JP5031134B2 - フタロシアニン結晶の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はフタロシアニン化合物の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、フタロシアニン系顔料は着色用途の他、電子写真感光体、太陽電池、センサ−等に用いられる電子材料として注目され、検討されている。
【0003】
また、近年、端末用プリンタ−として電子写真技術を応用したプリンタ−が広く普及してきている。これ等は主としてレ−ザ−光を光源とするレ−ザ−ビ−ムプリンタ−であり、その光源としてはコスト、装置の大きさ等の点から半導体レ−ザ−が用いられる。現在、主として用いられている半導体レ−ザ−はその発振波長が650〜820nmと長波長のため、これ等長波長の光に十分な感度を有する電子写真感光体の開発が進められてきた。
【0004】
電子写真感光体の感度は電荷発生材料の種類によって異なり、長波長光に対して感度を有する電荷発生材料として、近年、アルミニウムフタロシアニン、インジウムフタロシアニン、オキシバナジルフタロシアニン、ガリウムフタロシアニン、マグネシウムフタロシアニン、オキシチタニウムフタロシアニン等の金属フタロシアニンあるいは無金属フタロシアニン等についての研究が多くなされている。
【0005】
これ等のうち、多くのフタロシアニン化合物では様々な結晶形の存在が知られており、例えば、ガリウムフタロシアニン化合物では、特開平5−98181号公報にクロロガリウムフタロシアニン結晶が、特開平5−263007号公報、特開平6−93203号公報等に数種類のヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶が開示されている。
【0006】
ガリウムフタロシアニン結晶の製造方法に関しては、特開平8−100134号公報、特開平9−111148号公報、特開平9−124967号公報、特開平10−7927号公報、特開平10−17784号公報等に開示されているが、これ等のフタロシアニン結晶を用いた電子写真感光体は、電子写真プロセスの高画質化の観点から、感度、繰り返し使用時の帯電性、画像等の点で必ずしも満足できるものではない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、特定のフタロシアニン化合物を製造することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、金属化合物と、フタロシアニン環を形成する化合物とを反応させる工程を有するフタロシアニン化合物の製造方法であって、
該金属化合物が三塩化ガリウムまたは三臭化ガリウムであり、
該フタロシアニン環を形成する化合物がフタロニトリルであり、
該フタロシアニン化合物が、クロロガリウムフタロシアニン又はブロモガリウムフタロシアニンであって、かつ、
該工程において、該フタロニトリルとして、無置換のフタロニトリルと3−クロロフタロニトリルまたは4−クロロフタロニトリルとを、99.9/0.1から3/1の比で添加することを特徴とするフタロシアニン化合物の製造方法から構成される。
【0009】
また、本発明は、三塩化ガリウムまたは三臭化ガリウムと、フタロニトリルとを反応させてクロロガリウムフタロシアニン又はブロモガリウムフタロシアニンを製造する工程と、
該クロロガリウムフタロシアニン又は該ブロモガリウムフタロシアニンをアシッドペ−スティング処理した後、ミリング処理により結晶変換させ、CuKα特性X線回折におけるブラッグ角2θ±0.2°が7.4°、28.2°に強いピ−クを有するヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶を得る工程と、を有し、
該クロロガリウムフタロシアニン又は該ブロモガリウムフタロシアニンを製造する工程において、該フタロニトリルとして、無置換のフタロニトリルと3−クロロフタロニトリルまたは4−クロロフタロニトリルとを、99.9/0.1から3/1の比で添加することを特徴とするヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶の製造方法から構成される。
【0010】
また、本発明は、三塩化ガリウムとフタロニトリルとを反応させてクロロガリウムフタロシアニンを製造する工程と、
得られたクロロガリウムフタロシアニンをミリング処理により結晶変換させ、CuKα特性X線回折におけるブラッグ角2θ±0.2°が7.4°、16.6°、25.5°、28.3°に強いピ−クを有するクロロガリウムフタロシアニン結晶を得る工程とを有し、
該クロロガリウムフタロシアニン化合物を製造する工程において、該フタロニトリルとして、無置換のフタロニトリルと3−クロロフタロニトリルまたは4−クロロフタロニトリルとを、99.9/0.1から3/1の比で添加することを特徴とするクロロガリウムフタロシアニン結晶の製造方法から構成される。
