JP3527428B2 - 帆立貝の育成篭 - Google Patents

帆立貝の育成篭

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は帆立貝の稚貝を中間育成
若しくは本育成するための育成篭に関するもので、更に
詳しくは安定した展開と育成作業の簡便化により高い生
産収率で育成可能な帆立貝の育成篭に関する。 【0002】 【従来技術】帆立貝は広範な調理性と特有の風味とが相
俟って年々需要が著しく増大しているもので、かかる需
要に対処する供給手段としては母貝の産卵に伴う幼生を
採苗器で採苗したるうえ稚貝となし、而して捕食外敵か
らの保護と且豊富な餌料及び溶存酸素の海域において中
間育成をなしたるうえ放流育成を図り、若しくは中間育
成から更に本育成を図ることにより安定した供給がなさ
れるに至っている。ところで従来において中間育成や本
育成に使用されてなる育成篭としては、図5に示す如く
所要の面積で適宜網地Cが張設される円形枠体Aが所要
間隔で垂下展張されるよう該円形枠体Aのそれぞれを適
宜垂下綱Bで等間隔に結縛連絡し、且適宜の網地Cで周
回包被させて多数の区画Dを形成のうえ、それぞれの区
画Dを縦断して開裂する開口部Eを設けてなる丸篭や、
或いは図6に示す如く四角形で且その中央に交差補強部
Fを有する枠体Gの交差補強部Fに垂下綱Hを結縛し、
且該垂下綱Hの適宜上部に結節部Iを設けるとともに該
垂下綱Hの端部をそれぞれ上方及び下方に所要長さで延
出し、適宜網地Jで枠体Gを包被させたうえその端縁を
結節部Iで集束固定させて篭体Kを形成させ、而して該
篭体Kの適宜位置の網地Jを開裂させた開口部Lを設け
てなる所謂パール篭を多数連結して使用するものであ
る。 【0003】然るに帆立貝の中間育成や本育成に際して
は一漁業者でも区画された篭体換算で数千乃至数万篭を
使用するばかりか、帆立稚貝においては区画内への収容
数も多数個に昇り、且育成期間中はその殻長の成長に伴
い3乃至4ケ月毎に育成密度を調節し過密育成を防止す
るための育成作業が強いられる。従って膨大数に昇る稚
貝を丸篭やパール篭内にその開口部EやLより収納さ
せ、育成期間中に該収納された稚貝が逃散したり脱落せ
ぬよう開口部EやLの開裂した網地相互を、適宜の線条
や紐等からなる縫合線材Mで縫合閉塞せねばならず、且
成長に伴う育成密度の調整をなす度に該縫合閉塞した縫
合線材Mを切断し若しくは解縫し、開口部E或いはLよ
り適宜数の帆立貝を取出し、育成密度を調整のうえ再び
縫合閉塞を繰返し育成せねばならず、これがため現状の
中間育成や本育成における育成篭では膨大数の帆立貝の
扱いに加えて開口部の開口閉塞作業の至難さとが相俟っ
て莫大な労力と時間が強いられ、これによる漁獲生産性
が著しく制約されている状況にある。 【0004】かかる状況に鑑み発明者は、中間育成や本
育成に係わる育成管理所謂殻長の成長増大化に伴う育成
密度調整のための育成篭への収納や取出し作業の簡便化
並びに迅速化を図り以て生産収率を高める手段として、
正方形枠体の中央交差部に垂下綱が結縛され、且その適
宜上部位置に結節部を設けるとともにその端部が上方及
び下方に適宜長さで延出され、而も適宜目合に角目編成
された編地で正方形枠体の四隅から該結節部分に至る編
地が角目の方向に配されるよう、而も垂下展張時に四隅
から該結節部分に至る編地が緊張状となるよう該結節部
分に集束縫合されており、更に正方形枠体の任意隅部と
頂部に亘る編地面に、相互の編地が1乃至5cmの範囲
で接合され、且該接合される上面の編地長が下面の編地
長に比べ3乃至10%の範囲で短く形成されるよう接合
両端が縫合された開閉自在な収納口を設けてなる構成の
育成篭を、先願発明として特願平10−63836号で
