JP4971412B2 - プラグ電気コネクタ - Google Patents

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    • H01R25/006Coupling parts adapted for simultaneous co-operation with two or more identical counterparts, e.g. for distributing energy to two or more circuits the coupling part being secured to apparatus or structure, e.g. duplex wall receptacle

Description

本発明は、相手方たるレセプタクルコネクタとの嵌合時に互いにロックするロック部を有する弾性腕部がハウジングに設けられているプラグ電気コネクタに関する。
この種のプラグコネクタとしては、特許文献1に開示されているコネクタが知られている。このプラグコネクタは、相手方たるレセプタクルコネクタへの嵌合方向に対し直角方向にケーブルが延出するように結線されている。該プラグコネクタは、上記ケーブルの両側に位置するハウジングの側面からレセプタクルコネクタとの嵌合方向に延びる弾性腕部を有している。該弾性腕部は、突起状のロック部を有していると共に、操作力を受けて上記ハウジングの側面の方へ弾性撓み可能となっている。
かかる特許文献1のプラグコネクタは、レセプタクルコネクタとの嵌合時には、該プラグコネクタを嵌合方向へ圧すると、上記ロック部がレセプタクルコネクタの対応ロック部に当接して反力を受け、該反力によって上記弾性腕部が弾性変形を生じて、さらなる嵌合方向での移動が可能となり、該ロック部が対応ロック部を乗り越える位置まで移動すると上記弾性変形が解除されて、対応ロック部とのロックがなされる。クリック感を得られてロックされたことを確認できる。レセプタクルコネクタからの抜出時には、上記弾性腕部に操作力を加えて、該弾性腕部を弾性変形させて、ロック部と対応ロック部とのロックを解除して、その状態のままプラグコネクタを抜出する。
特開2006−269141
特許文献1のプラグコネクタをレセプタクルコネクタへ嵌合する際、弾性腕部がロック部にて対応ロック部からの反力によって弾性撓み変形し、ロック部が対応ロック部を越えた瞬間に自動的に弾性撓みが急激に解除されるので、ロックされたことを確認できるクリック感を得る。
しかし、操作者は、弾性腕部の部位でプラグコネクタを摘んだ状態で嵌合操作をすることがある。すなわち、ロックがなされる前後で弾性腕部は操作力が加えられていて弾性撓み変形した状態となっている。したがって、ロック部が対応ロック部を越えた瞬間でも、操作力によって弾性腕部は弾性撓み変形している状態にあり、上記瞬間を過ぎてロックされたであろうことを操作者が確認してから操作力が解除される。しかも、その解除は、操作者が弾性腕部に触れることなく該弾性腕部が対応ロック部からの反力のみで弾性撓み変形している状態から自由状態へロック解除される正規の動作の場合に比し、ロック解除は急激とは言えない。したがって、上記ロックがなされた瞬間にクリック感を得られず、しかもクリック感が得られても十分とは言えない。
本発明は、コネクタの嵌合時に十分なクリック感を得られるプラグ電気コネクタを提供することを課題とする。
本発明に係るプラグ電気コネクタは、相手方たるレセプタクルコネクタへ嵌合されるプラグコネクタであって、該プラグコネクタのハウジングが嵌合方向に延び互いに対向する面をなす正面部と背面部とを有し、該ハウジングは該正面部の後部からレセプタクルコネクタに向けた前方へ延びて前端を自由端とする弾性腕部を有し、該弾性腕部にレセプタクルコネクタと係止するためのロック部が設けられ、上記弾性腕部と背面部に形成された被圧部とを挟圧する操作力を加えて該弾性腕部を背面部側に向けて弾性変形させて上記ロック部のレセプタクルコネクタとのロックを解除する。
かかるプラグコネクタにおいて、本発明では、弾性腕部は前方へ向けて該正面部から離れるように傾く斜面部を有し、該斜面部の前部が上記操作力を受ける被操作部を形成し、ハウジングは、前後方向で上記正面部の後部で上記弾性腕部の両側に位置する部分に該正面部から該弾性腕部の弾性変形方向に突出する正面突部が設けられており、該正面突部の突出頂部は前後方向で該正面突部と同位置での斜面部と比し同一位置もしくは突出して位置しており、弾性腕部の被操作部は、正面突部の突出方向で、該正面突部の突出頂部と比し同一位置もしくは突出した位置にあることを特徴としている。
