JPH11353546A - 自動販売機の商品搬送制御装置 - Google Patents

自動販売機の商品搬送制御装置

Info

Publication number
JPH11353546A
JPH11353546A JP10169185A JP16918598A JPH11353546A JP H11353546 A JPH11353546 A JP H11353546A JP 10169185 A JP10169185 A JP 10169185A JP 16918598 A JP16918598 A JP 16918598A JP H11353546 A JPH11353546 A JP H11353546A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
product
commodity
bucket
column
transport mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10169185A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3821261B2 (ja
Inventor
Kazuyoshi Matoba
一嘉 的場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP16918598A priority Critical patent/JP3821261B2/ja
Publication of JPH11353546A publication Critical patent/JPH11353546A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3821261B2 publication Critical patent/JP3821261B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07FCOIN-FREED OR LIKE APPARATUS
    • G07F11/00Coin-freed apparatus for dispensing, or the like, discrete articles
    • G07F11/02Coin-freed apparatus for dispensing, or the like, discrete articles from non-movable magazines
    • G07F11/04Coin-freed apparatus for dispensing, or the like, discrete articles from non-movable magazines in which magazines the articles are stored one vertically above the other
    • G07F11/16Delivery means
    • G07F11/165Delivery means using xyz-picker or multi-dimensional article picking arrangements
    • G07F11/1653Delivery means using xyz-picker or multi-dimensional article picking arrangements the picking arrangements being collecting buckets

