JP5013393B2 - プラズマ処理装置と方法 - Google Patents

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Description

本発明は,プラズマを生成して基板に対して成膜などの処理を施すプラズマ処理装置と方法に関する。
例えばLCD装置などの製造工程においては,マイクロ波を利用して処理室内にプラズマを発生させ,LCD基板に対してCVD処理やエッチング処理等を施す装置が用いられている。かかるプラズマ処理装置として,処理室の上方に複数本の導波管を平行に並べたものが知られている(例えば,特許文献1,2参照)。この導波管の下面には複数のスロットが並べて開口され,さらに,導波管の下面に沿って平板状の誘電体が設けられる。そして,スロットを通じて誘電体の表面にマイクロ波を伝播させ,処理室内に供給された所定のガス(プラズマ励起用の希ガスおよび/またはプラズマ処理用のガス)をマイクロ波のエネルギ(電磁界)によってプラズマ化させる構成となっている。
特開2004−200646号公報 特開2004−152876号公報
しかしながら,基板などの大型化に伴って処理装置も大きくなってきており,特に大型化した誘電体の製造が困難で製造コストが高くなってきている。また誘電体が大きく重くなると,それを支持する支持部材も強固な構造にしなければならないが,そうすると,処理室内に発生するプラズマが不均一になりやすいという問題がある。即ち,大型化した支持部材が邪魔となって,基板の上方全体に均一な電磁界が形成されることが阻害され,また,誘電体自体の面積が大きいため,処理ガスの種類や処理室内の圧力などといった各種条件によっては,誘電体の表面全体にマイクロ波を均一に伝播させることが困難な場合があった。
従って本発明の目的は,製造が容易で,しかも,処理室内に均一なプラズマを発生させることができるプラズマ処理装置と方法を提供することにある。
上記課題を解決するため,本発明によれば,導波管に導入されたマイクロ波をスロットに通して誘電体に伝播させ,処理容器内に供給された所定のガスをプラズマ化させて,基板にプラズマ処理を施すプラズマ処理装置であって,前記導波管を複数本並べて配置し,各導波管に複数のスロットをそれぞれ設け,各スロット毎に誘電体を設けたことを特徴とする,プラズマ処理装置が提供される。
また本発明によれば,導波管に導入されたマイクロ波をスロットに通して誘電体に伝播させ,処理容器内に供給された所定のガスをプラズマ化させて,基板にプラズマ処理を施すプラズマ処理装置であって,前記導波管を複数本並べて配置し,各導波管に複数のスロットをそれぞれ設け,2以上の導波管毎に複数の誘電体をそれぞれ設け,2以上の導波管にそれぞれ形成されたスロットに各誘電体を跨って配置したことを特徴とする,プラズマ処理装置が提供される
これらのプラズマ処理装置において,前記導波管は,例えば方形導波管である。また,前記複数の誘電体は,例えば方形の平板状である。前記誘電体が長方形であり,前記誘電体の横幅をマイクロ波の自由空間波長よりも狭くし,前記誘電体の長手方向の長さをマイクロ波の自由空間波長よりも長くしても良い。なお,例えば前記複数の誘電体の周囲に,処理容器内に所定のガスを供給する1または2以上のガス噴射口をそれぞれ設けることができる。また,前記複数の誘電体を支持する支持部材に,前記ガス噴射口を設けても良い。
また本発明によれば,導波管に導入されたマイクロ波をスロットに通して誘電体に伝播させ,処理容器内に供給された所定のガスをプラズマ化させて,基板にプラズマ処理を施すプラズマ処理方法であって,複数本並べて配置された各導波管にマイクロ波を導入し,各導波管にそれぞれ設けられた複数のスロットを通して,各スロット毎に設けられた前記誘電体にマイクロ波を伝播させることを特徴とする,プラズマ処理方法が提供される。
また本発明によれば,導波管に導入されたマイクロ波をスロットに通して誘電体に伝播させ,処理容器内に供給された所定のガスをプラズマ化させて,基板にプラズマ処理を施すプラズマ処理方法であって,複数本並べて配置された導波管にマイクロ波を導入し,各導波管にそれぞれ設けられた複数のスロットを通して,2以上の導波管にそれぞれ形成されたスロットに跨って配置され,2以上の導波管毎にそれぞれ設けられた複数の誘電体にマイクロ波を伝播させることを特徴とする,プラズマ処理方法が提供される。
