JP4964446B2 - 分析装置及び検体情報処理プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、血液等の検体の粒子測定データに基づいて検体の分析を行う分析装置及びそのための検体情報処理プログラムに関する。
臨床検査分野において、血液や尿を試料として、含有されている細胞やたんぱく質等の成分を分析する検査が種々の分析装置を用いて行われている。血液分析装置には、生体試料である血液に含まれている赤血球、白血球、血小板の数を計数し、さらには白血球を、リンパ球、単球、好中球、好酸球、好塩基球の5種類に分類するものがある。例えば、SF-3000(シスメックス株式会社製)では血液試料を複数のアリコートに分割した後、一つのアリコートに第1の白血球分類用試薬を添加して白血球分類用の第1試料を調製する。その後、この第1試料の液流を形成し、フロー式光学検出器を用いて、前記液流に対して光を照射したときに生じる低角散乱光の強度と高角散乱光の強度とを検出する。そして、これらの低角散乱光強度及び高角散乱高強度を用いてスキャッタグラムを作成し、白血球をリンパ球、単球、顆粒球、好酸球に分類する。他方、このSF-3000では、血液試料の他のアリコートに第2の白血球分類用試薬を添加して第2の試料を調製し、この第2の試料における光学的測定結果に基づいて、同様にスキャッタグラムを作成し、好塩基球と他の白血球とを分類する。これにより、このSF-3000では白血球を5種類に分類することが可能である(特許文献1参照)。
また、上記のような生体試料においては、例えば様々な疾患、病態によって正常な白血球、赤血球の他、幼若細胞などの異常細胞が出現することがある。そこで、かかる従来の分析装置では、生体試料を種々の手法により分析することにより異常細胞の有無を検出し、異常細胞が検出された場合には、例えば、異常細胞の検出メッセージを出力する(フラッギング)といったことが行われている。
また、生体試料間で個体差があるため、検体が異なればスキャッタグラム等における各正常細胞、異常細胞の出現位置に差が生じる。更に、装置のメンテナンス状態や装置製造時の環境の差異によっては、同一検体の分析結果であっても装置間でばらつきが生じることがある。そこで、このような検体の個体差、装置のばらつきを吸収する判定領域の構成方法が開示されている(特許文献2参照)。
一方、上記のような分析装置の一つとして、血液凝固分析装置が知られている。この血液凝固分析装置は、生体試料である血漿に凝固用の試薬を添加して、血漿が凝固していく過程を光学的検出装置で調べ、生体試料の凝固能を測定する。かかる血液凝固分析装置では、試料の光学情報(例えば、散乱光強度)の経時的変化を測定し、その光学情報が所定の値に至るまでの時間を凝固時間として求めるようになっている。しかしながら、血漿の凝固は多段階にわたる反応であり、反応過程において何らかの異常がある場合には、その反応曲線が正常な検体を正常に測定した場合とは異なった曲線になり、誤った凝固時間を出力してしまうおそれがある。そこで反応曲線を監視して、かかる異常の発生を検出する種々の技術が開発されている(例えば、特許文献3参照)。
特開平8−43381号公報 特開平9−21739号公報 特開2003−169700号公報
かかる分析装置においては、検体及び装置に生じる異常は非常に多様であり、分析結果における異常の出現の仕方もまた非常に多様である。また、異常ではなくとも上述したような検体、装置のばらつきにより結果に差異が生じる場合もある。このため、上述の従来の分析装置のように、個々の分析結果を様々な監視手段で監視しても、検体及び装置に生じる全ての異常や検体間、装置間のばらつきを監視することは困難である。また、スキャッタグラムや凝固曲線等は、数値として得られる分析結果に比べて非常に多くの情報を含んでおり、そのためスキャッタグラムや凝固曲線等のグラフをユーザが目視で確認して異常の有無、異常の種類、及び検体間、装置間のばらつきを判別することが行われているが、一つのスキャッタグラム(又はグラフ)を確認しても、正常な測定結果との相対的な差を把握できないため、異常の有無や種類、検体間、装置間のばらつきを正確に判別することは難しい。また、複数のスキャッタグラム(又はグラフ)を一覧表示することも考えられるが、種々の疾患の検体を含む多数の検体のスキャッタグラムのように、様々な分布状態のスキャッタグラムが同時に表示された場合には、何れのデータが正常であるのかを判断することが困難であり、容易に異常の有無及び種類並びに検体間、装置間のばらつきを判別することはできない。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、ユーザが対比考察したい検体のスキャッタグラム又は一次元粒度分布図を表示させることができ、ユーザが画面表示を目視で確認するだけで、ユーザの所望に応じて、特定の被検者の病態の変化、検体間における粒子分布のばらつき等を容易に判別することができる分析装置及び検体情報処理プログラムを提供することを目的とする。