プラグコネクタをレセプタクルコネクタへ嵌合操作する際に、該プラグコネクタを指で摘み易い部位は、嵌合方向とは反対側の後部、すなわち、操作者側に近く位置していて良く見える部位である。本発明のプラグコネクタでは、レセプタクルコネクタとのロックを解除するために用いられる斜面部が形成されている弾性腕部を有している該プラグコネクタの正面部の後部には、該弾性腕部の両側に正面突部が設けられている。そして、その正面突部の突出頂部は前後方向で同一位置の上記斜面部と比し同一位置もしくは突出して位置している。したがって、操作者は、嵌合操作の際に、正面部と背面部のそれぞれの後部を指で摘んでも、正面突部を圧するだけで、弾性腕部の斜面部を圧することはない。すなわち、弾性腕部は弾性変形しないまま嵌合操作され、ロック部が相手コネクタたるレセプタクルコネクタの対応部に当接して初めてその反力により弾性変形し、ロック部が上記対応部を乗り越えそして通過した瞬間に弾性変形が解除される。その際も、弾性腕部は指で圧せられていないので、この弾性変形の解除は急激になされる。その結果、操作者は、十分なクリック感が得られる。
上記プラグコネクタをレセプタクルコネクタから抜出する際には、弾性腕部を指で圧して弾性変形させ、ロックを解除させねばならない。抜出時には、操作者は、抜出することを十分に意識している訳であるから、前後方向で、最も摘み易い部位である後部を摘む必要はない。弾性腕部は前部に被操作部が形成されており、その側方には上記正面突部は存在していないので、操作者はこの被操作部と背面部とでプラグコネクタを容易に摘むことができ、その力で弾性腕部を弾性変形させてロック解除したまま抜出がなされる。
また、弾性腕部の被操作部は、正面突部の突出方向で、該正面突部の突出頂部と比し同一位置もしくは突出した位置にあり、前後方向で上記被操作部に対応する位置では該被操作部の側方に正面突部が存在していないので、該被操作部がどの位突出しているかは然程問題とならないが、突出量が大きい方が操作し易いことは確かであり、正面突部の突出頂部と比し同一位置もしくはそれよりも突出していることが、さらに操作し易くする。
本発明において、ハウジングは背面部の後部に該背面部から突出する背面突部が設けられ、該背面突部に被圧部が形成されていることが好ましい。上記背面突部を設けることにより、指でプラグコネクタを摘むときに、背面部でも指が該背面部を圧する位置が該背面突部に定まるようになり、操作位置が、そして操作自体が安定し容易となる。その際、上記背面突部は前後方向で正面突部と重複範囲をもつ位置に設けられていることが好ましい。こうすることで正面突部と背面突部は前後方向でほぼ同じ位置でコネクタ嵌合の際の摘み操作が行われることとなり、操作し易くなる。
本発明において、正面突部は、突出頂部を有する部分が弾性腕部に向けて折曲形成されていることが好ましい。このように折曲形成することで、正面突部の突出頂部は、弾性腕部に対してきわめて近い位置まで及ぶこととなり、嵌合操作時に上記突出頂部を指で強く圧しても、指の表面が両側の突出頂部の間から入り込んで弾性腕部を圧してしまうという可能性が低くなる。
さらに、本発明では、正面突部と背面突部の後面に、プラグコネクタをレセプタクルコネクタに嵌合させる際に、前方へ向けた押込み力を受ける押込み面が形成されていることが好ましい。上記押込み面が形成されていると、嵌合操作時のレセプタクルコネクタに対する前方への押込み力が加え易いと共に、他部を押さずに、最も効果的な位置での押込み力の印加を可能とする。
本発明は、以上のごとく、プラグコネクタを相手方たるレセプタクルコネクタへの嵌合の際に、前後方向で、該プラグコネクタを最も摘み易い部位をなすハウジングの後部に、弾性腕部の両側で該弾性腕部の後部よりも突出する正面突部を設けたので、嵌合時に該ハウジングを正面部と背面部とで摘んでも、上記正面突部を圧するだけで弾性腕部は力を受けずに弾性変形しないまま嵌合が進んで、ロック部が対応ロック部と当接するときに、ロック部が対応ロック部から反力を受けて弾性変形し、ロック部が対応ロック部を越えた直後に、自ずと弾性変形が急激に解除され、確実かつ十分なクリック感を得るようになる。
本発明の一実施形態のプラグコネクタとレセプタクルコネクタの正面側かつ後面側から見た斜視図である。 図1のプラグコネクタの背面側かつ前面側から見た斜視図である。 図1の両コネクタの断面図である。