Abstract

(57)【要約】 【課題】商品コラムが格子状に多数区画された商品収納
棚から払い出された商品をX−Y方向に移動する商品バ
ケットにより商品取出口まで搬送する自動販売機におい
て、商品バケットの停止位置精度を高める。 【解決手段】停止センサ22,24により検出し、商品
バケット11の駆動モータ13,17をオフする座標標
識18a,20aを商品バケット11の実際の停止位置
よりも手前に設定し、駆動モータ13,17を商品バケ
ット11のオーバーラン量を見込んで早めにオフすると
ともに、商品バケット11の停止後に確認センサ23,
25が実際の停止位置に設定した確認標識19a,21
aを検出しているか否かをチェックし、検出していなけ
れば前後に位置ずれしているものとして、確認センサ2
3,25が確認標識19a,21aを検出するまで商品
バケット11を移動させて位置ずれを修正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、多数の商品コラ
ムが格子状に区画された商品収納棚と、この商品収納棚
の前面に沿ってX−Y二次元方向に移動する商品バケッ
トを有するモータ駆動の商品搬送機構とを備え、この商
品搬送機構は商品販売時に商品バケットを待機位置から
指定された商品コラムにアクセスさせ、この商品コラム
から払い出された販売商品を商品バケットに受け入れて
商品取出口まで搬送する自動販売機に関し、特に商品バ
ケットの停止位置精度を高めるための制御手段に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の自動販売機において、販売効率
を高めるためには商品バケットの移動速度を大きくする
必要があるが、その反面、移動速度が大きくなると停止
時の位置精度が悪くなり、場合によっては商品コラムか
らの商品の払い出しができなくなる。一方、商品バケッ
トを指定した商品コラムにアクセスさせるためには、予
め各商品コラムのX−Y座標とコラム番号との対応テー
ブルを記憶手段に設定しておく必要があり、従来は自動
販売機の立ち上げ時にこの対応テーブルを入力キーによ
り打ち込んでいる。しかし、手動によるデータの打ち込
みは面倒であるばかりでなく、誤りが生じる危険が大き
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、商品バケ
ットの停止位置精度を維持しながらその移動速度を大き
くし、また上記対応テーブルの設定作業を自動化するこ
とを課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】商品バケットの移動速度
を大きくすると、停止時にオーバーランが生じて停止精
度が悪くなる。そのため、従来は移動速度の増大が困難
であるとともに、なおかつオーバーランの発生量によっ
ては停止精度に問題が生じていた。この発明は、このオ
ーバーラン量を予め見込んで、その見込み量だけ手前で
商品搬送機構の駆動モータを停止させることにより、移
動速度を大きくしながら商品バケットの停止精度を向上
させるものとする。
【0005】すなわち、この発明は、多数の商品コラム
が格子状に区画された商品収納棚と、この商品収納棚の
前面に沿ってX−Y二次元方向に移動する商品バケット
を有するモータ駆動の商品搬送機構とを備え、この商品
搬送機構は商品販売時に前記商品バケットを待機位置か
ら指定された前記商品コラムにアクセスさせ、この商品
コラムから払い出された商品を前記商品バケットに受け
入れて商品取出口まで搬送する自動販売機において、前
記商品バケットの待機位置を基準とする前記各商品コラ
ムのX−Y座標とコラム番号との対応テーブルを記憶し
た記憶手段と、前記X−Y座標に対応してX−Y二方向
にそれぞれ配列された座標標識と、前記商品搬送機構に
取り付けられ、前記座標標識をX−Y方向別にそれぞれ
検出する停止センサと、商品販売時に指定された前記商
品コラムのコラム番号に基づいて前記商品バケットを移
動させるとともに、前記停止センサからの前記座標標識
の検出信号をX−Y方向別にカウントし、そのカウント
値が指定された前記コラム番号に対応する前記X−Y座
標に達した時点で前記商品搬送機構の駆動モータを停止
させる制御手段とを設けるとともに、前記各座標標識の
位置を対応する前記商品コラムよりも前記商品バケット
の進行方向に対して一定距離手前に設定し、前記商品バ
ケットは前記駆動モータが停止した後、惰性により前記
一定距離だけ移動して指定された前記商品コラムに対面
するようにするものである(請求項1)。
【0006】また、この発明は、商品バケットの停止位
