JP5004560B2 - 鎌錠 - Google Patents

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Description

本発明は、鎌錠を構成する部品点数が少ない簡易な構造のものであって、施錠と開錠を行う操作部材の上下方向のストロークが大きく、操作の体感が顕著な引戸に使用される鎌が上向きの鎌錠に関する。
引戸に使用される鎌錠については種々の機構のものが報告されている(例えば、特開2002−115437号公報)。鎌錠は大きく分けて、施錠時に下向きの鎌が出てくる下向きの鎌錠と、施錠時に上向きの鎌が出てくる上向きの鎌錠がある。下向きの鎌錠は、下戸車型引戸の場合、引戸が持ち上がると、施錠が解除されてしまうという問題がある。
また、施錠の操作方法から見ると、操作部材(操作レバー)を回動する施錠方法、操作部材を鎌錠本体が延在する方向(引戸の移動方向)に移動させる方法、あるいは操作部材を鎌錠本体が延在する方向と直交する方向(引戸の先端面に沿った方向で通常上下方向)に移動させる方法がある。この中、操作部材を鎌錠本体が延在する方向と直交する方向に移動させる方法が、操作性に優れる点で好適である。
特開2002−201840号公報には、引戸の内部に埋め込まれる引戸錠本体と、開口部を有し、表面が上記引戸の端面と略一致するように上記引戸に取付けられる縦長のフロントプレートと、上記引戸錠本体に設けられた揺動軸回りに揺動して、上記フロントプレートの開口部から出没する鎌と、上記鎌に一端を接続すると共に他端を駆動機構に接続し、この駆動機構からの力によって上記鎌を揺動させる駆動リンクと、上記鎌を突出位置および没入位置に向って付勢する付勢手段とを備える引戸錠において、上記駆動リンクの他端に、上記駆動機構に接続するための接続孔を少なくとも2つ設けた引戸錠が開示されている。この引戸錠は部品点数が少ない簡易な構造であるものの、鎌が下向きであると共に、操作レバーは引戸錠本体が延在する方向に移動させるものである。
特開2002−115437号公報 特開2002−201840号公報
また、特開2002−115437号公報に記載されるような従来の鎌錠は鎌が下向きのものであり、概して構成部品が多く機構が複雑である。特開2002−201840号公報記載の引戸錠は、構成部品が少ないものの、操作レバーは引戸錠本体が延在する方向に移動させる機構である。特開2002−201840号公報記載の引戸錠の操作レバーを、仮に、引戸錠本体が延在する方向と直交する方向に移動させる機構とするには、少なくとも更に1つの部品が必要となり、簡易な構造とは言えなくなる。また、施錠と開錠を行う際、操作部材を上下方向にストロークする鎌錠の場合、ストロークが必ずしも大きいとは言えず、施錠や開錠の操作の体感が顕著ではないため、施錠忘れなどの問題があった。
従って、本発明の目的は、鎌錠を構成する部品点数が少ない簡易な構造のものであって、施錠と開錠を行う操作部材の上下方向のストロークが大きく、操作の体感が顕著な鎌が上向きの鎌錠を提供することにある。
かかる実情において、本発明者は鋭意検討を行った結果、鎌部材と、施錠と開錠を行う操作を上下方向にストロークする操作部材と、該操作部材と鎌錠部材を連結する揺動リンク部材の3点の構成部品を使用し、鎌部材と揺動リンク部材及び操作部材と揺動リンク部材を、それぞれ引戸錠本体の特定位置で回動自在に連結すれば、鎌錠を構成する部品点数が少ない簡易な構造のものであって、施錠と開錠を行う操作部材の上下方向のストロークが大きく、操作の体感が顕著な鎌が上向きの鎌錠が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、引戸により開閉される出入り口構成用枠体に設けられた鎌錠用係止金具と、該引戸に該鎌錠用係止金具と対向する引戸の先端面から内方へ延在して装着される下記(A)〜(C); (A所定長さであって前方側に第1長孔を、中央側に第2長孔を、後方側に固定軸に枢支される軸孔を有し、該固定軸に鎌錠本体が延在する方向と直交する方向に揺動可能に枢支される揺動リンク部材、
(B)該鎌錠本体の前部側に施錠位置と開錠位置の間を揺動するように枢支された所定長さを有し且つ該枢支位置より後方位置で該揺動リンク部材の第1長孔と互いが回動自在となるように連結する鎌が上向きの鎌部材、
