JP5016694B2 - 貝類養殖篭 - Google Patents

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Description

本発明は、貝類養殖篭に関し、特に、リング状に形成された上下複数のフレームと、各フレームの面内に張設された床網と、各フレームを上下複数段に配列した状態で各フレーム周囲に張設された側網とを備え、上下の床網および側網によって囲われた内部を上下複数の育成室として、その内外を仕切るようにした上下方向に網製長筒状とした連段式貝類養殖篭に関するものである。
ホタテ貝などの稚貝の育成を行うための網製長筒状の連段式貝類養殖篭には、一箇所に出入口部が設けられており、この出入口部は、網を重複しただけの簡易なものであって、従来では、この重複部を通じて篭内に稚貝を入れた後、てぐす糸などによりジグザグ状に縫合して閉じ合わせることにより出入口を閉じ、海中に投入し、育成した後引上げ、陸上部でてぐす糸を引抜いて貝を取出す作業が行われていた。
以上の一連の作業のうち、稚貝の篭内投入作業と、成貝の取出し作業は、ホタテ貝などの生存を確保するために短時間に行うことが不可欠であるが、連段式貝類養殖篭は、重量があり、てぐす糸の縫合作業と抜取り作業に時間がかかり、熟練を要することが大きな課題である。またこのために多数の篭内に出し入れ処理する上で、一人が出入口を開いた状態で保持し、他の一人が稚貝を投入させる必要があるなど、人手が多くかかり、貝の価格に占める人件費割合の高騰原因となっていた。
そこで、本出願人は先に下記特許文献1に示すように、出入口に沿って複数のホックを設け、閉じる場合には、ホックを嵌め合わせ、明けるときにはてぐす糸などを用いて連続してホックを外すことにより、開け閉め作業の迅速化、簡便化を図った構造の連段式貝類養殖篭を開発した。
実用新案登録第3111273号公報
しかしこの従来の構造の連段式貝類養殖篭では、高価であること、閉じる時に時間がかかりすぎること、および明ける時にはホックの接合抵抗が大であることや、篭を海中に長い間放置することにより、海草類や、フジツボなどが付着するため、さらに接合抵抗が大となり、思うような迅速性を得られない課題があった。
ところで、本発明者は、稚貝の状態では殻長が小さく、専用の容器を用いて内部に投入できるため、入口は小さくてよく、かつ一旦明けた後は恒久的に閉鎖しておけばよい反面、成長により殻長が大きくなった成貝では、出口開口部を大きく取る必要があることに着目した。
本発明は、以上の着眼点に基づきなされたものであって、その目的は、原則一人で迅速な出し入れ操作を行える一方、海中における閉鎖安定性を十分に確保できるようにした連段式の貝類養殖篭を提供するものである。
上記課題を解決するための手段を、図の実施の形態を参照して説明する。
本発明は、リング状に形成された上下複数のフレーム2と、各フレーム2の面内に張設された床網4と、各フレーム2を上下複数段に配列した状態で各フレーム2の周囲に張設された側網5とを備え、上下の床網4および側網5によって囲われた内側を上下複数の育成室とした連段式貝類養殖篭において、
前記側網5には各育成室の円周方向に離れた位置に入口部7と出口部8を個別に形成してなり、入口部7は、育成室の全高より小さなスリット状に形成されているとともに、これら入口部7を、上下各育成室に共通であって一側縁が側網5と連続し他側縁が入口部7を覆って開放状態とされる同一の網からなる入口部扉体9により開閉可能に覆うとともに、入口部扉体9の少なくとも最上縁部および最下縁部を最上部および最下部のフレーム2,2に閉じ糸10,10により固定し、出口部8は、各育成室の全高に亘って上下方向に連続して開口され、出口部8を、各育成室に共通であって一側縁が出口部8の一側及び他側の開口縁の側網5と連続し他側縁が開放状態とされる同一の網からなる第1及び第2の出口部扉体11,12により重合して開閉可能に覆うようにしたことを特徴とする貝類養殖篭にある。
