JP3053799B2 - 貝類中間育成篭の製造方法 - Google Patents
貝類中間育成篭の製造方法Info
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- JP3053799B2 JP3053799B2 JP10216560A JP21656098A JP3053799B2 JP 3053799 B2 JP3053799 B2 JP 3053799B2 JP 10216560 A JP10216560 A JP 10216560A JP 21656098 A JP21656098 A JP 21656098A JP 3053799 B2 JP3053799 B2 JP 3053799B2
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/80—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
- Y02A40/81—Aquaculture, e.g. of fish
Landscapes
- Farming Of Fish And Shellfish (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホタテ貝、真珠を
養殖するアコヤ貝等の貝類を養殖の過程において中間育
成するために用いる中間育成篭の製造方法に関する。
養殖するアコヤ貝等の貝類を養殖の過程において中間育
成するために用いる中間育成篭の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】貝類、例えば、ホタテ貝の養殖に際し、
中間育成篭を用いてホタテ稚貝を効率良く育成するに
は、ホタテ稚貝の成長に伴い、中間育成篭の容積当りの
ホタテ稚貝の密度が高くなり過ぎないようにホタテ稚貝
を分散させて別の中間育成篭に移すことが重要である。
また、中間育成篭は潮通しを良くしてなるべく多くの餌
となるプランクトンが篭内を通るように大きい網目を用
いるのが好ましい。更に、ホタテ稚貝を定期的に中間育
成篭から取出してホタテ稚貝の表面に付着しているフジ
ツボ、ホヤ等の軟体動物、海藻等を定期的に取除くこと
により結果的に水揚げ量を増やすことができる。
中間育成篭を用いてホタテ稚貝を効率良く育成するに
は、ホタテ稚貝の成長に伴い、中間育成篭の容積当りの
ホタテ稚貝の密度が高くなり過ぎないようにホタテ稚貝
を分散させて別の中間育成篭に移すことが重要である。
また、中間育成篭は潮通しを良くしてなるべく多くの餌
となるプランクトンが篭内を通るように大きい網目を用
いるのが好ましい。更に、ホタテ稚貝を定期的に中間育
成篭から取出してホタテ稚貝の表面に付着しているフジ
ツボ、ホヤ等の軟体動物、海藻等を定期的に取除くこと
により結果的に水揚げ量を増やすことができる。
【0003】このような理由によりホタテ稚貝を数mm
の大きさから6〜7mmの大きさに育成して出荷するま
での間に、春から秋にかけて2mm程度の大きさの網目
を有する中間育成篭から順次3.5mm、4mm、6m
m、9mm程度の大きさの網目を有する中間育成篭に分
散して移し替える。この作業を分散作業と称している。
の大きさから6〜7mmの大きさに育成して出荷するま
での間に、春から秋にかけて2mm程度の大きさの網目
を有する中間育成篭から順次3.5mm、4mm、6m
m、9mm程度の大きさの網目を有する中間育成篭に分
散して移し替える。この作業を分散作業と称している。
【0004】ところで、従来の貝類中間育成篭として
は、所謂ザブトン篭と称し、正方形状の外枠と、この外
枠の対向辺間に連結され、十字状に交叉された補強用桟
とから成る枠体の外側に上部が四角錐状に形成された網
袋を設け、枠体に網袋の底面を取り付け、網袋の四角錐
状部のいずれかに稜に沿って形成された開閉可能なスリ
ット状の口部における両側縁部の網目に開閉用の口紐を
かがるように挿通して閉じ、枠体の補強用桟における交
叉部と網袋の底面の中央部に吊綱を連結し、吊綱の上部
を網袋の四角錐状部の頂部に挿通させるとともに、頂部
で連結した構成が知られている。この貝類中間育成篭は
吊綱により複数段に連結し、不使用時には吊綱を弛ませ
て扁平状態に重ねておく。
は、所謂ザブトン篭と称し、正方形状の外枠と、この外
枠の対向辺間に連結され、十字状に交叉された補強用桟
とから成る枠体の外側に上部が四角錐状に形成された網
袋を設け、枠体に網袋の底面を取り付け、網袋の四角錐
状部のいずれかに稜に沿って形成された開閉可能なスリ
ット状の口部における両側縁部の網目に開閉用の口紐を
かがるように挿通して閉じ、枠体の補強用桟における交
叉部と網袋の底面の中央部に吊綱を連結し、吊綱の上部
を網袋の四角錐状部の頂部に挿通させるとともに、頂部
で連結した構成が知られている。この貝類中間育成篭は
吊綱により複数段に連結し、不使用時には吊綱を弛ませ
て扁平状態に重ねておく。
【0005】上記のように構成された貝類中間育成篭を
使用するには、各段の中間育成篭の網袋の口部における
両側縁の網目に開閉用の口紐を手作業でかがるように挿
通して閉じ、口部の一部に漏斗の先端部を挿入し、この
漏斗を利用して所望数のホタテ稚貝の網袋内に投入す
る。そして、中間育成篭を納めてあるホタテ稚貝と共に
海中に沈めて吊綱を海上に係留してある筏に連結し、吊
綱の下端に取付けた沈子により海中に垂直方向に沈めた
状態に支持し、この状態でホタテ稚貝を育成する。所望
期間育成後、中間育成篭を海中から引き揚げ、口紐を抜
いて口部を解放し、中間育成篭をその口部が下向きとな
るように倒した状態で中間育成篭を揺すり、ホタテ稚貝
の自重により口部を開放させてホタテ稚貝を落下させ
る。その後、所望数のホタテ稚貝を分散させて上記より
網目の大きい中間育成篭に上記と同様に投入して育成す
る。
使用するには、各段の中間育成篭の網袋の口部における
両側縁の網目に開閉用の口紐を手作業でかがるように挿
通して閉じ、口部の一部に漏斗の先端部を挿入し、この
漏斗を利用して所望数のホタテ稚貝の網袋内に投入す
る。そして、中間育成篭を納めてあるホタテ稚貝と共に
海中に沈めて吊綱を海上に係留してある筏に連結し、吊
綱の下端に取付けた沈子により海中に垂直方向に沈めた
状態に支持し、この状態でホタテ稚貝を育成する。所望
期間育成後、中間育成篭を海中から引き揚げ、口紐を抜
いて口部を解放し、中間育成篭をその口部が下向きとな
るように倒した状態で中間育成篭を揺すり、ホタテ稚貝
の自重により口部を開放させてホタテ稚貝を落下させ
る。その後、所望数のホタテ稚貝を分散させて上記より
網目の大きい中間育成篭に上記と同様に投入して育成す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の貝
類中間育成篭においては、ホタテ稚貝を投入する前に口
部の両側縁部の網目に口紐をかがるように挿通して閉
じ、ホタテ稚貝を取り出す際には口紐を網目から抜く必
要があり、これらの作業には多くの手間および人手を要
し、非能率的であるため、ホタテ稚貝の分散(移し替
え)作業能率向上のネックとなっていた。
類中間育成篭においては、ホタテ稚貝を投入する前に口
