JP4976267B2 - 光コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、光ファイバ接続用の光コネクタに関し、特に光ファイバを別の光ファイバに対してメカニカル接続するための光コネクタに関する。
通信の多様化と大容量化に伴って、FTTH(Fiber To The Home)に代表される光ファイバを使用した通信が急激に普及している。光ファイバによる通信の普及に伴って、作業員が、光ファイバの心線同士を、光コネクタを用いて現場で接続する工事を行う際には、この光コネクタによる光ファイバの心線同士の接続作業が容易にかつ確実に行えることが望ましい。
そこで、光ファイバの心線同士を接続する現場において、光コネクタが無電源で無研磨によって組み立てられることで光ファイバの心線同士を機械的に接続するメカニカル接続型の光コネクタが用いられるようになってきている。
光ファイバの心線同士を接続するために、新たに光コネクタに対して挿入して接続しようとする光ファイバの心線の端面と、あらかじめ光コネクタに内蔵された内蔵光ファイバの心線の端面とが、互いに接触することで、両光ファイバは光学的に接続される(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−206688号公報
ところで、接続しようとする光ファイバの心線の端面と内蔵光ファイバの心線の端面とを接触して接続する際には、補助ユニットが使用される。この接続しようとする光ファイバには、光コネクタの収納室内に配置するための把持部品が固定されている。
この補助ユニットは、接続しようとする光ファイバの心線を内蔵光ファイバの心線の端面に対して接続する際に、作業者が把持部品を光コネクタの収納室内に対してスライドして確実に収納できるようにするために把持部品を収容室に案内するようになっている。
しかし、この種の補助ユニットは、光ファイバの心線同士が接続して収納室内に把持部品を収納できた後では、短時間で簡単に確実に取り外すことができるようにすることが望ましく、これにより光ファイバ接続作業を容易にして作業時間が短縮できるようにしたい。
そこで、本発明は上記課題を解消するために、収納室内に把持部品を収納できた後では、補助ユニットを簡単に確実に取り外すことができるようにして、光ファイバ接続作業を容易にして作業時間の短縮ができる光コネクタを提供することを目的とする。
上記課題を解消するために、本発明の光コネクタは、
フレームと、
前記フレーム内に配置され第1光ファイバを有する接続部品と、
前記フレームに接続されており、前記第1光ファイバの端面に対して接続するための第2光ファイバの把持をする把持部品を収納する収納室を有する把持部品収納部と、
前記把持部品を前記把持部品収納部の前記収納室内に収納する際に前記把持部品を案内するために着脱可能に係合して取り付けられている補助ユニットと、を有し、
前記把持部品収納部を閉鎖する際に、前記補助ユニットの前記係合状態を解除する係合解除部と、
を備えることを特徴とする。
本発明の光コネクタ
では、好ましくは前記係合解除部は、前記把持部品収納部の前記収納室を開閉可能に閉鎖する蓋であり、前記係合解除部は、前記把持部品収納部に対して着脱可能に係合して取り付けられており、
前記係合解除部が前記収納室を閉鎖することで前記補助ユニットの前記係合している部分を押圧して前記係合状態を解除することを特徴とする。
本発明の光コネクタでは、好ましくは前記補助ユニットの前記係合している部分は、
前記把持部品収納部に対して着脱可能に係合する第1ラッチ部と第2ラッチ部と、を有しており、
前記係合解除部は、
前記把持部品収納部の前記収納室を閉鎖すると前記第1ラッチ部を押圧して前記第1ラッチ部と前記把持部品収納部との係合状態を解除する第1係合部と、
前記把持部品収納部の前記収納室を閉鎖すると前記第2ラッチ部を押圧して前記第2ラッチ部と前記把持部品収納部との係合状態を解除する第2係合部と、を有していることを特徴とする。
本発明の光コネクタでは、好ましくは前記第1ラッチ部は、前記第1係合部を案内して前記第1ラッチ部を押し広げるためのテーパ状の第1案内面を有し、