以下、添付図面にもとづき、本発明の一実施形態を説明する。
図1は本実施形態のプラグコネクタ10とこれの相手方であるレセプタクルコネクタ40の嵌合前における正面側かつ後面側(上面側)から見た斜視図、図2は図1のプラグコネクタ10の背面側かつ前面側(下面側)から見た斜視図、図3は図1の嵌合前の両コネクタ10,40の図1におけるIII−III線断面図であり、プラグコネクタ10に関してはケーブル付き端子を省略して示してある。なお、図において嵌合方向たる下方を前方とし、上方を後方としている。
図において、プラグコネクタ10は、ケーブルCが結線された端子11が、ハウジング20の後面に開口し前方へ向け延びる端子孔21へ挿着されている。本実施形態では、二つの端子孔21が形成されていて、それぞれの端子孔21へ上記端子11が挿着されていて、ケーブルCは後方(上方)へ延出している。
ハウジング20は電気絶縁材料で作られており、外形が略直方体で一部に凸状部分を有する形をなしている。該ハウジング20は、図3に見られるように、後方に開口し前壁(底壁)近傍まで延びる端子孔21の背面部側(図3にて右側)に、一部をU字状に切り込んで、前方へ延びるランス22が設けられていて、該ランス22がその先端22Aで端子11の一部に係止して該端子11(図3では端子11の図示を省略)の抜けを防止している(図2参照)。
ハウジング20は上記背面部側とは反対側の正面部側に、正面部の後部に基部を有し前方へ延びる弾性腕部23が設けられている。該弾性腕部23は、内面24(図3にて右側面)がほぼ垂直に延び、外面(図3にて左側面)が前方へ向うにつれて次第に左方へ突出量を大きくして延びる斜面部25を形成している。該弾性腕部23は、図1に見られるように、後端から前端近くにわたり、幅方向中央部分が内外面に貫通するようにくり抜き部23Aが形成されていて、全長にわたる弾性撓みし易くなっている。前端部は、くり抜かれておらず、斜面部25に平坦面をなし被操作部25Aを形成している。
上記弾性腕部23は、その両側面の背面部寄り縁部に後端から前端まで延びる突条部26が設けられていて、その前端外面側に鉤状のロック部26Aを有している。
さらに、上記ハウジング20は、上記弾性腕部23の後端における基部の両側位置から正面方向(図1にて左下方向)へ突出する突出腕部27が設けられている。該突出腕部27は剛性が高く作られており、突出方向(図3にて左方)先端側が上記弾性腕部23の方へ向けL字状に屈曲形成されている(図1,2参照)。この先端側の部分は、プラグコネクタ10の嵌合操作のときに該プラグコネクタ10を摘むための一方の部分となる正面突部28を形成している。この正面突部28の最も突出して位置する面である突出頂部28Aは、プラグコネクタを摘むときに一方の指で圧せられる面として機能する。この機能を確保するために、該突出頂部28Aは、前後方向において該突出頂部28Aに対応する上記弾性腕部23の斜面部25の部分25Bよりも、図3において左方に突出して位置している。上記弾性腕部23の両側に位置する上記突出頂部28Aが弾性腕部23の側面と対向する面は、該弾性腕部23との間に間隙を形成して該弾性腕部23といかなる場合でも非接触であることが前提で、なるべく該弾性腕部23に近く位置していることが好ましい。
弾性腕部23の斜面部25の前端部に形成された被操作部25A(この被操作部25Aでは、それより後方の部分よりも傾斜が緩くなっている)は、前後方向で上記突出頂部28Aより前方に位置し、図3にて左右方向では、該突出頂部28Aとほぼ同じ位置にあるが、若干左方へ突出して位置することとしてもよい。
上記正面突部28を形成する突出腕部27は、後面(図にて上面)が平坦な面を形成しており、コネクタ嵌合時に該プラグコネクタ10を嵌合方向たる前方へ押すための押込み面29の部分29Aを形成している。
上記ハウジング20は、その背面側に、前後に延び側方へ向けた張出部30を有している。該張出部30はその上面が上記押込み面29の他の部分29Bを形成している。また、上記ハウジング20は、背面側の壁部に、図2から明らかなように、ランス22を形成するための切欠き溝部30Aが形成され、また後述する相手方たるレセプタクルコネクタ40の板状の端子48の接触部48Aが進入することを許容する端子溝30Bが上記ランスのための切欠き溝部30Aと連通しかつ下方に開放されて形成されていて、背面側の壁部の強度が低下する可能性がある(図2参照)ので、上記張出部30はハウジングのこの背面側の壁部の強度確保の意味もある。
