JPH10190635A - 誤り再送を行う通信システム、その通信制御装置および誤り再送方法 - Google Patents

誤り再送を行う通信システム、その通信制御装置および誤り再送方法

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JPH10190635A
JPH10190635A JP8347486A JP34748696A JPH10190635A JP H10190635 A JPH10190635 A JP H10190635A JP 8347486 A JP8347486 A JP 8347486A JP 34748696 A JP34748696 A JP 34748696A JP H10190635 A JPH10190635 A JP H10190635A
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JP8347486A
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Ayumi Morita
歩 森田
Yoshio Enomoto
義夫 榎本
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】伝送効率をより向上させることができる通信制
御装置および誤り再送方法を提供する。 【解決手段】送信側は、データをIフレームに分割し、
Iフレームを識別するための識別情報を付加してI
(i)を送信する。受信側は、受信したIフレームごと
に誤り検出を行い、誤りを検出した場合に、誤りのない
当該I(i)フレームを受信するまで、複数回、選択再
送要求フレーム(SREJ(i))を送信する。送信側
は、SREJ(i)を受信したときに、当該要求された
I(i)フレームの再送を行い、また、このI(i)フ
レームが再送されたときから、あらかじめ設定した時間
までタイマを稼働させ、タイマの稼働中に、再度、SR
EJ(i)を受信したときには、I(i)フレームの再
送は行わない。タイマのタイムアウト後に、SREJ
(i)を受信したときには、当該要求されたI(i)フ
レームの再送を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有線又は無線の通
信回線を介してデータ通信を行なう場合において、通信
回線の状態によって発生する伝送誤りを救済するための
誤り再送方法に係り、特に、それを適用する通信装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】データ通信における誤り再送方式として
は、SW−ARQ方式(Stop And Wait ARQ)、GBN
−ARQ方式(Go Back N ARQ)、または、SR−AR
Q方式(Selective Repeat ARQ)が一般的に使用されて
いる。
【0003】各方式は、あらかじめ定められた固定長の
フレーム単位に送信を行い、受信側で受信データに誤り
を検出したときに、受信側から送信側に再送を要求する
ものである。SW−ARQ方式は、1フレーム毎に誤り
があるかないかを返送し、誤りがあったときにはそのフ
レームを再送している。また、GBN−ARQ方式で
は、送信側からはフレームの識別子を付加して、連続し
て一定数のフレームを順次伝送し、受信側で誤りを検出
したときに、誤ったフレームの識別子を付加して再送を
要求し、送信側で再送要求を受けると、その誤ったフレ
ーム以降のフレームをすべて再送する。この方法では、
必ず訂正はされるが、誤っていないフレームまで再送す
るので、伝送効率がよくない。SR−ARQ方式では、
送信側からはフレームの識別子を付加して、連続して一
定数のフレームを順次伝送し、受信側で誤りを検出した
ときに、誤ったフレームの識別子を付加して一度だけ再
送を要求し、送信側で再送要求を受けると、その誤った
フレームのみ再送する。SR−ARQ方式は、誤ったフ
レームのみ再送しているので、GBN−ARQ方式より
伝送効率はよくなる。また、特開平4−340834号
公報では、複数のフレームの誤りを検出した場合に、誤
った複数のフレームの識別子を、一つの再送要求フレー
ム付加して一度だけ再送要求を行っている。
【0004】無線通信においては、バーストエラーが支
配的であり、これに対して高い伝送効率を持つSR−A
RQ方式がよく利用されている。
【0005】また、携帯電話においては、SR−ARQ
方式とGBN−ARQ方式とを組み合わせた方式を用い
ており、通常はSR−ARQ方式で誤り再送処理を行
い、通信区間の誤り率がある一定以上になってしまった
場合はGBN−ARQ方式で動作する方式使用してい
る。例えば、特開昭62−21074号公報および特開
昭62−108632号公報では、誤りフレームをSR
−ARQ方式にて対処するが、連続して誤りフレームが
規定数以上に達した場合に、GBN−ARQ方式を用い
て最旧未確認のフレームから全て送信する方式が開示さ
れている。
【0006】一方、PHSにおいては、固定フレーム長
のSR−ARQ方式を適用した方式を使用している。
【0007】SR−ARQ方式を適用した携帯電話にお
けるデータ通信の基本動作を図12を参照して詳細に説
明する。
【0008】送信側では、送信すべき情報をあらかじめ
