JP5355021B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関し、特に画像形成部に搬送されるシートの斜行及びシートの幅方向のズレを補正するための構成に関する。
従来、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置においては、画像形成部にシートを搬送するシート搬送装置を備えている。そして、シート搬送装置には、画像形成部に搬送するまでにシートの姿勢及び位置を合わせるために、シートの斜行及びシートのシート搬送方向と直交する方向(以下、幅方向という)のズレの補正を行う斜行補正部を備えたものがある。
近年、画像形成装置では、例えばコート紙、エンボス紙、超厚紙、超薄紙等の様々なシートが使用されるようになってきている。このため、画像形成装置においては、高生産性化だけでなく、使用されるあらゆる種類のシートに対応できるように、斜行補正の高速及び高精度化が要望されている。
そこで、このような斜行補正の高速及び高精度化のため、シートを一旦停止させずに搬送しながら斜行を補正するアクティブ斜行補正方式の斜行補正部が提案されている(特許文献1参照)。
図8は、このような従来のアクティブ斜行補正方式の斜行補正部の構成を示す図である。図8において、21、22は斜行補正ローラ対であり、この斜行補正ローラ対21,22は、周面の一部が切り欠かれた形状を有する斜行補正駆動ローラを備えている。30はレジローラ対であり、このレジローラ対30は幅方向に移動可能で、周面の一部が切り欠かれた形状を有するレジ駆動ローラを備えている。
27a、27bは斜行補正ローラ対21,22のシート搬送方向上流側に設けられ、シートの斜行を検知する起動センサ、28a、28bは斜行補正ローラ対21,22のシート搬送方向下流側に設けられた斜行検知センサである。また、131はレジローラ対30のシート搬送方向下流側に設けられ、シートの先端を検知するレジセンサ、35はシートの幅方向の側端位置を検知する横レジ検知センサである。
そして、このような構成の斜行補正部では、図8の(a)に示すように、シートSの先端を起動センサ27a,27bが検出すると、起動センサ27a,27bの検知時間差より、シート先端の斜行量を算出し、補正量を演算する。次に、演算された補正量に基づき、例えば先行側減速制御により、斜行補正ローラ対21,22を回転させ、図8の(b)に示すように、シートの斜行補正を行う。
なお、この後、斜行検知センサ28a,28bがシートを検知すると、それぞれの検知タイミングを基準としてシート先端の斜行量を算出して補正量を演算する。この後、演算された補正量に基づき、既述した先行側減速制御により、斜行補正ローラ対21,22を回転させ、再度、斜行補正を行う。
次に、図9の(a)に示すように、シートSの先端がレジセンサ131に検知されると、レジローラ対30により先端レジスト、横端レジスト補正が行なわれる。すなわち、感光体ドラム118上の画像位置とシートSとの先端位置を一致させるようにレジモータ23を駆動し、レジローラ対30の回転制御を行う。なお、このとき、斜行補正ローラ対21,22は、斜行補正駆動ローラが、切り欠き部がシートSに臨む位置となっており、斜行補正ローラ対21,22によるシートSの挟持が解除された状態となる。
また、横レジ検知センサ35からの検知信号に基づき横レジモータ33を駆動し、感光体ドラム上の画像位置とシートSと幅方向の位置を一致させるようにレジローラ対30を横移動させる。これにより、図9の(b)に示すように、感光体ドラム上の画像に対するシートSの位置を正確に補正することができ、この後、シート上の所望の位置に画像を形成することができる。
ところで、シートの横端検知精度を向上させるため、横レジ検知センサ35はシートが一枚通過する度にキャリブレーションを行う必要がある。キャリブレーションとは、横レジ検知センサ35をプリサンプリングとして数回点灯させて、シートSの横端を検出して適正な光量を得るものであるため、キャリブレーション時間が必要となる。
このため、横レジ検知センサ35は、図9の(a)に示す斜行補正完了ポイントより上流に配置されているが、このような位置に設けた場合、横レジの基準となるシートSの先端位置でシートの端部検知を行うことはできない。一方、キャリブレーションは横レジ検知センサの投光・受光の出力補正が目的であり、斜行補正中に行うことができる。このことから、横レジ検知センサ35は、斜行補正完了ポイントより搬送方向上流側で、且つ斜行補正ローラの下流側に配置することができ、これにより装置の小型化と横端検知精度の向上を図ることができる。