請求項2の発明では、前記入口部7と前記出口部8とは、各前記育成室の円周方向に略90度以内、望ましくは、略30度程度の比較的近接した位置に離れて形成されていることを特徴とする。
請求項3の発明では、前記第1及び第2の出口部扉体11,12の少なくとも最上縁部および最下縁部は、最上部および最下部のフレーム2,2に仮止め用のてぐす糸などの閉じ糸15,15により開放自在に固定されることを特徴とする。閉じ糸10,15は、腰のあるプラスチックのモノフィラメント若しくは紐により形成される。
請求項4の発明では、前記入口部7のスリット長さは、各育成室毎に下部側床網4より所定高さ離れた上方位置であって、育成室の中間位置に形成されていることを特徴としている。入口部7のスリット長さは、前記育成室の全高を3等分して、その中間位置における全高の1/3程度の長さに形成させるようにすれば良い。
側網5は、網シートをフレーム2に沿って筒状に巻いて端縁同士を逢着して形成させるが、入口部7のスリットは、上記逢着線の中間に形成した非逢着部分に形成させることが、その上下引っ張りによる閉鎖作用を得る上から有効である。
請求項5の発明では、前記第1、第2の出口部扉体11,12を重合状態でさらに二重となるように折返し、該折返された開閉端の少なくとも上端および下端を前記最上部と最下部のフレーム2,2に仮止め用の閉じ糸15,15を介して仮止め固定するようにしたことを特徴とする。
上記本発明に係る連段式貝類養殖篭の使用方法を説明する。
養殖篭1に稚貝を投入する時には、図2に示すように、各入口部7を上向きにした状態で養殖篭1を横向きに寝かせ、各入口部7から漏斗状の投入用容器16の先端を差し込むようにして、稚貝を各育成室に投入する。入口部7と出口部8とは、各育成室の円周方向に比較的近接した位置に形成されているところから、入口部7から投入された稚貝が出口部8から脱落することはない。
稚貝の投入後は、図1に示すように養殖篭1を縦にして海中に投入し成貝にまで成長させる。この時、入口部7のスリットは上下に引っ張られて閉じられるとともに、入口部扉体9によって閉鎖されている。また、出口部8は、二重の第1及び第2の出口部扉体11,12によって重合状に閉じられ、少なくとも最上縁部および最下縁部が、最上部および最下部のフレーム2,2に仮止め用のてぐす糸などの閉じ糸15,15により開放自在に固定されているところから、閉鎖されている。従って、生育中貝が逃げ出すことはない。 成長を確認した後、養殖篭1を陸上に引き上げ、図3に示すように、第1及び第2の出口部扉体11,12の仮止め用の閉じ糸15,15を抜いて、作業者が出口部8を下向きにして、回収用容器17に向けて、横向きとした養殖篭1の両端近くを持って振ることにより、成貝を迅速に回収できる。
本発明では、上述したように、貝類の投入及び回収を、二箇所に分けて形成した入口部及び出口部から、原則一人の作業者により、迅速に行わせることができるという優れた効果がある。
また、入口部が育成室の全高より小さなスリット状をなしており、且つ、上下固定の入口部扉体によって覆われていることにより、養殖篭の海中吊下状態では、上下方向に引っ張られて閉じられたままである。また出口部においても二重の扉体の重合により閉鎖状態が保たれる。養殖篭を陸上部に引上げた後は、出口部の扉体の上下の閉じ糸を抜くことにより、簡単に出口部を開くことができ、成長し、寸法の大きくなった成貝を原則一人の作業者により、迅速に取出すことができる。
請求項2記載の発明では、入口部と出口部とが育成室の円周方向に比較的近接した位置にあり、入口部から投入した稚貝が出口部から脱落するということがない。