定めた固定長のデータ長のフレーム(以下、Iフレーム
という)に分割し、分割した複数のIフレームの各々に
シリアル番号(以下、i番目のIフレームをI(i)と
し、iは0以上の整数とする)を付けて順次送信する。
受信側では、順次Iフレームを受信し、各々のシリアル
番号をチェックし、欠落したシリアル番号のIフレーム
の再送を送信側に要求するために、欠落したシリアル番
号を示した選択再送要求フレーム(SREJ:Selectiv
e Reject、以下、i番目のIフレームに対する選択再送
要求フレームをSREJ(i)とする)を一度だけ送信
側に送信する。
【0009】図12において、例えば、1番目と2番目
とのIフレームが欠落したとときに、受信側は、SRE
J(1)と、SREJ(2)とを1度だけ送信側へ要求
する。これを受信した送信側は、指定されたシリアル番
号のI(1)とI(2)とのフレームを再送する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】携帯電話等を用いたデ
ータ通信においては、無線区間は全通信区間の末端であ
る。また、無線区間の誤りは、主に遮蔽、乱反射等によ
り無線区間の品質が悪化して発生することが多く、この
ため、送受信同時もしくは近接する時刻に連続して発生
する特徴を有する。
【0011】例えば、受信側において、図12に示す0
番のIフレームを受信後、つぎに、1番のIフレームの
受信を期待するが、このときに3番のIフレームを受信
した場合、1番目と2番目とのIフレームの欠落を検出
し、選択再送要求フレームとしてSREJ(1)とSR
EJ(2)とを送信する。Iフレームの1番目と、2番
目とが無線区間の品質の悪化により誤りとなったことに
より、これに近接する選択再送要求フレームは誤りとな
る確率は非常に大きい。図12では、この選択再送要求
フレームのSREJ(1)およびSREJ(2)と、4
番および5番のIフレームのI(4)およびI(5)の
フレームとが誤りとなった場合を示している。送信側で
は、このようなエラーを検出できないので順次新たなI
フレームを送信していく。さらに、受信側では、6番の
Iフレームを受信したときに4番、5番のIフレームが
欠落していることを検出し、送信側へ、SREJ(4)
とSREJ(5)との選択再送要求フレームを送信す
る。受信側からの選択再送要求フレームを受信した送信
側は、4番、5番のIフレームの再送を行う。受信側
は、4番、5番の再送Iフレームを正常に受信すると、
1番、2番のIフレームをまだ受信していないことを検
出する。その後、次に受信すべきIフレームの番号を含
む受信確認フレーム(以下、次に受信すべきフレームが
i番目である受信確認フレームをRR(i)とする)
を、RR(1)として送信側へ送信する。送信側は、受
信確認フレームのRR(1)を受信しても、連続して送
信可能な最大フレーム数(以下、アウトスタンディング
フレーム数Nという)に達するまでは順次Iフレームを
送信し、I(N)フレームの送信後に稼働された再送用
タイマ(再送用タイマは一般的に1〜2秒に設定され
る)がタイムアウトした時に、RR(1)に対応するI
(1)のフレームから全てのフレームを再送している。
【0012】この結果、伝送効率が著しく低下すると共
に、システムの応答速度を著しく低下させる。
【0013】このような課題を解決するために、特開昭
60−254936号公報においては、SREJフレー
ムの送信順序と、再送Iフレームの受信順序とが必ず一
致するという仮定のもとに、それらの順序が狂った場合
に、エラーが起こったとして、再び、SREJフレーム
を送信している。
【0014】しかし、特開昭60−254936号公報
においては、上述の順序を判断しているので、複数のフ
レームにエラーが発生しないと、順序を判断することが
できない。例えば、Iフレームの1番目のみが誤りがお
きたときには、この選択再送要求フレームのSREJ
(1)を送信するが、再送I(1)フレームを受信側で
受信できない場合には、他のフレーム番号の再送Iフレ
ームを受信するまでは、再度、SREJ(1)を送信す
ることはできない。
【0015】本発明は、上記課題を解決するために、伝
送効率をより向上させることができる誤り再送を行う通
信システム、通信制御装置および誤り再送方法を提供す
ることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、誤り検出用の符号を付加してデータを送出する送信
側の通信制御装置と、受信したデータの誤り検出を行
い、誤りを検出した場合に当該データの再送を要求する
受信側の通信制御装置とを備える誤り再送を行う通信シ
ステムにおいて、前記受信側の通信制御装置は、誤りの
ない当該データを受信するまで、複数回、当該データの
再送の要求を行う要求手段を備え、前記送信側の通信制
御装置は、前記要求手段による前記再送の要求を受信し
たときに、当該要求されたデータの再送を行う再送手段
と、前記再送手段によりデータが再送されたときから、
あらかじめ設定した時間まで稼働するタイマ部とを備
え、前記再送手段は、前記タイマ部の稼働中に前記要求
手段による前記再送の要求を受信したときに、当該要求
されたデータの再送を抑止する。
【0017】これにより、再送の要求が、送信側で受信
されないことが1、2度あったとしても、受信側で正し
