JP5641037B2 - 冷却装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンの冷却装置に関する。
従来、冷却水通路と、冷却水通路に設けられたウォータポンプおよびサーモスタットとを備える冷却装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。このサーモスタットは、感温部を加熱するヒータを有しており、冷却水の温度にかかわらず強制的に開弁することが可能である。
特許文献1の冷却装置では、注水開始信号が入力された場合に、サーモスタットのヒータに対して通電を行うことにより、サーモスタットを強制的に開弁してエア抜きを行うように構成されている。
特開2009−185744号公報
しかしながら、特許文献1に開示された従来の冷却装置では、作業員による冷却水の注入作業が中断された場合に、サーモスタットに冷却水が供給されていない状態でヒータに対する通電が継続される可能性がある。この場合には、サーモスタットが過加熱されるため、サーモスタットが故障することが考えられる。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、サーモスタットが故障するのを抑制することが可能な冷却装置を提供することである。
本発明による冷却装置は、冷却水通路と、冷却水通路内の冷却水を循環させるウォータポンプと、感温部を加熱するヒータを含むサーモスタットとを備える。そして、冷却装置は、冷却水通路への冷却水の注入作業時に、ウォータポンプが駆動されるとともに、ヒータが第1通電量で通電されたときに、ウォータポンプが空転する場合に、ヒータへの通電を停止するように構成されている。
このように構成することによって、作業員による冷却水の注入作業が中断されることにより、サーモスタットに冷却水が供給されていない場合に、ヒータへの通電が停止されるので、サーモスタットが過加熱されるのを抑制することができる。したがって、サーモスタットが故障するのを抑制することができる。
上記冷却装置において、冷却水通路への冷却水の注入作業時に、ウォータポンプが駆動されるとともに、ヒータが第1通電量で通電されたときに、ウォータポンプが空転する場合に、冷却水通路内の冷却水が不足している旨の警告を行うように構成されていてもよい。
このように構成すれば、冷却水の不足を作業員に知らせることができる。
上記冷却装置において、冷却水通路への冷却水の注入作業時に、ウォータポンプが駆動されるとともに、ヒータが第1通電量で通電されたときに、ウォータポンプが空転していない場合に、ヒータに対して第1通電量よりも大きい第2通電量で通電し、冷却水通路内の冷却水からエアを抜くエア抜き制御を行うように構成されていてもよい。
このように構成すれば、作業員による冷却水の注入作業が適切に行われていた場合に、エア抜きを行うことができる。
本発明の冷却装置によれば、サーモスタットが故障するのを抑制することができる。
本発明の一実施形態による冷却装置を示した回路図である。 図1の冷却装置の電気的構成を示したブロック図である。 本発明の一実施形態による冷却装置における冷間時の冷却水の循環動作を説明するための図である。 本発明の一実施形態による冷却装置における完全暖機時の冷却水の循環動作を説明するための図である。 本発明の一実施形態による冷却装置における冷却水の注入作業時の動作を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
まず、図1および図2を参照して、本発明の一実施形態による冷却装置100の構成について説明する。
冷却装置100は、図1に示すように、冷却水通路1と、冷却水通路1内において冷却水を循環させる電動ウォータポンプ2と、冷却水通路1内において循環する冷却水を冷却するラジエータ3と、冷却水通路1の経路上に配置されたサーモスタット4およびヒータコア5とを備えている。この冷却装置100は、冷却水通路1内を循環する冷却水によりエンジン(内燃機関)150を冷却するように構成されている。
エンジン150は、車両に搭載されるガソリンエンジンまたはディーゼルエンジンなどであり、シリンダヘッド151およびシリンダブロック152を含んでいる。シリンダヘッド151の内部には、シリンダヘッド151を冷却するためのヘッド側ウォータジャケット(ヘッド内冷却水通路)151aが形成され、シリンダブロック152の内部には、シリンダブロック152を冷却するためのブロック側ウォータジャケット(ブロック内冷却水通路)152aが形成されている。なお、本実施形態によるエンジン150では、ヘッド側ウォータジャケット151aとブロック側ウォータジャケット152aとが連通されている。
