JP4961653B2 - 自動販売機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、缶入り飲料商品、紙パック入り飲料商品などの包装が定形的なもの及び菓子パン、袋菓子などの包装が非定形的なもの、さらに文庫本や歯磨きセットなどの食品以外のものなど、一般商店で販売する各種商品を自動販売できる自動販売機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の自動販売機としては、たとえば、この出願人が先に出願した特開2000−331234号公報に記載のものなどが知られている。以下、この自動販売機について説明する。
【0003】
この自動販売機は、本体と、前記本体に開閉可能に取り付けられ、商品選択ボタンおよび商品取出口が設けられている扉と、前記本体内に上下複数段左右複数列に配置され、商品を並べて収容する複数台のラックと、前記本体と前記扉との間に配置されたX−Y搬送機構と、前記X−Y搬送機構に装備され、X軸方向およびY軸方向に移動して、前記商品選択ボタンにより選択された商品を前記ラックから搬入しかつ前記商品取出口に搬出するバケットと、を備えるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、前記自動販売機の改良にかかり、その目的は、バケットのアクセス位置を位置決めすることができ、また、バケットからラックへの動力伝達時にバケットがラックに対して移動するのを防止することができる自動販売機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、バケットとラックとにガイド機構が設けられている、ことを特徴とする。
【0006】
この結果、請求項1にかかる発明は、バケットがラックのアクセス位置に停止した際に、バケット側のガイド機構とラック側のガイド機構とが相互にガイド係合する。このために、請求項1にかかる発明は、バケットのアクセス位置を位置決めすることができる。また、バケットからラックへの動力伝達時にバケットがラックに対して移動するのを防止することができる。
【0007】
また、請求項にかかる発明は、ガイド機構が、バケット側に進退可能に設けられたガイドピンと、ラック側に取り付けられたガイド部材に設けられたガイド孔とから構成されている、ことを特徴とする。
【0008】
この結果、請求項にかかる発明は、バケットがラックのアクセス位置に停止した際に、バケット側のガイドピンがラック側のガイド部材のガイド孔に挿入する。このために、請求項にかかる発明は、ガイドピンとガイド部材のガイド孔とからなる簡単な構造のガイド機構により、バケットのアクセス位置を位置決めすることができる。また、バケットからラックへの動力伝達時にバケットがラックに対して移動するのを防止することができる。
【0009】
また、請求項にかかる発明は、ガイドピンが金属製からなり、ガイド部材が樹脂製からなる、ことを特徴とする。
【0010】
この結果、請求項にかかる発明は、ガイド孔のガイド部材が樹脂製であるから、ガイドピンが金属製であっても、耐久性について何ら問題はない。
【0011】
また、請求項にかかる発明は、ガイド孔がガイドピンに向かって末広がり形状をなす、ことを特徴とする。
【0012】
この結果、請求項にかかる発明は、ガイドピンがガイド部材のガイド孔にスムーズに挿入することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明にかかる実施の形態の1例について添付図面を参照して説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0014】
(実施の形態の構成の説明)
[自動販売機の全体構成の説明]
図3において、1はこの発明の実施の形態1にかかる自動販売機である。前記自動販売機1は、汎用の冷蔵自動販売機である。前記自動販売機1は、本体2内部が透かして見える構造である。前記本体2は、前面が開口した断熱筐体からなる。
【0015】
前記本体2には、内扉3と外扉4とがそれぞれ開閉可能に取り付けられている。前記内扉3および外扉4には、透明板5および6がそれぞれ嵌め込まれている。この結果、外から本体2内部を透かして見える構造となる。