前記第2ラッチ部は、前記第2係合部を案内して前記第2ラッチ部を押し広げるためのテーパ状の第2案内面を有していることを特徴とする。
本発明の光コネクタでは、好ましくは前記補助ユニットは、前記係合解除部の外側に着脱可能に係合されており、前記把持部品収納部は、前記フレームに対して回転可能に保持され、
前記把持部品収納部を回転して前記把持部品収納部を前記係合解除部の内側に位置させることで、前記補助ユニットの前記係合している部分を押圧して、前記補助ユニットと前記係合解除部との間の前記係合状態を解除することを特徴とする。
本発明の光コネクタでは、好ましくは前記把持部品収納部は、前記把持部品を前記収納室内に収納する収納状態から、90度回転して前記係合解除部内に配置することを特徴とする。
本発明によれば、収納室内に把持部品を収納できた後では、補助ユニットを簡単に確実に取り外すことができるようにして、光ファイバ接続作業を容易にして作業時間の短縮ができる。
以下、図面を参照して、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の光コネクタの好ましい第1実施形態を示し、蓋が開いている状態を示す斜視図である。図2は、図1に示す光コネクタの蓋が閉じた状態を示している斜視図である。
図1と図2に示す光コネクタ10は、例えばプラスチックにより作られており、把持部品収納部11と、プラグフレーム(フレームの一例)12と、スライダ13と、蓋14と、補助ユニット15を有している。
図3は、図1と図2に示す把持部品収納部11の形状を明示するために、光コネクタ10から補助ユニット15を取り外した状態を示しており、しかも把持部品の形状を示す斜視図である。図4は、図3におけるA−A線における光コネクタ10の内部構造を示す断面図である。
図3と図4(A)に示す把持部品収納部11は、光ファイバケーブルの把持部品20を収容して保持するためにほぼ直方体形状の収納室16を有する。この収納室16は、光ファイバケーブルの把持部品20を収納する容積を有している。把持部品収納部11は、基部11Bと、第1側面部11Fと第2側面部11Gと、底面部17と、ストッパ18を有しており、底面部17と第1側面部11Fと第2側面部11Gと基部11Bは収納室16を形成している。収納室16の上部は開放されており、収納室16の上部の開放部は蓋14により閉鎖できる。
図4に示すように、プラグフレーム12の中には、軸方向CLに沿って接続部材21が配置されている。
図4(A)に示すように、プラグフレーム12の一端部12Bは、把持部品収納部11の基部11Bに固定されている。この基部11Bは、接続部品21に連絡される先細り状の通路11Cと円柱状の通路11Dを有しており、この通路11Cと通路11Dは接続部品21と収納室16を接続している。プラグフレーム12の他端部12Cは、図示しないソケットタイプのコネクタなどに接続できるようになっている。
蓋14の連結部14Bは、把持部品収納部11の基部11Bに対して回転中心軸19を中心としてR方向に回転可能に取り付けられており、蓋14が90度を超える角度で回転することで、この蓋14は把持部品収納部11の収納室16の上部の開放部を閉じることができる。
図1と図4(A)に示すように、蓋14は、第1係合部28と第2係合部29と、第1取り付け部31と第2取り付け部32と、突起部33を有している。第1係合部28と第2係合部29は、それぞれ平行に形成されており、第1係合部28は連結部14Bから第1取り付け部31の間の位置に形成され、第2係合部29は連結部14Bから第2取り付け部32の間の位置に形成されている。
一方、図3と図4(A)と図4(B)に示す光ファイバケーブル40は、ドロップ光ケーブルやインドア光ケーブルなどである。図4(A)には、第1光ファイバとしての内蔵光ファイバ58と、第2光ファイバとしての光ファイバ心線43を示している。
光ファイバ心線43は、裸光ファイバ44と、被覆層45とを有している。裸光ファイバ44は、被覆層45により被覆されており、光ファイバ心線43はシース41により被覆されている。光ファイバケーブル40の端部のシース41を剥ぎ取ったあと、把持部品20は、光ファイバ心線43を露出させた状態でシース41の端部に固定されている。
