JP2020148834A - 光ファイバ整列用工具及び光ファイバのファイバホルダへのセット方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】光ファイバの直径によらず、共通のファイバホルダを用いて、複数の光ファイバを所定のピッチで整列させることできる。【解決手段】第1の直径を備える第1の光ファイバを所定のピッチで整列させる複数のV溝7を備えるファイバホルダ6を着脱可能なホルダ載置部と、所定のピッチで整列させた際の第1の光ファイバの端部側に設けられ、第1の直径よりも小さい第2の直径を備える第2の光ファイバ1Bを所定のピッチで整列させる複数の位置合わせ溝21を備える位置合わせ部13とを有することを特徴とする光ファイバ整列用工具である。【選択図】図6
Description
本発明は、光ファイバ整列用工具及び光ファイバのファイバホルダへのセット方法に関する。
工場にてあらかじめ内蔵光ファイバがフェルールに内挿固定されると共に、内蔵光ファイバの端部と光ファイバコード内の光ファイバの端部とを融着接続することで組み立てられる融着接続型の現場組立型光コネクタが知られている。このような融着接続型の現場組立型光コネクタでは、複数の光ファイバを整列させて保持するファイバホルダを融着機にセットして、複数の光ファイバ同士を一括して融着接続することが行われている。なお、直径250μm(以下、「第1の直径」と呼ぶことがある)を備える光ファイバ(以下、「第1の光ファイバ」と呼ぶことがある)を所定のピッチ(250μmピッチ)で整列させるため、ファイバホルダには所定のピッチ(250μmピッチ)で複数のV溝が形成されている。
異なる直径(以下、「第2の直径」と呼ぶことがあり、例えば、200μm)の光ファイバ(以下、「第2の光ファイバ」と呼ぶことがある)を融着機で一括融着することがある。但し、この場合でも、所定のピッチ(250μm)で光ファイバを整列させた状態で光ファイバを融着機にセットする必要がある。このため、特許文献1に記載されているように、ファイバホルダの挿入側のピッチと出線側のピッチを異ならせて、中間部のピッチを次第に拡大することにより、複数の直径200μm(第2の直径)の光ファイバ(第2の光ファイバ)を所定のピッチ(250μmピッチ)に容易に整列させることができる。しかし、このような光ファイバの直径に応じたピッチ調節手段を備えるファイバホルダを個別に用意する必要があった。
本発明は、光ファイバの直径によらず、共通のファイバホルダを用いて、複数の光ファイバを所定のピッチで整列させることできる光ファイバ整列用工具を提供することを目的とする。
本発明の幾つかの実施形態は、第1の直径を備える第1の光ファイバを所定のピッチで整列させる複数のV溝を備えるファイバホルダを着脱可能なホルダ載置部と、前記所定のピッチで整列させた際の前記第1の光ファイバの端部側に設けられ、前記第1の直径よりも小さい第2の直径を備える第2の光ファイバを前記所定のピッチで整列させる複数の位置合わせ溝を備える位置合わせ部とを有することを特徴とする光ファイバ整列用工具である。
本発明の他の特徴については、後述する明細書及び図面の記載により明らかにする。
本発明の幾つかの実施形態によれば、光ファイバの直径によらず、共通のファイバホルダを用いて、複数の光ファイバを所定のピッチで整列させることできる。
後述する明細書及び図面の記載から、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
第1の直径を備える第1の光ファイバを所定のピッチで整列させる複数のV溝を備えるファイバホルダを着脱可能なホルダ載置部と、前記所定のピッチで整列させた際の前記第1の光ファイバの端部側に設けられ、前記第1の直径よりも小さい第2の直径を備える第2の光ファイバを前記所定のピッチで整列させる複数の位置合わせ溝を備える位置合わせ部とを有することを特徴とする光ファイバ整列用工具が明らかとなる。このような光ファイバ整列用工具によれば、光ファイバの直径によらず、共通のファイバホルダを用いて、複数の光ファイバを所定のピッチで整列させることできる。
前記位置合わせ部の前記位置合わせ溝は、前記ホルダ載置部に載置された前記ファイバホルダの前記V溝よりも低い位置に設けられていることが望ましい。これにより、ファイバホルダの側から差し込まれる第2の光ファイバの端部が位置合わせ部に引っ掛かることを抑制することができる。
前記ホルダ載置部と前記位置合わせ部との間に壁部が形成されており、前記壁部は、前記ファイバホルダの側から差し込まれる前記第2の光ファイバを、前記位置合わせ溝の上側に誘導することが望ましい。これにより、ファイバホルダの側から差し込まれる第2の光ファイバの端部が位置合わせ部に引っ掛かることを抑制することができる。
前記壁部の上縁の前記ファイバホルダの側には、湾曲面が形成されていることが望ましい。これにより、ファイバホルダの側から差し込まれる第2の光ファイバの端部が壁部に引っ掛かることを抑制することができる。
前記壁部の上縁の高さは、前記複数の位置合わせ溝の間に形成された突条の上縁の高さ以上であることが望ましい。これにより、ファイバホルダの側から差し込まれる第2の光ファイバの端部が突条に引っ掛かることを抑制することができる。
前記壁部の上縁は、前記ホルダ載置部に載置された前記ファイバホルダの前記V溝よりも低い位置に設けられていることが望ましい。これにより、ファイバホルダの側から差し込まれる第2の光ファイバの端部が壁部に引っ掛かることを抑制することができる。
前記複数の位置合わせ溝の間には、突条が形成されており、前記突条の高さは、前記第2の直径の半分以下であることが望ましい。これにより、所定外の位置合わせ溝に載置されてしまった第2の光ファイバを、所定の位置合わせ溝に容易に載置しなおすことができる。
前記位置合わせ部の上面には、凹部が形成されていることが望ましい。これにより、第2の光ファイバを位置合わせする際に、第2の光ファイバを指で押さえやすくなる。
前記位置合わせ部の前記位置合わせ溝に前記第2の光ファイバを載置したとき、前記第2の光ファイバの上縁は、前記凹部の底面よりも高いことが望ましい。これにより、第2の光ファイバを位置合わせする際に、第2の光ファイバを指で押さえやすくなる。
前記第2の光ファイバを前記位置合わせ部との間でクランプするクランプ部を備える開閉可能なクランプ用カバーを有し、前記クランプ用カバーを閉じたとき、前記クランプ部が前記凹部に配置されることが望ましい。これにより、位置合わせされた状態の第2の光ファイバを固定することができる。
前記第2の光ファイバを前記位置合わせ部の上で整列させる開閉可能な整列用カバーを有することが望ましい。これにより、第2の光ファイバを所定の順序で整列させることができる。
前記整列用カバーを閉じたとき、前記整列用カバーと前記位置合わせ部との間に、前記第1の直径より広く、前記第2の直径の2倍より狭い隙間が形成されていることが望ましい。これにより、第1の光ファイバ又は第2の光ファイバを所定の順序で整列させることができる。
前記整列用カバーには、前記第1の光ファイバ又は前記第2の光ファイバの順序を示す識別部が形成されていることが望ましい。これにより、第1の光ファイバ又は第2の光ファイバを所定の順序で容易に整列させることができる。