本発明によれば,複数本の導波管に対して複数の誘電体を設けるか,あるいは,2以上の導波管毎にそれぞれ複数ずつの誘電体を設けたことにより,各誘電体を小型化かつ軽量化することができ,かつ,基板の大面化に対しての対応力を向上させることができる。このため,プラズマ処理装置の製造も容易かつ低コストとなる。また,各誘電体毎に1または2以上のスロットがそれぞれ設けてあり,しかも各誘電体の面積は著しく小さくできるため,誘電体の表面全体にマイクロ波を確実に伝播させることができる。また,誘電体を支持する支持部材も細くて済むので,基板の上方全体に均一な電磁界を形成でき,処理室内に均一なプラズマを発生できるようになる。
なお,誘電体を支持する支持部材に処理ガスを供給するガス噴射口を設ければ,処理室内の誘電体と基板との間に処理ガス供給用のシャワヘッドなどを配置する必要がなくなるので,装置を簡略化できる。また,シャワヘッドなどを省略することにより,誘電体と基板との距離を短くでき,成膜処理,エッチング速度の向上,装置の小型化,処理ガスの少量化がはかれる。
以下,本発明の実施の形態を,プラズマ処理の一例であるCVD(chemical vapor deposition)処理を行うプラズマ処理装置1に基づいて説明する。図1は,本発明の実施の形態にかかるプラズマ処理装置1の概略的な構成を示した縦断面図である。図2は,このプラズマ処理装置1が備える蓋体3の下面に支持された複数の誘電体22の配置を示す下面図である。図3は,蓋体3の部分拡大縦断面図である。
このプラズマ処理装置1は,上部が開口した有底立方体形状の処理容器2と,この処理容器2の上方を塞ぐ蓋体3を備えている。これら処理容器2と蓋体3は例えばアルミニウムからなり,いずれも接地された状態になっている。
処理容器2の内部には,基板として例えばガラス基板(以下「基板」という)Gを載置するための載置台としてのサセプタ4が設けられている。このサセプタ4は例えば窒化アルミニウムからなり,その内部には,基板Gを静電吸着すると共に処理容器2の内部に所定のバイアス電圧を印加させるための給電部5と,基板Gを所定の温度に加熱するヒータ6が設けられている。給電部5には,処理容器2の外部に設けられたバイアス印加用の高周波電源7がコンデンサなどを備えた整合器7’を介して接続されると共に,静電吸着用の高圧直流電源8がコイル8’を介して接続されている。ヒータ6には,同様に処理容器2の外部に設けられた交流電源9が接続されている。
サセプタ4は,処理容器2の外部下方に設けられた昇降プレート10の上に,筒体11を介して支持されており,昇降プレート10と一体的に昇降することによって,処理容器2内におけるサセプタ4の高さが調整される。但し,処理容器2の底面と昇降プレート10との間には,べローズ12が装着してあるので,処理容器2内の気密性は保持されている。
処理容器2の底部には,処理容器2の外部に設けられた真空ポンプなどの排気装置(図示せず)によって処理容器2内の雰囲気を排気するための排気口13が設けられている。また,処理容器2内においてサセプタ4の周囲には,処理容器2内におけるガスの流れを好ましい状態に制御するための整流板14が設けられている。
蓋体3は,例えばアルミニウムからなる蓋本体20の下面にスロットアンテナ21を取り付け,更にスロットアンテナ21の下面に,複数枚の誘電体22を取り付けた構成である。なお,蓋本体20とスロットアンテナ21は,一体的に構成される。図1に示すように処理容器2の上方を蓋体3によって塞いだ状態では,蓋本体20の下面周辺部と処理容器2の上面との間に配置されたOリング23と,後述する各スロット40の周りに配置されたOリング41によって,処理容器2内の気密性が保持されている。
蓋本体20の下面には,複数本の導波管25が形成されている。この実施の形態では,何れも直線上に延びる6本の導波管25を有しており,各導波管25同士が互いに平行となるように並列に配置されている。また各導波管25は,断面形状が方形状のいわゆる方形導波管に構成されており,例えばTE10モードの場合であれば,各導波管25の断面形状(方形状)の長辺方向がH面で水平となり,短辺方向がE面で垂直となるように配置される。なお,長辺方向と短辺方向をどのように配置するかは,モードによって変る。また各導波管25の内部は,例えばAl,石英,フッ素樹脂などによって充填されている。