図3と図4(A)と図4(B)に示すように、把持部品20は、光ファイバ心線43の上に光ファイバケーブル40のシース41を機械的に把持する部材であり、傾斜面42を有しているほぼ直方体形状のブロック体である。図4(B)に示すように、把持部品20は、一端部から他端部に渡って断面U字型の溝43を有しており、シース41の端部は溝43の内面には複数の突起44により固定されている。
次に、図4と図5を参照して、接続部品21について説明する。
接続部品21は、プラグフレーム12内において軸方向CLに沿って固定されている。接続部品21の構造例は、図4と図5(A)と図5(B)に示している。図5(B)は、図5(A)におけるK−K線における接続部品21の断面構造を示している。図5(A)と図5(B)に示すように、接続部品21は、V溝基板(接続基板)50と、ファイバ押さえ蓋51と、被覆押さえ蓋52と、クランプスプリング53,54と、キャピラリ(フェルールともいう)55と、スプリング56を有する。
図5(B)に示すように、V溝基板50の鍔部57には、キャピラリ55の一端部が固定されている。クランプスプリング53は、V溝基板(接続基板ともいう)50と、ファイバ押さえ蓋51をクランプしており、クランプスプリング54は、V溝基板50と、被覆押さえ蓋52をクランプしている。
図5(B)に示すように、キャピラリ55は、第1光ファイバの一例である内蔵光ファイバ58を保持しており、内蔵光ファイバ58の一端部58Bは、V溝基板50と、ファイバ押さえ蓋51の間において、V溝基板50のV溝59V内に保持されている。内蔵光ファイバ58の他端部58Cは、キャピラリ55の端部において面一になるように位置決めされている。スプリング56は、図4(A)に示すように、基部14Bの通路11D内に配置されており、スプリング56は、接続部品21をT方向に沿って弾性力により保持している。
図6(A)〜図6(C)は、図5(B)に示す接続部品21のB−B線における断面図である。
図6(A)から図6(B)に示すように、クサビ59RがV溝基板50と被覆押さえ蓋52の間に設けられている溝部分59Dに対して押し込まれることにより、V溝基板50と被覆押さえ蓋52の間には、小さな隙間59Sを設けることができる。この隙間59Sを利用して、V溝59Tには裸光ファイバ44(裸光ファイバ44は図4を参照)を挿入できる。
そして、図6(C)に示すように、クサビ59Rが溝部分59Dから抜かれることで、裸光ファイバ44はV溝基板50と被覆押さえ蓋52の間に固定できる。この場合には、図4(A)に示す内蔵光ファイバの端面58Bと、裸光ファイバ44の端面44Sは突き当てられており、光学的に接続された状態になる。
次に、図1と図2に示す補助ユニット15の構造例を説明する。
図1と図2に示すように、補助ユニット15は、把持部品収納部11の収納室16に対して、把持部品20をT1方向に沿って直線スライドさせて確実に入れ込むための部材である。このため、補助ユニット15は、把持部品収納部11に対して係合する部分により着脱可能に固定されている。
補助ユニット15は、把持部品20のガイド部60と、第1ラッチ部61と第2ラッチ部62を有している。ガイド部60はT1方向に沿って形成されたガイド溝60Gを有している。このガイド溝60Gの内端部60Hは、把持部品収納部11の収納室16に連続している。これにより、作業者は、把持部品20をガイド溝60Gに沿って移動することで、収納室16内に確実に収納できる。
図1に示す第1ラッチ部61と第2ラッチ部62は、軸方向CLを中心として左右対称形状を有している。
図7と図8は、図2のC−C線における蓋14と把持部品収納部11と補助ユニット15の断面構造例を示している。
蓋14は断面でみてほぼU字型であり、蓋14の第1係合部28と第2係合部29は、図7における上下方向の中心線Mに関して左右対称形状を有している。同様にして、把持部品収納部11は、底部17と、第1側面部11Fと第2側面部11Gを有しており、断面でみてほぼU字型であり、中心線Mに関して左右対称形状を有している。
