JP5003709B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成部の入口側で記録シートの斜行を矯正する一対のレジストローラ等からなるレジスト手段を備える画像形成装置に関するものである。
例えば、特許文献1に記載の画像形成装置では、一対のレジストローラのうち一方のレジストローラを駆動ローラとし、他方のレジストローラを記録シートに接触して従動回転する従動ローラとするとともに、記録シートの先端が一対のレジストローラのニップ点に到達して僅かに挟持(ニップ)された時に、駆動ローラをなす一方のレジストローラを停止させた後、逆転の向きに回転させることにより、記録シートの斜行を矯正(補正)している。
なお、レジストローラを正転の向きに回転させるとは、記録シートを画像形成部側に搬送するための向きにレジストローラを回転させることをいい、レジストローラを逆転の向きに回転させるとは、レジストローラを正転の向きと逆向きに回転させることをいう。
特開2000−318883号公報
ところで、記録シートの厚み寸法が小さい(薄い)場合や多湿な環境に放置された用紙等では、記録シートの曲げ剛性が小さくなり、いわゆる「用紙の腰」が無くなるので、特許文献1に記載の発明では、十分に記録シートの斜行を矯正することができないおそれがある。
本発明は、上記点に鑑み、記録シートの斜行をより確実に矯正可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、記録シートに画像を形成する画像形成部と、画像形成部の入口に至る記録シートの搬送経路に設けられ、画像形成部に搬送される記録シートの斜行を矯正するレジスト手段と、レジスト手段から搬出された記録シートの先端が衝突することにより揺動変位するゲート部、及びこのゲート部の位置を検出するセンサ部を有し、レジスト手段から排出される記録シートを検出するレジ後センサとを備え、ゲート部は、レジスト手段から搬出される記録シートの幅方向略全域で記録シートと衝突することを特徴とする。
これにより、請求項1に記載の発明では、レジスト手段から搬出された記録シートの先端がゲート部に衝突するので、レジ後センサによっても、記録シートの斜行を矯正することができる。
したがって、請求項1に記載の発明では、レジスト手段により記録シートの斜行が矯正された後、再び、レジ後センサにて記録シートの斜行が矯正されるので、記録シートの斜行をより確実に矯正することができる。
ところで、一対のレジストローラでは、通常、レジストローラから画像形成部に至る記録シートの搬送経路において、記録シートを湾曲させるように撓ませること(以下、このことを記録シートにバッファ部を形成するという。)により、記録シートに作用する搬送力の差をバッファ部にて吸収し、記録シートを安定的に搬送可能として形成される画像の品質を良好なものとしている。
しかし、仮に、バッファ部が下向きに凸となるように湾曲してしまうと、画像形成部に突入する記録シートの投入角度が不適切となる可能性が高いので、上向きに凸となるようにバッファ部を湾曲させることが望ましい。
これに対して、請求項に記載の発明では、ゲート部の揺動中心は、一対のレジストローラによる記録シートのニップ点を通る接線より下方側に設定されているので、レジ後センサの存在により、バッファ部が下向きに凸となるように湾曲してしまうことが阻害される。
したがって、バッファ部が下向きに凸となるように湾曲してしまうことを抑制できるので、安定的にバッファ部が上向きに凸となるように湾曲させることが可能となり、記録シートを安定的に搬送することができる。
また、請求項に記載の発明では、一対のレジストローラのうち少なくとも一方は変位可能であり、さらに、ゲート部に記録シートの先端が衝突するときに、一対のレジストローラ間の距離を拡大させた後、距離を縮小させるローラ変位手段を備えることを特徴としているので、より確実に記録シートの斜行を矯正することができる。
すなわち、一対のレジストローラにより記録シートが挟持された状態で記録シートの搬送方向先端側がゲート部に接触(衝突)した場合であって、レジストローラより搬送方向上流側において記録シートが大きく斜行している状況時には、その斜行状態が一対のレジストローラにより保持されることとなるので、レジストローラより搬送方向上流側の斜行を矯正することは難しい。