(1)本発明に係る分析装置は、複数の検体の分析を行う分析装置であって、ユーザにより操作可能な入力部と、表示部と、記憶部と、粒子を含む検体を測定し、検体に含まれる粒子の特徴を反映した測定データを取得する測定部と、前記測定部により取得された測定データに基づいて、検体中の粒子数に関する数値データと検体中の粒子の分布を示すスキャッタグラム又は一次元粒度分布図とを含む分析結果を生成する処理、生成した分析結果を記憶部に記憶する処理、前記記憶部に記憶された複数の検体のスキャッタグラム又は一次元粒度分布図を並べて前記表示部に表示させる処理を実行可能な制御部とを備え、前記制御部は、検体が採取された被検者の識別情報を指定するための第1指定部と、分析結果に含まれる数値データに関する条件を指定するための第2指定部と、を少なくとも含む表示対象選択画面を前記表示部に表示させ、(1)記第1指定部で識別情報が指定された場合、指定された識別情報に合致する複数の検体のスキャッタグラム又は一次元粒度分布図を前記記憶部から読み出して前記表示部に並べて表示させ(2)記第2指定部で数値データに関する条件が指定された場合、指定された条件に合致する数値データを分析結果に含む複数の検体のスキャッタグラム又は一次元粒度分布図を前記記憶部から読み出して前記表示部に並べて表示させ、(3)前記第1指定部で識別情報が指定され、且つ、前記第2指定部で数値データに関する条件が指定された場合、指定された識別情報に合致し、且つ、指定された条件に合致する数値データを分析結果に含む複数の検体のスキャッタグラム又は一次元粒度分布図を前記記憶部から読み出して前記表示部に表示させることを特徴とする。
かかる構成とすることにより、ユーザが指定した選択条件により選択された複数の検体のスキャッタグラム又は一次元粒度分布図が並べて表示されるため、ユーザがこれらのスキャッタグラム又は一次元粒度分布図を目視で確認することにより、ユーザの所望に応じて、特定の被検者の病態の変化、検体間における粒子分布のばらつき等を容易に判別することが可能となる。
(2)上記発明において、前記制御部は、前記表示部に表示された個々のスキャッタグラム又は一次元粒度分布図の選択を前記入力部により受け付けると、前記複数の検体のスキャッタグラム又は一次元粒度分布図を前記表示部に並べて表示させながら、前記入力部により選択されたスキャッタグラム又は一次元粒度分布図に対応する分析結果に含まれる数値データを前記表示部に表示させるようにしてもよい。
(3)上記(1)又は(2)の発明において、前記制御部は、前記表示部に表示された前記複数の検体のスキャッタグラム又は一次元粒度分布図の並び順の指定を前記入力部により受け付けると、指定された並び順で前記複数の検体のスキャッタグラム又は一次元粒度分布図を並べて前記表示部に表示させるようにしてもよい。
(4)上記(1)〜(3)のいずれかの発明において、前記測定部は血液を測定し、血液に含まれる血球の特徴を反映した測定データを取得するように構成されていてもよい。
(5)上記(2)の発明において、前記制御部は、分析結果に対する情報処理操作の指定を前記入力部により受け付けると、指定された情報処理操作を、前記入力部により選択を受け付けたスキャッタグラム又は一次元粒度分布図に対応する分析結果に対して実行するようにしてもよい。
(6)上記(1)〜(5)のいずれかの発明において、前記表示対象選択画面は、前記測定部での測定が正常に行われた検体のスキャッタグラム又は一次元粒度分布図を選択するための選択部を有するものであってもよい。
(7)一方、本発明に係る検体情報処理プログラムは、入力装置と記憶装置と表示装置とを備えるコンピュータに、複数の検体の分析を行わせるための検体情報処理プログラムであって、前記コンピュータを、粒子を含む検体を測定することによって得られた検体中の粒子の特徴を反映した測定データに基づいて、検体中の粒子数に関する数値データと検体中の粒子の分布を示すスキャッタグラム又は一次元粒度分布図とを含む分析結果を生成する分析手段と、前記分析手段により生成された分析結果を前記記憶装置に記憶する記憶手段と、検体が採取された被検者の識別情報を指定するための第1指定部と、分析結果に含まれる数値データに関する条件を指定するための第2指定部と、を少なくとも含む表示対象選択画面を前記表示装置に表示させ、(1)記第1指定部で識別情報が指定された場合、指定された識別情報に合致する複数の検体のスキャッタグラム又は一次元粒度分布図を前記記憶装置から読み出して前記表示装置に並べて表示させ(2)記第2指定部で数値データに関する条件が指定された場合、指定された条件に合致する数値データを分析結果に含む複数の検体のスキャッタグラム又は一次元粒度分布図を前記記憶装置から読み出して前記表示装置に並べて表示させ、(3)前記第1指定部で識別情報が指定され、且つ、前記第2指定部で数値データに関する条件が指定された場合、指定された識別情報に合致し、且つ、指定された条件に合致する数値データを分析結果に含む複数の検体のスキャッタグラム又は一次元粒度分布図を前記記憶装置から読み出して前記表示装置に並べて表示させる表示制御手段として機能させることを特徴とする。