前記第2の光ファイバを前記位置合わせ部の上で整列させる開閉可能な整列用カバーと、前記第2の光ファイバを前記位置合わせ部との間でクランプする開閉可能なクランプ用カバーとを有し、前記整列用カバーは、前記クランプ用カバーよりも前記ホルダ載置部の側に配置されていることが望ましい。これにより、第2の光ファイバのファイバホルダへのセットの手順を行いやすくなる。
光ファイバ整列用工具を使用して光ファイバをファイバホルダへセットする、光ファイバのファイバホルダへのセット方法であって、前記光ファイバ整列用工具は、第1の直径を備える第1の光ファイバを所定のピッチで整列させる複数のV溝を備えるファイバホルダを着脱可能なホルダ載置部と、前記所定のピッチで整列させた際の前記第1の光ファイバの端部側に設けられ、前記第1の直径よりも小さい第2の直径を備える第2の光ファイバを前記所定のピッチで整列させる複数の位置合わせ溝を備える位置合わせ部とを有し、前記位置合わせ部の前記複数の位置合わせ溝に前記第2の光ファイバをそれぞれ載置すること、前記位置合わせ部の前記複数の位置合わせ溝にそれぞれ載置された前記第2の光ファイバを、前記ホルダ載置部に載置した前記ファイバホルダの前記複数のV溝にそれぞれ載置することを特徴とする光ファイバのファイバホルダへのセット方法が明らかとなる。このような光ファイバのファイバホルダへのセット方法によれば、光ファイバの直径によらず、共通のファイバホルダを用いて、複数の光ファイバを所定のピッチで整列させることできる。
===本実施形態===
<構成>
図1は、カバー類を開けた状態の本実施形態の光ファイバ整列用工具10の全体斜視図である。図2は、カバー類を閉じた状態の本実施形態の光ファイバ整列用工具10の全体斜視図である。ここで、カバー類とは、後述する前側整列用カバー31、クランプ用カバー32、後側整列用カバー33及びファイバクランプ17のカバーである。また、図2では、ファイバホルダ6及び第2の光ファイバ1B(光ファイバ1)も図示している。
<構成>
図1は、カバー類を開けた状態の本実施形態の光ファイバ整列用工具10の全体斜視図である。図2は、カバー類を閉じた状態の本実施形態の光ファイバ整列用工具10の全体斜視図である。ここで、カバー類とは、後述する前側整列用カバー31、クランプ用カバー32、後側整列用カバー33及びファイバクランプ17のカバーである。また、図2では、ファイバホルダ6及び第2の光ファイバ1B(光ファイバ1)も図示している。
以下では、図1及び図2に示す方向に従って説明を行うことがある。すなわち、光ファイバ整列用工具10により位置決めされる光ファイバ1の光軸方向を前後方向とする。後述するように、本実施形態の光ファイバ整列用工具10では、本体部11と、ファイバ整列部16とが前後方向に設けられており、ファイバ整列部16に対する本体部11の側を「前」とし、本体部11に対するファイバ整列部16の側を「後」とする。また、ホルダ載置部12のファイバホルダ6の載置面に垂直な方向を「上下方向」とし、載置面から見てファイバホルダ6が載置される側を「上」とし、逆側を「下」とする。なお、上側を「高い」側とし、下側を「低い」側と呼ぶことがある。また、前後方向及び上下方向に垂直な方向を「左右方向」とし、後側から前側を見たときの右側を「右」とし、左側を「左」とする。なお、カバー類のヒンジ側が「左」であり、開閉側が「右」である。
・光ファイバ1
本実施形態の光ファイバ整列用工具10では、互いに異なる直径の光ファイバ1を使用することができる。以下では、互いに異なる直径の光ファイバ1として、第1の光ファイバ1Aと第2の光ファイバ1Bとで説明を行うことがある。第1の光ファイバ1Aは、第1の直径を備える光ファイバである。本実施形態では、第1の直径は250μmであるが、その他の直径であっても良い。また、第2の光ファイバ1Bは、第2の直径を備える光ファイバである。第2の直径は、第1の直径よりも小さい(第2の直径<第1の直径)。本実施形態では、第2の直径は200μmであるが、第1の直径よりも小さければその他の直径であっても良い。以下では、第1の光ファイバ1Aと第2の光ファイバ1Bとを合わせて光ファイバ1と呼ぶことがある。
本実施形態の光ファイバ整列用工具10では、互いに異なる直径の光ファイバ1を使用することができる。以下では、互いに異なる直径の光ファイバ1として、第1の光ファイバ1Aと第2の光ファイバ1Bとで説明を行うことがある。第1の光ファイバ1Aは、第1の直径を備える光ファイバである。本実施形態では、第1の直径は250μmであるが、その他の直径であっても良い。また、第2の光ファイバ1Bは、第2の直径を備える光ファイバである。第2の直径は、第1の直径よりも小さい(第2の直径<第1の直径)。本実施形態では、第2の直径は200μmであるが、第1の直径よりも小さければその他の直径であっても良い。以下では、第1の光ファイバ1Aと第2の光ファイバ1Bとを合わせて光ファイバ1と呼ぶことがある。
・ファイバホルダ6
本実施形態で使用されるファイバホルダ6(図2参照)は、複数の光ファイバ1が所定のピッチで整列された状態を保持する部材である。ファイバホルダ6によって複数の光ファイバ1が所定のピッチで整列された状態を保持することにより、被覆除去、切断(カット)などの加工を複数の光ファイバ1で一括して行うことができる。さらに、ファイバホルダ6によって複数の光ファイバ1が所定のピッチで整列された状態を保持することにより、複数の光ファイバ1同士の融着接続も一括して行うことができる。
本実施形態で使用されるファイバホルダ6(図2参照)は、複数の光ファイバ1が所定のピッチで整列された状態を保持する部材である。ファイバホルダ6によって複数の光ファイバ1が所定のピッチで整列された状態を保持することにより、被覆除去、切断(カット)などの加工を複数の光ファイバ1で一括して行うことができる。さらに、ファイバホルダ6によって複数の光ファイバ1が所定のピッチで整列された状態を保持することにより、複数の光ファイバ1同士の融着接続も一括して行うことができる。
ファイバホルダ6は、ホルダ本体9と、蓋部8とを有する。ホルダ本体9は、複数の光ファイバ1が載置される部位である。蓋部8は、ホルダ本体9に載置された複数の光ファイバ1をホルダ本体9との間で押さえることにより、複数の光ファイバ1を保持する部位である。蓋部8は、開閉可能な部材として形成されており、蓋部8を閉じることで、ホルダ本体9に載置された複数の光ファイバ1をホルダ本体9との間で押さえることができる。
ホルダ本体9には、複数のV溝7が形成されている。V溝7は、複数の光ファイバ1を所定のピッチで整列させる部位である。V溝7は、ホルダ載置部12に載置された際のファイバホルダ6のホルダ本体9の上面において、前後方向に延在するV溝として形成されている。また、V溝7は、左右方向に複数配列されている。本実施形態では、V溝7が左右方向に12本配列されているが、V溝7の本数はこれに限られない。
複数のV溝7は、所定のピッチで形成されている。本実施形態では、複数のV溝7のピッチは、例えば250μmで形成されているが、これに限られない。但し、複数のV溝7のピッチは、前述の第1の直径(250μm)に適合するように形成される。すなわち、第1の直径(250μm)を備える複数の第1の光ファイバ1Aが隙間なく(隣り合う第1の光ファイバ1A同士が互いに接するように)載置されるときの第1の光ファイバ1Aのピッチで形成される。このように所定のピッチ(250μm)で形成された複数のV溝7に光ファイバ1をそれぞれ載置することにより、複数の光ファイバ1を所定のピッチ(250μm)で容易に整列させることができる。そして、蓋部8を閉じることにより、所定のピッチ(250μm)で整列された複数の光ファイバ1が保持される。これにより、ファイバホルダ6にて所定のピッチ(250μm)で保持された複数の光ファイバ1を融着機にセットすることができる。