部の両側縁部の網目に口紐をかがるように挿通して閉
じ、ホタテ稚貝を取り出す際には口紐を網目から抜く必
要があり、これらの作業には多くの手間および人手を要
し、非能率的であるため、ホタテ稚貝の分散(移し替
え)作業能率向上のネックとなっていた。
【0007】特に、ホタテ稚貝が小さい時期には網目も
小さく、海藻の付着、汚れ等によって網目が詰まり、潮
通しが悪くなってホタテ稚貝の成長を阻害したり、ま
た、7月〜8月の水温の上昇期にはホタテ稚貝も急激に
大きくなるため、1潮毎に分散作業を行う必要がある。
この分散作業に際し、特に、気温の高い季節に長時間、
大気中に干出ししたり、狭い水槽などで畜養している
と、ホタテ稚貝が弱り、沖出しした際、成長が遅れるな
どの障害が出るおそれがあるため、分散作業を海上で行
うのが望ましい。しかしながら、上記のように分散作業
には手間がかかるため、人手が不足したり、海が荒れて
いる場合には海中から引き揚げた貝類中間育成篭をホタ
テ稚貝と共に港に持ち帰り、陸上で分散作業を行わざる
を得ず、上記のようなホタテ稚貝の成長遅れなどの問題
を解消することができない。
小さく、海藻の付着、汚れ等によって網目が詰まり、潮
通しが悪くなってホタテ稚貝の成長を阻害したり、ま
た、7月〜8月の水温の上昇期にはホタテ稚貝も急激に
大きくなるため、1潮毎に分散作業を行う必要がある。
この分散作業に際し、特に、気温の高い季節に長時間、
大気中に干出ししたり、狭い水槽などで畜養している
と、ホタテ稚貝が弱り、沖出しした際、成長が遅れるな
どの障害が出るおそれがあるため、分散作業を海上で行
うのが望ましい。しかしながら、上記のように分散作業
には手間がかかるため、人手が不足したり、海が荒れて
いる場合には海中から引き揚げた貝類中間育成篭をホタ
テ稚貝と共に港に持ち帰り、陸上で分散作業を行わざる
を得ず、上記のようなホタテ稚貝の成長遅れなどの問題
を解消することができない。
【0008】ところで、上記分散作業は、7月末から1
0月上旬にかけて約2箇月間に数回行うが、分散作業の
度に1枚の中間育成篭に収めるホタテ稚貝の枚数が少な
くなるのに伴い、使用する中間育成篭の使用枚数は増加
することになるため、口紐の挿通および抜き取りは大変
な作業となる。そこで、中間育成篭を次回に使用するた
めに口紐を網目に挿通する作業については外注に委ねる
必要があるなど、繰り返して使用する場合には、結果的
にランニングコストがかかることになる。そこで、簡単
な作業でホタテ稚貝の分散作業を行うことができる中間
育成篭の提供が要望されている。
0月上旬にかけて約2箇月間に数回行うが、分散作業の
度に1枚の中間育成篭に収めるホタテ稚貝の枚数が少な
くなるのに伴い、使用する中間育成篭の使用枚数は増加
することになるため、口紐の挿通および抜き取りは大変
な作業となる。そこで、中間育成篭を次回に使用するた
めに口紐を網目に挿通する作業については外注に委ねる
必要があるなど、繰り返して使用する場合には、結果的
にランニングコストがかかることになる。そこで、簡単
な作業でホタテ稚貝の分散作業を行うことができる中間
育成篭の提供が要望されている。
【0009】そこで、本発明の目的は、稚貝の収納、取
り出し作業を簡単に、かつ迅速に行うことができ、結果
として養殖の作業能率の向上およびコストの低下を図る
ことができるようにした貝類の中間育成篭を簡単に製造
することができ、したがって、製造能率の向上を図るこ
とができて量産化に適応させることができるようにした
貝類中間育成篭の製造方法を提供しようとするものであ
る。
り出し作業を簡単に、かつ迅速に行うことができ、結果
として養殖の作業能率の向上およびコストの低下を図る
ことができるようにした貝類の中間育成篭を簡単に製造
することができ、したがって、製造能率の向上を図るこ
とができて量産化に適応させることができるようにした
貝類中間育成篭の製造方法を提供しようとするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の貝類中間育成篭の製造方法は、略正方形状の
網地を一側縁部に蓋片が突出するように折り曲げ、この
折り曲げ部に対して直角方向の両側短辺縁部を重ね合わ
せた状態で連結して袋体を形成し、この袋体を上記折り
曲げ部が正方形状の底部の一方の対角線となるように拡
げ、上記両連結部を上記対角線上に沿わせ、二つ折りし
た蓋片を閉じた状態で底部上に四角錐の側面を重ねるよ
うに折り畳み、上記蓋片を閉じた状態でその外方の角部
側を連結するとともに、上記底部と上記側面の内側に上
部折り畳み状態の底部の外形より小さい正方形状の外枠
を有する枠体を挿入し、その後、上記底部を上記枠体に
連結する工程と、吊綱を少なくとも上記枠体の中央部に
固定する工程と、上記蓋片の延長側の開放端縁部同士を
連結する工程と、上記各側面および蓋片の内端部を中央
部に挿通させた上記吊綱に連結する工程とを任意の順序
で行うことにより、上記底部における上記枠体の外方に
位置する外縁部が上方に至るに従い、次第に外方へ傾斜
するように起きて上記底部が皿状となり、その上方が四
角錐状となる網袋を形成するようにしたものである。
に本発明の貝類中間育成篭の製造方法は、略正方形状の
網地を一側縁部に蓋片が突出するように折り曲げ、この
折り曲げ部に対して直角方向の両側短辺縁部を重ね合わ
せた状態で連結して袋体を形成し、この袋体を上記折り
曲げ部が正方形状の底部の一方の対角線となるように拡
げ、上記両連結部を上記対角線上に沿わせ、二つ折りし
た蓋片を閉じた状態で底部上に四角錐の側面を重ねるよ
うに折り畳み、上記蓋片を閉じた状態でその外方の角部
側を連結するとともに、上記底部と上記側面の内側に上
部折り畳み状態の底部の外形より小さい正方形状の外枠
を有する枠体を挿入し、その後、上記底部を上記枠体に
連結する工程と、吊綱を少なくとも上記枠体の中央部に
固定する工程と、上記蓋片の延長側の開放端縁部同士を
連結する工程と、上記各側面および蓋片の内端部を中央
部に挿通させた上記吊綱に連結する工程とを任意の順序
で行うことにより、上記底部における上記枠体の外方に
位置する外縁部が上方に至るに従い、次第に外方へ傾斜
するように起きて上記底部が皿状となり、その上方が四
角錐状となる網袋を形成するようにしたものである。
【0011】そして、上記製造方法において、袋体は連
結部の外方が内側に位置するように裏返して用いること
ができる。
結部の外方が内側に位置するように裏返して用いること
ができる。
【0012】蓋片を一方が他方の内方へ潜るようにする
ことができ、このとき、上記のように網袋の底部を皿状
に形成する場合、網袋の底部の傾斜起立部における角部
の両側面を蓋片の外端部と共に三角形状に重ね合わせ、
これら重ね合わせ部の内縁を連結することができる。
ことができ、このとき、上記のように網袋の底部を皿状
に形成する場合、網袋の底部の傾斜起立部における角部
の両側面を蓋片の外端部と共に三角形状に重ね合わせ、
これら重ね合わせ部の内縁を連結することができる。
【0013】または蓋片を四角錐状部の両側面から起立
させるように重ね合わせることができ、このとき、上記
のように網袋の底部を皿状に形成する場合、網袋の底部
の傾斜起立部における角部の両側面を三角形状に重ね合
