JP2006113281A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】印字精度を向上させ、且つ、紙間を小さくすることによって、生産性を高めることができる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】潜像を形成する像担持体と、前記像担持体に露光を施す露光手段と、シートのタイミングを取って送り出す画像形成装置であって、シートを搬送する搬送手段と、搬送されたシートの傾きを検知するシート傾き検知手段と、前記シート傾き検知手段によって得られた検知情報に基づき該搬送手段を変位させる搬送手段傾き補正手段と、前記シート傾き検知手段によって得られた検知情報に基づき該搬送手段でシートを搬送中に上記搬送傾き補正手段によって、随時、該搬送手段の位置を変位させる制御手段と前記シート傾き検知手段によって得られた検知情報に基づき上記露光手段による上記像担持体への書き込み位置を補正する書き込み位置補正制御手段と、を備えていることを特徴とする。
【選択図】図4
【解決手段】潜像を形成する像担持体と、前記像担持体に露光を施す露光手段と、シートのタイミングを取って送り出す画像形成装置であって、シートを搬送する搬送手段と、搬送されたシートの傾きを検知するシート傾き検知手段と、前記シート傾き検知手段によって得られた検知情報に基づき該搬送手段を変位させる搬送手段傾き補正手段と、前記シート傾き検知手段によって得られた検知情報に基づき該搬送手段でシートを搬送中に上記搬送傾き補正手段によって、随時、該搬送手段の位置を変位させる制御手段と前記シート傾き検知手段によって得られた検知情報に基づき上記露光手段による上記像担持体への書き込み位置を補正する書き込み位置補正制御手段と、を備えていることを特徴とする。
【選択図】図4
Description
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
従来、複写機、プリンタ、ファクシミリ、スキャナ等の画像形成及び画像読取りを行う装置では、画像形成部や画像読取り部の直前にシートの姿勢及び位置を合わせるために、シートの斜行補正やシートの位置ずれ補正を行う手段であるレジストレーション手段が使用されているものがある。
ここで、 これらのレジストレーション手段としては、停止しているローラ対のニップにシート先端を突き当ててシートに撓みを作り、シートの弾性によってシート先端をローラニップに沿わせて斜行の補正を行い、その後所定のタイミングで該ローラ対を回転させ、シートと画像の同期を合わせるという所謂ループレジストレーション方式が主流となっている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記ループレジストレーション方式では、ループを形成させるためのループ空間が必ず必要となり、装置を大型化させていた。
又、ループ空間が十分に確保できないないときは、特にこしの弱い薄紙で座屈による紙詰まり(ジャム)が発生するという問題もある。
又、シートをレジストローラ対に当接させる際に音が発生したり(所謂ループ音)、又、シートのこしの強さによって、斜行補正能力が変わってしまうという問題がある。具体的には、シートにこしが無い薄紙ではシート先端がレジストローラニップに当接する際の当接圧が不足し、シート先端がレジストローラ対に十分当接し切れない場合があり、完全に斜行補正ができない。又、シートのこしが強い厚紙等ではレジストローラのニップに当接させた衝撃でレジストローラ対のニップを突き抜けてしまうという不具合があり、これを防止するためにレジストローラ対に負荷(ブレーキ部材)等を与えることによって対応している場合もあり、製品コストをアップさせている。
更には、シート先端がカールや折れがある場合等には、シート先端がレジストローラ対のニップ部に正確に沿わず、精度良く斜行補正ができない場合が発生し、印字精度として十分に満足できるものではなかった。
又、近年、画像形成装置、画像読取装置がデジタル化されるに従い、シートとシートの間隔(紙間)を詰め、短い時間の中で多くのシートを処理することによって、
例えば画像形成の場合、画像形成のプロセス速度を上げないで実質的な画像形成速度の向上が図られるようになってきている。
例えば画像形成の場合、画像形成のプロセス速度を上げないで実質的な画像形成速度の向上が図られるようになってきている。
一方、従来のアナログ式の装置、例えば複写機においては、1枚のシート(原稿)を読取った後、連続して複写をする場合でも、原稿を露光するための光学装置が複写枚数分往復しなければならず、そのためにシート間の間隔(紙間)が必然的に決まっていた。