図2に示されるように,各導波管25の端部には,分岐導波路26が接続してあり,処理容器2の外部に設けられたマイクロ波供給装置27で発生させた例えば2.45GHzのマイクロ波が,この分岐導波路26を経て各導波管25にそれぞれ導入される。その他,蓋本体20の内部には,処理容器2の外部に設けられた冷却水供給源28から冷却水が循環供給される水路29と,同様に処理容器2の外部に設けられたガス供給源30から所定のガスが供給されるガス流路31が設けられている。本実施の形態においては,ガス供給源30として,アルゴンガス供給源35,成膜ガスとしてのシランガス供給源36および水素ガス供給源37が用意され,各々バルブ35a,36a,37a,マスフローコントローラ35b,36b,37b,バルブ35c,36c,37cを介して,ガス流路31に接続されている。
蓋本体20の下面に一体的に形成されたスロットアンテナ21は,導電性を有する材質,例えばAlからなる。また,スロットアンテナ21には,透孔としての複数のスロット40が,等間隔に配置されている。各スロット40同士の間隔は,例えばλg/2(λgは,導波管内波長)に設定される。この形態では,各スロット40は,平面視でスリット形状の長孔に形成され,各スロット40の長手方向と導波管25の長手方向とが一致するように,各スロット40が直線上に並んで配置されている。また,各導波管25毎に,それぞれ複数のスロット40が形成され,図示の形態では,6本の各導波管25について,それぞれ6個ずつのスロット40が設けられており,合計で6×6=36箇所のスロット40が,蓋本体20の下面全体に均一に分布して配置されている。
図3に示されるように,蓋本体20の下面とスロットアンテナ21の上面との間には,各スロット40を囲むように配置されたOリング41が設けられている。導波管25に対しては,例えば大気圧の状態でマイクロ波が導入されるが,このように各スロット40を囲むようにOリング31が配置されているので,処理容器2内の気密性が保持される。
図2に示されるように,この形態では,スロットアンテナ21の下面に対して,正方形の平板状をなす複数枚の誘電体22を取り付けた構成になっている。各誘電体22は,例えば石英ガラス,AlN,Al,サファイア,SiN,セラミックス等からなる。各誘電体22は,スロットアンテナ21に形成された各スロット40毎に一枚ずつ取り付けられている。このため図示の形態では,合計で6×6=36枚の誘電体22が,蓋本体20の下面全体に均一に分布して配置されている。
各誘電体22は,格子状に形成された支持部材45によって支持されることにより,スロットアンテナ21の下面に取付けられた状態を維持している。支持部材45は,例えばアルミニウムからなり,スロットアンテナ21と共に接地された状態になっている。この支持部材45によって各誘電体22の下面周辺部を下から支持することにより,各誘電体22の下面の大部分を処理容器2内に露出させた状態にさせている。
このように格子状に形成された支持部材45の各交差点部分には,各誘電体22の周囲において処理容器2内に所定のガスを供給するためのガス噴射口46がそれぞれ設けられており,蓋本体20の下面全体にガス噴射口46が均一に分布して配置されている。先に説明した蓋本体20内部のガス流路31とこれら各ガス噴射口46との間には,スロットアンテナ21および支持部材45を貫通するガス配管47がそれぞれ設けてある。これにより,ガス供給源30からガス流路31に供給された所定のガスが,ガス配管47を通ってガス噴射口46から処理容器2内に噴射されるようになっている。
さて,以上のように構成された本発明の実施の形態にかかるプラズマ処理装置1において,例えばアモルファスシリコン成膜する場合について説明する。処理する際には,処理容器2内のサセプタ4上に基板Gを載置し,ガス供給源30からガス流路31からガス配管47,ガス噴射口46を経て所定のガス,例えばアルゴンガス/シランガス/水素の混合ガスを処理容器2内に供給しつつ,排気口13から排気して処理容器2内を所定の圧力に設定する。この場合,蓋本体20の下面全体に分布して配置されているガス噴射口46から所定のガスを噴き出すことにより,サセプタ4上に載置された基板Gの表面全体に所定のガスを満遍なく供給することができる。
そして,このように所定のガスを処理容器2内に供給する一方で,ヒータ6によって基板Gを所定の温度に加熱する。また,図2に示したマイクロ波供給装置27で発生させた例えば2.45GHzのマイクロ波が,分岐導波路26を経て各導波管25からそれぞれの各スロット40を通じて,各誘電体22に伝播される。こうして,各誘電体22に伝播されたマイクロ波のエネルギーによって,処理容器2内に電磁界が形成され,処理容器2内の前記処理ガスをプラズマ化することにより,基板G上の表面に対して,アモルファスシリコン成膜が行われる。この場合,例えば0.7eV〜2.0eVの低電子温度,1011〜1013cm−3の高密度プラズマによって,基板Gへのダメージの少ない均一な成膜が行える。アモルファスシリコン成膜の条件は,例えば処理容器2内の圧力については,5〜100Pa,好ましくは10〜60Pa,基板Gの温度については,200〜300℃,好ましくは250℃〜300℃,マイクロ波供給装置のパワーの出力については,500〜5000W,好ましくは1500〜2500Wが適当である。