置精度を更に高めるために、請求項1記載の商品搬送制
御装置において、前記各座標標識と対をなすようにX−
Y二方向にそれれ配列された確認標識と、前記商品バケ
ットが前記各商品コラムに対面した状態でその商品コラ
ムの前記確認標識をX−Y方向別にそれぞれ検出するよ
うに前記商品搬送機構に取り付けられた確認センサと、
商品販売時に移動した前記商品バケットが指定された前
記商品コラムにアクセスして停止した状態で前記確認セ
ンサが動作していれば次の販売動作に移行するが、動作
していなければ前記停止センサからの検出信号のカウン
ト値Aと前記確認センサからの検出信号のカウント値B
とを比較し、カウント値Aがカウント値Bよりも大きけ
れば商品バケットを当初の進行方向に再度移動させると
ともに、前記確認センサが前記確認標識を検出した時点
で停止させ、またカウント値Aとカウント値Bとが同じ
であれば前記商品バケットを当初の進行方向と逆方向に
再度移動させるとともに、前記確認センサが前記確認標
識を検出した時点で停止させた後に、次の販売動作に移
行する補正手段とを設けるものとする(請求項2)。こ
れにより、オーバーラン量が見込みと相違した際にも前
記商品搬送機構を再度駆動して位置修正を行うことがで
きる。また、その場合、前記商品搬送機構の再移動時
に、その駆動モータを減速する速度切換手段を設けれ
ば、停止位置が一層正確になる(請求項3)。
【0007】一方、上記対応テーブルの設定作業を自動
化するために、この発明は、多数の商品コラムが格子状
に区画された商品収納棚と、この商品収納棚の前面に沿
ってX−Y二次元方向に移動する商品バケットを有する
モータ駆動の商品搬送機構とを備え、この商品搬送機構
は商品販売時に前記商品バケットを待機位置から指定さ
れた前記商品コラムにアクセスさせ、この商品コラムか
ら払い出された商品を前記商品バケットに受け入れて商
品取出口まで搬送する自動販売機において、前記商品搬
送機構の待機位置を基準とする前記各商品コラムのX−
Y座標とコラム番号との対応テーブルを記憶する記憶手
段と、前記X−Y座標に対応してX−Y二方向にそれぞ
れ配列された座標標識と、前記商品搬送機構に取り付け
られ、前記座標標識をX−Y方向別にそれぞれ検出する
停止センサと、前記記憶手段の初期状態において、前記
商品搬送機構をX−Y方向別にそれぞれ限界まで移動さ
せて前記停止センサの検出信号をカウントし、このカウ
ント値から前記待機位置を基準とする前記各商品コラム
のX−Y座標とコラム番号との対応テーブルを演算して
前記記憶手段に記憶させる設定手段と、商品販売時に指
定された前記商品コラムのコラム番号に基づいて前記商
品バケットを移動させるとともに、前記停止センサから
の前記座標標識の検出信号をX−Y方向別にカウント
し、そのカウント値が指定された前記コラム番号に対応
する前記X−Y座標に達した時点で前記駆動モータを停
止させる制御手段とを設けるものとする。これにより、
自動販売機の立ち上げ時に電源を入れるだけで、各商品
コラムの座標標識とコラム番号との対応テーブルが自動
的に設定される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図8に基づいてこの
発明の実施の形態を説明する。まず、図3は自動販売機
の全体構成の概略を示すもので、(A)は正面図、
(B)はその前面扉を除いて商品収納棚を示した正面図
である。図3(A)において、自動販売機の前面扉1に
は透明板2が嵌め込まれ、内部の商品収納棚3が前方か
ら透視できるようになっている。そして、その側方には
商品選択用のキーボード4、紙幣挿入口5、コイン挿入
口6、表示器7などからなる操作パネルが配置され、ま
た下方には商品取出口8が設けられている。一方、図3
(B)において、商品収納棚3には多数の商品コラム9
が格子状に区画され、各商品コラム9には商品10が前
後方向に多数並べて収納されている。
【0009】商品収納棚3の前面には、この面に沿って
X−Y二次元方向(いまの場合は上下・左右方向)に移
動する商品バケット11を有するモータ駆動の商品搬送
機構を備え、この商品搬送機構は商品販売時に商品バケ
ット11を待機位置(いまの場合は商品取出口8と同じ
位置)から指定された商品コラム9にアクセスし、この
商品コラム9から払い出された販売商品10を商品取出
口8まで搬送する。
【0010】図4は上記商品搬送機構の概略構成を示す
斜視図である。図4において、商品バケット11は水平
な移動枠12の図示しないレール上に左右方向(X方
向)に移動自在に支持され、直流モータからなるX方向
駆動モータ13に駆動される水平ベルト14に直結され
