JP2003218876A - データ通信システム - Google Patents

データ通信システム

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JP2003218876A
JP2003218876A JP2002013390A JP2002013390A JP2003218876A JP 2003218876 A JP2003218876 A JP 2003218876A JP 2002013390 A JP2002013390 A JP 2002013390A JP 2002013390 A JP2002013390 A JP 2002013390A JP 2003218876 A JP2003218876 A JP 2003218876A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送信側となるデータ通信装置においてリセッ
トによる割り込みが生じるような場合であっても、受信
側となるデータ通信装置で適切に処理することが可能な
データ通信システムを提供する。 【解決手段】 非同期にデータ通信を行う複数のデータ
通信装置1をネットワーク10で接続し、前記データ通
信装置1のうち送信側の送信部2は、フレームまたはパ
ケットに順次シーケンス番号を付与して送信し、受信側
の受信部3は送信されたフレームまたはパケットに付与
されたシーケンス番号と受信済みのシーケンス番号とを
比較することにより、通信データであるフレームまたは
パケットの再送制御を行うデータ通信システムにおい
て、前記送信部2は、前記シーケンス番号を、通常時の
送信においては順次付与し所定の値まで達すると初期値
に戻すとともに、リセット時の送信においては通常時に
は使用しない特定のシーケンス番号を付与する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非同期にシーケン
ス番号が付与された通信データを送受信するデータ通信
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、図9(A)または図9(B)
に示すような、データリンク層のフレーム40またはネ
ットワーク層のパケット41といった通信データの制御
を行うデータ通信装置がネットワークに接続されて通信
を行うデータ通信システムが知られている。このような
データ通信システムでは、データの先頭にスタートビッ
トを付けて同期をとるようなものもあるが、非同期に送
信する通信データにシーケンス番号を付加し、送信側及
び受信側双方の装置で、その付加されたシーケンス番号
を管理することで、再送制御を行うようなデータ通信方
法が確立されている。これら再送制御では、受信側で通
信データのエラーを検出すると、帰路経路を通じて、送
信側にそのシーケンス番号の通信データの再送を要求す
るようになっている。
【0003】シーケンス番号は、例えば図10に示すよ
うに、フレーム40またはパケット41などの通信デー
タの一部を構成するものになっている。すなわち、通信
データは、シーケンス番号部54以外にも、受信先を示
す受信先アドレス部51、送信元を示す送信元アドレス
部52、要求または返信の方向を示すメッセージ種別部
53、データが格納されるデータ部55、誤り検出用C
RC56から構成され、それぞれ所定のビット数が割り
振られるようになっている。そして、このシーケンス番
号は、初期値(0)からそのビット数で表現できる最大
値(N)まで順次付加されるようになっており、この最
大値(N)まで到達すると再び初期値から順次付加され
るようになっている。
【0004】次に、シーケンス番号にかかる再送制御の
動作について、図11を用いて説明する。なお、四角に
囲まれた数字は送信側データ通信装置100aまたは受
信側データ通信装置100bで管理している送信済みま
たは受信済みのシーケンス番号を示し、SEまたはRE
はメッセージ種別を、そしてSNはシーケンス番号を示
している。
【0005】送信側となるデータ通信装置100aは、
通信データの新規送信の要求があると、上位処理インタ
ーフェースからの要求を解析し、受信先アドレス51、
送信元アドレス52、メッセージ種別53を指定する。
そして、記憶されたシーケンス番号54を読み出し指定
