JP3821261B2 - 自動販売機の商品搬送制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、多数の商品コラムが格子状に区画された商品収納棚と、この商品収納棚の前面に沿ってX−Y二次元方向に移動する商品バケットを有するモータ駆動の商品搬送機構とを備え、この商品搬送機構は商品販売時に商品バケットを待機位置から指定された商品コラムにアクセスさせ、この商品コラムから払い出された販売商品を商品バケットに受け入れて商品取出口まで搬送する自動販売機に関し、特に商品バケットの停止位置精度を高めるための制御手段に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の自動販売機において、販売効率を高めるためには商品バケットの移動速度を大きくする必要があるが、その反面、移動速度が大きくなると停止時の位置精度が悪くなり、場合によっては商品コラムからの商品の払い出しができなくなる。一方、商品バケットを指定した商品コラムにアクセスさせるためには、予め各商品コラムのX−Y座標とコラム番号との対応テーブルを記憶手段に設定しておく必要があり、従来は自動販売機の立ち上げ時にこの対応テーブルを入力キーにより打ち込んでいる。しかし、手動によるデータの打ち込みは面倒であるばかりでなく、誤りが生じる危険が大きい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、商品バケットの停止位置精度を維持しながらその移動速度を大きくし、また上記対応テーブルの設定作業を自動化することを課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
商品バケットの移動速度を大きくすると、停止時にオーバーランが生じて停止精度が悪くなる。そのため、従来は移動速度の増大が困難であるとともに、なおかつオーバーランの発生量によっては停止精度に問題が生じていた。この発明は、このオーバーラン量を予め見込んで、その見込み量だけ手前で商品搬送機構の駆動モータを停止させることにより、移動速度を大きくしながら商品バケットの停止精度を向上させるものとする。
【0005】
すなわち、この発明は、多数の商品コラムが格子状に区画された商品収納棚と、この商品収納棚の前面に沿ってX−Y二次元方向に移動する商品バケットを有するモータ駆動の商品搬送機構とを備え、この商品搬送機構は商品販売時に前記商品バケットを待機位置から指定された前記商品コラムにアクセスさせ、この商品コラムから払い出された商品を前記商品バケットに受け入れて商品取出口まで搬送する自動販売機であって
前記商品バケットの待機位置を基準とする前記各商品コラムのX−Y座標とコラム番号との対応テーブルを記憶した記憶手段と、
前記X−Y座標に対応してX−Y二方向にそれぞれ配列された座標標識と、
前記商品搬送機構に取り付けられ、前記座標標識をX−Y方向別にそれぞれ検出する停止センサと、
商品販売時に指定された前記商品コラムのコラム番号に基づいて前記商品バケットを移動させるとともに、前記停止センサからの前記座標標識の検出信号をX−Y方向別にカウントし、そのカウント値が指定された前記コラム番号に対応する前記X−Y座標に達した時点で前記商品搬送機構の駆動モータを停止させる制御手段とを有し
前記各座標標識の位置を対応する前記商品コラムよりも前記商品バケットの進行方向に対して一定距離手前に設定し、前記商品バケットは前記駆動モータが停止した後、惰性により前記一定距離だけ移動して指定された前記商品コラムに対面することを基本構成としている。
【0006】
そして、請求項1の発明では、上記の基本構成において、前記各座標標識と対をなすようにX−Y二方向にそれぞれ配列された確認標識と、
前記商品バケットが前記各商品コラムに対面した状態でその商品コラムの前記確認標識をX−Y方向別にそれぞれ検出するように前記商品搬送機構に取り付けられた確認センサと、
商品販売時に移動した前記商品バケットが指定された前記商品コラムにアクセスして停止した状態で前記確認センサが動作していれば次の販売動作に移行するが、動作していなければ前記停止センサからの検出信号のカウント値Aと前記確認センサからの検出信号のカウント値Bとを比較し、カウント値Aがカウント値Bよりも大きければ商品バケットを当初の進行方向に再度移動させるとともに、前記確認センサが前記確認標識を検出した時点で停止させ、またカウント値Aとカウント値Bとが同じであれば前記商品バケットを当初の進行方向と逆方向に再度移動させるとともに、前記確認センサが前記確認標識を検出した時点で停止させた後に、次の販売動作に移行する補正手段とを設けたことを特徴とする。これにより、商品バケットの停止位置精度を高めつつ、オーバーラン量が見込みと相違した際にも前記商品搬送機構を再度駆動して位置修正を行うことができる。また、その場合、前記商品搬送機構の再移動時に、その駆動モータを減速する速度切換手段を設ければ、停止位置が一層正確になる(請求項)。
【0007】
一方、請求項3の発明は、多数の商品コラムが格子状に区画された商品収納棚と、この商品収納棚の前面に沿ってX−Y二次元方向に移動する商品バケットを有するモータ駆動の商品搬送機構とを備え、この商品搬送機構は商品販売時に前記商品バケットを待機位置から指定された前記商品コラムにアクセスさせ、この商品コラムから払い出された商品を前記商品バケットに受け入れて商品取出口まで搬送する自動販売機において、
前記商品搬送機構の待機位置を基準とする前記各商品コラムのX−Y座標とコラム番号との対応テーブルを記憶する記憶手段と、
前記X−Y座標に対応してX−Y二方向にそれぞれ配列された座標標識と、
前記商品搬送機構に取り付けられ、前記座標標識をX−Y方向別にそれぞれ検出する停止センサと、
前記記憶手段の初期状態において、前記商品搬送機構をX−Y方向別にそれぞれ限界まで移動させて前記停止センサの検出信号をカウントし、このカウント値から前記待機位置を基準とする前記各商品コラムのX−Y座標とコラム番号との対応テーブルを演算して前記記憶手段に記憶させる設定手段と、
商品販売時に指定された前記商品コラムのコラム番号に基づいて前記商品バケットを移動させるとともに、前記停止センサからの前記座標標識の検出信号をX−Y方向別にカウントし、そのカウント値が指定された前記コラム番号に対応する前記X−Y座標に達した時点で前記駆動モータを停止させる制御手段とを設けるものとする。これにより、自動販売機の立ち上げ時に電源を入れるだけで、各商品コラムの座標標識とコラム番号との対応テーブルが自動的に設定される。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図8に基づいてこの発明の実施の形態を説明する。まず、図3は自動販売機の全体構成の概略を示すもので、(A)は正面図、(B)はその前面扉を除いて商品収納棚を示した正面図である。図3(A)において、自動販売機の前面扉1には透明板2が嵌め込まれ、内部の商品収納棚3が前方から透視できるようになっている。そして、その側方には商品選択用のキーボード4、紙幣挿入口5、コイン挿入口6、表示器7などからなる操作パネルが配置され、また下方には商品取出口8が設けられている。一方、図3(B)において、商品収納棚3には多数の商品コラム9が格子状に区画され、各商品コラム9には商品10が前後方向に多数並べて収納されている。
【0009】
商品収納棚3の前面には、この面に沿ってX−Y二次元方向(いまの場合は上下・左右方向)に移動する商品バケット11を有するモータ駆動の商品搬送機構を備え、この商品搬送機構は商品販売時に商品バケット11を待機位置(いまの場合は商品取出口8と同じ位置)から指定された商品コラム9にアクセスし、この商品コラム9から払い出された販売商品10を商品取出口8まで搬送する。
【0010】
図4は上記商品搬送機構の概略構成を示す斜視図である。図4において、商品バケット11は水平な移動枠12の図示しないレール上に左右方向(X方向)に移動自在に支持され、直流モータからなるX方向駆動モータ13に駆動される水平ベルト14に直結されている。一方、移動枠12は方形の固定枠15の左右両側に上下方向(Y方向)に取り付けられた図示しないレールに移動自在に案内され、左右一対の垂直ベルト16に直結されている。垂直ベルト16は、直流モータからなるY方向駆動モータ17により歯車を介して駆動される。
【0011】
ここで、移動枠12には商品バケット11の移動方向に沿って、長尺のX方向の位置検出板18及び位置確認板19が隣接して配置され、各々には座標標識としての方形の切欠溝18a及び確認標識としての方形の切欠溝19aが商品コラム9の左右方向の間隔と同ピッチで配列されている。また同様に、固定枠15の右端には移動枠12の移動方向に沿って、Y方向の位置検出板20及び位置確認板21が隣接して配置され、各々には座標標識としての方形の切欠溝20a及び確認標識としての方形の切欠溝21aが商品コラム9の上下方向の間隔と同ピッチで配列されている。そして、商品バケット11の側面には位置検出板18及び位置確認板19をそれぞれ挟むようにホトインタラプタからなる停止センサ22及び確認センサ23が隣接して取り付けられ、同様に移動枠12の側面には位置検出板20及び位置確認板21をそれぞれ挟むように停止センサ24及び確認センサ25が隣接して取り付けられている。各センサ22〜25は切欠溝18a〜21aに来るとパルス信号を発生する。
【0012】
図5は制御ブロック図を示すものである。図5において、CPU26は停止センサ22,24及び確認センサ23,25の検出信号を入力し、ROM27に格納された制御プログラム及びキーボード4からの入力によりRAM28に記憶される制御データに基づいて、ドライバ29及び30を介して、X方向駆動モータ13及びY方向駆動モータ17をオン・オフ制御する。ここで、図6に示すように、ドライバ29,30には商品コラム11の後述する位置補正時に駆動モータ13,17を減速させるための速度切換回路31が設けられている。この速度切換回路31は抵抗31aと常閉接点31bとからなり、常時は接点31bを介して抵抗31aを短絡する一方、位置補正時には接点31bをオフして印加電圧を下げ、駆動モータ13,17を減速するものである。CPU26の制御動作については、フローチャートに基づいて後述する。
【0013】
図7は商品コラム9の位置検出を説明するためのコラム配置図である。図7において、商品コラム9はX方向に5列、Y方向に6段格子状に区画され、全部で29コラム存在し、左上から図示の通りコラム番号No.1,No.2,…No.30 が付されているものとする。また、XL ,XR 及びXU ,XD はそれぞれ左右及び上下方向を意味するものとする。更に、商品バケット11は販売待機状態ではP点で待機するが、電源投入時はたまたまQ点で停止しているものとする。商品バケット11の待機位置は、実際には図3に示すように商品取出口8の位置と同一に定められ、従ってY方向については商品コラム9の配置エリア外(商品収納棚3の下方)に位置するが、説明を一般化するために図7のP点(以下、基準位置という)で待機するものと仮定する。
【0014】
一方、図7において、X方向の位置確認板19には商品バケット11が各商品コラム9に対面する位置に合わせて確認標識としての切欠溝19aが設けられ、またP点に対応する位置に基準位置検出用の切欠溝19bが設けられている。また、位置検出板18には、商品バケット11の進行方向について、上記切欠溝19aよりも一定距離ΔXだけ手前に座標標識としての切欠溝18aが設けられ、切欠溝19bと一致する位置に基準位置検出用の切欠溝18bが設けられている。同様に、Y方向の位置確認板21には商品バケット11が各商品コラム9に対面する位置に合わせて確認標識としての切欠溝21aが設けられ、またP点に対応する位置に基準位置検出用の切欠溝21bが設けられている。また、位置検出板20には、商品バケット11の進行方向について、上記切欠溝21aよりも一定距離ΔYだけ手前に座標標識としての切欠溝20aが設けられ、切欠溝21bと一致する位置に基準位置検出用の切欠溝20bが設けられている。また、後述するように、商品バケット11の左右・上下方向の移動限界を規制するためのリミットスイッチ32〜35が設けられている。
【0015】
それでは、図7を参照しながら図1に基づいて、まず商品コラム9のX−Y座標とコラム番号との対応テーブルの自動設定制御について説明する。図1において、自動販売機の運転開始時に、CPU26はRAM28が初期状態、つまりデータが未設定状態かをチェックし(S1)、初期状態でなければ直ちに販売待機とするが、初期状態であれば商品搬送機構を右方向(XR方向)に駆動し(S2,なお、駆動方向を図7に矢印で示す)、X方向の基準位置Pを探す(S3)。図示の場合、基準位置Pは反対側で探せないのでそのまま進み、限界(右限)位置かをチェックする(S4)。そして、右限リミットスイッチ33が動作したら商品搬送機構を左方向(XL方向)に反転し(S5)、再び基準位置Pを探(S3)。ここで、基準位置Pでは切欠溝18bと切欠溝19bとが同位置にあり、CPU26はセンサ22,23からのパルス信号が同時発生したことをもって基準位置Pと判定する。
【0016】
S3で基準位置を見つけたら、次は商品コラム9の列数を数える。すなわち、基準位置Pに到達したら、商品搬送機構を同方向にそのまま駆動し、切欠溝18aの通過により停止センサ22から生じる検出信号の数をカウントする(S6)。なお、電源投入時に例えば図7のQ’点で停止していたとすると、S2→S3で破線矢印に示すように直ぐに基準位置Pが見つかるので、直ちにS6に進む。そして、限界(左限)位置に達したかをチェックし(S7)、左限リミットスイッチ32が動作したら、それまでのカウント値を基準位置Pよりも左側の商品コラム9の数としてRAM28に記憶する(S8)。次いで、商品コラム搬出機構を反転し(S9)、基準位置Pに戻ったかをチェックする(S10)。基準位置Pに戻ったら、商品搬送機構を同方向にそのまま駆動し、同様に切欠溝18aの通過により停止センサ22から生じる検出信号の数を数をカウントする(S11)。そして、限界(右限)位置に達したかをチェックし(S12)、右限リミットスイッチ33が動作したら、それまでのカウント値を基準位置Pよりも右側の商品コラム9の数としてRAM28に記憶する(S13)。次いで、商品搬送機構を反転させ(S14)、基準位置Pで停止させる(S15)。
【0017】
以上で左右(XR ,XL )方向のコラム数のカウントを終了し、次に上下(YU ,YD )方向についても同様の動作(S2〜S15)を繰り返して、基準位置Pよりも上側及び下側のコラム数をカウントして記憶する(S16)。そして、このカウントが終了したら、基準位置Pを起点とする各商品コラム9の座標を上記カウント値に基づいて演算し、商品コラム9のX−Y座標、つまり基準位置PからのX−Yカウント値とそのコラム番号との対応テーブルをRAM28に記憶した後(S17)、販売待機状態とする(S18)。図8は各商品コラム9の座標(XL ,YU ),(XR ,YU ),(XL ,YD ),(XR ,YD )を例示したものである。
【0018】
次に、図2に基づいて、上記対応テーブル設定後の商品搬出動作について説明する。貨幣投入後、キーボード4(図5)の数字キー4aからコラム番号が入力されると、この入力値を読み込み(S21)、次いで決定キー4bがONされるのを待って(S22)、RAM28の上記対応テーブルからコラム番号に対応する座標をCPU26内にセットする(S23)。続いて、商品搬送機構を駆動し、該当する商品コラム9の座標標識に応じて商品バケット11をXL 又はXR 方向に移動させ(S24)、停止センサ22のカウント値がセット値に達したかをチェックする(S25)。そして、セット値に達したら商品搬送機構を停止する(S26)。その際、駆動モータ13をオフしても商品バケット11は即時には停止せず、惰性により若干オーバーランする。そのため、すでに述べたように、座標標識18aの位置を対応する商品コラム9よりも商品バケット11の進行方向に対して一定距離ΔXだけ手前に設定してある。次に、このオーバーラン量の見込み量ΔXに対する過不足をその段階で確認センサ23が動作しているか否かによりチェックする(S27)。
【0019】
ここで、確認センサ23が動作していれば、商品バケット11は正確な位置に来ていることになるので、S35で商品搬出機構をY方向に移動させるが、動作していなければ商品バケット11が正確な位置から前後にずれていることになるので停止位置の補正を行う。すなわち、S23で確認センサ23が動作していなければS28に移り、速度切換回路31を減速側に切り換えた後、停止センサ22のカウント値が確認センサ23のカウント値よりも大きいかをチェックする(S29)。停止センサ22のカウント値が確認センサ23のカウント値よりも大きければ(停止センサカウント値=確認センサカウント値+1)、商品バケット11は正確な位置の手前で停止していることになるので、停止した商品搬送機構を当初と同一の方向に駆動して(S30)、確認センサ23が動作したかをチェックする(S32)。そして、確認センサ23が動作したら、商品バケット11は正確に位置したものとして商品搬送機構を停止し(S33)、速度切換回路31を通常に復帰させ(S34)、S35に移る。
【0020】
これに対して、S28で停止センサ22のカウント値が確認センサ23のカウント値よりも大きくなければ(停止センサカウント値=確認センサカウント値)、商品バケット11は正確な位置を越えて停止していることになるので、停止した商品搬送機構を当初と反対の方向に駆動し(S31)、確認センサ23が動作したら(S32)、商品バケット11は正確に位置したものとして商品搬送機構を停止し(S33)、速度切換回路31を通常に復帰させ(S34)、S35に移る。S35はY方向への移動、停止及び停止位置補正の動作で、上記X方向の動作の繰り返しなので、その説明は省略する。商品バケット11が指定された商品コラム9に正確に対面して停止したら、商品10(図3)を商品バケット11に払い出し(S36)、商品搬送機構をX−Y方向に駆動して商品10を基準位置(商品取出口)まで搬送し(S37)、基準位置に達したら(S38)、商品搬送機構を停止して(S39)、販売待機する(S40)。
【0021】
【発明の効果】
以上の通り、この発明によれば以下の効果が得られる。
(1)商品バケットのオーバーランを考慮して商品搬送機構の駆動モータを停止させるので商品バケットの停止精度が向上し、販売効率及び信頼性の高い自動販売機が得られるだけでなく、商品バケットの停止位置を確認して位置ずれが生じている場合には位置補正を行い、またその場合には駆動モータを減速することにより、上記停止精度が一層向上する(請求項,請求項)。
)自動販売機の立ち上げ時に電源を入れるだけで、各商品コラムの座標とコラム番号との対応テーブルが自動的に設定されるので、データを手動で打ち込む手間やその際のミスがなくなる(請求項)。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による座標データの自動設定動作を示すフローチャートである。
【図2】この発明による商品搬出動作を示すフローチャートである。
【図3】この発明に係る自動販売機の正面図で、(A)は外観を示し、(B)は前面扉を除いた内部を示す。
【図4】図3の自動販売機の商品搬出機構の斜視図である。
【図5】図3の自動販売機の制御ブロック図である。
【図6】図5における駆動モータの速度切換回路を示す図である。
【図7】図3の自動販売機の商品コラムの配置構成を示す図である。
【図8】図7の商品コラムのX−Y座標を示す図である。
【符号の説明】
3 商品収納棚
4 キーボード
8 商品取出口
9 商品コラム
10 商品
11 商品バケット
13 X方向駆動モータ
17 Y方向駆動モータ
18 X方向位置検出板
18a 座標標識
19 X方向位置確認板
19a 確認標識
20 Y方向位置検出板
20a 座標標識
21 Y方向位置確認板
21a 確認標識
22 X方向停止センサ
23 X方向確認センサ
24 Y方向停止センサ
25 Y方向確認センサ
31 速度切換回路
32 リミットスイッチ
33 リミットスイッチ
34 リミットスイッチ
35 リミットスイッチ

Claims (3)

  1. 多数の商品コラムが格子状に区画された商品収納棚と、この商品収納棚の前面に沿ってX−Y二次元方向に移動する商品バケットを有するモータ駆動の商品搬送機構とを備え、この商品搬送機構は商品販売時に前記商品バケットを待機位置から指定された前記商品コラムにアクセスさせ、この商品コラムから払い出された販売商品を前記商品バケットに受け入れて商品取出口まで搬送する自動販売機であって
    前記商品バケットの待機位置を基準とする前記各商品コラムのX−Y座標とコラム番号との対応テーブルを記憶した記憶手段と、
    前記X−Y座標に対応してX−Y二方向にそれぞれ配列された座標標識と、
    前記商品搬送機構に取り付けられ、前記座標標識をX−Y方向別にそれぞれ検出する停止センサと、
    商品販売時に指定された前記商品コラムのコラム番号に基づいて前記商品バケットを移動させるとともに、前記停止センサからの前記座標標識の検出信号をX−Y方向別にカウントし、そのカウント値が指定された前記コラム番号に対応する前記X−Y座標に達した時点で前記商品搬送機構の駆動モータを停止させる制御手段とを有し
    前記各座標標識の位置を対応する前記商品コラムよりも前記商品バケットの進行方向に対して一定距離手前に設定し、前記商品バケットは前記駆動モータが停止した後、惰性により前記一定距離だけ移動して指定された前記商品コラムに対面するようにした自動販売機の商品搬送制御装置において
    前記各座標標識と対をなすようにX−Y二方向にそれぞれ配列された確認標識と、
    前記商品バケットが前記各商品コラムに対面した状態でその商品コラムの前記確認標識をX−Y方向別にそれぞれ検出するように前記商品搬送機構に取り付けられた確認センサと、
    商品販売時に移動した前記商品バケットが指定された前記商品コラムにアクセスして停止した状態で前記確認センサが動作していれば次の販売動作に移行するが、動作していなければ前記停止センサからの検出信号のカウント値Aと前記確認センサからの検出信号のカウント値Bとを比較し、カウント値Aがカウント値Bよりも大きければ商品バケットを当初の進行方向に再度移動させるとともに、前記確認センサが前記確認標識を検出した時点で停止させ、またカウント値Aとカウント値Bとが同じであれば前記商品バケットを当初の進行方向と逆方向に再度移動させるとともに、前記確認センサが前記確認標識を検出した時点で停止させた後に、次の販売動作に移行する補正手段とを設けたことを特徴とする自動販売機の商品搬送制御装置。
  2. 前記商品バケットの再移動時に、前記駆動モータを減速する速度切換手段を設けたことを特徴と請求項記載の自動販売機の商品搬送制御装置。
  3. 多数の商品コラムが格子状に区画された商品収納棚と、この商品収納棚の前面に沿ってX−Y二次元方向に移動する商品バケットを有するモータ駆動の商品搬送機構とを備え、この商品搬送機構は商品販売時に前記商品バケットを待機位置から指定された前記商品コラムにアクセスさせ、この商品コラムから払い出された販売商品を前記商品バケットに受け入れて商品取出口まで搬送する自動販売機において、
    前記商品搬送機構の待機位置を基準とする前記各商品コラムのX−Y座標とコラム番号との対応テーブルを記憶する記憶手段と、
    前記X−Y座標に対応してX−Y二方向にそれぞれ配列された座標標識と、
    前記商品搬送機構に取り付けられ、前記座標標識をX−Y方向別にそれぞれ検出する停止センサと、
    前記記憶手段の初期状態において、前記商品搬送機構をX−Y方向別にそれぞれ限界まで移動させて前記停止センサの検出信号をカウントし、このカウント値から前記待機位置を基準とする前記各商品コラムのX−Y座標とコラム番号との対応テーブルを演算して前記記憶手段に記憶させる設定手段と、
    商品販売時に指定された前記商品コラムのコラム番号に基づいて前記商品バケットを移動させるとともに、前記停止センサからの前記座標標識の検出信号をX−Y方向別にカウントし、そのカウント値が指定された前記コラム番号に対応する前記X−Y座標に達した時点で前記駆動モータを停止させる制御手段とを設けたことを特徴とする自動販売機の商品搬送制御装置。
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