図7に示すように、補助ユニット15は、図7における中心線Mに関して左右対称形状を有している。補助ユニット15は、第1ラッチ部61と第2ラッチ部62と、第1固定部71と第2固定部72を有する。第1固定部71と第2固定部72は、第1ラッチ部61と第2ラッチ部62の内側に設けられており、把持部品収納部11を着脱可能に保持している。
第1ラッチ部61は、テーパ状の第1案内面65と凸部66を有している。同様にして、第2ラッチ部62は、テーパ状の第2案内面67と凸部68を有している。第1案内面65と第2案内面67は、同じ傾斜角度θ、例えば45度で傾斜されており、第1案内面65と第2案内面67は対面しており、図7に示すように凸部66と凸部68は対面している。
凸部66は、第1側面部11Fの上端部にかみ合うことで保持しており、凸部68は、第2側面部11Gの上端部にかみ合うことで保持している。これにより、補助ユニット15は、凸部66,68と第1固定部71と第2固定部72を用いて、把持部品収納部11に対してずれないように着脱可能に固定されている。
図7に示すように、蓋14の第1係合部28と第2係合部29との間の外幅W1は、凸部66,68の間隔W2に比べて大きく設定されている。これにより、図7と図8に示すように、蓋14が把持部品収納部11を閉鎖するだけで、蓋14の第1係合部28と第2係合部29は凸部66,68の間隔W2を押し広げた間隔W3(外幅W1と同じ大きさ)に拡げることができる。これにより、補助ユニット15は、把持部品収納部11から簡単しかも確実に取り外せるようになっている。
なお、図3に示す光ファイバケーブル40は、断面が矩形の例えば3mm×2mmの大きさを有している。
次に、上述した第1実施形態の光コネクタ10の組立例を説明する。
まず、図1に示すように、光コネクタ10の初期状態では、蓋14は開いた状態に保持され、しかも補助ユニット15の第1ラッチ部61と第2ラッチ部62は、図7にも示すように把持部品収納部11の第1側面部11Fと第2側面部11Gに対してはめ込んで固定されている。
作業者は、図1に示すように補助ユニット15のガイド溝60Gに沿ってT1方向に把持部品20をガイドしながら収納室16内に導くと共に、裸光ファイバ44は基部14Bの通路11C内に導く。
図6に示すように、クサビ59RがV溝基板50と被覆押さえ蓋52の溝部分59Dに対して押し込まれることにより、V溝基板50と被覆押さえ蓋52の間には、小さな隙間59Sを設けることができるので、この隙間59Sを利用して、V溝59Tには裸光ファイバ44を挿入できる。
そして、図6(C)に示すように、クサビ59Rが溝部分59Dから抜かれることで、裸光ファイバ44はV溝基板50と被覆押さえ蓋52の間に固定できる。この場合には、図4(A)に示す内蔵光ファイバの端面58Bと、裸光ファイバ44の端面44Sは突き当てられており、光学的にメカニカル的に接続される。
その後、図2に示すように、作業者は蓋14をR方向に閉じると、図7から図8に示すように、蓋14の第1係合部28と第2係合部29は、補助ユニット15のテーパ状の第1案内部65と第2案内部67を利用して、第1ラッチ部61と第2ラッチ部62を互いに反対方向に容易にしかも確実に押し広げることができる。これにより、図8に示すように凸部66,68の間隔W2が簡単に押し拡げられる。
このように、第1実施形態では、蓋14が把持部品収納部11を閉鎖する際に、把持部品収納部11と補助ユニット15の係合状態を解除する係合解除部としての役目を果たしている。
以上説明したように、第1実施形態の光コネクタ10は、図8に示すように凸部66,68の間隔W2を押し広げた状態で、図9に示すように作業者は補助ユニット15を把持部品収納部11から簡単しかも確実に取り除くことができる。これにより、蓋14を閉鎖する動作をするだけで、補助ユニット15は把持部品収納部11から自動的に簡単しかも確実に取り除くことができ、光ファイバの接続作業が容易になり、組立工程を減らすことができる。収納室11内に把持部品20を収納できた後では、補助ユニット15は簡単に確実に取り外すことができるようにしているので、光ファイバ接続作業を容易にして作業時間の短縮ができる