ている。一方、移動枠12は方形の固定枠15の左右両
側に上下方向(Y方向)に取り付けられた図示しないレ
ールに移動自在に案内され、左右一対の垂直ベルト16
に直結されている。垂直ベルト16は、直流モータから
なるY方向駆動モータ17により歯車を介して駆動され
る。
【0011】ここで、移動枠12には商品バケット11
の移動方向に沿って、長尺のX方向の位置検出板18及
び位置確認板19が隣接して配置され、各々には座標標
識としての方形の切欠溝18a及び確認標識としての方
形の切欠溝19aが商品コラム9の左右方向の間隔と同
ピッチで配列されている。また同様に、固定枠15の右
端には移動枠12の移動方向に沿って、Y方向の位置検
出板20及び位置確認板21が隣接して配置され、各々
には座標標識としての方形の切欠溝20a及び確認標識
としての方形の切欠溝21aが商品コラム9の上下方向
の間隔と同ピッチで配列されている。そして、商品バケ
ット11の側面には位置検出板18及び位置確認板19
をそれぞれ挟むようにホトインタラプタからなる停止セ
ンサ22及び確認センサ23が隣接して取り付けられ、
同様に移動枠12の側面には位置検出板20及び位置確
認板21をそれぞれ挟むように停止センサ24及び確認
センサ25が隣接して取り付けられている。各センサ2
2〜25は切欠溝18a〜21aに来るとパルス信号を
発生する。
【0012】図5は制御ブロック図を示すものである。
図5において、CPU26は停止センサ22,24及び
確認センサ23,25の検出信号を入力し、ROM27
に格納された制御プログラム及びキーボード4からの入
力によりRAM28に記憶される制御データに基づい
て、ドライバ29及び30を介して、X方向駆動モータ
13及びY方向駆動モータ17をオン・オフ制御する。
ここで、図6に示すように、ドライバ29,30には商
品コラム11の後述する位置補正時に駆動モータ13,
17を減速させるための速度切換回路31が設けられて
いる。この速度切換回路31は抵抗31aと常閉接点3
1bとからなり、常時は接点31bを介して抵抗31a
を短絡する一方、位置補正時には接点31bをオフして
印加電圧を下げ、駆動モータ13,17を減速するもの
である。CPU26の制御動作については、フローチャ
ートに基づいて後述する。
【0013】図7は商品コラム9の位置検出を説明する
ためのコラム配置図である。図7において、商品コラム
9はX方向に5列、Y方向に6段格子状に区画され、全
部で29コラム存在し、左上から図示の通りコラム番号
No.1,No.2,…No.30 が付されているものとする。ま
た、XL ,XR 及びXU ,XD はそれぞれ左右及び上下
方向を意味するものとする。更に、商品バケット11は
販売待機状態ではP点で待機するが、電源投入時はたま
たまQ点で停止しているものとする。商品バケット11
の待機位置は、実際には図3に示すように商品取出口8
の位置と同一に定められ、従ってY方向については商品
コラム9の配置エリア外(商品収納棚3の下方)に位置
するが、説明を一般化するために図7のP点(以下、基
準位置という)で待機するものと仮定する。
【0014】一方、図7において、X方向の位置確認板
19には商品バケット11が各商品コラム9に対面する
位置に合わせて確認標識としての切欠溝19aが設けら
れ、またP点に対応する位置に基準位置検出用の切欠溝
19bが設けられている。また、位置検出板18には、
商品バケット11の進行方向について、上記切欠溝19
aよりも一定距離ΔXだけ手前に座標標識としての切欠
溝18aが設けられ、切欠溝19bと一致する位置に基
準位置検出用の切欠溝18bが設けられている。同様
に、Y方向の位置確認板21には商品バケット11が各
商品コラム9に対面する位置に合わせて確認標識として
の切欠溝21aが設けられ、またP点に対応する位置に
基準位置検出用の切欠溝21bが設けられている。ま
た、位置検出板20には、商品バケット11の進行方向
について、上記切欠溝21aよりも一定距離ΔYだけ手
前に座標標識としての切欠溝20aが設けられ、切欠溝
21bと一致する位置に基準位置検出用の切欠溝20b
が設けられている。また、後述するように、商品バケッ
ト11の左右・上下方向の移動限界を規制するためのリ
ミットスイッチ32〜35が設けられている。
【0015】それでは、図7を参照しながら図1に基づ
いて、まず商品コラム9のX−Y座標とコラム番号との
対応テーブルの自動設定制御について説明する。図1に
おいて、自動販売機の運転開始時に、CPU26はRA
M28が初期状態、つまりデータが未設定状態かをチェ
ックし(S1)、初期状態でなければ直ちに販売待機と