かかる機能を備えることにより、ユーザが指定した選択条件により選択された複数の検体のスキャッタグラム又は一次元粒度分布図が並べて表示されるため、ユーザがこれらのスキャッタグラム又は一次元粒度分布図を目視で確認することにより、ユーザの所望に応じて、特定の被検者の病態の変化、検体間における粒子分布のばらつき等を容易に判別することが可能となる。
本発明の分析装置及び検体情報処理プログラムによれば、ユーザが画面表示を目視で確認するだけで、ユーザの所望に応じて、特定の被検者の病態の変化、検体間における粒子分布のばらつき等を容易に判別することができる。

以下、本発明の実施形態による分析装置(検体情報処理プログラムを含む。)について、図面を参照して説明する。
(実施形態1)
図7は、実施形態1に係る多項目自動血球分析装置のハードウェア構成を示すブロック図である。図において、当該装置10は、血球測定を行う機器本体部としての測定装置1と、測定結果に対して分析処理を行うコンピュータ2とを、互いにLAN接続して構成されている。
コンピュータ2は、本体部2aと、ディスプレイ2bと、キーボードやマウス等の入力装置2cとを主たる構成要素として構成されている。本体部2aは、CPU201と、ROM202と、RAM203と、ハードディスク204と、読出装置205と、入出力インタフェース206と、画像出力インタフェース207と、LANアダプタ208とを主たる構成要素として構成されており、これらは、バス210によってデータ通信可能に接続されている。
CPU201は、ROM202に記憶されているコンピュータプログラム及びRAM203にロードされたコンピュータプログラムを実行することが可能である。そして、後述するようなアプリケーションプログラムAPを当該CPU201が実行することにより、後述するような各機能ブロックが実現され、コンピュータ2が、他項目自動血球分析装置の情報処理部として機能する。
ROM202は、マスクROM、PROM、EPROM、EEPROM等によって構成されており、CPU201により実行されるコンピュータプログラムおよびこれに用いるデータ等が記録されている。
RAM203は、SRAM又はDRAM等によって構成されている。RAM203は、ROM202及びハードディスク204に記録されているコンピュータプログラムの読み出しに用いられる。また、これらのコンピュータプログラムを実行するときに、CPU201の作業領域として利用される。
ハードディスク204には、オペレーティングシステム及びアプリケーションプログラム等、CPU201に実行させるための種々のコンピュータプログラム及び当該コンピュータプログラムの実行に用いるデータがインストールされている。後述するアプリケーションプログラムAPも、このハードディスク204にインストールされている。
読出装置205は、フレキシブルディスクドライブ、CD−ROMドライブ、又はDVD−ROMドライブ等によって構成されており、可搬型記録媒体209に記録されたコンピュータプログラム又はデータを読み出すことができる。また、可搬型記録媒体209には、コンピュータを分析装置10の情報処理装置として機能させるためのアプリケーションプログラムAPが格納されており、CPU201が当該可搬型記録媒体209から本発明に係るアプリケーションプログラムAPを読み出し、ハードディスク204にインストールすることが可能である。
なお、上記アプリケーションプログラムAPは、可搬型記録媒体209によって提供されるのみならず、電気通信回線(有線、無線を問わない)によってコンピュータ2と通信可能に接続された外部の機器から当該電気通信回線を通じて提供することも可能である。例えば、アプリケーションプログラムAPがインターネット上のサーバコンピュータのハードディスク内に格納されており、このサーバコンピュータにコンピュータ2がアクセスして、当該コンピュータプログラムをダウンロードし、これをハードディスク204にインストールすることも可能である。
また、ハードディスク204には、例えばWindows(登録商標:Microsoft Corporation)等のグラフィカルユーザインタフェース環境を提供するオペレーティングシステムがインストールされている。以下の説明においては、本実施形態に係るアプリケーションプログラムAPは当該オペレーティングシステム上で動作するものとしている。
入出力インタフェース206は、例えばUSB、IEEE1394、RS−232C等のシリアルインタフェース、SCSI、IDE、IEEE1284等のパラレルインタフェース、およびD/A変換器、A/D変換器等からなるアナログインタフェース等から構成されている。入出力インタフェース206には、キーボードやマウス等からなる入力装置2cが接続されており、ユーザが当該入力装置2cを使用することにより、本体部2aにデータを入力することが可能である。