冷却水通路1は、電動ウォータポンプ2とエンジン150とを接続する通路11と、エンジン150とラジエータ3とを接続する通路12と、ラジエータ3とサーモスタット4とを接続する通路13と、サーモスタット4と電動ウォータポンプ2とを接続する通路14とを含んでいる。また、冷却水通路1は、エンジン150とヒータコア5とを接続する通路15と、ヒータコア5とサーモスタット4とを接続する通路16とを含んでいる。
具体的には、通路11は、電動ウォータポンプ2の吐出口とエンジン150(ブロック側ウォータジャケット152a)の流入口とを接続している。通路12は、エンジン150(ヘッド側ウォータジャケット151a)の流出口とラジエータ3のアッパタンク32とを接続している。通路13は、ラジエータ3のロアタンク31とサーモスタット4の流入口の一方とを接続している。通路14は、サーモスタット4の流出口と電動ウォータポンプ2の吸入口とを接続している。通路15は、エンジン150(ヘッド側ウォータジャケット151a)の流出口とヒータコア5の流入口とを接続している。通路16は、ヒータコア5の流出口とサーモスタット4の流入口の他方とを接続している。
電動ウォータポンプ2は、冷却水を循環させるための水流を発生させる機能を有する。この電動ウォータポンプ2は、バッテリ(図示省略)からの電力によって駆動されるモータ(図示省略)を有しており、そのモータの回転数を制御することにより吐出流量(吐出圧)を可変に設定することが可能である。なお、電動ウォータポンプ2は、ECU6(図2参照)により制御されており、エンジン150の運転状態などに応じて吐出流量が制御される。
ラジエータ3は、たとえばダウンフロータイプであり、ロアタンク31と、アッパタンク32と、ロアタンク31およびアッパタンク32の間に配置されたラジエータコア33とを含んでいる。このラジエータ3は、アッパタンク32に回収された冷却水がロアタンク31に向けてラジエータコア33の内部を流下する際に、その冷却水と外気との間で熱交換を行うことにより、冷却水の熱を外気に放出するように構成されている。
また、ラジエータ3のアッパタンク32には、ラジエータキャップ34が着脱可能に装着されている。ラジエータキャップ34は、冷却水通路1の内圧を大気圧以上に維持することにより冷却水の沸点を高くしてラジエータコア33での熱交換効率を高める機能を有している。なお、ラジエータキャップ34は、冷却水通路1への冷却水の注入作業時(冷却水の入れ替え時)にはアッパタンク32から取り外される。これにより、ラジエータ3の注水口(図示省略)が開放されて冷却水通路1が大気に連通する。
サーモスタット4は、たとえば、サーモワックス(感温部)の膨張・収縮によって作動する弁装置である。このサーモスタット4は、サーモワックスの内部に埋め込まれたヒータ41(図2参照)を有しており、そのヒータ41への通電により発生する熱によってワックス温度を制御することが可能である。すなわち、サーモスタット4では、ヒータ41への通電を制御することにより、開弁温度(開弁する際の冷却水の温度)を制御することが可能である。なお、ヒータ41への通電はECU6により制御されている。
そして、サーモスタット4は、冷却水の温度が低い場合に、閉弁することにより、ラジエータ3のロアタンク31と電動ウォータポンプ2との間を遮断するように構成されている。また、サーモスタット4は、冷却水の温度が高い場合に、開弁することにより、ラジエータ3のロアタンク31と電動ウォータポンプ2との間を連通するように構成されている。
ヒータコア5は、冷却水の熱を利用して車室内を暖房するために設けられており、エアコンディショナの送風ダクトに臨んで配置されている。つまり、車室内の暖房時(ヒータオン時)には、送風ダクト内を流れる空調風がヒータコア5を通過して温風となり車室内に供給される一方、それ以外(たとえば冷房時)のとき(ヒータオフ時)には、空調風がヒータコア5をバイパスするようになっている。
また、冷却装置100は、図2に示すように、冷却装置100を制御するECU6を備えている。このECU6は、CPU61と、ROM62と、RAM63と、バックアップRAM64と、入出力インターフェース65とを含んでいる。