【0015】
【発明の実施の形態】
金属化合物とフタロシアニン環を形成する化合物を反応させてフタロシアニン化合物を製造する工程において、フタロシアニン環を形成する化合物にクロロ置換化合物を99.9/0.1から3/1の比で添加して合成されたフタロシアニンを処理して得られる結晶を電子写真感光体に用いた場合、良好な感度を有し、繰り返し使用時の帯電変動が少なく、黒ぽち、画像欠陥のない電子写真感光体が得られる。更に、クロロ置換化合物添加量は99/1から90/10が特に好ましい。
【0016】
金属化合物としては、三塩化ガリウム又は三臭化ガリウムが挙げられる。これ等の中でも電子写真特性の面から三塩化ガリウムを用いて合成されるフタロシアニン化合物が特に好ましい。
【0017】
フタロシアニン環を形成する無置換の化合物としては、電子写真特性の面からフタロニトリルを用いる。
【0018】
フタロシアニン環を形成する化合物のクロロ置換体としては、3−クロロフタロニトリル、4−クロロフタロニトリルが挙げられる。これ等の中でも電子写真特性の面から3−クロロフタロニトリルが特に好ましい。
【0019】
反応に有機溶媒を用いてもよいが、その例として1−クロルナフタレン、2−クロルナフタレン、1,2−ジクロルベンゼン、2−クロルアニソ−ル、1−ブロモナフタレン、ニトロベンゼン、キノリン、ジメチルスルホキシド等が挙げられる。
【0020】
次に、本発明の製造方法で得られた金属フタロシアニンをミリング処理により結晶変換させCuKα特性X線回折におけるブラッグ角2θ±0.2°が7.4°、16.6°、25.5°、28.3°に強いピ−クを有するクロロガリウムフタロシアニン結晶を得る方法を説明する。
【0021】
得られた金属フタロシアニンを乾式ミリングするか、また乾式ミリングに続いて湿式ミリングして得られる。ここで行う湿式ミリングに用いられる有機溶媒としてはベンジルアルコ−ル、フェネチルアルコ−ル等の芳香族アルコ−ル系溶剤、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルホルムアミド、N−メチルアセトアミド、N−メチルプロピオアミド等のアミド系溶剤、クロロベンゼン、クロロホルム等のハロゲン系溶剤等が挙げられる。
【0022】
次に、本発明の製造方法で得られたガリウムフタロシアニン化合物をアシッドペ−スティング処理した後、ミリング処理により結晶変換させ、CuKα特性X線回折におけるブラッグ角2θ±0.2°が7.4°、28.2°に強いピ−クを有するヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶を得る方法を説明する。
【0023】
金属フタロシアニンをアシッドペ−スティング法により処理して低結晶性の金属フタロシアニンとする。得られた低結晶性の金属フタロシアニンをN,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルホルムアミド、N−メチルアセトアミド、N−メチルプロピオアミド等のアミド系溶剤、クロロホルム等のハロゲン系溶剤、テトラヒドロフラン等のエ−テル系溶剤、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド系溶剤等を用いてミリング処理を行うことにより得られる。
【0024】
ここで行うミリング処理とは、例えばガラスビ−ズ、スチ−ルビ−ズ、アルミナボ−ル等の分散剤と共にサンドミル、ボ−ルミル等のミリング装置を用いて行う処理である。ミリング時間は、使用するミリング装置により異なるため、一概には4〜48時間程度が好ましい。一番良い方法は4〜8時間おきにサンプルを採りブラッグ角を確認することである。ミリング処理で用いる分散剤の量は、重量基準で金属フタロシアニンの10〜30倍が好ましい。
【0025】
ここで行うアシッドペ−スティング法により処理するとは、金属フタロシアニンを酸の中に溶解または分散させた後、大量の水に注加し、再沈した金属フタロシアニン固体をアルカリ水溶液、次いで、洗液の伝導度が20μS以下になるまでイオン交換水で洗浄を繰り返す処理のことである。ここで用いられる酸としては硫酸、塩酸、トリフルオロ酢酸等が挙げられるが、中でも濃硫酸が好ましい。使用量は重量基準で金属フタロシアニンの10〜40倍が好ましく、酸での溶解または分散温度は50℃以下が金属フタロシアニンの分解あるいは酸との反応の点で好ましい。
【0026】
本発明のフタロシアニン化合物の結晶形のX線回折の測定はCuKα線を用い、下記の条件で行ったものである。
使用測定機/マック・サイエンス社製、全自動X線回折装置MXP18
X線管球/Cu
管電圧/50KV
管電流/300mA
スキャン方法/2θ/θスキャン
スキャン速度/2deg./min
サンプリング間隔/0.020deg.