するが、初期状態であれば商品搬送機構を右方向(XR
方向)に駆動し(S2,なお、駆動方向を図7に矢印で
示す)、X方向の基準位置Pを探す(S3)。図示の場
合、基準位置Pは反対側で探せないのでそのまま進み、
限界(右限)位置かをチェックする(S4)。そして、
右限リミットスイッチ33が動作したら商品搬送機構を
左方向(XL 方向)に反転し(S5)、再び基準位置P
を探(S3)。ここで、基準位置Pでは切欠溝18bと
切欠溝19bとが同位置にあり、CPU26はセンサ2
2,23からのパルス信号が同時発生したことをもって
基準位置Pと判定する。
【0016】S3で基準位置を見つけたら、次は商品コ
ラム9の列数を数える。すなわち、基準位置Pに到達し
たら、商品搬送機構を同方向にそのまま駆動し、切欠溝
18aの通過により停止センサ22から生じる検出信号
の数をカウントする(S6)。なお、電源投入時に例え
ば図7のQ’点で停止していたとすると、S2→S3で
破線矢印に示すように直ぐに基準位置Pが見つかるの
で、直ちにS6に進む。そして、限界(左限)位置に達
したかをチェックし(S7)、左限リミットスイッチ3
2が動作したら、それまでのカウント値を基準位置Pよ
りも左側の商品コラム9の数としてRAM28に記憶す
る(S8)。次いで、商品コラム搬出機構を反転し(S
9)、基準位置Pに戻ったかをチェックする(S1
0)。基準位置Pに戻ったら、商品搬送機構を同方向に
そのまま駆動し、同様に切欠溝18aの通過により停止
センサ22から生じる検出信号の数を数をカウントする
(S11)。そして、限界(右限)位置に達したかをチ
ェックし(S12)、右限リミットスイッチ33が動作
したら、それまでのカウント値を基準位置Pよりも右側
の商品コラム9の数としてRAM28に記憶する(S1
3)。次いで、商品搬送機構を反転させ(S14)、基
準位置Pで停止させる(S15)。
【0017】以上で左右(XR ,XL )方向のコラム数
のカウントを終了し、次に上下(YU ,YD )方向につ
いても同様の動作(S2〜S15)を繰り返して、基準
位置Pよりも上側及び下側のコラム数をカウントして記
憶する(S16)。そして、このカウントが終了した
ら、基準位置Pを起点とする各商品コラム9の座標を上
記カウント値に基づいて演算し、商品コラム9のX−Y
座標、つまり基準位置PからのX−Yカウント値とその
コラム番号との対応テーブルをRAM28に記憶した後
(S17)、販売待機状態とする(S18)。図8は各
商品コラム9の座標(XL ,YU ),(XR ,YU ),
(XL ,YD ),(XR ,YD )を例示したものであ
る。
【0018】次に、図2に基づいて、上記対応テーブル
設定後の商品搬出動作について説明する。貨幣投入後、
キーボード4(図5)の数字キー4aからコラム番号が
入力されると、この入力値を読み込み(S21)、次い
で決定キー4bがONされるのを待って(S22)、R
AM28の上記対応テーブルからコラム番号に対応する
座標をCPU26内にセットする(S23)。続いて、
商品搬送機構を駆動し、該当する商品コラム9の座標標
識に応じて商品バケット11をXL 又はXR 方向に移動
させ(S24)、停止センサ22のカウント値がセット
値に達したかをチェックする(S25)。そして、セッ
ト値に達したら商品搬送機構を停止する(S26)。そ
の際、駆動モータ13をオフしても商品バケット11は
即時には停止せず、惰性により若干オーバーランする。
そのため、すでに述べたように、座標標識18aの位置
を対応する商品コラム9よりも商品バケット11の進行
方向に対して一定距離ΔXだけ手前に設定してある。次
に、このオーバーラン量の見込み量ΔXに対する過不足
をその段階で確認センサ23が動作しているか否かによ
りチェックする(S27)。
【0019】ここで、確認センサ23が動作していれ
ば、商品バケット11は正確な位置に来ていることにな
るので、S35で商品搬出機構をY方向に移動させる
が、動作していなければ商品バケット11が正確な位置
から前後にずれていることになるので停止位置の補正を
行う。すなわち、S23で確認センサ23が動作してい
なければS28に移り、速度切換回路31を減速側に切
り換えた後、停止センサ22のカウント値が確認センサ
23のカウント値よりも大きいかをチェックする(S2
9)。停止センサ22のカウント値が確認センサ23の
カウント値よりも大きければ(停止センサカウント値=
確認センサカウント値+1)、商品バケット11は正確
な位置の手前で停止していることになるので、停止した
商品搬送機構を当初と同一の方向に駆動して(S3
0)、確認センサ23が動作したかをチェックする(S