CPU61は、ROM62に記憶された各種制御プログラムやマップに基づいて演算処理を実行する機能を有する。ROM62には、各種制御プログラムや、それら各種制御プログラムを実行する際に参照されるマップなどが記憶されている。RAM63は、CPU61による演算結果や各センサの検出結果などを一時的に記憶するメモリである。バックアップRAM64は、エンジン150の停止時に保存すべきデータなどを記憶する不揮発性のメモリである。
入出力インターフェース65には、冷却水の温度を検出する水温センサ71および電動ウォータポンプ2の回転数を検出するWP回転数センサ72などが接続されており、各センサの検出結果が入力されている。水温センサ71は、エンジン150(ヘッド側ウォータジャケット151a)の流出口近傍に配置されている。WP回転数センサ72は、電動ウォータポンプ2の回転軸近傍に配置されている。
また、入出力インターフェース65には、サーモスタット4のヒータ41および電動ウォータポンプ2などが接続されている。そして、ECU6は、ヒータ41への通電量(デューティ比)を制御することにより、サーモスタット4の開弁温度を制御するように構成されている。また、ECU6は、エンジン150の運転状態などに応じて電動ウォータポンプ2の駆動を制御するように構成されている。
さらに、入出力インターフェース65には、各種情報を表示するメータ装置160が接続されるとともに、車両の故障情報などを読み出したりするための整備用ツール170が着脱可能に接続されている。この整備用ツール170は、冷却水の注入作業が行われた旨の信号をECU6に出力可能に構成されている。
ここで、冷却水通路1内の冷却水は定期的に交換することが推奨されており、冷却水の入れ替え後にはエア抜きを行う必要がある。そこで、通常時の冷却水の循環動作を説明した後に、冷却水の注入作業時の動作について詳細に説明する。なお、冷却水通路1内の冷却水の排出は、作業員がラジエータ3の下部に設けられたドレンボルト(図示省略)を取り外すとともに、ラジエータキャップ34を取り外すことにより行われる。このとき、エンジン150のシリンダブロック152に設けられたドレンボルト(図示省略)を取り外すようにしてもよい。また、冷却水通路1への冷却水の注入は、ラジエータキャップ34が取り外されることにより開放された注水口を介して行われる。
−冷却水の循環動作−
次に、図3および図4を参照して、本発明の一実施形態による冷却装置100における冷却水の循環動作について説明する。
[冷間時(暖機中)]
まず、図3に示すように、エンジン150の始動開始後においては、冷却水の温度が低いことにより、サーモスタット4が閉弁している。
そして、電動ウォータポンプ2が駆動されることにより、電動ウォータポンプ2、通路11、ブロック側ウォータジャケット152a、ヘッド側ウォータジャケット151a、通路15、ヒータコア5、通路16、サーモスタット4、通路14および電動ウォータポンプ2の順に冷却水が流される。
これにより、循環する冷却水がラジエータ3をバイパス(迂回)することから、冷却水がラジエータ3において冷却されないため、エンジン150の暖機が早期に完了される。
[完全暖機時(暖機完了後)]
そして、図4に示すように、冷却水の温度が高くなることにより、サーモスタット4が開弁する。
そして、電動ウォータポンプ2が駆動されていることにより、冷却水が上記した経路に加えて、電動ウォータポンプ2、通路11、ブロック側ウォータジャケット152a、ヘッド側ウォータジャケット151a、通路12、ラジエータ3、通路13、サーモスタット4、通路14および電動ウォータポンプ2の順に流される。すなわち、ヘッド側ウォータジャケット151aから流出された冷却水がラジエータ3へと分岐され、ラジエータ3を通過した冷却水がサーモスタット4で合流される。
このため、冷却水の一部がラジエータ3を流れるようになり、冷却水の熱が外気に放出される。
−冷却水の注入作業時の動作−
次に、図5を参照して、冷却装置100における冷却水の注入作業時の動作について説明する。なお、以下の各ステップはECU6(図2参照)により実行される。
まず、図5のステップS1において、冷却水通路1(図1参照)への冷却水の注入作業がされたか否かが判断される。なお、冷却水通路1への冷却水の注入作業がされたか否かは、たとえば、整備用ツール170(図2参照)から入力される信号に基づいて判断される。具体的には、冷却水の注入作業が行われた旨の信号が整備用ツール170から入力されている場合に、冷却水通路1への冷却水の注入作業がされたと判断される。そして、冷却水の注入作業がされたと判断された場合には、ステップS2に移る。その一方、冷却水の注入作業がされていないと判断された場合には、ステップS1が繰り返し行われる。