するとともに必要なデータをデータ部55に格納し、そ
れら通信データを受信先となるデータ通信装置100b
に送信するようになっている。なお、通信データを送信
すると、管理しているシーケンス番号をインクリメント
するとともに再送制御のための送信タイマを起動し、受
信側のデータ通信装置100bからの返信を待つように
なっている。
【0006】一方、受信側となるデータ通信装置100
bは、通常時において通信データの受信待ちにあり、通
信データを受信するとシーケンス番号を取り出し、管理
しているシーケンス番号と比較する。受信した通信デー
タのシーケンス番号と管理しているシーケンス番号が一
致しない場合は、未受信の通信データを受信したと判断
し、データを取り出し上位処理インターフェースに受け
渡すとともに、管理しているシーケンス番号を受信した
シーケンス番号に更新する。そして、通信データの受信
が正常に行われたことを示すACKをデータ部に格納し
た通信データを返信する。この例では、この返送する通
信データのシーケンス番号は、送信された通信データの
シーケンス番号を付加するようになっている。なお、付
加するシーケンス番号は、HDLC手順のように、次に
受信を期待するシーケンス番号であってもよい。
【0007】また、受信した通信データのシーケンス番
号と管理しているシーケンス番号が一致した場合は、既
に送信された通信データを受信したものと判断し、受信
した通信データを破棄し、通信データの受信が正常に行
われなかったことを示すNACKをデータ部に格納した
通信データを返信する。この返信する通信データのシー
ケンス番号は、管理しているシーケンス番号を付加する
ようになっている。これにより、送信側のデータ通信装
置では、送信タイマの時間内に受信側からの返信が行わ
れない場合、または、NACKが格納された通信データ
受信した場合に、再度管理しているシーケンス番号の通
信データを再送するようになっている。このように受信
側のデータ通信装置から返送される通信データを送信側
のデータ通信装置の送信タイマで監視することで再送制
御を実現している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
にシーケンス番号を単純に順次付加するようにしている
と、例えば、送信側のデータ通信装置において初期値の
シーケンス番号を送信直後に、たまたまリセット要求に
より送信側データ通信装置100aが再起動し、再度初
期値のシーケンス番号を送信してしまう場合、受信側と
なるデータ通信装置100bは、先に受信した通信デー
タと後に受信した通信データは異なる内容であるにもか
かわらず先の通信データを後の通信データと同一とみな
し、後に送信されたデータを破棄してしまうことにな
る。このような事態を回避する方法として、上位層のア
プリケーションにおいてシーケンス番号を管理する方法
が考えられるが、そうすると処理が複雑になる。
【0009】本発明は、かかる事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、送信側となるデータ通信
装置においてリセットによる割り込みが生じるような場
合であっても、受信側となるデータ通信装置で適切に処
理することが可能なデータ通信システムを提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明のデ
ータ通信システムは、非同期にデータ通信を行う複数の
データ通信装置をネットワークで接続し、前記データ通
信装置のうち送信側の送信部は、フレームに順次シーケ
ンス番号を付与して送信し、受信側の受信部は送信され
たフレームに付与されたシーケンス番号と受信済みのシ
ーケンス番号とを比較することにより、通信データであ
るフレームの再送制御を行うデータ通信システムにおい
て、前記送信部は、前記シーケンス番号を、通常時の送
信においては順次付与し所定の値まで達すると初期値に
戻すとともに、リセット時の送信においては通常時には
使用しない特定のシーケンス番号を付与することを特徴
とする。
【0011】請求項2に係る発明のデータ通信システム
は、非同期にデータ通信を行う複数のデータ通信装置を
ネットワークで接続し、前記データ通信装置のうち送信
側の送信部は、パケットに順次シーケンス番号を付与し
て送信し、受信側の受信部は送信されたパケットに付与