(C)該鎌錠本体の後部側に該鎌錠本体が延在する方向と直交する方向に直線移動するように配置され且つ上方位置に付設された連結用短軸と該揺動リンク部材の第2長孔と回動自在となるように連結する所定長さの操作部材、の各部材を備える鎌錠本体と、該操作部材を作動させる引戸の側面に設置される操作手段と、を備えることを特徴とする鎌錠を提供するものである。
本発明の鎌錠によれば、鎌部材と、施錠と開錠を行う操作を上下方向にストロークする操作部材と、該操作部材と鎌錠部材を連結する揺動リンク部材の3点の構成部品を使用し、鎌部材と揺動リンク部材及び操作部材と揺動リンク部材を、それぞれ引戸錠本体の特定位置で回動自在に連結するため、鎌錠を構成する部品点数が少ない簡易な構造のものであって、施錠と開錠を行う操作部材の上下方向のストロークが大きく、操作の体感が顕著な鎌錠が得られる。
次ぎに、本発明の実施の形態における鎌錠を図1〜図7を参照して説明する。図1は本実施の形態における鎌錠の一部を分解した斜視図、図2は図1の鎌錠の鎌錠本体の内部構造を示す分解斜視図、図3(A)は図1の鎌錠の第2側面プレート(裏側)の開錠状態における裏面から見た斜視図、図3(B)は図1の鎌錠の第2側面プレート(裏側)の施錠状態における裏面から見た斜視図、図4(A)は図1の鎌錠の第1側面プレート(表側)の開錠状態における裏面から見た斜視図、図4(B)は図1の鎌錠の第1側面プレート(表側)の裏面から見た施錠状態における斜視図、図5は開錠状態における鎌錠本体の構造を示す図、図6は開錠状態から施錠状態に至る中間状態における鎌錠本体の構造を示す図、図7は施錠状態における鎌錠本体の構造を示す図である。なお、図2中、先端プレートは作図の都合上、その一部を切り欠いて示した。本明細書中、鎌錠の説明における「前」、「先」は引戸の閉まる方向、すなわち端面側を言い、「後」「奥」はその逆方向を言う。また、鎌錠の説明における「表」は操作レバー302が設置される側を言い、「裏」はその逆を言う。
鎌錠10は、引戸により開閉される出入り口構成用枠体に設けられた鎌錠用係止金具1と、引戸に鎌錠用係止金具1と対向する引戸の先端面から内方へ延在して装着される鎌錠本体2と、操作部材5を作動させる引戸の側面に設置される操作手段からなるものである。操作手段は、鎌錠本体2を両側から挟み込む第1側面プレート(表側)300と第2側面プレート(裏側)200を備えるものである。第1側面プレート300は鎌錠本体の内部機構を作動させる操作レバー302を内蔵する。
先ず、鎌錠本体2を説明する。鎌錠本体2は揺動リンク部材(A)、鎌部材(B)及び操作部材(C)を鎌錠本体ケース21a、21b内に内蔵するものである。鎌錠本体ケース21aは、先端プレート22に接続する鎌錠の裏側の部材であって、所定の輪郭形状と、所定の部屋形状と、鎌錠本体ケース21bと嵌合する案内ピン81、82、83を有する。
鎌錠本体ケース21aの輪郭形状は、引戸の先端からの取り付け位置を38mmと51mmの2通りの位置が選択できるようにしたものであり、側面視が長方形の上方の長辺部に半円形状の38mm位置用凹部25と、半円形状の51mm位置用凹部26を横並びで形成し、下方の長辺部に2つの操作ピン303a、303bの通り抜け用の略半円形状の2つの第1切り欠き部27、第2切り欠き部28と、略1/4円形状の第3切り欠き部29を形成したものである。なお、この5つの凹部の関係は、第1側面プレート300と第2側面プレート200を接続する接続突起208を38mm位置用凹部25に位置させ、接続ピン500をピン孔101に通した場合、2つの操作ピン303a、303bがそれぞれ第1切り欠き部27、第2切り欠き部28に位置するものであり、接続突起208を51mm位置用凹部26に位置させ、接続ピン500をピン孔102に通した場合、2つの操作ピン303a、303bがそれぞれ第2切り欠き部28、第3切り欠き部29に位置するものである。この場合、第2切り欠き部28に位置する操作ピンは、操作部材5の係合孔53に通されている。このような構造を採ることにより、専用ケースを取り付けたり、特別な調整を必要とせず、単に接続位置を変えるのみでバックセット位置を2通りに選択できる。
鎌錠本体ケース21aの部屋形状は、鎌部材4が収容される前方側の部屋23と、操作部材5が収容される後方側の部屋24と、揺動リンク部材3と操作部材5を連結する連結用短軸71がガイドされる部屋241とを有する。また、鎌錠本体ケース21aには、鎌部材4を枢支する固定ピン91、揺動リンク部材3を枢支する固定ピン92、バネ部材6の一端を固定する固定ピン93を支持する軸孔がそれぞれ付設されている。
