JP5026594B2 - フューエルリッド開閉装置 - Google Patents

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Description

この発明は、自動車等の車体に設けられた給油室のリッドを開閉するためのフューエルリッド開閉装置に関する。
この種のフューエルリッド開閉装置の従来技術として、例えば、特許文献1に開示された構成のものがある。同文献1の装置は、ケースにリンクが回動自在に取り付けられ、同リンクの一端にケーブルを係止し、他端をストッパーピンと係合させてある。
このような構成であるから、同文献1の装置は、ケーブルの引き込み動作に連動して、リンクが回動し、ストッパーピンをケースの内側へ引っ込める。
ここで、特許文献1の装置は、同文献1の図3に示されるように、ストッパーピンが正面の幅方向中央よりも一方の側縁寄りにピンが配置されていた。
周知のとおり、自動車には、車体の左側面に給油室が設けられているタイプと、車体の右側面に給油室が設けられているタイプとがある。しかしながら、上述したようにストッパーピンの正面位置が、幅方向の中央よりも一方の側縁寄りに配置されている場合、給油室の配設位置が異なる各タイプの自動車に対し、共通の寸法仕様をもって適用することができず、汎用性に乏しいという欠点があった。すなわち、給油室が左にあるタイプと右にあるタイプのそれぞれに、仕様変更して適用しなければならなかった。
また、特許文献1の装置は、同文献1には明確な記載はないものの、各部品相互の取付位置から推察するに、次の手順で各部品を組み込む必要がある。すなわち、リンクを回動自在に支持する支軸に捩りばねを嵌め、この状態で支軸をケースに組み付けた後、捩りばねの一端を付勢力に抗して撓ませ、この状態でストッパーピンをケースに組み込み、最後に捩りばねの一端に対する保持状態を解除してストッパーピンに当接させる。
ここで、ケースに組み付けられた捩りばねを一端を付勢力に抗して撓ませ、この状態を保持して、他の部品の組み込み作業を実行する作業は繁雑であり、作業途中に捩りばねの保持状態が解除してしまうおそれもあって、組み込み作業性に問題があった。
また、特許文献1には明確な記載はないものの図1から判断するに、同文献1の装置は、捩りばねの先端がまっすぐに延びており、当該先端部がストッパーピンの頭部に形成したスリットに係合した状態に組み込まれている。この状態でケーブルが強く引っ張られると、リンクを介してストッパーピンが勢いよく引き込まれると同時に、リンクがケーブルの出口に設けた壁部に衝突し、そのときの衝撃をもってストッパーピンの頭部から捩りばねの先端が外れてしまうおそれがあった。
一般に、ケーブルは、自動車の運転席近くに設けたレバーに連結されているが、当該レバー操作によるケーブルの引っ張りに対して、ストッパーピンがどの程度引き込まれているか操作者が判断する術がなく、よって必要以上にケーブルを引っ張ってしまうことがあり、このことがストッパーピンの頭部から捩りばねの先端を離脱させてしまう可能性を高めていた。
特開2000−185562号公報
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、給油室の配設位置が左右異なる各タイプの自動車に対して、共通の寸法仕様をもって適用することを可能とした汎用性に富むフューエルリッド開閉装置の提供を第1の目的とする。
また、本発明は、本体(ケース)に組み付けられた捩りコイルばねが、その付勢力を解放した状態で、他の部品の組付け作業性向上を図ることができるフューエルリッド開閉装置の提供を第2の目的とする。
さらに、本発明は、捩りコイルばねのロッド(ストッパーピン)基端への係合状態が、意図せず解除されてしまう不都合を抑止したフューエルリッド開閉装置の提供を第3の目的とする。
本発明は、車体外面に形成した凹室内に給油口が設けられ、前記凹室の開口はリッドによって開閉される構成を備えた車両において、前記リッドが係合して前記開口の閉塞状態を保持するとともに、当該リッドの係合状態を解除して前記開口を開放する機能を備えたフューエルリッド開閉装置であって、
前記凹室内の壁面に装着される本体と、
L字状の屈曲部を境界として、一方に延出する先端側アームと、他方に延出する基端側アームとを有し、前記本体へ回動自在に支持されたリンク部材と、
前記リンク部材の先端側アームの側方で、前記本体へ軸方向の往復移動自在に組み込まれ、先端が前記本体の表面から露出して前記リッドに係脱するロッドと、を有し、