されたシーケンス番号と受信済みのシーケンス番号とを
比較することにより、通信データであるパケットの再送
制御を行うデータ通信システムにおいて、前記送信部
は、前記シーケンス番号を、通常時の送信においては順
次付与し所定の値まで達すると初期値に戻すとともに、
リセット時の送信においては通常時には使用しない特定
のシーケンス番号を付与することを特徴とする。
【0012】請求項3に係る発明のデータ通信システム
は、請求項1または2の構成において、受信部に、タイ
マ手段を設け、特定シーケンス番号を受信後の一定の時
間には、受信する同一シーケンス番号の通信データを破
棄するものとしている。
【0013】請求項4に係る発明のデータ通信システム
は、請求項3の構成において、一定の時間を、データ送
信装置の初期化処理時間とリトライ回数及びリトライ間
隔から決定するようにしたものとしている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。
【0015】(実施の形態1)図1は、データ通信シス
テムを示しており、複数のデータ通信装置1がネットワ
ーク10を介して接続されて構成される。これらデータ
通信装置1は、フレーム送信側となるデータ通信装置1
aと、フレーム受信側となるデータ通信装置1bとの間
で、通信データとなるフレーム40を送受信する。ここ
で送受信されるフレームのフレーム長は、1つのフレー
ムで送受信されるコマンドやデータが完結する程度に十
分長く設定されるため、コマンドが分割されることは無
いものとする。
【0016】図2は、データ通信装置1のハードウェア
構成を示しており、各データ通信装置1は、ネットワー
ク10に接続され、このネットワーク10に通信データ
を送信するための送信部2と、このネットワーク10か
ら通信データを受信するための受信部3と、計時用のタ
イマ4と、シーケンス番号などの記憶用メモリ5と、こ
れら各部が接続され当該データ通信装置の種々の制御を
行う制御部(CPU)6とを備えている。なお、この例
では送信部2と受信部3に分けて記述しているが、同一
チップのマイコン等にて構成されるようなものであって
もよい。このように構成されるハードウェアと所定のプ
ログラムに従って動作する制御部6の処理機能により、
ネットワーク10に接続されたデータ通信装置間での通
信データの送受信が行われるようになっている。
【0017】図10は、一般的なデータ通信システムで
用いられる通信データの構成を示している。この実施の
形態ではネットワーク上で送受信される通信データはフ
レームであるため、そのデータ構成は受信先のデータ通
信装置1bのMACアドレス51、送信元となる当該通
信装置1aのMACアドレス52、要求または返信を示
すメッセージ種別53、後述するシーケンス番号54、
ネットワーク層のデータにより構成されるデータ55、
誤り検出用CRC56にて構成される。
【0018】本発明の特徴をなす制御部6は、送信部
2、受信部3、メモリ5と連動してシーケンス番号を管
理している。この制御部6は、送信した通信データが受
信側で正常に受信されたことを示す返信を受信するたび
に、管理するシーケンス番号をインクリメントする。こ
のシーケンス番号は、初期値(1)からそのビット数で
表現できる最大値(N)の2つ手前である(N−2)ま
で順次付加されるようになっており、このN−2まで到
達すると再び初期値(0)から順次付加されるようにな
っている。また、シーケンス番号(N)は特別な意味を
有しており、リセット後の最初の送信の場合のみシーケ
ンス番号(N)が送信されるようになっている。そし
て、データ通信装置1は、リセット時には、受信用のデ
フォルトのシーケンス番号として(N−1)が設定され
るようになっている。
【0019】図3は、データ通信装置1の機能ブロック
図を示している。データ通信システムにおいて通信デー
タを送受信する際には、送信側となるデータ通信装置1
aの上位処理I/F部21にデータとなるパケットが入
力される。ここでの上位処理I/F部21は、ネットワ
ーク層より上位の制御を行う処理部である。この後、デ
ータには、フレーム作成処理部22においてフレームを
作成すべく必要なヘッダの付加が行われる。フレーム作
成処理部22は、受信先となる中継機のアドレス51、