スタ−ト角度(2θ)/5deg.
ストップ角度(2θ)/40deg.
ダイバ−ジェンススリット/0.5deg.
スキャッタリングスリット/0.5deg.
レシ−ビングスリット/0.3deg.
湾曲モノクロメ−タ−使用
【0027】
本発明のフタロシアニン結晶は、光導電体としての機能に優れ、電子写真感光体以外に太陽電池、センサ−、スイッチイング素子等に適用することができる。
次に、本発明のフタロシアニン結晶を電子写真感光体における電荷発生材料として適用する場合について説明する。
【0028】
本発明における電子写真感光体の層構成は、導電性支持体上に電荷発生材料と電荷輸送材料を同一層に含有する単一層からなる感光層を有する層構成と、導電性支持体上に電荷発生材料を含有する電荷発生層と電荷輸送材料を含有する電荷輸送層を積層する感光層を有する層構成がある。なお、電荷発生層と電荷輸送層の積層関係は逆であってもよい。
【0029】
本発明において用いられる支持体としては、導電性を有していればよく、例えばアルミニウム、アルミニウム合金、銅、亜鉛、ステンレス、バナジウム、モリブデン、クロム、チタン、ニッケル、インジウム、金及び白金等を用いることができる。その他にはアルミニウム、アルミニウム合金、酸化インジウム、酸化スズ及び酸化インジウム−酸化スズ合金を真空蒸着法によって被膜形成された層を有するプラスチック(例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、アクリル樹脂及びポリフッ化エチレン等)、導電性粒子(例えばアルミニウム粉末、酸化チタン、酸化スズ、酸化亜鉛、カーボンブラック及び銀粒子等)を適当なバインダー樹脂と共にプラスチックまたは前記支持体の上に被覆した支持体、導電性粒子をプラスチックや紙に含浸させた支持体や導電性ポリマーを有するプラスチックなどを用いることができる。
【0030】
本発明においては、支持体と感光層の間にはバリヤ−機能と接着機能を有する下引き層を設けることもできる。下引き層の材料としてはポリビニルアルコ−ル、ポリエチレンオキサイド、エチルセルロ−ス、メチルセルロ−ス、カゼイン、ポリアミド(ナイロン6、ナイロン66、ナイロン610、共重合ナイロン及びN−アルコキシメチル化ナイロン等)、ポリウレタン、にかわ、酸化アルミニウム及びゼラチン等が用いられる。その膜厚は0.1〜10μm、好ましくは0.5〜5μmである。
【0031】
単一層からなる感光層を形成する場合、本発明のフタロシアニン結晶の電荷発生材料と電荷輸送材料をバインダ−樹脂溶液中に混合して、この混合液を導電性支持体上に塗布乾燥して形成される。
【0032】
積層構造からなる感光層を形成する場合、電荷発生層は、本発明で特定するフタロシアニン結晶をバインダ−樹脂溶液と共に分散し、この分散液を塗布乾燥して形成する方法が挙げられるが、蒸着手段によって層形成することもできる。
【0033】
電荷輸送層は、主として電荷輸送材料とバインダ−樹脂とを溶剤中に溶解させた塗料を塗布乾燥して形成する。電荷輸送材料としては各種のトリアリ−ルアミン系化合物、ヒドラゾン系化合物、スチルベン系化合物、ピラゾリン系化合物、オキサゾ−ル系化合物、チアゾ−ル系化合物、トリアリルメタン系化合物等が挙げられる。
【0034】
各層に用いるバインダ−樹脂としては、例えばポリエステル、アクリル樹脂、
ポリビニルカルバゾ−ル、フェノキシ樹脂、ポリカ−ボネ−ト、ポリビニルブチラ−ル、ポリスチレン、ポリビニルアセテ−ト、ポリサルホン、ポリアリレ−ト、塩化ビニリデン、アクリロニトリル共重合体、ポリビニルベンザ−ル等の樹脂が用いられる。
【0035】
感光層の塗布方法としては、浸漬塗布法、スプレ−コ−ティング法、スピンナ−コ−ティング法、ビ−ドコ−ティング法、ブレ−ドコ−ティング法、ビ−ムコ−ティング法等の塗布方法を用いることができる。
【0036】
感光層が単一層の場合、膜厚は5〜40μm、好ましくは10〜30μm、積層構造の場合、電荷発生層の膜厚は0.01−10μm、好ましくは0.1〜3μm、電荷輸送層の膜厚は5〜40μm、好ましくは10〜30μmの範囲である。