さらに、上記ハウジング20は、背面後部にて突出する背面突部31を有している。この背面突部31は、プラグコネクタ10のレセプタクルコネクタ40への嵌合の際に操作者の指で摘まれる際に、一方の指で圧せられる既述の正面突部28の突出頂部28Aと協働して、プラグコネクタ10を摘む際に、他方の指により圧せられる面をなす被圧部31Aを有している(図2参照)。この背面突部31は、その上面が上記張出部30の上面と連続した同一レベル面をなしていて、張出部30の上面と同様に押込み面29のさらに他の部分29Cを形成している(図1参照)。上記背面突部31は、前後方向で正面突部28と同一位置であることが好ましいがこれに限定されるものではなく、同方向で正面突部28と重複範囲をもって形成されていればよい。
これに対し、上記プラグコネクタ10が嵌合されるレセプタクルコネクタ40は、該プラグコネクタ10のための受入凹部42を形成するハウジング41と、該ハウジング41に保持された後述の端子48とを有している。
上記ハウジング41は、電気絶縁材料で作られており、上記受入凹部42へプラグコネクタ10が嵌合されたときに、正面側では突出腕部27と弾性腕部23の前端部たる被操作部25Aが、そして背面側では背面突部31の被圧部31Aが、それぞれ上記ハウジング41外に位置するように形成されている。
ハウジング41の受入凹部42は開口部43を経て正面側に開口されており、該開口部43は後方(上方)にも開口されている。上記ハウジング41は、正面側で、プラグコネクタ10の突出腕部27に相当する域が階段状に上面が低く形成されており、第一段部44とそれより低い第二段部45を有している。第一段部44の段差は、上記突出腕部27の前後方向寸法とほぼ等しく、該突出腕部27の基部側を収めるようになっている。第一段部44よりも低い第二段部45は、上記突出腕部27の先端側である正面突部28との間に間隔をもって位置し、この間隔の存在により、上記正面突部28の面である突出頂部28Aの指での押圧に支障をきたすことなく押圧を容易としている。
前後方向で第二段部45に相当する位置で、上記開口部43の対向内面には互いに近づくロック腕部46が設けられ、図3に見られるように、該ロック腕部46の後面(上面)そして前面(下面)が共に上記開口部43の内方そして下方を向くように傾斜していて、プラグコネクタ10がレセプタクルコネクタ40へ嵌合される際に、後面で該プラグコネクタ10のロック部26Aを案内し、嵌合直後に前面で該ロック部26Aと確実に係止するようになっている。嵌合完了時には、プラグコネクタ10の弾性腕部23の前部に形成された被操作部25Aが上記ロック腕部46の前方(下方)に位置して、レセプタクルコネクタ40の正面よりも大きく突出する。
上記レセプタクルコネクタ40のハウジング41の背面側壁には後方に開放された凹部47が形成されていて、プラグコネクタ10の嵌合時には、前後方向でプラグコネクタ10の背面突部31を受け入れ、かつ該背面突部31が背面側で大きく突出するようになっている。
上記ハウジング41は端子48を保持している。該端子48は、金属板を打ち抜いて作られていて、ハウジング41の受入凹部42内で平板状をなす接触部48Aと、ハウジング41の底面から突出し横方向に屈曲され基板への接続部48Bとを有している(図3参照)。上記接触部48Aはプラグコネクタ10の端子溝30Bへ進入して該プラグコネクタ10の弾性を有する端子11と接触する。また、ハウジング41の側壁には前後方向に貫通した孔50が形成されており、この孔50には実装金具49が設けられていて、基板に半田実装されるようになっている。
次に、かかる本実施形態のプラグコネクタについての使用要領そして動作原理を説明する。
(1)先ず、ケーブル付端子が挿着されたプラグコネクタ10を、すでに回路基板(図示せず)に取り付けられたレセプタクルコネクタ40の上方位置へ、図1そして図3に見られるようにもたらす。しかる後、そのまま上記プラグコネクタ10を降下させ、上記レセプタクルコネクタ40の受入凹部42への嵌合を開始させる。その際、嵌合操作する操作者は二つの指で上記プラグコネクタ10を摘むこととなるが、一方の指は正面突部28の突出頂部28Aの面、そして他方の指が背面突部31の被圧部31Aの面に掛けられて、両面間で挟圧される。上記正面突部28は、背面突部31と同様に、プラグコネクタ10の最後部すなわち最上位にあり操作者にとって最も見易く摘み易い位置にある。したがって、操作者はコネクタの嵌合操作に際して、正面突部28と背面突部31とを摘むこととなり、正面部側では操作者の一方の指は、弾性腕部23に触れることなく正面突部28に指を掛けるようになる。仮に、操作者の指が該正面突部28と同時に弾性腕部23にも触れることがあっても、指は正面突部28の突出頂部28Aに規制されて該弾性腕部23にはほとんど押圧力をもたらすことなく、作用せず、該弾性腕部23は弾性変形せずに、原形の自由状態を維持する。