このプラズマ処理装置1によれば,各導波管25毎に複数の誘電体22をそれぞれ設けたことにより,各誘電体22を小型化かつ軽量化することができる。このため,プラズマ処理装置1の製造も容易かつ低コストとなり,基板の大面化に対しての対応力を向上させることができる。また,各誘電体22毎にスロット40がそれぞれ設けてあり,しかも各誘電体22一つ一つの面積は著しく小さくなるため,各誘電体22の表面全体にマイクロ波を表面波として確実に伝播させることができる。大面積の誘電体の表面にマイクロ波を表面波として伝播させた場合,プロセス条件等により伝播状態にばらつきを生じ,均一なuniformityがとれない場合がある。これに対して,このプラズマ処理装置1によれば,各誘電体22の面積は著しく小さいので,各誘電体22の表面全体にマイクロ波(表面)を均一に伝播させることができ,プロセスチャンバ全体として均一なプラズマ処理を行うことができる。それ故,プロセスウィンドウを広くすることができ,安定したプラズマ処理が可能となる。また,誘電体22を支持する支持部材46も細くできるので,各誘電体22の下面の大部分が処理容器2内に露出することとなり,処理容器2内に電磁界を形成させる際に支持部材46がほとんど邪魔とならず,基板Gの上方全体に均一な電磁界を形成でき,処理室内に均一なプラズマを発生できるようになる。
また,この実施の形態のプラズマ処理装置1のように誘電体22を支持する支持部材45に所定のガスを供給するガス噴射口46を設ければ,処理室内に処理ガス供給用のシャワヘッドなどを配置する必要がなくなるので,装置を簡略化できる。また,シャワヘッドなどを省略することにより,誘電体22と基板Gとの距離を短くでき,装置の小型化,所定のガスの少量化がはかれる。更に,誘電体22と基板Gとの間に余計な部材がないので,プラズマの発生をより均一にできる。なお,この実施の形態で説明したように,支持部材45を例えばアルミニウムなどの金属で構成すれば,ガス噴射口46やガス配管47等の加工がを容易である。
以上,本発明の好ましい実施の形態の一例を説明したが,本発明はここに示した形態に限定されない。図示の形態では,6本の導波管25のそれぞれに対して何れも6個ずつの誘電体22を設けたが,導波管25は任意の複数本で良く,また,各導波管25のそれぞれに設けられる各誘電体22の個数も,任意の複数個で良い。また,各導波管25毎に設けられる誘電体22の個数は互いに同じでも異なっていても良い。また,各誘電体22毎にスロット30を一つずつ設けた例を示したが,各誘電体22毎に複数のスロット30をそれぞれ設けても良いし,また,各誘電体22毎に設けられるスロット30の個数が異なっていても良い。
また図4に示すように,各導波管25の断面形状(方形状)の短辺方向がE面で水平となり,長辺方向がH面で垂直となるように配置しても良い。その場合,スロットアンテナ21に形成したスロット40は,導波管25の短辺方向であるE面に配置される。なお,図4に示した実施の形態は,導波管25の断面形状(方形状)の短辺方向であるE面を水平とし,長辺方向であるH面を垂直とするように配置した点を除けば,先に図3等で説明した形態を同様の構成を有する。よって,図4中に共通の符号を付することにより,重複した説明を省略する。この図4に示した形態によれば,各導波管25同士の隙間を広くできるので,例えば冷却水の水路29を各導波管25の側方に配置することができるようになる。また導波管25の本数を更に増やしやすい。
スロットアンテナ21に形成されるスロット40の形状は,スリット形状に限らず種々の形状とすることができる。また,複数のスロット40を直線上に配置する他,渦巻状や同心円状に配置したいわゆるラジアルラインスロットアンテナを構成することもできる。また,誘電体22の形状は正方形でなくても良く,例えば長方形,三角形,任意の多角形,円板,楕円等としても良い。また,各誘電体22同士は互いに同じ形状でも,異なる形状でも良い。