画像出力インタフェース207は、LCDまたはCRT等で構成されたディスプレイ2bに接続されており、CPU201から与えられた画像データに応じた映像信号をディスプレイ2bに出力するようになっている。ディスプレイ2bは、入力された映像信号にしたがって、画像(画面)を表示する。LANアダプタ208はイーサネット通信方式により、測定装置1と接続されている。
測定装置1は、半導体レーザーを用いたフローサイトメトリー法を用いて、血球の分析が可能である。このフローサイトメトリー法とは、血球粒子等を含む検体の細い流れを形成し、そこにレーザ光を照射して光学的情報を得る方法である。この光学的情報が、検体についての粒子測定データとなる。
図8は、フローサイトメトリー法による光学系の構成を示す図である。図において、コンデンサレンズ12は、光源13から放射されたレーザ光をシースフローセル11に集光し、集光レンズ14は粒子の前方散乱光をフォトダイオード15に集光する。また、他の集光レンズ16は粒子の側方散乱光と側方蛍光とをダイクロイックミラー17に集光する。ダイクロイックミラー17は、側方散乱光をフォトマルチプライヤ18へ反射し、側方蛍光をフォトマルチプライヤチューブ19の方へ透過させる。これらの光信号は、粒子の特徴を反映したものとなっている。そして、フォトダイオード15、フォトマルチプライヤ18及びフォトマルチプライヤチューブ19は光信号を電気信号に変換し、それぞれ、前方散乱光信号(FSC)、側方散乱光信号(SSC)及び側方蛍光信号(SFL)を出力する。これらの出力信号は、増幅やA/D変換、所定の信号処理等の処理を経て粒子測定データに変換され、コンピュータ2に送られる。
図9は、コンピュータ2を、本発明に関連する機能で表したブロック図である。すなわち、検体情報処理プログラムが搭載されたコンピュータ2は、検体の分析結果を表す画像データを取得する機能を実現する情報取得手段21と、ディスプレイ2bに複数の検体についての画像データを並べて表示する機能を実現する表示手段22と、表示された個々の画像データを入力装置2cにより選択してその情報処理操作を可能にする機能を実現する選択手段23とを備えている。
図11は、コンピュータ2に上記機能を実現させるための検体情報処理プログラムの動作を示すフローチャートである。上記情報取得手段21の機能は主としてステップS1〜S3により、表示手段22の機能は主としてステップS4〜S9により、選択手段23の機能は主としてステップS10〜S12により、それぞれ実現される。
次に、図11のフローチャートの各ステップについて説明する。まずステップS1において、コンピュータ2は、測定装置1から粒子測定データを受信する。受信した粒子測定データに対してコンピュータ2は、分析処理すなわち、スキャッタグラム・粒度分布図の作成(ステップS2)を行い、さらに、数値データを含む詳細情報を生成する(ステップS3)。そして、コンピュータ2は、分析結果をディスプレイ2bに表示する(ステップS4)。このときの画面は、予め決められたディフォルト表示画面となる。
ここでコンピュータ2は表示モードの指定の操作が行われるのを待ち(ステップS5)、指定を受け付けると、指定された表示を行う。指定はスキャッタグラム、粒度分布図、数値データ及び詳細情報の4種類のいずれか1つであり、コンピュータ2は、指定された内容をディスプレイ2bに表示する(ステップS6,S7,S8,S9)。スキャッタグラム、粒度分布図又は数値データが表示された場合には、コンピュータ2は選択の操作を待ち(ステップS10)、選択を受け付けるとステップS11に進む。また、詳細情報が表示された場合は、そのままステップS11に進む。
ステップS11においてコンピュータ2は、何らかの情報処理操作の指定を受け付けたかどうかを判断し、受け付けた場合はその情報処理を実行し(ステップS12)、その後、終了か否かの判断を行う(ステップS13)。また、情報処理操作の指定を受け付けなかった場合は、そのまま、終了か否かの判断を行う(ステップS13)。ステップS13において終了でなければ、コンピュータ2は、ステップS5に戻って上述の処理を繰り返し、ステップS13において終了となれば、当該フローチャートの処理を終える。
次に、上記検体情報処理プログラムの動作を、操作面から具体的に説明する。本プログラムは、前述のようにWindows(登録商標:Microsoft Corporation)上で動作する。本プログラムが搭載されたコンピュータ2は、検体ごとに測定装置1から提供される粒子測定データを記憶し、当該粒子測定データに含まれる前方散乱光成分、側方散乱光成分及び側方蛍光成分のうちの2つの成分をそれぞれ縦横軸にとってスキャッタグラムを作成し、表示する。また、コンピュータ2は、スキャッタグラムの解析により、白血球、好塩基球等の白血球系の測定、有核赤血球の測定、網赤血球、血小板の測定等を行う。例えば図10は、側方散乱光信号を横軸、側方蛍光信号を縦軸にとったスキャッタグラムであり、これには、白血球が5つの種類(好酸球、好中球、単好球、リンパ球、好塩基球)に分類された様子が示されている。コンピュータ2は、かかる画像データを作成するとともに、例えば各種類の血球の数のような数値データを含む詳細情報を取得し、取得した情報を画像データとリンクさせる。