前記ロッドには、前記リンク部材の先端側アームが係合し、当該リンク部材の回動に伴い軸方向に押されて移動するリンク係合部が、当該ロッドの基端部から側方へ突き出して形成されており、
前記リンク部材の先端側アームは、前記基端側アームよりも幅狭で、隣接位置に組み込まれた前記ロッドとは反対の方向へ寄せて形成してあり、
且つ、前記ロッドは、前記本体表面の幅方向中央部から先端が露出する配置としたことを特徴とする。
上述した本発明によれば、リンク部材の先端側アームを基端側アームよりも幅狭として、隣接位置に組み込まれたロッドとは反対の方向へ寄せて形成することで、ロッドの配設位置を柔軟に調整することが可能となる。そして、ロッドを、本体表面の幅方向中央部から先端が露出する配置としたことで、給油室の配設位置が左右異なる各タイプの自動車に対して、共通の寸法仕様をもって適用することが可能となって、汎用性が向上する。
さらに、本発明は次のように構成することもできる。
すなわち、前記リンク部材は、前記屈曲部分から一方の幅方向に延出する軸部と、この軸部と同軸上で前記屈曲部分から他方の幅方向に突き出す凸部とを有し、前記軸部の幅方向外端部から前記凸部の幅方向外端部へ貫通する挿通孔が形成してあり、
前記本体の幅方向両側部には、前記リンク部材の軸部および凸部を支持するための軸受壁部がそれぞれ形成してあり、各軸受壁部に軸受孔が設けてあり、
一方の軸受孔から前記リンク部材に形成した挿通孔を経て他方の軸受孔へと支持ピンを挿通配置することで、前記リンク部材を回動自在に支持する構成であって、
更に、前記軸部の幅方向外端面が対向する軸受壁部には、前記軸部の幅方向外端部を載せたとき、当該軸受壁部に形成した軸受孔に対し、前記軸部の幅方向外端面に開口する挿通孔の開口部を同軸上に位置決めする段部が形成してあり、
一方、前記凸部の幅方向外端部が対向する軸受壁部は、他方の軸受壁部よりも幅狭に形成する。
このように構成することで、前記段部に、リンク部材における軸部の幅方向外端部を載せるだけで、当該幅方向外端面に開口する挿通孔の開口部を、軸受壁部に形成した軸受孔に対し同軸上に位置決めすることができ、支持ピンを容易に挿通させることが可能となる。
しかも、リンク部材において先端側アームが近寄っている側の軸受壁部(リンク部材における凸部の幅方向外端部が対向する軸受壁部)は、幅狭に形成することで、本体に対するロッドの配設位置をいっそう柔軟に調整することが可能となる。
また、本発明は次のように構成することもできる。
すなわち、前記リンク部材の軸部で捩りコイルばねのコイル部を支持するとともに、当該捩りコイルばねのコイル部から延びる一方の線条部を前記本体に形成した支持壁に当接させ、当該捩りコイルばねのコイル部から延びる他方の線条部を前記ロッドの基端に係合させて、これにより前記ロッドの先端が前記本体の表面から外方向へ突き出すように当該ロッドを付勢する構成を備えており、
且つ、前記支持壁と隣接して、前記一方の線条部を移動自在とする逃げ空間を形成し、当該線条部をこの逃げ空間へ移動させることで当該線条部に対する規制をなくし、前記捩りコイルばねによる他方の線条部への付勢力を解放する構成を備える。
このような構成を備えた本発明によれば、捩りコイルばねの一方の線条部を前記逃げ空間へ移動させることで当該線条部に対する規制をなくし、前記捩りコイルばねによる他方の線条部への付勢力を解放することができるので、本体への他の部品の組付け作業性を向上させることが可能となる。
ここで、前記逃げ空間は、前記支持壁の側方に形成したスリットで構成することができ、当該スリットと支持壁との間には、前記一方の線条部の自由な移動を規制する移動規制手段を設けた構成としてもよい。
前記移動規制手段は、例えば、前記支持壁に形成した凹溝、または前記支持壁から突き出した隔壁で構成することができる。
移動規制手段を設けることで、捩りコイルばねの一方の線条部が、意図しないでスリットに入り込み付勢力が解除されてしまう不都合を回避することができる。
また、前記捩りコイルばねを、コイル部が軸方向へ圧縮自在な弾性力を有した構成として、当該コイル部を圧縮させた状態で前記リンク部材の軸部に支持するとともに、
前記逃げ空間を、前記コイル部の圧縮により生じる弾性力に抗して前記一方の線条部を移動させる位置に形成してもよい。
このように構成することによっても、捩りコイルばねのコイル部に発生する圧縮力によって、同ばねの一方の線条部が意図しないで逃げ空間へ移動してその付勢力が解除されてしまう不都合を抑止することができる。
また、本発明は次のように構成することもできる。