支持部材45に形成されるガス噴射口46は,必ずしも支持部材45の各交差点部分に配置しなくてもよく,図5に示すように,各交差点部分の間において支持部材45の下面にガス噴射口46を配置して,各誘電体22の周囲に所定のガスを供給するように構成しても良い。この場合,図5中に一点鎖線で示したように,各交差点部分の間において支持部材45の下面に複数のガス噴射口46を配置しても良い。また,支持部材45の各交差点部分と各交差点部分の間の両方にガス噴射口46を配置しても良い。
各誘電体22を支持する支持部材45は,格子状に形成されたものに限らない。例えば図6に示すように,各誘電体22の下面隅角部を下方から支持する支持部材45’を用いても良い。この場合も,支持部材45’に処理ガスの噴射口46’を同様に設けることにより,各誘電体22の周囲に所定のガスを供給するができる。なお,図2等で説明した如き格子状に形成された支持部材45を用いて,誘電体22の下面周辺部を下から支持した場合は,誘電体22の下面周辺部と格子状の支持部材45との間にOリング等を配置することにより,処理容器2内の気密性をより高精度に保てるといった利点がある。
以上の実施の形態では,プラズマ処理の一例であるアモルファスシリコン成膜を行うものについて説明したが,本発明は,アモルファスシリコン成膜の他,酸化膜成膜,ポリシリコン成膜,シランアンモニア処理,シラン水素処理,酸化膜処理,シラン酸素処理,その他のCVD処理の他,エッチング処理にも適用できる。
以上では,各導波管25毎に複数の誘電体22をそれぞれ設けた実施の形態を説明したが,2以上の導波管25毎に複数の誘電体22をそれぞれ設けても良い。図7は,2本の導波管25毎に複数の誘電体22をそれぞれ設けた実施にかかる蓋体3の下面図である。図8は,図7中のX−X断面における蓋体3の拡大縦断面図である。図9は,図7中のY−Y断面における蓋体3の拡大縦断面図である。なお,一例として2本の導波管25毎に複数の誘電体22をそれぞれ設けた実施の形態を示したが,3以上の導波管25毎に複数の誘電体22をそれぞれ設けても良いことはもちろんである。
これら図7〜9に示す実施の形態では,先に図1,2で説明した実施の形態と同様に,蓋体3は,蓋本体20の下面にスロットアンテナ21を一体的に形成し,更にスロットアンテナ21の下面に,複数枚のタイル状の誘電体22を取り付けた構成である。先に図1,2で説明した実施の形態では,誘電体22が正方形状であったのに対して,この実施の形態では,誘電体22が長方形状をなしている。蓋本体20及びスロットアンテナ21は,例えばアルミニウムなどの導電性材料で一体的に構成され,電気的に接地状態である。
蓋本体20の内部に形成された各方形導波管25は,各方形導波管25の断面形状(方形状)の長辺方向がH面で垂直となり,短辺方向がE面で水平となるように配置されている。なお,長辺方向と短辺方向をどのように配置するかは,モードによって変る。また,この実施の形態では,各方形導波管25の内部は,例えばフッ素樹脂(例えばテフロン(登録商標))の誘電部材25’がそれぞれ充填されている。なお,誘電部材25’の材質は,フッ素樹脂の他,例えば,Al,石英などの誘電材料も使用できる。
スロットアンテナ21を構成する各方形導波管25の下面には,透孔としての複数のスロット40が,各方形導波管25の長手方向に沿って等間隔に配置されている。この実施の形態(G5相当)では,各方形導波管25毎に12個ずつのスロット40が,それぞれ直列に並べて設けられており,スロットアンテナ21全体で,12個×6列=72箇所のスロット40が,蓋本体20の下面(スロットアンテナ21)全体に均一に分布して配置されている。各スロット40同士の間隔は,各方形導波管25の長手方向において互いに隣接するスロット40間が中心軸同士で例えばλg’/2(λg’は,2.45GHzとした場合のマイクロ波の導波管内波長)となるように設定される。なお,各方形導波管25に形成されるスロット40の数は任意であり,例えば各方形導波管25毎に13個ずつのスロット40を設け,スロットアンテナ21全体で,13×6列=78カ所のスロット40を蓋本体20の下面(スロットアンテナ21)全体に均一に分布しても良い。
このようにスロットアンテナ21の全体に均一に分布して配置された各スロット40の内部には,例えばAlからなる誘電部材40’がそれぞれ充填されている。なお,誘電部材40’として,例えばフッ素樹脂,石英などの誘電材料を用いることもできる。また,これら各スロット40の下方には,上述のようにスロットアンテナ21の下面に取付けられた複数枚の誘電体22がそれぞれ配置されている。各誘電体22は,例えば石英ガラス,AlN,Al,サファイア,SiN,セラミックス等の誘電材料で構成される。