(2)かかる状態で、プラグコネクタ10は、そのロック部26Aがレセプタクルコネクタ40のロック腕部46に当接するまで、難なく受入凹部42内へ進入する。
(3)上記プラグコネクタ10のロック部26Aがレセプタクルコネクタ40のロック腕部46に当接するまでは、操作者の指は弾性腕部23に触れておらず、仮に正面突部28と共に触れていても、該弾性腕部23は上述の理由で押圧力を受けていないので、何ら弾性変形していない。この当接後、操作者は指でプラグコネクタ10の後面となる押込み面29へ前方(下方)に向け押込み力を加える。この押込み力を受けると、プラグコネクタ10の弾性腕部23は、上記ロック腕部46からの反力を受けて初めて背面部方向へ弾性撓み変形を生じ、ロック部26Aが上記ロック腕部46を乗り越えて該ロック腕部46を通過する。ロック部26Aがロック腕部46を通過した瞬間に、上記ロック腕部46からの反力がなくなるので、上記弾性腕部23は急激に原形へ向けその弾性変形量を減じ、突条部26がロック腕部46に衝突するので、操作者はここでロックが確実に行われたことを示すクリック感を得る。かくして、プラグコネクタ10とレセプタクルコネクタ40とがロックされて抜けが防止される。
(4)次に、操作者がプラグコネクタ10をレセプタクルコネクタ40から抜出したいときには、操作者の一方の指は正面突部28の前方に位置する弾性腕部23の被操作部25Aに、そして他方の指は背面突部31の被圧部31Aにそれぞれ掛けられる。操作者はプラグコネクタ10の抜出を意識して行う訳であるから、上記被操作部25Aが前後方向で被圧部31Aとずれた位置にあっても、然程離れていないので、確実にこの被操作部25Aを捕らえることができる。そして、被操作部25Aと被圧部31Aとでプラグコネクタ10を摘んで、上記被操作部25Aを押して弾性腕部23を弾性撓み変形させてロックを解除し、そのままプラグコネクタ10を後方へもち上げて抜出する。
10 プラグコネクタ 28 正面突部
20 ハウジング 28A 突出頂部
23 弾性腕部 29 押込み面
25 斜面部 31 背面突部
25A 被操作部 31A 被圧部

Claims (5)

  1. 相手方たるレセプタクルコネクタへ嵌合されるプラグコネクタであって、該プラグコネクタのハウジングが嵌合方向に延び互いに対向する面をなす正面部と背面部とを有し、該ハウジングは該正面部の後部からレセプタクルコネクタに向けた前方へ延びて前端を自由端とする弾性腕部を有し、該弾性腕部にレセプタクルコネクタと係止するためのロック部が設けられ、上記弾性腕部と背面部に形成された被圧部とを挟圧する操作力を加えて該弾性腕部を背面部側に向けて弾性変形させて上記ロック部のレセプタクルコネクタとのロックを解除するプラグコネクタにおいて、
    弾性腕部は前方へ向けて該正面部から離れるように傾く斜面部を有し、該斜面部の前部が上記操作力を受ける被操作部を形成し、ハウジングは、前後方向で上記正面部の後部で上記弾性腕部の両側に位置する部分に該正面部から該弾性腕部の弾性変形方向に突出する正面突部が設けられており、該正面突部の突出頂部は前後方向で該正面突部と同位置での斜面部と比し同一位置もしくは突出して位置しており、弾性腕部の被操作部は、正面突部の突出方向で、該正面突部の突出頂部と比し同一位置もしくは突出した位置にあることを特徴とするプラグ電気コネクタ。
  2. ハウジングは背面部の後部に該背面部から突出する背面突部が設けられ、該背面突部に被圧部が形成されていることとする請求項1に記載のプラグ電気コネクタ。
  3. 背面突部は前後方向で正面突部と重複範囲をもつ位置に設けられていることとする請求項に記載のプラグ電気コネクタ。
  4. 正面突部は、突出頂部を有する部分が弾性腕部に向けて折曲形成されていることとする請求項1又は請求項のうちの一つに記載のプラグ電気コネクタ。
  5. 正面突部と背面突部の後面に、プラグコネクタをレセプタクルコネクタに嵌合させる際に、前方へ向けた押込み力を受ける押込み面が形成されていることとする請求項1又は請求項に記載のプラグ電気コネクタ。
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