送信元となる自らのアドレス52、要求を示すメッセー
ジ種別53、後述するシーケンス番号54、データ5
5、誤り検出用CRC56がセットされる。作成された
フレームは、登録処理部23へ送出される。
【0020】登録処理部23は、再送する場合に備え送
信するフレーム40を一定期間バッファに記憶しておく
ものであり、通信データが正常に受信されたことを示す
返信データを受信するまでの期間または後述する送信タ
イマで計時する所定の時間そのフレームを格納してお
く。この登録処理が終了すると、外部出力I/F24に
おいて外部に送信される。なお、この際には、送信タイ
マが起動される。
【0021】上記のように送信された通信データは、受
信側となるデータ通信装置1bの外部入力I/F31に
入力される。外部入力I/F31では、CRCチェック
が行われ、フレーム解析処理部32に受け渡される。フ
レーム解析処理部32では、ヘッダの内容の解析が行わ
れ、フレームのシーケンス番号と管理しているシーケン
ス番号との比較が行われる。ここで、受信した通信デー
タのシーケンス番号と管理しているシーケンス番号が一
致しない場合は、未受信の通信データを受信したと判断
し、管理しているシーケンス番号を受信した通信データ
のシーケンス番号に更新するとともに、フレームのデー
タ部をデータ内容処理部33へ受け渡すことになる。
【0022】データ内容処理部33は、データ内容を解
析し、適切な形に加工される。そして、加工されたデー
タは、上位処理I/F部21へ受け渡され、上位の処理
が行われるようになっている。さらに、フレーム解析処
理32は、未受信の通信データを受信したと判断する
と、通信データの受信が正常に行われたことを送信され
たデータ通信装置1aへ知らせるための処理も行われ
る。ここでは、ヘッダの作成が行われ、データ部にAC
Kを示すデータを格納した通信データが作成される。そ
して、登録処理部23を介して返信するデータが登録さ
れ、外部出力I/F部24を介して返信データとして通
信データが送出される。
【0023】一方、フレーム解析処理32において、受
信した通信データのシーケンス番号と管理しているシー
ケンス番号が一致する場合は、既に送信された通信デー
タを受信したものと判断し、受信した通信データを破棄
し、通信データの受信が正常に行われなかったことを示
すNACKをデータ部に格納した通信データを返信す
る。この返信する通信データのシーケンス番号は、管理
しているシーケンス番号を付加するようになっている。
【0024】このように、送信側のデータ通信装置1a
では、送信タイマの時間内に受信側からの返信が行われ
ない場合、または、NACKが格納された通信データ受
信した場合に、再度管理しているシーケンス番号の通信
データを再送するようになっている。このようにデータ
受信装置から返信される通信データを送信タイマで監視
することで再送制御を実現している。
【0025】次に、データ通信装置の動作を説明する。
図4は、送信側のデータ装置の動作を示すフローチャー
トである。送信側のデータ通信装置1aは、通常時にお
いてはデータ送信イベントを待つ状態にある。上位処理
I/F部21に新規のデータ送信イベントが発生すると
(S1)、データ送信処理を行う(S2)。データ送信
処理は、上位処理I/F部21より取得したデータとな
るパケットに対して、フレーム作成処理部22および登
録処理部23の動作で説明したような処理が行われるこ
とによりフレームが作成されるとともに、外部出力I/
F24を介して通信データが送信される。そして、送信
側のデータ通信装置1aは、通信データを送信すると、
送信タイマを起動するとともに、その通信データが正し
く受信されたことを示すACKが格納された返信データ
を待つことになる(S3)。この返信データを受信する
と管理しているシーケンス番号をインクリメントし(S
4)、データ送信が終了したことを上位処理I/F部2
1に知らせて処理を終了する。また、ACKが送信タイ
マがカウントする時間内に返信されなかった場合(S
6)、再度データ送信処理に戻ることになる。
【0026】図5は、受信側のデータ装置の動作を示す
フローチャートである。受信側のデータ通信装置1b
は、通常時において他のデータ通信装置から送信される
通信データの受信待ちに状態にある。外部入力I/F3
1で通信データを受信すると(S6)、データ解析処理