しかしながら、原稿の読取り及びその画像形成がデジタル化されることにより、原稿を1度読取った後、その画像情報は電気的に符号化され、メモリに貯えることができるようになっている。そして、画像形成時は、メモリ内の情報を読み出して、レーザ光、LEDアレイ等の露光装置によって感光体上に原稿の画像情報に対応する画像を形成するため複数枚の複写においても光学装置等のメカニカルな動きが不要となる。
ところが、先に述べたループレジストレーション方式ではループ形成するためにシートを一旦停止させなければならず、シートとシートの間隔(紙間)が必然的に決定されてしまい、実質的な画像形成速度(生産性)を向上させることを大きく阻害していた。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであって、上記不具合を克服し、印字精度を向上させ、且つ、紙間を小さくすることによって、生産性を高めることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、潜像を形成する像担持体と、前記像担持体に露光を施す露光手段と、シートのタイミングを取って送り出す画像形成装置であって、シートを搬送する搬送手段と、搬送されたシートの傾きを検知するシート傾き検知手段と、前記シート傾き検知手段によって得られた検知情報に基づき該搬送手段を変位させる搬送手段傾き補正手段と、前記シート傾き検知手段によって得られた検知情報に基づき該搬送手段でシートを搬送中に上記搬送傾き補正手段によって、随時、該搬送手段の位置を変位させる制御手段と前記シート傾き検知手段によって得られた検知情報に基づき上記露光手段による上記像担持体への書き込み位置を補正する書き込み位置補正制御手段と、を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、シートの傾きの検知及びシートの姿勢制御をそのシートがレジストローラ対2に挟持された状態において行うため、そのシートの傾きが検知後において変化してしまうことがない。これにより、その検知結果に基づいて行う斜行補正や横レジ位置補正や斜送補正は非常に高精度なものとなる。
又、従来のループレジストレーション方式のようにシートをレジストローラ部にて一旦停止させてループを形成することがないため、紙間を最小限にすることが可能であり、生産性の高い装置を提供することができるばかりでなく、ループ音の発生も無く、又、薄紙のループ形成時の座屈という問題も解消できる。当然ルーループ空間も不要となり、装置の小型化が可能である。更には、シートの先端部のカールや折れ等の先端部変形によって、そのシートがレジストローラ対に挟持前と異なる姿勢で挟持されることになったとしても、そのことに何ら影響されることなく、シートの斜行と斜送を精度良く補正することができる。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
<実施の形態1>
図1は本発明の一実施の形態に係るシレジストレーション装置を適用した画像形成装置としてのプリンタの断面図である。
図1は本発明の一実施の形態に係るシレジストレーション装置を適用した画像形成装置としてのプリンタの断面図である。
図1において、100はプリンタで、101は該プリンタ100を制御するための制御手段であるコントローラ、102は上段カセットで、該上段カセット102内のシートは所定のタイミングで昇降/回転するピックアップローラ103とフィードローラ104及びリタードローラ105の作用によって1枚ずつ分離給紙される。そして、給紙部から給紙されたシートは、搬送ローラ106によってガイド板107,108によって構成される搬送路109を通過し、ガイド110,111で構成される搬送路112へ受け渡され、レジスト前ローラ対113を通過して、レジストローラ対2a,2bを有するレジストローラ部1に導かれる。このレジストローラ部1にて、シートの斜行補正した後にシートは転写部115部へと搬送される。
尚、レジストローラ部1における斜行補正の動作に関しては、後に詳述する。
116は感光ドラムであり、図中時計方向に回転するようになっている。117は作像手段たるレーザー変調(レーザースキャナ)であり、そのレーザー光はミラー118によって折り返され、ドラム上の露光位置119に照射されて、ドラム上に潜像を形成し現像器120によってトナー像として顕像化される。121はドラム上のトナー像をシートに転写するための転写帯電器、122はドラムとシートを静電分離する為の分離帯電器であり、画像形成部を構成する。尚、123は転写部であり、この位置にて、感光ドラム116上のトナー像がシートS上に転写される。