すなわち、前記リンク部材の軸部で捩りコイルばねのコイル部を支持するとともに、当該捩りコイルばねのコイル部から延びる一方の線条部を前記本体に形成した支持壁に当接させ、当該捩りコイルばねのコイル部から延びる他方の線条部を前記ロッドの基端に係合させて、これにより前記ロッドの先端が前記本体の表面から外方向へ突き出すように当該ロッドを付勢する構成を備えており、
前記他方の線条部は、前記ロッドの基端に形成したスリットに差し込むとともに、このスリットから露出する当該線条部の先端をL字状に屈曲形成した構成とする。
このように、捩りコイルばねにおける他方の線条部の先端をL字状に屈曲形成することで、ロッドの基端に形成したスリットの開口縁部に対する引っ掛かりが生じるので、当該線条部の先端とロッド基端との間の係合状態が、意図しないで解除されてしまう不都合を抑止することができる。
さらに、本発明は次の構成を付加することもできる。
すなわち、前記リンク部材は、前記車両の運転席周辺に設けた操作レバーとケーブルを介して連結されており、
前記操作レバーの操作に伴い、前記リンク部材が回動して前記ロッドを捩りコイルばねの付勢力に抗して軸方向へ移動させ、前記ロッドとリッドとの間の係合状態を解除する構成であって、
前記リッドとの間の係合状態が解除される位置を越えて前記ロッドが移動したとき、前記捩りコイルばねの他方の線条部先端に形成したL字状の屈曲部が、前記ロッドの側面に当接して、前記操作レバーからの外力に対する抵抗力を付加し、
さらに操作レバーからの外力をもって前記リンク部材を回動させたとき、当該リンク部材の基部側アームに当接して同部材のそれ以上の回動を阻止する回動規制部を本体側に設けた構成とする。
このように構成すれば、捩りコイルばねの他方の線条部先端に形成したL字状の屈曲部が、ロッドの側面に当接して、操作レバーからの外力に対する抵抗力が付加される前後において、操作レバーの操作感が変わる。これにより操作レバーの操作者は、ロッドとリッドとの間の係合状態の解除を認識することが可能となる。しかも、さらに操作レバーが操作されても、回転規制部にリンク部材が当接してそれ以上の回動を阻止するため、捩りコイルばねにおける他方の線条部の先端とロッド基端との間の係合状態が、意図しないで解除されてしまう不都合を阻止することができる。
図1は、本実施形態に係るフューエルリッド開閉装置の取付状態を示す給油口部分の拡大斜視図である。 図2は、本実施形態に係るフューエルリッド開閉装置の全体構成を示す斜視図である。 図3は、本実施形態に係るフューエルリッド開閉装置の全体構成を別角度から示す斜視図である。 図4は、図3の分解斜視図である。 図5は、フューエルリッド開閉装置の全体構成を示す図であり、図5Aは背面図、図5Bは側面図、図5Cは下面図である。 図6は、フューエルリッド開閉装置の本体を示す図であり、図6Aは背面図、図6Bは側面図、図6Cは下面図である。 図7は、本実施形態に係るフューエルリッド開閉装置のロッドを示す図であり、図7Aは背面図、図7Bは側面図、図7Cは下面図である。 図8は、本実施形態に係るフューエルリッド開閉装置のリンク部材を示す図であり、図8Aは背面図、図8Bは側面図である。 図9は、本実施形態に係るフューエルリッド開閉装置の捩りコイルばねを示す側面図である。 図10A、図10Bは、本実施形態に係るフューエルリッド開閉装置の本体にリンク部材及び捩りコイルばねを組み付ける手順を示す断面図である。 図11Aは、本体にリンク部材及び捩りコイルばねを組み込んだ状態を示す背面図、図11Bは、図11AのA−A線断面図、図11C及び図11Dは、図11Bの状態から支持側線条部を移動し、ロッドを組み込んだ状態を示す図である。 図12Aは、支持側線条部をスリットに移動した状態を示す拡大平面図であり、図12Bは、支持側線条部を支持壁に移動した状態を示す拡大平面図である。 図13は、本実施形態に係るフューエルリッド開閉装置のロッドの挿通状態を示す拡大断面図である。 図14A乃至図14Cは、本実施形態に係るフューエルリッド開閉装置のロッドの動作を示す側面図である。 図15は、本発明のフューエルリッド開閉装置の変形例を示す拡大平面図である。
符号の説明
1:フューエルリッド開閉装置、
10:本体、11:板部材、11a:支持壁、11b:スリット、11c:凹溝、11d:隔壁、12:ケーブル配置壁部、13:ロッド配置部、14:軸受壁部、14a:段部、15:係止爪、16:配置部、17:案内壁、18:丸孔、19:軸受孔、