【0037】
電荷発生材料の含有量は、電荷発生層に対して20〜90重量%、更には50〜80重量%が好ましい。電荷輸送材料の含有量は、電荷輸送層に対して20〜80重量%、更には30〜70重量%が好ましい。
【0038】
感光層が単一層の場合、電荷発生材料の含有量は、感光層に対して3〜30重量%が好ましい。電荷輸送材料の含有量は、感光層に対して30〜70重量%が好ましい。
【0039】
本発明のフタロシアニン結晶を電荷発生材料として用いる場合、その目的に応じて他の電荷発生材料と混合して用いることもできる。この場合、フタロシアニン結晶の割合は、全電荷発生材料に対して50重量%以上が好ましい。
【0040】
感光層上には、必要に応じて保護層を設けてもよい。保護層はポリビニルブチラ−ル、ポリエステル、ポリカ−ボネ−ト(ポリカ−ボネ−トZ、変性ポリカ−ボネ−ト等)、ナイロン、ポリイミド、ポリアリレ−ト、ポリウレタン、スチレン−ブタジエンコポリマ−、スチレン−アクリル酸コポリマ−、スチレン−アクリロニトリルコポリマ−等の樹脂を適当な有機溶剤によって溶解し、感光層の上に塗布乾燥して形成できる。保護層の膜厚は0.05〜20μmが好ましい。また、保護層中に導電性粒子や紫外線吸収剤等を含有させてもよい。導電性粒子としては、例えば酸化スズ粒子等の金属酸化物が好ましい。
【0041】
次に、本発明の電子写真感光体を用いた電子写真装置について説明する。図1に本発明の電子写真感光体を有するプロセスカ−トリッジを有する電子写真装置の概略構成を示す。図において、1はドラム状の本発明の電子写真感光体であり、軸2を中心に矢印方向に所定の周速度で回転駆動される。感光体1は回転過程において、一次帯電手段3によりその周面に正または負の所定電位の均一帯電を受け、次いで、スリット露光やレ−ザ−ビ−ム走査露光等の露光手段(不図示)からの露光光4を受ける。こうして感光体1の周面に静電潜像が順次形成されていく。
【0042】
形成された静電潜像は、次いで現像手段5によりトナ−現像され、現像されたトナ−現像像は、不図示の給紙部から感光体1と転写手段6との間に感光体1の回転と同期取りされて給送された転写材7に、転写手段6により順次転写されていく。像転写を受けた転写材7は感光体面から分離されて像定着手段8へ導入されて像定着を受けることにより複写物(コピ−)として装置外へプリントアウトされる。像転写後の感光体1の表面は、クリ−ニング手段9によって転写残りトナ−の除去を受けて清浄面化され、更に前露光手段(不図示)からの前露光光10により除電処理がされた後、繰り返し画像形成に使用される。なお、図に示しように、一次帯電手段3が帯電ロ−ラ−等を用いた接触帯電手段である場合は、前露光は必ずしも必要ではない。
【0043】
本発明においては、上述の感光体1、一次帯電手段3、現像手段5及びクリ−ニング手段9等の構成要素のうち、複数のものをプロセスカ−トリッジとして一体に結合して構成し、このプロセスカ−トリッジを複写機やレ−ザ−ビ−ムプリンタ−等の電子写真装置本体に対して着脱可能に構成してもよい。例えば一次帯電手段3、現像手段5及びクリ−ニング手段9の少なくとも1つを感光体1と共に一体に支持してカ−トリッジ化し、装置本体のレ−ル12等の案内手段を用いて装置本体に着脱可能なプロセスカ−トリッジ11とすることができる。また、露光光4は、電子写真装置が複写機やプリンタ−である場合には、原稿からの反射光や透過光を用いる、あるいは、センサ−で原稿を読み取り、信号化し、この信号に従って行われるレ−ザ−ビ−ムの走査、LEDアレイの駆動及び液晶シャッタ−アレイの駆動等により照射される光である。
【0044】
【実施例】
以下に示す「%」及び「部」は、それぞれ「重量%」及び「重量部」を意味する。
【0045】
実施例1