わせ、この重ね合わせ部の上部に蓋片の重ね合わせ部の
外端部を重ね、これら重ね合わせ部を上記角部の両側面
が三角形状に重なった状態でその内縁を連結し、上記蓋
片を重ね合わせた状態で四角錐状部の側面上に重ねるよ
うにすることができる。または蓋片を四角錐状部の両側
面から起立させるように重ね合わせ、更に長辺縁に沿う
ように折り曲げることができ、このとき、上記のように
網袋の底部を皿状に形成する場合、網袋の底部の傾斜起
立部における角部の両側面を三角形状に重ね合わせ、こ
の重ね合わせ部の上部に蓋片の重ね合わせ部の外端部を
重ね、これら重ね合わせ部を上記角部の両側面が三角形
状に重なった状態でその内縁を連結し、上記蓋片を重ね
合わせた状態でその開放端縁を内側に位置させるように
四角錐状部の側面上に重ねるようすることができる。
させるように重ね合わせることができ、このとき、上記
のように網袋の底部を皿状に形成する場合、網袋の底部
の傾斜起立部における角部の両側面を三角形状に重ね合
わせ、この重ね合わせ部の上部に蓋片の重ね合わせ部の
外端部を重ね、これら重ね合わせ部を上記角部の両側面
が三角形状に重なった状態でその内縁を連結し、上記蓋
片を重ね合わせた状態で四角錐状部の側面上に重ねるよ
うにすることができる。または蓋片を四角錐状部の両側
面から起立させるように重ね合わせ、更に長辺縁に沿う
ように折り曲げることができ、このとき、上記のように
網袋の底部を皿状に形成する場合、網袋の底部の傾斜起
立部における角部の両側面を三角形状に重ね合わせ、こ
の重ね合わせ部の上部に蓋片の重ね合わせ部の外端部を
重ね、これら重ね合わせ部を上記角部の両側面が三角形
状に重なった状態でその内縁を連結し、上記蓋片を重ね
合わせた状態でその開放端縁を内側に位置させるように
四角錐状部の側面上に重ねるようすることができる。
【0014】また、蓋片に長手方向に沿って一本ないし
複数本の補強用芯材を一体的に取付けることができる。
複数本の補強用芯材を一体的に取付けることができる。
【0015】上記本発明の製造方法によれば、袋体を構
成する網地に蓋片に相当する部分を設けておくことによ
り、網地を折り曲げ、連結して四角錐状の網袋を構成す
る際に、口部を開放可能に閉じる蓋片を形成することが
でき、稚貝の収納、取り出し作業を簡単に、かつ迅速に
行うことができ、結果として養殖の作業能率の向上およ
びコストの低下を図ることができるようにした貝類の中
間育成篭を簡単に製造することができる。
成する網地に蓋片に相当する部分を設けておくことによ
り、網地を折り曲げ、連結して四角錐状の網袋を構成す
る際に、口部を開放可能に閉じる蓋片を形成することが
でき、稚貝の収納、取り出し作業を簡単に、かつ迅速に
行うことができ、結果として養殖の作業能率の向上およ
びコストの低下を図ることができるようにした貝類の中
間育成篭を簡単に製造することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しながら説明する。まず、本発明の第1の実
施形態について説明する。図1ないし図8は本発明の第
1の実施形態における貝類中間育成篭の製造方法を示す
製造工程説明図、図9ないし図12は図8で製造完成し
た貝類中間育成篭を示し、図9は斜視図、図10は上部
を切欠いた平面図、図11は図8のA−A矢視断面図、
図12は口部を開放した状態の斜視図である。
図面を参照しながら説明する。まず、本発明の第1の実
施形態について説明する。図1ないし図8は本発明の第
1の実施形態における貝類中間育成篭の製造方法を示す
製造工程説明図、図9ないし図12は図8で製造完成し
た貝類中間育成篭を示し、図9は斜視図、図10は上部
を切欠いた平面図、図11は図8のA−A矢視断面図、
図12は口部を開放した状態の斜視図である。
【0017】まず、貝類中間育成篭について説明する。
図8ないし図12に示すように、貝類中間育成篭1は、
補強用の枠体2と、網袋3と、吊綱4とから構成されて
いる。
図8ないし図12に示すように、貝類中間育成篭1は、
補強用の枠体2と、網袋3と、吊綱4とから構成されて
いる。
【0018】枠体2は、金属製芯材の外周部に防水用被
覆体が設けられた骨組体から成る外枠5と、同様の骨組
材から成る補強用桟6とから構成される。外枠5は、骨
組材がほぼ正方形の枠状に曲げられ、両端のフック状部
7が互いに係止され、各辺の中央部には内方への凹入部
8が形成されている。補強用桟6は十字状に交叉され、
各補強用桟6の両端部がフック状に曲げられ、各フック
状部9が外枠5の凹入部8に係止され、補強用桟6が外
枠5に対してずれないように、かつ補強用桟6のフック
状部9が外枠5の外方へ突出しないように連結されてい
る。
覆体が設けられた骨組体から成る外枠5と、同様の骨組
材から成る補強用桟6とから構成される。外枠5は、骨
組材がほぼ正方形の枠状に曲げられ、両端のフック状部
7が互いに係止され、各辺の中央部には内方への凹入部
8が形成されている。補強用桟6は十字状に交叉され、
各補強用桟6の両端部がフック状に曲げられ、各フック
状部9が外枠5の凹入部8に係止され、補強用桟6が外
枠5に対してずれないように、かつ補強用桟6のフック
状部9が外枠5の外方へ突出しないように連結されてい
る。
【0019】網袋3は、図1に示す網地10から構成さ
れている。この網地10はポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ナイロン等の合成樹脂製で、潮通しを良くするため
になるべく細く、剛性を有する糸よりラッセル編で編織
されている。すなわち、経糸11により多数の鎖目が縦
方向に連続され、所望間隔に配置された緯糸12により
上記鎖目列13が横方向に所望間隔で多数列設されて所
望の大きさの角目となるように構成されている。網地1
0の網目の大きさは上記のように収納する貝類の大きさ
に適応するように設定される。網袋3は網地10により
四角錐状に形成され、底部内側に枠体2が挿入されてい
る。網袋3の底部は枠体2の外形より大きくなるように
形成され、底部における枠体2の外方に位置する外縁部
が上方に至るに従い、次第に外方へ傾斜するように起こ
されている。すなわち、網袋3の底部は皿状に形成され
ている。網袋3の底部は枠体2の補強用桟6に連結糸1
4により所望間隔ごとに結ばれて連結されている。網袋
3のいずれかの稜に沿って口部15およびこの口部15
を開放可能に閉塞する蓋片16が設けられている。蓋片
16は四角錐状部において隣接する傾斜した側面が延長
され、一方が他方の内側へ潜り込むように、かつ一方が
隣接側の側面の表側に重ね合わされ、他方が隣接する側
面の内側に重ね合わされるように形成され、その底部の
角部側が糸17による縫着等により連結されている。蓋
片16の長辺側の外縁部と内縁部には合成樹脂製の紐等
から成る補強用芯材18と19が編み込まれるなどによ
り一体的に設けられている。
れている。この網地10はポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ナイロン等の合成樹脂製で、潮通しを良くするため
になるべく細く、剛性を有する糸よりラッセル編で編織
