JP4968095B2 - エンジンの冷却装置及びエンジンの冷却装置におけるエア抜き方法 - Google Patents
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Description
図1は、実施の形態におけるエンジンの冷却装置を示す。
図1において、エンジン1は、シリンダヘッド2とシリンダブロック3とからなり、シリンダヘッド2にはウォータジャケット4が、シリンダブロック3にはウォータジャケット5が形成されている。
ウォータジャケット4の出口に一端が接続される第1戻し管7の他端と、ウォータジャケット5の出口に一端が接続される第2戻し管8の他端とが合流し、戻し管9の一端に接続される。
前記戻し管9の他端は、ラジエータ10の上方に設けられる入口に接続され、また、前記戻し管9の途中と、第1電制サーモスタット11とを接続するバイパス管12が設けられている。
前記第2電制サーモスタット14を閉じると、前記ウォータジャケット5の出口が遮断され、ウォータジャケット5内における冷却水の流れがせき止められ、ウォータジャケット5内に冷却水が滞留することになる。
前記電子制御ユニット21には、シリンダボア(シリンダブロック)の温度を検出するボア温センサ22、及び、冷却水の温度を検出する水温センサ23からの信号が入力される。
そして、前記電子制御ユニット21は、前記ボア温センサ22及び水温センサ23の検出結果に基づいて、前記第1電制サーモスタット11及び第2電制サーモスタット14を制御することで、冷却水及びシリンダボア(シリンダブロック)の温度調整を行う。
図2は、第1電制サーモスタット11によって冷却水がラジエータ10をバイパスして流れるようにし、かつ、第2電制サーモスタット14が閉じられた場合に、冷却水が循環する経路を示している。
前記注水開始の信号は、作業者が、前記携帯端末装置31に対してコマンドの打ち込みやモード選択などの操作を行うことで、電子制御ユニット21に対して送信されるようになっている。
図4のフローチャートに示すルーチンは、エンジンスイッチ(イグニッションスイッチ)24がオンされることで実行される。
一方、前記携帯端末装置31からの注水開始の信号が入力されている場合には、ステップS103へ進み、前記第2電制サーモスタット14を開状態に強制的に制御し、かつ、第1電制サーモスタット11を冷却水がラジエータ10を通過する状態に強制的に制御する。
尚、前記一定時間は、注水作業に必要とされる標準的な時間に余裕分を加算して予め設定される。
また、電子制御ユニット21に注入作業を行うことを指示するためのスイッチなどを設け、電子制御ユニット21に対して直接注水を指示することができる。
また、外部ユニットを携帯端末装置31に限定するものでもなく、例えば、ラジエータ10の注水口(注水キャップ)10aからの冷却水の排出と注水とを行う冷却水の交換装置などから注水開始を指示させることができる。
尚、図1のシステム図は、第1実施形態と第2実施形態とに共通的に用いるべく、携帯端末装置31が電子制御ユニット21に接続されると共に、前記注水口(注水キャップ)10aの開閉に応じて出力のオン・オフが切り替わる開放検知スイッチ41を備え、該開放検知スイッチ41の信号が電子制御ユニット21に入力されるようになっているが、第2実施形態では、携帯端末装置31の電子制御ユニット21に対する接続は不要であり、前記第1実施形態では、前記開放検知スイッチ41を備える必要はない。
尚、注水口はラジエータ10に備えられている必要はなく、例えば、シリンダヘッド2や冷却水の配管途中に備えられている場合であってもよく、前記開放検知スイッチ41は、ラジエータ10に注水口が設けられる場合に限らずに、注水口の開放を検知するものである。
前記注水口(注水キャップ)10aが開放されている場合には、ステップS203へ進み、前記第2電制サーモスタット14を開状態に強制的に制御し、かつ、第1電制サーモスタット11を冷却水がラジエータ10を通過する状態に強制的に制御する。
上記制御により、注水口(注水キャップ)10aから注がれた冷却水は、ラジエータ10の出口から第1電制サーモスタット11を通過してエンジン1のウォータジャケット4とウォータジャケット5内に入り、注水によって各ウォータジャケット4,5から追い出されるエアは、戻し管9,ラジエータ10内を介し、注水口(注水キャップ)10aから大気中に放出される。
上記第2実施形態では、注水作業のために注水口(注水キャップ)10aを開放すると、ウォータジャケット5内からエアを抜くことができるように、自動的に前記第2電制サーモスタット14が開状態に制御されるので、第1実施形態に比べて作業性が良く、例えば、車両のユーザーが冷却水の交換を行う場合でも、ウォータジャケット5内からエアを抜きながら注水できることになる。
尚、冷却水の注入を示す信号としては、上記注水口(注水キャップ)10aの開放信号の他、ウォータジャケット5やラジエータ10内の水位(液位)が閾値以下であることを示す信号、ラジエータ10のドレンコックの開放を示す信号、車両のボンネット(エンジンフード)が開いていることを示す信号などを用いることができ、また、これらの信号を複数組み合わせて、ラジエータ10への注水を判断させることができる。
Claims (6)
- シリンダヘッドのウォータジャケットと、シリンダブロックのウォータジャケットとを相互に独立に備えると共に、各ウォータジャケットとラジエータとを戻し管で接続しているエンジンの冷却装置において、
前記シリンダブロックのウォータジャケットと前記ラジエータとを接続している前記戻し管に介装された電制バルブと、
前記ラジエータへの冷却液の注入を示す信号が入力されると、前記電制バルブを強制的に開状態に制御する制御手段とを設け、
前記ラジエータへの冷却液の注入を示す信号が入力され、前記電制バルブが開状態のとき、前記シリンダブロックのウォータジャケットのエアが前記戻し管を介して前記ラジエータの注入口から放出され、
暖機中は前記電制バルブを閉状態にして前記シリンダブロックのウォータジャケットにおける流れをせき止めることを特徴とするエンジンの冷却装置。 - 前記制御手段を備えた制御ユニットに対し選択的に接続される外部ユニットに対して、注入作業を指示することによって、前記冷却液の注入を示す信号が前記外部ユニットから前記制御ユニットに対して送信されることを特徴とする請求項1記載のエンジンの冷却装置。
- 前記冷却液の注入を示す信号が注入の開始を示す信号であり、前記制御手段が、前記注入の開始を示す信号を入力したときに、その後一定時間だけ前記電制バルブを強制的に開状態に制御することを特徴とする請求項1又は2記載のエンジンの冷却装置。
- 冷却液の注入口の開放状態を検出するスイッチを備え、
前記制御手段が、前記スイッチからの注入口の開放状態を示す信号を、前記冷却液の注入を示す信号として入力することを特徴とする請求項1記載のエンジンの冷却装置。 - ラジエータを介して冷却液を循環させる状態と、前記ラジエータを迂回して冷却液を循環させる状態とに切り替える切替えバルブを設け、
前記制御手段によって前記電制バルブが強制的に開状態に制御されるときに、前記切替えバルブが、前記ラジエータを介して冷却液を循環させる状態に強制的に切り替えられ、
前記切替えバルブは、暖機中前記ラジエータをバイパスして冷却液を循環させる状態にすることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のエンジンの冷却装置。 - シリンダヘッドのウォータジャケットと、シリンダブロックのウォータジャケットとを相互に独立に備えると共に、各ウォータジャケットとラジエータとを戻し管で接続しているエンジンの冷却装置において、
前記シリンダブロックのウォータジャケットと前記ラジエータとを接続している前記戻し管に介装された電制バルブを設け、
前記ラジエータへの冷却液の注入を示す信号が入力されると、前記電制バルブを強制的に開状態に制御することと、
暖機中は前記電制バルブを閉状態にして前記シリンダブロックのウォータジャケットにおける流れをせき止めることとを有し、
前記ラジエータへの冷却液の注入を示す信号が入力され、前記電制バルブが開状態のとき、前記シリンダブロックのウォータジャケットのエアが前記戻し管を介して前記ラジエータの注入口から放出されることを特徴とするエンジンの冷却装置におけるエア抜き方法。
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