図1は、上記のようなスキャッタグラムを検体ごとに、4段5列に並べて表示した画面である。この画面は単に見るだけのものではなく、入力装置2cによる選択操作を受け付けるエントリー画面でもある。すなわち、この画面から直接、入力装置2c(キーボード又はマウス等)によって任意の検体Aを選択することができ、選択された検体Aの画像データにリンクされた数値データが画面の右側に表示される。また、画面の左下には、検体Aの採取元の被検者の情報が表示される。さらに、選択された検体Aについて、メニューバーMに割り付けられた各種操作(情報処理操作)を行うことができる。一方、検体Aをマウスで選んでダブルクリックするか、又は、選んだ状態でEnterキーを押すことにより、図2に示す詳細情報画面が表示される。この画面には、1検体について取得した全ての情報が表示される。なお、画面を閉じる操作を行うか又はEscキーを押すと、元の図1の画面に戻る。
図1のように複数の検体の画像データ(スキャッタグラム)を並べて表示すると、検体ごとの全体的な対比考察がし易い操作環境を提供することができ、異常(被検者の異常、装置の異常)検出及び検体間、装置間のばらつきの検出が容易になる。例えば、複数の検体の画像データを並べて表示したときに、1つの画像の形態が他に比べて著しく異なっている場合、その検体が異常であることが一目で確認できるし、また、複数の画像データを時系列で並べて表示したときに、画像の形態が経時的に変化している場合、分析装置に何らかの異常が生じていることが容易に確認できる。一方、数値データは、画像データ(又は粒子測定データ)に表れる情報の一部を数値で表したデータを含んでいるが、画像データに含まれる情報全てが数値に含まれている訳ではない。逆に言えば、画像データには、数値データに表れない情報が潜んでいる場合もある。検体ごとの対比考察がし易い画像データの一覧表示によれば、このような情報の発見にも適した操作環境を提供することができる。また、画像データの表示画面から直接、情報処理操作を行うことができるため、例えば、画像データで異常検出若しくは何らかの発見をした場合には、入力装置2cによって検体を選択操作することにより、数値データを含む詳細情報に容易にアクセスすることができる。このようにして、検体の測定結果についての考察が容易となる操作環境を提供することができる。
一方、図1の画面からメニューバーの表示切り替えボタンをクリックするか又は所定のファンクションキーを押すことにより、図3の画面を表示させることができる。この画面では、複数の検体についての数値データが一覧表示されるとともに、その中の、選択された検体Aの数値データが図1と同様に表示されている。また、同じ操作により、図1の画面に戻ることができる。
図4は、図1の画面からタブをクリックするか又はタブキーを押すことにより表示される画面である。これは、図1のスキャッタグラムに代えて検体ごとの粒度分布を一覧表示した画面である。この場合も同様に、入力装置2cによる検体の選択が可能である。また、このような粒度分布の一覧表示によれば、スキャッタグラムの場合と同様に、検体ごとに粒度分布を対比考察し易い操作環境を提供することができ、異常検出が容易になる。
図5は、図1〜4のいずれかの画面からメニューバーより「並び替え」の操作を行う場合に元の画面(この例では図4の画面)に重ねて表示される子画面Wsを示す。並び替えは、日付や時刻等の所定の項目について行うことができる。同様に、図6は図1〜4のいずれかの画面からメニューバーより「フィルタ(抽出)」の操作を行う場合に元の画面に重ねて表示される子画面Wfを示す。フィルタは、日付、バリデーション済みか否か、エラーの有無等の、所定の項目について行うことができる。このような並び替え又は抽出により、検体ごとの対比考察がさらに容易になる。
なお、上記の画像データ表示において、スキャッタグラムや粒度分布の画像データは、非同一人からそれぞれ採取された複数の検体について表示してもよいし、同一人から採取された複数の検体ごと並べて表示することもできる。非同一人であれば前述のように検体ごとの対比考察で異常検出が容易になる。また、各検体に共通する画像データ上の特徴から、粒子測定データの異常すなわち、測定装置1の異常(例えば感度の低下やつまり)を発見し易くなる。
他方、同一人の検体であれば、時系列で並べることにより、その変化を捉えることができる。また、測定装置1が汚れてきた場合に、洗浄前の検体の次に洗浄後の検体を並べて表示すれば、洗浄の効果を画像データ上の変化で確認することができる。
なお、上記の検体情報処理装置は血球分析装置の例で説明したが、複数の検体に関する画像データを並べて表示し、かつ、これを選択操作可能な画面とする構成は、例えば、血球以外の粒子を分析可能な粒子分析装置や、感染病、癌マーカーの抗原または抗体の濃度を求める免疫測定装置、血清や血漿柱に対して凝固機能を検査する血液凝固測定装置、血清総蛋白量や臓器機能の指標である酵素活性を測定する生化学分析装置、または、尿検体に対して赤血球、白血球、上皮細胞、円柱、細菌を定量する尿沈渣検査装置等、血球分析以外の装置においても適用可能である。