されている。すなわち、経糸11により多数の鎖目が縦
方向に連続され、所望間隔に配置された緯糸12により
上記鎖目列13が横方向に所望間隔で多数列設されて所
望の大きさの角目となるように構成されている。網地1
0の網目の大きさは上記のように収納する貝類の大きさ
に適応するように設定される。網袋3は網地10により
四角錐状に形成され、底部内側に枠体2が挿入されてい
る。網袋3の底部は枠体2の外形より大きくなるように
形成され、底部における枠体2の外方に位置する外縁部
が上方に至るに従い、次第に外方へ傾斜するように起こ
されている。すなわち、網袋3の底部は皿状に形成され
ている。網袋3の底部は枠体2の補強用桟6に連結糸1
4により所望間隔ごとに結ばれて連結されている。網袋
3のいずれかの稜に沿って口部15およびこの口部15
を開放可能に閉塞する蓋片16が設けられている。蓋片
16は四角錐状部において隣接する傾斜した側面が延長
され、一方が他方の内側へ潜り込むように、かつ一方が
隣接側の側面の表側に重ね合わされ、他方が隣接する側
面の内側に重ね合わされるように形成され、その底部の
角部側が糸17による縫着等により連結されている。蓋
片16の長辺側の外縁部と内縁部には合成樹脂製の紐等
から成る補強用芯材18と19が編み込まれるなどによ
り一体的に設けられている。
【0020】補強用桟6の中央交叉部には網袋3の底部
中央部と共に合成樹脂製の吊綱4が結ばれて固定状態に
連結され、吊綱4の上部に網袋3の蓋片16を含む四角
錐状部の各側面の頂部(内端部)が糸21による縫着等
により固定状態に連結されている。網袋3および枠体2
は必要に応じて吊綱4に所望間隔で複数段に連結され
る。そして、最上段の網袋3の上部において吊綱4に結
束等により環状の吊部20が形成されている。
中央部と共に合成樹脂製の吊綱4が結ばれて固定状態に
連結され、吊綱4の上部に網袋3の蓋片16を含む四角
錐状部の各側面の頂部(内端部)が糸21による縫着等
により固定状態に連結されている。網袋3および枠体2
は必要に応じて吊綱4に所望間隔で複数段に連結され
る。そして、最上段の網袋3の上部において吊綱4に結
束等により環状の吊部20が形成されている。
【0021】次に、上記構成の貝類中間育成篭1の製造
方法について説明する。上記のように図1に示したラッ
セル編で編織された網地10を図2に示すように略正方
形状に形成する。この網地10は、中央部の鎖目列13
aと、一方の端縁の鎖目列13bと、この端縁の鎖目列
13bから蓋片16となる間隔をおいた内方位置の鎖目
列13cと、他方の端縁の鎖目列13dと、鎖目列13
a、13c間および13a、13d間で、それぞれやや
鎖目列13a側寄り位置の鎖目列13eおよび13fを
目印となるように原反の部分とは異なる着色糸を用いる
のが好ましい。例えば、原反の経糸11と緯糸12を青
色に着色し、鎖目列13a、13dの経糸11を赤色に
着色し、鎖目列13b、13c、13eおよび13fを
緑色に着色する。鎖目列13a、13b、13c、13
dは上記網袋3を構成する際の目印として利用し、鎖目
列13e、13fは網袋3の底部を上記枠体2に連結す
る際の目印として利用する。また、蓋片16の外側と内
側の長手縁、すなわち、鎖目列13bと鎖目列13cの
内側に沿って上記補強用芯材18と19を編み込んでい
る。
方法について説明する。上記のように図1に示したラッ
セル編で編織された網地10を図2に示すように略正方
形状に形成する。この網地10は、中央部の鎖目列13
aと、一方の端縁の鎖目列13bと、この端縁の鎖目列
13bから蓋片16となる間隔をおいた内方位置の鎖目
列13cと、他方の端縁の鎖目列13dと、鎖目列13
a、13c間および13a、13d間で、それぞれやや
鎖目列13a側寄り位置の鎖目列13eおよび13fを
目印となるように原反の部分とは異なる着色糸を用いる
のが好ましい。例えば、原反の経糸11と緯糸12を青
色に着色し、鎖目列13a、13dの経糸11を赤色に
着色し、鎖目列13b、13c、13eおよび13fを
緑色に着色する。鎖目列13a、13b、13c、13
dは上記網袋3を構成する際の目印として利用し、鎖目
列13e、13fは網袋3の底部を上記枠体2に連結す
る際の目印として利用する。また、蓋片16の外側と内
側の長手縁、すなわち、鎖目列13bと鎖目列13cの
内側に沿って上記補強用芯材18と19を編み込んでい
る。
【0022】このように準備された網地10をまず、図
3(a)、(b)に示すように、中央部の鎖目列13a
部に沿って二つ折りに折り曲げ、鎖目列13dを鎖目列
13c上に位置させるとともに、鎖目列13fを鎖目列
13eの上に位置させる。次に、図4に示すように、鎖
目列13a部に沿った折り曲げ部に対して直角方向の両
側の短辺縁部を重ね合わせた状態で、糸22による縫着
等により連結して袋体を形成する。次に、この袋体を図
5(a)、(b)に示すように裏返し、糸22による連
結部の外方縁部を内側に位置させて隠し、外観を向上さ
せるとともに、取扱いに際して指等を傷付けないように
する。
3(a)、(b)に示すように、中央部の鎖目列13a
部に沿って二つ折りに折り曲げ、鎖目列13dを鎖目列
13c上に位置させるとともに、鎖目列13fを鎖目列
13eの上に位置させる。次に、図4に示すように、鎖
目列13a部に沿った折り曲げ部に対して直角方向の両
側の短辺縁部を重ね合わせた状態で、糸22による縫着
等により連結して袋体を形成する。次に、この袋体を図
5(a)、(b)に示すように裏返し、糸22による連
結部の外方縁部を内側に位置させて隠し、外観を向上さ
せるとともに、取扱いに際して指等を傷付けないように
する。
【0023】次に、上記のように裏返した袋体を図6に
示すように、上記二つ折りの折り曲げ部である鎖目列1
3aが正方形状の底部の一方の対角線となるように拡げ
る。続いて、四角錐状部の陵となる糸22による連結部
が上記対角線である鎖目列13a上に沿うように位置さ
せ、四角錐状部の稜となる鎖目列13dを他方の対角線
上に位置させ、二つ折りされた蓋片16の内側の鎖目列
13cが鎖目列13dの四角錐状部の稜となる延長対角
線上に位置し、二つ折りされた蓋片16が一方を他方の
内側に潜り込ませるように、かつ互いに側方へずれるよ
うに、その間の口部15(図12参照)を開放可能に閉
じた状態で底部上に四角錐状の各側面を重ねるように折
り畳む。
示すように、上記二つ折りの折り曲げ部である鎖目列1
3aが正方形状の底部の一方の対角線となるように拡げ
る。続いて、四角錐状部の陵となる糸22による連結部
が上記対角線である鎖目列13a上に沿うように位置さ
せ、四角錐状部の稜となる鎖目列13dを他方の対角線
上に位置させ、二つ折りされた蓋片16の内側の鎖目列
13cが鎖目列13dの四角錐状部の稜となる延長対角
線上に位置し、二つ折りされた蓋片16が一方を他方の
内側に潜り込ませるように、かつ互いに側方へずれるよ
うに、その間の口部15(図12参照)を開放可能に閉
じた状態で底部上に四角錐状の各側面を重ねるように折
り畳む。
【0024】次に、図7に示すように、蓋片16を閉じ
た状態で、外方の角部側を糸17による縫着等により鎖
目列13cと直交方向となるように連結する。これとと