32)。そして、確認センサ23が動作したら、商品バ
ケット11は正確に位置したものとして商品搬送機構を
停止し(S33)、速度切換回路31を通常に復帰させ
(S34)、S35に移る。
【0020】これに対して、S28で停止センサ22の
カウント値が確認センサ23のカウント値よりも大きく
なければ(停止センサカウント値=確認センサカウント
値)、商品バケット11は正確な位置を越えて停止して
いることになるので、停止した商品搬送機構を当初と反
対の方向に駆動し(S31)、確認センサ23が動作し
たら(S32)、商品バケット11は正確に位置したも
のとして商品搬送機構を停止し(S33)、速度切換回
路31を通常に復帰させ(S34)、S35に移る。S
35はY方向への移動、停止及び停止位置補正の動作
で、上記X方向の動作の繰り返しなので、その説明は省
略する。商品バケット11が指定された商品コラム9に
正確に対面して停止したら、商品10(図3)を商品バ
ケット11に払い出し(S36)、商品搬送機構をX−
Y方向に駆動して商品10を基準位置(商品取出口)ま
で搬送し(S37)、基準位置に達したら(S38)、
商品搬送機構を停止して(S39)、販売待機する(S
40)。
【0021】
【発明の効果】以上の通り、この発明によれば以下の効
果が得られる。 (1) 商品バケットのオーバーランを考慮して商品搬送機
構の駆動モータを停止させるので商品バケットの停止精
度が向上し、販売効率及び信頼性の高い自動販売機が得
られる(請求項1)。 (2) 商品バケットの停止位置を確認して位置ずれが生じ
ている場合には位置補正を行い、またその場合には駆動
モータを減速することにより、上記停止精度が一層向上
する(請求項2,請求項3)。 (3) 自動販売機の立ち上げ時に電源を入れるだけで、各
商品コラムの座標とコラム番号との対応テーブルが自動
的に設定されるので、データを手動で打ち込む手間やそ
の際のミスがなくなる(請求項4)。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による座標データの自動設定動作を示
すフローチャートである。
【図2】この発明による商品搬出動作を示すフローチャ
ートである。
【図3】この発明に係る自動販売機の正面図で、(A)
は外観を示し、(B)は前面扉を除いた内部を示す。
【図4】図3の自動販売機の商品搬出機構の斜視図であ
る。
【図5】図3の自動販売機の制御ブロック図である。
【図6】図5における駆動モータの速度切換回路を示す
図である。
【図7】図3の自動販売機の商品コラムの配置構成を示
す図である。
【図8】図7の商品コラムのX−Y座標を示す図であ
る。
【符号の説明】
3 商品収納棚 4 キーボード 8 商品取出口 9 商品コラム 10 商品 11 商品バケット 13 X方向駆動モータ 17 Y方向駆動モータ 18 X方向位置検出板 18a 座標標識 19 X方向位置確認板 19a 確認標識 20 Y方向位置検出板 20a 座標標識 21 Y方向位置確認板 21a 確認標識 22 X方向停止センサ 23 X方向確認センサ 24 Y方向停止センサ 25 Y方向確認センサ 31 速度切換回路 32 リミットスイッチ 33 リミットスイッチ 34 リミットスイッチ 35 リミットスイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の商品コラムが格子状に区画された商
    品収納棚と、この商品収納棚の前面に沿ってX−Y二次
    元方向に移動する商品バケットを有するモータ駆動の商
    品搬送機構とを備え、この商品搬送機構は商品販売時に
    前記商品バケットを待機位置から指定された前記商品コ
    ラムにアクセスさせ、この商品コラムから払い出された
    販売商品を前記商品バケットに受け入れて商品取出口ま
    で搬送する自動販売機において、 前記商品バケットの待機位置を基準とする前記各商品コ
    ラムのX−Y座標とコラム番号との対応テーブルを記憶
    した記憶手段と、 前記X−Y座標に対応してX−Y二方向にそれぞれ配列
    された座標標識と、前記商品搬送機構に取り付けられ、
    前記座標標識をX−Y方向別にそれぞれ検出する停止セ
    ンサと、 商品販売時に指定された前記商品コラムのコラム番号に
    基づいて前記商品バケットを移動させるとともに、前記
    停止センサからの前記座標標識の検出信号をX−Y方向
    別にカウントし、そのカウント値が指定された前記コラ
    ム番号に対応する前記X−Y座標に達した時点で前記商
