JP7000064B2 - シート搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、シートを搬送するシート搬送装置、及び、シートに画像を形成する画像形成装置に関する。
画像形成装置等に用いられるシート搬送装置には、シートの先端をローラ対のニップ部やシャッタ部材に突き当てることでシートの斜行を補正するものがある。例えば、特許文献1には、搬送ローラ対から送り出されるシートの先端を停止状態のレジストレーションローラ対のニップ部に当接させて、搬送ローラ対とレジストレーションローラ対との間でシートを撓ませることで斜行補正を行う構成が記載されている。
一方、記録媒体として用いられるシートの多様化に対応するため、シート搬送装置は様々なサイズのシートを搬送することが求められている。シートを安定して搬送するためには、常に少なくとも1つの搬送ローラ対その他の搬送手段によってシートを挟持している必要があるため、上流側と下流側の搬送手段の間隔は狭まる傾向がある。
特開平6-345294号公報
しかしながら、特許文献1の構成で、搬送ローラ対とレジストレーションローラ対の間隔を狭く設定する程、斜行補正後のシートにはレジストレーションローラ対の付近において大きな面外変形が生じる傾向がある。シートの面外変形が生じている状態でレジストレーションローラ対がシートの搬送を開始すると、変形を生じている部分がローラ対のニップ部に挟まれてシワが発生する可能性がある。一方、シートの面外変形を低減させてシワの低減を図る構成を検討した際に、シート搬送動作の安定性が低下することがあった。
そこで、本発明は、シート搬送動作の安定性を確保しながらシワの発生を低減可能なシート搬送装置、及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るシート搬送装置は、シートを挟持して搬送する搬送ローラ対と、シート搬送方向において前記搬送ローラ対の上流に設けられ、シートを挟持して搬送する上流搬送ローラ対と、前記シート搬送方向において前記搬送ローラ対の下流に設けられ、シートを挟持して搬送するレジストレーションローラ対であって、シートの先端を停止状態のニップ部に当接させることによってシートを撓ませてシートの斜行を補正するレジストレーションローラ対と、前記シート搬送方向において前記搬送ローラ対と前記レジストレーションローラ対との間に設けられ、前記シート搬送方向に直交する幅方向から視た場合に、前記シート搬送方向の下流に向かって上方に傾斜し、かつ、前記レジストレーションローラ対に近付くにつれて水平方向に対する傾斜が大きくなるように湾曲した搬送路を形成する搬送ガイドと、前記搬送ローラ対を互いに当接させる第1状態と、前記搬送ローラ対を離間させる第2状態とに切換可能な切換手段と、前記搬送ローラ対を前記第1状態として、前記搬送ローラ対によって搬送されるシートの先端が、停止状態の前記レジストレーションローラ対のニップ部に当接して斜行を補正された後、前記搬送ローラ対前記レジストレーションローラ対によるシートの搬送を開始させる第1モードと、前記搬送ローラ対を前記第2状態として、前記上流搬送ローラ対によって搬送されるシートの先端が、停止状態の前記レジストレーションローラ対のニップ部に当接して斜行を補正された後、前記上流搬送ローラ対前記レジストレーションローラ対によるシートの搬送を開始させる第2モードと、を実行可能な制御手段と、を備え、前記制御手段は、第1の坪量であり、かつ、第1の長さのシートを搬送する場合は、前記第1モードを実行し、前記第1の坪量よりも小さな第2の坪量であり、かつ、前記第1の長さより大きい第2の長さを有するシートを搬送する場合は、前記第2モードを実行する、ことを特徴とする。
本発明の他の一態様に係るシート搬送装置は、シートを挟持して搬送する搬送ローラ対と、シート搬送方向において前記搬送ローラ対の上流に設けられ、シートを挟持して搬送する上流搬送ローラ対と、前記シート搬送方向において前記搬送ローラ対の下流に設けられ、シートを挟持して搬送するレジストレーションローラ対であって、シートの先端を停止状態のニップ部に当接させることによってシートを撓ませてシートの斜行を補正するレジストレーションローラ対と、前記シート搬送方向において前記搬送ローラ対と前記レジストレーションローラ対との間に設けられ、前記シート搬送方向に直交する幅方向から視た場合に、前記シート搬送方向の下流に向かって上方に傾斜し、かつ、前記レジストレーションローラ対に近付くにつれて水平方向に対する傾斜が大きくなるように湾曲した搬送路を形成する搬送ガイドと、前記搬送ローラ対を互いに当接させる第1状態と、前記搬送ローラ対を離間させる第2状態とに切換可能な切換手段と、前記搬送ローラ対を前記第1状態として、前記搬送ローラ対によって搬送されるシートの先端が、停止状態の前記レジストレーションローラ対のニップ部に当接して斜行を補正された後、前記搬送ローラ対と前記レジストレーションローラ対によるシートの搬送を開始させる第1モードと、前記搬送ローラ対を前記第1状態として、前記搬送ローラ対によって搬送されるシートの先端が、停止状態の前記レジストレーションローラ対のニップ部に当接して斜行を補正された後、前記切換手段によって前記搬送ローラ対を前記第2状態に切換えて前記上流搬送ローラ対と前記レジストレーションローラ対によるシートの搬送を開始させる第2モードと、を実行可能な制御手段と、を備え、前記制御手段は、第1の坪量であり、かつ、第1の長さのシートを搬送する場合は、前記第1モードを実行し、前記第1の坪量よりも小さな第2の坪量であり、かつ、前記第1の長さより大きい第2の長さを有するシートを搬送する場合は、前記第2モードを実行する、ことを特徴とする。
本発明に係るシート搬送装置によれば、シート搬送動作の安定性を確保しながらシワの発生を低減することができる。
本開示に係る画像形成装置の概略図。 実施例1に係る斜行補正装置の概略図であって、レジ前ローラ対が当接した状態を表す。 実施例1に係る斜行補正装置の概略図であって、レジ前ローラ対が離間した状態を表す。 実施例1に係るレジ前ローラ対の駆動機構を示す斜視図であって、レジ前ローラ対が当接した状態を表す。 実施例1に係るレジ前ローラ対の駆動機構を示す斜視図であって、レジ前ローラ対が離間した状態を表す。 実施例1においてレジ前ローラ対を回転駆動する際の駆動機構の模式図。 実施例1においてレジ前ローラ対の離間機構を動作させる際の駆動機構の模式図。 実施例1に係る斜行補正装置の制御構成を示すブロック図。 実施例1に係る斜行補正装置の制御方法を表すフローチャート。 実施例2に係るレジ前ローラ対の駆動機構を示す斜視図であって、レジ前ローラ対が離間した状態を表す。 実施例2に係る斜行補正装置の制御構成を示すブロック図。 実施例2に係る斜行補正装置の制御方法を表すフローチャート。
以下、図面を参照しながら、本開示に係る画像形成装置について説明する。画像形成装置は、プリンタ、複写機、ファクシミリ、及び複合機を含み、外部PCから入力された画像情報や原稿から読取った画像情報に基づいて、記録媒体として用いられるシートに画像を形成する。記録媒体として用いられるシートには、用紙及び封筒等の紙、オーバーヘッドプロジェクタ用のプラスチックフィルム、並びに布が含まれる。
図1に示すように、画像形成装置100は、画像形成部150を収容する装置本体100Aと、装置本体100Aの上方に配置され原稿から画像情報を読取る画像読取装置300と、を備える。画像形成手段の一例である画像形成部150は、4つの画像形成ユニットPY,PM,PC,PK及び中間転写ベルト155を含む、中間転写タンデム方式の構成を備える。画像形成部150は、画像形成ユニットPY~PKによって形成したトナー像を中間転写ベルト155を介してシートSに転写する。各画像形成ユニットPY~PKの構成は、現像に用いるトナーの色が異なる以外は基本的に同様であるため、イエローの画像形成ユニットPYを例にして画像形成ユニットの構成及びトナー像の形成動作について説明する。
画像形成ユニットPYに対してトナー像の形成が要求されると、感光体である感光ドラム151が回転駆動され、帯電装置が感光ドラム151の表面を一様に帯電させる。装置本体100Aの下部に設けられた露光装置152は、画像情報に基づくレーザ光を感光ドラム151に照射してドラム表面を露光し、感光ドラム151に静電潜像を形成する。そして、現像装置153から供給されたトナーによって静電潜像が可視化(現像)されることで、感光ドラム151の表面にトナー像が形成される。
同様にして、画像形成ユニットPM,PC,PKにおいても、感光ドラム上に対応する色のトナー像が形成される。各画像形成ユニットPY~PKによって形成されたトナー像は、一次転写ローラ154により、感光ドラム151から中間転写体である中間転写ベルト155に一次転写される。感光ドラム151に残留したトナー等の付着物は、各画像形成ユニットPY~PKに設けられたクリーニング装置によって除去される。
中間転写ベルト155は、二次転写内ローラ156、テンションローラ157、及び張架ローラ158に巻き回されており、図中反時計回り方向に回転駆動される。中間転写ベルト155に担持されたトナー像は、二次転写内ローラ156に対向する二次転写ローラ159と中間転写ベルト155との間に形成される二次転写部においてシートSに二次転写される。中間転写ベルト155に残留したトナー等の付着物は、ベルトクリーニング装置によって除去される。トナー像を転写されたシートSは、定着装置160へ受け渡される。定着装置160は、シートSを挟持して搬送する定着ローラ対及びシートSを加熱する熱源を有し、シートSを搬送しながらトナー像に熱及び圧力を付与する。これにより、トナーが溶融・固着してシートSに定着する。
このような画像形成プロセスに並行して、カセット給送部110又は手差し給送部115からシートSへ向けてシートSを給送する給送動作が実行される。カセット給送部110は、シート支持手段としての給送カセット111と、給送カセット111からシートSを給送する給送ユニット112とを含む。また、手差し給送部115は、シート支持手段の他の例である手差しトレイ116と、手差しトレイ116にセットされたシートSを給送する給送ユニット117とを含む。給送ユニット112,117は、シートSを送り出す給送ローラ112a,117aと、給送ローラ112a,117bによって搬送されるシートSを他のシートから分離する分離ローラ112b,117bとを含む。なお、給送ユニット112,117はシートSを給送するシート給送手段の一例であり、分離パッド方式やエア給送方式等の他の給送機構に置き換えてもよい。
給送ユニット112,117によって給送されるシートSは、引抜ローラ対113,119を介して斜行補正装置130に搬送される。斜行補正装置130は、詳しくは後述するように、シートSの斜行を補正し、画像形成部150による画像形成プロセスの進捗に合わせたタイミングでシートSを二次転写部に送り込む。
二次転写部及び定着装置160を通過することで画像を形成されたシートSは、シート排出部170の排出パス172に受け渡され、排出ローラ対171によって装置本体100Aと画像読取装置300との間に設けられた排出トレイ180へと排出される。両面印刷を行う場合は、反転ローラ対である排出ローラ対171によってシートSがスイッチバック搬送されて両面搬送部190に受け渡され、搬送ローラ対193により両面パス192を介して搬送される。そして、再び斜行補正装置130に到達したシートSは、画像形成部150によって裏面に画像を形成された後、排出ローラ対171によって排出トレイ180に排出される。
次に、実施例1に係る斜行補正装置130の構成及び動作について説明する。図2及び図3は斜行補正装置130の概略図であり、図2はレジ前ローラ対121の当接状態に、図3はレジ前ローラ対121の離間状態に対応する。
図2及び図3に示すように、斜行補正装置130は、レジストレーションローラ対(以下、レジローラ対)131と、その上流に配置されたレジ前ローラ対121と、さらにその上流に配置された引抜ローラ対119と、を含むシート搬送装置である。以下、引抜ローラ対119、レジ前ローラ対121、及びレジローラ対131を介して順にシートが移動する方向をシート搬送方向とする。
引抜ローラ対119は、引抜モータによって駆動される引抜駆動ローラ119a及び引抜従動ローラ119bからなり、手差し給送部115の給送ユニット117(図1参照)から受取ったシートSをシート搬送方向に搬送する。レジ前ローラ対121は、レジ前駆動ローラ121a及びレジ前従動ローラ121bからなり、後述するように、離間機構140によってローラ対のニップ部を離間可能に構成される。レジローラ対131は、レジ駆動ローラ131a及びレジ従動ローラ131bからなり、シートSを挟持して二次転写部へ向けて搬送する。
また、斜行補正装置130には、レジ前ローラ対121とレジローラ対131の間の検知位置でシートSを検知可能な検知手段として、レジ検知センサ132が配置されている。レジ検知センサ132は、例えばシート搬送路に光を照射してシートSからの反射光を検知可能な反射型の光電センサ、又はシート搬送路に突出するフラグの回動を検知可能な透過型の光電センサを用いることができる。
レジ前ローラ対121は、回転可能な第1搬送部材及び第2搬送部材の間にシートを挟持して搬送可能な第1搬送手段に相当する。レジローラ対131は、シートの前端、つまりシート搬送方向における下流端に当接することでシートの斜行を補正可能、かつシートを挟持して搬送可能な第2搬送手段に相当する。また、以下の説明では、引抜ローラ対119を第1搬送手段の上流に配置される上流側搬送手段の例として説明するが、カセット給送部110からのシートを搬送する引抜ローラ対113も上流側搬送手段の他の例である。
本実施例に係る画像形成装置100は、装置本体100Aの内部を上方に搬送されるシートSに対して画像を形成する垂直搬送型(図1参照)の構成である。そして、装置本体100Aの側面に配置される手差し給送部115から給送されるシートSは、湾曲したシート搬送路を介して二次転写部へ向かって搬送される。即ち、図2に示すように、シート搬送路を構成する搬送ガイド126は、シート搬送方向に直交する幅方向から視た場合に、引抜ローラ対119とレジローラ対131との間で略水平方向から略上下方向に向かって湾曲した形状を有する。
特に、搬送ガイド126は、レジ前ローラ対121とレジローラ対131との間において湾曲形状の外側(図中左方)に向かって張り出した第1ガイド部126aを有する。第1ガイド部126aは、これに対向する第2ガイド部126bとの間にシートSのループ状の撓み(以下、ループ)L1を許容するループ空間を形成している。一般に、シートSに形成させるループL1を大きく設定すると、シートSがある程度大きく斜行していたとしても斜行を取除くことが可能となる。そのため、ループ空間の広さは、手差し給送部115又はその他の部位から斜行補正装置130に送られるシートに生じ得る斜行を十分に取除けるように広く設定される。
ところで、記録媒体として用いられるシートの多様化に伴い、画像形成装置に用いられるシート搬送装置は様々なサイズのシートを安定して搬送可能であることが求められている。具体的には、シート搬送方向における搬送ローラ対同士の間隔を狭く設定し、小さなシート(例えば、はがき)が上流側の搬送ローラ対から下流側の搬送ローラ対に確実に受け渡されるように構成される。本実施例の場合も、シート搬送方向におけるレジ前ローラ対121とレジローラ対131の間隔は、画像形成装置100がサポートする最小のシートより短くなるように構成されている。
しかしながら、このようにレジ前ローラ対121とレジローラ対131の間隔が狭まる構成では、レジローラ対131がシートSの搬送を開始する際にシートSのシワが発生する懸念があった。即ち、レジローラ対131が回転を開始する前の状態では、シートSの前端がレジローラ対131のニップ部に突き当てられて、レジ前ローラ対121とレジローラ対131の間のループ空間にシートSが比較的大きなループL1を形成する。この状態では、レジローラ対131の付近でシートSの面外変形が生じていることがあり、レジローラ対131が回転を開始した際に、面外変形を生じている部分がレジローラ対131に挟まれてシートSにシワが生じることがあった。このようなシートのシワは、面外変形が生じやすい剛性の低い(コシの弱い)シートを搬送する場合に生じる懸念が大きかった。
そこで、本実施例では、レジ前ローラ対121を必要に応じて離間させることで、レジローラ対131がシートSの搬送を開始する際のシワの発生を低減している。以下、レジ前ローラ対121の離間機構140の構成について図4~図7を用いて説明する。図4及び図5はレジ前ローラ対121の離間機構140を示す斜視図であり、図4はレジ前ローラ対121の当接状態に、図5はレジ前ローラ対121の離間状態に対応する。図6及び図7は離間機構140の動作を説明するための模式図である。
離間機構140は、レジ前駆動ローラ121a及びレジ前従動ローラ121bが当接する当接状態と、レジ前駆動ローラ121a及びレジ前従動ローラ121bが離間する離間状態とを切換可能である。即ち、離間機構140は、第1搬送手段を、第1搬送部材及び第2搬送部材が当接する第1状態と、第1搬送部材及び第2搬送部材が離間する第2状態とに切換可能な切換手段の一例である。
図4及び図5に示すように、離間機構140は、レジ前従動ローラ121bの回転軸121dと、レジ前ローラ対121の駆動源であるレジ前駆動モータ145との間に介在している。離間機構140は、離間ギヤ146、離間伝達軸148、カム149、レバー127、姿勢決めバネ128、離間軸141、離間アーム142、及び離間センサ129を含む。
離間ギヤ146及びカム149は離間伝達軸148に支持され、離間ギヤ146がレジ前駆動モータ145によって回転駆動されることで一体的に回転可能である。カム部材であるカム149は、離間軸141に設けられたレバー127を押圧することで、離間軸141を回動させる。離間軸141に接続される姿勢決めバネ128は、レバー127をカム149に押し付けるように離間軸141を付勢している。離間軸141に取付けられた揺動部材である離間アーム142は、レバー127の移動に伴って揺動し、レジ前従動ローラ121bの回転軸121dをレジ前駆動ローラ121aに対して接近及び離間する方向に移動可能である。離間センサ129は、離間軸141に設けられたフラグ部141aを検知可能な透過型の光電センサであり、レジ前ローラ対121の当接状態(図4)及び離間状態(図5)に対応する離間軸141の回転角度を検知可能である。なお、離間センサ129はレジ前ローラ対121の当接・離間を検知可能な位置検知手段の一例であり、例えばレジ前従動ローラ121bの回転軸121dの位置を検知する構成に置換えてもよい。
また、図3に示すように、レジ前ローラ対121は、レジ前従動ローラ121bの回転軸121dと、画像形成装置100の枠体に対して固定された板金144と、の間に設けられた弾性部材である加圧バネ143によって加圧されている。加圧バネ143は、第2搬送部材を付勢して第1搬送部材に押圧する付勢手段の一例であり、レジ前ローラ対121の当接状態における当接圧(ニップ圧)を規定する。
図6及び図7に示すように、レジ前駆動モータ145の出力ギヤ145aは、レジ前駆動ローラ121aの駆動軸121cに取付けられたレジ前駆動ギヤ147及び上記離間ギヤ146の両方に噛合っている。以下、レジ前駆動モータ145の回転方向を、出力軸の方向から視て時計回りの方向をCW方向と表し、その反対である反時計回りの方向をCCW方向と表す。レジ前駆動ギヤ147には、出力ギヤ145aがCW方向に回転するときにのみレジ前駆動モータ145の駆動力を駆動軸121cに伝達するワンウェイクラッチ機構が設けられている。また、離間ギヤ146には、出力ギヤ145aがCCW方向に回転するときにのみレジ前駆動モータ145の駆動力を離間伝達軸148に伝達するワンウェイクラッチ機構が設けられている。
レジ前駆動モータ145がCW方向(第1方向)に回転する場合、レジ前駆動ギヤ147を介して駆動軸121cに駆動力が伝達され、レジ前ローラ対121が回転駆動される。このとき、離間伝達軸148には駆動力が伝達されず、離間機構140は作動しない。一方、レジ前駆動モータ145がCCW方向(第2方向)に回転する場合、離間ギヤ146を介して離間伝達軸148に駆動力が伝達され、離間機構140によってレジ前ローラ対121の当接状態と離間状態とが切換わる。このとき、駆動軸121cには駆動力が伝達されず、レジ前ローラ対121は回転駆動されていない状態となる。このように、本実施例に係るレジ前ローラ対121の駆動構成は、駆動モータであるレジ前駆動モータ145の回転方向を切換えることで、レジ前ローラ対121の回転駆動と離間機構140の駆動とを切換可能である。
次に、レジ前ローラ対121が当接している状態及び離間している状態における、斜行補正装置130でのシートの挙動について、図2及び図3を用いて説明する。
レジ前ローラ対121が当接状態にある場合、図2に示すように、引抜ローラ対119によって搬送されてきたシートSは、当接状態のレジ前ローラ対121によって挟持されて搬送される。そして、シートSの前端が停止状態のレジローラ対131のニップ部に当接した後、レジ前ローラ対121が所定量回転することで、レジ前ローラ対121とレジローラ対131との間でシートSのループL1が形成される。このとき、シートSの前端がレジローラ対131のニップ部に倣うようにして、シート前端の斜行が補正される。
一方、レジ前ローラ対121が離間状態にある場合、図3に示すように、引抜ローラ対119によって搬送されてきたシートSは、離間状態のレジ前ローラ対121を通過してレジローラ対131に到達する。そして、シートSの前端が停止状態のレジローラ対131のニップ部に当接した後、引抜ローラ対119が所定量回転することで、引抜ローラ対119とレジローラ対131との間でシートSのループL2が形成される。即ち、この状態では、レジ前ローラ対121が当接状態にある場合に比べて、シートSを挟持しているローラ対の間隔が広がる。そして、第1ガイド部126a及び第2ガイド部126bの間のループ空間だけでなく、引抜ローラ対119とレジ前ローラ対121の間のシート搬送路もシートのループL2を許容する空間として利用される。このため、レジ前ローラ対121が当接状態である場合に比べて、シートSの面外変形が緩和されることになる。
ここで、シート搬送路を構成する搬送ガイド126の形状は、レジ前ローラ対121の上流側においてシートSの下面を支持して下方への垂れ下がりを抑制可能となるように設定されている。具体的には、幅方向から視てレジ前ローラ対121のニップ部を通る接線T1が、レジ前ローラ対121の上流側で、搬送ガイド126の下側ガイド面126uに対して上方から交差するように配置される。また、レジ前ローラ対121の上流側におけるシート搬送路の幅(シート厚さ方向の間隔)の最大値は、レジ前ローラ対121とレジローラ対131の間のシート搬送路の最大幅、つまりループ空間の幅より小さく設定されている。
仮に、離間状態のレジ前ローラ対121と引抜ローラ対119の間でシートSが大きく垂れ下がるような構成の場合、引抜ローラ対119がシートを送り出す力の一部が垂れ下がった部分の撓みとして吸収されてしまう。この場合、シートSの前端をレジローラ対131のニップ部に押し当てる力が不足し、斜行補正機能が低下する可能性がある。一方、本実施例では下側ガイド面126uによってシートSの下側の面が支持された状態でシートSの突き当てが行われるため、斜行補正機能を実際上十分な程度に確保することができる。
以下、斜行補正装置130によるシート搬送動作の制御方法について、図8及び図9を用いて説明する。
図8に示すように、画像形成装置100には、制御手段の一例である制御部201が搭載されている。制御部201は、プログラム及びデータを一時的又は永続的に記憶するメモリ204と、プログラムを実行可能な演算装置としての中央処理装置(CPU)203とを含む。制御部201は、上記離間センサ129及びレジ検知センサ132の他に、液晶パネル及び各種のボタンを含みユーザーインターフェースとして機能する操作部202からの入力信号を受取っている。制御部201は、アクチュエータであるレジ駆動モータ133、レジ前駆動モータ145、及び引抜モータ120を駆動制御することにより、斜行補正装置130の動作を制御する。
CPU203は、メモリ204から読み出したプログラムを実行することにより、図9に示すフローチャートの各工程の機能を実現する。まず、画像形成装置100の操作部202を介してユーザによって入力された、記録媒体として使用するシートSの情報が取得される(F101)。ここで入力される情報としては、例えばシートSのサイズや坪量などが挙げられる。情報入力後にユーザが操作部202を介してプリントジョブの実行を指示したことを検知すると(F102)、シートSのサイズ及び坪量に応じた制御(F103~F114)が開始される。
まず、シート搬送方向におけるシートSのサイズ(以下、単にシートの長さとする。)が閾値となる長さX[mm]よりも大きいかどうかが判定される(F103)。シートSがX[mm]より短い場合、レジ前ローラ対121を当接させる必要があると判断される。シートSの長さがX[mm]以上である場合には、シートSの坪量に基づいてレジ前ローラ対121の離間の要否が判断される(F104)。即ち、第1の坪量を有するシートを搬送する場合にはレジ前ローラ対121を当接状態とし、第1の坪量より小さい第2の坪量を有するシートを搬送する場合にはレジ前ローラ対121を離間状態とする。具体的には、シートSの坪量が閾値となるM[gsm]よりも小さい場合にレジ前ローラ対121を離間させる必要があると判断され、シートSの坪量がM[gsm]以上である場合はレジ前ローラ対121を当接させることが決定される。
レジ前ローラ対121を当接させる場合、離間センサ129がOFFとなるように、必要に応じてレジ前駆動モータ145がCCW方向に駆動される(F105,F106)。一方、レジ前ローラ対121を離間させる場合、離間センサ129がONとなるように、必要に応じてレジ前駆動モータ145がCCW方向に駆動される(F107,F108)。これにより、離間機構140のカム149が回転し、レバー127及び離間軸141を介して離間アーム142が揺動することでレジ前従動ローラ121bがレジ前駆動ローラ121aに対して相対移動する。そして、離間センサ129の検知信号に基づいてレジ前駆動モータ145が停止することで、レジ前ローラ対121が当接状態及び離間状態のいずれかに設定される。
レジ前従動ローラ121bが位置決めされた後に、シートSの給送動作が開始され(F109)、レジ前駆動モータ145がCW方向に回転してレジ前ローラ対121が回転駆動される(F110)。なお、レジ前ローラ対121が当接状態にある場合にのみレジ前駆動モータ145をCW方向に駆動してもよく、レジ前ローラ対121が当接状態にある場合も回転駆動することで搬送抵抗の低減を図ってもよい。
その後、シートSの前端がレジローラ対131に突き当たることでシートSのループが形成され、シートSの斜行が補正される(F111~F113)。具体的には、レジ検知センサ132によってシートSの前端が検知された後もレジ前ローラ対121又は引抜ローラ対119の駆動が一定時間継続されることで、シートSのループが形成される。
このとき、レジ前ローラ対121が離間状態である場合、レジ前ローラ対121が当接状態である場合に比べて余分にシートSの搬送が行われる(F113)ことで、相対的に大きなループが形成される。言い換えると、レジ前ローラ対121の当接状態(第1状態)では、レジローラ対131にシートSが当接してからレジ前ローラ対121によって第1の搬送量でシートSが搬送されることでシートSのループが形成される。一方、レジ前ローラ対121の離間状態(第2状態)では、レジローラ対131にシートSが当接してから引抜ローラ対119によって第1の搬送量より大きい第2の搬送量でシートSが搬送されることでシートSのループが形成される。これにより、シートSを挟持するローラ対の間隔が広がる第2状態においても、斜行補正に有効なレジ前ローラ対121とレジローラ対131の間のループを確保することができ、第1状態と同程度の精度で斜行補正を実現することができる。
その後、レジローラ対131と、その上流側のローラ対(119,121)の回転を同時に開始することで、斜行が補正された状態のシートSが二次転写部へ送り出される(F114)。このとき、レジ前ローラ対121が当接状態のときは、シートSがレジ前ローラ対121に挟持されて搬送されるため、レジローラ対131によるシートSの搬送が補助される。そして、シートSは二次転写部において画像を転写された後、排出トレイへと排出され(F115)、プリントジョブが終了する(F116)。
このように、本実施例では、シート情報に基づいてレジ前ローラ対121を離間状態と当接状態とに切換える切換動作(F104~F108)により、レジローラ対131がシートの搬送を開始する時点でシートを挟持するローラ間の距離が変更される。言い換えると、第1搬送手段を第1状態として第2搬送手段のシート搬送を開始させる第1モードと、第1搬送手段を第2状態として第2搬送手段のシート搬送を開始させる第2モードとが、シートの坪量に応じて選択される。
これにより、面外変形を生じ易い薄いシートについては、第1搬送手段によるシートの挟持が解放された状態で第2搬送手段によるシートの搬送が開始されるため、第2搬送手段の付近におけるシートの面外変形を緩和してシワの発生を抑制することができる。一方、剛性が高く、搬送抵抗が大きくなる傾向のある厚いシートについては、第2搬送手段と共に第1搬送手段がシートを挟持して搬送するため、シート搬送の安定性を確保することができる。
また、このような切換動作はシート搬送方向のサイズが比較的大きい第1の長さのシートについて行われ、サイズが比較的小さい第2の長さのシートについては、レジ前ローラ対121が当接状態に設定される(F103,F105,F106)。これにより、小さなシートも安定して搬送可能となる。なお、レジローラ対131の駆動開始時にレジ前ローラ対121が離間状態に設定されていれば、シートが小さい場合(F103:No)及びシートの坪量が小さい場合(F104:No)の斜行補正装置130の動作(第2モード)が同一である必要はない。
(変形例)
本実施例では、レジローラ対131のニップ部にシートSの前端を突き当てることでシートSの斜行を補正しているが、レジローラ対の付近に配置されたシャッタ部材にシートSの前端を突き当てる構成としてもよい。その場合、シャッタ部材を退避させてシートSがレジローラ対に挟持されることでレジローラ対によるシートの搬送が可能となるが、少なくともシートSの搬送が開始される前にレジ前ローラ対を離間させておくことで、シワの発生を抑制することができる。
次に、実施例2に係るシート搬送装置である斜行補正装置について、図10~図12を用いて説明する。図10は本実施例に係るレジ前ローラ対121の駆動構成を示す斜視図である。図11は本実施例に係る斜行補正装置の制御構成を示すブロック図である。図12は本実施例における斜行補正装置の制御方法を示すフローチャートである。以下、実施例1と共通する要素には同符号を付して説明を省略する。
図10及び図11に示すように、本実施例では、レジ前ローラ対121を回転駆動するためのレジ前駆動モータ145とは別に、離間機構140を作動させるための離間動作モータ301が設けられている。第1駆動手段としてのレジ前駆動モータ145は、レジ前駆動ギヤ147を介してレジ前駆動ローラ121aの駆動軸121cを回転駆動する。第2駆動手段としての離間動作モータ301は、離間機構140のカム149と一体に回転するカム付ギヤ302を回転させることで離間機構140を作動させ、離間アーム142を介してレジ前従動ローラ121bの回転軸121dを移動させる。制御部201は、レジ前駆動モータ145及び離間動作モータ301の駆動状態を独立に制御可能である。
本実施例における斜行補正装置の制御方法について、図12のフローチャートに沿って説明する。まず、画像形成装置100の操作部202を介して、ユーザによって入力された記録媒体として使用するシートSの情報が取得される(F201)。情報入力後にユーザが操作部202を介してプリントジョブの実行を指示したことが検知されると(F202)、離間センサ129がOFFとなるように離間動作モータ301が必要に応じて駆動される(F203,F204)。これにより、シートSの給送が開始される前にレジ前ローラ対121が当接状態に設定される。
その後、シートSの給送動作が開始され(F205)、レジ前駆動モータ145によってレジ前ローラ対121が回転駆動される(F206)。その後、シートSの前端がレジローラ対131に突き当たることでシートSのループが形成され、シートSの斜行が補正される(F207)。具体的には、レジ検知センサ132によってシートSの前端が検知された後もレジ前ローラ対121の駆動が一定時間継続されることで、シートSのループが形成される。
そして、レジローラ対131の回転駆動が開始される前に、シート情報に応じてレジ前ローラ対121の状態を変更する制御(F209~F213)が実行される。即ち、本実施例において第2モードを実行する場合、第1搬送手段が第1状態にある状態でシートの前端を第2搬送手段に当接させた後、第2搬送手段によるシートの搬送を開始させる前に、第1搬送手段を第2状態に切換える。判断条件は実施例1と同様であり、シートSの長さが閾値(X[mm])以上である場合、又はシートSの長さが閾値未満かつシートSの坪量が閾値(M[gsm])以上である場合、レジ前ローラ対121を当接状態とすることが決定される(第1モード)。一方、シートSの長さが閾値以上かつシートSの坪量が閾値未満である場合、レジ前ローラ対121を離間状態とすることが決定される。レジ前ローラ対121を当接させる場合、離間センサ129がOFFとなるように、必要に応じて離間動作モータ301が駆動される(F211)。一方、レジ前ローラ対121を離間させる場合、離間センサ129がONとなるように、必要に応じて離間動作モータ301が駆動される(F213)。
レジ前ローラ対121が当接状態から離間状態に切換わると、シートSを挟持しているローラ間の距離が広がるため、特に薄いシートにおける面外変形が緩和される。即ち、実施例1ではレジローラ対131にシートSを突き当てる前にレジ前ローラ対121を離間状態としていたが、本実施例のように突き当て後にレジ前ローラ対121を離間状態に切換えても、シワの原因となり得るシートSの面外変形を抑制可能である。また、搬送ガイド126によってシートSの垂れ下がりが抑制される(図3参照)ことから、シートSの前端がレジローラ対131のニップ部からずれて斜行前の傾きに近付くことを防ぐことができる。
その後、レジローラ対131と、その上流のレジ前ローラ対121及び引抜ローラ対119の回転を同時に開始することで、斜行が補正された状態のシートSが二次転写部へ送り出される(F214)。このとき、レジ前ローラ対121が当接状態のときは、シートSがレジ前ローラ対121に挟持されて搬送されるため、レジローラ対131によるシートSの搬送が補助される。そして、シートSは二次転写部において画像を転写された後、排出トレイへと排出され(F215)、プリントジョブが終了する(F216)。
このように、本実施例においても、シート情報に基づいてレジ前ローラ対121を離間状態と当接状態とに切換える切換動作(F209~F213)により、レジローラ対131がシートの搬送を開始する際にシートを挟持しているローラ間の距離が変更される。言い換えると、第1搬送手段を第1状態として第2搬送手段のシート搬送を開始させる第1モードと、第1搬送手段を第2状態として第2搬送手段のシート搬送を開始させる第2モードとが、シートの坪量に応じて選択される(F209)が行われる。これにより、面外変形を生じ易い薄いシートについてシワの発生を抑制すると共に、剛性の高い厚いシートについてシート搬送の安定性を確保することができる。
なお、本実施例では、レジ前ローラ対121を回転駆動するレジ前駆動モータ145(第1駆動手段)と、離間機構140を作動させる離間動作モータ301(第2駆動手段)とが別個に設けられている。このため、レジ前ローラ対121を回転駆動しつつ、同時に離間機構140を作動させることができ、例えば、シートのループが形成される途中でレジ前ローラ対121を当接状態から離間状態に切換えることができる。即ち、図12のフローチャートにおいて、ステップF206で開始されたレジ前駆動モータ145の回転が停止する前に、離間動作モータ301を回転(F211,F213)させてもよい。また、レジ前駆動モータ145の回転を停止させずに、所定量のループが形成されたタイミングでレジローラ対131の駆動を開始する、所謂ノンストップレジストレーション動作を行うことができる。
(他の実施形態)
上記実施例1,2では、シート搬送装置の例として二次転写部の上流に配置される斜行補正装置について説明したが、本技術は他のシート搬送装置に適用してもよい。例えば画像形成装置の装置本体から排出されたシートに穴あけ等の処理を施すシート処理装置において、シートの斜行を補正しつつシートを搬送する装置として用いることができる。また、中間転写タンデム方式の画像形成部150(図1参照)は画像形成手段の一例であり、例えばインクジェット方式の画像形成装置におけるシート搬送装置に本技術を適用してもよい。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100,130…シート搬送装置(斜行補正装置、画像形成装置)/113,119…引抜ローラ対(上流側搬送手段)/121…第1搬送手段(レジ前ローラ対)/121a…第1搬送部材(レジ前駆動ローラ)/121b…第2搬送部材(レジ前従動ローラ)/131…第2搬送手段(レジローラ対)/140…切換手段(離間機構)/145…第1駆動手段、駆動モータ(レジ前駆動モータ)/150…画像形成手段(画像形成部)/301…第2駆動手段(離間動作モータ)/F104~F108,F209~F213…切換動作

Claims (7)

  1. シートを挟持して搬送する搬送ローラ対と、
    シート搬送方向において前記搬送ローラ対の上流に設けられ、シートを挟持して搬送する上流搬送ローラ対と、
    前記シート搬送方向において前記搬送ローラ対の下流に設けられ、シートを挟持して搬送するレジストレーションローラ対であって、シートの先端を停止状態のニップ部に当接させることによってシートを撓ませてシートの斜行を補正するレジストレーションローラ対と、
    前記シート搬送方向において前記搬送ローラ対と前記レジストレーションローラ対との間に設けられ、前記シート搬送方向に直交する幅方向から視た場合に、前記シート搬送方向の下流に向かって上方に傾斜し、かつ、前記レジストレーションローラ対に近付くにつれて水平方向に対する傾斜が大きくなるように湾曲した搬送路を形成する搬送ガイドと、
    前記搬送ローラ対を互いに当接させる第1状態と、前記搬送ローラ対を離間させる第2状態とに切換可能な切換手段と、
    前記搬送ローラ対を前記第1状態として、前記搬送ローラ対によって搬送されるシートの先端が、停止状態の前記レジストレーションローラ対のニップ部に当接して斜行を補正された後、前記搬送ローラ対前記レジストレーションローラ対によるシートの搬送を開始させる第1モードと、前記搬送ローラ対を前記第2状態として、前記上流搬送ローラ対によって搬送されるシートの先端が、停止状態の前記レジストレーションローラ対のニップ部に当接して斜行を補正された後、前記上流搬送ローラ対前記レジストレーションローラ対によるシートの搬送を開始させる第2モードと、を実行可能な制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、第1の坪量であり、かつ、第1の長さのシートを搬送する場合は、前記第1モードを実行し、前記第1の坪量よりも小さな第2の坪量であり、かつ、前記第1の長さより大きい第2の長さを有するシートを搬送する場合は、前記第2モードを実行する、
    ことを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記制御手段は、前記第1の坪量であり、かつ、前記第2の長さを有するシートを搬送する場合は、前記第1モードを実行する、
    ことを特徴とする請求項1に記載にシート搬送装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記第1モードを実行する場合、シートの先端が前記レジストレーションローラ対に当接してから、前記第1状態にある前記搬送ローラ対によって第1の搬送量でシートを搬送させた後に前記レジストレーションローラ対によるシートの搬送を開始させ、
    前記第2モードを実行する場合、シートの先端が前記レジストレーションローラ対に当接してから、前記上流搬送ローラ対によって前記第1の搬送量より大きい第2の搬送量でシートを搬送させた後に前記レジストレーションローラ対によるシートの搬送を開始させる、
    ことを特徴とする、請求項1又は2に記載のシート搬送装置。
  4. シートを挟持して搬送する搬送ローラ対と、
    シート搬送方向において前記搬送ローラ対の上流に設けられ、シートを挟持して搬送する上流搬送ローラ対と、
    前記シート搬送方向において前記搬送ローラ対の下流に設けられ、シートを挟持して搬送するレジストレーションローラ対であって、シートの先端を停止状態のニップ部に当接させることによってシートを撓ませてシートの斜行を補正するレジストレーションローラ対と、
    前記シート搬送方向において前記搬送ローラ対と前記レジストレーションローラ対との間に設けられ、前記シート搬送方向に直交する幅方向から視た場合に、前記シート搬送方向の下流に向かって上方に傾斜し、かつ、前記レジストレーションローラ対に近付くにつれて水平方向に対する傾斜が大きくなるように湾曲した搬送路を形成する搬送ガイドと、
    前記搬送ローラ対を互いに当接させる第1状態と、前記搬送ローラ対を離間させる第2状態とに切換可能な切換手段と、
    前記搬送ローラ対を前記第1状態として、前記搬送ローラ対によって搬送されるシートの先端が、停止状態の前記レジストレーションローラ対のニップ部に当接して斜行を補正された後、前記搬送ローラ対と前記レジストレーションローラ対によるシートの搬送を開始させる第1モードと、前記搬送ローラ対を前記第1状態として、前記搬送ローラ対によって搬送されるシートの先端が、停止状態の前記レジストレーションローラ対のニップ部に当接して斜行を補正された後、前記切換手段によって前記搬送ローラ対を前記第2状態に切換えて前記上流搬送ローラ対と前記レジストレーションローラ対によるシートの搬送を開始させる第2モードと、を実行可能な制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、第1の坪量であり、かつ、第1の長さのシートを搬送する場合は、前記第1モードを実行し、前記第1の坪量よりも小さな第2の坪量であり、かつ、前記第1の長さより大きい第2の長さを有するシートを搬送する場合は、前記第2モードを実行する、
    ことを特徴とするシート搬送装置。
  5. 前記搬送ローラ対は、駆動ローラと、前記駆動ローラの回転に従動する従動ローラと、を有し、
    第1方向及び前記第1方向の反対の第2方向に回転可能な駆動モータをさらに備え、
    前記駆動モータが前記第1方向に回転する場合、前記駆動ローラが回転駆動され、
    前記駆動モータが前記第2方向に回転する場合、前記切換手段によって前記搬送ローラ対の状態が切換わる、
    ことを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  6. 前記搬送ローラ対を回転駆動する第1駆動手段と、
    前記切換手段を作動させる第2駆動手段と、を備え、
    前記制御手段が前記第1駆動手段及び前記第2駆動手段を独立に制御可能である、
    ことを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載のシート搬送装置と、
    前記レジストレーションローラ対から送り出されたシートに画像を形成する画像形成手段を備える、
    ことを特徴とする画像形成装置
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