ところで、ユーザが使用するカット紙の形状は理想的には先端と側端の成す角度が直角な矩形であるが、実際は裁断のばらつきにより、図10の(a)〜(c)のように先端と側端の成す角度が直角でない場合がある。ここで、このような裁断バラツキがあった場合、同サイズのシートでも、シートSの辺Bに合わせて斜行補正を行うと、図10の(a)〜(c)に示すように、それぞれ横レジを規定する装置奥側の画像余白量はそれぞれd41、d42、d43となってしまう。
そして、このように画像余白量が異なった場合、シート上の画像位置が一定にならない。このため、例えば使用するシートを交換した場合、ユーザは一度サンプリング画像を出力して斜行量を読み取ることにより斜行調整量を求め、この斜行調整量分だけ斜行補正量をオフセットする必要がある。
図11の(a)は斜行調整量を入力せずにシートの斜行を補正した場合の、図11の(b)は斜行調整量を入力してシートの斜行を補正した場合のシートSの挙動と、画像形成後の成果物を示している。なお、通常はシートの長辺の斜行量を読み取り、読み取った斜行量の分だけオフセットさせて斜行量の調整を行うが、ユーザは短辺か長辺のどちらを基準にしても斜行量調整をすることができる。
したがって、シートに対する画像位置を調整する際は、ユーザが使用するシート一種類につき一つの斜行調整量(斜行オフセット量)が必要になる。さらにシートのロット差によっても裁断のバラツキがあるため、ユーザは使用するシートのロットが変更されるたびに斜行調整量を見直す必要がある。なお、従来は、シートの種類等に応じた斜行調整量をメモリに記憶させ、シートの種類等に応じてメモリに記憶されている斜行調整量を用いて斜行量調整を行うようにしている。
特開平4−277151号公報
しかし、このような従来の画像形成装置において、先端と側端の成す角度が直角でないシートの場合、図11の(b)に示すように斜行調整量を入力すると、シートの先端が傾斜するようになる。そして、このようにシートの先端が傾斜すると、例えばこの後、シート処理装置においてシートの処理を行う際、シート先端の整合性が低下する。
また、斜行調整量だけオフセットさせると、このオフセット量に比例してシートの横端検知位置が影響を受けてしまう。即ち、横レジ補正手段は検知した横端検知位置及び潜在的に持っている画像の中心位置との差分からシートの横レジ補正を行うため、斜行調整量だけオフセットさせると、結果的には成果物の横レジ位置が斜行オフセット量に対して影響を受けてしまう。
このため、奥側先端での余白量がシート種類毎に異なってしまうという問題がある。特に、異なるサイズのシートが混載されている場合、シートのサイズ毎に斜行量のオフセット値が設定されるため、サイズ毎に画像位置が異なる成果物になってしまう。
そこで本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、先端と側端の成す角度が直角でないシートの場合でも画像位置を常に一定に保つことのできる画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、画像形成部と、前記画像形成部にシートを搬送するシート搬送装置とを備えた画像形成装置において、前記シート搬送装置は、シートのシート搬送方向下流側端がシート搬送方向と直交する向きとなるようシートの斜行を補正する斜行補正部と、前記斜行補正部により斜行が補正されたシートのシート搬送方向と直交する方向の側端位置を検知する側端検知部と、前記側端検知部により検知された側端位置に応じてシートを搬送しながらシートをシート搬送方向と直交する方向に移動させ、シートの側端位置を補正する側端補正部と、シートの斜行を補正する場合の前記斜行補正部による斜行補正量を、シートの一方の側端がシート搬送方向と平行となるように調整する斜行補正量調整部と、シートの一方の側端をシート搬送方向と平行にする場合には、前記斜行補正部によりシートの斜行を補正した際の、前記側端補正部の側端位置補正量を前記斜行補正量調整部による斜行補正量の調整量に基づき調整する側端位置補正量調整部と、を備えたことを特徴とするものである。
本発明のように、先端と側端の成す角度が直角でないシートの斜行補正の場合には、斜行補正量の調整量に基づき側端補正部の側端位置補正量を調整することにより、先端と側端の成す角度が直角でないシートの場合でも画像位置を常に一定に保つことができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の一例であるプリンタの概略構成図である。