く受信されるまで複数回送出されるため、いずれかの再
送の要求を受信すれば、要求されたデータを送信するこ
とができる。また、送信側では、最初に再送の要求を受
信して再送したときにタイマ部が稼働し、再送手段は、
前記タイマ部の稼働中に前記要求手段による前記再送の
要求を受信したときに、当該要求されたデータの再送を
抑止するので、再送の要求が複数回受信しても、タイマ
の稼働中は、再送は、複数回行うことがない。さらに、
タイマ部は、前記再送手段によりデータが再送されたと
きから、あらかじめ設定した時間経過後は、稼働しない
ので、その後、再送の要求を受信したときには、再送を
行うことができる。
【0018】このため、従来のように、アウトスタンデ
ィングフレーム数Nに達した後一定時間後に未確認の全
てのフレームを再送することが、本発明によれば、より
少なくなるので、全てのフレームの再送による伝送効率
の低下させる機会が減少し、結果として従来より伝送効
率を向上させることができる。また、複数のフレームに
エラーが発生しなくても。再送要求を複数回送信するこ
とができる。
【0019】また、前記送信側の通信制御装置は、前記
データの送信から、当該データの受信を通知するための
受信側からの応答を受信したときまでの往復時間を実測
する実測手段をさらに有し、前記タイマ部は、前記実測
手段により実測された前記往復時間に対応する時間を、
前記あらかじめ設定した時間とすることができる。
【0020】前記データをフレームに分割し、当該フレ
ームを識別するための識別情報を当該フレームに付加し
て送受信を行う場合に、前記要求手段は、誤りを検出し
たフレームごとに、当該フレームの識別情報を付加して
前記再送の要求を行い、前記再送手段は、前記要求され
たフレームごとに前記再送と前記再送の抑止とを行い、
前記タイマ部は、前記再送手段により再送されたフレー
ムごとに稼働するタイマを備えるようにしてもよい。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0022】図1に、本発明の実施の形態における通信
システムの全体構成図を示し、図2に、本発明の実施の
形態における通信制御装置の機能ブロック図を示し、図
3および図4に、本発明の実施の形態におけるデータ送
受信処理の送信処理フローチャートを示し、図5に、受
信処理フローチャートを示し、図7に本発明の実施の形
態におけるシーケンスを示す。
【0023】図1において、本発明の実施の形態におけ
る通信システムは、情報処理装置などの送信側端末3お
よび受信側端末4と、誤り再送などの通信制御を行う通
信制御装置1および2と、携帯電話等の子機5および親
機6とを備える。送信側端末3が、受信側端末4とデー
タ通信を行う場合、通信制御装置1を介して子機5に接
続される。子機5は無線により親機6と通信を行い、親
機6は通信制御装置2を介して受信側端末4に接続され
る。通信制御装置1または2は、例えば、モデムとして
の機能を備える。また、本実施の形態においては、SR
−ARQ方式を基本とし、受信側で誤りを検出したとき
に、誤ったフレームが正しく受信されるまで、SREJ
(Selective Reject)フレームを複数回送信側に送信す
る。送信側では、SREJフレームを受信後に要求され
たフレームを送信すると共に、このフレームに対応す
る、所定時間を計測する再送フレーム送信時タイマを稼
働させ、この再送フレーム送信時タイマの稼働中は、こ
のフレームに対応するSREJフレームを受信しても要
求されたフレームの送信は行わないようにし、再送フレ
ーム送信時タイマのタイムアウト後に、再度、このフレ
ームに対応するSREJフレームを受信したときに、要
求されたフレームを送信する。再送フレーム送信時タイ
マの所定時間は、例えば、リンク設定時などに、送信側
からデータを送信したときから、そのデータに対する確
認の応答を受信したときまでの往復時間を実測し、この
実測時間、もしくは、この実測時間にあらかじめ定めた
時間を加えた時間を設定しておくことができる。これに
より、SREJフレームがエラーにより送信側で受信さ
れないことが1、2度あったとしても、SREJフレー
ムが複数回送出されるため、いずれかのSREJフレー
ムを受信すれば、要求されたフレームを送信することが
できる。また、通信品質が最悪の場合を考慮し、送信側
では、アウトスタンディングフレーム数Nに達するまで
は順次Iフレーム(Infomationフレーム)を送信し、I
(N)フレームの送信後に稼働された再送用タイマがタ
イムアウトした時に、受信確認フレーム(Receive Read
y)のRR(i)に対応するI(i)のフレームから全
てのフレームを再送している。
【0024】図2に、通信制御装置1および2の機能ブ
ロック図を示す。図2において、通信制御装置1は、ユ
ーザアプリケーションに応じたデータ処理を行うデータ
処理部26と、誤り検出符号を付加し、ARQ(自動誤
り再送要求)機能を備えるデータ制御部27と、子機5
もしくは親機6などの回線インタフェースに接続される
データ送受信処理部11とを備える。また、データ制御
部27は、誤り検出符号を付加し、ARQ(自動誤り再
送要求)機能を備え、リンク確立や固定長のフレームに
分割するデータリンク制御部10と、送信データを蓄積