20:ロッド、21:円柱部、22:基端部、23:凹部、24:係合溝、25:リンク係合部、
30:リンク部材、31:先端側アーム、32:基端側アーム、33:軸部、34:凸部、35:挿通孔、36:連結部、
40:捩りコイルばね、41:コイル部、42:支持側線条部、43:作用側線条部
50:パッキン、51:Oリング
60:支持ピン、61:切り欠き
100:凹室、
200:ケーブル、201:エンドキャップ、202:ワイヤー
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係るフューエルリッド開閉装置の取付状態を示す給油口部分の拡大斜視図である。
一般に、自動車の車体にはその左側面または右側面のいずれかに、ガソリン給油用の凹室100が設けてあり、この凹室100内にガソリンの給油口(図示せず)が開口している。この凹室100の開口は、図示しないリッドによって開閉される構成となっている。本実施形態に係るフューエルリッド開閉装置1は、凹室100の内側面に形成した取付孔(図示せず)に外側から嵌め込まれる。
フューエルリッド開閉装置1は、軸方向に出没自在なロッド20を備えており、このロッド20が凹室100内に突き出した状態で、図示しないリッドの係合部に係合して当該リッドを閉塞位置に保持し、一方、ロッド20を凹室100内から引っ込ませることで、リッドの係合部との間の係合状態を解除し、リッドの開き位置への移動を許容するように機能する。
また、一般に、自動車には、運転席の周辺にリッドを開放させるための操作レバー(図示せず)が設けてあり、この操作レバーとフューエルリッド開閉装置1とが、図示しないケーブルを介して連結され、運転席からリッドの開放できる構成となっている。すなわち、操作レバーの操作がケーブルを介してフューエルリッド開閉装置1に伝わり、ロッド20を凹室100内から引っ込ませてリッドとの係合を解除する構成である。
図2は本実施形態に係るフューエルリッド開閉装置の全体構成を示す斜視図、図3は同じフューエルリッド開閉装置を別角度から示す斜視図、図4は図3の分解斜視図、図5Aはフューエルリッド開閉装置の背面図、図5Bは同じく側面図、図5Cは同じく下面図である。
これらの図に示すように、フューエルリッド開閉装置1は、本体10と、ロッド20と、リンク部材30と、捩りコイルばね40と、を含む構成である。ロッド20、リンク部材30、捩りコイルばね40は本体10の背面側に組み込まれる。組込状態において、ロッド20の先端は、本体10の正面から突き出すとともに、軸方向へ移動自在となっている。
図6は、フューエルリッド開閉装置の本体を示す図であり、図6Aは背面図、図6Bは側面図、図6Cは下面図である。
これらの図に示すように、本体10は、合成樹脂からなり、正面板11、ケーブル端配置壁部12、ロッド配置部13、軸受壁部14が一体成形されている。正面板11は四角形状に形成されており、表面側は自動車の車体に形成した凹室100(図1参照)内に露出する平坦面となっている。この正面板11の背面側に、ケーブル端配置壁部12、ロッド配置部13、軸受壁部14等が一体形成してある。
また、正面板11の背面側には、長手方向両縁部に係止爪15が形成されており、この係止爪15と正面板11の縁部とで、凹室100(図1参照)の取付孔(図示せず)の周縁を挟持することで、本体10を凹室100内の壁面に装着することができる。なお、フューエルリッド開閉装置1の本体10を取付孔に装着する際、本体10裏面と係止爪15との間にパッキン50(図3参照)を介在させて、各種自動車における取付孔周縁の板厚(車体の板厚)の違いによるガタつきを防止している。
ケーブル端配置壁部12は、正面板11の背面側において、長手方向の一方の端部近くに形成されており、その先端部分にケーブル端の配置部16が形成されている。この配置部16にはケーブル200のエンドキャップ201が係合配置される(図14参照)。
ロッド配置部13は、案内壁17と丸孔18を含む構成である。丸孔18は、正面板11の幅方向中央部に穿設してあり、ロッド20の先端部が挿通可能な孔径に形成されている。ここで、正面板11の正面は、丸孔18が穿設された幅方向(すなわち、横方向)の中央部を通る縦方向の中心線に対し対称な形状となっている。この正面板11の正面が、ガソリン給油用の凹室100の内側面に露出する(図1参照)。
また、案内壁17は、この丸孔18のほぼ半分を囲むようにして正面板11の背面側から丸孔18の軸方向に沿って延出している。このロッド配置部13には、フューエルリッド開閉装置1の組立状態において、ロッド20が往復移動自在に組み込まれる。