請求項3記載の発明では、二枚の扉体が重ね合わされた状態で、その開閉端の少なくとも上下端が仮止め用の閉じ糸により少なくとも最上部と最下部のフレームに仮止め固定されているため、海中吊下状態で、外力による強制的な開き操作がなされない限りは、閉鎖安定状態に保たれる。陸上部に引上げた後は、両扉の開閉端を引張れば、仮止め用閉じ糸がフレームから強制的に抜糸され、その後は一度に各育成室の出口部を開くことができるため、簡単かつ迅速性をもって一人の作業者が成貝を容器などに移し替えることができる。
請求項5記載の発明では、扉体が2重に折重なった状態でその開閉端を仮止め用閉じ糸により仮止め固定されるため、海中における閉鎖安定性をさらに確保できるものとなる。
(a),(b)は本発明の第1実施形態による養殖篭の斜視図である。 同養殖篭に稚貝を投入する際の作業形態を示す説明図である。 同養殖篭から成貝を取出す際の作業形態を示す説明図である。 (a)〜(c)は本発明の第2実施形態による養殖篭の斜視図である。
以下、本発明を適用した実施の形態例を図1〜4を参照して説明する。
図1〜図3は、本発明を上下に3つの育成室A1,A2,A3を備えた3段式養殖篭に適用した場合の第1の実施の形態を示している。
図において、養殖篭1は、ビニル被覆鋼線からなるリング状の4つの主フレーム2と、各主フレーム2に両端を連結され、主フレーム2の面内で十字形に交叉する同じくビニル被覆鋼線からなる一対の補強フレーム3と、各主フレーム2の面内に張設されて天板面、中間床、および底板面を構成する樹脂網製の所定メッシュの床網4と、各主フレーム2を上下に配置した状態で各主フレーム2間の側面に張設されて周囲を覆う同じく所定メッシュの側網5と、主フレーム2と補強フレーム3との接合端に中間部を結びつけられた4本の吊り用ロープ6とを備えている。
前記床網4および側網5は、飼育する稚貝の当初の大きさに合わせたメッシュに形成されている。また図では、矩形網としているが、菱目網としてもよい。
各吊り用ロープ6は、養殖篭1を海中に吊下げ状態に支持するもので、養殖篭1の上方と下方で一本に結び付けられ、上方側のは、海上に位置する図示しない養殖筏などに連結され、下方側の束は海中にまたは海底に位置する同じく図示しない沈子などに連結され、この状態で養殖篭1を数ヶ月間海中に放置することにより、内部投入された稚貝の育成が行われる。
各主フレーム2には床網4の周囲が逢着されるとともに、側網5の上下端部および中間部が各主フレーム2に逢着されることにより、各育成室内と外部とを画成しているる。
補強フレーム3は、主フレーム2の枠形状保持の機能と、床網4を四等分割して貝類重量による撓みの偏在を防止する機能を備えたものであり、このため補強フレーム3上に床網4が張設される。
側網5には、各育成室毎に入口部7と出口部8が円周方向に90度以内、望ましくは30度程度離れて、隣接して設けられている。このうち入口部7は、育成室の高さを3等分し、その3等分割された中間位置に、図の破線で示すスリットの状態(実際にはスリットのままであるが、図ではレンズ状の膨出部としている)で形成され、その表面は各育成室に共通の片開き式の入口部扉体9で覆われている。この入口部扉体9は、側網5の一般部と同材質、同一メッシュの網であって、入口部7(スリット部分)を除いて側網5の一般部に側網5と連続し又は縫合するとともに、その上端および下端縁を最上部および最下部の主フレーム2に閉じ糸10により縫合により固定されている。
従って、入口部7は、スリット状であることにより吊り下げ状態で上下方向に引っ張られて閉状態を保つとともに、これに重なる入口部扉体9によって常時閉鎖されている。これにより、入口部7は、外力により入口部扉体9を強制的に開かない限りは、閉鎖状態に保たれ、稚貝ないしは育成中の貝類がこの部分から散逸することを防止するようになっている。入口部7の長さL2は、育成室の高さの、略1/3とされ、入口部7の上下に長さL1,L3の側網部分が形成される。