フタロニトリル71.3部、3−クロロフタロニトリル1.85部(98/2)、三塩化ガリウム25部、キノリン375部を窒素雰囲気下で200℃で4時間反応させた後、130℃で生成物をろ過した。得られた生成物をN,N−ジメチルホルムアミドを用いて140℃で2時間分散洗浄した後、ろ過し、メタノ−ルで洗浄後乾燥し、クロロガリウムフタロシアニンを32.6部(収率37.0%)を得た。クロロガリウムフタロシアニンは結晶として得られ、その粉末X線回折図を図2に示す。また、このクロロガリウムフタロシアニンの元素分析の結果を示す。
元素分析値
計算値 実測値
C 62.0 62.2
H 2.6 2.5
N 18.1 18.0
Cl 6.2 6.3
【0046】
実施例2
フタロニトリル40.6部、3−クロロフタロニトリル1.05部(98/2)、三臭化ガリウム25部、α−クロロナフタレン300部を窒素雰囲気下で200℃で4時間反応させた後、130℃で生成物をろ過した。得られた生成物をN,N−ジメチルホルムアミドを用いて140℃で2時間分散洗浄した後、ろ過し、メタノ−ルで洗浄後乾燥し、ブロモガリウムフタロシアニンを24.7部(収率45.9%)を得た。ブロモガリウムフタロシアニンは結晶として得られ、その粉末X線回折図を図3に示す。また、このブロモガリウムフタロシアニンの元素分析の結果を示す。
元素分析値
計算値 実測値
C 57.8 58.1
H 2.4 2.4
N 16.8 16.6
Cl 0.4 1.1
【0047】
実施例3
フタロニトリル71.3部、4−クロロフタロニトリル1.85部(98/2)、三塩化ガリウム25部、キノリン375部を窒素雰囲気下で200℃で4時間反応させた後、130℃で生成物をろ過した。得られた生成物をN,N−ジメチルホルムアミドを用いて140℃で2時間分散洗浄した後、ろ過し、メタノ−ルで洗浄後乾燥し、クロロガリウムフタロシアニンを35.6部(収率40.4%)を得た。クロロガリウムフタロシアニンは結晶として得られ、その粉末X線回折図を図4に示す。また、このクロロガリウムフタロシアニンの元素分析の結果を示す。
元素分析値
計算値 実測値
C 61.9 62.0
H 2.6 2.5
N 18.1 18.0
Cl 6.2 6.2
【0048】
実施例4
フタロニトリル54.6部、4−クロロフタロニトリル23.1部(75/25)、三塩化ガリウム25部、キノリン375部を窒素雰囲気下で200℃で4時間反応させた後、130℃で生成物をろ過した。得られた生成物をN,N−ジメチルホルムアミドを用いて140℃で2時間分散洗浄した後、ろ過し、メタノ−ルで洗浄後乾燥し、クロロガリウムフタロシアニンを37.0部(収率40.0%)を得た。クロロガリウムフタロシアニンは結晶として得られ、その粉末X線回折図を図5に示す。また、このクロロガリウムフタロシアニンの元素分析の結果を示す。
元素分析値
計算値 実測値
C 58.9 59.2
H 2.3 2.4
N 17.2 17.0
Cl 10.9 11.3
【0049】
実施例5
フタロニトリル71.3部、4−クロロフタロニトリル1.85部(98/2)、三塩化ガリウム25部、α−クロロナフタレン450部を窒素雰囲気下で200℃で4時間反応させた後、130℃で生成物をろ過した。得られた生成物をN,N−ジメチルホルムアミドを用いて140℃で2時間分散洗浄した後、ろ過し、メタノ−ルで洗浄後乾燥し、クロロガリウムフタロシアニンを34.2部(収率38.8%)を得た。クロロガリウムフタロシアニンは結晶として得られ、その粉末X線回折図を図6に示す。また、このクロロガリウムフタロシアニンの元素分析の結果を示す。
元素分析値
計算値 実測値
C 62.0 61.8
H 2.6 2.4
N 18.1 18.0
Cl 6.2 6.4
【0050】
比較例1
o−フタロニトリル72.8部、三塩化ガリウム25部、キノリン375部を窒素雰囲気下で200℃で4時間反応させた後、130℃で生成物をろ過した。得られた生成物をN,N−ジメチルホルムアミドを用いて140℃で2時間分散洗浄した後、ろ過し、メタノ−ルで洗浄後乾燥し、クロロガリウムフタロシアニンを41.0部(収率46.7%)を得た。クロロガリウムフタロシアニンは結晶として得られ、その粉末X線回折図を図7に示す。また、このクロロガリウムフタロシアニンの元素分析の結果を示す。