また、上記の検体情報処理装置において表示する画像データとしては、スキャッタグラムや粒度分布の他にも種々あり得る。例えば、複数の測定項目について作成したレーダチャートも、複数の検体間での対比考察に適する。
(実施形態2)
次に、本発明の実施形態2について説明する。本実施形態2に係る分析装置300は、血液の凝固能を分析する血液凝固分析装置である。血液凝固分析装置300は、測定装置301と分析処理用のコンピュータ2とを備えている(図9参照)。なお、コンピュータ2の構成は、実施形態1と同様であるので、同符号を付し、その説明を省略する。
測定装置301は、発光ダイオード301aと、フォトダイオード301eとを有しており(図12参照)、また図示しないヒータを有している。かかる測定装置301は、生物活性法を利用して血液の光学情報を測定し、その測定データをコンピュータ2へと送信するようになっている。
図12は、生物活性法による測定原理を説明するための模式図である。血液凝固分析装置300では、プロトロンビン時間(PT)、活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT)、及びフィブリノーゲン量(Fbg)を測定項目に有しており、これらの測定項目毎に血液試料をアリコートに分割し、これらのアリコートに各測定項目専用の試薬を添加して、各アリコート毎に測定装置301により以下のように散乱高強度の測定を実行し、この測定結果に基づいてコンピュータ2が血液の凝固時間を算出する。
図12に示すように、測定装置301では、発光ダイオード301aが試料を収容するキュベット301gへ向けて発光するように配置されている。また、キュベット301gの側方には、受光面がキュベット301gへと向けられてフォトダイオード301eが配置されており、このフォトダイオード301eの受光光軸方向は、発光ダイオード301aの発光光軸に対して水平方向に約90度をなしている。発光ダイオード301aは、約660nmの波長の光を発するようになっている。定量された血漿がキュベット301gに収容され、一定時間ヒータによって加温された後、凝固試薬が添加される。この後、発光ダイオード301aから試料へ向けて光が照射され、試料による散乱光がフォトダイオード301eで受光される。この受光量は、試料の濁度を表しており、試薬を添加した直後の試料は散乱光が弱く(濁度が低く)、受光量の変化はほとんどないが、反応が進むにつれて試料中にフィブリン塊が形成され始め、それに伴って試料が白濁して散乱光が急速に増加する。凝固反応が終了すると散乱光の増加はなくなり、一定の受光レベルになる。フォトダイオード301eは、受光量に応じた電気信号を出力するようになっており、この電気信号が、CPU、ROM、RAM等から構成され、測定装置301の各種構成要素の動作制御を行う制御部301fに与えられるようになっている。また、この受光量を示すデータは、検体情報処理プログラムを実行したコンピュータ2へと送信され、コンピュータ2は、この受光量データから凝固曲線を求め、これにより試料の凝固時間を算出する。また、コンピュータ2では、上記凝固時間から特定の血液成分の濃度又は活性パーセントを演算することが可能である。
コンピュータ2は、検体毎に測定装置301から提供される測定データを記憶し、当該測定データに基づいて縦軸を散乱高強度、横軸を時間とした凝固曲線グラフを作成し、表示する。また、コンピュータ2は、プロトロンビン時間(PT)、活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT)、及びフィブリノーゲン量(Fbg)の各凝固時間を算出する。具体的には、コンピュータ2は、測定データにより得られる散乱高強度の変化がほとんどなくなる点において凝固反応が終了したとし、反応開始時点から、凝固反応の終了時における散乱高強度の半分の散乱高強度に達する時点までの経過時間を凝固時間として算出する。また、コンピュータ2は、作成した凝固曲線グラフと凝固時間等の数値データとを対応付けて記憶する。
図13は、上記のような凝固曲線グラフを検体毎に、4段5列に並べて表示した画面である。この画面は、実施形態1で図1により説明したスキャッタグラムの一覧表示画面と同様の画面レイアウトとなっている。すなわち、図13に示す画面では、スキャッタグラムではなく凝固曲線グラフが一覧表示されており、選択された凝固曲線グラフにリンクされた数値データが右側に表示されている。また、実施形態1と同様に、ユーザは様々な選択条件を設定することにより、凝固曲線グラフを一覧表示する対象の検体を選択することができる。その他、この画面におけるコンピュータ2の動作は、実施形態1で説明した図1に示す画面におけるコンピュータ2の動作と同様であるので、その説明を省略する。
このような構成とすることにより、複数の凝固曲線グラフを並べて表示するので、ユーザは一画面で各凝固曲線グラフを対比することができ、異常の発生や異常の種類、及び検体間、装置間のばらつき等を容易かつ正確に判別することができる。