・光ファイバ整列用工具10
光ファイバ整列用工具10は、複数の光ファイバ1を所定の順序及び所定のピッチで整列する工具である。また、光ファイバ整列用工具10は、所定の順序及び所定のピッチで整列させた複数の光ファイバ1をファイバホルダ6にセットするための工具(冶具)でもある。
光ファイバ整列用工具10は、複数の光ファイバ1を所定の順序及び所定のピッチで整列する工具である。また、光ファイバ整列用工具10は、所定の順序及び所定のピッチで整列させた複数の光ファイバ1をファイバホルダ6にセットするための工具(冶具)でもある。
光ファイバ整列用工具10は、ホルダ載置部12と位置合わせ部13とからなる本体部11と、ファイバ整列部16と、ファイバクランプ17とを有する。
ホルダ載置部12は、ファイバホルダ6を載置して光ファイバ整列用工具10に固定する部位である。ホルダ載置部12は、ファイバ整列部16の前側に設けられ、位置合わせ部13の後側に設けられている。図2に示すように、ホルダ載置部12の上面にファイバホルダ6が載置される。本実施形態では、ホルダ載置部12の上面にファイバホルダ6が載置されることにより、ファイバホルダ6の光ファイバ整列用工具10に対する位置決めがなされる。後述するように、本実施形態では、光ファイバ整列用工具10の位置合わせ部13により位置合わせされる複数の第2の光ファイバ1Bが、ファイバホルダ6に形成された複数のV溝7にそれぞれ載置される。このため、ファイバホルダ6が光ファイバ整列用工具10に対して位置決めされることで、複数の第2の光ファイバ1Bをファイバホルダ6に形成された複数のV溝7にそれぞれ容易に載置することができる。
位置合わせ部13は、複数の光ファイバ1を、所定のピッチ(250μm)で位置合わせする部材である。ここで、所定のピッチ(250μm)とは、ファイバホルダ6に形成されたV溝7のピッチ(250μm)である。位置合わせ部13は、ホルダ載置部12の前側に設けられている。位置合わせ部13の詳細な構成については、後述する。
ファイバ整列部16は、複数の光ファイバ1を所定の順序で整列する部位である。ファイバ整列部16は、本体部11(ホルダ載置部12及び位置合わせ部13)の後側に設けられている。ファイバ整列部16には、ファイバ整列溝18と後側整列用カバー33とが設けられている。
ファイバ整列溝18は、複数の光ファイバ1が載置される部位である。ファイバ整列溝18は、ファイバ整列部16の上面において前後方向に延在する溝として形成されている。後側整列用カバー33は、ファイバ整列溝18を覆う部材である。後側整列用カバー33は、開閉可能な部材として形成されており、後側整列用カバー33を閉じることで、ファイバ整列溝18に載置された複数の光ファイバ1を上側から覆うことができる。なお、後側整列用カバー33を閉じたとき、後側整列用カバー33とファイバ整列溝18との間に、第1の直径(例えば、250μm)より広く、第2の直径(例えば、200μm)の2倍より狭い隙間が形成されている(例えば、250μmより広く、400μmより狭い)。これにより、ファイバ整列溝18に載置された複数の光ファイバ1(第1の光ファイバ1A及び第2の光ファイバ1B)の上下方向の移動を規制することで、光ファイバ1が隣の光ファイバ1を乗り越えて順序が変わってしまうことを抑制することができる。したがって、後側整列用カバー33を閉じることにより、第1の光ファイバ1A又は第2の光ファイバ1Bが所定の順序で整列した状態を保持することができる。
後側整列用カバー33には、複数の光ファイバ1の順序を示す後側識別部38が形成されている。後側識別部38は、左右方向に複数設けられており、複数の光ファイバ1の識別色に対応してそれぞれ着色が施されている。作業者は、後側識別部38に示された順序で複数の光ファイバ1をファイバ整列溝18に載置することで、光ファイバ1を所定の順序で容易に整列させることができる。
図3Aは、ファイバ整列部16に複数の第1の光ファイバ1Aを並べた状態を示す説明図である。図3Bは、ファイバ整列部16に複数の第2の光ファイバ1Bを並べた状態を示す説明図である。
図3A及び図3Bに示すように、本実施形態では、ファイバ整列部16に複数の光ファイバ1(複数の第1の光ファイバ1A又は複数の第2の光ファイバ1B)を並べることで、複数の光ファイバ1を所定の順序で整列させることができる。図3Aに示すように、複数の光ファイバ1が載置されるファイバ整列溝18の幅Wは、複数(ここでは、12本)の第1の光ファイバ1Aが隙間なく(隣り合う第1の光ファイバ1A同士が互いに接するように)収容されるように設けられている。したがって、図3Aに示すように、ファイバ整列溝18に第1の直径(250μm)を備える第1の光ファイバ1Aを全て並べたときに、第1の光ファイバ1A同士のピッチは250μmとなる。つまり、本実施形態では、第1の直径(250μm)を備える第1の光ファイバ1Aをファイバ整列溝18に全て並べたとき、所定の順序で整列させることができると共に、所定のピッチ(250μm)で整列させることができる。
光ファイバ1をファイバホルダ6にセットする際、まず、光ファイバ1をファイバ整列部16において所定の順序で整列させ、次に、ファイバホルダ6のV溝7において所定のピッチ(250μm)で整列させる。前述したように、ファイバホルダ6のV溝7のピッチは250μmで形成されている。また、第1の直径(250μm)を備える第1の光ファイバ1Aの場合は、複数の第1の光ファイバ1Aをファイバ整列溝18に全て並べた状態で既に所定のピッチ(250μm)で整列していることになる。したがって、作業者は、ファイバ整列部16からファイバホルダ6に複数の第1の光ファイバ1Aを全て差し込むだけで、第1の光ファイバ1Aをファイバホルダ6のV溝7に容易に載置させることができる。
しかし、図3Bに示すように、ファイバ整列溝18に第2の直径(200μm)を備える第2の光ファイバ1Bを全て並べたときには、隣り合う第2の光ファイバ1Bの間に隙間が空くことになる。したがって、ファイバ整列溝18に複数の第2の光ファイバ1Bを全て並べただけの状態で、第2の光ファイバ1Bを所定のピッチ(250μm)で整列させることが難しい。したがって、ファイバ整列部16からファイバホルダ6に第2の光ファイバ1Bを差し込むだけでは、第2の光ファイバ1Bをファイバホルダ6のV溝7に容易に載置させることができない。
したがって、本実施形態では、ファイバホルダ6が載置されるホルダ載置部12の前側に配置された位置合わせ部13により、複数の第2の光ファイバ1Bを所定のピッチ(250μm)で位置合わせした後に、複数の第2の光ファイバ1Bをファイバホルダ6のV溝7に載置する。これにより、光ファイバ1の直径によらず、250μmピッチのV溝7が形成された共通のファイバホルダ6を用いて、複数の光ファイバ1を所定のピッチ(例えば、250μm)で整列させることできる。位置合わせ部13の詳細な構成と位置合わせの手順については、後述する。