次に、ステップS2において、電動ウォータポンプ2(図2参照)が駆動される。なお、この電動ウォータポンプ2の駆動はエンジン150の運転状態にかかわらず行われる。
そして、ステップS3において、電動ウォータポンプ2が空転しているか否かが判断される。なお、この判定では、たとえば、WP回転数センサ72(図2参照)により検出された電動ウォータポンプ2の実回転数が、ECU6から出力される電動ウォータポンプ2の目標回転数よりも高い場合に、電動ウォータポンプ2が空転していると判断される。そして、電動ウォータポンプ2が空転していると判断された場合には、冷却水通路1内の冷却水が不足していると考えられるため、ステップS4に移る。その一方、電動ウォータポンプ2が空転していないと判断された場合には、冷却水通路1内に冷却水が満たされていると考えられるため、ステップS9に移る。
次に、ステップS4において、サーモスタット4のヒータ41(図2参照)に対して第1通電量で通電が行われる。これにより、冷却水の温度などにかかわらずサーモスタット4が強制的に開弁される。なお、このとき、サーモスタット4は第1開度で開弁される。また、第1通電量は、後述する第2通電量よりも小さい予め設定された値であり、第1開度は、たとえば、ラジエータ3に冷却水が注入されている場合にその冷却水を電動ウォータポンプ2に供給可能な程度の開度である。
次に、ステップS5において、所定の時間が経過したか否かが判断される。なお、所定の時間は、予め設定された時間であって、たとえば、電動ウォータポンプ2を駆動しながら、ラジエータ3の注水口を介して冷却水が注入された場合に、冷却水通路1内を冷却水で満たすことが可能な時間である。そして、所定の時間が経過していないと判断された場合には、ステップS5が繰り返し行われる。すなわち、ECU6は所定の時間が経過するまで待機する。そして、所定の時間が経過したと判断された場合には、ステップS6に移る。
次に、ステップS6において、電動ウォータポンプ2が空転しているか否かが判断される。なお、この判定は上記したステップS3と同様に行われる。そして、電動ウォータポンプ2が空転していると判断された場合には、冷却水通路1内の冷却水が不足していると考えられるため、ステップS7に移る。その一方、電動ウォータポンプ2が空転していないと判断された場合には、冷却水通路1内に冷却水が満たされていると考えられるため、ステップS9に移る。
次に、ステップS7において、サーモスタット4のヒータ41への通電が停止されるとともに、電動ウォータポンプ2の駆動が停止される。そして、ステップS8において、冷却水通路1内の冷却水が不足している旨の警告をメータ装置160(図2参照)に表示させる。その後、冷却水の注入作業時の動作が終了される。
また、電動ウォータポンプ2が空転していない場合(ステップS3でNoまたはステップS6でNo)には、ステップS9において、サーモスタット4のヒータ41に対して第2通電量で通電が行われる。これにより、冷却水の温度などにかかわらずサーモスタット4が強制的に開弁される。なお、このとき、サーモスタット4は第2開度で開弁される。また、第2通電量は、第1通電量よりも大きい予め設定された値であり、第2開度は、たとえば、サーモスタット4が完全に開く(全開する)開度である。
そして、ステップS10において、サーモスタット4が第2開度で開弁された状態でエア抜き制御が実行される。なお、このエア抜き制御は、たとえば、電動ウォータポンプ2の吐出流量を増減させることにより行われる。具体的には、エア抜き制御は、電動ウォータポンプ2を第1吐出流量で駆動することにより、流れやすい箇所に停滞したエアを流した後に、電動ウォータポンプ2を第1吐出流量よりも大きい第2吐出流量で駆動することにより、流れにくい箇所に停滞したエアを流すことによって行われる。その後、冷却水の注入作業時の動作が終了される。
−効果−
本実施形態では、上記のように、ヒータ41を第1通電量で通電し、所定の時間が経過した後に、電動ウォータポンプ2が空転している場合に、ヒータ41への通電を停止することによって、作業員による冷却水の注入作業が中断されることにより、サーモスタット4に冷却水が供給されていない場合に、ヒータ41への通電が停止されるので、サーモスタット4が過加熱されるのを抑制することができる。したがって、サーモスタット4が故障するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、ヒータ41を第1通電量で通電し、所定の時間が経過した後に、電動ウォータポンプ2が空転している場合に、冷却水通路1内の冷却水が不足している旨の警告をメータ装置160に表示することによって、冷却水の不足を作業員に知らせることができる。