上述した実施形態1,2においては、任意の選択条件により選択された検体に関するスキャッタグラム、凝固曲線グラフが並べて表示されるため、異常の発生、異常の種類、又は検体間、装置間のばらつきの判別に使用できる検体のみを選択すれば、ユーザがこれらのスキャッタグラム又はグラフを目視で確認することにより、異常の発生、異常の種類、又は検体間、装置間のばらつきを容易に判別することが可能となる。
また、上述の実施形態1,2においては、コンピュータ2がスキャッタグラム又は凝固曲線グラフを画像データとして記憶し、一覧表示する場合にはこれらを読み出して表示している。これにより、コンピュータ2がスキャッタグラム又は凝固曲線グラフを一覧表示する場合に、これらの画像データを読み出して表示するだけであるので、画面表示を高速に実行することができる。なお、かかる構成に限定されるものではなく、スキャッタグラムやグラフを作成するために必要な座標値などのデータを記憶しておき、スキャッタグラムやグラフを表示する際に、このデータを読み出してスキャッタグラム又はグラフを作成する構成としてもよい。これにより、表示の際にスキャッタグラム又はグラフを作成するので、単にスキャッタグラム又はグラフとして表示するだけでなく、スキャッタグラム又はグラフを編集したり、表示形態を切り替えたりすることも可能である。また、スキャッタグラム又はグラフを画像データとして記憶していなくても、スキャッタグラム又はグラフの作成が可能なデータ形式で記憶しておけばよいため、データサイズの点で有利な場合がある。また、このようなデータをスキャッタグラム又はグラフの作成だけでなく、他の分析結果に利用することも可能である。
また、上述したように一覧表示されたスキャッタグラム又はグラフを選択することが可能であり、選択された検体の分析結果に対して情報処理操作を実行することができるようにしたため、情報処理の操作を行うために、例えば複数の分析結果の数値データを一覧表示している状態等に表示を切り替える必要がなく、ユーザの操作性が向上する。また、スキャッタグラム又はグラフは数値データよりも情報量が豊富であるため、ユーザが情報処理操作の実行対象の分析結果を決定するのに複数のスキャッタグラム又はグラフを目視で確認することが有効である場合が多く、この点においてもユーザの操作性向上に貢献する。
また、スキャッタグラム又はグラフを一覧表示している画面において、選択されたスキャッタグラム又はグラフに対応する分析結果の数値データを表示する構成としたため、特定の検体に関する数値データを確認するために、スキャッタグラム又はグラフを並べて表示している状態から、数値データを表示している状態に切り替える必要がなく、ユーザの操作性が更に向上する。また、複数のスキャッタグラム又はグラフと選択した検体の数値データとの両方を同時に確認することができ、便利である。
また、同一人から採取された検体に関する分析結果であることを選択条件として設定することが可能であり、これにより同一人の複数検体のスキャッタグラム又はグラフを並べて表示することを可能としたので、例えばその人が特定の病気である場合には、その人の病態の変化を容易に確認することができる。また、通常、同一人の検体のスキャッタグラム又はグラフは略同一の形態を示すが、これらのスキャッタグラム又はグラフが特定の傾向で相違している場合等には、装置間のばらつきや装置の状態の経時的変化が生じていることがある。このため、このような装置間のばらつきや装置の状態の経時的変化をユーザ又はサポートの技術者等が確認することも可能である。
また、スキャッタグラム又はグラフを所定の順序(例えば時系列や患者順)で並べて表示することを可能としたので、例えば、ユーザが経時的な病態の変化や経時的な装置状態の変化等を確認したり、患者間でのデータのばらつきを確認することができるなど、種々の分析結果の検討を行うことができ、便利である。
本発明の一実施形態による検体情報処理装置(多項目自動血球分析装置)のコンピュータにおいて、スキャッタグラムを検体ごとに一覧表示した画面である。 1検体についての詳細情報画面である。 複数の検体についての数値データを一覧表示した画面である。 粒度分布を検体ごとに一覧表示した画面である。 並び替えの操作を行う場合の子画面が表示された状態の画面である。 フィルタの操作を行う場合の子画面が表示された状態の画面である。 上記検体情報処理装置の構成を示す図である。 フローサイトメトリー法による光学系の構成を示す図である。 上記検体情報処理装置のコンピュータを、本発明に関連する機能で表したブロック図である。 側方散乱光信号を横軸、側方蛍光信号を縦軸にとったスキャッタグラムの一例である。 検体情報処理プログラムの動作を示すフローチャートである。 生物活性法による測定原理を説明するための模式図である。 凝固曲線グラフを検体毎に、4段5列に並べて表示した画面である。
符号の説明
1 測定装置
2 コンピュータ
21 情報取得手段
22 表示手段
23 選択手段

Claims (7)

  1. 複数の検体の分析を行う分析装置であって、