鎌錠本体ケース21bは、鎌錠本体ケース21aと左右対称の部材であり、固定ピン91〜93の代わりに、固定ピン91〜93が貫通する貫通孔を有する以外は、輪郭形状及び部屋形状は、概ね鎌錠本体ケース21aと同様のものである。
揺動リンク部材3は、鎌錠本体2の内部の後部側に鎌錠本体2が延在する方向と直交する方向に揺動可能に軸92に枢支される中央がやや幅広の長尺部材であって前方側に第1長孔33を、中央側に第2長孔32を有する。軸92は鎌錠本体ケース21aと鎌錠本体ケース21bにそれぞれ形成された軸孔に嵌っており当該位置に固定されている。第1長孔33は、揺動リンク部材3と鎌部材4を接続する連結用短軸72が通される孔であって、長手方向に長い孔となっている。第2長孔32は、揺動リンク部材3と操作部材5を接続する連結用短軸71が通される孔であって、中央で幅方向のやや上方に位置し、枢支位置92方向に長い孔となっている。また、揺動リンク部材3は、鎌部材4と操作部材5との接続の関係で、中央よりやや先端側の位置で極僅か裏側へ屈曲してそこから先端方向へ延出している。すなわち、平面視で見ると僅かな段差構造の部材となっている。
鎌部材4は、該鎌錠本体2の前部側に施錠位置と開錠位置の間を揺動するように軸91に枢支される基端部が幅広構造で所定長さを有し且つ枢支位置91より後方位置で揺動リンク部材4の第1長孔33と互いが回動自在となるように連結する鎌が上向きの部材である。鎌部材4は開錠状態(図5)において、基端部が上、鎌41が下となり、施錠状態(図7)において、基端部が奥、鎌41が前となる。また、鎌部材4には、中央やや基端部寄りで枢支位置91よりやや後方となり位置にバネ部材6の他端を固定する固定突起99を有している。
バネ部材6はテンションバネであり、バネ部材6は開錠の状態で鎌部材4が没入する方向に付勢し、施錠の状態で鎌部材4を出す方向に付勢するように設置される。すなわち、バネ部材6は一端がケース側固定ピン93に接続され、他端が鎌部材4の固定突起99に接続され、取り付け状態において、鎌部材4をバネで不勢している。すなわち、図5に示す開錠状態においては、鎌部材4を奥側へ付勢しており、開錠状態において鎌41が先端プレート22の窓部から出難いようにしている。また、図7に示す施錠状態においては、鎌部材4を上方へ付勢しており、施錠状態において鎌41が元に戻り難いようにしている。
操作部材5は、操作手段(操作レバー302)の操作に連動して上下移動する部材である。操作部材5は、鎌錠本体2の後部側に鎌錠本体2が延在する方向と直交する方向(図5〜図7中、上下方向)に直線移動するように配置され且つ上方位置で揺動リンク部材3の第2長孔32に連結用短軸71が嵌ることで、揺動リンク部材3に対して回動自在となるように設置されている。また、揺動リンク部材3と連結する側の基端部(上基端部)が幅広構造となっており、操作レバー302側の基端部(下基端部)には連結用孔53を有している。上基端部を幅広構造とすることにより、揺動リンク部材3との接続位置71を可能な限り先端寄りとすることができる。このため、施錠と開錠を行う操作部材5の上下方向のストロークを大きく採れ、操作の体感が顕著な鎌錠とすることができる。
次ぎに、第1側面プレート(表側)300を説明する。第1側面プレート300はプレート本体301と、プレート本体301の裏面に形成された溝部301a内を上下移動する移動駒307とからなる。移動駒307は、例えば金属製の操作レバー部302と案内を円滑にする樹脂製の補助部材304の一体化物である。また、プレート本体301の前面は下半分が指が入り易いように十分な深さのある凹部305を形成しており、操作レバー302が凹部305から臨んでいる。従って、凹部305から指を入れ操作レバー302を上方へ押し上げれば、移動駒307が上方へ移動し、操作レバー302を下方へ押し下げれば、移動駒307は下方へ移動する。また、第1側面プレート300の裏側面には奥側の操作ピン303aと先端側の操作ピン303bが横並びで付設されている。また、第1側面プレート300の裏面で2つの操作ピン303a、303bの上方には第1側面プレート300と第2側面プレート200の位置を定める接続ピン500が嵌る溝孔を有している。なお、接続ピン500はそれが嵌る位置を明確にするため、便宜上、図4の第1側面プレート300に示した。開錠状態では、移動駒307は上方に位置しており(図4(A))、施錠状態では、移動駒307は下方に位置している(図4(B))。なお、施錠状態においては、移動駒307はその上方部材がプレート本体の鍔部308に当接するため、図4(B)の位置よりは下方には移動しない。