レジストローラ対2a,2bを通過したシートSは、その先端を露光開始センサー124によって検知され、レーザー変調117によるレーザー光の照射が開始される。
尚、上記露光開始センサー124から転写部123までの距離は感光ドラム116のレーザー光照射位置119から転写部123までの距離と等しい位置に配置されており、これにより、シートSとドラム116上の画像の先端位置の同期を取ることが可能となっている。又、本実施の形態においては、レーザー変調117によるレーザー光の照射タイミングを搬送するシートSの斜行量に応じて変化させている。その詳細については後述する。
125は画像形成されたシート材を搬送する搬送ベルト、126は定着装置、127は排紙ローラである。画像形成されたシートSは、排出ローラ127によって排出される。128はスキャナで、図1において、129は走査光学系光源、130はプラテンガラス、131は開閉する原稿圧板、132はレンズ、133は受光素子(光電変換)、134は画像処理部、135は画像処理部にて処理された画像処理信号を記憶しておくためのメモリー部である。
走査光学源129で読み取られた原稿像は、画像処理部134で処理され、電気的に符号化され電気信号136に変換されて作像手段たるレーザ変調117に伝送される。又、画像処理部にて処理され、符号化された画像情報を一旦メモリー135に記憶させて、コントローラ101からの信号によって、必要に応じて、レーザ変調117に伝送することもできるように構成されている。
ここで、100はプリンタ、128はスキャナであるが、図のように別体の場合もあるが、プリンタ100とスキャナ128が一体の場合もある。
プリンタ100は別体でも一体でも、レーザ変調117に画像形成部の処理信号を入力すれば複写機として機能するし、FAXの送信信号を入力すればFAXとして機能するし、パソコンの出力信号を入力すればプリンタとして機能する。逆に、画像処理部134の処理信号を他のFAXに送信すれば、FAXとして機能する。
次に、レジストローラ部1の構成を図2、図3及び図5に基づいて説明する。
図は本発明の一実施形態に係るレジストレーション装置を示すもので、図2はその側面図、図3はその平面図であり、図5はブロック図である。
図2及び図3において、レジストローラ対2a,2bは、フレーム3の前側板4aと後側板4bによりそれぞれの側板に固定された軸受5によって回転自在に軸支されている。又、このレジストローラ対2a,2bの搬送方向上流側には、図3に示すように、シートSの先端の傾きを検知するための斜行検知センサー6がシート搬送方向と直交する方向に配設されている。
斜行検知センサー6は、LEDアレイ、CCDラインセンサー等を用いている。尚、上記斜行検知センサー6の中心線は搬送方向下流側に設けられている感光ドラム116の軸線と平行となるように配置されている。
又、上記フレーム3は、図2及び図3に示すように、装置本体100の前側板7と後側板8に固定されたステー9に設けられた回転軸10を中心にして回動可能に取り付けられてる。尚、回転軸10は、後述するレジストローラ対2a,2bの傾き変位時における回転運動の中心になるとともに、レジストローラ対2a,2bの軸上の基準位置になる。
レジストローラ対2a,2bは、不図示の加圧バネによって加圧されている。又、レジストローラ対2a,2bにはそれぞれ、その片側にギア11,12が取り付けられ、レジストローラ対2a,2bがそれぞれ同期して回転するように構成されている。
又、レジストローラ2bの軸端には駆動入力ギア13が固定されており、レジストモータ14の出力軸に固定されたギア15と噛合っており、これにより、レジストモータ14の駆動によってレジストローラ対2a,2bの回転が可能となっている。
又、フレーム3の手前側にはラックギア16が固定されており、ステー3が取り付けられた旋回モータ17の出力軸に固定されたピニオンギア18と噛合っている。
この旋回モータ17の作用により、例えば、図3中で該ピニオンギア18が時計方向に回転すると、フレーム3及びフレーム3上に設けられたレジストローラ対2a,2bも含めてフレーム3上に取り付けられている部材全てが回転軸10を中心に反時計方向に回転できるように構成されている。つまり、旋回モータ17の作用により、レジストローラ対2a,2bをシートSの搬送方向Pと直交する方向に対して傾けるよう変位(旋回移動動作)できるようになっている。又、ステー3上には、ホームポジションセンサー19が設けられており、レジストローラ対2a,2bのホームポジション位置を検出することが可能となっている。