軸受壁部14は、ケーブル端配置壁部12が形成された長手方向の端部近くにおいて、正面板11の幅方向両側部に対向して形成してある。これら一対の軸受壁部14は、リンク部材30を回動自在に支持する。一対の軸受壁部14には、それぞれ対向する位置に軸受孔19が穿設してある。
また、一方の軸受壁部14から連続してケーブル端配置壁部12に隣接する位置には、後述するように支持壁11a、スリット11b、凹溝11cが形成されている。
図7は、本実施形態に係るフューエルリッド開閉装置のロッドを示す図であり、図7Aは背面図、図7Bは側面図、図7Cは下面図である。
これらの図に示すように、ロッド20は、円柱部21の基端に角形状の基端部22を有する形状となっている。円柱部21の基端部22との境界部分には、円周方向に延びる凹部23が形成されている。この凹部23には、Oリング51が嵌め込まれる(図4参照)。
基端部22は、上端面に係合溝24が形成されている。この係合溝24は、一方の側面から他方の側面まで中央部を通って切り込まれており、後述する捩りコイルばね40の作用側線条部43が差し込まれる(図14参照)。また、ロッド20には、基端部22から側方へ突き出すようにリンク係合部25が形成されている。
ロッド20は、装置の組立状態において、円柱部21が本体10の丸孔18へ往復移動自在に組み込まれるとともに、円柱部21の先端が正面板11の表面から外方へ突き出し配置される。この円柱部21の先端部分が、凹室100(図1参照)を開閉するリッドの係合部に係脱する。
図8は、本実施形態に係るフューエルリッド開閉装置のリンク部材を示す図であり、図8Aは背面図、図8Bは側面図である。
これらの図に示すように、リンク部材30は、L字状に成形された樹脂製の部材であり、屈曲部を境界として、一方に延出する先端側アーム31と、他方に延出する基端側アーム32とを有している。また、基端側アーム32の屈曲部分からは、一方の幅方向に軸部33が延出するとともに、この軸部33と同軸上で他方の幅方向には凸部34が突出形成されている。さらに、リンク部材30には、軸部33の幅方向外端部から凸部34の幅方向外端部へ貫通する挿通孔35が形成されている。
リンク部材30は、装置の組立状態において、この挿通孔35に支持ピン60が挿通されて本体10の軸受孔19に回動自在に軸支される。この組立状態では、先端側アーム31が上記ロッド20の側方に位置し、ロッド20の側方から突き出すリンク係合部25と上端面が係合する。一方、基端側アーム32は、先端がC字状に成形され幅方向の両端が開口する連結部36を備えており、この連結部36には、ケーブル200の先端から延びるワイヤー201が連結される(図14参照)。
ここで、リンク部材30は、充分な剛性を得るために基端側アーム32を幅広に形成してあるが、先端側アーム31は、側方に配置されるロッド20との干渉を考慮して幅が設定してある。すなわち、先端側アーム31は、基端側アーム32よりも幅狭で、隣接位置に組み込まれるロッド20とは反対の方向へ寄せて形成してある。この先端側アーム31は、両側面の内部領域が縁部よりも窪んだ横断面I字状のリブ構造に形成してあり、幅狭であっても充分な剛性が得られるようになっている。
図9は、本実施形態に係るフューエルリッド開閉装置の捩りコイルばねを示す側面図である。
図4及び図9に示すように、捩りコイルばね40は、金属製の線条を複数回巻回して形成したコイル部41と、このコイル部41の一方の端部から延びる支持側線条部42と、コイル部41の他方の端部から延び、先端をL字状に屈曲形成した作用側線条部43を備えている。この捩りコイルばね40は、装置の組立状態において、コイル部41をリンク部材30の軸部33に外嵌されて、本体10に対して回動自在に組み込まれる。
コイル部41は、後述するように軸方向へ弾力的に伸縮するばね性を有している。
図10A、図10Bは、本実施形態に係るフューエルリッド開閉装置の本体にリンク部材及び捩りコイルばねを組み付ける手順を示す断面図である。
次に、本実施形態のフューエルリッド開閉装置の組み立て工程について順に説明していく。図10Aに示すように、フューエルリッド開閉装置1を組み立てる場合、まず捩りコイルばね40のコイル部41をリンク部材30の軸部33に外嵌した状態で、両部材を一対の軸受壁部14の間に組み込む。