ファイバクランプ17は、複数の光ファイバ1(複数の第1の光ファイバ1A又は複数の第2の光ファイバ1B)をクランプする部位である。ファイバクランプ17は、光ファイバ整列用工具10の最も後側に設けられている。ファイバクランプ17により複数の光ファイバ1をクランプすることにより、複数の光ファイバ1の後側(根元側)をまとめて光ファイバ整列用工具10に固定することができる。
図4は、位置合わせ部13の拡大斜視図である。図5は、位置合わせ部13の壁部25周辺の拡大斜視図である。図6Aは、左右方向に垂直な面で切ったときのホルダ載置部12と位置合わせ部13との境界周辺の断面図である。図6Bは、前後方向に垂直な面で切ったときの位置合わせ部13の断面図である。なお、図6Bの下側には、位置合わせ溝21に載置された第2の光ファイバ1Bの拡大図を示している。図7は、ホルダ載置部12と位置合わせ部13との境界周辺の平面図である。
以下では、位置合わせ部13の詳細な構成について説明する。前述したように、本実施形態の位置合わせ部13では、第2の直径(200μm)を備える複数の第2の光ファイバ1Bを、所定のピッチ(250μm)、すなわちファイバホルダ6に形成されたV溝7のピッチと同じピッチに整列することができる。複数の第2の光ファイバ1Bを所定のピッチ(250μm)に整列する際、図6Aの破線部分に示すように、第2の光ファイバ1Bはファイバホルダ6の側から位置合わせ部13へと差し込まれる。
位置合わせ部13には、位置合わせ溝21と、突条22と、側壁23と、凹部24と、壁部25とが形成されている。
位置合わせ溝21は、複数の光ファイバ1を所定のピッチ(250μm)で整列させる部位である。位置合わせ溝21は、位置合わせ部13の上面において、前後方向に延在する溝として形成されている。また、位置合わせ溝21は、左右方向に複数配列されている。本実施形態では、位置合わせ溝21が左右方向に12本配列されているが、位置合わせ溝21の本数はこれに限られない。
図6Bに示すように、位置合わせ溝21は、後述する突条22の間に挟まれた部位である。そして、位置合わせ溝21の底面は、上下方向に平行な平面となっている。図6Bの下側の図に示すように、第2の光ファイバ1Bが位置合わせ溝21に載置されると、第2の光ファイバ1Bの外周部分が、位置合わせ溝21の底面と、第2の光ファイバ1Bの左右両側に位置する突条22に接触する。これにより、第2の光ファイバ1Bは、左右方向及び上下方向に位置合わせされる。但し、第2の光ファイバ1Bの外周部分が、第2の光ファイバ1Bの左右両側に位置する突条22のみに接触する(位置合わせ溝21の底面に接触しない)ことで、第2の光ファイバ1Bの左右方向及び上下方向に位置合わせされても良い。
複数の位置合わせ溝21は、所定のピッチで形成されている。本実施形態では、複数の位置合わせ溝21は、例えば250μmで形成されているが、これに限られない。少なくとも、複数の位置合わせ溝21のピッチは、ファイバホルダ6に形成された複数のV溝7のピッチと同一に形成されている。このように所定のピッチ(250μm)で形成された複数の位置合わせ溝21に第2の光ファイバ1Bをそれぞれ載置することにより、第2の直径(200μm)を備える第2の光ファイバ1Bを所定のピッチ(250μm)で容易に整列させることができる。なお、位置合わせ溝21は、V溝で形成されても良い。
前述したように、位置合わせ部13の複数の位置合わせ溝21のピッチ(250μm)は、ホルダ載置部12に載置されたファイバホルダ6に形成されたV溝7(250μm)と等しい。したがって、図7に示すように、位置合わせ溝21の中央を通る線C1と、V溝7の中央を通る線C2とは一致する。つまり、図7に示すように、上からみたときに、V溝7の谷部分の延長線上に、位置合わせ溝21の底面の中央を通る線が一致するように位置合わせ溝21が配置される。また、図7に示すように、上からみたときに、V溝7の山部分の延長線上に、突条22の頂点を通る線が一致するように、突条22(位置合わせ溝21)が配置される。これにより、位置合わせした複数の第2の光ファイバ1Bを容易にファイバホルダ6のV溝7に載置することができる。
図6A及び図6Bに示すように、本記実施形態では、位置合わせ溝21は、ホルダ載置部12に載置されたファイバホルダ6のV溝7よりも低い(下側の)位置に設けられている。これにより、ファイバホルダ6の側から差し込まれる第2の光ファイバ1Bの端部が位置合わせ部13に引っ掛かることを抑制することができる。
突条22は、位置合わせ溝21に載置された第2の光ファイバ1Bを左右方向及び上下方向に位置決めする部位である。突条22は、位置合わせ溝21の間に形成された隔壁である。位置合わせ溝21に載置された第2の光ファイバ1Bは、左側に位置する突条22と右側に位置する突条22とに接することで、左右方向及び上下方向に位置決めされる。
なお、本実施形態では、図6Bの下側の図に示すように、突条22の高さ(図6Bの下側の図に示すH)は、第2の光ファイバ1Bの第2の直径(図6Bの下側の図に示すR)の半分以下である(H≦R/2)。これにより、位置合わせ溝21に載置された第2の光ファイバ1Bが、突条22を乗り越えて隣の位置合わせ溝21に移動しやすくなる。したがって、所定外の位置合わせ溝21に載置されてしまった第2の光ファイバ1Bを、所定の位置合わせ溝21に容易に載置しなおすことができる。図6Bの下側の図に示すように、突条22の上端部は、曲面で形成されている。これによっても、位置合わせ溝21に載置された第2の光ファイバ1Bを、突条22を乗り越えて隣の位置合わせ溝21に移動しやすくすることができる。また、突条22は、位置合わせ溝21の間に形成された隔壁として機能するものであれば、図6Bに示す形状に限られない。
側壁23は、複数の位置合わせ溝21を左右両側から挟むように形成された壁部である。つまり、側壁23は、複数の位置合わせ溝21の左右両側に形成されている。図3及び図4に示すように、複数の位置合わせ溝21のうち、左端に位置する位置合わせ溝21のすぐ左隣に側壁23が形成されている。また、複数の位置合わせ溝21のうち、右端に位置する位置合わせ溝21のすぐ右隣に側壁23が形成されている。図6Bに示すように、側壁23の上縁は、突条22よりも高くなっている。さらに、側壁23の上縁は、位置合わせ溝21に載置された第2の光ファイバ1Bの上縁以上である。これにより、第2の光ファイバ1Bが側壁23にぶつかって左側(又は右側)の移動が規制されることになる。但し、図3に示すように、後述する凹部24が形成されている領域では、側壁23は、左端に位置する位置合わせ溝21から離れて形成されている。同様に、後述する凹部24が形成されている領域では、側壁23は、右端に位置する位置合わせ溝21から離れて形成されている。なお、側壁23は、前述したファイバ整列溝18の幅Wとほぼ同程度に形成されている。但し、側壁23が設けられなくても良い。
凹部24は、第2の光ファイバ1Bを位置合わせする際に、第2の光ファイバ1Bを指で押さえるための部位である。凹部24は、位置合わせ部13の上面に形成されている。図4に示すように、したがって、凹部24の底面は、位置合わせ部13の上面(側壁23の上縁)よりも低い面となっている。これにより、位置合わせ溝21に第2の光ファイバ1Bを載置したとき、指で第2の光ファイバ1Bを触れやすくなる。したがって、第2の光ファイバ1Bを位置合わせする際に、第2の光ファイバ1Bを指で押さえやすくなる。但し、凹部24が設けられなくても良い。