【0016】
前記外扉4の前面には、商品選択ボタン(図示せず)が設けられている。また、前記外扉4の下側には、商品取出口7が設けられている。
【0017】
前記本体2内部には、商品を並べて収容する複数種類の複数台のラック8が上下複数段(この例では、5段)左右複数列(この例では、4列)に配置されている。各段における左端の1つのラックは、幅広のラック8(W)であり、他の3つのラックは、標準のラック8(S)である。
【0018】
[スパイラルラックの構成の説明]
前記ラック8は、いわゆる、スパイラルラック8である。前記スパイラルラック8は、図4および図5に示すように、前面および上面が開口したケース13を備える。前記ケース13内には、2本のスパイラル14、14がそれぞれ回転可能に配置されている。前記2本のスパイラル14、14は、スパイラルピッチ間で商品15を拘束しかつ回転することにより前記商品15を送り出すものである。
【0019】
前記2本のスパイラル14、14の後端には、大ギア16、16がそれぞれ固定されている。前記2個の大ギア16、16は、相互に噛み合い、前記2本のスパイラル14、14を同期回転させる回転機構を構成する。
【0020】
前記ケース13の前面端部には、ラックギア17が回転可能に取り付けられている。また、前記ケース13の下部には、ドライブシャフト18が回転可能に取り付けられている。前記ラックギア17の回転軸19と前記ドライブシャフト18の一端とには、相互に噛み合うベベルギア20がそれぞれ固定されている。前記ドライブシャフト18の他端には、出力ギア21が固定されている。前記出力ギア21は、前記1個の大ギア16に噛み合っている。
【0021】
前記ラックギア17、前記ドライブシャフト18、前記回転軸19、前記ベベルギア20および前記出力ギア21は、動力伝達機構を構成する。前記動力伝達機構は、前記2個の大ギア16、16の回転機構に連結され、アクセス位置に停止したバケット30(下に詳細に説明する)からの動力を前記回転機構に伝達する。
【0022】
前記ケース13の底板の上面には、2枚の保持板22、22が前記2本のスパイラル14、14に対応してそれぞれ固定されている。前記保持板22、22の上面には、断面三角形の凸条が一体に設けられている。前記保持板22、22は、前記スパイラル14、14および前記商品15を保持ガイドするものである。
【0023】
また、前記ケース13の端部中央には、ガイド23が設けられている。前記ガイド23は、前記商品15をバケット30に送り出す際に、商品15の姿勢を規制するものである。さらに、前記ケース13の正面には、ネームプレート取付部25が設けられている。
【0024】
[ラック側のガイド機構の説明]
前記ケース13の正面端部には、ガイド孔24が設けられている。前記ガイド孔24は、図1および図2に示すように、樹脂製のガイド部材240に設けられている。前記ガイド部材240が前記ラック8に嵌合固定(いわゆる、パッチン嵌合)されている。また、前記ガイド孔24は、断面四角形をなしており、前方が末広がり形状となっている。
【0025】
[X−Y搬送機構の構成の説明]
前記本体2と前記内扉3との間には、X−Y搬送機構26が配置されている。前記X−Y搬送機構26は、図6に示すように、X軸搬送部27と、Y軸搬送部28とから構成されている。
【0026】
前記X軸搬送部27は、水平のXレール29を備える。前記Xレール29には、バケット30がX軸方向(左右方向)に移動可能に装備されている。前記Xレール29には、Xモータ(図示せず)が搭載されている。前記Xモータと前記バケット30との間は、回転力伝達機構、たとえば、Xタイミングベルト(図示せず)が連結されている。前記Xタイミングベルトは、前記Xモータの回転力を前記バケット30に伝達して前記バケット30をX軸方向に移動させるものである。
【0027】
前記Xレール29と前記バケット30とには、バケット停止位置検知手段31が設けられている。前記バケット停止位置検知手段31は、X軸方向に移動している前記バケット30のX軸方向の停止位置を検知するものである。前記バケット30の停止位置としては、待機位置(商品取出口に対向する位置、いわゆる、ホームポジション)と、アクセス位置(前記各ラック8に対向する位置)とがある。
【0028】
前記バケット停止位置検知手段31は、図7に示すように、前記バケット30の下部に設けたXセンサ32と、前記Xレール29に設けたスリット33とから構成されている。前記スリット33は、前記待機位置および前記アクセス位置にそれぞれ対応して設けられている。
【0029】
なお、前記バケット停止位置検知手段としては、前記スリット33を等間隔(たとえば、10mm間隔)に設け、前記Xセンサ32が前記スリット33を通過した数により、前記バケット30のX軸方向に停止位置を検知するように構成しても良い。
【0030】
前記Y軸搬送部28は、門形状をなす左右のYレール34、34および天板35を備える。前記左右のYレール34、34には、前記Xレール29の両端がY軸方向(上下方向)に移動可能に装備されている。前記天板35には、Yモータ36が搭載されている。
【0031】
前記Yモータ36と前記Xレール29の両端との間は、回転力伝達機構、たとえば、シャフト37とYタイミングベルト(図示せず)がそれぞれ連結されている。前記シャフト37とYタイミングベルトは、前記Yモータ36の回転力を前記Xレール29に伝達して前記Xレール29、すなわち、前記X軸搬送部27を介して前記バケット30をY軸方向に移動させるものである。
【0032】
前記Yレール34と前記X軸搬送部27またはおよび前記バケット30とには、X軸搬送部バケット停止位置検知手段(図示せず)が設けられている。前記X軸搬送部バケット停止位置検知手段は、Y軸方向に移動している前記X軸搬送部27および前記バケット30のY軸方向の停止位置を検知するものである。前記X軸搬送部27および前記バケット30の停止位置は、前記ラックに対向する位置である。
【0033】
[バケットの構成の説明]
前記バケット30は、前記X−Y搬送機構26に装備され、X軸方向およびY軸方向に移動して、前記商品選択ボタンにより選択された商品15を前記ラック8から搬入しかつ前記商品取出口7に搬出するものである。
【0034】
前記バケット30は、図8および図9に示すように、凹形状をなす左右の側板37、37および底板38を備える。前記底板38には、前記Xセンサ32と、前記Xレール29に係合するローラ(スライダー)39とがそれぞれ装備されている。
【0035】
[バケット側のガイド機構の説明]
前記一方の側板37には、プッシャモータ40と減速機構41とナピアネジ42とがそれぞれ配置されている。前記プッシャモータ40と前記ナピアネジ42とは、前記減速機構41を介して連結されている。前記ナピアネジ42には、金属製のガイドピン(ピンプッシャ)43がZ軸方向(前記X軸方向および前記Y軸方向とほぼ直交する方向)Zに移動可能に取り付けられている。前記ガイドピン43は、図1および図2に示すように、断面円形をなす。
【0036】
なお、図1および図2において、ガイドピン43の直径tは、この例では、約5mmであり、ガイド孔24の内法Tは、この例では、約9mmである。
【0037】
また、前記一方の側板37には、前記ガイドピン43の待機位置を検知する第1センサ44と、前記ガイドピン43の突出位置を検知する第2センサ45とが、前記ガイドピン43と対向してそれぞれ設けられている。
【0038】
[バケットのベルトコンベアの説明]
前記左右の側板37、37の間には、ベルトコンベア46が配置されている。前記ベルトコンベア46は、2本のガイドローラ47、48と、その2本のガイドローラ47、48にかけまわした運搬ベルト49とから構成されている。
【0039】
また、前記左右の側板37、37の間には、コンベアモータ50が搭載されている。前記コンベアモータ50と前記ベルトコンベア46の一方のガイドローラ47との間には、減速機構51が介在されている。
【0040】
[バケットの動力伝達機構の説明]
さらに、前記左右の側板37、37の間には、動力伝達機構52が配置されている。前記動力伝達機構52は、2個のプーリー53、54と、前記2個のプーリー53、54にかけまわしたベルト(タイミングベルト)55とを備える。
【0041】
前記動力伝達機構52の一方のプーリー53は、前記ベルトコンベア46の一方のガイドローラ47と同軸構造であって、前記減速機構51を介して前記コンベアモータ50に連結されている。
【0042】
前記動力伝達機構52の他方のプーリー54には、搬送ローラ56の一端が同軸に固定されている。前記搬送ローラ56の他端には、ギア57が同軸に固定されている。また、前記搬送ローラ56の他端には、揺動板58が前記搬送ローラ56を中心として揺動可能に取り付けられている。
【0043】
前記揺動板58は、前記ナピアネジ42に係合されている。前記揺動板58には、連結ギア59が回転可能に取り付けられている。前記連結ギア59は、前記ギア57に噛み合っており、前記揺動板58の揺動に伴なって前記ギア57に噛み合った状態を保ちながら前記ギア57の周方向に移動する。
【0044】
前記左右の側板37、37の上端には、フラッパ60の上端が開閉可能に取り付けられている。前記フラッパ60と前記他方の側板37とには、前記フラッパ60の開閉を検知する第3センサ61がそれぞれ設けられている。前記第3センサ61は、前記フラッパ60の開閉を検知することにより、前記商品15が前記バケット30内に完全に搬入されたことと、前記商品15が前記バケット30から完全に搬出されたことを検知するものである。
【0045】
前記左右の側板37、37には、前記商品15が前記ラック8から搬入されたことを検知する投光側の第4センサ62と受光側の第5センサ63とがそれぞれ設けられている。
【0046】
[制御部の構成の説明]
図10は、この実施の形態における自動販売機1の制御部の構成を示すブロック図である。
【0047】
図10において、符号64は、メモリである。前記メモリ64は、前記バケット30のアクセス位置が記憶されている。また、符号66は商品選択ボタンである。さらに、符号26は前記X−Y搬送機構であり、符号30は前記バケットである。
【0048】
前記メモリ64、前記商品選択ボタン66、前記X−Y搬送機構26、前記バケット30は、制御部67にそれぞれ接続されている。前記制御部67は、前記商品選択ボタン66から入力された商品選択信号に基づいて、前記メモリ64に記憶されている前記アクセス位置に前記バケット30を移動させ、かつ、停止させる移動停止命令信号を前記X−Y搬送機構26に出力する。
【0049】
前記制御部67には、前記プッシャモータ40、前記コンベアモータ50、前記第1センサ44、前記第2センサ45、前記第3センサ61、前記第4センサ62、前記第5センサ63がそれぞれ接続されている。前記制御部67は、前記各センサ44、45、61、62、63からの検知信号を入力し、前記各モータ40、50に駆動停止命令信号を出力する。
【0050】
(実施の形態の作用・効果の説明)
この実施の形態における自動販売機1は、以上のごとき構成からなり、以下その作用について図11〜図16を参照して説明する。
【0051】
まず、お客が自動販売機1に貨幣を投入すると共に、購入したい商品15に対応する商品選択ボタン66を押す。すると、商品選択ボタン66から商品選択信号が制御部67に入力される。制御部67は、入力された商品選択信号に基づいて、メモリ64に記憶されているアクセス位置にバケット30を移動させ、かつ、停止させる移動停止命令信号をX−Y搬送機構26に出力する。
【0052】
X−Y搬送機構26は、移動停止命令信号に基づいて、バケット30をお客が選択した商品15が収容されているラック8に移動させ、かつ、停止させる。
【0053】
バケット30が所定のラック8の前に停止したところで、制御部67を介してプッシャモータ40が駆動する。このプッシャモータ40の駆動力が減速機構41を介してナピアネジ42に伝達される。すると、ガイドピン43が図11中の矢印方向に前進し、また、揺動板58を介して連結ギア59が図11中の矢印の時計方向に移動する(図11参照)。
【0054】
前記ガイドピン43が前進して、図1および図2に示すように、ラック8側のガイド孔24に挿入する。このとき、バケット30がアクセス位置に対して多少ずれた位置に停止したとしても、ガイドピン43がガイド孔24に挿入することにより、位置決めが行われる。この結果、バケット30の位置が修正されて、バケット30は、アクセス位置に確実に位置することとなる。
【0055】
また、ガイド孔24の前方は、末広がり形状であるから、ガイドピン43がガイド孔24にスムーズに挿入することができる。さらに、ガイド孔24のガイド部材240は、樹脂製であるから、ガイドピン43が金属製であっても、耐久性について何ら問題はない。
【0056】
また、図12に示すように、連結ギア59がラック8のラックギア17に噛み合う。ここで、第2センサ45がガイドピン43の突出状態を検知する。これにより、制御部67を介してプッシャモータ40の駆動が停止される。それに伴なって、ガイドピン43の前進と連結ギア59の移動とがそれぞれ停止する。
【0057】
つぎに、制御部67を介してコンベアモータ50が駆動する。このコンベアモータ50の駆動力は、図12中の矢印に示すように、減速機構51、動力伝達機構52、搬送ローラ56、ギア57を介して連結ギア59に伝達される。すると、ラック8のラックギア17が回転する。
【0058】
これにより、動力伝達機構(回転軸19、ベベルギア20、ドライブシャフト18、出力ギア21)および回転機構(大ギア16、16)を介して2本のスパイラル14、14が回転する。この結果、商品15が図12中の矢印方向に送り出される(図12参照)。
【0059】
前記商品15が送り出されているとき、この商品15の送り出しの負荷が大きい場合には、連結ギア59がラックギア17の周方向に移動しようとする。すなわち、バケット30がラック8に対して乗り上がろうとする。
【0060】
すると、図1および図2中の矢印に示すように、ガイドピン43がガイド孔24の壁に当たるので、バケット30の乗り上がりを防止できる。
【0061】
図13中の矢印に示すように、商品15がラック8から送り出されてバケット30内に搬入される。すると、第4センサ62および第5センサ63が商品15の搬入を検知する。これにより、制御部67を介してコンベアモータ50の駆動が停止する(図13を参照)。
【0062】
制御部67を介してプッシャモータ40が駆動(逆回転)する。このプッシャモータ40の駆動力が減速機構41を介してナピアネジ42に伝達される。すると、ガイドピン43が図14中の矢印方向に後退し、また、揺動板58を介して連結ギア59が図14中の矢印の反時計方向に移動する(図14参照)。
【0063】
ガイドピン43がガイド孔24から抜けて元の待機位置に戻る。また、連結ギア59がラック8のラックギア17から離れて元の位置に戻る。ここで、第1センサ44がガイドピン43の待機状態を検知する。これにより、制御部67を介してプッシャモータ40の駆動が停止される。それに伴なって、ガイドピン43の後退と連結ギア59の移動とがそれぞれ停止する。
【0064】
つぎに、図15中の白抜き矢印に示すように、制御部67を介してYモータ36が若干駆動して停止し、それに伴なって、バケット30が若干上方に移動して停止する。これにより、商品15が搬送ローラ56上に乗る。
【0065】
つづいて、制御部67を介してコンベアモータ50が駆動する。すると、搬送ローラ56が回転して、その搬送ローラ56上の商品15が、図15中の矢印に示すように、搬送ローラ56からベルトコンベア46の運搬ベルト49上に乗り移る。この結果、商品15は、バケット30内に完全に搬入される。
【0066】
このとき、商品15の重量により、フラッパ60が若干開き、第3センサ61が商品15の完全搬入を検知する。これにより、コンベアモータ50の駆動が停止して、搬送ローラ56の回転が停止する(図15を参照)。
【0067】
それから、制御部67を介してXモータ、Yモータ36が駆動して、バケット30が商品取出口7に対向する位置に位置する。このとき、Xセンサ32、Yセンサがバケット30の待機位置を検知する。これにより、Xモータ、Yモータ36の駆動が停止して、バケット30が商品取出口7に対向する位置に停止する。
【0068】
そして、制御部67を介してコンベアモータ50が駆動する。すると、ベルトコンベア46の運搬ベルト49が図16中の矢印方向に移動する。これにより、商品15がフラッパ60を開いて商品取出口7に搬出される(図16を参照)。
【0069】
この結果、商品15は、商品取出口7に完全に搬出される。このとき、第3センサ61が商品15の完全搬出を検知する。これにより、コンベアモータ50の駆動が停止して、ベルトコンベア46の運搬ベルト49の移動が停止する。以上で商品15の自動販売が完了する。
【0070】
(実施の形態の変形例の説明)
[コンベアラックの構成の説明]
前記複数種類のラックには、コンベアラック68がある。以下、コンベアラック68について図17および図18を参照して説明する。図中、図1〜図16と同符号は、同一のものを示す。
【0071】
前記コンベアラック68は、図17および図18に示すように、前面および上面が開口したケース70内にベルトコンベア71が配置されている。
【0072】
前記ベルトコンベア71は、2本のガイドローラ72、73と、その2本のガイドローラ72、73にかけまわした運搬ベルト74と、前記2本のガイドローラ72、73を保持するプレートの間に設けた運搬ベルト74の緊張用のスプリング75とから構成されている。前記ベルトコンベア71は、運搬ベルト74上に並べた商品15を送り出すものである。
【0073】
前記ケース70の前面端部には、ラックギア76が回転可能に取り付けられている。前記ラックギア76は、前記一方のガイドローラ72に減速機構77を介して連結されている。前記ラックギア76および減速機構77は、動力伝達機構を構成する。前記動力伝達機構は、アクセス位置に停止した前記バケット30からの動力を前記ベルトコンベア71に伝達する。
【0074】
前記ケース70には、前記ガイド孔24を有するガイド部材240と、ネームプレート取付部25がそれぞれ設けられている。
【0075】
前記コンベアラック68は、前記スパイラルラック8とほぼ同様の作用効果を達成することができる。
【0076】
[他の例の説明]
なお、この実施の形態における自動販売機1は、内扉3の透明板5および外扉4の透明板6により、外部から本体2内の商品15を見ることができるものである。ところが、この発明は、内扉および外扉を不透明として本体2内の商品15が見えない場合であっても良い。この場合、商品の見本や案内を設ける。
【0077】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明の自動販売機(請求項1)は、バケットとラックとにガイド機構が設けられているものであるから、バケットがラックのアクセス位置に停止した際に、バケット側のガイド機構とラック側のガイド機構とが相互にガイド係合する。この結果、この発明の自動販売機(請求項1)は、バケットのアクセス位置を位置決めすることができる。また、バケットからラックへの動力伝達時にバケットがラックに対して移動するのを防止することができる。
【0078】
また、この発明の自動販売機(請求項)は、バケットがラックのアクセス位置に停止した際に、バケット側のガイドピンがラック側のガイド部材のガイド孔に挿入する。このために、この発明の自動販売機(請求項)は、ガイドピンとガイド部材のガイド孔とからなる簡単な構造のガイド機構により、バケットのアクセス位置を位置決めすることができる。また、バケットからラックへの動力伝達時にバケットがラックに対して移動するのを防止することができる。
【0079】
また、この発明の自動販売機(請求項)は、ガイド孔のガイド部材が樹脂製であるから、ガイドピンが金属製であっても、耐久性について何ら問題はない。
【0080】
また、この発明の自動販売機(請求項)は、ガイド孔がガイドピンに向かって末広がり形状をなすので、ガイドピンがガイド部材のガイド孔にスムーズに挿入することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態にかかる自動販売機のガイド機構の構成を示す一部断面図である。
【図2】図1におけるII−II線断面図である。
【図3】外扉を開いた状態の自動販売機の内部を示す説明図である。
【図4】スパイラルラックを示す斜視図である。
【図5】第1スパイラルラックを示す正面図である。
【図6】X−Y搬送機構を示す斜視図である。
【図7】バケット停止位置検知手段を示す説明図である。
【図8】バケットを示す斜視図である。
【図9】バケットのベルトコンベアおよび動力伝達機構を示す説明図である。
【図10】制御部の構成を示すブロック図である。
【図11】ガイドピンの前進状態を示す説明図である。
【図12】スパイラルラックが商品を送り出している状態を示す説明図である。
【図13】商品がスパイラルラックから送り出されてバケット内に搬入する状態を示す説明図である。
【図14】ガイドピンがガイド孔から抜けた状態を示す説明図である。
【図15】商品がバケット内に完全に搬入された状態を示す説明図である。
【図16】商品がバケットから搬出される状態を示す説明図である。
【図17】コンベアラックを示す斜視図である。
【図18】コンベアラックを示す正面図である。
【符号の説明】
1 自動販売機
2 本体
3 内扉
4 外扉
5、6 透明板
7 商品取出口
8 スパイラルラック(ラック)
8(W) 幅広のラック
8(S) 標準のラック
13 ケース
14、14 2本のスパイラル
15 商品
16、16 大ギア(回転機構)
17 ラックギア(動力伝達機構)
18 ドライブシャフト(動力伝達機構)
19 回転軸(動力伝達機構)
20 ベベルギア(動力伝達機構)
21 出力ギア(動力伝達機構)
22、22 保持板
23 ガイド
24 ガイド孔
240 ガイド部材
25 ネームプレート取付部
26 X−Y搬送機構
27 X軸搬送部
28 Y軸搬送部
29 Xレール
30 バケット
31 バケット停止位置検知手段
32 Xセンサ
33 スリット
34、34 左右のYレール
35 天板
36 Yモータ
37、37 側板
38 底板
39 ローラ
40 プッシャモータ
41 減速機構
42 ナピアネジ
43 ガイドピン
44 第1センサ
45 第2センサ
46 ベルトコンベア
47、48 ガイドローラ
49 運搬ベルト
50 コンベアモータ
51 減速機構
52 動力伝達機構
53、54 プーリー
55 ベルト
56 搬送ローラ
57 ギア
58 揺動板
59 連結ギア
60 フラッパ
61 第3センサ
62 第4センサ
63 第5センサ
64 メモリ
66 商品選択ボタン
67 制御部
68 コンベアラック
70 ケース
71 ベルトコンベア
72、73 ガイドローラ
74 運搬ベルト
75 スプリング
76 ラックギア
77 減速機構

Claims (3)

  1. 本体と、
    前記本体に開閉可能に取り付けられ、商品選択ボタンおよび商品取出口が設けられている扉と、
    前記本体内に上下複数段左右複数列に配置され、商品を並べて収容する複数台のラックと、
    前記本体と前記扉との間に配置されたX−Y搬送機構と、
    前記X−Y搬送機構に装備され、X軸方向およびY軸方向に移動して、前記商品選択ボタンにより選択された商品を前記ラックから搬入しかつ前記商品取出口に搬出するバケットと、
    前記バケットと前記各ラックとにそれぞれ設けられており、前記バケットが前記ラックのアクセス位置に停止して、相互に連結して前記バケットからの動力を前記ラックに伝達する動力伝達機構と、
    前記バケットと前記各ラックとにそれぞれ設けられており、前記バケットが前記ラックのアクセス位置に停止して、相互にガイド係合して前記バケットのアクセス位置を位置決めすると共に前記バケットから前記ラックへの動力伝達時に前記バケットが前記ラックに対して移動するのを防止するガイド機構と、を備え
    前記ガイド機構は、前記バケット側に進退可能に設けられたガイドピンと、前記ラック側に取り付けられたガイド部材に設けられたガイド孔とから構成されている、ことを特徴とする自動販売機。
  2. 前記ガイドピンは、金属製からなり、前記ガイド部材は、樹脂製からなる、ことを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
  3. 前記ガイド孔は、前記ガイドピンに向かって末広がり形状をなす、ことを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
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