ここで、本実施形態の軸受壁部14は、図6A、図10Aに示すように、内面に段部14aが形成されている。この段部14aは、リンク部材30を組み込む際に、軸部33の幅方向外端部を載せることで、当該軸受壁部14に形成した軸受孔19に対し、軸部33の幅方向外端面に開口する挿通孔35の開口部を同軸上に位置決めする機能を有している(図10B参照)。
また、図6Aに示すように、凸部34の幅方向外端部が対向する軸受壁部14は、軸部33の幅方向外端部が対向する軸受壁部14よりも幅狭に形成してある。これにより、リンク部材30の先端側アーム31を、本体10の一側方へ寄せることができ、本体10に対するロッド20の配設位置をいっそう柔軟に設定することが可能となる。
リンク部材30における軸部33の幅方向外端部を段部14aに載せた状態で、リンク部材30における挿通孔35の凸部34側の開口を、対向する軸受壁部14の軸受孔19と同軸状に位置合わせし、当該軸受孔19の外側から支持ピン60を挿入する。支持ピン60は、図4に示すように、金属材を筒状に形成した部材であり、一側面に軸方向に沿って切り欠61きが形成されている。軸受孔19は、この支持ピン60の外径に対して余裕のある孔径に形成されており、支持ピン60を抵抗なく挿通することができる。一方、挿通孔35は支持ピン60の外径よりもわずかに小さい孔径に形成されており、支持ピン60を挿通孔35に挿通すると、切り欠き61よって弾性的に縮径し、これにより支持ピン60がリンク部材30に固定される。
なお、挿通孔35における凸部34側の開口部は、内周縁がテーパー状に座ぐりしてあり、軸受孔19から差し込まれる支持ピン60を、挿通孔35内へ容易に案内できる構成となっている(図10A参照)。
図11Aは、本体にリンク部材及び捩りコイルばねを組み込んだ状態を示す背面図、図11Bは、図11AのA−A線断面図、図11C及び図11Dは、図11Bの状態から支持側線条部を移動し、ロッドを組み込んだ状態を示す図である。
図11Aに示すように、リンク部材30及び捩りコイルばね40を組み込んだ状態では、捩りコイルばね40の支持側線条部42が、軸受壁部14に直交するように形成された支持壁11aに当接する。一方、作用側線条部43は、丸孔18の中央部を横断して、先端が正面板11の裏面に当接する。このとき、捩りコイルばね40は、コイル部41がねじられた状態となり、作用側線条部43が一定の付勢力をもって正面板11に当接する。
さらに、本実施形態のフューエルリッド開閉装置1は、図11Aに示すように、支持壁14と隣接した側方に、支持側線条部42を移動自在とするスリット(逃げ空間)11bを形成している。そして、ロッド20の組み込み時には、図11Bに示すように、支持側線条部42をこのスリット11bへ移動させることで、当該支持側線条部42に対する規制を解除してコイル部41のねじり状態をなくし、作用側線条部43への付勢力を解放することができる。よって、ロッド20の組み込み時には、作用側線条部43を容易に持ち上げることができ、ロッド20をロッド配置部13に簡単に配置することができる。
図12Aは、支持側線条部をスリットに移動した状態を示す拡大平面図であり、図12Bは、支持側線条部を支持壁に移動した状態を示す拡大平面図である。
ロッド20をロッド配置部13へ配置した後は、スリット11b内へ移動させていた支持側線条部42をスリット11bから取り出して、再び支持壁11aへ配置する。これにより捩りコイルばね40のコイル部41がねじられて、作用側線条部43に付勢力が作用し、この付勢力をもってロッド20の基端部22を押圧する。
ここで、支持壁11aの内面には、図12Aに示すように、凹溝11cが形成されている。図12Bに示すように、この凹溝11cに支持側線条部42を嵌め込むことで、当該支持側線条部42を確実に保持することができる。すなわち、凹溝11cは、支持側線条部42の自由な移動を規制する移動規制手段となり、例えば、フューエルリッド開閉装置1に外部から衝撃や振動が加わっても、支持側線条部42が移動してスリット11bへ落ち込むことを防止できる。
また、捩りコイルばね40は、コイル部41が軸方向へ圧縮自在な弾性力を有しており、一対の軸受壁部14の間に組み込まれた状態では、当該コイル部41が圧縮された状態となる。このため支持側線条部42は、スリット11bから離間する方向へ、コイル部41の圧縮による付勢力が作用している。本実施形態のフューエルリッド開閉装置1は、この付勢力によっても、支持側線条部42の意図しないスリット11bへの落ち込みを防止してある。
捩りコイルばね40の作用側線条部43は、ロッド20に形成してある係合溝24に差し込まれる。これにより、作用側線条部43が、ロッド20の円柱部21を、本体10の表面から外方向へ突き出すように常時付勢する。