一方、レジストローラより搬送方向下流側は、前述したように、バッファ部が形成されているので、記録シートが一対のレジストローラにより挟持されたままであっても、バッファ部が伸縮することにより、レジストローラより搬送方向下流側部分における記録シートの斜行は、ゲート部(レジ後センサ)により矯正される。
したがって、上記のような状況においては、請求項に記載の発明のごとく、一対のレジストローラ間の距離を拡大させてレジストローラにより挟持状態を開放すれば、レジストローラの影響が排除されるので、記録シート全体がゲート部(レジ後センサ)により矯正され、より確実に記録シートの斜行を矯正することができる。
なお、請求項に記載の発明では、記録シートがゲート部と衝突する際にゲート部に作用する衝突力と対向する弾性力をゲート部に作用させるバネ手段を備えることを特徴とするものである。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の中央断面図である。 本発明の第1実施形態における従動レジローラ17Bを変位させるための機構を示す図である。 ベルトユニット19等を上方側から見た図である。 搬送経路L1及びその周囲の拡大図であって、搬送経路L1が開放された状態を示す図である。 搬送経路L1及びその周囲の拡大図であって、搬送経路L1が閉塞された状態を示す図である。 レジ後センサ20の外観構成図である。 (a)はゲート部21Aの背面図であり、(b)は図7(a)の左側面図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の電気系を示すブロック図である。 電磁ソレノイド(従動レジローラの変位)の作動制御を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態における従動レジローラ17Bを変位させるための機構を示す図である。
本実施形態は、本発明に係る画像形成装置を、いわゆるレーザプリンタに適用したものであり、以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
(第1実施形態)
1.画像形成装置の概略構造
画像形成装置1の筐体3内には、図1に示すように、記録用紙やOHPシート等の記録シート(以下、用紙という。)に現像剤像を転写することにより、用紙に画像を形成する電子写真方式の画像形成部5が収納されている。
画像形成部5は、周知のごとく、プロセスカートリッジ7、感光ドラム7Aを露光する露光器9、感光ドラム7Aに形成された現像剤像を用紙に転写させる転写ローラ11、及び用紙に転写された現像剤像を加熱定着させる定着器13等から構成されている。
なお、本実施形態に係る画像形成部5は、用紙の搬送方向に沿って複数個(本実施形態では、4個)のプロセスカートリッジ7K〜7Cが直列に配設され、複数種類の現像剤像を直接的に用紙に転写するダイレクトタンデム方式のものである。
因みに、本実施形態では、4個のプロセスカートリッジ7は、スライダケーシング(図示せず。)に収納されて一体化されたドロワーユニットとして、筐体3内に着脱可能に組み付けられている。
このため、筐体3の前面側に設けられたフロントカバー3Aを開いてスライダケーシングを水平方向に出し入れすることにより、4個のプロセスカートリッジ7を一体的に装置本体に対して脱着することができる。
また、各プロセスカートリッジ7K〜7Cは、現像剤像が担持される感光ドラム7A、及び感光ドラム7Aを帯電させる帯電器7B等から構成され、露光器9は、感光ドラム7Aの軸方向と平行な方向にレーザ光を走査する、いわゆるレーザスキャナにて構成された露光手段である。
また、給紙カセット15は、画像形成部5に搬送される用紙が積層された状態で収納さ
れる収納トレイであり、この給紙カセット15は、装置本体(筐体3)に対して着脱可能に装着されている。