開示している。 【0005】かくしてなる先願発明によって育成作業の
簡便化と迅速化が図られる結果その生産収率は著しく向
上するものの、一方においては旺盛な需要増大に対処す
る供給の確保と、他方における就労者の高齢化に対処す
るうえからは更なる生産収率の向上が急務とされてお
り、而も先願発明においては正方形枠体の任意隅部と頂
部に亘る編地面に相互の編地が接合されてなる開閉自在
の収納口が設けられた構成であって、該収納口の設けら
れた編地面は上面編地と下面編地との二層で接合されて
なるため、垂下展張に際して展開される編地に付加され
る垂下展張力に対し、該収納口の設けられた編地面は十
分に対抗しえるものの、他の三隅と頂部を結ぶ編地面は
伸長状態となって、育成中における育成篭が水平状に垂
下展張されにくくなって、これにより育成貝が偏在され
た状態で育成されることが憂慮されるに至ってる。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】かかる問題に鑑み発明
者は鋭意研究を重ねた結果、本発明に至ったものであっ
て、本発明は安定した垂下展張と育成作業を更に簡便化
迅速化せしめ、以て生産収率の著しく高い帆立貝の育成
篭を提供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに本発明が採用した技術的手段は、その中央に補強の
ための交差部を有する正方形枠体の交差部に垂下綱が結
縛され、且その上部適宜位置に結節部が設けられたうえ
端部がそれぞれ上方及び下方に適宜長さで延出されてな
るとともに、角目編成されてなる編地を用いて該正方形
枠体が包被され且垂下展張時に所要の内容積を以て正方
形枠体の四隅と頂部とを結ぶ編地面が緊張状となるよ
う、その編地端縁を結節部に止着させてなる育成篭にお
いて、垂下展張に際しての垂下展張力をバランス良く分
散付加させて編地を展開させるため、正方形枠体の対称
的二隅と頂部を結ぶ編地面の編地が垂下展張力で伸長変
形せぬよう角目方向に配するとともに、育成に際しての
貝の収納や取出しのための開閉性を付与せしめるうえか
ら上面編地と下面編地とを接合させ、且この接合部分か
らの貝の逃散や脱落を防止させるため、上面編地と下面
編地との接合幅を1乃至5cmで形成させるとともに、
育成中における波浪抵抗や潮流抵抗により該接合部分が
容易に開口せぬよう上面編地長を下面編地長に対して3
乃至10%短く形成させてその接合両端部を縫合固定さ
せることにより、垂下展張力で常時密着閉塞される収納
口を設けた帆立貝の育成篭の構成にある。 【0008】 【作用】本発明は上述の如き構成からなるため以下のよ
うな作用を有する。即ちその補強のための交差部を有す
る正方形枠体の交差部に垂下綱が結縛されるとともに、
その上部適宜位置に結節部が形成されたうえ端部が上方
及び下方に延出されており、且角目編成された編地を用
い垂下展張に際し所要の内容積で、而も正方形枠体の四
隅と頂部を結ぶ編地面が緊張状に展開されるよう編地が
正方形枠体を包被のうえその端縁が結節部に止着されて
育成篭が形成されてなるから、垂下綱の端部を相互に連
結させることで多数の育成篭が一連的に垂下展張しえる
ばかりか、垂下綱が正方形枠体の中央交差部で結縛され
てなるため、適宜数連結垂下される育成篭の垂下展張力
は該垂下綱で保持されるとともに、その一部垂下展張力
は正方形枠体を包被しその端縁が結節部と止着されてな
る編地の正方形枠体の四隅と頂部を結ぶ編地面の緊張に
より保持され、且この編地面の緊張により育成篭が四角
錐状に展開されることとなる。 【0009】そして正方形枠体の対称的二隅と頂部を結
ぶ編地面が角目方向に編地が配されるとともに、上面編
地と下面編地とが開閉自在に接合された構成であるか
ら、編地に付される垂下展張力のうち接合された編地部