を行う(S7)。データ解析処理では、外部入力I/F
31より取得した通信データを用いて、フレーム解析処
理部32の動作で説明したような処理が行われる。つま
り、受信した通信データのシーケンス番号と管理してい
るシーケンス番号の比較が行われる(S8)。ここで、
受信した通信データのシーケンス番号と管理しているシ
ーケンス番号が一致しない場合は、通常処理が行われる
(S9)。通常処理では、上位処理I/F21へのデー
タの受け渡しやデータ送信装置へのACKの返信などが
行われる。一方、受信した通信データのシーケンス番号
と管理しているシーケンス番号が一致する場合は、エラ
ー処理が行われる(S10)。エラー処理では、受信し
た通信データが破棄されるとともに、NACKが格納さ
れた返信データを返信する。なお、通常処理及びエラー
処理では、処理が終了すると再び通信データの受信待ち
になる。
【0027】次に、電源投入や再起動要求などの理由に
よりリセット動作が行われる場合のデータ通信装置の通
信シーケンスについて説明する。
【0028】図6は、リセット直後に送受信される送信
側のデータ通信装置1aと受信側のデータ通信装置1b
の間との通信シーケンスを示している。図に示すよう
に、このデータ通信装置1の再送処理部35では、送信
タイマがタイムアウトするとごとに2回まで通信データ
を再送するように再送制御されていることが示されてい
る。また、受信側となるデータ通信装置1bでは、シー
ケンス番号が(N)の通信データ80を受信すると、2
重受信防止タイマが起動することが示されている。そし
て、リセット後には、初期送信タイマが起動することが
示されている。なお、2重受信防止タイマは、リトライ
回数とリトライ間隔の積よりも長く設定されている。ま
た、初期送信タイマは、データ通信装置の初期化時間が
参酌されるとともに、2重受信防止タイマより長くなる
ように設定されている。
【0029】まず、送信側のデータ通信装置1aにおい
てリセット動作が行われた場合、初期送信タイマのタイ
ムアウトを待って、シーケンス番号が(N)の通信デー
タ80を送信する。そして、通信データ80を受信した
受信側のデータ通信装置1bは、フレーム解析処理部3
2においてシーケンス番号が(N)であると確認される
と通常処理を実行した上で、さらに2重受信防止タイマ
を起動する。この2重受信防止タイマが起動している間
は、フレーム解析処理部32は、同一のシーケンス番号
の通信データを受信しても破棄する。これにより、例え
ば図に示すように、シーケンス番号が(N)の返信デー
タ81がネットワーク上で喪失し、送信側のデータ通信
装置1aにおいて再送処理が行われる場合であっても、
受信側で管理している番号と同一である(N)の通信デ
ータ82はフレーム解析処理部32にて破棄される。し
たがって、受信側となるデータ通信装置1bでは通常時
には必ず処理をすべきシーケンス番号(N)の通信デー
タが再送されても、送信側となるデータ通信装置から再
送されたものは処理しないため、適切な処理を行うこと
が可能となっている。
【0030】さらに、送信側のデータ通信装置1aがシ
ーケンス番号(N)の通信データ(82または84)を
送信する再送期間内に再リセットされてしまう場合を考
える。この場合、1度目のリセットにより送信される先
のシーケンス番号(N)の通信データ80と、再リセッ
ト後に送信されるシーケンス番号(N)の通信データ8
6では、それに含まれるデータの内容が異なる。このよ
うな場合であっても、初期送信タイマは、2重受信防止
タイマより長く設定されているため、受信側のデータ通
信装置1bは適切な処理を行うことが可能となってい
る。
【0031】このように、送信側となるデータ通信装置
においてリセットによる割り込みが生じるような場合で
あっても、その際に送信されるシーケンス番号(N)の
通信データは、受信側のデータ通信システム1bで通常
管理しているシーケンス番号と異なるため、エラー処理
されること無く適切に処理される。また、2重受信防止
タイマを備えることで、シーケンス番号が(N)である
返信データがネットワーク上で喪失し、その通信データ
が再送される場合であっても、正常に処理が行えるよう
になっている。そして、初期送信タイマを備えるため、
送信側のデータ通信装置1aがシーケンス番号(N)の