これに対し、破線で囲われる各出口部8の開口幅Wは広く設定されているが、2枚の出口部扉体11,12の重合によって閉鎖、開放可能となっている。同出口部扉体11,12は、いずれも側網と同材質であり、このうち、第1の出口部扉体11は、出口部8の一方の開口縁の側網と連続し、開口縁をヒンジとして開閉可能である。第2の出口部扉体12は出口部8の他方側開口縁の側網と連続し、開口縁をヒンジとして第1の出口部扉体11に重合しつつ開閉可能となっている。また、第1の出口部扉体11の上端および下端縁のうち出口部8の開口幅分はそれぞれ最上部の主フレーム2および最下部の主フレーム2に縫合14によって接合され、その延長部を第2の出口部扉体12に重合可能な状態である。
従って、図1(a)に示すように、両出口部扉体11,12がフリーに重合している状態から完全閉鎖するには、図1(b)の一部に拡大しても示すように、少なくともその開閉端の上下を最上部と最下部の主フレーム2に仮止め用の縫合糸であるてぐす糸よりなる閉じ糸15を絡げることにより、完全閉鎖され、引き剥がすなどの外力を加えない限り、閉鎖安定性を保つことができる。なお、中間の主フレーム2にも両出口部扉体11,12の開閉端を通じてて閉じ糸15を絡げておけば、さらに閉鎖安定性が増すものとなる。閉じ糸15は、一端が主フレーム2に固定され、他端はフリーの状態とされて、上記両出口部扉体11,12に刺し通し係止させるようにすれば良い。
いずれにしろ、本養殖篭1は両出口部扉体11,12を閉じ糸15により閉鎖状態とした後、製品として出荷でき、また同一製品を繰返し使用する場合であっても、2箇所あるいは中間の主フレーム2との交叉箇所で簡単な閉じ糸による絡げ操作によって両扉体を閉じることができるため、再閉鎖作業も熟練を要することなく、ワンタッチで迅速に行うことができる。
次に以上の養殖篭1に稚貝を投入する場合を図2に示す。稚貝a1の大きさは、殻長数mm〜数cmと極めて小さく、従って、各育成室の容積に応じて予め定められた最適な量の稚貝aを計量(数)の上、作業員が入口部扉体9を開き、投入用容器16の漏斗状に縮径する投入口16aを入口部8のスリット内に差込んで振るなどの操作を行うことにより、各育成室内に一人で簡単かつ迅速に投入できる。全育成室に稚貝を投入した後は、養殖篭1を縦にして海中に投入し、そのまま放置しておけば、海水の流通によって稚貝は海水中の栄養塩類や、プランクトンを摂取する結果、略ヶ月後には成貝a2までに成長する。
成長を確認した後は、養殖篭1を陸上に引上げ、両出口部扉体11,12を引き起すことにより、閉じ糸15は簡単に外れる。その後は、図3に示すように、作業員が大形の回収用容器17に向けて出口部8を下にして振るなどの動作を行うことにより、所定の大きさに成長した成貝a2を大形容器17内に迅速に回収できるのである。
次に本発明の第2実施形態を図4を用いて説明する。なお、基本形態は第1実施形態と同じであるので、同一箇所には同一符号を用いて説明する。また、網のメッシュや吊り用ロープなどは省略するが、第1実施形態と同一である。
図4(a)に示すように、入口部7、出口部8、およびそれぞれの入口部扉体9,出口部扉体11.12の構成は第1実施形態と同様である。しかし、本実施形態では、図4(b)に示すように、出口部8側において、両出口部扉体11,12が重なり合った状態で第1の出口部扉体11を内側にして出口部8に向けて折畳み、図4(c)に拡大して示すように折畳まれて2重となった開閉縁部の上端に、両出口部扉体11,12を貫通して閉じ糸15を通し、その端縁を最上部の主フレーム2に絡げておき、また下端側でも同様の操作を行うことにより、出口部8は完全に閉じられる。
本第2実施形態では、海中放置時における閉鎖安全性をさらに確実にすることができる。また陸上部に引上げた後の開扉操作は、折畳まれた両出口部扉体11,12を引起せば、閉じ糸15は簡単に引抜かれて出口部8の開放を行うことができ、その後の取出し作業は第1の実施形態と同様に成貝を簡単迅速に大形容器内に回収できる。