ここで、レジストローラ対2a,2bのホームポジション位置とは、そのニップ線が感光ドラム116の回転中心軸と平行になるようにホームポジションセンサー19の位置が決定されている。
図4はこの画像形成装置の動作を制御する制御系を示すブロック図である。
上述した各ローラ対104,105,106,113は、ブロック図に示すように、メインモータ138によって駆動力を受け、コントローラ139からの信号によってON/OFF制御がなされるように構成されている。又、感光ドラム116、搬送ベルト125、定着器126、排紙ローラ127はメインモータ138と直結されており、それぞれメインモータ138と同期して回転することが可能となっている。
又、給紙カセット102,102’に装填されているシートのサイズは図示せぬシートサイズ検知センサー137,137’によって検出され、その情報がコントローラ120に接続されるように構成されている。
又、前記した斜行検知センサー124は、コントローラ139に接続されており、その斜行検知センサー124で得られた検知信号がそれぞれ入力されるようになっている。コントローラ139では、各センサーの検知信号に基づいてシートSの傾き量が演算回路140によって演算される。又、コントローラ139は、レジモータ14、旋回モータ17の駆動回路14a,17aにそれぞれ接続されており、前記検知結果に基づく必要な制御信号を出力してそれぞれのレジモータ14、旋回モータ17を所定量駆動させるようになっている。
次に、感光ドラム116上に画像のを書き込むレーザー変調117及びポリゴンミラー30の周辺構成について説明する。
図4はレーザー変調117の構成を示した斜視図である。図4において、レーザー光を出力するレーザー出力素子31から出力したレーザー光35は、コリメータレンズ32−a,32−bによって集束され、シリンドリカルレンズ33によって平行光に変換され、ポリゴンミラー30に照射される。AL材で形成されたポリゴンミラー30は、8つの照射面30−aを持ち、ポリゴンモータ34によって所定の回転数で回転している。ポリゴンミラー30は、高速で回転するためポリゴンミラー30を支持している軸受38は空気軸受(動圧軸受)を用いている。
ポリゴンミラー30によって反射されたレーザー光35α,35βはf−θレンズ36,37によって偏倍され、感光ドラム116上に照射される。そして、ポリゴンミラー30の1つの照射面30−aで感光ドラム116上のα〜βへレーザー光35α〜35βが照射される。
次の照射面30−bからでも同様の照射を繰り返す。
次に、このレジストレーション装置1及びレーザー変調117の動作について図6〜図12を参照しながら説明する。
先ず、画像形成装置の図示しないスタートボタンが押されると、旋回モータ17が動作し、ホームポジションセンサー19によって、レジストローラ対2a,2bの旋回方向及びスラスト方向のイニシャライズ動作を行う(図6:Step1)。そして、レジモータ14が駆動されてレジストローラ対2a,2bが回転し始める(Step2)。シートSの先端は斜行検知センサー6によってその先端が検知される(図7)。次に、回転するレジストローラ対2a,2bに対して、図8に示すように、シート搬送方向からθ斜行したシートSが送られ、そのシートSは、レジストローラ対2a,2bのニップ部に侵入して挟持される。
次に、シートSの斜行角度を検知する方法について説明する。
先ず、シートSの先端が斜行検知センサー6に到達したとき(図7)に1回目のシート斜行検知を斜行検知センサーによって検知する。この時間T0の紙位置をY0とする。シートSの先端が斜行検知センサー6を通過してからレジストローラ対2a,2bによって挟持される時間T1を図5に示す演算回路140によって演算し、この時間T1のタイミングで2回目のシート位置検知を行う。時間T1の紙位置を図8に示すようにY1とし、斜行検知センサー6からレジストローラ対2a,2bまでの距離をXとすると、
シートの傾き量:θ=tan−1(Y1−Y0)/X …(1)
と表せる。
シートの傾き量:θ=tan−1(Y1−Y0)/X …(1)
と表せる。
斜行検知センサー6の検知信号Y0,Y1は、コントローラ139に入力され、演算回路140によって上記式の演算をすることにより、レジストローラ対2a,2bに挟持されたシートSの傾きθが算出される(Step4)。
そして、コントローラ139では、この斜行検知センサー6により検知された傾きずれがあるか否かを判断し(Step5)、その傾きずれがない場合(θ=0の場合)には特に補正動作を行わないが、その傾きずれがある場合には、傾きに対する補正量(即ち、旋回モータ17の駆動量)が算出される(Step6)。
そして、図9に示すように前記傾きずれに関する補正量に応じて旋回モータ17を所定量だけ駆動させ、レジストローラ対2a,2bをθ傾ける(Step7,8)。
しかし、この制御によってシートSの先端は感光ドラム116の母線に対して平行に揃えられる(先端レジストレーションが合う)がシートSの側端はドラムの母線に対して平行に移動してしまう(図9〜図12)。このままシートSを搬送すると、転写部123においてシートの側端に対して転写画像がずれてしまう可能性がある(所謂、横レジが合わない)。
そこで、本発明においてはシートSの先端がレジストローラ対2a,2bを通過した後、再度シートSの斜行検知を行う(Step10)。検知の方法は上述したため、詳細の説明は省略する。検知した斜行量に応じて、図4に示す感光ドラム116へのレーザー光35−αの照射位置(図中A)を図5に示す演算回路で計算して(Step11)、その結果をレーザー変調駆動回路117−a、レーザー変調117へ入力し、レーザー発信器31で感光ドラム116の表面へ照射する(Step12)。演算回路での演算はシートSの搬送経路上の斜行を予め予想して計算しているもので、図1に示す露光位置119〜転写部123の距離、プロセススピード等も考慮して計算している。
このように、斜行しているシートSの斜行量(角度)に応じてレーザー発信器31の書き込みタイミングをずらしていけば、感光ドラム116上にシートSの斜行量(角度)と同様な潜像が形成され、転写部123において転写されたシートSの先端レジストレーション及び横レジストレーションが合った画像が形成される。勿論、上述した方法でシートSの旋回補正をしたにも拘らず、シートSが斜行(シートSの先端が感光ドラム116の母線に対して平行に移動しない)しているならば、その後、数回斜行検知を行い、シートSの後端がレジストローラ対2a,2bを抜けるまで繰り返し、斜行補正制御及びシートSへの書き込み位置制御を繰り返し行う(Step13→Step3)。
即ち、シートSの傾きθに対して、旋回モータ17を駆動させることにより、レジストローラ対2a,2bに挟持されたシートSの先端が転写部123の軸方向(転写部の感光体ドラムの軸方向)と平行になるまで、レジストローラ対2a,2bを回転軸10を中心にして数回、角度θ回転移動させ、更にシートSへの書き込み位置を制御することによって転写時の先端レジストレーション、横レジストレーションを合わせるように制御する。
そして、シートSの後端がレジストローラ対2a,2bを抜けると(Step13)、レジモータ14を停止させる(Step14)。
その後、レジストローラ対2a,2bのイニシャライズ動作を行い(Step15)、次のシートSの斜行及び斜送補正に備える。尚、このイニシャライズ動作は、先に述べたようにホームポジションセンサー19にて動作させる。
以上述べたように、シートSの傾きを検知し、その傾き量に応じて、レジストローラ対2a,2bを傾け、シートSの斜行補正及び感光ドラム116への書き込み位置補正を行うことにより、シートを一旦停止させることなく、非常に精度の良い、斜行補正及び斜送補正を行うことが可能となった。
尚、このようなレジストレーション装置は、シートSを後工程(画像形成装置の場合は転写部123)に対して傾きがなく正確に送り出す必要がある装置であれば、画像形成装置に限定されることなく、画像読取装置等、如何なる装置にも適用することができる。
<実施の形態2>
次に、本発明の実施の形態2を図13〜図21に基づいて説明する。
次に、本発明の実施の形態2を図13〜図21に基づいて説明する。
尚、実施の形態1及び従来例と同一の部品は同一符号を記し、説明を省略する。
前記実施の形態1と異なる部分は斜行検知の方法・演算方法であり、実施の形態1が斜行検知センサー6のみで斜行検知していたのに対して、本実施の形態では、2個の斜行検知センサー50a,50bを使って斜行を検知している。検知のタイミング、シーケンス等は実施の形態1と同様であるため、説明図は省略する。
図13に示すように、シートSは紙旋回中心を回転中心として旋回している場合を想定する。先ず、図13に示すように、シートSの先端を斜行検知センサー50aで検知する。そして、この時の斜行角度θ0を図5に示すコントローラ139に保存する。次に、シートSの先端が50aに検知される時間をT1とし、時間T1のシートSの位置を図14に示している。このときの斜行角度θ1をコントローラ139に保存する。更に、時間T2のシートSの位置は図15に示しているがこの時の斜行角度を−θ2とし、コントローラ139に保存する。
コントローラ139に保存したθ0,θ1,−θ2を基に図21の2点鎖線に示すシート軌跡関数F(θ)を演算回路140で演算し、シートSの軌道を予測する。
次に、回転軸10の座標から軌跡関数F(θ)へ垂線を降ろし、その点をaとした角度θaを演算回路140で演算し、コントローラ139に保存する。
次に、図16に示すように、レジストローラ対2a,2bをθa矢印方向へ傾ける。これによってシートSの先端がレジストローラ対2a,2bと平行になるように挟持される。更に、図17に示すように、レジストローラ対2a,2bを感光ドラム116の母線に対して平行になるように回転させる。そうすれば、シートSの先端は感光ドラム116に対して平行になり、そのままの状態で搬送される筈である。
しかし、シートSのレジストローラ対2a,2bへの挟時のショック、若しくはレジストローラ対2a,2bの耐久による圧力バランス不均一等により、シートSが再度、斜行する場合がある(図17)。
そこで、シートSがレジストローラ対2a,2bに挟持された後、つまり、図17に示す状態で、斜行検知センサー50a,50bによってシートSの角度θbを演算回路140で演算し、θb=0ならば、そのままシートSを搬送する。θb≠0ならば、再度、図17の矢印方向へ角度θbレジストローラ対2a,2bを旋回させ、シートSの先端を感光ドラム116の母線に対して平行にする(図18)。その後はシートSが転写位置123(図1)に達するまで数回、斜行検知センサー50a,50bでの検知、レジストローラ対2a,2bの旋回を繰り返し、転写位置123に達するまでは完全にシートSの先端位置が感光ドラム116の母線に平行になるように制御する。
しかし、本実施の形態においても、実施の形態1と同様に図18〜図20に示すようにシートSの先端がレジストローラ対2a,2bに挟持され転写部123へ搬送する際にシートの側端が移動してしまい、横レジストレーションが合わない可能性が出てくる。そこで、実施の形態1と同様の方法で感光ドラム116へのレーザー35の照射タイミングを制御することによりドラムへの画像書き込み位置を変化させる。詳細は実施の形態1と同様であるため省略する。
117 露光手段(レーザー変調)
1 レジストレーション装置
2a,2b 搬送手段(レジストローラ対)
6 シート傾き検知手段(斜行検知センサー)
17 搬送手段傾き補正手段(旋回モータ)
117 露光手段(レーザー変調)
139 制御手段(コントローラ)
1 レジストレーション装置
2a,2b 搬送手段(レジストローラ対)
6 シート傾き検知手段(斜行検知センサー)
17 搬送手段傾き補正手段(旋回モータ)
117 露光手段(レーザー変調)
139 制御手段(コントローラ)
Claims (9)
- 潜像を形成する像担持体と、前記像担持体に露光を施す露光手段と、シートのタイミングを取って送り出す画像形成装置であって、
シートを搬送する搬送手段と、搬送されたシートの傾きを検知するシート傾き検知手段と、前記シート傾き検知手段によって得られた検知情報に基づき該搬送手段を変位させる搬送手段傾き補正手段と、前記シート傾き検知手段によって得られた検知情報に基づき該搬送手段でシートを搬送中に上記搬送傾き補正手段によって、随時、該搬送手段の位置を変位させる制御手段と、前記シート傾き検知手段によって得られた検知情報に基づき上記露光手段による上記像担持体への書き込み位置を補正する書き込み位置補正制御手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記露光手段は、レーザー光を発するレーザー変調器であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記シート傾き検知手段は、少なくとも2箇所以上設けていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記搬送手段傾き補正手段は、所定の回転中心で旋回可能であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記シート傾き検知手段は、上記搬送手段の上流側若しくは下流側に設けられていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記シート傾き検知手段によって得られた検知信号によりシート斜行量及び上記搬送手段傾き補正手段の移動量を演算する演算装置を設けたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 上記搬送手段傾き補正手段は、シートを停止させることなく連続的に移動させることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 潜像を形成する像担持体と、前記像担持体に露光を施す露光手段と、シートのタイミングを取って送り出す画像形成装置であって、
シートを搬送する搬送手段と、搬送されたシートの横レジを検知する横レジ検知手段と、前記横レジ検知手段によって得られた検知情報に基づき該搬送手段を変位させる搬送手段傾き補正手段と、前記横レジ検知手段によって得られた検知情報に基づき該搬送手段でシートを搬送中に上記搬送傾き補正手段によって、随時、該搬送手段の位置を変位させる制御手段と、前記横レジ検知手段によって得られた検知情報に基づき上記露光手段による上記像担持体への書き込み位置を補正する書き込み位置制御手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記横レジ検知手段によって検知した信号によって上記搬送手段傾き補正手段の移動量を演算する演算制御装置及び書き込み位置制御手段による制御タイミングを演算する書き込み位置演算制御手段を設けたことを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004300328A JP2006113281A (ja) | 2004-10-14 | 2004-10-14 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004300328A JP2006113281A (ja) | 2004-10-14 | 2004-10-14 | 画像形成装置 |
Publications (1)
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JP2006113281A true JP2006113281A (ja) | 2006-04-27 |
Family
ID=36381852
Family Applications (1)
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JP2004300328A Withdrawn JP2006113281A (ja) | 2004-10-14 | 2004-10-14 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006113281A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007298872A (ja) * | 2006-05-02 | 2007-11-15 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2014065578A (ja) * | 2012-09-26 | 2014-04-17 | Konica Minolta Inc | 画像形成装置及びその調整方法 |
JP2014133634A (ja) * | 2013-01-10 | 2014-07-24 | Canon Inc | シート搬送装置及び画像形成装置 |
JP2019136910A (ja) * | 2018-02-08 | 2019-08-22 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
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2004
- 2004-10-14 JP JP2004300328A patent/JP2006113281A/ja not_active Withdrawn
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JP7004247B2 (ja) | 2018-02-08 | 2022-01-21 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
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