もに、鎖目列13dおよび蓋片16の対角線側を開いて
内側に、折畳み状態の底部外形より小さい形状の外枠5
を有する上記枠体2を挿入する(なお、糸17による連
結の前に枠体2を挿入してもよい。)。このとき、目印
である鎖目列13e、13fが枠体2における外枠5の
凹入部8と補強用桟6のフック状部9とによる連結部を
通過するように配置することにより、外枠2を正方形状
に折り畳んだ網地10の底部の真中に挿入することがで
きる。
た状態で、外方の角部側を糸17による縫着等により鎖
目列13cと直交方向となるように連結する。これとと
もに、鎖目列13dおよび蓋片16の対角線側を開いて
内側に、折畳み状態の底部外形より小さい形状の外枠5
を有する上記枠体2を挿入する(なお、糸17による連
結の前に枠体2を挿入してもよい。)。このとき、目印
である鎖目列13e、13fが枠体2における外枠5の
凹入部8と補強用桟6のフック状部9とによる連結部を
通過するように配置することにより、外枠2を正方形状
に折り畳んだ網地10の底部の真中に挿入することがで
きる。
【0025】次に、図8ないし図11に示すように、網
袋3の底面部を枠体2の補強用桟6に糸14により所望
間隔ごとに連結する作業と、吊綱4を枠体2の補強用桟
6の中央交叉部に網袋3の底部に相当する部分と共に結
ぶ作業と、蓋片16の延長側の開放端縁部である鎖目列
13d部分同士を糸23による縫着等により連結して閉
じる作業と、中央部に挿通させた吊綱4に四角錐状の各
側面および蓋片16の上端部(内端部)を糸21による
縫着等により固定状態に連結する作業とを任意の順序で
行うことにより、枠体2および吊綱4により四角錐状の
網袋3を構成することができる。このとき、四角錐状の
網袋3の底部は枠体2の外形より大きくなるように形成
しているので、吊綱4により吊下げて網袋3を四角錐状
に起立させた際、その底部における枠体2の外方に位置
する外縁部が上方に至るに従い、次第に外方へ傾斜する
皿状に形成することができる。
袋3の底面部を枠体2の補強用桟6に糸14により所望
間隔ごとに連結する作業と、吊綱4を枠体2の補強用桟
6の中央交叉部に網袋3の底部に相当する部分と共に結
ぶ作業と、蓋片16の延長側の開放端縁部である鎖目列
13d部分同士を糸23による縫着等により連結して閉
じる作業と、中央部に挿通させた吊綱4に四角錐状の各
側面および蓋片16の上端部(内端部)を糸21による
縫着等により固定状態に連結する作業とを任意の順序で
行うことにより、枠体2および吊綱4により四角錐状の
網袋3を構成することができる。このとき、四角錐状の
網袋3の底部は枠体2の外形より大きくなるように形成
しているので、吊綱4により吊下げて網袋3を四角錐状
に起立させた際、その底部における枠体2の外方に位置
する外縁部が上方に至るに従い、次第に外方へ傾斜する
皿状に形成することができる。
【0026】網袋3および枠体2は必要に応じて吊綱4
に所望間隔で複数段に連結する。そして、最上段の網袋
3の上部において吊綱4に結束により環状の吊部20を
形成する。この貝類中間育成篭1は、不使用時には吊綱
4を弛ませて扁平状に重ねておくことができる。
に所望間隔で複数段に連結する。そして、最上段の網袋
3の上部において吊綱4に結束により環状の吊部20を
形成する。この貝類中間育成篭1は、不使用時には吊綱
4を弛ませて扁平状に重ねておくことができる。
【0027】以上のように構成された貝類中間育成篭1
を使用するには、図12に示すように、蓋片16の中間
部を両側に引張って口部15を開放することにより、貝
類、例えば、ホタテ稚貝を適当数、網袋3内に投入す
る。若しくは蓋片16の間に漏斗の先端部を挿入し、こ
の漏斗を利用してホタテ稚貝を適当数、網袋3内に投入
する。投入後、蓋片16を解放し、若しくは漏斗を抜く
ことにより、蓋片16を復帰させ、上下で左右に位置さ
せて四角錐状部の側面に重ならせ、口部15を閉じるこ
とができる。このとき、蓋片16には補強用芯材18、
19を編み込んでいるので、口部15を確実に閉じた状
態に保持することができる。そして、貝類中間育成篭1
を海中に沈め、吊綱4の吊部20を海上に係留してある
筏等に連結することにより、吊綱4の下端に取り付けて
ある沈子により貝類中間育成篭1を海中で垂直方向に保
持することができ、この状態でホタテ稚貝を養殖する。
ホタテ稚貝を一定期間養殖した後、網目の大きい貝類中
間育成篭1に移し替える分散作業を行い、若しくは出荷
する際には、貝類中間育成篭1を海中から引き揚げる。
そして、上記と同様に、図12に示すように、蓋片16
の中間部を両側に引き張って口部15を開放することに
より、ホタテ稚貝を網袋3から取り出すことができる。
を使用するには、図12に示すように、蓋片16の中間
部を両側に引張って口部15を開放することにより、貝
類、例えば、ホタテ稚貝を適当数、網袋3内に投入す
る。若しくは蓋片16の間に漏斗の先端部を挿入し、こ
の漏斗を利用してホタテ稚貝を適当数、網袋3内に投入
する。投入後、蓋片16を解放し、若しくは漏斗を抜く
ことにより、蓋片16を復帰させ、上下で左右に位置さ
せて四角錐状部の側面に重ならせ、口部15を閉じるこ
とができる。このとき、蓋片16には補強用芯材18、
19を編み込んでいるので、口部15を確実に閉じた状
態に保持することができる。そして、貝類中間育成篭1
を海中に沈め、吊綱4の吊部20を海上に係留してある
筏等に連結することにより、吊綱4の下端に取り付けて
ある沈子により貝類中間育成篭1を海中で垂直方向に保
持することができ、この状態でホタテ稚貝を養殖する。
ホタテ稚貝を一定期間養殖した後、網目の大きい貝類中
間育成篭1に移し替える分散作業を行い、若しくは出荷
する際には、貝類中間育成篭1を海中から引き揚げる。
そして、上記と同様に、図12に示すように、蓋片16
の中間部を両側に引き張って口部15を開放することに
より、ホタテ稚貝を網袋3から取り出すことができる。
【0028】このように、蓋片16を両側に引張った
り、解放することにより、口部15を開、閉することが
できるので、貝類の収納、取出し作業を簡単に、かつ迅
速に行うことができ、結果として養殖の作業能率の向上
およびコストの低下を図ることができる。
り、解放することにより、口部15を開、閉することが
できるので、貝類の収納、取出し作業を簡単に、かつ迅
速に行うことができ、結果として養殖の作業能率の向上
およびコストの低下を図ることができる。
【0029】なお、上記実施形態においては蓋片16の
一方を他方の奥部まで深く潜り込むようにしているが、
蓋片16の一方を他方の裏側に重なるように浅く潜り込
ませても良く、潜り込ませる深さは任意に選択すること
ができる。
一方を他方の奥部まで深く潜り込むようにしているが、
蓋片16の一方を他方の裏側に重なるように浅く潜り込
ませても良く、潜り込ませる深さは任意に選択すること
ができる。
【0030】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。図13ないし図15は本発明の第2の実施形態
における製造方法により製造完成した貝類中間育成篭を
示し、図13は斜視図、図14は図11と同様の断面