図6Bの下側の図に示すように、本実施形態では、位置合わせ溝21に第2の光ファイバ1Bを載置したとき、第2の光ファイバ1Bの上縁は、凹部24の底面よりも高い。これにより、第2の光ファイバ1Bを位置合わせする際に、第2の光ファイバ1Bを指で押さえやすくなる。第2の光ファイバ1Bを指で押さえやすくなることで、位置合わせ溝21に載置された第2の光ファイバ1Bに対して左右方向に指で力をかけやすくなり、第2の光ファイバ1Bが突条22を乗り越えて隣の位置合わせ溝21に移動しやすくなる。
壁部25は、ファイバホルダ6の側から差し込まれる第2の光ファイバ1Bを、位置合わせ溝21の上側に誘導する部位である。壁部25は、位置合わせ部13の後側端部に設けられている。すなわち、壁部25は、位置合わせ部13と一体的に形成されている。但し、壁部25は、位置合わせ部13と一体的に形成されておらず、位置合わせ部13とは別体として形成されても良い。すなわち、壁部25は、ホルダ載置部12と位置合わせ部13との間に形成されても良い。本実施形態では、壁部25により、ファイバホルダ6の側から差し込まれる第2の光ファイバ1Bの端部が位置合わせ部13に引っ掛かることを抑制することができる。但し、壁部25が設けられなくても良い。
図6Aに示すように、本実施形態では、壁部25の上縁の後側(ファイバホルダ6の側)には、湾曲面26が形成されている。湾曲面26は、左右方向から見たときに、後側に行くほど下側に湾曲する形状をしている。これにより、ファイバホルダ6の側から差し込まれる第2の光ファイバ1Bの端部が壁部25に引っ掛かることを抑制することができる。但し、湾曲面26が形成されていなくても良い。また、壁部25の上縁の後側(ファイバホルダ6の側)には、湾曲面26でなく、左右方向から見たときに、後側に行くほど下側に下がる斜面が形成されていても良い。
図6A及び図6Bに示すように、本実施形態では、壁部25の上縁の高さは、前述の突条22の上縁の高さと同じになるように形成されている。但し、壁部25の上縁の高さは、前述の突条22の上縁の高さより高くなるように形成されていても良い。すなわち、本実施形態では、壁部25の上縁の高さは、前述の突条22の上縁の高さ以上である。これにより、ファイバホルダ6の側から差し込まれる第2の光ファイバ1Bの端部が突条22に引っ掛かることを抑制することができる。但し、第2の光ファイバ1Bの端部を突条22に引っ掛からないようにファイバホルダ6の側から差し込めるのであれば、壁部25の上縁の高さは、前述の突条22の上縁の高さ以上でなくても良い。
また、図6A及び図6Bに示すように、本記実施形態では、壁部25の上縁は、ホルダ載置部12に載置されたファイバホルダ6のV溝7よりも低い位置に設けられている。これにより、ファイバホルダ6の側から差し込まれる第2の光ファイバ1Bの端部が壁部25に引っ掛かることを抑制することができる。したがって、ファイバホルダ6の側から差し込まれる第2の光ファイバ1Bを、位置合わせ溝21の上側に容易に誘導することができる。
前述した位置合わせ溝21、突条22、側壁23、凹部24及び壁部25の他、位置合わせ部13には、前側整列用カバー31とクランプ用カバー32とが設けられている。
前側整列用カバー31は、複数の光ファイバ1を位置合わせ部13の上で整列させる部材である。前側整列用カバー31は、開閉可能な部材として形成されている。前側整列用カバー31には、複数の光ファイバ1の順序を示す前側識別部36が形成されている。前側識別部36は、左右方向に複数設けられており、複数の光ファイバ1の識別色に対応してそれぞれ着色が施されている。作業者は、前側識別部36に示された順序で複数の光ファイバ1を位置合わせ部13に差し込むことで、光ファイバ1を所定の順序で容易に整列させることができる。
図6Aに示すように、本実施形態の光ファイバ整列用工具10では、前側整列用カバー31を閉じたとき、前側整列用カバー31と位置合わせ部13との間に、第1の直径(例えば、250μm)より広く、第2の直径(例えば、200μm)の2倍より狭い隙間が形成されている(例えば、250μmより広く、400μmより狭い)。これにより、位置合わせ溝21に載置された複数の光ファイバ1の上下方向の移動を規制することで、光ファイバ1が隣の光ファイバ1を乗り越えて順序が変わってしまうことを抑制することができる。したがって、第1の光ファイバ1A又は第2の光ファイバ1Bを所定の順序で整列させることができる。
クランプ用カバー32は、光ファイバ1を位置合わせ部13との間でクランプする部材である。クランプ用カバー32は、開閉可能な部材として形成されている。クランプ用カバー32は、クランプ部34(図1参照)を備える。クランプ部34は、クランプ部34が凹部24に配置される部位である。クランプ用カバー32を閉じることで、位置合わせ溝21に載置された複数の第2の光ファイバ1Bを上側からクランプすることができる。これにより、位置合わせされた状態の第2の光ファイバ1Bを固定することができる。
なお、前側整列用カバー31は、クランプ用カバー32よりもホルダ載置部12の側(後側)に配置されている。これにより、後述する第2の光ファイバ1Bのファイバホルダ6へのセットの手順を行いやすくなる。
<光ファイバ1のファイバホルダ6へのセット方法>
以下では、本実施形態の光ファイバ整列用工具10を使用して、光ファイバ1のファイバホルダ6へのセット方法を説明する。なお、本実施形態の光ファイバ整列用工具10は、第1の直径(250μm)を備える第1の光ファイバ1Aでも使用することができる。但し、本実施形態の光ファイバ整列用工具10では、複数の第1の光ファイバ1Aをファイバ整列部16のファイバ整列溝18に並べた状態で既に所定のピッチ(250μm)で整列することになる。このため、第1の直径(250μm)を備える第1の光ファイバ1Aでは、位置合わせ部13まで第1の光ファイバ1Aを差し込む必要はない。ファイバ整列部16からファイバホルダ6に複数の第1の光ファイバ1Aを全て差し込むだけで、第1の光ファイバ1Aをファイバホルダ6のV溝7に容易に載置することができる。したがって、以下では、特に第2の直径(200μm)を備える第2の光ファイバ1Bについてファイバホルダ6へのセット方法を説明する。
以下では、本実施形態の光ファイバ整列用工具10を使用して、光ファイバ1のファイバホルダ6へのセット方法を説明する。なお、本実施形態の光ファイバ整列用工具10は、第1の直径(250μm)を備える第1の光ファイバ1Aでも使用することができる。但し、本実施形態の光ファイバ整列用工具10では、複数の第1の光ファイバ1Aをファイバ整列部16のファイバ整列溝18に並べた状態で既に所定のピッチ(250μm)で整列することになる。このため、第1の直径(250μm)を備える第1の光ファイバ1Aでは、位置合わせ部13まで第1の光ファイバ1Aを差し込む必要はない。ファイバ整列部16からファイバホルダ6に複数の第1の光ファイバ1Aを全て差し込むだけで、第1の光ファイバ1Aをファイバホルダ6のV溝7に容易に載置することができる。したがって、以下では、特に第2の直径(200μm)を備える第2の光ファイバ1Bについてファイバホルダ6へのセット方法を説明する。
図8Aは、ファイバ整列部16において複数の第2の光ファイバ1Bを整列させる様子を示す説明図である。