なお、本第2実施形態において、折畳まれて2重となった両出口部扉体11,12を出口部8とは反対側に折曲げ、その開閉端に閉じ糸15を通し、その余長部分を主フレーム2に絡げてもよい。
さらに、各実施形態では3育成室タイプの4段式養殖篭に適用した場合を例示したが、さらに多数の育成室を備えた多段式フレーム構造の養殖篭に適用できることは言うまでもない。また、本発明では、稚貝から成貝に育成する過程のみ説明したが、稚貝−中間育成貝−成貝(製品)までに至る過程もあり、この場合にはさらにメッシュの大きな篭に移し替える必要があり、この場合においても本発明が簡単に開閉でき、移し替えも迅速かつ簡単に行うことができる点で極めて有利である。
1 養殖篭
2 主フレーム
3 補強フレーム
4 床網
5 側網
6 吊り用ロープ
7 入口部
8 出口部
9 入口部扉体
10 閉じ糸(閉じ紐)
11 第1の出口部扉体
12 第2の出口部扉体
14 縫合
15 閉じ糸(閉じ紐)
16 稚貝投入用容器(16a 投入口)
17 回収用容器
A1〜A3 育成室
W 開口幅

Claims (5)

  1. リング状に形成された上下複数のフレーム(2)と、各フレーム(2)の面内に張設された床網(4)と、各フレーム(2)を上下複数段に配列した状態で各フレーム(2)の周囲に張設された側網(5)とを備え、上下の床網(4)および側網(5)によって囲われた内側を上下複数の育成室とした連段式貝類養殖篭において、
    前記側網(5)には各育成室の円周方向に離れた位置に入口部(7)と出口部(8)を個別に形成してなり、入口部(7)は、育成室の全高より小さなスリット状に形成されているとともに、これら入口部(7)を、上下各育成室に共通であって一側縁が側網(5)と連続し他側縁が入口部(7)を覆う網からなる入口部扉体(9)により開閉可能に覆うとともに、入口部扉体(9)の少なくとも最上縁部および最下縁部を最上部および最下部のフレーム(2),(2)に閉じ糸(10),(10)により固定し、出口部(8)は、各育成室の全高に亘って上下方向に連続して開口され、出口部(8)を、各育成室に共通であって一側縁が出口部(8)の一側及び他側の開口縁の側網(5)と連続する網からなる第1及び第2の出口部扉体(11),(12)により重合して開閉可能に覆うようにしたことを特徴とする貝類養殖篭。
  2. 前記入口部(7)と前記出口部(8)とは、各前記育成室の円周方向に略90度以内の離れた位置に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の貝類養殖篭。
  3. 前記第1及び第2の出口部扉体(11),(12)の少なくとも最上縁部および最下縁部は、最上部および最下部のフレーム(2),(2)に仮止め用の閉じ糸(15),(15)により開放自在に固定されることを特徴とする請求項1又は2に記載の貝類養殖篭。
  4. 前記入口部(7)のスリット長さは、各育成室毎に下部側床網(4)より所定高さ離れた上方位置であって、前記育成室の中間位置に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の貝類養殖篭。
  5. 前記第1、第2の出口部扉体(11),(12)を重合状態でさらに二重となるように折返し、該折返された開閉端の少なくとも上端および下端を前記最上部と最下部のフレーム(2),(2)に仮止め用の閉じ糸(15),(15)を介して仮止め固定するようにしたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の貝類養殖篭。
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