図13は、本実施形態に係るフューエルリッド開閉装置のロッドの挿通状態を示す拡大断面図である。
同図に示すように、捩りコイルばね40によってロッド20を付勢した状態では、ロッド20に装着したOリング51が本体10の丸孔18を閉塞する。Oリング51は丸孔18の周縁角部に対して線接触で接することとなり、凹室100に対し本体10裏面側の気密性を充分に確保することができる。これにより、外部の湿気等が本体10の裏面側に入り込むことを抑制できる。
図14A乃至図14Cは、本実施形態に係るフューエルリッド開閉装置のロッドの動作を示す側面図である。
上述した手順で組み立てられたフューエルリッド開閉装置1は、自動車の車体に設けられたガソリン給油用の凹室100の内側面に取り付けられる(図1参照)。このとき、運転席側に設けられた操作レバーから車体内部を引き回されてきたケーブル200のエンドキャップ201を、本体10の配置部16に係合配置するとともに、ケーブル200の先端から延びるワイヤー201をリンク部材30の連結部36に連結する(図14参照)。
ロッド20は、常時、捩りコイルばね40によって円柱部21の先端が正面から外方へ突き出す方向に付勢されている(図14A参照)。ガソリン給油用の凹室100の開口を
開閉するリッドは、この突き出した円柱部21の先端に係合して、閉塞状態が保持される。
リッドを開放する場合は、運転席側に設けた操作レバーを引く。これにより、ケーブル200内部のワイヤー202が引っ張られ、リンク部材30が回動する。リンク部材30の回動により、先端側アーム31が、ロッド20のリンク係合部25を本体20の背面側へ引き込む。これにより、本体10の表面側に露出していたロッド20の円柱部21が背面側に引き込まれて、リッドとの係合状態が解除される。
ここで、捩りコイルばね40の作用側線条部43は、先端をL字状に屈曲形成してあり、図14Bに示すように、一定長さロッド20が背面側へ移動したとき、ロッド20における基端部22の側面に当接して、操作レバーからの外力に対し抵抗力が付加される。本実施形態では、このように作用側線条部43がロッド20の側面に当接したとき、リッドとの間の係合状態が解除されるように調整してある。したがって、リッドとの間の係合状態が解除される前後において、操作レバーの操作感が変わる。これにより操作レバーの操作者は、ロッド20とリッドとの間の係合状態の解除を認識することが可能となる。
さらに、操作者が操作レバーを引くと、図14Cに示すように、リンク部材30が回動して、基端側アーム32がケーブル200のエンドキャップ201に当接し、リンク部材30のそれ以上の回動を阻止する。これにより、捩りコイルばね40における作用側線条部43の先端とロッド20との間の係合状態が、意図しないで解除されてしまう不都合を阻止することができる。つまり、本体10に固定されたエンドキャップ201が回動規制部を構成している。
上述したフューエルリッド開閉装置1は、本体10における表面の幅方向中央部からロッド20の先端が露出する配置としたことで、ガソリン給油用の凹室100の配設位置が左右異なる各タイプの自動車に対して、共通の寸法仕様をもって適用することが可能となって、汎用性が向上する。
本発明のフューエルリッド開閉装置は、上述した構成に限定されるものではなく、種々の変形例や応用例をもって構成することもできる。例えば、上述した実施形態では、捩りコイルばね40における支持側線条部42の移動規制手段を、凹溝11cにより構成したが、図15に示すように、支持壁11aから突き出した隔壁11dにより、この移動規制手段を構成することもできる。

Claims (8)

  1. 車体外面に形成した凹室内に給油口が設けられ、前記凹室の開口はリッドによって開閉される構成を備えた車両において、前記リッドが係合して前記開口の閉塞状態を保持するとともに、当該リッドの係合状態を解除して前記開口を開放する機能を備えたフューエルリッド開閉装置であって、
    前記凹室内の壁面に装着される本体と、
    L字状の屈曲部を境界として、一方に延出する先端側アームと、他方に延出する基端側アームとを有し、前記本体へ回動自在に支持されたリンク部材と、
    前記リンク部材の先端側アームの側方で、前記本体へ軸方向の往復移動自在に組み込まれ、先端が前記本体の表面から露出して前記リッドに係脱するロッドと、を有し、
    前記ロッドには、前記リンク部材の先端側アームが係合し、当該リンク部材の回動に伴い軸方向に押されて移動するリンク係合部が、当該ロッドの基端部から側方へ突き出して形成されており、