元素分析値
計算値 実測値
C 62.2 62.4
H 2.6 2.6
N 18.1 18.2
Cl 5.7 5.9
【0051】
比較例2
o−フタロニトリル41.4部、三臭化ガリウム25部、α−クロロナフタレン300部を窒素雰囲気下で200℃で4時間反応させた後、130℃で生成物をろ過した。得られた生成物をN,N−ジメチルホルムアミドを用いて140℃で2時間分散洗浄した後、ろ過し、メタノ−ルで洗浄後乾燥し、ブロモガリウムフタロシアニンを22.7部(収率42.4%)を得た。ブロモガリウムフタロシアニンは結晶として得られ、その粉末X線回折図を図8に示す。また、このブロモガリウムフタロシアニンの元素分析の結果を示す。
元素分析値
計算値 実測値
C 58.0 58.3
H 2.4 2.5
N 16.9 17.2
Br 12.1 11.9
【0052】
比較例3
o−フタロニトリル72.8部、三塩化ガリウム25部、α−クロロナフタレン450部を窒素雰囲気下で200℃で4時間反応させた後、130℃で生成物をろ過した。得られた生成物をN,N−ジメチルホルムアミドを用いて140℃で2時間分散洗浄した後、ろ過し、メタノ−ルで洗浄後乾燥し、クロロガリウムフタロシアニンを34.0部(収率38.8%)を得た。クロロガリウムフタロシアニンは結晶として得られ、その粉末X線回折図を図9に示す。また、このクロロガリウムフタロシアニンの元素分析の結果を示す。
元素分析値
計算値 実測値
C 62.2 61.8
H 2.6 2.6
N 18.1 18.1
Cl 5.7 6.4
【0053】
実施例6
実施例1で得られたクロロガリウムフタロシアニン5部を5℃の濃硫酸150部に溶解させ、氷水750部中に撹拌下に滴下して再析出させてろ過した。2%アンモニア水で分散洗浄、次いでイオン交換水で分散洗浄を4回行った後、凍結乾燥機でフリ−ズドライ化して低結晶性のヒドロキシガリウムフタロシアニンを4.2g得た。得られた結晶の粉末X線回折図を図10に示す。
【0054】
実施例7、8及び9、比較例4、5及び6
実施例2、3及び5、比較例1、2及び3でそれぞれ得られたハロゲン化ガリウムフタロシアニンを実施例6と同様に処理した。それぞれ得られた結晶の粉末X線回折は図10と同様であった。
【0055】
参考例1
実施例4で得られたクロロガリウムフタロシアニンを実施例6と同様に処理した。得られた結晶の粉末X線回折図を図11に示す。
【0056】
実施例10
実施例1で得られたクロロガリウムフタロシアニン5部を1mmφのガラスビ−ズ200部と共にサンドミルでミリング処理を24時間行い、CuKα特性X線回折におけるブラッグ角2θ±0.2が7.4°、16.6°、25.5°、28.3°に強いピ−クを有するクロロガリウムフタロシアニン結晶を4.5部得た。得られた結晶の粉末X線回折図を図12に示す。
【0057】
実施例11及び12、比較例7及び8
実施例3及び5、比較例1及び3でそれぞれ得られたハロゲン化ガリウムフタロシアニンを実施例10と同様に処理した。それぞれ得られた結晶の粉末X線回折は図12と同様であった。
【0058】
参考例2
実施例4で得られたクロロガリウムフタロシアニンを実施例10と同様に処理した。
得られた結晶の粉末X線回折図を図13に示す。
【0059】
実施例13
実施例6で得られたヒドロキシガリウムフタロシアニン0.5部、N,N−ジメチルホルムアミド9.5部を1mmφのガラスビ−ズ15部と共にボ−ルミルでミリング処理を室温(22℃)下で24時間行った。この分散液より固形分を取り出し、テトラヒドロフランで十分に洗浄、乾燥して、CuKα特性X線回折におけるブラッグ角2θ±0.2が7.3°、28.2°に強いピ−クを有するヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶を0.45部得た。得られた結晶の粉末X線回折図を図14に示す。