そして、給紙カセット15に収納されている用紙は、ピックアップローラ15Aにより画像形成部5に向けて搬出された後、分離ローラ15B及び分離パッド15Cにより1枚ずつ分離され、搬送ローラ16Aにより搬送力が付与された後、その搬送方向が上方側に略180度転向される。因みに、ピンチローラ16Bは、用紙を搬送ローラ16Aに押し付けるコロである。
また、搬送ローラ16Aより搬送方向下流側であって、後述するベルトユニット19の入口側には、搬送されてくる用紙の幅方向(画像形成装置1の左右方向)に延びて幅方向全域で用紙に接触することにより、搬送されてきた用紙の斜行を矯正する一対のレジストローラ17A、17Bが設けられている。
そして、一対のレジストローラ17A、17Bは、搬送されてきた用紙をその厚み方向から挟持するような位置、つまり用紙を挟んで対向する位置に配設されているとともに、用紙の搬送方向先端が一対のレジストローラ17A、17Bに到達又は近接したことが第1用紙センサ18(以下、レジ前センサ18という。)により検出されたときに、その回転が所定時間だけ停止され、用紙を堰き止めるようにして斜行を矯正する。
また、一対のレジストローラ17A、17Bのうちレジストローラ17Aは、ベルトユニット19等に駆動力を供給する電動モータM1(図8参照)からクラッチ機構(図示せず。)を介して駆動力を得ており、このクラッチ機構によりレジストローラ17A(以下、このレジストローラ17Aを駆動レジローラ17Aという。)の停止が制御される。
一方、レジストローラ17B(以下、従動レジローラ17Bという。)は、用紙を駆動レジローラ17Aに押し付けて用紙の搬送とともに従動回転する従動ローラであり、この従動レジローラ17Bは、駆動レジローラ17Aに対してその軸方向と直交する方向に変位可能に構成されている。
すなわち、従動レジローラ17Bは、図2に示すように、支持アーム17Cに回転可能に支持されており、この支持アーム17Cは、本体フレーム(図示せず。)等の装置本体に揺動可能に組み付けられている。
また、電磁ソレノイド17Dは、バネ17E等のバネ手段の弾性力に対向する力を発揮して支持アーム17Cを揺動させることにより従動レジローラ17Bを駆動レジローラ17Aに対して変位させるものであり、この電磁ソレノイド17D、バネ17E及び後述する制御部31等により、従動レジローラ17Bを変位させるローラ変位手段が構成されている。
因みに、電磁ソレノイド17Dは、支持アーム17Cを滑らかに揺動可能とすべく、その軸方向において支持アーム17Cとの連結部と反対側にて本体フレーム等の装置本体に揺動可能に組み付けられている。もとより、電磁ソレノイド17Dと支持アーム17Cとの連結部に、例えば、ピンとそのピンを嵌める長孔とを設けるといったように、それらが連動する方向と直交する方向に対しては相対移動を可能とする逃げを設けるようにすれば、電磁ソレノイド17Dを装置本体に固定することも可能である。
そして、例えば、電磁ソレノイド17Dに通電されると、一対のレジストローラ17A、17B間の距離が拡大するように、従動レジローラ17Bが駆動レジローラ17Aから離間し、この状態で電磁ソレノイド17Dへの通電が遮断されると、バネ17Eの弾性力
により、従動レジローラ17Bは、駆動レジローラ17Aに接触するように駆動レジローラ17A側に変位する。
また、一対のレジストローラ17A、17Bより搬送方向下流側であって、ベルトユニット19の入口側には、図1に示すように、用紙が一対のレジストローラ17A、17Bから排出されたか否かを検出する第2用紙センサ20(以下、レジ後センサ20という。)が設けられており、このレジ後センサ20が用紙の搬送方向先端を検出した時を基準として、画像形成動作を開始するタイミング、すなわち、各感光ドラム7Aに対して露光を開始するタイミング、又は各感光ドラム7Aに担持された現像剤像を用紙に転写するタイミング等が制御される。
つまり、一対のレジストローラ17A、17Bの出口側からベルトユニット19に至る用紙の搬送経路には、図4に示すように、一対のレジストローラ17A、17Bから斜め上方側に向けて排出された用紙を、後述する転写ベルト19D(従動ローラ19B)側に転向させる用紙ガイド部17F、17Gが設けられており、これら用紙ガイド部17F、17Gにより構成された用紙搬送経路L1に、レジ後センサ20のゲートアクチュエータ21が揺動可能に配設されている。なお、レジ後センサ20の詳細は後述する。