図、図15は口部を開放した状態の斜視図である。
明する。図13ないし図15は本発明の第2の実施形態
における製造方法により製造完成した貝類中間育成篭を
示し、図13は斜視図、図14は図11と同様の断面
図、図15は口部を開放した状態の斜視図である。
【0031】上記第1の実施形態においては、図7に示
すように、蓋片16の外方角部を鎖目列13cと直交方
向で糸17による縫着等により連結しているので、網袋
3を四角錐状に起こした際、皿状底部における糸17に
よる連結部側の角部に図11、図12に示すようにポケ
ット24が形成される。このため、蓋片16を両側に引
張って口部15を開放した際、ポケット24がほぼその
ままの状態で残ってしまい。ホタテ稚貝がそのポケット
24に納まった状態で取り出し難い場合がある。そこ
で、本実施の形態においては、蓋片16の外方角部を連
結する際、図13、図14に示すように、蓋片16同士
および底部の上方傾斜部の角部を両側から閉塞するよう
に三角形状に重ね合わせ、これらの重ね合わせ部を角部
の両側部が三角形状に重なった状態でその内縁が垂直方
向となるように、糸17による縫着等により垂直方向に
連結したものである。
すように、蓋片16の外方角部を鎖目列13cと直交方
向で糸17による縫着等により連結しているので、網袋
3を四角錐状に起こした際、皿状底部における糸17に
よる連結部側の角部に図11、図12に示すようにポケ
ット24が形成される。このため、蓋片16を両側に引
張って口部15を開放した際、ポケット24がほぼその
ままの状態で残ってしまい。ホタテ稚貝がそのポケット
24に納まった状態で取り出し難い場合がある。そこ
で、本実施の形態においては、蓋片16の外方角部を連
結する際、図13、図14に示すように、蓋片16同士
および底部の上方傾斜部の角部を両側から閉塞するよう
に三角形状に重ね合わせ、これらの重ね合わせ部を角部
の両側部が三角形状に重なった状態でその内縁が垂直方
向となるように、糸17による縫着等により垂直方向に
連結したものである。
【0032】これにより、図15に示すように開放した
口部15の外端縁に糸17による連結部が続いて口部1
5の外端縁の外方へポケットが生じないので、ホタテ稚
貝の取り出し作業を円滑に行うことができる。その他の
構成および製造方法については上記第1の実施形態と同
様である。
口部15の外端縁に糸17による連結部が続いて口部1
5の外端縁の外方へポケットが生じないので、ホタテ稚
貝の取り出し作業を円滑に行うことができる。その他の
構成および製造方法については上記第1の実施形態と同
様である。
【0033】次に、本発明の第3の実施形態について説
明する。図16(a)、(b)、(c)は本発明の第3
の実施形態における製造方法の一工程を示す説明図、図
17ないし図20は同製造方法により製造完成した貝類
中間育成篭を示し、図17は斜視図、図18は一部破破
断面図、図19は図18のB−B線部における蓋片部分
を示す一部拡大断面図、図20は口部を開放した状態の
斜視図である。
明する。図16(a)、(b)、(c)は本発明の第3
の実施形態における製造方法の一工程を示す説明図、図
17ないし図20は同製造方法により製造完成した貝類
中間育成篭を示し、図17は斜視図、図18は一部破破
断面図、図19は図18のB−B線部における蓋片部分
を示す一部拡大断面図、図20は口部を開放した状態の
斜視図である。
【0034】上記第1、第2の実施形態においては、蓋
片16を上下で左右方向にずれるように配置している
が、本実施形態においては、網地10から成る袋体を上
記第1の実施形態と同様に折り畳む際、図16(a)、
(b)、(c)に示すように、二つ折りされた蓋片16
を両側面から起立させるように重ね合わせ、四角錐状の
網袋3を形成させるように起こした状態で、網袋3の底
部の傾斜起立部における角部を両側から閉塞するように
三角形状に重ね合わせ、この重ね合わせ部の上部に蓋片
16の重ね合わせ部の外端部を重ね、これらの重ね合わ
せ部を角部の両側端が三角形状に重なった状態で、その
内縁が垂直方向となるように、糸17による縫着等によ
り垂直方向に連結したものである。また、図17ないし
図19に示すように、蓋片16を重ね合わせた状態で折
り癖を持たせて四角錐状の網袋3の側面上に重ねるよう
に倒し、蓋片16の内端部(上端部)を糸21による縫
着等により吊綱4に連結したものである。
片16を上下で左右方向にずれるように配置している
が、本実施形態においては、網地10から成る袋体を上
記第1の実施形態と同様に折り畳む際、図16(a)、
(b)、(c)に示すように、二つ折りされた蓋片16
を両側面から起立させるように重ね合わせ、四角錐状の
網袋3を形成させるように起こした状態で、網袋3の底
部の傾斜起立部における角部を両側から閉塞するように
三角形状に重ね合わせ、この重ね合わせ部の上部に蓋片
16の重ね合わせ部の外端部を重ね、これらの重ね合わ
せ部を角部の両側端が三角形状に重なった状態で、その
内縁が垂直方向となるように、糸17による縫着等によ
り垂直方向に連結したものである。また、図17ないし
図19に示すように、蓋片16を重ね合わせた状態で折
り癖を持たせて四角錐状の網袋3の側面上に重ねるよう
に倒し、蓋片16の内端部(上端部)を糸21による縫
着等により吊綱4に連結したものである。
【0035】このような構成の蓋片16によりこの間の
口部15を一層確実に閉じた状態に保持することがで
き、仮に、貝類中間育成篭1が海中で激しく揺れてもホ
タテ稚貝の流失を防止することができる。また、蓋片1
6間を開き、更に両側に引張ることにより図20に示す
ように口部15を開放することができるが、この際、上
記第2の実施形態と同様に、開放した口部15の外端縁
に糸17による連結部が続いて口部15の外端縁の外方
へポケットが生じないので、ホタテ稚貝の取り出し作業
を円滑に行うことができる。その他の構成および製造方
法については上記第1の実施形態と同様である。
口部15を一層確実に閉じた状態に保持することがで
き、仮に、貝類中間育成篭1が海中で激しく揺れてもホ
タテ稚貝の流失を防止することができる。また、蓋片1
6間を開き、更に両側に引張ることにより図20に示す
ように口部15を開放することができるが、この際、上
記第2の実施形態と同様に、開放した口部15の外端縁
に糸17による連結部が続いて口部15の外端縁の外方
へポケットが生じないので、ホタテ稚貝の取り出し作業
を円滑に行うことができる。その他の構成および製造方
法については上記第1の実施形態と同様である。
【0036】次に、本発明の第4の実施形態について説
明する。図21ないし図23は本発明の第3の実施形態
における製造方法により製造完成した貝類中間育成篭を
示し、図21は斜視図、図22は一部破断正面図、図2
3は図19と同様の一部拡大断面図である。
明する。図21ないし図23は本発明の第3の実施形態
における製造方法により製造完成した貝類中間育成篭を
示し、図21は斜視図、図22は一部破断正面図、図2
3は図19と同様の一部拡大断面図である。
【0037】本実施形態においては、網地10から成る
袋体を上記第1の実施形態と同様に折り畳む際、上記第
3の実施形態と同様に、二つ折りされた蓋片16を両側
面から起立させるように重ね合わせ、更に、蓋片16を
重ね合わせた状態で長手方向の中央部において図23に
示すように内方へ折り込んで重ね合わせ、四角錐状の網
袋3を形成させるように起こした状態で、網袋3の底部
の傾斜起立部における角部を両側から閉塞するように三
角形状に重ね合わせ、この重ね合わせ部の上部に蓋片1
6の重ね合わせ部の外端部を重ね、これらの重ね合わせ
部を角部の両側端が三角形状に重なった状態で、その内
縁が垂直方向となるように、糸17による縫着等により
垂直方向に連結したものである。また、図21ないし図
23に示すように、蓋片16を重ね合わせた状態で折り
癖を持たせ、蓋片16を開放端縁を折り込むように内側
に位置させるようにして四角錐状の網袋3の側面上に重
ねるように倒し、蓋片16の内端部(上端部)を糸21
による縫着等により吊綱4に連結したものである。
袋体を上記第1の実施形態と同様に折り畳む際、上記第
3の実施形態と同様に、二つ折りされた蓋片16を両側
面から起立させるように重ね合わせ、更に、蓋片16を
重ね合わせた状態で長手方向の中央部において図23に
示すように内方へ折り込んで重ね合わせ、四角錐状の網
袋3を形成させるように起こした状態で、網袋3の底部
の傾斜起立部における角部を両側から閉塞するように三
角形状に重ね合わせ、この重ね合わせ部の上部に蓋片1
6の重ね合わせ部の外端部を重ね、これらの重ね合わせ
部を角部の両側端が三角形状に重なった状態で、その内
縁が垂直方向となるように、糸17による縫着等により
垂直方向に連結したものである。また、図21ないし図
23に示すように、蓋片16を重ね合わせた状態で折り
癖を持たせ、蓋片16を開放端縁を折り込むように内側
に位置させるようにして四角錐状の網袋3の側面上に重
ねるように倒し、蓋片16の内端部(上端部)を糸21
による縫着等により吊綱4に連結したものである。
【0038】このような構成の蓋片16によりこの間の
口部15を更に一層確実に閉じた状態に保持することが
でき、仮に、貝類中間育成篭1が海中で激しく揺れても
ホタテ稚貝の流失を防止することができる。また、蓋片
16間を開き、更に両側に引張ることにより上記第3の
実施形態と同様に口部15を開放することができるが、
この際、上記第2、第3の実施形態と同様に、開放した
口部15の外端縁に糸17による連結部が続いて口部1
5の外端縁の外方へポケットが生じないので、ホタテ稚
貝の取り出し作業を円滑に行うことができる。その他の
構成および製造方法については上記第1の実施形態と同
様である。
口部15を更に一層確実に閉じた状態に保持することが
でき、仮に、貝類中間育成篭1が海中で激しく揺れても
ホタテ稚貝の流失を防止することができる。また、蓋片
16間を開き、更に両側に引張ることにより上記第3の
実施形態と同様に口部15を開放することができるが、
この際、上記第2、第3の実施形態と同様に、開放した
口部15の外端縁に糸17による連結部が続いて口部1
5の外端縁の外方へポケットが生じないので、ホタテ稚
貝の取り出し作業を円滑に行うことができる。その他の
構成および製造方法については上記第1の実施形態と同
様である。
【0039】なお、蓋片16の補強用芯材18、19は
なくてもよく、また、補強用芯材18、19に替えて増
織によりその部分の網目を小さくして増強することもで
きる。また、上記第4の実施形態においては蓋片16を
一回折り込んでいるが、複数回折り込むこともできる。
更に、上記第1、第2の実施形態においては、両側の蓋
片16を中間部で係合させるようにして頂部側(内端部
側)と下部側(外端部側)とで上下(表裏)が逆に入れ
替わるように潜り込ませることもできる。このほか、本
発明は、その基本的技術思想を逸脱しない範囲で種々変
更することができる。
なくてもよく、また、補強用芯材18、19に替えて増
織によりその部分の網目を小さくして増強することもで
きる。また、上記第4の実施形態においては蓋片16を
一回折り込んでいるが、複数回折り込むこともできる。
更に、上記第1、第2の実施形態においては、両側の蓋
片16を中間部で係合させるようにして頂部側(内端部
側)と下部側(外端部側)とで上下(表裏)が逆に入れ
替わるように潜り込ませることもできる。このほか、本
発明は、その基本的技術思想を逸脱しない範囲で種々変
更することができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明の製造方法に
よれば、袋体を構成する網地に蓋片に相当する部分を設
けておくことにより、網地を折り曲げ、連結して四角錐
状の網袋を構成する際に、口部を開放可能に閉じる蓋片
を形成することができ、稚貝の収納、取り出し作業を簡
単に、かつ迅速に行うことができ、結果として養殖の作
業能率の向上およびコストの低下を図ることができるよ
うにした貝類の中間育成篭を簡単に製造することができ
る。したがって、製造能率の向上を図ることができて量
産化に適応させることができる。
よれば、袋体を構成する網地に蓋片に相当する部分を設
けておくことにより、網地を折り曲げ、連結して四角錐
状の網袋を構成する際に、口部を開放可能に閉じる蓋片
を形成することができ、稚貝の収納、取り出し作業を簡
単に、かつ迅速に行うことができ、結果として養殖の作
業能率の向上およびコストの低下を図ることができるよ
うにした貝類の中間育成篭を簡単に製造することができ
る。したがって、製造能率の向上を図ることができて量
産化に適応させることができる。
【図1】本発明の製造方法により製造する貝類中間育成
篭の網袋に用いる網地を示す一部拡大図である。
篭の網袋に用いる網地を示す一部拡大図である。
【図2】本発明の第1の実施形態による製造方法を示す
製造工程説明用の平面図である。
製造工程説明用の平面図である。
【図3】(a)、(b)はそれぞれ同製造方法を示す製
造工程説明用の平面図、正面図である。
造工程説明用の平面図、正面図である。
【図4】同製造方法を示す製造工程説明用の平面図であ
る。
る。
【図5】(a)、(b)はそれぞれ同製造方法を示す製
造工程説明用の平面図、正面図である。
造工程説明用の平面図、正面図である。
【図6】同製造方法を示す製造工程説明用の斜視図であ
る。
る。
【図7】同製造方法を示す製造工程説明用の平面図であ
る。
る。
【図8】同製造方法を示す製造工程説明用で製造完成状
態の貝類中間育成篭を示す平面図ある。
態の貝類中間育成篭を示す平面図ある。
【図9】同貝類中間育成篭を示す斜視図である。
【図10】同貝類中間育成篭を示す一部破断平面図であ
る。
る。
【図11】同貝類中間育成篭を示し、図8のA−A矢視
断面図である。
断面図である。
【図12】同貝類中間育成篭を示し、口部を開放した状
態の斜視図である。
態の斜視図である。
【図13】本発明の第2の実施形態による製造方法によ
り製造した貝類中間育成篭を示す斜視図である。
り製造した貝類中間育成篭を示す斜視図である。
【図14】同貝類中間育成篭を示し、図11と同様の断
面図である。
面図である。
【図15】同貝類中間育成篭を示し、口部を開放した状
態の斜視図である。
態の斜視図である。