分への垂下展張力は、対称的二隅と頂部を結ぶ対称的二
方向の編地にバランス良く分散付加され育成篭が安定し
た状態で垂下展張され、育成貝の偏在がなくなり餌料や
溶存酸素の均等な供給と排泄物も滞留することなく排出
されて育成が促進される。加えて接合部分は相互の編地
が1乃至5cmの幅で接合されるとともに、上面の編地
長が下面の編地長に比べ3乃至10%短く形成されてな
り、且その接合両端部が縫合固定されて収納口が形成さ
れてなるから育成中における波浪抵抗や潮流抵抗によっ
ても収納口の編地相互が開口せず、而も垂下展張力の付
加で上面編地が下面編地と常時密着した状態に保持さ
れ、且収納口が対称的二ケ所に形成されるから育成作業
が両手でもなしえるため作業の簡便性はもとより著しく
迅速に作業がなしえることとなる。 【0010】 【実施例】以下に本発明実施例を図に基づき詳細に説明
すれば、図1は本発明の斜視図、図2平面見取図であっ
て、正方形枠体1は多量の帆立稚貝を長期に亘って波浪
抵抗や潮流抵抗の付加される浅海域で育成するために本
発明を所要の形状に展開させるための底部枠体を構成す
るものであるから、素材としては強靭で加工性に優れ而
も海中に垂下展張されることから高比重のものが望ま
れ、通常は鉄線材や該鉄線材に被覆層が形成された被覆
線材が用いられる。更に本発明は浅海域において所要の
間隔を以て略10乃至20籠が連結され垂下展張される
ものであり、且展張時には該正方形枠体1が底部を形成
するとともに海面と平行な状態で垂下保持させる必要上
より、該正方形枠体1を補強し且多数の本発明を連結垂
下させるための垂下綱2を結縛させるための交差部1A
がその中央に形成されている。かかる場合において正方
形枠体1の大きさは収納育成される稚貝の殻長及び収納
数により異なるが一般的にはその殻長が6mm程度で且
30乃至50枚収納させる場合では略35乃至50cm
平方程度のものが好都合であり、この大きさの正方形枠
体1の形成にはその分径が3乃至4mmφ程度の鉄線材
が用いられる。 【0011】正方形枠体1の交差部1Aに結縛される垂
下綱2は、多数連結されて垂下展張される本発明が波浪
抵抗や潮流抵抗に晒される海中において安全に中間育成
や本育成がなしえ耐久性を保持するものであれば特別な
制約はなく、通常は合成繊維素材を用いて分径6乃至8
mm程度のロープが使用されるが、望ましくは長期使用
に際してキンクの発生の無い組編ロープ所謂プレードが
好適である。そして正方形枠体1の交差部1Aに結縛さ
れた垂下綱2の上部適宜位置には、該正方形枠体1を包
被して所要の容積を以て展開される編地3の端縁を止着
4させるための結節部2Aが設けられている。この結節
部2Aが形成される位置は正方形枠体1が形成する底部
面積との兼合いにより決定されるものであって、正方形
枠体1が35乃至50cm平方程度の場合では、交差部
1Aから該結節部2Aまでの長さは略20乃至25cm
程度が目安となるもので、且垂下綱2の端部は多数の本
発明を連結して垂下展張させるため上方及び下方に適宜
長さで延出されものであるが、連結を簡便となすうえか
らは、上方に延出される垂下綱2の端部2Bをループ状
に曲折したうえ結節部2Aで結束させ連結フック2Cを
形成させておくことが好適であり、更に下方に延出され
る垂下綱2の長さは略40乃至50cm程度が望まし
い。 【0012】かくして正方形枠体1の交差部1Aに垂下
綱2が結縛され且垂下綱2の上部適宜位置に結節部2A
を形成したるうえ角目編成されてなる編地3を用いて正
方形枠体1を包被し、且垂下展張時に正方形枠体1の四
隅と編地3の頂部3Aを結ぶ編地面が角目方向に配さ
れ、而も緊張状となるように該編地3の端縁が結節部2
Aと止着4されている。かかる場合において角目編成さ
れた編地3を使用する所以は垂下展張における育成に際
し潮通しを良好に保持し波浪抵抗特に潮流抵抗を緩和さ
せるとともに、餌料や溶存酸素の十分な供給と、容易に
排泄物を排出せしめて育成の促進と病害発生等を防止す
ることにある。加えて垂下展張時に正方形枠体1の四隅
と頂部3Aとを結ぶ編地面に垂下展張力を分散付加せし
めて安定且均質な展開を図るうえからは編地3を垂下展
張力の付加に際して伸長変形させぬことが肝要となり、
これがため該編地3を角目方向に配する必要が生ずる。
包被される編地3は角目編成で軽量且安価なものが好都
合であり、一般的には合成繊維モノフィラメント300
乃至800デニールを用いて編目合4.5乃至9mmに
ラッセル編成したものが使用される。 【0013】そして編地3を正方形枠体1を包被させて
端縁を結節部2Aと止着4させる場合において、本発明
では正方形枠体1の対称的二隅と該止着4された編地3
の頂部3Aとを結ぶ編地面には、開閉自在な収納口5を
形成するうえから相互の編地3が1乃至5cmの幅で接
合されるよう包被させることが要請される。かかる要請
には次の如き技術手段で対処することが得策であって、
図3は編地3の包被張設に際しての前加工の説明図であ
って、予め正方形枠体1の寸法及び正方形枠体1の交差
部1Aから結節部2Aまでの高さ寸法により育成篭が展
開された場合の展開表面積を算出のうえ、その適合する
幅と且適宜目合に角目編成されてなる編地原反を適合す
る長さで切断し二つ折し、且一方の編地縁部31Aに対
し接合される1乃至5cmの編地幅に相当する幅で他方
の編地縁部31Bをズラしたうえそれぞれの両端縁31
を縫合することにより、上部に開口縁32を有する片口
開き編袋30を作成する。 【0014】而して該片口開き編袋30をA−A線方向
に開口させたうえ、図4に示す如く片口開き編袋30の
開口縁32が正方形枠体1の任意の隅1Bの対角線上に
位置するよう正方形枠体1をその内部に挿入する。そし
てかかる開口縁32の中央を交差部1Aに結縛された垂
下綱2の上部適宜位置に形成された結節部2Aに止着4
させることにより、垂下展張力が付加された状態におい
ては、正方形枠体1の四隅と頂部3Aとを結ぶ編地面の
編地3が角目方向で且緊張状に展開されるとともに、正
方形枠体1の対称的二隅と頂部3Aを結ぶ二辺の編地面
には、予め片口開き編袋30の形成に際して一方の編地
縁部31Aと他方の編地縁部31Bとのズラし幅に相当
する幅を以て、上面編地と下面編地が接合されて包被さ
れる。 【0015】かくして正方形枠体1の対称的二隅と頂部
3Aを結ぶ編地面に形成される接合部分には開閉自在な
収納口5が設けられるもので、該収納口5は育成作業に
際しての育成稚貝の収納や取出しを簡便且迅速になしう
るとともに、育成中における育成稚貝の逃散や脱落を防
止しえることが要請される。これがため収納口5の形成
に際しては、上面編地と下面編地とにより接合される接
合部分の上面編地長が下面編地長に対して3乃至10%
短く形成することにより、垂下展張時における垂下展張
力の付加を上面編地に強く付加させて、垂下展張時には
常に上面編地を下面編地と密着させ以て収納口5を閉塞
させる手段が用いられている。そして収納口5の両端部
5Aは育成作業に際し繰返し開閉される収納口5の保形
性を高めること、及び上面編地長を下面編地長に対し3
乃至10%短く形成させるうえから縫合固定5Bされて
いる。かかる場合において収納口5を形成する上面編地
長が下面編地長に対し3乃至10%短く形成する所以
は、編地3自体はもとより展開される育成篭自身も多少
の変形を有するため、3%以下では垂下展張力の付加時
にも密着性が十分に働かず、且10%を超えると収納口
5に緩みや弛みが生じ育成稚貝の逃散や脱落の危険が生
ずることによる。かかる如くして本発明品6が形成され
るものである。 【0016】 【発明の効果】本発明は上述したように正方形枠体の中
央交差部に垂下綱が結縛され、この垂下綱の上部適宜位
置に結節部が設けられたうえその端部が上方及び下方に
適宜長さで延出されてなるとともに、角目編成された編
地を用いて垂下展張時に正方形枠体四隅と頂部を結ぶ編
地面が緊張状となるよう該正方形枠体を包被して編地端
縁が結節部と止着され、而も正方形枠体の対称的二隅と
頂部を結ぶ編地面の編地が角目方向に配され、且上面編
地と下面編地とが1乃至5cm幅で接合され、而も上面
編地長が下面編地長に対し3乃至10%短くなるようそ
の両端部で縫合固定された開閉自在の収納口が形成され
た構成からなるため、上方及び下方に延出された垂下綱
をそれぞれ相互に連結するのみで一連的に多数の垂下展
張育成がなしえるとともに、多大な垂下展張荷重も該垂
下綱で保持されるため展開されてなる本発明編地への過
剰な垂下展張力の付加がなく所望の展開形状で展開育成
がなしえ、而も編地が接合されたうえ形成される収納口
が角目方向で且正方形枠体の対称的二隅と頂部を結ぶ編
地面に設けられてなるから、編地に付加される比較的強
い垂下展張力は対称方向で分散保持されるため、編地が
均質且安定した状態で展開保持される。加えて編地が角
目編成されてなるため潮通しが良好になされ、餌料や溶
存酸素の十分な供給と排泄物の排出も積極的になされる
ことから、育成促進効果はもとより病害発生の危険もな
くなる。そして開閉自在な収納口が対称的二ケ所に設け
られてなるから、育成作業に係わる収納や取出しが両手
作業でなしえるため作業が著しく簡便且迅速になしえる
とともに、垂下展張時には垂下展張力の付加により収納
口の上面編地が常時下面編地と密着した状態に保持され
るため、育成中における帆立稚貝の逃散や脱落も防止さ
れ且収納口の両端部が縫合固定されてなるから、開閉が
繰返されても変形や型崩れを発生することなく長期使用
に耐えうる等、多くの特長を具備した帆立貝の育成篭で
ある。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の斜視図である。 【図2】本発明の平面説明図である。 【図3】編地の前加工の説明図である。 【図4】編地の包被方法の説明図である。 【図5】従来の丸篭の説明図である。 【図6】従来の開口部を紐で閉塞する育成篭の説明図で
ある。 【符号の説明】 1 正方形枠体 1A 交差部 2 垂下綱 2A 結節部 2B 垂下綱の端部 2C フック 3 編地 3A 頂部 30 片口開き編袋 31 両端縁 32 開口縁 4 止着 5 収納口 5A 収納口両端部 5B 縫合固定 6 本発明品

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 その中央に補強のための交差部を有する
    正方形枠体の交差部に垂下綱が結縛され、且その上部適
    宜位置に結節部が設けられたうえその端部が上方及び下
    方に延出されてなるとともに、角目編成された編地で正
    方形枠体を包被し、而も垂下展張時に正方形枠体の四隅
    と編地頂部とを結ぶ編地面が緊張状に展開されるよう該
    編地端縁が結節部に止着されてなる帆立貝の育成篭にお
    いて、正方形枠体の対称的二隅と編地頂部とを結ぶ編地
    面の編地が角目方向に配され且上面編地と下面編地とに
    より接合され、而もこの接合される相互の編地幅が1乃
    至5cmで且その両端部を縫合固定させてなる開閉自在
    な収納口が設けてなることを特徴とする帆立貝の育成
    篭。
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