この実施の形態では,各誘電体22は,一つのマイクロ波供給装置27に対してY分岐管26を介して接続された2本の方形導波管25を跨ぐようにそれぞれ配置される。前述のように,蓋本体20の内部には全部で6本の方形導波管25が平行に配置されており,各誘電体22は,それぞれ2本ずつの方形導波管25に対応するように,3列に配置されている。
また前述のように,各方形導波管25の下面(スロットアンテナ21)には,それぞれ12個ずつのスロット40が直列に並べて配置されており,各誘電体22は,互いに隣接する2本の方形導波管25(Y分岐管26を介して同じマイクロ波供給装置27に接続された2本の方形導波管25)の各スロット40同士間を跨ぐように取り付けられている。これにより,スロットアンテナ21の下面には,全部で12個×3列=36枚の誘電体22が取り付けられている。スロットアンテナ21の下面には,これら36枚の誘電体22を12個×3列に配列された状態で支持するための,格子状に形成された梁45が設けられている。なお,各方形導波管25の下面に形成するスロット40の個数は任意であり,例えば各方形導波管25の下面にそれぞれ13個ずつのスロット40を設け,スロットアンテナ21の下面に,全部で13個×3列=39枚の誘電体22を配列させても良い。
梁45は,各誘電体22の周囲を囲むように配置されており,各誘電体22をスロットアンテナ21の下面に密着させた状態で支持している。梁45は,例えばアルミニウムなどの非磁性の導電性材料からなり,スロットアンテナ21および蓋本体20と共に電気的に接地された状態になっている。この梁45によって各誘電体22の周囲を支持することにより,各誘電体22の下面の大部分を処理室4内に露出させた状態にさせている。
各誘電体22と各スロット40の間は,Oリングなどのシール部材を用いて,封止された状態となっている。蓋本体20の内部に形成された各方形導波管25に対しては,例えば大気圧の状態でマイクロ波が導入されるが,このように各誘電体22と各スロット40の間がそれぞれ封止されているので,処理室4内の気密性が保持されている。
各誘電体22は,長手方向の長さLが真空引きされた処理室4内におけるマイクロ波の自由空間波長λ=約120mmよりも長く,幅方向の長さMが自由空間波長λよりも短い長方形に形成されている。なお,誘電体22の長手方向の長さLと,幅方向の長さMを図7中に記入した。マイクロ波供給装置27で例えば2.45GHzのマイクロ波を発生させた場合,誘電体の表面を伝播するマイクロ波の波長λは自由空間波長λにほぼ等しくなる。このため,各誘電体22の長手方向の長さLは,120mmよりも長く,例えば188mmに設定される。また,各誘電体22の幅方向の長さMは,120mmよりも短く,例えば40mmに設定される。
また,図8に示したように,各誘電体22の下面には,凹凸が形成されている。即ち,この実施の形態では,長方形に形成された各誘電体22の下面において,その長手方向に沿って7個の凹部50,50’が直列に並べて配置されている。これら各凹部50,50’は,平面視では(蓋体3を下から見た状態では)いずれもほぼ等しい略長方形状をなしている。また,各凹部50,50’の内側面は,ほぼ垂直な壁面になっている。
各凹部50,50’の深さは,全てが同じ深さである必要は無く,一部もしくは全部の深さが異なっていても良い。図8に示した実施の形態では,2つのスロット40のちょうど中間に位置する凹部50’の深さが最も深くなっており,その他の凹部50の深さは,いずれも凹部50’の深さよりも浅くなっている。これにより,凹部50の位置での誘電体22の厚さはマイクロ波の伝播を実質的に妨げない厚さに設定される。これに対して,凹部50’の位置での誘電体22の厚さは,いわゆるカットオフを生じさせることにより,実質的にマイクロ波を伝播させない厚さに設定される。これにより,一方の方形導波管25のスロット40の側に配置された凹部50の位置におけるマイクロ波の伝播と,他方の方形導波管25のスロット40の側に配置された凹部50の位置におけるマイクロ波の伝播が,凹部50’の位置でカットオフされて,お互いに干渉し合わず,一方の方形導波管25のスロット40から出たマイクロ波と,他方の方形導波管25のスロット40から出たマイクロ波の干渉が防止されている。
先に図1,2で説明した実施の形態と同様に,各誘電体22を支持している梁45の下面には,各誘電体22の周囲において処理室4内に所定のガスを供給するためのガス噴射口46がそれぞれ設けられている。ガス噴射口46は,各誘電体22毎にその周囲を囲むように複数箇所に形成されることにより,処理室4の上面全体にガス噴射口46が均一に分布して配置されている。