また、本実施形態では、ヒータ41を第1通電量で通電し、所定の時間が経過した後に、電動ウォータポンプ2が空転していない場合に、ヒータ41を第2通電量で通電してエア抜き制御を行うことによって、作業員による冷却水の注入作業が適切に行われていた場合に、エア抜きを行うことができる。
また、本実施形態では、ヒータ41を第1通電量で通電する前に、電動ウォータポンプ2の空転を判定し、電動ウォータポンプ2が空転していない場合に、ヒータ41を第2通電量で通電してエア抜き制御を行うことによって、冷却水通路1内に冷却水が満たされている場合に、早期にエア抜き制御を行うことができる。
−他の実施形態−
なお、今回開示した実施形態は、すべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、本発明の技術的範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、本実施形態では、ヒータコア5を備える冷却装置100を示したが、これに限らず、EGRクーラなどのその他の熱交換器を備える冷却装置に本発明を適用してもよい。
また、本実施形態では、冷却装置100にサーモスタット4が1つだけ設けられる例を示したが、これに限らず、冷却装置に複数のサーモスタットが設けられていてもよい。
また、本実施形態では、ヒータ41を第1通電量で通電する前に、電動ウォータポンプ2の空転を判定する例を示したが、これに限らず、ヒータを第1通電量で通電する前に、電動ウォータポンプの空転を判定しないようにしてもよい。すなわち、図5のステップS3を省略するようにしてもよい。
また、本実施形態では、第1通電量および第2通電量が予め設定された値である例を示したが、これに限らず、第1通電量および第2通電量が冷却水の温度に応じて変更されるようにしてもよい。
また、本実施形態では、整備用ツール170から入力される信号に基づいて冷却水の注入作業がされたか否かを判断する例を示したが、これに限らず、車両の操作部(図示省略)から入力される信号に基づいて冷却水の注入作業がされたか否かを判断するようにしてもよい。
また、本実施形態では、冷却水通路1内の冷却水が不足している旨の警告をメータ装置160に表示させる例を示したが、これに限らず、冷却水通路内の冷却水が不足している旨の警告を整備用ツールに表示させるようにしてもよい。
本発明は、エンジンの冷却装置に利用可能であり、さらに詳しくは、サーモスタットを強制的に開弁してエア抜き制御を行う冷却装置に有効に利用することができる。
1 冷却水通路
2 電動ウォータポンプ(ウォータポンプ)
4 サーモスタット
41 ヒータ
100 冷却装置

Claims (3)

  1. 冷却水通路と、
    前記冷却水通路内の冷却水を循環させるウォータポンプと、
    感温部を加熱するヒータを含むサーモスタットとを備える冷却装置であって、
    前記冷却水通路への冷却水の注入作業時に、前記ウォータポンプが駆動されるとともに、前記ヒータが第1通電量で通電されたときに、前記ウォータポンプが空転する場合に、前記ヒータへの通電を停止するように構成されていることを特徴とする冷却装置。
  2. 請求項1に記載の冷却装置において、
    前記冷却水通路への冷却水の注入作業時に、前記ウォータポンプが駆動されるとともに、前記ヒータが第1通電量で通電されたときに、前記ウォータポンプが空転する場合に、前記冷却水通路内の冷却水が不足している旨の警告を行うように構成されていることを特徴とする冷却装置。
  3. 請求項1または2に記載の冷却装置において、
    前記冷却水通路への冷却水の注入作業時に、前記ウォータポンプが駆動されるとともに、前記ヒータが第1通電量で通電されたときに、前記ウォータポンプが空転していない場合に、前記ヒータに対して前記第1通電量よりも大きい第2通電量で通電し、前記冷却水通路内の冷却水からエアを抜くエア抜き制御を行うように構成されていることを特徴とする冷却装置。
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