【0060】
実施例14、15及び16、比較例9、10及び11
実施例7、8及び9、比較例4、5及び6でそれぞれ得られたヒドロキシガリウムフタロシアニンを実施例13と同様に処理した。それぞれ得られた結晶の粉末X線回折は図14と同様であった。
【0061】
参考例3
参考例1で得られたヒドロキシガリウムフタロシアニンを実施例13と同様に処理した。得られた結晶の粉末X線回折図を図15に示す。
【0062】
実施例17
アルミニウムシ−ト上に6−66−610−12四元系ポリアミド共重合体5部をメタノ−ル70部とブタノ−ル25部の混合溶媒に溶解した溶液を浸漬塗布、乾燥して、膜厚1μmの下引き層を形成した。
【0063】
次に、実施例10で製造したクロロガリウムフタロシアニン結晶2部とポリビニルブチラ−ル(商品名エスレックBX−1、積水化学工業(株)製)1部をシクロヘキサノン120部に添加し、1mmφガラスビ−ズを用いたサンドミルで3時間分散し、これにメチルエチルケトン120部を加えて希釈して電荷発生層用塗料を調製した。下引き層の上にこの塗料を浸漬塗布し、100℃で10分間乾燥して、膜厚0.2μmの電荷発生層を形成した。
次に、下記構造式の電荷輸送材料10部
【0064】
【化1】
とポリカ−ボネ−ト(商品名ユ−ピロンZ−200、三菱ガス化学(株)製)10部をクロロベンゼン60部に溶解し、電荷輸送層用塗料を調製した。電荷発生層上にこの塗料を浸漬塗布し、120℃で60分間乾燥して、膜厚23μmの電荷輸送層を形成した。こうして電子写真感光体を作成した。
【0065】
実施例18、参考例4、実施例19〜22、参考例5、実施例23、比較例12〜16
実施例17において用いた電荷発生材料に代えて、実施例11、参考例4、実施例12〜15、参考例3、実施例16及び比較例7〜11で製造したフタロシアニン結晶を電荷発生材料として用いた他は、実施例17と同様にしてそれぞれの電子写真感光体を作成した。
【0066】
実施例17〜18、参考例4、実施例19〜22、参考例5、実施例23及び比較例12〜16で作成した各電子写真感光体をレ−ザ−ビ−ムプリンタ−(商品名LBP−1760、キヤノン(株)製)を光量可変にした改造機に設置して、暗部電位が−600Vになるように帯電設定し、これに波長780nmのレ−ザ−光を照射して、−600Vの電位を−140Vまで下げるのに必要な光量を測定し、感度とした。
【0067】
また、これ等の電子写真感光体を暗部電位−600V、明部電位−140Vに設定して連続5000枚の通紙耐久を行って、初期と5000枚後の暗部電位と明部電位の変動量ΔVd及びΔVlを測定した。更に、黒ぽち、かぶり、ゴ−スト等の画像欠陥の総合評価を行った。結果を表1に示す。なお、ΔVlにおける正記号は電位の上昇を表し、画像評価の○、△、×は帯電不良により生じる黒ぽち、かぶり、ゴ−スト等の画像欠陥の発生量を目視で評価した値を表し、○は画像欠陥のない状態を意味する。
【0068】
【表1】
【0069】
【発明の効果】
本発明は長波長光源に適するフタロシアニン結晶を製造できること、このフタロシアニン結晶を用いた電子写真感光体は、高感度で、繰り返し使用時の安定した電位特性を有し、黒ぽち、かぶり、ゴ−スト等の画像欠陥のない良好な画質を与えるという顕著な効果を奏する。また、この電子写真感光体を有するプロセスカ−トリッジ並びに電子写真装置において同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の電子写真感光体を有するプロセスカ−トリッジを有する電子写真装置の概略構成を示す図。
【図2】 実施例1で得られたクロロガリウムフタロシアニン結晶の粉末X線回折図。
【図3】 実施例2で得られたブロモガリウムフタロシアニン結晶の粉末X線回折図。
【図4】 実施例3で得られたクロロガリウムフタロシアニン結晶の粉末X線回折図。
【図5】 実施例4で得られたクロロガリウムフタロシアニン結晶の粉末X線回折図。
【図6】 実施例5で得られたクロロガリウムフタロシアニン結晶の粉末X線回折図。
【図7】 比較例1で得られたクロロガリウムフタロシアニン結晶の粉末X線回折図。
【図8】 比較例2で得られたブロモガリウムフタロシアニン結晶の粉末X線回折図。
【図9】 比較例3で得られたクロロガリウムフタロシアニン結晶の粉末X線回折図。
【図10】 実施例6で得られたヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶の粉末X線回折図。
【図11】 参考例1で得られたヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶の粉末X線回折図。
【図12】 実施例10で得られたクロロガリウムフタロシアニン結晶の粉末X線回折図。
【図13】 参考例2で得られたクロロガリウムフタロシアニン結晶の粉末X線回折図。
【図14】 実施例13で得られたヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶の粉末X線回折図。
【図15】 参考例3で得られたヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶の粉末X線回折図。
【符号の説明】
1 本発明の電子写真感光体
2 軸
3 一次帯電手段
4 露光光
5 現像手段
6 転写手段
7 転写材
8 像定着手段
9 クリ−ニング手段
10 前露光光
11 プロセスカ−トリッジ
12 レ−ル
Claims (3)
- 金属化合物と、フタロシアニン環を形成する化合物とを反応させる工程を有するフタロシアニン化合物の製造方法であって、
該金属化合物が三塩化ガリウムまたは三臭化ガリウムであり、
該フタロシアニン環を形成する化合物がフタロニトリルであり、
該フタロシアニン化合物が、クロロガリウムフタロシアニン又はブロモガリウムフタロシアニンであって、かつ、
該工程において、該フタロニトリルとして、無置換のフタロニトリルと3−クロロフタロニトリルまたは4−クロロフタロニトリルとを、99.9/0.1から3/1の比で添加することを特徴とするフタロシアニン化合物の製造方法。 - 三塩化ガリウムまたは三臭化ガリウムと、フタロニトリルとを反応させてクロロガリウムフタロシアニン又はブロモガリウムフタロシアニンを製造する工程と、
該クロロガリウムフタロシアニン又は該ブロモガリウムフタロシアニンをアシッドペ−スティング処理した後、ミリング処理により結晶変換させ、CuKα特性X線回折におけるブラッグ角2θ±0.2°が7.4°、28.2°に強いピ−クを有するヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶を得る工程と、を有し、
該クロロガリウムフタロシアニン又は該ブロモガリウムフタロシアニンを製造する工程において、該フタロニトリルとして、無置換のフタロニトリルと3−クロロフタロニトリルまたは4−クロロフタロニトリルとを、99.9/0.1から3/1の比で添加することを特徴とするヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶の製造方法。 - 三塩化ガリウムとフタロニトリルとを反応させてクロロガリウムフタロシアニンを製造する工程と、
得られたクロロガリウムフタロシアニンをミリング処理により結晶変換させ、CuKα特性X線回折におけるブラッグ角2θ±0.2°が7.4°、16.6°、25.5°、28.3°に強いピ−クを有するクロロガリウムフタロシアニン結晶を得る工程とを有し、
該クロロガリウムフタロシアニン化合物を製造する工程において、該フタロニトリルとして、無置換のフタロニトリルと3−クロロフタロニトリルまたは4−クロロフタロニトリルとを、99.9/0.1から3/1の比で添加することを特徴とするクロロガリウムフタロシアニン結晶の製造方法。
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