なお,複数の長方形状の誘電体22を2つの導波管25に跨るように配置した点,及び,各誘電体22の下面に凹凸を形成した点を除けば,図7〜9に示す実施の形態は,先に図1,2で説明した実施の形態と概ね同様の構成を有している。そのため,同様の構成についての重複説明は省略する。
この図7〜9に示す実施の形態にかかるプラズマ処理装置1によっても,処理室4の上面にタイル状の誘電体22を複数枚取り付けていることにより,各誘電体22を小型化かつ軽量化することができる。このため,プラズマ処理装置1の製造も容易かつ低コストとなり,基板Gの大面化に対しての対応力を向上させることができる。また,各誘電体22毎にスロット40がそれぞれ設けてあり,しかも各誘電体22一つ一つの面積は著しく小さく,かつ,その下面には凹部50,50’が形成されているので,各誘電体22の内部にマイクロ波を均一に伝播させて,各誘電体22の下面全体でプラズマを効率良く生成させることができる。そのため,処理室4内の全体で均一なプラズマ処理を行うことができる。また,誘電体22を支持する梁45(支持部材)も細くできるので,各誘電体22の下面の大部分が処理室4内に露出することとなり,処理室4内に電磁界を形成させる際に梁45がほとんど邪魔とならず,基板Gの上方全体に均一な電磁界を形成でき,処理室4内に均一なプラズマを生成できるようになる。
また,蓋本体20の下面全体に分布して配置されているガス噴射口46から所定のガスを噴き出すことにより,基板Gの表面全体に所定のガスを満遍なく供給することができる。
なお,方形導波管25に導入されたマイクロ波を各スロット40から各誘電体22に伝播させるに際して,スロット40の大きさが充分でないと,マイクロ波が方形導波管25からスロット40内に入り込まなくなってしまう。しかしながら,この図7〜9に示す実施の形態では,各スロット40内に例えばフッ素樹脂,Al,石英などといった空気よりも誘電率の高い誘電部材40’が充填されている。このため,スロット40が十分な大きさを有していなくても,誘電部材40’の存在によって,見かけ上はマイクロ波を入り込ませるのに十分な大きさを有しているスロット40と同様な機能を果すことになる。これにより,方形導波管25に導入されたマイクロ波を各スロット40から各誘電体22に確実に伝播させることができる。
また,各誘電体22の下面に凹部50,50’が形成されているので,誘電体22中を伝播したマイクロ波のエネルギーによって,これら凹部50,50’の内側面(壁面)に対してほぼ垂直の電界を形成させ,その近傍でプラズマを効率良く生成させることができる。また,プラズマの生成箇所も安定させることができる。また,誘電体22の横幅を例えば40mmとしてマイクロ波の自由空間波長λ=約120mmよりも狭くし,誘電体22の長手方向の長さを例えば188mmとしてマイクロ波の自由空間波長λよりも長くしていることにより,表面波を誘電体22の長手方向にのみ伝播させることができる。また,各誘電体22の中央に設けられた凹部50’により,2つのスロット40から伝播されたマイクロ波同士の干渉が防がれる。
なお,各方形導波管25の内部に,フッ素樹脂,Al,石英等の誘電部材25’を配置した例を説明したが,各方形導波管25の内部は空洞でも良い。方形導波管25の内部に誘電部材25’を配置した場合は,方形導波管25の内部を空洞とした場合に比べ,管内波長λgを短くすることができる。これにより,方形導波管25の長手方向に沿って並べて配置される各スロット40同士の間隔も短くできるので,それだけスロット40の数も増やすことができる。それによって,誘電体22を更に細かくして,設置枚数を更に増やすことができ,誘電体22の小型化かつ軽量化,処理室4内全体での均一なプラズマ処理といった効果を更に向上させることができる。
また,誘電体22の下面に7つの凹部50,50’を設けた例を説明したが,誘電体22の下面に設ける凹部の数や凹部の形状,配置は任意である。各凹部の形状が異なっていても良い。また,誘電体22の下面に凸部を設けることで,誘電体22の下面に凹凸を形成しても良い。いずれにしても,誘電体22の下面に凹凸を設けて,誘電体22の下面にほぼ垂直な壁面を形成すれば,当該垂直な壁面に伝播されたマイクロ波のエネルギーによってほぼ垂直の電界を形成させ,その近傍でプラズマを効率良く生成させることができ,プラズマの生成箇所も安定させることができる。
本発明は,例えばCVD処理,エッチング処理に適用できる。