第1実施形態では、係合解除部である蓋14は、把持部品収納部11の収納室16を開閉可能に閉鎖する蓋であり、蓋14は、把持部品収納部11に対して着脱可能に係合して取り付けられている。そして、蓋14が収納室16を閉鎖することで補助ユニット15の係合している部分を押圧して係合状態を解除する。
これにより、作業者が蓋14を操作して収納室16を閉じる動作をするだけで、把持部品収納部11と補助ユニット15との係合状態を確実に容易に解除できる。
また、第1実施形態では、補助ユニット15の係合している部分は、把持部品収納部11に対して着脱可能に係合する第1ラッチ部61と、第2ラッチ部62と、を有している。しかも係合解除部である蓋14は、収納室16を閉鎖すると第1ラッチ部61を押圧して第1ラッチ部61と把持部品収納部11との係合状態を解除する第1係合部28と、第2ラッチ部62を押圧して第2ラッチ部62と把持部品収納部11との係合状態を解除する第2係合部29とを有している。
これにより、作業者が蓋14を操作して収納室16を閉じる動作をするだけで、把持部品収納部11と補助ユニット15との係合状態を確実に容易に解除できる。
さらに、第1ラッチ部61は、第1係合部28を案内して第1ラッチ部61を押し広げるためのテーパ状の第1案内面65を有し、第2ラッチ部62は、第2係合部29を案内して第2ラッチ部62を押し広げるためのテーパ状の第2案内面66を有している。
これにより、簡単な構造でありながら、作業者が蓋14を操作して収納室16を閉じる動作をするだけで、把持部品収納部11と補助ユニット15との係合状態を確実に容易にしかもスムーズに解除できる。
<第2実施形態>
次に、本発明の光コネクタの第2実施形態を、図10〜図14を参照して説明する。
図10は、第2実施形態の光コネクタ10Pを示しており、把持部品20が把持部品収納部11Pの収納室16P内に装着される前の状態を示す斜視図である。
図11は、把持部品20が収納室16P内に装着され、しかも把持部品収納部11Pと把持部品20が90度方向転換された後の状態を示す斜視図である。
図10と図11に示す光コネクタ10Pは、把持部品収納部11Pと、フレーム12Pと、蓋(ホルダー部材ともいう)14Pと、補助ユニット15Pを有している。フレーム12Pは、胴体部12Xを有しており、胴体部12X内には、第1実施形態で用いている接続部品21と同様な接続部品21が内蔵されている。
図10に示すように、把持部品収納部11Pは、光ファイバケーブルの把持部品20を収容して保持するために収納室16Pを有する。この収納室16Pは、光ファイバケーブルの把持部品20を収納する容積を有している。把持部品収納部11は、基部100と、底面部101と、上面部102を有している。底面部101は、縁部分103を有し、上面部102も縁部分104を有している。縁部分103と縁部分104は隙間109を開けて対面している。
図10の部分Nに示すように、縁部分103の外側には、断面でみて直角三角形状の係合突起111が形成されている。同様にして、基部100の外側にも、断面でみて直角三角形状の係合突起112が形成されている。
この把持部品収納部11Pは、断面で見てほぼ正方形状の収納室16Pを有しているが、把持部品収納部11Pは、回転中心軸120を中心として図10に示す初期状態から、図11に示すように90度上昇して回転することができる。図11の状態では、把持部品収納部11Pが蓋14P内に入ることで、蓋14Pは把持部品収納部11Pの縁部分103と縁部分104の隙間109を塞ぐ。
図10と図11に示すように、補助ユニット15Pは、ガイド部60Pと、取り付け部130を有している。ガイド部60Pは、把持部品20をT1方向にガイドするためのガイド溝60Fを有している。取り付け部130は、ガイド部60PのT1方向に対して90度交差するZ1方向に形成されている。
図12は、取り付け部130を示しており、取り付け部130はほぼU字形の部材であり、側面部131,132,133を有する。側面部131,133は平行に対面しており、側面部131,133は、側面部132に対して直角に形成されている。
側面部131の内側には、1つの係合突起140が形成されている。この係合突起140は、平面部141とテーパ部142を有している。