次ぎに、第2側面プレート(裏側)200を説明する。第2側面プレート200はプレート本体201と、プレート本体201の裏面の上方に形成された所定深さの矩形状凹部内を上下移動する第2移動駒202とからなる。第2移動駒202は、中央に縦溝202aを有するブロック形状物であり、下方両端部には2つの操作ピン303a、303bが嵌る係合孔205、206を有する。また、プレート本体201の裏面の溝部202a内の中央には、ビス207とビス207の下方に位置する接続ピン500が嵌る溝孔202bを有する突起部202cが形成されている。なお、ビス207は締め付け状態においても、ビス頭と第2移動駒202間に僅かな隙間が存在しており、第2移動駒202の前方への転落を防止すると共に、溝部202a内の上下移動を可能にしている。第2移動駒202の上方移動は第2移動駒202の縦溝202aの下方内端と突起部202cの下端との当接により規制され、第2移動駒202の下方移動は第2移動駒202の縦溝202aの上方内端と突起部202cの上端との当接により規制される。
引戸の鎌錠10をバックセット38mmの位置に組み付けるには、引戸の先端面から鎌錠本体2を入れ込み、次いで、引戸の両側から第1側面プレート300と第2側面プレート200を位置合わせしながら組み込む。このとき、第1側面プレート300は表側(ロック操作側)となるようにする。すなわち、第1側面プレート300と第2側面プレート200を螺子止めにて接続する接続突起208を38mm位置用凹部25に位置させ、接続ピン500をピン孔101に通し、第1側面プレート300の溝孔と第2側面プレート200の溝孔202bに嵌め込む。この場合、操作レバー302に連動する移動駒307に設置された操作ピン303aは第1切り欠き部27に、操作ピン303bは第2切り欠き部28に位置すると共に、操作部材の連結用孔53に通される。これにより、開錠状態から施錠状態とするには、上方位置にある操作レバー302を下方へ移動させる。これにより、移動駒307、第2移動駒202及び操作部材5が連動して下方へ移動する。施錠状態から開錠状態とするには、下方位置にある操作レバー302を上方へ移動させる。これにより、移動駒307、第2移動駒202及び操作部材5が連動して上方へ移動する。
鎌錠10において、図5の開錠状態から図7の施錠状態とするには、図5の鎌錠において、先ず操作レバー302を下方へ移動させる。すなわち、操作部材5を下方へ移動させる。これにより、揺動リンク部材3の先端部はバネ付勢に抗して図中、下方へ移動し、鎌部材4の鎌41を時計回りに回動させる。開錠状態から施錠状態に至る中間点では、図6に示すように、バネ部材6が最大に撓む状態があり、これを境にしてバネ部材は鎌部材4を没入状態から突出状態へバネ付勢の作用が反転する。
また、操作部材5と揺動リンク部材3との接続位置71を先端寄りとしているため、施錠と開錠を行う操作部材5の上下方向のストロークを大きく採れ、操作の体感が顕著な鎌錠とすることができる。本発明において、施錠位置と開錠位置間における操作部材のストロークは、通常6〜7mmであり、また、引戸の先端面から揺動リンク部材の枢支位置92までの距離Lが、施錠位置と開錠位置間における操作部材のストロークLの6.5〜8.5倍であることが、施錠と開錠を行う操作部材5の上下方向のストロークを大きく採れ、また、操作の体感が顕著な鎌錠とすることができる。Lが、Lの6.5倍未満であると、本発明のような3点の構成部材で当該リンク構成を採ることが困難となり、また8.5倍を越えると引戸の先端から第1及び第2側面プレートまでの設置距離が長くなり、実用性と意匠性の点で使用できなくなる。