なお、図4中、ピックアップローラ33Aは、MPトレイ(図示せず。)に載置されている用紙を一対のレジストローラ17A、17B側に搬出するものであり、このピックアップローラ33Aにより搬出された用紙は、分離ローラ33B及び分離パッド33Cにより1枚ずつ分離されて一対のレジストローラ17A、17Bに向けて搬送される。因みに、MPトレイ(マルチパーパス給紙トレイ)とは、手差しトレイ等の給紙カセット15以外から用紙を画像形成部5に供給する際に用いる給紙部をいう。
また、ベルトユニット19は、筐体3や本体フレーム等の装置本体に着脱可能に装着されているとともに、図1に示すように、回転軸が感光ドラム7Aの軸方向と平行に配設された一対のローラ19A、19B、これらのローラ19A、19Bを保持するベルトフレーム19C(図3参照)、及び一対のローラ19A、19B間に架け渡された転写ベルト19Dを有して構成されている。
すなわち、ローラ19Aは、電動モータM1から駆動力が供給されて回転する駆動ローラであり、ローラ19Bは、転写ベルト19Dの回転に従動して回転する従動ローラであり、転写ベルト19Dは、その展張部19Eが4個のプロセスカートリッジ7(感光ドラム7A)と対向した状態で回転しながら用紙を定着器13側に搬送する無端ベルトである。
なお、「転写ベルト19Dの展張部19E」とは、転写ベルト19Dのうち張力が作用することにより平面状に緊張した部分をいい、具体的には、転写ベルト19Dのうち一対のローラ19A、19B間に形成される平面部をいう。
2.レジ後センサの構造
レジ後センサ20は、図6に示すように、ゲートアクチュエータ21及びゲートアクチュエータ21の位置(状態)を検出するセンサ部22等から構成されている。
そして、ゲートアクチュエータ21は、搬送される用紙を堰き止めるように幅方向略全域に延びる壁状のゲート部21A、及びこのゲート部21Aを揺動可能に支持するための揺動軸部21Bを有しており、この揺動軸部21B(ゲート部21Aの揺動中心)は、図5に示すように、一対のレジストローラ17A、17Bによる用紙のニップ点P1を通る仮想接線L2より下方側に設定されている。
なお、ニップ点P1とは、駆動レジローラ17Aと従動レジローラ17Bとが最も近接する部位であり、この部位にて用紙が挟持(ニップ)される。
また、揺動軸部21Bの長手方向一端側には、図6に示すように、用紙がゲート部21Aと衝突する際にゲート部21Aに作用する力(以下、この力を衝突力という。)と対向する弾性力をゲート部21Aに作用させるバネ21Cが設けられている。
なお、本実施形態に係るバネ21Cは、捻りコイルバネ又は「く」の字状の屈曲した板状(棒状)のバネ手段にて構成されており、一端側がゲート部21Aに係止され、他端側が本体フレーム等に係止されている。
このため、用紙搬送経路L1に用紙が存在しない場合には、図5に示すように、ゲート部21Aにより用紙搬送経路L1が閉塞された状態となり、一方、一対のレジストローラ17A、17Bから搬出された用紙の先端がゲート部21Aに衝突すると、図4に示すように、ゲート部21A(ゲートアクチュエータ21)が揺動軸部21Bを中心に右回り(時計回り)に揺動するため用紙搬送経路L1が開放される。
そして、ゲート部21Aは、バネ21Cの弾性力と用紙がゲート部21Aと衝突する際の衝突力とが釣り合う位置で停止し、用紙はゲート部21Aの先端部21Dと摺接しながらゲート部21Aを乗り越えてベルトユニット19側に搬送される。
このため、本実施形態では、図7(b)に示すように、ゲート部21Aの先端部21Dを滑らかな曲面形状として、用紙とゲート部21Aとの接触部に必要以上の大きな抵抗力が発生することを防止している。
また、センサ部22は、図6に示すように、揺動軸部21Bの長手方向他端側に配設されており、このセンサ部22は、発光部22A及び受光部22Bからなる、いわゆる透過型の光学式センサである。
そして、揺動軸部21Bの長手方向他端側には、図7(a)及び図7(b)に示すように、揺動軸部21Bと連動して揺動することにより、発光部22Aから受光部22Bに至る光路を遮る場合と開放する場合とを切り替える遮断部22Cが設けられている。