本発明の実施の形態にかかるプラズマ処理装置の概略的な構成を示した縦断面図である。 蓋体の下面に支持された複数の誘電体の配置を示す下面図である。 蓋体の部分拡大縦断面図である。 導波管の断面形状の短辺方向であるE面を水平とし,長辺方向であるH面を垂直とするように配置した実施の形態にかかる蓋体の部分拡大縦断面図である。 支持部材の下面に配置されるガス噴射口の説明図である。 各誘電体の下面隅角部を下方から支持するように構成した支持部材の説明図である。 複数の長方形状の誘電体を2つの導波管に跨るように配置した蓋体の下面図である。 図7中のX−X断面における蓋体の拡大縦断面図である。 図7中のY−Y断面における蓋体の拡大縦断面図である。
符号の説明
G 基板
1 プラズマ処理装置
2 処理容器
3 蓋体
4 サセプタ
5 給電部
6 ヒータ
7 高周波電源
8 高圧直流電源
9 交流電源
10 昇降プレート
11 筒体
12 べローズ
13 排気口
14 整流板
20 蓋本体
21 スロットアンテナ
22 誘電体
23 Oリング
25 導波管
26 分岐導波路
27 マイクロ波供給装置
28 冷却水供給源
29 水路
30 ガス供給源
31 ガス流路
40 スロット
41 Oリング
45 支持部材
46 ガス噴射口
47 ガス配管

Claims (10)

  1. 導波管に導入されたマイクロ波をスロットに通して誘電体に伝播させ,処理容器内に供給された所定のガスをプラズマ化させて,基板にプラズマ処理を施すプラズマ処理装置であって,
    前記導波管を複数本並べて配置し,各導波管に複数のスロットをそれぞれ設け,各スロット毎に誘電体を設けたことを特徴とする,プラズマ処理装置。
  2. 導波管に導入されたマイクロ波をスロットに通して誘電体に伝播させ,処理容器内に供給された所定のガスをプラズマ化させて,基板にプラズマ処理を施すプラズマ処理装置であって,
    前記導波管を複数本並べて配置し,各導波管に複数のスロットをそれぞれ設け,2以上の導波管毎に複数の誘電体をそれぞれ設け
    2以上の導波管にそれぞれ形成されたスロットに各誘電体を跨って配置したことを特徴とする,プラズマ処理装置。
  3. 前記導波管は,方形導波管であることを特徴とする,請求項1または2に記載のプラズマ処理装置。
  4. 前記複数の誘電体は,方形の平板状であることを特徴とする,請求項1〜3のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
  5. 前記誘電体が長方形であり,前記誘電体の横幅をマイクロ波の自由空間波長よりも狭くし,前記誘電体の長手方向の長さをマイクロ波の自由空間波長よりも長くしたことを特徴とする,請求項4に記載のプラズマ処理装置。
  6. 前記複数の誘電体の周囲に,処理容器内に所定のガスを供給する1または2以上のガス噴射口をそれぞれ設けたことを特徴とする,請求項1〜5のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
  7. 前記複数の誘電体を支持する支持部材に,前記ガス噴射口を設けたことを特徴とする,請求項6に記載のプラズマ処理装置。
  8. 導波管に導入されたマイクロ波をスロットに通して誘電体に伝播させ,処理容器内に供給された所定のガスをプラズマ化させて,基板にプラズマ処理を施すプラズマ処理方法であって,
    複数本並べて配置された各導波管にマイクロ波を導入し,各導波管にそれぞれ設けられた複数のスロットを通して,各スロット毎に設けられた前記誘電体にマイクロ波を伝播させることを特徴とする,プラズマ処理方法。
  9. 導波管に導入されたマイクロ波をスロットに通して誘電体に伝播させ,処理容器内に供給された所定のガスをプラズマ化させて,基板にプラズマ処理を施すプラズマ処理方法であって,
    複数本並べて配置された導波管にマイクロ波を導入し,各導波管にそれぞれ設けられた複数のスロットを通して,
    2以上の導波管にそれぞれ形成されたスロットに跨って配置され,2以上の導波管毎にそれぞれ設けられた複数の誘電体にマイクロ波を伝播させることを特徴とする,プラズマ処理方法。
  10. 前記誘電体が長方形であり,前記誘電体の横幅がマイクロ波の自由空間波長よりも狭く,前記誘電体の長手方向の長さがマイクロ波の自由空間波長よりも長いことを特徴とする,請求項8または9に記載のプラズマ処理方法。
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