まず、作業者は、前側整列用カバー31及び後側整列用カバー33を閉じた状態で、クランプ用カバー32を開けた状態であることを確認する。そして、作業者は、後側整列用カバー33とファイバ整列溝18との隙間に第2の光ファイバ1Bを1本ずつ差し込み、ファイバ整列部16のファイバ整列溝18に複数の第2の光ファイバ1Bを並べる。図8Aに示すように、具体的には、後側整列用カバー33を閉じた状態で、後側整列用カバー33とファイバ整列溝18との隙間に、第2の光ファイバ1Bを左側から詰めて挿入していく。但し、後側整列用カバー33とファイバ整列溝18との隙間に、第2の光ファイバ1Bを右側から詰めて挿入しても良い。そして、全ての複数の第2の光ファイバ1Bを挿入したときに、所定の順序で整列させることができる。このとき、作業者は、後側識別部38に示された順序で複数の第2の光ファイバ1Bを後側整列用カバー33とファイバ整列溝18との隙間に挿入することで、第2の光ファイバ1Bを所定の順序で容易に整列させることができる。なお、後側整列用カバー33を閉じたとき、後側整列用カバー33とファイバ整列溝18との隙間は、第1の直径より広く、第2の直径の2倍より狭い隙間が形成されているので、第2の光ファイバ1Bが隣の第2の光ファイバ1Bを乗り越えて順序が変わってしまうことが抑制されている。
なお、図8Aにおいて、ファイバホルダ6の上側を通過し、ファイバホルダ6の側から位置合わせ部13まで差し込まれる第2の光ファイバ1Bは、壁部25により位置合わせ溝21の上側まで誘導されることになる。
図8Bは、位置合わせ部13において複数の第2の光ファイバ1Bを位置合わせする様子を示す説明図である。
次に、作業者は、位置合わせ部13の凹部24において複数の第2の光ファイバ1Bを上から押さえつつ、左右方向に複数の第2の光ファイバ1Bを移動させる。このとき、図8Bの下側の図に示すように、複数の第2の光ファイバ1Bは、所定の位置合わせ溝21にそれぞれ載置されることになる。もし、第2の光ファイバ1Bが所定外の位置合わせ溝21に載置されてしまった場合でも、突条22の高さが第2の光ファイバ1Bの第2の直径の半分以下に形成されているので、突条22を乗り越えて隣の位置合わせ溝21に移動し、所定の位置合わせ溝21に容易に載置しなおすことができる。なお、側壁23の上縁が位置合わせ溝21に載置された第2の光ファイバ1Bの上縁以上であるので、第2の光ファイバ1Bが側壁23にぶつかって左側(又は右側)の移動が規制されることになる。つまり、作業者が左右方向に複数の第2の光ファイバ1Bを移動させる際、第2の光ファイバ1Bが側壁23を乗り越えることが抑制されている。これにより、複数の第2の光ファイバ1Bが所定の位置合わせ溝21にそれぞれ載置され、複数の第2の光ファイバ1Bが所定のピッチ(250μm)で整列することになる。
なお、位置合わせ部13の上面には、凹部24が形成されているので、第2の光ファイバ1Bを位置合わせする際に、第2の光ファイバ1Bを指で押さえやすくなる。また、位置合わせ部13の位置合わせ溝21に第2の光ファイバ1Bを載置したとき、第2の光ファイバ1Bの上縁は、凹部24の底面よりも高くなっているので、第2の光ファイバ1Bを位置合わせする際に、第2の光ファイバ1Bを指で押さえやすくなる。
図9Aは、複数の第2の光ファイバ1Bをクランプ用カバー32でクランプする様子を示す説明図である。図9Bは、前側整列用カバー31を開ける様子を示す説明図である。
次に、作業者は、複数の第2の光ファイバ1Bをクランプ用カバー32でクランプすることで、所定のピッチ(250μm)で整列された複数の第2の光ファイバ1Bが保持される。なお、クランプ用カバー32を閉じたとき、クランプ部34が凹部24に配置される。その後、前側整列用カバー31を開ける。
図10Aは、位置合わせした複数の第2の光ファイバ1Bをファイバホルダ6のV溝7に載置する様子を示す説明図である。
次に、作業者は、位置合わせした複数の第2の光ファイバ1Bをファイバホルダ6のV溝7に載置する。複数の第2の光ファイバ1Bを上から押さえつつ、後方向に指を移動させて、複数の第2の光ファイバ1Bをファイバホルダ6のV溝7に載置する。なお、複数の第2の光ファイバ1Bは、所定のピッチ(250μm)で整列しているので、容易にファイバホルダ6のV溝7に載置することができる。
図10Bは、ファイバホルダ6の蓋部8を閉じる様子を示す説明図である。
最後に、作業者は、蓋部8を閉じることにより、所定のピッチ(250μm)で整列された複数の光ファイバ1が保持される。これにより、ファイバホルダ6にて所定のピッチ(250μm)で保持された複数の第2の光ファイバ1Bを融着機にセットすることができる。
===小括===
上記実施形態の光ファイバ整列用工具10は、図1及び図2に示すように、第1の直径(例えば、250μm)を備える第1の光ファイバ1Aを所定のピッチ(例えば、250μm)で整列させる複数のV溝7を備えるファイバホルダ6を着脱可能なホルダ載置部12と、所定のピッチ(例えば、250μm)で整列させた際の第1の光ファイバ1Aの端部側に設けられ、第1の直径(例えば、250μm)よりも小さい第2の直径(例えば、200μm)を備える第2の光ファイバ1Bを所定のピッチ(例えば、250μm)で整列させる複数の位置合わせ溝21を備える位置合わせ部13とを有する。これにより、上記実施形態では、光ファイバ1の直径によらず、共通のファイバホルダ6を用いて、複数の光ファイバ1を所定のピッチ(例えば、250μm)で整列させることできる。
上記実施形態の光ファイバ整列用工具10は、図1及び図2に示すように、第1の直径(例えば、250μm)を備える第1の光ファイバ1Aを所定のピッチ(例えば、250μm)で整列させる複数のV溝7を備えるファイバホルダ6を着脱可能なホルダ載置部12と、所定のピッチ(例えば、250μm)で整列させた際の第1の光ファイバ1Aの端部側に設けられ、第1の直径(例えば、250μm)よりも小さい第2の直径(例えば、200μm)を備える第2の光ファイバ1Bを所定のピッチ(例えば、250μm)で整列させる複数の位置合わせ溝21を備える位置合わせ部13とを有する。これにより、上記実施形態では、光ファイバ1の直径によらず、共通のファイバホルダ6を用いて、複数の光ファイバ1を所定のピッチ(例えば、250μm)で整列させることできる。
また、上記実施形態の光ファイバ整列用工具10では、図6A及び図6Bに示すように、位置合わせ部13の位置合わせ溝21は、ホルダ載置部12に載置されたファイバホルダ6のV溝7よりも低い位置に設けられている。これにより、上記実施形態では、ファイバホルダ6の側から差し込まれる第2の光ファイバ1Bの端部が位置合わせ部13に引っ掛かることを抑制することができる。
また、上記実施形態の光ファイバ整列用工具10では、図6A及び図6Bに示すように、ホルダ載置部12と位置合わせ部13との間に壁部25が形成されており、壁部25は、ファイバホルダ6の側から差し込まれる第2の光ファイバ1Bを、位置合わせ溝21の上側に誘導する。これにより、上記実施形態では、ファイバホルダ6の側から差し込まれる第2の光ファイバ1Bの端部が位置合わせ部13に引っ掛かることを抑制することができる。
また、上記実施形態の光ファイバ整列用工具10では、図6Aに示すように、壁部25の上縁のファイバホルダ6の側には、湾曲面26が形成されている。これにより、上記実施形態では、ファイバホルダ6の側から差し込まれる第2の光ファイバ1Bの端部が壁部25に引っ掛かることを抑制することができる。
