列車情報管理装置を提供することができる。
以上のように、本発明は、列車情報管理装置として有用である。
1 中央装置
2,2−1〜2−4 端末装置
3,3−1〜3−8 機器
3−4 マスターコントローラ
3−9 VVVF(推進装置)
3−10 ブレーキ装置
4,4a,4c 基幹伝送路
4b,4d 伝送路
5 支線伝送路
6,15 制御処理部
6a,6b,15a,15b 他車両情報受信検出部
6c,15c 送信情報作成部
6d,15d 通番比較判断部
7,8,16,17 送受信部
9,18 記憶部

Claims (9)

  1. 列車の編成の両端の車両にそれぞれ搭載された中央装置と、前記編成の中間車両にそれぞれ搭載された端末装置とを備え、前記中央装置と前記端末装置とが基幹伝送路により互いに通信可能に接続されてなる列車情報管理装置であって、
    前記中央装置は、他の中央装置側に向けて自車両情報を含むデータを一定周期で前記基幹伝送路を介して送信する際に、当該中央装置の起動後の初回に限り、予め順序が規定された複数個の番号からなる第1の通番を送信順序に応じて順次前記データに付与し、前記第1の通番がすべて使用された後は、前記順序で規定された複数個の番号からなりかつ前記第1の通番よりも後の番号からなる第2の通番を送信順序に応じて順次かつ最後の番号まで使用した後は再び最先の番号に戻って順次前記データに付与し、
    前記端末装置は、前記中央装置側の隣の車両の端末装置又は前記中央装置から受信したデータに含まれる通番が前記第1の通番であり、かつ、前回受信し保存したデータに含まれていた通番が前記第2の通番である場合には、当該受信したデータを保存し、
    前記他の中央装置は、前記中央装置側の隣の車両の端末装置から受信したデータに含まれる通番が前記第1の通番であり、かつ、前回受信し保存したデータに含まれていた通番が前記第2の通番である場合には、当該受信したデータを保存することを特徴とする列車情報管理装置。
  2. 前記端末装置は、前記中央装置側の隣の車両の端末装置又は前記中央装置から受信したデータに含まれる通番が前記第1の通番であり、かつ、前回受信し保存したデータに含まれていた通番が前記第1の通番である場合には、今回受信したデータに含まれる通番が前回受信し保存したデータに含まれていた通番よりも後の場合にのみ当該受信したデータを保存し、それ以外は当該受信したデータを破棄し、
    前記他の中央装置は、前記中央装置側の隣の車両の端末装置から受信したデータに含まれる通番が前記第1の通番であり、かつ、前回受信し保存したデータに含まれていた通番が前記第1の通番である場合には、今回受信したデータに含まれる通番が前回受信し保存したデータに含まれていた通番よりも後の場合にのみ当該受信したデータを保存し、それ以外は当該受信したデータを破棄すること特徴とする請求項1に記載の列車情報管理装置。
  3. 前記端末装置は、前記中央装置側の隣の車両の端末装置又は前記中央装置から受信したデータに含まれる通番が前記第2の通番であり、かつ、前回受信し保存したデータに含まれていた通番が前記第2の通番であって、今回受信したデータに含まれる通番が前回受信し保存したデータに含まれていた通番よりも後である場合において、今回受信したデータに含まれる通番と前回受信し保存したデータに含まれていた通番との差分が予め設定された閾値よりも小さいときは、当該受信したデータを保存し、前記差分が前記閾値以上のときは、当該受信したデータを破棄し、
    前記他の中央装置は、前記中央装置側の隣の車両の端末装置から受信したデータに含まれる通番が前記第2の通番であり、かつ、前回受信し保存したデータに含まれていた通番が前記第2の通番であって、今回受信したデータに含まれる通番が前回受信し保存したデータに含まれていた通番よりも後である場合において、今回受信したデータに含まれる通番と前回受信し保存したデータに含まれていた通番との差分が予め設定された閾値よりも小さいときは、当該受信したデータを保存し、前記差分が前記閾値以上のときは、当該受信したデータを破棄すること特徴とする請求項2に記載の列車情報管理装置。
  4. 前記端末装置は、前記中央装置側の隣の車両の端末装置又は前記中央装置から受信したデータに含まれる通番が前記第2の通番であり、かつ、前回受信し保存したデータに含まれていた通番が前記第1の通番である場合には、当該受信したデータを保存し、
    前記他の中央装置は、前記中央装置側の隣の車両の端末装置から受信したデータに含まれる通番が前記第2の通番であり、かつ、前回受信し保存したデータに含まれていた通番が前記第1の通番である場合には、当該受信したデータを保存すること特徴とする請求項3に記載の列車情報管理装置。
  5. 前記端末装置は、前記中央装置側の隣の車両の端末装置又は前記中央装置から受信したデータに自車両情報を加えた後当該データを前記他の中央装置側の隣の車両の端末装置又は前記中央装置へ送信することを特徴とする請求項1に記載の列車情報管理装置。
  6. 前記中央装置は、編成の併結又は分離に伴って起動した時に、前記データに付与する通番を前記第1の通番とすることを特徴とする請求項5に記載の列車情報管理装置。
  7. 前記中央装置は、編成の併結に伴い前記他の中央装置側と反対側から前記基幹伝送路を介したデータの送信が発生するか否かを常時検出しており、前記一定周期よりも長い所定の期間内に前記反対側からデータの受信がない場合は前記第1又は第2の通番を付与する機能を維持し、前記所定の期間内に前記反対側からデータの受信があった場合は前記第1又は第2の通番を付与する機能を無効化することを特徴とする請求項6に記載の列車情報管理装置。
  8. 前記端末装置は、編成の分離に伴い前記中央装置側からの前記基幹伝送路を介したデータの送信が無くなるか否かを常時検出しており、前記一定周期よりも長い所定の期間内に前記中央装置側からデータの受信がない場合は前記第1又は第2の通番を付与する機能を有効化した後、前記中央装置と同様にして前記他の中央装置側に向けて自車両情報を含むデータに前記第1又は第2の通番を付して前記一定周期で前記基幹伝送路を介して送信し、前記所定の期間内に前記中央装置側からデータの受信があった場合は前記第1又は第2の通番を付与する機能を無効化することを特徴とする請求項6に記載の列車情報管理装置。
  9. 前記自車両情報には、マスターコントローラから前記中央装置へ入力された力行ノッチ情報又はブレーキノッチ情報が含まれること特徴とする請求項1に記載の列車情報管理装置。
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