    ユーザにより操作可能な入力部と、
    表示部と、
    記憶部と、
    粒子を含む検体を測定し、検体に含まれる粒子の特徴を反映した測定データを取得する測定部と、
    前記測定部により取得された測定データに基づいて、検体中の粒子数に関する数値データと検体中の粒子の分布を示すスキャッタグラム又は一次元粒度分布図とを含む分析結果を生成する処理、生成した分析結果を記憶部に記憶する処理、前記記憶部に記憶された複数の検体のスキャッタグラム又は一次元粒度分布図を並べて前記表示部に表示させる処理を実行可能な制御部と、を備え、
    前記制御部は、検体が採取された被検者の識別情報を指定するための第1指定部と、分析結果に含まれる数値データに関する条件を指定するための第2指定部と、を少なくとも含む表示対象選択画面を前記表示部に表示させ、(1)記第1指定部で識別情報が指定された場合、指定された識別情報に合致する複数の検体のスキャッタグラム又は一次元粒度分布図を前記記憶部から読み出して前記表示部に並べて表示させ(2)記第2指定部で数値データに関する条件が指定された場合、指定された条件に合致する数値データを分析結果に含む複数の検体のスキャッタグラム又は一次元粒度分布図を前記記憶部から読み出して前記表示部に並べて表示させ、(3)前記第1指定部で識別情報が指定され、且つ、前記第2指定部で数値データに関する条件が指定された場合、指定された識別情報に合致し、且つ、指定された条件に合致する数値データを分析結果に含む複数の検体のスキャッタグラム又は一次元粒度分布図を前記記憶部から読み出して前記表示部に表示させる分析装置。
  2. 前記制御部は、前記表示部に表示された個々のスキャッタグラム又は一次元粒度分布図の選択を前記入力部により受け付けると、前記複数の検体のスキャッタグラム又は一次元粒度分布図を前記表示部に並べて表示させながら、前記入力部により選択されたスキャッタグラム又は一次元粒度分布図に対応する分析結果に含まれる数値データを前記表示部に表示させる請求項1記載の分析装置。
  3. 前記制御部は、前記表示部に表示された前記複数の検体のスキャッタグラム又は一次元粒度分布図の並び順の指定を前記入力部により受け付けると、指定された並び順で前記複数の検体のスキャッタグラム又は一次元粒度分布図を並べて前記表示部に表示させる請求項1又は2に記載の分析装置。
  4. 前記測定部は血液を測定し、血液に含まれる血球の特徴を反映した測定データを取得するように構成されている請求項1乃至3のいずれか1項に記載の分析装置。
  5. 前記制御部は、分析結果に対する情報処理操作の指定を前記入力部により受け付けると、指定された情報処理操作を、前記入力部により選択を受け付けたスキャッタグラム又は一次元粒度分布図に対応する分析結果に対して実行する請求項2に記載の分析装置。
  6. 前記表示対象選択画面は、前記測定部での測定が正常に行われた検体のスキャッタグラム又は一次元粒度分布図を選択するための選択部を有する、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の分析装置。
  7. 入力装置と記憶装置と表示装置とを備えるコンピュータに、複数の検体の分析を行わせるための検体情報処理プログラムであって、
    前記コンピュータを、
    粒子を含む検体を測定することによって得られた検体中の粒子の特徴を反映した測定データに基づいて、検体中の粒子数に関する数値データと検体中の粒子の分布を示すスキャッタグラム又は一次元粒度分布図とを含む分析結果を生成する分析手段と、
    前記分析手段により生成された分析結果を前記記憶装置に記憶する記憶手段と、
    検体が採取された被検者の識別情報を指定するための第1指定部と、分析結果に含まれる数値データに関する条件を指定するための第2指定部と、を少なくとも含む表示対象選択画面を前記表示装置に表示させ、検体が採取された被検者の識別情報を指定するための第1指定部と、分析結果に含まれる数値データに関する条件を指定するための第2指定部と、を少なくとも含む表示対象選択画面を前記表示部に表示させ、(1)記第1指定部で識別情報が指定された場合、指定された識別情報に合致する複数の検体のスキャッタグラム又は一次元粒度分布図を前記記憶装置から読み出して前記表示装置に並べて表示させ(2)記第2指定部で数値データに関する条件が指定された場合、指定された条件に合致する数値データを分析結果に含む複数の検体のスキャッタグラム又は一次元粒度分布図を前記記憶装置から読み出して前記表示装置に並べて表示させ、(3)前記第1指定部で識別情報が指定され、且つ、前記第2指定部で数値データに関する条件が指定された場合、指定された識別情報に合致し、且つ、指定された条件に合致する数値データを分析結果に含む複数の検体のスキャッタグラム又は一次元粒度分布図を前記記憶装置から読み出して前記表示装置に表示させる表示制御手段として機能させるための検体情報処理プログラム。
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