    品搬送機構の駆動モータを停止させる制御手段とを設け
    るとともに、 前記各座標標識の位置を対応する前記商品コラムよりも
    前記商品バケットの進行方向に対して一定距離手前に設
    定し、前記商品バケットは前記駆動モータが停止した
    後、惰性により前記一定距離だけ移動して指定された前
    記商品コラムに対面するようにしたことを特徴とする自
    動販売機の商品搬送制御装置。
  2. 【請求項2】前記各座標標識と対をなすようにX−Y二
    方向にそれれ配列された確認標識と、 前記商品バケットが前記各商品コラムに対面した状態で
    その商品コラムの前記確認標識をX−Y方向別にそれぞ
    れ検出するように前記商品搬送機構に取り付けられた確
    認センサと、 商品販売時に移動した前記商品バケットが指定された前
    記商品コラムにアクセスして停止した状態で前記確認セ
    ンサが動作していれば次の販売動作に移行するが、動作
    していなければ前記停止センサからの検出信号のカウン
    ト値Aと前記確認センサからの検出信号のカウント値B
    とを比較し、カウント値Aがカウント値Bよりも大きけ
    れば商品バケットを当初の進行方向に再度移動させると
    ともに、前記確認センサが前記確認標識を検出した時点
    で停止させ、またカウント値Aとカウント値Bとが同じ
    であれば前記商品バケットを当初の進行方向と逆方向に
    再度移動させるとともに、前記確認センサが前記確認標
    識を検出した時点で停止させた後に、次の販売動作に移
    行する補正手段とを設けたことを特徴とする請求項1記
    載の自動販売機の商品搬送制御装置。
  3. 【請求項3】前記商品バケットの再移動時に、前記駆動
    モータを減速する速度切換手段を設けたことを特徴とす
    る請求項2記載の自動販売機の商品搬送制御装置。
  4. 【請求項4】多数の商品コラムが格子状に区画された商
    品収納棚と、この商品収納棚の前面に沿ってX−Y二次
    元方向に移動する商品バケットを有するモータ駆動の商
    品搬送機構とを備え、この商品搬送機構は商品販売時に
    前記商品バケットを待機位置から指定された前記商品コ
    ラムにアクセスさせ、この商品コラムから払い出された
    販売商品を前記商品バケットに受け入れて商品取出口ま
    で搬送する自動販売機において、 前記商品搬送機構の待機位置を基準とする前記各商品コ
    ラムのX−Y座標とコラム番号との対応テーブルを記憶
    する記憶手段と、 前記X−Y座標に対応してX−Y二方向にそれぞれ配列
    された座標標識と、前記商品搬送機構に取り付けられ、
    前記座標標識をX−Y方向別にそれぞれ検出する停止セ
    ンサと、 前記記憶手段の初期状態において、前記商品搬送機構を
    X−Y方向別にそれぞれ限界まで移動させて前記停止セ
    ンサの検出信号をカウントし、このカウント値から前記
    待機位置を基準とする前記各商品コラムのX−Y座標と
    コラム番号との対応テーブルを演算して前記記憶手段に
    記憶させる設定手段と、 商品販売時に指定された前記商品コラムのコラム番号に
    基づいて前記商品バケットを移動させるとともに、前記
    停止センサからの前記座標標識の検出信号をX−Y方向
    別にカウントし、そのカウント値が指定された前記コラ
    ム番号に対応する前記X−Y座標に達した時点で前記駆
    動モータを停止させる制御手段とを設けたことを特徴と
    する自動販売機の商品搬送制御装置。
JP16918598A 1998-06-03 1998-06-03 自動販売機の商品搬送制御装置 Expired - Fee Related JP3821261B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16918598A JP3821261B2 (ja) 1998-06-03 1998-06-03 自動販売機の商品搬送制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16918598A JP3821261B2 (ja) 1998-06-03 1998-06-03 自動販売機の商品搬送制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11353546A true JPH11353546A (ja) 1999-12-24
JP3821261B2 JP3821261B2 (ja) 2006-09-13