する送信用バッファ21と、受信データを蓄積する受信
用バッファ22と、未確認送信フレーム数がアウトスタ
ンディングフレーム数Nに達した後に、稼働される再送
用タイマ23と、再送時に稼働される、各再送フレーム
に対応する再送フレーム送信時タイマ部28と、受信し
たIフレームを番号順に格納し、データリンク制御部1
0を介してデータ処理部26で受信したIフレームを、
フレーム番号に対応させて格納する受信一時格納バッフ
ァ25と、送信したIフレームを、再送するために、受
信側からの受信確認フレームが送出されるまで一時的に
格納する未確認フレーム格納バッファ24と、送信側か
らデータを送信したときから、そのデータに対する確認
の応答を受信したときまでの往復時間を実測する往復時
間測定部29とを備える。
【0025】図2において、携帯電話等を用いてデータ
通信を行う場合、無線装置において送信側通信制御装置
1のデータ処理部26は、ユーザアプリケーションに応
じたデータ処理を行い、そのデータをデータリンク制御
部10へ渡す。データリンク制御部10は、各バッファ
及び必要な状態変数を初期化後、あらかじめ定められた
リンク確立のプロトコルに従って、受信側通信制御装置
2にリンク確立要求を送信すると共に、再送時に使用す
る再送フレーム送信時タイマにセットするための往復時
間を測定する往復時間測定部29を起動する。受信側通
信制御装置2では、送信側通信制御装置1からのリンク
設定要求を受信した際、リンク設定応答を送信側通信制
御装置1に送信すると共に、各バッファ及び必要な状態
変数を初期化する。受信側通信制御装置2からのリンク
設定応答を受信した送信側通信制御装置1は、再送フレ
ーム送信時タイマとして使用する往復時間を求め、送信
側通信制御装置1の再送フレーム送信時タイマ部28に
求めた時間をセットする。再送フレーム送信時タイマ部
28は、各フレームが再送される時に各々起動される。
再送用タイマ23は、受信側での受信を確認していない
未確認送信フレームの数がアウトスタンディングフレー
ム数Nに達したときに起動される。未確認送信フレーム
は、受信側からの受信確認フレームを受信したときに、
受信が行われたとされ、未確認フレーム格納バッファか
ら削除される。また、送信側通信制御装置1のデータリ
ンク制御部10は、リンク解放、Iフレームの分割、送
信Iフレームへの番号付与等を行う。受信側通信制御装
置2のデータリンク制御部10は、受信Iフレームの番
号検出、誤りフレームの再送要求の処理を行う。送信側
通信制御装置1および受信側通信制御装置2のデータ送
受信処理部11は、送信用バッファ21を介してIフレ
ーム、Iフレーム以外の監視フレームを受け取り、送信
動作を行い、また、は、フレームを受信して受信用バッ
ファ22へ引き渡す。送信側通信制御装置1の未確認フ
レーム格納バッファ24は、送信したIフレームを受信
側通信制御装置からの受信確認が行われるまで一時的に
保管し、選択再送要求フレームを受信した場合または再
送タイマのタイムアウトによる再送の場合に保管したI
フレームが取りだされる。受信一時格納バッファ25
は、受信したIフレームを番号順にデータ処理部26に
引き渡すために使用するバッファである。
【0026】つぎに、送信処理を、図3および図4に示
す送信処理フローチャートを参照して説明し、受信処理
を、図5に示す受信処理フローチャートを参照して説明
し、その後、図7に示すシーケンスを参照して具体的な
送受信について説明する。
【0027】図3において、送信側通信制御装置1のデ
ータリンク制御部10は、あらかじめ定められた、リン
ク設定のための拡張非同期平衡モード設定フレーム(S
ABME:set asynchronous balanced mode extende
d)を送信し、受信側通信制御装置2から非番号フレー
ムに対する確認フレーム(UA:unnmubered acknowled
ge)を受信すると、リンクが確立したとしてリンク設定
状態となる(ステップ50)。また、リンク設定時に
は、再送時に使用する再送フレーム送信時タイマにセッ
トするための往復時間を測定する往復時間測定部29を
起動し、リンク設定応答を受信したときに往復時間を求
め、再送フレーム送信時タイマ部28に求めた時間をセ
ットする。リンク設定状態になると、データリンク制御
部10は、受信用バッファ22を参照して受信フレーム
があるかないかを判断し(ステップ51)、受信フレー
ムがない場合には、未確認送信フレーム数がアウトスタ
ンディングフレーム数Nに達したときに起動される再送
用タイマがタイムアウトしていないか否かを再送用タイ
マ測定部23を参照して判断する(ステップ52)。再
送用タイマがタイムアウトしていなければ、送信すべき
フレームがあるかないかを判断し(ステップ53)、送
信すべきフレームがなければ、リンク設定状態に戻る
(ステップ50)。送信すべきフレームがあれば、未確
認送信フレーム数がアウトスタンディングフレーム数N
に達したかを判断する(ステップ54)。未確認送信フ
レーム数がアウトスタンディングフレーム数Nに達して
いなければ、送信Iフレームのフレーム番号をシーケン
シャルに付与し(ステップ55)、送信用バッファ21
およびデータ送受信処理部11を介し、フレーム番号を
付加したフレームを送信する(ステップ56)。送信
後、送信したIフレームを未確認フレームバッファ24
に格納し(ステップ57)、未確認送信フレーム数を1
カウントアップする(ステップ58)。後述するよう
に、再送時には、未確認フレームバッファ24を検索し
て再送処理を行う。
【0028】ステップ51において、受信フレームがあ
る場合には、フレームを受信して受信用バッファ22に
格納させ(ステップ65)、受信フレームが誤りがある
かないかを誤り検出符号により判断する(ステップ6
6)。誤りがある場合には、誤りフレームを廃棄する
(ステップ79)。誤りがない場合には、受信フレーム
が選択再送要求フレーム(SREJ)であるかないかを
判断し(ステップ67)、選択再送要求フレームであれ
ば、要求されているフレーム番号に対応する再送フレー
ム送信時タイマが稼働しているか否かを再送フレーム送
信時タイマ部28を参照して判断し(ステップ70)、
稼働中でなければ、要求されたフレームを、未確認フレ
ーム格納バッファ24を検索して取りだし(ステップ7
1)、要求されているフレーム番号に対応する再送フレ
ーム送信時タイマ部28を稼働させた後(ステップ7
2)、要求されているフレームを再送する(ステップ7
3)。ステップ70において、要求されているフレーム
番号に対応する再送フレーム送信時タイマが稼働してい
れば、その選択再送要求フレームに対しては、再送を行
わないで、リンク設定状態にそのまま移行する。再送フ
レーム送信時タイマは、起動後、設定された時間を経過
するとリセットされ、再度、選択再送要求フレームを受
信したときに起動される。これにより、再送フレーム送
信時タイマの稼働中は、このフレームに対応する選択再
送要求フレームを受信しても要求されたフレームの送信
は抑止し、再送フレーム送信時タイマのタイムアウト後
に、再度、このフレームに対応するSREJフレームを
受信したときには、要求されたフレームを送信すること
ができる。
【0029】また、ステップ67において、受信フレー
ムが選択再送要求フレーム(SREJ)でないときに
は、受信フレームが受信確認フレーム(RR)であるか
ないかを判断し(ステップ68)、受信確認フレームで
あれば、RR(i)のi番号を検出し、(i−1)番目
までのフレームが受信されたとして、(i−1)番目ま
でのフレームに対する再送フレーム送信時タイマをリセ
ットすると共に(ステップ76)、未確認フレーム格納
バッファ内の(i−1)番目までのフレームのデータを
削除する(ステップ77)。その後、受信確認フレーム
番号を更新し、未確認送信フレーム数から受信されたフ
レーム数を減算する(ステップ78)。
【0030】また、ステップ68において、受信フレー
ムが受信確認フレーム(RR)でないときには、受信フ
レームの種別に対応した処理として、図5に示すような
受信処理を行う。
【0031】さらに、ステップ54において、未確認送
信フレーム数がアウトスタンディングフレーム数Nに達
していれば、再送用タイマ23の再送用タイマを起動す
る(ステップ60)。その後、再送用タイマ23がタイ
ムアウトになったときに(ステップ52)、タイマ回復
状態処理(ステップ91)として、図4に示すような処
理を行う。図4において、再送用タイマ23がタイムア
ウトになったときには、未確認フレーム格納バッファか
ら最旧(最小)の未確認フレーム番号のフレームから順
次取りだし(ステップ93)、そのフレームを送信する
(ステップ94)。未確認フレーム格納バッファに格納
されている全てのフレームを送信したか否かを判断する
ことにより(ステップ95)、未確認のフレームをすべ
て送信し、全てのフレーム送信後、未確認送信フレーム
数を0にする(ステップ96)。
【0032】一方、図5において、受信側の通信制御装
置2のデータリンク制御部10においては、受信用バッ
ファ22を参照して受信フレームがあるかないかを判断
し(ステップ80)、受信フレームがある場合には、フ
レームの受信処理として誤り検出符号による誤り検出を
行い(ステップ81)、受信フレームが誤りフレームで
あるかないかを判断する(ステップ81−1)。誤りが
ある場合には、誤りフレームを廃棄する(ステップ81
−2)。誤りがない場合には、受信フレームがIフレー
ムか否かを判断し(ステップ82)、Iフレームであれ
ば、受信一時格納バッファ25に受信フレームを格納さ
せる(ステップ83)。データリンク制御部10は、受
信フレームの格納後、または、ステップ80において受
信フレームがない場合には、受信一時格納バッファ25
を参照して、受信フレームのフレーム番号を検出し、シ
ーケンシャルなフレーム番号について、欠落フレームが
あるかないかを判断する(ステップ84)。欠落フレー
ムがある場合には、その欠落フレームの全てのフレーム
についてのフレーム番号を、選択再送番号として決定し
(ステップ85)、各々の欠落フレームの番号を、選択
再送要求フレーム(SREJ)にそれぞれ付加して送信
する(ステップ86)。本実施の形態においては、欠落
しているフレームについて、新たなフレームの受信の都
度、選択再送要求フレームを送出する。例えば、図6に
示すように、4番目と5番目とのフレームが誤りフレー
ムであったため、廃棄されて欠落したときには、正常な
フレームを受信するまで、選択再送要求フレームとして
送信する。このように処理することにより、欠落フレー
ムが再送されたときに受信できなければ、再送されるま
で選択再送要求フレームを送信することができる。
【0033】また、ステップ84において、欠落フレー
ムがない場合には、受信したフレーム番号のつぎの番号
を受信確認フレーム(RR)に付与して送信側に送信
し、受信一時格納バッファに格納しているデータをデー
タ処理部26に渡す。
【0034】図3、図4および図5に示す処理フローチ
ャートは、送信側と受信側との双方の通信制御装置にお
いて実行することができる。
【0035】つぎに、図7および図8を参照して具体的
なシーケンスを説明する。図7に示すシーケンスは、送
信側通信制御装置1と受信側通信制御装置2とで送受信
するフレームの内容の具体例を示している。
【0036】図7において、無線通信回線の接続後リン
ク確立以降、送信側通信制御装置1は、フレーム番号が
付与されたIフレーム(I(i))を、0番より番号順
にデータ送受信処理部11を介して送信する。受信側通
信制御装置2のデータ送受信処理部11が3番のIフレ
ーム(I(3))を受信し、受信一時格納バッファ25
に受信フレームをフレーム番号に対応させて格納する
と、データリンク制御部10は、Iフレームの1番、2
番が欠落していることを検出する。また、受信一時格納
バッファ25には、欠落フレームのフレーム番号に対応
させて誤りを示すフラグをセットしておいてもよい(図
5に示すステップ83)。その後、データリンク制御部
10は、データ送受信処理部11を介して送信側へ、欠
落フレームのフレーム番号を付加した選択再送要求フレ
ーム(SREJ(1)、SREJ(2))を送信する
(図5に示すステップ86)。図7においては、この選
択再送要求フレームと、送信側より送られていたIフレ
ームの4番および5番とが共に誤りフレームとなった場
合を示している。受信側は、その後、送信側からのIフ
レームの6番を受信したときに、Iフレーム4番および
5番を欠落フレームとして決定し、送信側へ選択再送要
求フレーム(SREJ(4)、SREJ(5))を送信
する(図5に示すステップ86)。また、受信側は、受
信一時格納バッファ25内に他の欠落フレーム(1番、
2番)が存在するので、送信側に対し、再度、選択再送
要求フレームの送信を行う(SREJ(1)、SREJ
(2))。送信側は、受信側からの選択再送要求フレー
ム(SREJ(4)、SREJ(5))を受信すると
(図3に示すステップ65)、4番および5番のIフレ
ームを送信側の未確認フレームバッファ24より読み出
し(図3に示すステップ71)、データ送受信処理部1
1を介して受信側へ再送する。また、再送する際は、4
番および5番の再送に対応して、再送フレーム送信時タ
イマ部28のタイマ1およびタイマ2を起動する(図3
に示すステップ72)。図8に、再送フレーム送信時タ
イマ部28に備えるタイマの管理テーブルの内容を示
す。図8に示すように、再送フレーム送信時タイマ部2
8は、複数のタイマを備え、各タイマは、起動時に、対
応する再送フレーム番号が設定され、また、ON/OF
FフラグにONが設定される。さらに、送信側は、Iフ
レームの1番および2番の選択再送要求フレームを受信
すると、1番および2番に対応させて新たなタイマを起
動し(タイマ3、タイマ4)、当該番号のIフレームを
再送する。受信側は、再送要求フレームの4番、5番、
1番、2番のIフレームを受信したときに、受信側デー
タリンク処理部10にてIフレームであるかの判定を行
い(図5に示すステップ82)、Iフレームであるた
め、受信一時格納バッファ25にフレーム番号に対応さ
せて格納する(図5に示すステップ83)。受信一時格
納バッファ25内に欠落したIフレームが無くなると
(図5に示すステップ84)、次に受信すべきIフレー
ム番号の8番を含む受信確認フレーム(RR8)を送信
する(図5に示すステップ88)。送信側は、受信した
フレームが受信確認フレームであった場合は、送信側の
未確認フレームバッファ24の内、受信確認フレームで
示された番号−1までのフレームのデータを受信確認さ
れたものとしてこれをクリアし(図5に示すステップ7
7)、受信確認されたフレーム番号に対応するタイマが
稼働中であれば停止させ(例えば、図7に示すタイマ
4)、アウトスタンディングフレーム数をクリアし、新
たなIフレームを送信する。
【0037】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、携帯電話等を用いたデータ通信において、無線回線
上の通信で誤りが発生した場合に、受信側は、選択再送
要求フレームを複数回送信側へ要求することが可能とな
る。また、送信側は、選択再送要求フレーム受信時に要
求されたフレーム再送の際、実測された往復時間に対応
する時間が設定された再送フレーム送信時タイマを稼働
させ、タイマ稼働中に同じ番号の選択再送要求フレーム
を受信したときには再送を行わないように抑止すること
により余計な再送を防ぐことができる。また、異なった
番号の選択再送要求フレームを受信したときは、新たに
タイマを稼働させ、要求された番号のフレームを再送を
する。上述したような動作によって、選択再送状態を早
期に回復する事が可能となる。また、異なる番号のフレ
ームでエラーが発生せず、ある一つの番号のフレームで
エラーが発生した場合にも、複数回、選択再送要求フレ
ームを送信することができ、エラーリカバリを行うこと
ができる。
【0038】また、本発明の実施の形態の構成と従来の
SR−ARQ方式の構成とにおいて、同一条件で通信を
行った場合のシミュレーション結果を図9に示す。図9
においては、条件として、レイリーフェーディングによ
る5波多重モデルに於ける熱雑音による誤りのみを考慮
し、FM雑音、遅延スプレッドによる影響は考慮はして
いない。図9に示すように、従来のSR−ARQ方式と
比べ伝送効率が良好となった。
【0039】本発明の実施の形態は、携帯電話やPHS
(Personal HandyPhone System)を用いたデータ通信等
の陸上無線システム、衛星通信システム等遅延時間の大
きい場合、小さい場合に関わらず適用が可能である。ま
た、フレーム構成は、固定長、可変長のいずれのフレー
ム構造でも適用が可能である。このため、各種のデータ
通信における誤りフレームを早期に回復する手段として
の使用が可能であり、これにより良好な伝送効率を得る
ことが可能となる。
【0040】以下、上述した実施の形態を各種のデータ
通信に適用した場合の実施の形態を図面を参照して説明
する。
【0041】図10に、上述した実施の形態を携帯電話
システムに適用した場合の例を示す。図10において、
携帯電話システムは、図1に示す端末に対応するデータ
端末DTE:Data Terminal Equipment)91および9
6と、上述した実施の形態における通信制御装置の機能
を備える回線終端装置92および接続装置95と、公衆
回線に接続され、無線で通信を行う無線基地局93と、
無線で通信を行う携帯電話端末94とを備える。回線終
端装置92は、図11に示すように、データ端末91を
公衆回線に接続させるためのプロトコル変換の機能を備
える。接続装置95は、携帯電話とのインタフェースを
備える。このような構成において、上述した実施の形態
における通信制御装置の機能を回線終端装置92と、接
続装置95とに備えさせる。これにより、回線終端装置
92−接続装置95間において、無線区間において発生
するデータ誤りに対して、再送を行い、効率よくデータ
通信を行うことができる。この結果、携帯電話を利用し
た移動環境においてモバイルコンピューティングの端末
を利用して、効率のよい通信を実現できる。
【0042】また、図12に、上述した実施の形態を衛
星通信システムに適用した場合の例を示す。図12にお
いては、上述した実施の形態における通信制御装置の機
能を、地球局A112および地球局B116に備えさせ
る。この場合、データ端末111は、回線を経由して地
球局A112に接続され、また、通信衛星114を介し
て地球局B116に接続され、データ端末117とデー
タ通信を行う。地球局A112および地球局B116内
の通信監視制御装置120および121は、衛星回線や
装置の動作状態を監視する。端局系装置122および1
23は、地上回線とのインタフェースを備える装置であ
り、送受信系装置124および125は、アンテナから
通信衛星114へのデータの送受信の動作を行う。上述
した実施の形態によれば、往復時間を実測し、この実測
時間に基づいて再送フレーム送信時タイマを設定するの
で、衛星回線を利用した伝搬時間の大きい場合の通信に
おいても、効率よく通信を行うことができる。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、誤り再送を行う通信制
御装置において、伝送効率をより向上させることができ
る。また、異なる番号のフレームでエラーが発生せず、
ある一つの番号のフレームでエラーが発生した場合に
も、複数回、選択再送要求フレームを送信することがで
き、エラーリカバリを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における構成図。
【図2】本発明の実施の形態における通信制御装置の機
能ブロック図。
【図3】本発明の実施の形態における送信側処理フロー
チャート(その1)。
【図4】本発明の実施の形態における送信側処理のフロ
ーチャート(その2)。
【図5】本発明の実施の形態における受信側処理のフロ
ーチャート。
【図6】本発明の実施の形態における受信側の選択再送
番号決定手順説明図。
【図7】本発明の実施の形態における送受信シーケンス
の説明図。
【図8】本発明の実施の形態における再送フレーム送信
時のタイマ部28のテーブルの説明図。
【図9】シミュレーション結果を示す説明図。
【図10】本発明の実施の形態における通信制御装置を
携帯電話システムに適用した場合の構成図。
【図11】本発明の実施の形態における通信制御装置を
携帯電話システムに適用した場合のプロトコル説明図。
【図12】本発明の実施の形態における通信制御装置を
衛星通信システムに適用した場合の構成図。
【図13】従来のSR−ARQ方式を用いた誤り再送方
法の説明図。
【符号の説明】
1および2…通信制御装置、3…送信側端末、4…受信
側端末、5…子機、6…親機、7…回線。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】誤り検出用の符号を付加してデータを送出
    する送信側の通信制御装置と、受信したデータの誤り検
    出を行い、誤りを検出した場合に当該データの再送を要
    求する受信側の通信制御装置とを備える誤り再送を行う
    通信システムにおいて、 前記受信側の通信制御装置は、誤りのない当該データを
    受信するまで、複数回、当該データの再送の要求を行う
    要求手段を備え、 前記送信側の通信制御装置は、前記要求手段による前記
    再送の要求を受信したときに、当該要求されたデータの
    再送を行う再送手段と、前記再送手段によりデータが再
    送されたときから、あらかじめ設定した時間まで稼働す
    るタイマ部とを備え、 前記再送手段は、前記タイマ部の稼働中に前記要求手段
    による前記再送の要求を受信したときに、当該要求され
    たデータの再送を抑止することを特徴とする誤り再送を
    行う通信システム。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記送信側の通信制御
    装置は、前記データの送信から、当該データの受信を通
    知するための受信側からの応答を受信したときまでの往
    復時間を実測する実測手段をさらに有し、 前記タイマ部は、前記実測手段により実測された前記往
    復時間に対応する時間を、前記あらかじめ設定した時間
    とすることを特徴とする誤り再送を行う通信システム。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記データをフレーム
    に分割し、当該フレームを識別するための識別情報を当
    該フレームに付加して送受信を行う場合に、 前記要求手段は、誤りを検出したフレームごとに、当該
    フレームの識別情報を付加して前記再送の要求を行い、 前記再送手段は、前記要求されたフレームごとに前記再
    送と前記再送の抑止とを行い、 前記タイマ部は、前記再送手段により再送されたフレー
    ムごとに稼働するタイマを備えることを特徴とする誤り
    再送を行う通信システム。
  4. 【請求項4】誤り再送を行う通信システムにおける通信
    制御装置であって、 受信したデータの誤り検出を行う誤り検出手段と、 前記誤り検出手段により誤りが検出された場合に、誤り
    のない当該データを受信するまで、複数回、当該データ
    の再送を要求する要求手段と、 他の通信制御装置から再送の要求を受信したときに、当
    該要求されたデータの再送を行う再送手段と、 前記再送手段によりデータが再送されたときから、あら
    かじめ設定した時間まで稼働するタイマ部とを備え、 前記再送手段は、前記タイマ部の稼働中に前記要求手段
    による前記再送の要求を受信したときに、当該要求され
    たデータの再送を抑止することを特徴とする通信制御装
    置。
  5. 【請求項5】請求項4において、前記データの送信か
    ら、当該データの受信を通知するための受信側からの応
    答を受信したときまでの往復時間を実測する実測手段を
    さらに有し、 前記タイマ部は、前記実測手段により実測された前記往
    復時間に対応する時間を、前記あらかじめ設定した時間
    とすることを特徴とする通信制御装置。
  6. 【請求項6】受信したフレームごとに誤り検出を行い、
    誤りを検出した場合に、誤りのない、当該フレームを受
    信するまで、複数回、当該フレームの再送を要求する通
    信システムにおける誤り再送方法であって、 データをフレームに分割し、 当該フレームを識別するための識別情報を当該フレーム
    に付加して送信し、 前記フレームの再送の要求を受信したときに、当該要求
    されたフレームの再送を行い、 当該フレームが再送されたときから、あらかじめ設定し
    た時間までタイマを稼働させ、 前記タイマの稼働中に、当該フレームの再送の要求を受
    信したときに、当該要求されたフレームの再送を抑止す
    ることを特徴とする誤り再送方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001091357A1 (fr) * 2000-05-22 2001-11-29 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Systeme de transmission de donnees
JP2002541726A (ja) * 1999-04-07 2002-12-03 テレフォンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) ビットマップを有効に使用する選択的繰り返しarq
EP1447988A1 (en) * 2000-03-02 2004-08-18 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Data transmission in non-reliable networks
US7539174B2 (en) 2004-03-09 2009-05-26 Ntt Docomo, Inc. Mobile communication system, mobile station device, and network-side device

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