【図16】(a)、(b)、(c)はそれぞれ本発明の
第3の実施形態による製造方法を示す一部の製造工程説
明用の斜視図、平面図、正面図である。
第3の実施形態による製造方法を示す一部の製造工程説
明用の斜視図、平面図、正面図である。
【図17】同製造方法により製造した貝類中間育成篭を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図18】同貝類中間育成篭を示す一部破断正面図であ
る。
る。
【図19】同貝類中間育成篭を示し、図18のB−B線
に沿う一部拡大断面図である。
に沿う一部拡大断面図である。
【図20】同貝類中間育成篭を示し、口部を開放した状
態の斜視図である。
態の斜視図である。
【図21】本発明の第4の実施形態による製造方法によ
り製造した貝類中間育成篭を示す斜視図である。
り製造した貝類中間育成篭を示す斜視図である。
【図22】同貝類中間育成篭を示す一部破断正面図であ
る。
る。
【図23】同貝類中間育成篭を示し、図19と同様の一
部拡大断面図である。
部拡大断面図である。
1 貝類中間育成篭 2 枠体 3 網袋 4 吊綱 10 網地 15 口部 16 蓋片 18 補強用芯材 19 補強用芯材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−220971(JP,A) 実開 平1−101350(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01K 61/00
Claims (9)
- 【請求項1】 略正方形状の網地を一側縁部に蓋片が突
出するように折り曲げ、この折り曲げ部に対して直角方
向の両側短辺縁部を重ね合わせた状態で連結して袋体を
形成し、この袋体を上記折り曲げ部が正方形状の底部の
一方の対角線となるように拡げ、上記両連結部を上記対
角線上に沿わせ、二つ折りした蓋片を閉じた状態で底部
上に四角錐の側面を重ねるように折り畳み、上記蓋片を
閉じた状態でその外方の角部側を連結するとともに、上
記底部と上記側面の内側に上記折り畳み状態の底部の外
形より小さい正方形状の外枠を有する枠体を挿入し、そ
の後、上記底部を上記枠体に連結する工程と、吊綱を少
なくとも上記枠体の中央部に固定する工程と、上記蓋片
の延長側の開放端縁部同士を連結する工程と、上記各側
面および蓋片の内端部を中央部に挿通させた上記吊綱に
連結する工程とを任意の順序で行うことにより、上記底
部における上記枠体の外方に位置する外縁部が上方に至
るに従い、次第に外方へ傾斜するように起きて上記底部
が皿状となり、その上方が四角錐状となる網袋を形成す
るようにした貝類中間育成篭の製造方法。 - 【請求項2】 袋体は連結部の外方が内側に位置するよ
うに裏返して用いる請求項1記載の貝類中間育成篭の製
造方法。 - 【請求項3】 蓋片を一方が他方の内方へ潜るようにし
た請求項1または2記載の貝類中間育成篭の製造方法。 - 【請求項4】 網袋の底部の傾斜起立部における角部の
両側面を蓋片の外端部と共に三角形状に重ね合わせ、こ
れら重ね合わせ部の内縁を連結する請求項3記載の貝類
中間育成篭の製造方法。 - 【請求項5】 蓋片を四角錐状部の両側面から起立させ
るように重ね合わせた請求項1または2記載の貝類中間
育成篭の製造方法。 - 【請求項6】 網袋の底部の傾斜起立部における角部の
両側面を三角形状に重ね合わせ、この重ね合わせ部の上
部に蓋片の重ね合わせ部の外端部を重ね、これら重ね合
わせ部を上記角部の両側面が三角形状に重なった状態で
その内縁を連結し、上記蓋片を重ね合わせた状態で四角
錐状部の側面上に重ねるようにした請求項5記載の貝類
中間育成篭の製造方法。 - 【請求項7】 蓋片を四角錐状部の両側面から起立させ
るように重ね合わせ、更に長辺縁に沿うように折り曲げ
た請求項1または2記載の貝類中間育成篭の製造方法。 - 【請求項8】 網袋の底部の傾斜起立部における角部の
両側面を三角形状に重ね合わせ、この重ね合わせ部の上
部に蓋片の重ね合わせ部の外端部を重ね、これら重ね合
わせ部を上記角部の両側面が三角形状に重なった状態で
その内縁を連結し、上記蓋片を重ね合わせた状態でその
開放端縁を内側に位置させるように四角錐状部の側面上
に重ねるようにした請求項7記載の貝類中間育成篭の製
造方法。 - 【請求項9】 蓋片に長手方向に沿って一本ないし複数
本の補強用芯材を一体的に取付けた請求項1ないし8の
いずれかに記載の貝類中間育成篭の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10216560A JP3053799B2 (ja) | 1998-07-16 | 1998-07-16 | 貝類中間育成篭の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10216560A JP3053799B2 (ja) | 1998-07-16 | 1998-07-16 | 貝類中間育成篭の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000032866A JP2000032866A (ja) | 2000-02-02 |
JP3053799B2 true JP3053799B2 (ja) | 2000-06-19 |
Family
ID=16690353
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10216560A Expired - Lifetime JP3053799B2 (ja) | 1998-07-16 | 1998-07-16 | 貝類中間育成篭の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3053799B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
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DK1924138T3 (da) * | 2005-09-15 | 2011-07-25 | Bekaert Sa Nv | Foldet akvakultur-netkonstruktion |
JP6027196B1 (ja) * | 2015-07-10 | 2016-11-16 | 金八神漁網株式会社 | 中間育成籠の重ね口構造 |
CN106508765B (zh) * | 2016-11-10 | 2019-07-02 | 浙江海洋大学 | 一种海洋生态养殖网箱 |
CN109287542B (zh) * | 2018-10-18 | 2021-02-09 | 张功文 | 一种水产养殖鱼苗暂养折叠网框 |
-
1998
- 1998-07-16 JP JP10216560A patent/JP3053799B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000032866A (ja) | 2000-02-02 |
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