Family

ID=15881819

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16918598A Expired - Fee Related JP3821261B2 (ja) 1998-06-03 1998-06-03 自動販売機の商品搬送制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3821261B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003109103A (ja) * 2001-09-28 2003-04-11 Fuji Electric Co Ltd 自動販売機
JP2003109102A (ja) * 2001-09-28 2003-04-11 Fuji Electric Co Ltd 自動販売機
JP2007041885A (ja) * 2005-08-03 2007-02-15 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 自動販売機
US7837058B2 (en) 2005-10-14 2010-11-23 Crane Merchandising Systems, Inc. Product transport system for a vending machine
KR101048952B1 (ko) 2009-01-23 2011-07-13 후지 덴키 리테일 시스템즈 가부시키가이샤 자동판매기의 상품 수납 칼럼
WO2011161809A1 (ja) 2010-06-25 2011-12-29 富士電機リテイルシステムズ株式会社 自動販売機
CN108597107A (zh) * 2018-04-23 2018-09-28 北京在楼下科技有限公司 一种自助售货机的定位校准方法及自助售货机

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003109103A (ja) * 2001-09-28 2003-04-11 Fuji Electric Co Ltd 自動販売機
JP2003109102A (ja) * 2001-09-28 2003-04-11 Fuji Electric Co Ltd 自動販売機
JP2007041885A (ja) * 2005-08-03 2007-02-15 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 自動販売機
US7837058B2 (en) 2005-10-14 2010-11-23 Crane Merchandising Systems, Inc. Product transport system for a vending machine
KR101048952B1 (ko) 2009-01-23 2011-07-13 후지 덴키 리테일 시스템즈 가부시키가이샤 자동판매기의 상품 수납 칼럼
WO2011161809A1 (ja) 2010-06-25 2011-12-29 富士電機リテイルシステムズ株式会社 自動販売機
CN108597107A (zh) * 2018-04-23 2018-09-28 北京在楼下科技有限公司 一种自助售货机的定位校准方法及自助售货机

Also Published As

Publication number Publication date
JP3821261B2 (ja) 2006-09-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20060261080A1 (en) Vending machine
JP2003034430A (ja) ワーク取り出し装置
JPH11353546A (ja) 自動販売機の商品搬送制御装置
CN108597107A (zh) 一种自助售货机的定位校准方法及自助售货机
WO2020020338A1 (zh) 一种自动售货机
JPH07285622A (ja) ピッキング装置
CN213211177U (zh) 一种微超售货机
JPH0881023A (ja) 入荷部品の保管管理装置
KR19990044801A (ko) 매거진의 부채꼴 스포트와 그것에 놓인 원판형 물체의 인지 및구별용 장치와 방법
JP3469796B2 (ja) 自動販売機
JP4872598B2 (ja) 自動販売機
JP2005227900A (ja) 自動販売機
CN111462403A (zh) 一种自助售货柜货物定位方法及装置
JP3836612B2 (ja) 残材管理方法及び残材管理装置
JPH0689385A (ja) 自動販売機
CN116935532A (zh) 取货定位装置以及智能微超售货柜
JPH1083477A (ja) 自動販売機
JPS6347966Y2 (ja)
CN107735756B (zh) 光学式触摸面板和自动售货机
JPH0896231A (ja) 自動販売機の制御装置
JP2022044250A (ja) 移動体移動制御装置
JPH05266326A (ja) 自動販売機の商品補給数表示装置
CN111882771A (zh) 智能售药设备
JPH09128615A (ja) 映像ソフト自動販売装置
JP4861869B2 (ja) 調剤装置のカセット位置検出方法及びその装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050725

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051208

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060601

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060614

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100630

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100630

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110630

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120630

Year of fee payment: 6

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120630

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130630

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130630

Year of fee payment: 7

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130630

Year of fee payment: 7

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees