JP7034456B2 - 引戸施錠装置及び引戸 - Google Patents

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Description

本発明は、引戸に用いられる施錠装置及び当該施錠装置を備える引戸に関する。
引戸は、各種の施設(例えば、病室の出入口等)に使用されており、より簡易な構造の施錠装置を有するタイプが求められている。例えば、従来の施錠装置としては、下記の構造が知られている。
すなわち、鎌錠本体内部の後部側に当該鎌錠本体が延在する方向と直交する方向に揺動可能に枢支される所定長さであって前方側に第1長孔を、中央側に第2長孔を有する揺動リンク部材と、上記鎌錠本体の前部側に施錠位置と開錠位置の間を揺動するように枢支された所定長さを有し且つ当該枢支位置より後方位置で当該揺動リンク部材の第1長孔と互いが回動自在となるように連結する鎌が上向きの鎌部材と、上記鎌錠本体の後部側に該鎌錠本体が延在する方向と直交する方向に直線移動するように配置され且つ上方位置で当該揺動リンク部材の第2長孔と互いが回動自在となるように連結する所定長さの操作部材、の各部材を備える鎌錠本体と、上記操作部材を作動させる引戸の側面に設置される操作手段と、を備える施錠装置である(特許文献1)。
特開2008-127743号公報
ところで、近年はニーズの多様化に伴い、遮音性、遮蔽性が求められるタイプの引戸が求められる場合も多い。このような引戸には、遮音性等を確保するために、間隙部にパッキン等の気密材が設けられている。しかし、上記施錠装置では、気密材の抵抗により、確実な施錠が難しいという問題が生じていた。
本発明は、上記各問題点を解決するためになされたものであり、簡易な構造で、小型化が可能であり、確実な施錠が可能となる引戸施錠装置及び当該引戸施錠装置を備える引戸を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は、引戸用錠前と、引戸枠に配置される錠前受具と、を有し、上記引戸用錠前の筐体内に回動可能に軸支した鎌部材を、回動させることにより出没自在とし、上記錠前受具の係止部に掛止可能となるように構成されている引戸施錠装置において、上記引戸用錠前は、鉛直方向に移動可能に構成されている操作部材と、上記操作部材と上記鎌部材を連動させる第1リンク部材と、を備え、上記筐体の側板には、鎌部材案内長孔又は鎌部材案内長溝(以下、両者を「鎌部材案内長孔等」という場合がある。)と、第1リンク部材横方向案内長孔又は第1リンク部材横方向案内長溝(以下、両者を「第1リンク部材横長孔等」という場合がある。)と、が設けられ、上記第1リンク部材横長孔等は、上記係止部側において下方向に傾斜している先端傾斜部と、上記先端傾斜部に接続し、上記先端傾斜部の角度と比較して傾斜度が小さい横方向部とから形成されているとともに、上記鎌部材の支軸は、上記鎌部材案内長孔等にスライド自在に挿通されており、上記鎌部材の後端部及び上記第1リンク部材の上記錠前受具側の端部が、上記第1リンク部材横長孔等において、連動してスライド自在に支承され、かつ、上記第1リンク部材の後端部が上記操作部材に支承されていることを特徴とする引戸施錠装置を提供するものである。
ここで、第1リンク部材横長孔等は、係止部側(引戸枠側)において、斜め下方向に傾斜している先端傾斜部と、当該先端傾斜部に接続する横方向部から形成されているが、先端傾斜部及び横方向部の傾斜角度は、後記するように鎌部材の形状と、鎌部材の引き寄せ長さに応じて、適切に定めることができる。
また、横方向部は、先端傾斜部の角度と比較して、傾斜度が小さい(プラス[斜め上方に傾斜している場合]及びマイナス[斜め下方に傾斜している場合]の角度を問わず、また、完全に水平[角度はゼロ度に相当する]である場合も含む)ものであればよい。
鎌部材案内長孔等と第1リンク部材横長孔等は、それぞれ、長孔及び長溝のいずれであってもよく、適宜、長孔と長溝を組合せて使用するものであってもよい。また、各長孔及び長溝の位置及び形状は適宜に定めることが可能である。
本発明の引戸施錠装置(以下、「本引戸施錠装置」という場合がある。)によれば、鎌部材と、第1リンク部材と、上下方向に移動可能に構成されている操作部材を基本的な構成部材としているため、簡易な構造で、小型化を実現することが可能となる。そのため、引戸の厚さを薄くでき、デザイン的に優れた構造とすることができる。
また、第1リンク部材横長孔等は、係止部側において下方向に傾斜している先端傾斜部と、先端傾斜部に接続する横方向部から形成されており、鎌部材の後端部及び第1リンク部材の係止部側の端部が、当該第1リンク部材横長孔等において、連動してスライド自在に支承されている。そのため、支承されている各部材の端部が、先端傾斜部の先端に移動することにより、鎌部材が、筐体から突出して、錠前受具の係止部に係止するにあたり、当該筐体方向に向かって回転運動することにより、本引戸施錠装置が取り付けられている引戸本体を引戸枠側に引き寄せる動作を行わせることが可能となる。よって、気密材等が設けられている引戸であっても、確実に施錠が可能となる。
本発明では、筐体の側板に各長孔又は各長溝が形成されており、鎌部材、第1リンク部材及び第2リンク部材等に、長孔又は長溝が設けられていないことから、部材の形状の複雑化、大型化及び強度低下等を防止することが可能となる。
また、本引戸施錠装置において、上記筐体の側板には、第1リンク部材鉛直方向案内長孔又は第1リンク部材鉛直方向案内長溝(以下、「第1リンク部材鉛直長孔等」という場合がある。)が設けられ、上記第1リンク部材の後端部及び上記操作部材が、上記第1リンク部材鉛直長孔等において、スライド自在に一体的に支承されている構成とすることが好適である。
また、本発明によれば、筐体の側板には、第1リンク部材鉛直長孔等が設けられ、第1リンク部材の後端部及び操作部材が、当該第1リンク部材鉛直長孔等においてがスライド自在に、一体的に支承されていることから、円滑かつ確実にリンク機構が動作することになる。
また、本引戸施錠装置において、上記操作部材と連動する第2リンク部材を備える構成とすることにより、後記のように、第2リンク部材を介して、操作部材と上記引戸の閉塞部材の昇降機構とを連動させることが可能である本引戸施錠装置とすることができる。
ここで、閉塞部材は、引戸とその下部空間を閉塞されるために設けられるための部材であり、遮音性能、気密性能、遮蔽性能等を有することが更に好ましいが、その材質、名称等を問うものではない。
また、本引戸施錠装置おいて、上記筐体の側板には、操作部材案内鉛直方向長孔又は操作部材案内鉛直方向長溝(以下、「操作部材鉛直長孔等」という。)と、第2リンク部材鉛直方向案内長孔又は第2リンク部材鉛直方向案内長孔溝(以下、「第2リンク部材鉛直長孔等」という。)と、が設けられ、上記操作部材及び上記第2リンク部材の上記錠前受部側の端部が、上記操作部材鉛長孔等において、連動してスライド自在に支承されており、かつ、上記第2リンク部材の他端部は、上記第2リンク部材鉛直長孔等において、上記引戸の閉塞部材の昇降機構の操作部材に取り付けられている構成とすることにより、円滑かつ確実にリンク機構を動作させることが可能となるため、更に好適である。
また、本発明は、上記引戸施錠装置を備え、上記引戸用錠前が取り付けられている引戸本体と、上記引戸本体の下端部に設けられている閉塞部材と、上記引戸施錠装置の前記第2リンク部材と連動する、上記閉塞部材の昇降機構と、を備えることを特徴とする引戸を提供とするものである。
本発明の引戸(以下、「本引戸」という場合がある。)によれば、引戸本体の下端部に閉塞部材が設けられており、第2リンク部材を介して、操作部材と連動する閉塞部材の昇降機構とを備えていることから、操作性に優れた、遮音及び遮蔽等の性能を有する引戸を実現することが可能となる。
さらに、本引戸において、上記閉塞部材の昇降機構は、上記第2リンク部材の動作に追従するロッド部材と、支持枠と、上記支持枠に揺動自在に支持されている揺動体と、上記揺動体の一端部が取り付けられており、底部に上記閉塞部材が設けられている可動体とを備え、上記揺動体の他端部は、上記支持枠から出没自在であり、上記揺動体の他端部は、上記ロッド部材の底面部と当接可能となるように構成され、上記揺動体の他端部と上記ロッド部材の底面部との当接及びその解除と連動して、上記支持枠が昇降することができるように構成することにより、上記作用効果を容易に実現可能となる。
本発明によれば、簡易な構造で、小型化が可能であり、確実な施錠が可能となる引戸施錠装置及び当該引戸施錠装置を備える引戸を提供することができる。
(a)は,本発明の引戸を示す側面図であり、(b)は、X部における引戸用錠前の斜視図であり、(c)は、X部における錠前受具の斜視図である。 本発明の引戸施錠装置を示す側面図である。 本発明の引戸施錠装置の錠箱の内部構造を示す側面図である。 本発明の引戸におけるシャッター装置の一部を示す斜視図である。 本発明の引戸におけるシャッター装置の昇降機構を示す斜視図である。 本発明の引戸施錠装置の動作を示す側面図であり、(a)は、開扉時、(b)は、施錠開始時である。 本発明の引戸施錠装置の動作を示す側面図であり、(a)は、施錠時、(b)は、施錠完了時である。 本発明のシャッター装置及びその昇降機構の上昇時を示す側面図である。 本発明のシャッター装置及びその昇降機構の降下時を示す側面図である。
以下、図面を参照しつつ、本引戸D及び本引戸施錠装置Sの一実施形態について詳細に説明する。なお、図面に基づく説明においては、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
(1)本引戸の構成
本引戸Dは、引戸本体Hと、当該引戸本体Hの下端部に設けられているシャッター装置Tを有している。引戸本体Hは、戸枠5の上枠5aに延設されている引戸レール(図示せず)に沿って、水平方向にスライド自在に吊設されている。
引戸本体Hの略中間高さの位置には、戸先側の端部に、引戸用錠前Jが取り付けられている。戸枠5の縦枠5bの戸当り面には、錠箱20に対向して、錠前受具Uが設けられている。また、縦枠5bの戸当たり面は、凹部となっており、鉛直方向の両側面には、気密材6が設けられ、遮蔽性等が確保されている(図1)。
錠箱20は、支持枠(図示せず)に取り付けられた状態で、引戸本体Hに取り付けられており、引戸用錠前Jの後記操作板の操作部71は、引戸本体Hの室内側に設けられている。なお、上記操作部71の下部には、引手72が設けられている。
引戸本体Hの下側底部には、当該引戸本体Hの全体長さにわたり、後記シャッター装置Tが取り付けられている。このシャッター装置Tは、本引戸施錠装置Sと連動する後記昇降機構50を介して、操作可能となっている。
[引戸施錠装置]
本引戸施錠装置Sは、錠前受具Uと引戸用錠前Jを主要部として構成されている。
<錠前受具>
戸枠5の縦枠5bの戸当り面には、錠箱20に対向して、錠前受具Uが取り付けられている。錠前受具Uは、ストライク11と、当該ストライク11が内装され、鎌部材31を受け入れる空間部を有する本体部12から構成されている。
本体部12は、前面が開口しており、上下の端部において、縦枠5bの戸当たり面にネジ止めされている。また、ストライク11の上部における本体部12の開口の内側縁には、後記引戸用錠前Jの鎌部材31の係止部(以下、「ストライク係止部11a」という。)が形成されており、当該ストライク係止部11aに、鎌部材31のアーム部31aの先端が掛止可能となっている。
<引戸用錠前>
本引戸用錠前Jは、鎌部材31と、第1リンク部材32と、第2リンク部材33と、操作板34(操作部材)と、トリガー35を主要部としており、各部材は、錠箱20に収納されている。また、本引戸用錠前Jには、後記シャッター装置Tの昇降機構50の一部を構成するスライドピース51が、錠箱20の後端部からその一部が突出するように取り付けられている(図2)。
(錠箱)
錠箱20は、一面が開放されている変形六画形状の薄厚である箱本体21と、開放部を塞ぐ細長形状であるフロント25により、組み立てられている。この錠箱は、フロント25(以下、フロント25から離反する方向を「後方」(取付時には、戸尻側となる)という。)の側の長方形部21aと、後方側の台形部21bから形成されている。
フロント25は、箱本体21の前面(取付時には、戸先側となる)に設けられており、上下に突出している端部がネジにより引戸本体Hに取り付けられ、端面開口部が閉塞されている。このフロント25の下部には、鎌部材出没孔25aが、上部には、トリガー孔25bが、それぞれ形成されている(図1(b))。
箱本体21を構成する2枚の側板22A,22Bにおいて、フロント25に近接する位置の下方には、略へ字形状である第1リンク横長孔22a(第1リンク部材横方向案内長孔)が形成され、その斜め上方の水平方向において、鎌部材案内長孔22dが、略平行となるように並設されている。第1リンク横長孔22aは、フロント25側に下側に傾斜している先端傾斜部22bと、僅かに斜め上方に傾斜している後方の横方向部22cから形成されており、先端傾斜部22bの角度と比較して、横方向部22cの傾斜度が小さくなっている。
錠箱20の長方形部21aの後端部分には、鉛直方向の略全体の位置において、操作板鉛直長孔22e(操作板鉛直方向案内長孔)が形成されている。また、操作板鉛直長孔22eの前方下部には、同じく鉛直方向における略半分の高さ位置において、第1鉛直長孔22f(第1リンク部材鉛直方向案内長孔)が形成されている。さらに、錠本体21の他方の側板22B(図3における奥行側)における台形部21bの後端部分には、鉛直方向の略全体の位置において、第2鉛直長孔22gが形成されている。
(錠箱の内部構造)
上記のとおり、本引戸用錠前Jの施錠機構は、鎌部材31と、第1リンク部材32と、第2リンク部材33と、操作板34と、トリガー35を主要部として構成されることになる(図3)。
鎌部材31は、略円弧面を有する錨状に形成されており、回転中心である支軸31bが鎌部材案内長孔22dにスライド自在かつ揺動自在に支承されており、前面側のアーム部31aが、フロント25の鎌部材出没孔25aから出没し、ストライク係止部11aに係止可能となっている。また、鎌部材31の後端部には、円孔31cが形成されている。
錠箱20のフロント25側の上端部には、トリガー孔25bから先端部が突出するように、トリガー35が設けられている。トリガー35は、内挿されているトリガーばね37により、先端部が突出する向きに常時付勢されている。トリガー35は、ピストル形状であり、鉛直部には、鉤状に形成されている操作板34との係合部(以下、「被操作板係合部35a」という。)が形成されている。
操作板34は、略L字形を折り返した形状の部材であり、鉛直部34bと、水平部34cと、トリガー35との係合部(以下、「被トリガー係合部34a」という。)から形成されている。被トリガー係合部34aは、被操作板係合部35aと対称形状となるように、フロント25側に形成されている。
操作板34における被トリガー係合部34aの横側には、V字形状のトーションばね36が設けられている。トーションばね36は、一方のアーム部の先端が箱本体21を構成する両側板22A,22Bに取り付けられるとともに、他方のアーム部の先端が、操作板34の被トリガー係合部34aに取り付けられている。トーションバネ36は、中央の捲回部を中心として外側に広がる方向に、常時、付勢力が作用するように構成されている(図6(a))。上記構成により、トリガー35の先端部がフロント25から突出した状態において、被トリガー係合部34aに上向きの付勢力が作用することで、被操作板係合部35aと被トリガー係合部34aとの係合状態が保持されるようになっている。
また、操作板34の鉛直部34bの略中間の高さ位置には、第1円孔34dが形成され、水平部34c方向の略中間部の位置には、第2円孔34eが形成されている。
第1リンク部材32は、鎌部材31と操作板34を両端の支承部でつなぐための部材であり、両端部に円孔32a,32bを有している。そして、第1リンク横長孔22aの部分において、鎌部材31の後端部の円孔31c及び第1リンク部材32の前端部(ストライク係止部11a側の端部)の円孔32aにピン部材38が挿設されることにより、鎌部材31と第1リンク部材32が、当該第1リンク横長孔22aに沿って、連動してスライド自在となるように一体的に支承されている。
また、第1鉛直長孔22fの部分において、第1リンク部材32の後端部の円孔32b及び操作板34の第2円孔34eにピン部材38が挿設されることにより、第1リンク部材32と操作板34が、当該第1鉛直長孔22fに沿って、連動してスライド自在となるように一体的に支承されている。
第2リンク部材33は、操作板34とスライドピース51を両端の支承部でつなぐための部材であり、一端部に長孔33aが、他端部に円孔33bがそれぞれ形成されている。一方、スライドピース51は、矩形形状であり、第2リンク部材33との支承部である略凸字状の段部51aが形成され、当該係合段部の略中央部にはL字孔51bが形成されている。
そして、操作板鉛直長孔22eの部分において、操作板34の第1円孔34d及び第2リンク部材33の長孔33aにピン部材38が挿設されることにより、操作板34と第2リンク部材33が、連動してスライド自在となるように、一体的に支承されている。また、第2鉛直長孔22gの部分において、第2リンク部材33の円孔33b及びスライドピース51のL字孔51bにピン部材38が挿設されることにより、第2リンク部材33とスライドピース51が、当該第2鉛直長孔22gに沿ってスライド自在に一体的に支承されている。
[シャッター装置]
引戸本体Hの下側底部に取り付けられているシャッター装置Tは、支持枠61と、可動枠63と、当該可動枠63の下面に延設されている気密材65(閉塞部材)を備えている。シャッター装置Tは、本引戸施錠装置Sと連動する後記昇降機構50を介して、操作可能となっている。
図4に示すように、支持枠61は、門型形状(断面視)の長尺部材であり(同図では、説明の便宜上、片側の部材を記載していない)、引戸本体Hの下側にネジにより取り付けられている。この支持枠61の内側における中央部及び戸尻側の端部には、ガイドピン62が突設されている。また、この支持枠61の上面における戸先側の端部には、後記ステー66の先端の出没孔(以下、「ステー出没孔61a」という。)が形成されている。
可動枠63は、略溝形形状(断面視)の長尺部材であり、支持枠61にステー66を介して支承されており、当該支持枠61の開口している底部から出没自在となるように内装されている。この可動枠63の中央部及び戸尻側の端部には、鉛直方向に長孔が形成されるように突設体64が付設されている。そして、突設体64に支持枠61のガイドピン62が挿設されており、当該ガイドピン62に沿って、突設体64が上下方向に昇降可能となっている。
ステー66は、細長の板状体であり、戸先側には、上向に突出部66aが形成されている。可動枠63は、戸尻側に設けられているステー66の支持部66cにおいて、当該ステー66に取り付けられている。そして、略中央の支持部66cが支持枠61に揺動自在に軸支されており、当該支持部66cを中心として、シーソー状の動きをすることにより、支持枠61のステー出没孔61aから突出部66aが出没自在となっている。
また、ステー66は、突出部66aが上記ステー出没孔61aから突出する向きに常時付勢されており、当該突出部66aが、上記ステー出没孔61aから突出している状態では、可動枠63が降下している状態となっている(付勢部材は図示せず)。
(昇降機構)
シャッター装置Tを昇降させるための昇降機構50は、上記スライドピース51(図3)と、ロッド装置55(ロッド部材)と、当該ロッド装置55の移動をガイドするブラケット52から構成されている(図5)。
ブラケット52は、ガイドレールを兼用する細長の凹状である部材であり、引戸本体Hの内枠において、錠箱20の位置から支持枠61に至る鉛直方向にネジにより垂設されている。
ロッド装置55は、ロッドバー56と、当該ロッドバー56の上下に一体的に設けられている、スライダガイド57及びスライダエンド58(ロッド部材の底面部)から形成されている。スライダガイド57及びスライダエンド58の背面は、上下方向にスライド自在となるように、ブラケット52に取り付けられている。
スライダガイド57は、コ字形状に形成されており、スライドピース51の錠箱20からの突出部と嵌合することにより、当該スライドピース51の動作と連動して、ロッドバー56が昇降自在となるように構成されている。
(2)本引戸及び本引戸施錠装置の使用方法
続いて、本引戸D及び本引戸施錠装置Sの使用方法について説明する。
(解放時)
まず、本引戸Dが解放されている状態では、トリガー35の被操作板係合部35aと操作板34の被トリガー係合部34aが係合している。そのため、操作板34の鉛直部34bが最上部に位置しており、第1リンク部材32の後端部は、第1鉛直長孔22fの最上部に位置するとともに、鎌部材31の後端部(第1リンク部材32の前端部)は、第1リンク横長孔22aの横方向部22cの終端部に位置することになる。また、第2リンク部材33の前端部及び操作板34の鉛直部34が最上部に位置することになる。そのため、当該第2リンク部材33の後端部は、第2鉛直長孔22gの最下部に位置することになり、それに伴い、スライドピース51も最下部に位置することになる(図6(a))。
この状態では、鎌部材31は、錠箱20の内部に収納されている。
また、シャッター装置Tの昇降機構50のスライダエンド58の底面が、ステー66の突出部66aと当接しており、当該ステー66に作用している上向きの付勢力が減殺されている。そのため、可動枠63は上昇しており、戸枠5の下枠5cと、引戸本体Hとの間に間隙部Eが形成されている(図8)。
(引戸の閉止時)
この状態で、本引戸Dの閉止動作を開始する。このとき、トリガー35の先端部が、縦枠5b(戸枠5)に当接すると、当該トリガー35の先端部は、錠箱20の内部に後退し、被操作板係合部35aと操作板34の被トリガー係合部34aの係合が解除される(図6(b))。すると、自重により操作板34が下降し、それに伴い、第1リンク部材32の後端部が降下する。そして、当該動作に連動して、鎌部材31の後端部(第1リンク部材32の前端部)は、第1リンク横長孔22aの前方に移動する。この動作に伴い、鎌部材31のアーム部31aの先端が、フロント25の鎌部材出没孔25aから突出し、支軸31bを中心に時計回りに回転運動を開始する。
また、第2リンク部材33の先端部は下方に移動し、当該動作に伴い、後端部及びスライドピース51が上方に移動する(図7(a))。
その後、操作板34の鉛直部34b及び第1リンク部材32の前端部が最下部に移動し、鎌部材31の後端部(第1リンク部材32の前端部)は、第1リンク横長孔22aの最前部に当接する。この動作に伴い、鎌部材31の先端部が、錠前受具Uのストライク係合部11aに係止され、施錠が完了する。この過程において、鎌部材31の先端部が、ストライク係合部11aに係止される際に、支軸31bを支点、鎌部材31の後端部及び第1リンク部材32の前端部の支承部を力点、当該鎌部材31の先端部を作用点とした、いわゆる「テコの原理」により、錠箱20を介して、引戸本体Hを戸枠5(縦枠5b)側に引き寄せる動作を行うことになる。そのため、引戸本体Hと縦枠5bとの間隙をなくし、確実に閉戸することが可能となる(図7(b))。
また、第2リンク部材33は前端部が下方に移動し、当該動作に伴い、当該第2リンク部材33の最後端部及びスライドピース51が最上部にまで移動する。このとき、スライダエンド58の底面と、ステー66の突出部66aとの当接状態が解除されることになり、可動枠63が下降する。そのため、この状態では、可動枠63の気密材65が下枠5cと密着し、間隙部Eを閉塞する(図9)。
(開扉時)
開扉をする場合には、操作部71を操作し、操作板34を上方に移動させることにより、当該操作板34の鉛直部34b及び第1リンク部材32の後端部を上方に移動させる。当該動作に連動して、鎌部材31の後端部(第1リンク部材32の前端部)は、第1リンク横長孔22aの後方に移動する。この動作に伴い、鎌部材31は支軸31bを中心に反時計回りに回転運動を開始し、その先端部が、錠箱20のフロント25の鎌部材出没孔25aから後退し、徐々に錠箱20の内部に収納される。
そして、最終的に、操作板34の鉛直部34bが最上部に移動し、第1リンク部材32の後端部が第1鉛直長孔22fの最上部に移動する。そして、鎌部材31の後端部は、第1リンク横長孔22aの終端部に当接し、第2リンク部材33の先端部も操作板34の第2鉛直長孔22gの最上部に移動するとともに、当該第2リンク部材33の後端部及びスライドピース51が最下部に移動する。これに伴い、スライダエンド58の底面が、ステー66の突出部66aと当接して、可動枠63が上昇し、下枠5cと、引戸本体Hとの間に間隙部Eが形成される。
(3)本引戸及び本引戸施錠装置の作用効果
本引戸施錠装置Sは、鎌部材31と、第1リンク部材32と、第2リンク部材33と、上下方向に移動可能に構成されている操作板34を基本的な構成部材としているため、簡易な構造で、小型化を実現することが可能となる。そのため、取り付けを行う引戸本体Hの厚さを薄くできることから、デザイン的に優れた構造とすることができる。
また、本引戸施錠装置Sにおいて、第1リンク横長孔22aは、ストライク係止部11a側において下方向に傾斜している先端傾斜部22bと、先端傾斜部22bに接続する横方向部22cから形成されており、鎌部材31の後端部及び第1リンク部材32のストライク係止部11a側の端部が、当該第1リンク横長孔22aにおいて、連動してスライド自在となるように一体的に支承されている。
そのため、支承されている各部材の端部が、先端傾斜部22bの先端部に移動する過程において、鎌部材31が、錠箱20から突出して、ストライク係止部11aに掛止するにあたり、当該錠箱20方向に向かって回転運動することにより、本引戸施錠装置Sが取り付けられている引戸本体Hを戸枠5の縦枠5bに引き寄せる動作を行わせることが可能となる。よって、気密材6が設けられている引戸Dであっても、確実に施錠が可能となる。
また、錠箱20の箱本体21における側板22A,22Bにおいて、第1リンク横長孔22a、鎌部材案内長孔22d、操作板鉛直長孔22e、第1鉛直長孔22f、第2鉛直長孔22gが形成されている。このように、鎌部材31、第1リンク部材32、第2リンク部材33及び操作板34に、長孔を設けていないことから、部材の形状の複雑化、大型化及び強度低下等を防止することが可能となる
さらに、本引戸Dは、引戸本体Hの下端部に気密材65が設けられており、第2リンク部材33を介して、操作板34と連動するシャッター装置Tの昇降機構50を備えていることから、操作性に優れた、操遮音、遮蔽等の性能を有する引戸を実現することが可能となる。
以上、本発明について、好適な実施形態についての一例を説明したが、本発明は当該実施形態に限られず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜設計変更が可能である。
第1リンク部材横方向案内長孔、鎌部材案内長孔、操作板鉛直長孔、第1リンク部材鉛直方向案内長孔、第2鉛直長孔に関し、それぞれ、側板に貫通して設ける長孔としたが、同様の形状で、側板に貫通させない態様で溝部を設ける構成とするものであってもよい。また、長孔及び長溝の形状、長さ、位置等に関しても、適宜定めることができる。
さらに、本引戸及び引戸施錠装置を構成する各部材についての仕様、材質、寸法、形状、取り付け位置等に関しては、基本的な構成を備えていれば、種々の構造を用いることができる。
また、第1リンク部材鉛直方向案内長孔は、必要に応じて設ければよく、第1リンク部材と操作板とをピン等により、連動してスライド自在となるように一体的に支承するものであってもよい。
D 引戸
H 引戸本体
S 引戸施錠装置
J 引戸用錠前
U 錠前受具
T シャッター装置
5 戸枠
11 ストライク
11a ストライク係止部
20 錠箱(筐体)
22 側板
22a 第1リンク横長孔(第1リンク部材横方向案内長孔)
22b 先端傾斜部
22c 横方向部
22d 鎌部材案内長孔
22e 操作板鉛直長孔
22f 第1鉛直長孔(第1リンク部材鉛直方向案内長孔)
22g 第2鉛直長孔
31 鎌部材
31a アーム部
32 第1リンク部材
33 第2リンク部材
34 操作板(操作部材)
35 トリガー
50 昇降機構
51 スライドピース
55 ロッド装置(ロッド部材)
56 ロッドバー
58 スライダエンド(ロッド部材の底面部)
61 支持枠
63 可動枠
65 気密材(閉塞部材)
66 ステー

Claims (5)

  1. 引戸用錠前と、引戸枠に配置される錠前受具と、を有し、
    前記引戸用錠前の筐体内に回動可能に軸支した鎌部材を、回動させることにより出没自在とし、前記錠前受具の係止部に掛止可能となるように構成されている引戸施錠装置において、
    前記引戸用錠前は、
    鉛直方向に移動可能に構成されている操作部材と、
    前記操作部材と前記鎌部材を連動させる第1リンク部材と、を備え、
    前記筐体の側板には、鎌部材案内長孔又は鎌部材案内長溝と、第1リンク部材横方向案内長孔又は第1リンク部材横方向案内長溝と、が設けられ、
    前記第1リンク部材横方向案内長孔又は前記第1リンク部材横方向案内長溝は、前記係止部側において下方向に傾斜している先端傾斜部と、前記先端傾斜部に接続し、前記先端傾斜部の角度と比較して傾斜度が小さい横方向部とから形成されているとともに、
    前記鎌部材の支軸は、前記鎌部材案内長孔又は前記鎌部材案内長溝にスライド自在に挿通されており、
    前記鎌部材の後端部及び前記第1リンク部材の前記錠前受具側の端部が、前記第1リンク部材横方向案内長孔又は前記第1リンク部材横方向案内長溝において、連動してスライド自在に支承され、かつ、
    前記第1リンク部材の後端部が前記操作部材に支承されていることを特徴とする引戸施錠装置。
  2. 前記筐体の側板には、第1リンク部材鉛直方向案内長孔又は第1リンク部材鉛直方向案内長溝が設けられ、
    前記第1リンク部材の後端部及び前記操作部材が、前記第1リンク部材鉛直方向案内長孔又は前記第1リンク部材鉛直方向案内長溝において、連動してスライド自在に支承されていることを特徴とする請求項1に記載の引戸施錠装置。
  3. 前記操作部材と連動する第2リンク部材を備えること、を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の引戸施錠装置。
  4. 請求項3に記載の引戸施錠装置を備え、
    前記引戸用錠前が取り付けられている引戸本体と、
    前記引戸本体の下端部に設けられている閉塞部材と、
    前記引戸施錠装置の前記第2リンク部材と連動する前記閉塞部材の昇降機構と、を備えること、を特徴とする引戸。
  5. 前記閉塞部材の昇降機構は、
    前記第2リンク部材の動作に追従するロッド部材と、
    支持枠と、前記支持枠に揺動自在に支持されている揺動体と、前記揺動体の一端部が取り付けられており、底部に前記閉塞部材が設けられている可動体とを備え、
    前記揺動体の他端部は、前記支持枠から出没自在であり、
    前記揺動体の他端部は、前記ロッド部材の底面部と当接可能となるように構成されていることを特徴とする請求項4に記載の引戸。


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