図1において、1000はプリンタであり、このプリンタ1000は、プリンタ本体1001と、プリンタ本体1001の上面に配されたスキャナ2000とを備えている。
ここで、原稿を読み取るスキャナ2000は、走査光学系光源201、プラテンガラス202、開閉する原稿圧板203を備えている。また、レンズ204、受光素子(光電変換素子)205、画像処理部206、画像処理部206にて処理された画像処理信号を記憶しておくためのメモリ部208等を備えた画像読取部2001を備えている。
そして、原稿を読み取る際には、プラテンガラス202の上に載置された不図示の原稿に走査光学系光源201によって光を照射することにより読み取るようにしている。そして、読み取った原稿像は画像処理部206により処理された後、電気的に符号化された電気信号207に変換されて作像手段たるレーザスキャナ111に伝送される。なお、画像処理部206にて処理され、符号化された画像情報を一旦メモリ部208に記憶させ、コントローラ120からの信号によって、必要に応じてレーザスキャナ111に伝送することもできる。
プリンタ本体1001は、シート給送装置1002と、シート給送装置1002により給送されたシートSを画像形成部1003に搬送するシート搬送装置1004と、プリンタ1000を制御するための制御手段たるコントローラ120等を備えている。
ここで、シート給送装置1002は、2つ(複数)の給紙カセット100と、ピックアップローラ101と、フィードローラ102及びリタードローラ103とから成る分離部を備えている。そして、給紙カセット100内のシートSは所定のタイミングで昇降/回転するピックアップローラ101と、分離部との作用によって1枚ずつ分離給送されるようになっている。
シート搬送装置1004は、縦パスローラ対105(105a,105b)と、アシストローラ対10(10a,10b)と、後述する斜行補正部1A及びレジ補正部1Bを有する補正部1とを備えている。
そして、シート給送装置1002から給送されたシートSは縦パスローラ対105により、上部が湾曲したガイド板106,107によって構成されるシート搬送通路108を通過した後、補正部1に導かれる。この後、この補正部1において、後述するように斜行及びシート搬送方向と直交する幅方向のズレが補正された後にシートSは画像形成部1003に搬送される。
画像形成部1003は、電子写真方式のものであり、像担持体である感光体ドラム112、画像書き込み手段であるレーザスキャナ111、現像器114、転写帯電器115、分離帯電器116等を備えている。
そして、画像形成の際には、まずレーザスキャナ111からのレーザ光がミラー113によって折り返されて時計方向に回転する感光体ドラム上の露光位置112aに照射されることにより、感光体ドラム上に潜像が形成される。さらにこのようにして感光体ドラム上に形成された潜像は、この後、現像器114によってトナー像として顕像化されるようになっている。
なお、図1において、131はレジ補正部1Bの下流に設けられたレジセンサであり、このレジセンサ131により、レジ補正部1Bを通過したシートSを検知する。なお、レジセンサ131がレジ補正部1Bを通過したシートSを検知すると、この検知信号に基づき、コントローラ120は後述するように例えばT秒後にシート先端信号(画先信号)をレーザスキャナ111へ送る。これにより、レーザスキャナ111によるレーザ光の照射が開始される。
次に、このようにして顕像化された感光体ドラム上のトナー像は、この後、転写部112bにおいて、転写帯電器115によりシートSに転写される。なお、感光体ドラム112のレーザ光照射位置112aから転写部112bまでの距離はlとなっている。
さらに、このようにトナー像が転写されたシートSは、分離帯電器116により感光体ドラム112から静電分離された後、搬送ベルト117により定着装置118に搬送されて定着装置118において転写画像が永久定着される。この後、画像が定着されたシートSは、搬送ローラ119,121及び排紙ローラ122により、不図示のシート積載トレイへ排出、積載される。
なお、シート両面に画像を形成する場合には、片面に画像が形成されたシートを反転パス123及び両面パス126を経て、再度、画像形成部1003に搬送し、画像形成されていないシートSの裏面に画像を形成する。
次に、補正部1について説明する。補正部1は、図2に示すようにシートの斜行を補正する斜行補正部1Aと、シートの幅方向のズレを補正するレジ補正部1Bを備えている。ここで、斜行補正部1Aは、幅方向に所定間隔を設けて配設された2つの斜行補正ローラ対21,22を備えている。
この斜行補正ローラ対21,22は、それぞれ周面に切り欠き部を有する駆動回転体である駆動ローラ21a,22aと、不図示の加圧バネにより駆動ローラ21a,22aに圧接する従動回転体である従動ローラ21b,22bにより構成されている。なお、駆動ローラ21a,22aには、斜行補正モータ23,24が連結されている。
また、斜行補正ローラ対21,22のシート搬送方向上流には、幅方向に所定間隔を設けて起動センサ27a,27bが設けられている。ここで、この起動センサ27a,27bはシートの斜行量を検出するためのものであり、この起動センサ27a,27bがシート先端を検知するタイミングに応じて斜行補正モータ23,24の駆動を開始する。そして、このように起動センサ27a,27bがシート先端を検知するタイミングに応じて斜行補正モータ23,24を駆動することにより、シートの斜行を補正することができる。
また、斜行補正ローラ対21,22のシート搬送方向下流には、斜行補正ローラ対21,22により、斜行が完全に補正されたかを検知する斜行検知センサ28a,28bが、幅方向に所定間隔を設けて設けられている。そして、この斜行検知センサ28a,28bにより、シートSの斜行が検知された場合、斜行補正ローラ対21,22により、再度、斜行補正を行う。
なお、本実施の形態においては、シートの斜行は、シート先端の先行側を減速する先行側減速制御により補正する。また、本実施の形態において、シートの斜行量を検知する斜行量検知部は、起動センサ27a,27bと斜行検知センサ28a,28bと共により構成される。
レジ補正部1Bは、周面に切り欠き部を有する駆動回転体であるレジ駆動ローラ30aと、レジ駆動ローラ30aに対し不図示の加圧バネにより圧接する従動回転体であるレジ従動ローラ30bとにより構成されているレジローラ対30を備えている。そして、このレジ駆動ローラ30aは、レジモータ31に連結されている。
また、レジ駆動ローラ30は軸方向にスライド可能に設けられており、レジシフトモータ33により幅方向に駆動される。また、このレジローラ対30のシート搬送方向上流側には、搬送するシートSの幅方向の位置である横レジ位置を検知するための側端検知部である横レジ検知センサ35が配設されている。
そして、横レジ検知センサ35により検知された横レジ位置(側端位置)に応じてレジシフトモータ33が駆動されてレジローラ対30が軸方向にスライドし、これによりシートの側端位置が補正される。すなわち、本実施の形態において、横レジ検知センサ35により検知された側端位置に応じて側端補正部であるレジローラ対30はシートを搬送しながらシートを幅方向に移動させ、シートの側端位置を補正する。なお、横レジ検知センサ35は、斜行補正部1Aによる斜行補正が完了するポイントよりもシート搬送方向上流側で、且つレジローラ対30よりもシート搬送方向上流側に配置されている。
さらに、レジローラ対30の下流には、シートSの先端を検知するためのレジセンサ131が配置されている。なお、25,26は斜行補正ローラ対21,22のHP(ホームポジション)を検知する斜行補正HPセンサ、32はレジHPセンサ、34はレジシフトHPセンサである。
図3は、本プリンタ1000の制御ブロック図であり、コントローラ120(図1参照)に設けられたCPU120Aには、既述した斜行補正HPセンサ25,26、既述した起動センサ27a,27bからの検知信号が入力されるようになっている。また、この制御部であるCPU120Aには、斜行検知センサ28a,28b、レジHPセンサ32、レジシフトHPセンサ34、横レジ検知センサ35、レジセンサ131からの検知信号が入力されるようになっている。
一方、CPU120Aには、斜行補正モータ23,24、レジモータ31、レジシフトモータ33、レーザスキャナ111、メモリ129、操作部130が接続されている。そして、CPU120Aは各センサからの検知信号及び操作部130からのコピー或いはプリント開始信号に基づいて各モータを駆動するようにしている。
なお、図3において、MLは先端と側端の成す角度が直角でないシート毎の画像位置精度を保証するため、シートの種類、給紙カセット毎にユーザが設定した斜行量、画像位置のオフセット量を記憶するオフセット量記憶部であるメディアライブラリである。このメディアライブラリMLに保存されている斜行調整値sは、斜行検知センサ28a,28bで検知された斜行量に上乗せされてCPU120Aへと送信される。
ここで、CPU120Aは、この斜行補正量の調整量である斜行調整値sに基づいて先端と側端の成す角度が直角でないシート(以下、非矩形シートという)に対する斜行補正量を決定(調整)し、斜行補正モータ23,24を動作させる。つまり、CPU120Aは、非矩形シートを搬送する場合、シートの一方の側端がシート搬送方向と平行となるよう斜行補正部1Aによりシートの斜行を補正する場合の、斜行補正部1Aによる斜行補正量を調整する斜行補正量調整部を構成する。また、このCPU120Aは、後述するように斜行補正部1Aによりシートの斜行を補正した際、斜行調整値sに基づきレジローラ対30の側端位置補正量を調整する側端位置補正量調整部を構成する。
次に、このようなCPU120A(コントローラ120)による斜行補正及びレジ補正制御動作について図4を用いて説明する。
即ち、操作部130からコピー或いはプリント信号入力されると、まず選択されたシートサイズや坪量に合わせて給紙カセット100が選択される。同時に、メディアライブラリMLから、各給紙カセット100に収納されている非矩形シートに応じてユーザ等が予め設定した斜行調整値sの読み込みが行われる(Step1)。次に、このようなシート毎の斜行調整値決定処理の後、所定時間後、レーザ露光を開始する(Step2)。
次に、補正部1に搬送されたシートSの先端を起動センサ27a,27bが検出すると、それぞれの起動センサ27a,27bの検知タイミングを基準として斜行補正モータ23,24を起動する。また、起動センサ27a,27bの検知時間差より、シート先端の斜行量を算出し、補正量を演算する。そして、この演算された補正量に基づき、既述した先行側減速制御により、ローラニップ部が解除されていた斜行補正ローラ対21,22を回転させ、第1斜行補正を行う(Step3)。
次に、このような斜行補正ローラ起動制御&第1斜行補正制御処理の後、斜行検知センサ28a,28bがONするのを待つ(Step4)。そして、斜行検知センサ28a,28bがONすると(Step4のY)、それぞれの検知タイミングを基準としてシート先端の斜行量を算出して補正量を演算する。この後、演算された補正量に基づき、既述した先行側減速制御により、斜行補正モータ23,24を駆動して斜行補正ローラ対21,22を回転させ、第2斜行補正を行う(Step5)。
次に、このような第2斜行補正制御の後、斜行検知センサ(の遅れ側)基準でレジモータ31を起動する(Step6:レジローラ起動制御)、これによりローラニップ部が解除されていたレジローラ対30を回転させ、シートSを搬送する。この後、レジローラ対30によりシートSが挟持されると、斜行補正HPセンサ基準で、斜行補正ローラ対21,22のローラニップ部が解除された状態で、斜行補正モータ23,23をそれぞれ停止させる(Step7:斜行補正ローラHP停止制御)。
一方、斜行検知センサ28a,28bを通過したタイミングで、横レジ検知センサ35のキャリブレーションを開始する(Step8)。なお、キャリブレーション中は横レジ検知センサ35を数回点灯させて最適なセンサ投光出力値を得ることで、シートSと横レジ検知センサ35の焦点間距離を定める。
次に、シートSの斜行補正が完了し、且つ横レジ検知センサのキャリブレーションが完了した後、レジセンサ131がシートを検知してONするのを待つ(Step9)。そして、レジセンサ131がシートを検知してONすると(Step9のY)、この後、横レジセンサ35によりシートSの側端位置を検知する(Step10)。
次に、このような先レジ横レジ検知処理の後、レジセンサ131からの信号によりレジモータ31の速度演算を行う(Step11)。また、横レジ検知センサ35が検知した横レジ量に応じてレジシフトモータ33を起動する。この後、レジシフトモータ33による移動量を演算する(Step12)。そして、この演算結果を次回制御するための情報としてStep1までフィードバックし、メモリ129に登録する。
次に、レジセンサ131の検知タイミングと、感光体ドラム112上にレーザ光が照射されたタイミングとの時間差を基にレジモータ31の変速制御を行い、感光体ドラム上の画像位置とシートSとの先端位置とを一致させる。また、横レジセンサ35の検知信号及び決定されたレシプロ位置を基に、レジシフトモータ33を制御し、感光体ドラム112上の画像位置とシートSの横レジ位置を一致させる(Step13)。
次に、このような先レジ横レジ補正制御の後、レジローラ対30によりシートSが転写部に搬送されると、レジHPセンサ32基準でレジローラ対30のローラニップ部が解除された状態で、レジモータ31を停止する(Step14)。これと同時に、レジシフトモータ33を起動し、補正方向とは逆方向にシフト移動し、レジシフトHPセンサ34がOFFすると、レジシフトモータ33を停止する(Step15)。次に、このようなレジローラHP停止制御の後、ドラム112上の画像と高精度に位置補正されたシートSは、定着装置118に搬送された後、排出される。
ここで、メディアライブラリから選択された斜行調整量sが設定されていない場合と設定されている場合とでは、既述した図11の(a)及び図11の(b)に示すように横端検知位置に差異が発生してしまう。
このため、本実施の形態においては、横端検知オフセット量として、斜行調整量sに応じて図5の(a)に示すDefの分だけ横端検知時の検知量に加えることにより、横レジシフト量を決定するようにしている。これにより、斜行調整量sの有無に関わらず常に一定の横レジ位置を保証することができる。
次に、シートの斜行を補正した場合の、レジローラ対30による側端位置補正の際の側端位置補正量である横端検知オフセット量Defについて説明する。
メディアライブラリに登録されたシートSに対する斜行調整量をs、横レジ検知センサ35からレジセンサ131までの距離をl、シートSの主走査方向の長さをm、起動センサ27a,27bの距離をdとする。また、横レジ位置の基準となる先端・右端を表す位置をP(p,q)、P(p,q)、横レジ検知位置をX(x,y)、X(x,y)、図5の(a)及び(b)における横レジシフト量をM,Mとする。
ここで、図5の(a)に示したDefは、図5の(a)及び(b)のシフト量の差でもあるので、以下の式1で表せる。
Def=M−M=(y−q)−(y−q)・・・(式1)
また、P(p,q)は斜行調整量sを反映された位置にあるため、p及びqは、以下の式2、式3で表せる。
=s×m/d・・・(式2)
=p×p/(m/2)=2×p /m=2×sm/d・・・(式3)
なお、斜行調整量sの内訳としてはせいぜいシートSの裁断ばらつき及び横レジ検知センサ35の取り付け誤差分程度であるため、斜行調整量sはシートSの長さmに比べて非常に小さい。ゆえに(式3)よりq−qはゼロに近似できる。よって、
Def=y−y=s×1/d×l・・・(式4)
ここで、図5に示した横端検知オフセット量Defはm・l・sによって決定されるオフセット量であるから、図4のStep1においてシートSに対してメディアライブラリからsが読み出された時点でDefが決定される。このため、図4のStep10における横端検知(横レジ検知)の時点で、即座に横レジシフト量に反映できる。以上から、横レジシフト量Mは以下の式で表すことができる。
=y−m/2=y+s×1/d×l−m/2・・・(式5)
よって、シートSに対して斜行調整量sが割り当てられている場合の横レジシフト量を(式5)とすることで、斜行調整量sに関わらず常に一定の横レジ値を保証することが可能になる。これにより、シートの斜行補正を行った場合でも、常に一定の位置からシート上に画像を形成することができる。
ここで、特に、複数の種類のシートを混在させたプリントジョブを一度に行い、一つの複合成果物を作成する混載シーケンスの場合は、異なる坪量、シートサイズ、シート表面を持ったシートを同時に搬送すると共に、斜行補正及び横レジ補正を行うことになる。この場合、メディアライブラリからそれぞれのシートに別々の斜行調整量が割り振られるが、本実施の形態のように、斜行調整量sに関わらず常に一定の横レジ値を保証することにより、シート毎に同じ横レジ性能を提供することができる。
このように、非矩形シートの斜行を補正する場合には、斜行調整量sに基づき横端検知オフセット量Defを調整することにより、非矩形シートの場合でも画像位置を常に一定に保つことができる。この結果、シートに対する画像の横レジ位置が安定した成果物を得ることができる。
ところで、これまでは主走査方向に起動センサ27a,27bを配置した形式のアクティブレジ方式に当てはめて説明してきたが、同様の効果が得られる構成であれば、この方式に限定されるものではない。例えば、図6に示すように起動センサ27a,27bを横レジ検知センサ35で代替するようにしても良い。
そして、このように構成した場合、シート先端が図6の(a)に示す斜行補正基準センサ132に到達した時点の横レジ検知センサ35の読み値と、図6の(b)に示すように所定時間経過後の横レジ検知センサ35の読み値との差分から検知斜行量を決定する。すなわち、横レジ検知センサ35を用いて、シートの端部を複数回検知、例えば2回検知して、1回目と2回目のシート横端位置の差分に基づいて斜行量を算出(検知)して斜行補正する。
次に、非矩形シートを搬送する際、シートの一方の側端をシート搬送方向と平行する場合には、この検知斜行量にメディアライブラリに保存された斜行調整量sを上乗せして斜行補正ローラ21,22の速度差を決定する。この後、演算された補正量に基づき、既述した先行側減速制御により、斜行補正ローラ対21,22を回転させ、再度、斜行補正を行う。
次に、図7の(a)に示すように、シートSの先端がレジセンサ131に検知されると、レジローラ対30により先端レジスト、横端レジスト補正が行なわれる。すなわち、感光体ドラム118上の画像位置とシートSとの先端位置を一致させるようにレジモータ23を駆動し、レジローラ対30の回転制御を行う。
また、横レジ検知センサ35からの検知信号に基づき横レジモータ33を駆動し、感光体ドラム上の画像位置とシートSと幅方向の位置を一致させるようにレジローラ対30を横移動させる。これにより、図7の(b)に示すように、感光体ドラム上の画像に対するシートSの位置を正確に補正することができ、この後、シート上の所望の位置に画像を形成することができる。
なお、非矩形シートの斜行を補正する場合には、斜行調整量sに基づき横端検知オフセット量Defを調整することにより、非矩形シートの場合でも画像位置を常に一定に保つことができる。この結果、シートに対する画像の横レジ位置が安定した成果物を得ることができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の一例であるプリンタの概略構成図。 上記プリンタのシート搬送装置に設けられた補正部の構成を説明する図。 上記プリンタの制御ブロック図。 上記補正部の斜行補正及びレジ補正制御動作を説明するフローチャート。 上記補正部の斜行補正部における斜行調整量算出のためのパラメータ説明図。 他の構成に係る上記補正部の斜行補正及びレジ補正制御動作を説明する第1の図。 上記他の構成にかかる補正部の斜行補正及びレジ補正制御動作を説明する第2の図。 従来のアクティブ斜行補正方式の斜行補正部の構成を示す図。 従来のアクティブ斜行補正方式の斜行補正部の斜行及び横レジ補正動作を説明する図。 従来のシートの形状による画像余白量の差を説明する図。 従来のアクティブ斜行補正方式の斜行補正部のシートの挙動と、画像形成後の成果物を示す図。
符号の説明
1 補正部
1A 斜行補正部
1B レジ補正部
21,22 斜行補正ローラ対
27a,27b 起動センサ
28a,28b 斜行検知センサ
30 レジローラ対
35 横レジ検知センサ
120 コントローラ
120A CPU
131 レジセンサ
1000 プリンタ
1001 プリンタ本体
1003 画像形成部
1004 シート搬送装置
s 斜行調整値
S シート

Claims (5)

  1. 画像形成部と、前記画像形成部にシートを搬送するシート搬送装置とを備えた画像形成装置において、
    前記シート搬送装置は、
    シートのシート搬送方向下流側端がシート搬送方向と直交する向きとなるようシートの斜行を補正する斜行補正部と、
    前記斜行補正部により斜行が補正されたシートのシート搬送方向と直交する方向の側端位置を検知する側端検知部と、
    前記側端検知部により検知された側端位置に応じてシートを搬送しながらシートをシート搬送方向と直交する方向に移動させ、シートの側端位置を補正する側端補正部と、
    シートの斜行を補正する場合の前記斜行補正部による斜行補正量を、シートの一方の側端がシート搬送方向と平行となるように調整する斜行補正量調整部と、
    シートの一方の側端をシート搬送方向と平行にする場合には、前記斜行補正部によりシートの斜行を補正した際の、前記側端補正部の側端位置補正量を前記斜行補正量調整部による斜行補正量の調整量に基づき調整する側端位置補正量調整部と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記側端位置補正量調整部により調整された側端位置に基づいて前記画像形成部によりシート上に画像を形成することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記側端検知部を、前記斜行補正部による斜行補正が完了するポイントよりもシート搬送方向上流側で、且つ前記側端補正部よりもシート搬送方向上流側に配置することを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. シートの斜行量を検知する斜行量検知部を備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記側端検知部によりシートの幅方向の側端位置を複数回検知し、検知位置の差分に基づいてシートの斜行量を検知することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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