図13は、図10と図11に示す蓋14Pの形状を示す斜視図である。
蓋14Pは、図11に示すように、把持部品収納部11Pの基部100と、底面部101と、上面部102と、縁部分103と、縁部分104を覆って蓋をするために、側面部151,152,153を有している。
側面部151,152,153は、それぞれ取り付け部130の側面部131,132,133の内側に接触するようにして配置できる。図13に示すように、側面部151と側面部153には、それぞれZ1方向に沿った係合孔161,163が形成されている。
図10に示すように、基部100と上面部102と縁部分103と縁部分104は、側面部151,152,153の内側に、それぞれ接触するようにして配置できる。
図14(A)は、図10をZ2方向から見た平面図であり、補助ユニット15Pの取り付け部130と、蓋14Pと、そして把持部品収納部11Pとの連結状態を示している。
図14(B)は、図11をZ2方向から見た平面図であり、補助ユニット15Pの取り付け部130と、蓋14Pと、そして把持部品収納部11Pとの連結状態を示している。
図10に示すように、把持部品収納部11Pが中心軸CLに沿って水平に位置されている状態では、図14(A)に示すように、取り付け部130の係合突起140は、蓋14Pの側面部151の係合孔161に嵌っており、これにより、補助ユニット15Pは、蓋14Pに対して係合突起140と係合孔161との嵌め合いにより着脱自在に固定されている。把持部品収納部11Pの収納室16P内には、把持部品20が収納される。
そして、図11に示すように、把持部品収納部11Pが中心軸CLに対して90度回転してZ1方向に向いた状態では、図14(B)に示すように、係合突起111が係合孔163にはまり込み、係合突起112が係合孔161にはまり込む。これにより、把持部品収納部11Pがホルダー140に対して固定される。しかも、係合突起112が係合孔161にはまり込むことから、これまで係合孔161にはまり込んでいた取り付け部130の係合突起140が係合突起112により強制的に押されて、係合突起140が係合孔161内からE方向に沿って外側に押し出される。
これにより、取り付け部130の側面部131は、E方向に弾性変形するので、取り付け部130を含む補助ユニット15Pが蓋14P側に固定された状態は、自動的に解除することができ、作業者は把持部品収納部11Pから補助ユニット15Pを簡単に確実に取り除くことができる。
第2実施形態では、補助ユニット15Pは、係合解除部である蓋14Pの外側に着脱可能に係合されており、把持部品収納部11Pは、フレーム12Pに対して回転可能に保持されている。把持部品収納部11Pを回転して把持部品収納部11Pを蓋14Pの内側に位置させることで、補助ユニット15Pの係合している部分を押圧して、補助ユニット15Pと係合解除部との間の係合状態を解除する。
これにより、収納室16P内に把持部品20を収納できた後では、補助ユニット15Pは簡単に確実に取り外すことができるようにしているので、光ファイバ接続作業を容易にして作業時間の短縮ができる。把持部品収納部11Pは、図14(A)に示すように把持部品20を収納室16P内に収納する収納状態から、図14(B)に示すように把持部品収納部11Pが90度回転して蓋14P内に配置されることで、光ファイバの接続方向を90度変えることができる。
ところで、本発明は、上記実施形態に限定されず種々の変形例を採用できる。
例えば、図7に示す第1案内面65と第2案内面67の傾斜角度θは、45度に限らず、60度であっても他の角度であっても良く、特に角度の値には限定されない。
図1に示す第1実施形態の光コネクタは、光ファイバの接続方向を直線的(180度)に接続するのに用いられ、図10に示す第2実施形態の光コネクタは、光ファイバの接続方向を直角方向に接続するのに用いられる。しかし、これに限らず、本発明の光コネクタは、光ファイバの接続方向をその他の角度で変更できるものにも適用できる。