また、上記実施形態の光ファイバ整列用工具10では、図6A及び図6Bに示すように、壁部25の上縁の高さは、複数の位置合わせ溝21の間に形成された突条22の上縁の高さ以上である。これにより、上記実施形態では、ファイバホルダ6の側から差し込まれる第2の光ファイバ1Bの端部が突条22に引っ掛かることを抑制することができる。
また、上記実施形態の光ファイバ整列用工具10では、図6A及び図6Bに示すように、壁部25の上縁は、ホルダ載置部12に載置されたファイバホルダ6のV溝7よりも低い位置に設けられている。これにより、上記実施形態では、ファイバホルダ6の側から差し込まれる第2の光ファイバ1Bの端部が壁部25に引っ掛かることを抑制することができる。
また、上記実施形態の光ファイバ整列用工具10では、図6A及び図6Bに示すように、前記複数の位置合わせ溝21の間には、突条22が形成されており、突条22の高さ(H)は、第2の直径(R)の半分以下である(H<R/2)。これにより、上記実施形態では、所定外の位置合わせ溝21に載置されてしまった第2の光ファイバ1Bを、所定の位置合わせ溝21に容易に載置しなおすことができる。
また、上記実施形態の光ファイバ整列用工具10では、図4及び図8Bに示すように、位置合わせ部13の上面には、凹部24が形成されている。これにより、上記実施形態では、第2の光ファイバ1Bを位置合わせする際に、第2の光ファイバ1Bを指で押さえやすくなる。
また、上記実施形態の光ファイバ整列用工具10では、図6B及び図8Bに示すように、位置合わせ部13の位置合わせ溝21に第2の光ファイバ1Bを載置したとき、第2の光ファイバ1Bの上縁は、凹部24の底面よりも高い。これにより、上記実施形態では、第2の光ファイバ1Bを位置合わせする際に、第2の光ファイバ1Bを指で押さえやすくなる。
また、上記実施形態の光ファイバ整列用工具10では、図1、図2及び図9Aに示すように、第2の光ファイバ1Bを位置合わせ部13との間でクランプするクランプ部34を備える開閉可能なクランプ用カバー32を有し、クランプ用カバー32を閉じたとき、クランプ部34が凹部24に配置される。これにより、上記実施形態では、位置合わせされた状態の第2の光ファイバ1Bを固定することができる。
また、上記実施形態の光ファイバ整列用工具10では、図1、図2、図6A、図6B及び図8Aに示すように、第2の光ファイバ1Bを位置合わせ部13の上で整列させる開閉可能な整列用カバー(前側整列用カバー31)を有する。これにより、上記実施形態では、第2の光ファイバ1Bを所定の順序で整列させることができる。
また、上記実施形態の光ファイバ整列用工具10では、図6Aに示すように、整列用カバー(前側整列用カバー31)を閉じたとき、整列用カバー(前側整列用カバー31)と位置合わせ部13との間に、第1の直径(例えば、250μm)より広く、第2の直径(例えば、200μm)の2倍より狭い隙間が形成されている(例えば、250μmより広く、400μmより狭い)。これにより、上記実施形態では、第1の光ファイバ1A又は第2の光ファイバ1Bを所定の順序で整列させることができる。
また、上記実施形態の光ファイバ整列用工具10では、図2に示すように、整列用カバー(前側整列用カバー31)には、第1の光ファイバ1A又は第2の光ファイバ1Bの順序を示す識別部(前側識別部36)が形成されている。これにより、上記実施形態では、第1の光ファイバ1A又は第2の光ファイバ1Bを所定の順序で容易に整列させることができる。
また、上記実施形態の光ファイバ整列用工具10では、図1及び図2に示すように、第2の光ファイバ1Bを位置合わせ部13の上で整列させる開閉可能な整列用カバー(前側整列用カバー31)と、第2の光ファイバ1Bを位置合わせ部13との間でクランプする開閉可能なクランプ用カバー32とを有し、整列用カバー(前側整列用カバー31)は、クランプ用カバー32よりもホルダ載置部12の側に配置されている。これにより、上記実施形態では、第2の光ファイバ1Bのファイバホルダ6へのセットの手順を行いやすくなる。
上記実施形態の光ファイバのファイバホルダへのセット方法は、図8A〜図10Bに示すように、光ファイバ整列用工具10を使用して光ファイバ1をファイバホルダ6へセットする、光ファイバのファイバホルダへのセット方法である。光ファイバ整列用工具10は、第1の直径(例えば、250μm)を備える第1の光ファイバ1Aを所定のピッチ(例えば、250μm)で整列させる複数のV溝7を備えるファイバホルダ6を着脱可能なホルダ載置部12と、所定のピッチ(例えば、250μm)で整列させた際の第1の光ファイバ1Aの端部側に設けられ、第1の直径(例えば、250μm)よりも小さい第2の直径(例えば、200μm)を備える第2の光ファイバ1Bを所定のピッチ(例えば、250μm)で整列させる複数の位置合わせ溝21を備える位置合わせ部13とを有する。位置合わせ部13の複数の位置合わせ溝21に第2の光ファイバ1Bをそれぞれ載置すること、位置合わせ部13の複数の位置合わせ溝21にそれぞれ載置された第2の光ファイバ1Bを、ホルダ載置部12に載置したファイバホルダ6の複数のV溝7にそれぞれ載置する。これにより、上記実施形態では、光ファイバ1の直径によらず、共通のファイバホルダ6を用いて、複数の光ファイバ1を所定のピッチ(例えば、250μm)で整列させることできる。
===その他===
前述したように、本実施形態の光ファイバ整列用工具10では、互いに異なる直径の光ファイバ1として、第1の光ファイバ1A及び第2の光ファイバ1Bの2種類の例を説明した。しかし、本実施形態の光ファイバ整列用工具10では、3種類以上の互いに異なる直径の光ファイバ1を使用することもできる。例えば、第1の直径とも第2の直径とも異なる第3の直径の光ファイバ1についても、本実施形態の光ファイバ整列用工具10により所定のピッチ(250μm)で整列させることができる。
前述したように、本実施形態の光ファイバ整列用工具10では、互いに異なる直径の光ファイバ1として、第1の光ファイバ1A及び第2の光ファイバ1Bの2種類の例を説明した。しかし、本実施形態の光ファイバ整列用工具10では、3種類以上の互いに異なる直径の光ファイバ1を使用することもできる。例えば、第1の直径とも第2の直径とも異なる第3の直径の光ファイバ1についても、本実施形態の光ファイバ整列用工具10により所定のピッチ(250μm)で整列させることができる。
前述の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更・改良され得ると共に、本発明には、その等価物が含まれることは言うまでもない。
1 光ファイバ、1A 第1の光ファイバ、1B 第2の光ファイバ、
6 ファイバホルダ、7 V溝、8 蓋部、9 ホルダ本体、
10 光ファイバ整列用工具、11 本体部、12 ホルダ載置部、
13 位置合わせ部、16 ファイバ整列部、17 ファイバクランプ、
18 ファイバ整列溝、21 位置合わせ溝、22 突条、23 側壁、
24 凹部、25 壁部、26 湾曲面、27 湾曲面、
31 前側整列用カバー、32 クランプ用カバー、
33 後側整列用カバー、34 クランプ部、36 前側識別部、
37 クランプ側識別部、38 後側識別部
6 ファイバホルダ、7 V溝、8 蓋部、9 ホルダ本体、
10 光ファイバ整列用工具、11 本体部、12 ホルダ載置部、
13 位置合わせ部、16 ファイバ整列部、17 ファイバクランプ、
18 ファイバ整列溝、21 位置合わせ溝、22 突条、23 側壁、
24 凹部、25 壁部、26 湾曲面、27 湾曲面、
31 前側整列用カバー、32 クランプ用カバー、
33 後側整列用カバー、34 クランプ部、36 前側識別部、
37 クランプ側識別部、38 後側識別部
Claims (15)
- 第1の直径を備える第1の光ファイバを所定のピッチで整列させる複数のV溝を備えるファイバホルダを着脱可能なホルダ載置部と、
前記所定のピッチで整列させた際の前記第1の光ファイバの端部側に設けられ、前記第1の直径よりも小さい第2の直径を備える第2の光ファイバを前記所定のピッチで整列させる複数の位置合わせ溝を備える位置合わせ部と
を有することを特徴とする光ファイバ整列用工具。 - 請求項1に記載の光ファイバ整列用工具であって、
前記位置合わせ部の前記位置合わせ溝は、前記ホルダ載置部に載置された前記ファイバホルダの前記V溝よりも低い位置に設けられている
ことを特徴とする光ファイバ整列用工具。 - 請求項1又は2に記載の光ファイバ整列用工具であって、
前記ホルダ載置部と前記位置合わせ部との間に壁部が形成されており、
前記壁部は、前記ファイバホルダの側から差し込まれる前記第2の光ファイバを、前記位置合わせ溝の上側に誘導する
ことを特徴とする光ファイバ整列用工具。 - 請求項3に記載の光ファイバ整列用工具であって、
前記壁部の上縁の前記ファイバホルダの側には、湾曲面が形成されている
ことを特徴とする光ファイバ整列用工具。 - 請求項3に記載の光ファイバ整列用工具であって、
前記壁部の上縁の高さは、前記複数の位置合わせ溝の間に形成された突条の上縁の高さ以上である
ことを特徴とする光ファイバ整列用工具。 - 請求項3に記載の光ファイバ整列用工具であって、
前記壁部の上縁は、前記ホルダ載置部に載置された前記ファイバホルダの前記V溝よりも低い位置に設けられている
ことを特徴とする光ファイバ整列用工具。 - 請求項1又は2に記載の光ファイバ整列用工具であって、
前記複数の位置合わせ溝の間には、突条が形成されており、
前記突条の高さは、前記第2の直径の半分以下である
ことを特徴とする光ファイバ整列用工具。 - 請求項1又は2に記載の光ファイバ整列用工具であって、
前記位置合わせ部の上面には、凹部が形成されている
ことを特徴とする光ファイバ整列用工具。 - 請求項8に記載の光ファイバ整列用工具であって、
前記位置合わせ部の前記位置合わせ溝に前記第2の光ファイバを載置したとき、前記第2の光ファイバの上縁は、前記凹部の底面よりも高い
ことを特徴とする光ファイバ整列用工具。 - 請求項8に記載の光ファイバ整列用工具であって、
前記第2の光ファイバを前記位置合わせ部との間でクランプするクランプ部を備える開閉可能なクランプ用カバーを有し、
前記クランプ用カバーを閉じたとき、前記クランプ部が前記凹部に配置される
ことを特徴とする光ファイバ整列用工具。 - 請求項1又は2に記載の光ファイバ整列用工具であって、
前記第2の光ファイバを前記位置合わせ部の上で整列させる開閉可能な整列用カバーを有する
ことを特徴とする光ファイバ整列用工具。 - 請求項11に記載の光ファイバ整列用工具であって、
前記整列用カバーを閉じたとき、前記整列用カバーと前記位置合わせ部との間に、前記第1の直径より広く、前記第2の直径の2倍より狭い隙間が形成されている
ことを特徴とする光ファイバ整列用工具。 - 請求項11に記載の光ファイバ整列用工具であって、
前記整列用カバーには、前記第1の光ファイバ又は前記第2の光ファイバの順序を示す識別部が形成されている
ことを特徴とする光ファイバ整列用工具。 - 請求項1又は2に記載の光ファイバ整列用工具であって、
前記第2の光ファイバを前記位置合わせ部の上で整列させる開閉可能な整列用カバーと、
前記第2の光ファイバを前記位置合わせ部との間でクランプする開閉可能なクランプ用カバーと
を有し、
前記整列用カバーは、前記クランプ用カバーよりも前記ホルダ載置部の側に配置されている
ことを特徴とする光ファイバ整列用工具。 - 光ファイバ整列用工具を使用して光ファイバをファイバホルダへセットする、光ファイバのファイバホルダへのセット方法であって、
前記光ファイバ整列用工具は、
第1の直径を備える第1の光ファイバを所定のピッチで整列させる複数のV溝を備えるファイバホルダを着脱可能なホルダ載置部と、
前記所定のピッチで整列させた際の前記第1の光ファイバの端部側に設けられ、前記第1の直径よりも小さい第2の直径を備える第2の光ファイバを前記所定のピッチで整列させる複数の位置合わせ溝を備える位置合わせ部と
を有し、
前記位置合わせ部の前記複数の位置合わせ溝に前記第2の光ファイバをそれぞれ載置すること、
前記位置合わせ部の前記複数の位置合わせ溝にそれぞれ載置された前記第2の光ファイバを、前記ホルダ載置部に載置した前記ファイバホルダの前記複数のV溝にそれぞれ載置すること
を特徴とする光ファイバのファイバホルダへのセット方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019044182A JP2020148834A (ja) | 2019-03-11 | 2019-03-11 | 光ファイバ整列用工具及び光ファイバのファイバホルダへのセット方法 |
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JP2019044182A JP2020148834A (ja) | 2019-03-11 | 2019-03-11 | 光ファイバ整列用工具及び光ファイバのファイバホルダへのセット方法 |
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ID=72429476
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Country | Link |
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JP (1) | JP2020148834A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022191249A1 (ja) * | 2021-03-10 | 2022-09-15 | 住友電工オプティフロンティア株式会社 | 光ファイバホルダおよび光ファイバ心線の接続方法 |
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2019
- 2019-03-11 JP JP2019044182A patent/JP2020148834A/ja active Pending
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WO2022191249A1 (ja) * | 2021-03-10 | 2022-09-15 | 住友電工オプティフロンティア株式会社 | 光ファイバホルダおよび光ファイバ心線の接続方法 |
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