引戸の鎌錠10をバックセット51mmの位置に組み付けるには、引戸の先端面から鎌錠本体2を入れ込み、次いで、引戸の両側から第1側面プレート300と第2側面プレート200を位置合わせしながら組み込む。すなわち、第1側面プレート300と第2側面プレート200を接続する接続突起208を51mm位置用凹部26に位置させ、接続ピン500をピン孔102に通し、第1側面プレート300の溝孔と第2側面プレート200の溝孔202bに嵌め込む。この場合、操作レバー302に連動する移動駒307に設置された操作ピン303aは第2切り欠き部28に位置すると共に、操作部材の連結用孔53に通される。また、操作ピン303bは第3切り欠き部29に位置する。これ以降の操作及び動作説明は、前記バックセット38mmの位置に組み付ける場合と同様であり、その説明を省略する。
本実施の形態例の鎌錠10によれば、鎌部材4と揺動リンク部材3及び操作部材5と揺動リンク部材3を鎌錠本体の特定位置で回動自在に連結するため、施錠と開錠を行う操作レバー302の上下方向のストロークが大きく、操作の体感が顕著な鎌錠が得られる。
本実施の形態における鎌錠の一部を分解した斜視図。 図1の鎌錠の鎌錠本体の内部構造を示す分解斜視図。 (A)は図1の鎌錠の第2側面プレート(裏側)の開錠状態における裏面から見た斜視図、(B)は図1の鎌錠の第2側面プレート(裏側)の施錠状態における裏面から見た斜視図。 (A)は図1の鎌錠の第1側面プレート(表側)の開錠状態における裏面から見た斜視図、(B)は図1の鎌錠の第1側面プレート(表側)の裏面から見た施錠状態における斜視図。 開錠状態における鎌錠本体の構造を示す図。 開錠状態から施錠状態に至る中間状態における鎌錠本体の構造を示す図。 施錠状態における鎌錠本体の構造を示す図。
符号の説明
1 鎌錠用係止金具
2 鎌錠本体
3 揺動リンク部材
4 鎌部材
5 操作部材
6 バネ部材
10 鎌錠
21a、21b 鎌錠本体ケース
22 先端プレート
23 鎌部材収容スペース
24 操作部材収容スペース
25 38mm位置凹部
26 51mm位置凹部
27 第1切り欠き部
28 第2切り欠き部
29 第3切り欠き部
31 揺動リンク部材本体
32 第2長孔
33 第1長孔
34、42 枢支孔
41 鎌
43 連結孔
44 バネ部材固定用軸
45 鎌部材本体
51 操作部材本体
3 連結用孔
71、72 連結用短軸
81〜83 鎌錠本体ケース嵌合用案内ピン
91〜93 固定ピン
101 38mm固定用ピン孔
102 51mm固定用ピン孔
200 第2側面プレート
300 第1側面プレート

Claims (5)

  1. 引戸により開閉される出入り口構成用枠体に設けられた鎌錠用係止金具と、
    該引戸に該鎌錠用係止金具と対向する引戸の先端面から内方へ延在して装着される下記(A)〜(C);
    (A所定長さであって前方側に第1長孔を、中央側に第2長孔を、後方側に固定軸に枢支される軸孔を有し、該固定軸に鎌錠本体が延在する方向と直交する方向に揺動可能に枢支される揺動リンク部材、
    (B)該鎌錠本体の前部側に施錠位置と開錠位置の間を揺動するように枢支された所定長さを有し且つ該枢支位置より後方位置で該揺動リンク部材の第1長孔と互いが回動自在となるように連結する鎌が上向きの鎌部材、
    (C)該鎌錠本体の後部側に該鎌錠本体が延在する方向と直交する方向に直線移動するように配置され且つ上方位置に付設された連結用短軸と該揺動リンク部材の第2長孔と回動自在となるように連結する所定長さの操作部材、
    の各部材を備える鎌錠本体と、
    該操作部材を作動させる引戸の側面に設置される操作手段と、を備えることを特徴とする鎌錠。
  2. 該鎌錠本体と該鎌部材を接続するバネ部材を更に有し、該バネ部材は開錠の状態で鎌部材が没入する方向に付勢し、施錠の状態で鎌部材を出す方向に付勢するように設置されることを特徴とする請求項1記載の鎌錠。
  3. 施錠位置と開錠位置間における操作部材のストロークが、6〜7mmであることを特徴とする請求項1又は2記載の鎌錠。
  4. 引戸の先端面から揺動リンク部材の枢支位置までの距離Lが、施錠位置と開錠位置間における操作部材のストロークLの6.5〜8.5倍であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の鎌錠。
  5. 該鎌錠本体の前方の先端面から奥側へ38mmと51mmの位置にそれぞれ固定用ピンが挿入されるピン孔が形成されてなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の鎌錠。



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