本発明の光コネクタの好ましい第1実施形態を示し、蓋が開いている状態を示す斜視図である。 図1に示す光コネクタの蓋が閉じた状態を示している斜視図である。 図1と図2に示す把持部品収納部の形状を示すために、光コネクタから補助ユニット15を取り外した状態を示す斜視図である。 図3におけるA−A線における光コネクタの内部構造を示す断面図である。 接続部品の構造例を示す図である。 図5(B)に示す接続部品のB−B線における断面図であるを示す図である。 図2のC−C線における蓋と把持部品収納部と補助ユニットの断面構造例を示す図である。 蓋を閉めて補助ユニットが把持部品収納部から外れる様子を示す図である。 補助ユニットが把持部品収納部から完全に外れた様子を示す図である。 本発明の光コネクタの好ましい第2実施形態を示し、把持部品収納部が中心線に沿って水平に向けた状態を示す斜視図である。 図10の状態から把持部品収納部が垂直方向に向いた状態を示す斜視図である。 補助ユニットの取り付け部の形状例を示す斜視図である。 蓋の形状例を示す斜視図である。 把持部品収納部とホルダーと補助ユニットの取り付け部の連結例を示す図である。
符号の説明
10,10P 光コネクタ
12 プラグフレーム(フレームの一例)
12P フレーム
14 蓋(係合解除部の一例)
14P 蓋(係合解除部の一例)
15,15P 補助ユニット
28 第1係合部
29 第2係合部
43 光ファイバ(第2光ファイバに相当)
58 内蔵光ファイバ(第1光ファイバに相当)
61 第1ラッチ部
62 第2ラッチ部
65 第1案内面
66 第2案内面
161,163 係合孔

Claims (6)

  1. フレームと、
    前記フレーム内に配置され第1光ファイバを有する接続部品と、
    前記フレームに接続されており、前記第1光ファイバの端面に対して接続するための第2光ファイバの把持をする把持部品を収納する収納室を有する把持部品収納部と、
    前記把持部品を前記把持部品収納部の前記収納室内に収納する際に前記把持部品を案内するために着脱可能に係合して取り付けられている補助ユニットと、を有し、
    前記把持部品収納部を閉鎖する際に、前記補助ユニットの前記係合状態を解除する係合解除部と、
    を備えることを特徴とする光コネクタ。
  2. 前記係合解除部は、前記把持部品収納部の前記収納室を開閉可能に閉鎖する蓋であり、前記係合解除部は、前記把持部品収納部に対して着脱可能に係合して取り付けられており、
    前記係合解除部が前記収納室を閉鎖することで前記補助ユニットの前記係合している部分を押圧して前記係合状態を解除することを特徴とする請求項1に記載の光コネクタ。
  3. 前記補助ユニットの前記係合している部分は、
    前記把持部品収納部に対して着脱可能に係合する第1ラッチ部と第2ラッチ部と、を有しており、
    前記係合解除部は、
    前記把持部品収納部の前記収納室を閉鎖すると前記第1ラッチ部を押圧して前記第1ラッチ部と前記把持部品収納部との係合状態を解除する第1係合部と、
    前記把持部品収納部の前記収納室を閉鎖すると前記第2ラッチ部を押圧して前記第2ラッチ部と前記把持部品収納部との係合状態を解除する第2係合部と、を有していることを特徴とする請求項2に記載の光コネクタ。
  4. 前記第1ラッチ部は、前記第1係合部を案内して前記第1ラッチ部を押し広げるためのテーパ状の第1案内面を有し、
    前記第2ラッチ部は、前記第2係合部を案内して前記第2ラッチ部を押し広げるためのテーパ状の第2案内面を有していることを特徴とする請求項3に記載の光コネクタ。
  5. 前記補助ユニットは、前記係合解除部の外側に着脱可能に係合されており、前記把持部品収納部は、前記フレームに対して回転可能に保持され、
    前記把持部品収納部を回転して前記把持部品収納部を前記係合解除部の内側に位置させることで、前記補助ユニットの前記係合している部分を押圧して、前記補助ユニットと前記係合解除部との間の前記係合状態を解除することを特徴とする請求項1に記載の光コネクタ。
  6. 前記把持部品収納部は、前記把持部品を前記収納室内に収納する収納状態から、90度回転して前記係合解除部内に配置することを特徴とする請求項5に記載の光コネクタ。
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