通信データを送信する再送期間内に再リセットされてし
まう場合であっても、受信側のデータ通信装置1bでは
正常に処理が行えることになる。
【0032】(実施の形態2)以下、本発明の実施の形
態2を、図面を用いて説明する。
【0033】この実施の形態は、先の実施の形態1と
は、通信データの構成が異なる。つまり、図7に示すよ
うに、先の実施の形態では通信データはデータリンク層
のフレームであったが、この実施の形態ではネットワー
ク層のパケットとなっている。このため、通信データの
構成内容がことなる。すなわち、この場合の通信データ
は、受信先のデータ通信装置1bのIPアドレス51、
送信元となる当該通信装置1aのIPアドレス52、要
求または返信を示すメッセージ種別53、後述するシー
ケンス番号54、アプリケーション層のデータにより構
成されるデータ55、誤り検出用CRC56にて構成さ
れることになる。
【0034】この場合、ネットワーク層での処理は、図
8に示すように示すようなものになる。すなわち、アプ
リケーションからのデータが上位処理I/F41に入力
される。次に、パケット生成部42では、そのデータに
シーケンス番号などを含む必要なヘッダが付加されてパ
ケットが生成される。この生成されたパケットが、下位
層となるデータリンク層の処理(上位処理I/F部2
1)に受け渡される。また、逆に、データリンク層から
上位処理I/F部21を介して、下位処理I/F43に
パケットが受け渡される。渡されたパケットは、パケッ
ト分解部44においてヘッダが分解されるととも誤り検
出が行われる。誤りが無かった場合はデータが取り出さ
れ、アプリケーションとなる上位処理I/F部44へ受
け渡される。誤りが検出された場合は、再送処理部45
に送られて再送要求の処理が行われる。この実施の形態
においても、先の実施の形態と同様の作用効果が期待で
きる。
【0035】なお、本発明のデータ通信システムは、上
述したもののみ限定されるものではなく、シーケンス番
号を管理しそれに基づき再送制御を行うようなデータ通
信システムであればよく、本発明の要旨を逸脱しない範
囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0036】
【発明の効果】請求項1に係る発明のデータ通信システ
ムは、非同期にデータ通信を行う複数のデータ通信装置
をネットワークで接続し、前記データ通信装置のうち送
信側の送信部は、フレームに順次シーケンス番号を付与
して送信し、受信側の受信部は送信されたフレームに付
与されたシーケンス番号と受信済みのシーケンス番号と
を比較することにより、通信データであるフレームの再
送制御を行うデータ通信システムにおいて、前記送信部
は、前記シーケンス番号を、通常時の送信においては順
次付与し所定の値まで達すると初期値に戻すとともに、
リセット時の送信においては通常時には使用しない特定
のシーケンス番号を付与するので、リセット時に送信さ
れるシーケンス番号の通信データは、受信側のデータ通
信システムで通常管理しているシーケンス番号と異なる
ため、送信側となるデータ通信装置においてリセットに
よる割り込みが生じるような場合であっても、受信側と
なるデータ通信装置で適切に処理することが可能とな
る。
【0037】請求項2に係る発明のデータ通信システム
は、非同期にデータ通信を行う複数のデータ通信装置を
ネットワークで接続し、前記データ通信装置のうち送信
側の送信部は、パケットに順次シーケンス番号を付与し
て送信し、受信側の受信部は送信されたパケットに付与
されたシーケンス番号と受信済みのシーケンス番号とを
比較することにより、通信データであるパケットの再送
制御を行うデータ通信システムにおいて、前記送信部
は、前記シーケンス番号を、通常時の送信においては順
次付与し所定の値まで達すると初期値に戻すとともに、
リセット時の送信においては通常時には使用しない特定
のシーケンス番号を付与するので、リセット時に送信さ
れるシーケンス番号の通信データは、受信側のデータ通
信システムで通常管理しているシーケンス番号と異なる
ため、送信側となるデータ通信装置においてリセットに
よる割り込みが生じるような場合であっても、受信側と
なるデータ通信装置で適切に処理することが可能とな
る。
【0038】請求項3に係る発明のデータ通信システム