    前記リンク部材の先端側アームは、前記基端側アームよりも幅狭で、隣接位置に組み込まれた前記ロッドとは反対の方向へ寄せて形成してあり、
    且つ、前記ロッドは、前記本体表面の幅方向中央部から先端が露出する配置としたことを特徴とするフューエルリッド開閉装置。
  2. 前記リンク部材は、前記屈曲部分から一方の幅方向に延出する軸部と、この軸部と同軸上で前記屈曲部分から他方の幅方向に突き出す凸部とを有し、前記軸部の幅方向外端部から前記凸部の幅方向外端部へ貫通する挿通孔が形成してあり、
    前記本体の幅方向両側部には、前記リンク部材の軸部および凸部を支持するための軸受壁部がそれぞれ形成してあり、各軸受壁部に軸受孔が設けてあり、
    一方の軸受孔から前記リンク部材に形成した挿通孔を経て他方の軸受孔へと支持ピンを挿通配置することで、前記リンク部材を回動自在に支持する構成であって、
    更に、前記軸部の幅方向外端面が対向する軸受壁部には、前記軸部の幅方向外端部を載せたとき、当該軸受壁部に形成した軸受孔に対し、前記軸部の幅方向外端面に開口する挿通孔の開口部を同軸上に位置決めする段部が形成してあり、
    一方、前記凸部の幅方向外端部が対向する軸受壁部は、他方の軸受壁部よりも幅狭に形成したことを特徴とする請求項1のフューエルリッド開閉装置。
  3. 前記リンク部材の軸部で捩りコイルばねのコイル部を支持するとともに、当該捩りコイルばねのコイル部から延びる一方の線条部を前記本体に形成した支持壁に当接させ、当該捩りコイルばねのコイル部から延びる他方の線条部を前記ロッドの基端に係合させて、これにより前記ロッドの先端が前記本体の表面から外方向へ突き出すように当該ロッドを付勢する構成を備えており、
    且つ、前記支持壁と隣接して、前記一方の線条部を移動自在とする逃げ空間を形成し、当該線条部をこの逃げ空間へ移動させることで当該線条部に対する規制をなくし、前記捩りコイルばねによる他方の線条部への付勢力を解放する構成を備えたことを特徴とする請求項1のフューエルリッド開閉装置。
  4. 前記逃げ空間は、前記支持壁の側方に形成したスリットで構成され、当該スリットと支持壁との間には、前記一方の線条部の自由な移動を規制する移動規制手段が設けてあることを特徴とする請求項3のフューエルリッド開閉装置。
  5. 前記移動規制手段は、前記支持壁に形成した凹溝、または前記支持壁から突き出した隔壁であることを特徴とする請求項4のフューエルリッド開閉装置。
  6. 前記捩りコイルばねは、コイル部が軸方向へ圧縮自在な弾性力を有しており、当該コイル部を圧縮させた状態で前記リンク部材の軸部に支持されており、
    前記逃げ空間は、前記コイル部の圧縮により生じる弾性力に抗して前記一方の線条部を移動させる位置に形成してあることを特徴とする請求項3のフューエルリッド開閉装置。
  7. 前記リンク部材の軸部で捩りコイルばねのコイル部を支持するとともに、当該捩りコイルばねのコイル部から延びる一方の線条部を前記本体に形成した支持壁に当接させ、当該捩りコイルばねのコイル部から延びる他方の線条部を前記ロッドの基端に係合させて、これにより前記ロッドの先端が前記本体の表面から外方向へ突き出すように当該ロッドを付勢する構成を備えており、
    前記他方の線条部は、前記ロッドの基端に形成したスリットに差し込むとともに、このスリットから露出する当該線条部の先端をL字状に屈曲形成したことを特徴とする請求項1のフューエルリッド開閉装置。
  8. 前記リンク部材は、前記車両の運転席周辺に設けた操作レバーとケーブルを介して連結されており、
    前記操作レバーの操作に伴い、前記リンク部材が回動して前記ロッドを捩りコイルばねの付勢力に抗して軸方向へ移動させ、前記ロッドとリッドとの間の係合状態を解除する構成であって、
    前記リッドとの間の係合状態が解除される位置を越えて前記ロッドが移動したとき、前記捩りコイルばねの他方の線条部先端に形成したL字状の屈曲部が、前記ロッドの側面に当接して、前記操作レバーからの外力に対する抵抗力を付加し、
    さらに操作レバーからの外力をもって前記リンク部材を回動させたとき、当該リンク部材の基端側アームに当接して同部材のそれ以上の回動を阻止する回動規制部を本体側に設けたことを特徴とする請求項7のフューエルリッド開閉装置。
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