このため、センサ部22は、例えば、用紙搬送経路L1が閉塞されている場合にはOFF信号を出力し、一方、用紙搬送経路L1が開放されている場合にはON信号を出力する。
4.画像形成装置の電気系の概略構成
電動モータM1、電磁ソレノイド17D及び画像形成部5等は、図8に示すように、制御部31により制御されており、この制御部31には、レジ前センサ18及びレジ後センサ20(センサ部22)から出力された信号が入力されている。
そして、制御部31は、レジ前センサ18及びレジ後センサ20から信号、並びに予め決められたプログラムに従って電動モータM1、電磁ソレノイド17D及び画像形成部5等を制御する。
なお、制御部31は、CPU、RAM及びROM等からなる周知のマイクロコンピュータにて構成されたもので、以下の制御を実行するためのプログラムは、ROM等の不揮発性記憶手段に記憶されている。そして、制御部31(CPU)は、ROMからプログラムを読み込んで予め決められた制御作動を実行する。
5.電磁ソレノイド(従動レジローラの変位)の作動制御
図9に示すフローチャートは、電磁ソレノイド17D(従動レジローラ17Bの変位)を制御するためのフローチャートであり、この制御は、画像形成装置1に対して印刷指令がされ、転写ベルト19D(電動モータM1)が回転し始めると同時に起動され、用紙への画像形成が終了したときに終了する。
そして、転写ベルト19D(電動モータM1)が回転し始めると、レジ後センサ20にて用紙の先端が検出されたか否か、つまりゲートアクチュエータ21が揺動して用紙搬送経路L1が開放されたか否かが判定される(S1)。
このとき、用紙の先端が検出されていないと判定された場合には(S1:NO)、現在の状態、つまり電磁ソレノイド17Dへの通電が遮断され、従動レジローラ17Bと駆動レジローラ17Aとが近接した状態が維持される。
一方、用紙の先端が検出されたと判定された場合には(S1:YES)、電磁ソレノイド17Dに通電され、従動レジローラ17Bが駆動レジローラ17Aから離間し、一対のレジストローラ17A、17B間の距離が拡大される(S3)。
次に、電磁ソレノイド17Dへの通電を開始した時から所定時間(本実施形態では、約0.2秒)が経過したか否かが判定され(S5)、所定時間が経過していないと判定された場合には(S5:NO)、電磁ソレノイド17Dへの通電が維持される。
一方、所定時間が経過したと判定された場合には(S5:YES)、電磁ソレノイド17Dへの通電が遮断されて従動レジローラ17Bが元の位置(駆動レジローラ17Aに近接した位置)に戻された後(S7)、再び、S1が実行される。
6.本実施形態に係る画像形成装置の特徴
本実施形態では、一対のレジストローラ17A、17Bから搬出された用紙の先端がゲート部21Aに衝突するので、レジ後センサ20によっても、用紙の斜行を矯正することができる。
したがって、本実施形態では、一対のレジストローラ17A、17Bにより用紙の斜行が矯正された後、用紙の先端がレジ後センサ20を通過する際にも、再度、用紙の斜行が矯正される。このため、一対のレジストローラ17A、17Bによって用紙の斜行が充分に矯正されなかった場合でも、再度、用紙の斜行が矯正されることにより、より確実な矯正を行うことができる。
例えば、用紙の厚み寸法が小さい(薄い)場合や、多湿環境下に放置されて水分を多く含んだ(吸湿した)用紙では、用紙の剛性が小さくなり、いわゆる「用紙の腰」が無くなるため、一対のレジストローラ17A、17Bのニップ部P1に突入した際、用紙幅方向において先にニップ部21に到達した側の用紙先端部がニップ部P1に潜り込んでしまうという「突き抜け」現象が起き易く、斜行の矯正が充分に行われないことがある。
そして仮に、用紙の斜行が矯正(補正)されないまま、画像形成部5に向かって搬送されてしまうと、現像剤像を転写する時に、本来あるべき用紙の位置に対して実際の用紙の位置がずれてしまったり、斜行がもとで用紙に歪みが発生し、しわ(皺)となって、いわゆる「転写しわ」等が発生し、用紙に形成される画像の品質が低下してしまう。
しかし、本実施形態によれば、一対のレジストローラ17A、17Bにおいて、上記のような「突き抜け」現象が起きたために、斜行の矯正が充分に行われないことがあったとしても、レジ後センサ20を通過する際に、再度、用紙の斜行が矯正されることとなるので、より確実に斜行を矯正することが可能となる。
しかも、レジ後センサ20の形状を工夫することにより、用紙の斜行を矯正することができるので、別途、新しい部品を用意する必要もない。
ところで、本実施形態では、レジストローラ17A、17Bの周速をベルトユニット19の周速より僅かに大きくして、レジストローラ17A、17Bから画像形成部5に至る用紙の搬送経路L1において、用紙を湾曲させて用紙にバッファ部B(図4参照)を形成することにより、レジストローラ17A、17Bとベルトユニット19との搬送力の差をバッファ部Bにて吸収し、用紙を安定的に搬送可能として形成される画像の品質を良好なものとしている。
しかし、仮に、バッファ部Bが下向きに凸となるように湾曲してしまうと、画像形成部5に突入する用紙の投入角度が不適切となる可能性が高いので、上向きに凸となるようにバッファ部Bを湾曲させることが望ましい。
これに対して、本実施形態では、ゲート部21Aの揺動中心は、図4に示すように、一対のレジストローラ17A、17Bによる用紙のニップ点P1を通る仮想接線L2より下方側に設定されているので、レジ後センサ20(特に、ゲート部21A)の存在により、バッファ部Bが下向きに凸となるように湾曲してしまうことが阻害される。
したがって、バッファ部Bが下向きに凸となるように湾曲してしまうことを抑制できるので、安定的にバッファ部Bが上向きに凸となるように湾曲させることが可能となり、用紙を安定的に搬送することができる。
また、本実施形態では、ゲート部21Aに用紙の先端が衝突するときに、一対のレジストローラ17A、17B間の距離を所定時間だけ拡大させた後、その距離を縮小させるので(S3〜S7)、より確実に用紙の斜行を矯正することができる。
すなわち、一対のレジストローラ17A、17Bにより用紙が挟持された状態で用紙の搬送方向先端側がゲート部21Aに接触(衝突)した場合であって、一対のレジストローラ17A、17Bより搬送方向上流側において用紙が大きく斜行している状況では、その斜行状態が一対のレジストローラ17A、17Bにより保持されることとなるので、一対のレジストローラ17A、17Bより搬送方向上流側の斜行を矯正することは難しい。
一方、一対のレジストローラ17A、17Bより搬送方向下流側は、前述したように、バッファ部Bが形成されているので、用紙が一対のレジストローラ17A、17Bにより挟持されたままであっても、バッファ部Bが伸縮することにより、一対のレジストローラ17A、17Bより搬送方向下流側部分における用紙の斜行は、ゲート部21A(レジ後センサ20)により矯正される。
したがって、上記のような状況においては、本実施形態のごとく、一対のレジストローラ17A、17B間の距離を拡大させてレジストローラにより挟持状態を開放すれば、レジストローラ17A、17Bの影響が排除されるので、用紙全体がゲート部21A(レジ後センサ20)により矯正され、より確実に用紙の斜行を矯正することができる。
(第2実施形態)
本実施形態は、第1実施形態に対して従動レジローラ17Bを変位させるための機構を変更したものである。すなわち、図10に示すように、本実施形態では、バネ17Eの弾性力を第1実施形態(図2参照)と反対側から支持アーム17Cに作用させるものである。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、図4に示すように、先端部21Dのうち用紙と接触する部位が用紙側に膨らむような曲面状に形成されているが、これは、図5に示すように、搬送経路L1を閉塞しているゲート部21Aに対して用紙先端が衝突して、図4に示すように、搬送経路L1を閉塞している状態へと変位(揺動)させる際に、変位が完全に行われる前に、用紙先端がまでにゲート部21Aを乗り越えてしまうことがないように、抵抗を増大させるためのものであるが、本発明は必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、ゲート部21Aの用紙接触面に適度な摩擦力が生ずるようにすれば、先端部21Dを膨らみの無い単純な曲面としても同様な効果を得ることができる。
また、上述の実施形態では、レジスト手段をなす一対のレジストローラ17A、17Bは、円柱(円筒)状のものであったが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、用紙の搬送を堰き止める壁状のもの等であってもよい。
また、上述の実施形態では、バネ21Cの弾性力により衝突力と対向する力を発生させたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばゲートアクチュエータ21に作用する重力を利用して衝突力と対向する力を発生させてもよい。
また、上述の実施形態では、バネ21Cは捻りバネであったが、本発明はこれに限定されるものではなく、コイルバネ等であってもよい。
また、上述の実施形態では、ゲート部21Aの揺動中心は、一対のレジストローラ17A、17Bのニップ点P1を通る仮想接線L2より下方側に設定されていたが、本発明はこれに限定されるものではない。
また、従動レジローラ17Bを変位させるための機構は、図2又は図10に示した機構に限定されるものではなく、例えば、支持アーム17Cを廃止して従動レジローラ17Bを電磁ソレノイド17Dにて直接的に変位させるようにしてもよい。
また、上述の実施形態では、本発明を電子写真方式の画像形成装置に適用したが、本発明の適用はこれに限定されるものではなく、例えばインクジェット方式の画像形成装置にも適用できる。
また、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。
1…画像形成装置、3…筐体、3A…フロントカバー、5…画像形成部、
7…プロセスカートリッジ、7A…感光ドラム、7B…帯電器、
9…露光器、11…転写ローラ、15…給紙カセット、
17A…駆動レジローラ、17B…従動レジローラ、17C…支持アーム、
17D…電磁ソレノイド、17E…バネ、17F…用紙ガイド部、
18…レジ前センサ、19…ベルトユニット、20…レジ後センサ、
21…ゲートアクチュエータ、21A…ゲート部、21B…揺動軸部、
21C…バネ、22…センサ部、22A…発光部、22B…受光部、
22C…遮断部、31…制御部。

Claims (3)

  1. 記録シートに画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部の入口側で、搬送されてきた記録シートの斜行を矯正するために、記録シートをその厚み方向から挟持するように配置された一対のレジストローラと、
    前記一対のレジストローラから搬出された記録シートの先端が衝突することにより揺動変位するゲート部、及びこのゲート部の位置を検出するセンサ部を有し、前記一対のレジストローラから出される記録シートを検出するレジ後センサとを備え、
    前記ゲート部は、前記一対のレジストローラから搬出される記録シートの幅方向略全域で記録シートと衝突し、 かつ、前記ゲート部の揺動中心は、前記一対のレジストローラによる記録シートのニップ点を通る接線より下方側に設定されており、
    さらに、前記記録シートは、揺動変位した前記ゲート部を乗り越えて前記画像形成部に搬送されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記一対のレジストローラのうち少なくとも一方は変位可能であり、
    さらに、前記ゲート部に記録シートの先端が衝突するときに、前記一対のレジストローラ間の距離を拡大させた後、前記距離を縮小させるローラ変位手段を備えることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  3. 記録シートが前記ゲート部と衝突する際に前記ゲート部に作用する衝突力と対向する弾性力を前記ゲート部に作用させるバネ手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
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