は、請求項1または2の構成において、受信部に、タイ
マ手段を設け、特定シーケンス番号を受信後の一定の時
間に受信する同一シーケンス番号の通信データを破棄す
るようにしたので、リセット時に特定のシーケンス番号
が付加された通信データに対する返信データがネットワ
ーク上で喪失しその通信データが再送される場合であっ
ても、その特定のシーケンス番号の通信データは受信側
で破棄されるため、正常に処理が行える。
【0039】請求項4に係る発明のデータ通信システム
は、請求項3の構成において、一定の時間を、データ送
信装置の初期化処理時間とリトライ回数及びリトライ間
隔から決定するようにしたので、送信側のデータ通信装
置が特定のシーケンス番号の通信データを送信する再送
期間内に再リセットされてしまう場合であっても、その
ような特定のシーケンス番号が再送される場合にそれを
処理しないようにするための2重受信防止タイマを備え
ているため、受信側のデータ通信装置では正常に処理が
行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1のデータ通信システムの説明図で
ある。
【図2】同上のデータ通信システムのハードウェア構成
図である。
【図3】同上のデータ通信システムの通信処理を説明す
る機能ブロック図である。
【図4】同上のデータ通信システムの送信処理にかかる
フローチャートである。
【図5】同上のデータ通信システムの受信処理にかかる
フローチャートである。
【図6】同上のデータ通信システムの通信を説明するシ
ーケンス図である。
【図7】実施の形態2のデータ通信システムの説明図で
ある。
【図8】同上のデータ通信システムの通信処理を説明す
る機能ブロック図である。
【図9】一般的なデータ通信システムのシステム構成図
である。
【図10】一般的なデータ通信システムで用いる通信デ
ータのデータ構成図である。
【図11】従来のデータ通信システムにおける通信を説
明するシーケンス図である。
【符号の説明】
1 データ通信装置 2 送信部 3 受信部 4 タイマ 10 ネットワーク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非同期にデータ通信を行う複数のデータ
    通信装置をネットワークで接続し、前記データ通信装置
    のうち送信側の送信部は、フレームに順次シーケンス番
    号を付与して送信し、受信側の受信部は送信されたフレ
    ームに付与されたシーケンス番号と受信済みのシーケン
    ス番号とを比較することにより、通信データであるフレ
    ームの再送制御を行うデータ通信システムにおいて、 前記送信部は、前記シーケンス番号を、通常時の送信に
    おいては順次付与し所定の値まで達すると初期値に戻す
    とともに、リセット時の送信においては通常時には使用
    しない特定のシーケンス番号を付与することを特徴とす
    るデータ通信システム。
  2. 【請求項2】 非同期にデータ通信を行う複数のデータ
    通信装置をネットワークで接続し、前記データ通信装置
    のうち送信側の送信部は、パケットに順次シーケンス番
    号を付与して送信し、受信側の受信部は送信されたパケ
    ットに付与されたシーケンス番号と受信済みのシーケン
    ス番号とを比較することにより、通信データであるパケ
    ットの再送制御を行うデータ通信システムにおいて、 前記送信部は、前記シーケンス番号を、通常時の送信に
    おいては順次付与し所定の値まで達すると初期値に戻す
    とともに、リセット時の送信においては通常時には使用
    しない特定のシーケンス番号を付与することを特徴とす
    るデータ通信システム。
  3. 【請求項3】 前記受信部に、2重受信防止タイマを設
    け、前記特定シーケンス番号を受信後の一定の時間に受
    信する同一シーケンス番号の通信データを破棄するよう
    にした請求項1または2に記載のデータ通信システム。
  4. 【請求項4】 前記一定の時間とは、データ送信装置の
    初期化処理時間とリトライ回数及びリトライ間隔から決
    定するようにした請求項3に記載のデータ通信システ
    ム。
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