JP2000262730A - 遊技球計数装置 - Google Patents

遊技球計数装置

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JP2000262730A
JP2000262730A JP11066289A JP6628999A JP2000262730A JP 2000262730 A JP2000262730 A JP 2000262730A JP 11066289 A JP11066289 A JP 11066289A JP 6628999 A JP6628999 A JP 6628999A JP 2000262730 A JP2000262730 A JP 2000262730A
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Ryoji Baba
良次 馬場
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Daito Manufacturing Co Ltd
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Daito Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高さ方向の寸法を増大させることなく、遊技
者に対する各種操作性を十分に確保することのできる遊
技球計数装置を提供すること。 【解決手段】 本発明では、凹弧状を成し、貯留部20
の最低部から返却通路30の始端部へ至る揚送案内面5
5と、周面を前記揚送案内面55に対向させた状態で水
平軸回りに回転可能に配設し、該揚送案内面55との間
において前記貯留部20に貯留したパチンコ遊技球Pを
前記返却通路30に揚送させるスプロケット56と、を
設けるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、投入された遊技球
を計数した後、該計数した遊技球を貯留部に貯留し、さ
らにこの貯留部から所定個数の遊技球を該貯留部よりも
上方に設けた返却通路に揚送した後、返却口を介して返
却するようにした遊技球計数装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、パチンコ遊技球等の遊技球を
計数する装置では、計数した後のパチンコ遊技球のう
ち、景品に換算できなかったパチンコ遊技球を余り玉と
して遊技者に返却することが行われている。例えば、景
品割数を20個に設定した計数装置では、遊技者の投入
したパチンコ遊技球が199個である場合に景品数が9
と算出され、その後、199−(20×9)=19個の
パチンコ遊技球が余り玉として遊技者に返却されるよう
になる。
【0003】上述した景品割数は、例えばディップスイ
ッチ等の入力手段によって適宜変更することが可能であ
り、交換すべき景品に応じて都度設定されるものであ
る。したがって、景品割数を変更した場合には、遊技者
に返却すべき余り玉の数も増減することになる。例え
ば、景品割数を10に設定した場合には、余り玉として
返却するパチンコ遊技球が最大で9個になり、また景品
割数を200に設定した場合には、余り玉として返却す
るパチンコ遊技球が最大で199個となる。
【0004】この種の計数装置では、その内部に貯留部
が設けられており、この貯留部に余り玉として返却する
ためのパチンコ遊技球を貯留するようにしている。例え
ば、図13に示す計数装置では、計数した後のパチンコ
遊技球Pを順次回収用シュートAに案内する回収用傾斜
通路Bの側方に貯留部Cを設けるようにしている。遊技
者によって投入されたパチンコ遊技球Pは、計数手段D
によって計数された後、その大部分が回収用傾斜通路B
に沿って下流に案内され、回収用シュートAを通じて回
収される。一方、計数されたパチンコ遊技球Pの一部
は、湾曲した案内壁Eによって側方へ案内され、遊技者
への返却用として貯留部Cに確保されるようになる。貯
留部Cに確保されたパチンコ遊技球Pは、余り玉を返却
する場合に返却通路Fに供給され、その返却口Gを介し
て遊技者に返却される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な計数装置では、一般にその上面にホッパHが設けられ
ており、このホッパHを介してパチンコ遊技球Pを内部
に導入するようにしている。多数のパチンコ遊技球P
は、重量物となるため、遊技者に対するパチンコ遊技球
Pの投入操作を考慮した場合、計数装置の上面を低く抑
え、ホッパHの位置をできるだけ低い位置に構成するこ
とが好ましい。このため、ホッパHを介して導入された
パチンコ遊技球Pを最終的に貯留する貯留部Cは、計数
装置の最低部に設けられるのが一般的である。
【0006】一方、上記計数装置は、パチンコ遊技場に
おいてテーブル等の載置台J上に直接配置されるもので
ある。このため、遊技者へのパチンコ遊技球Pの返却操
作を考慮した場合には、載置台Jの上面よりも十分上方
に位置する部分に返却口Gを設けることが好ましい。
【0007】こうした遊技者に対する各種操作性を考慮
した計数装置を提供するにあたっては、最低部に設けた
貯留部Cから上方の返却通路Fへパチンコ遊技球Pを揚
送する必要がある。このため、従来の計数装置では、貯
留部Cの最低部に対応する部位および返却通路Fの始端
部に対応する部位にそれぞれプーリK,Lを設けるとと
もに、これらプーリK,L間に桟付きベルトMを巻回さ
せ、この桟付きベルトMによって貯留部Cに貯留された
パチンコ遊技球Pを返却通路Fに揚送させるようにして
いる。
【0008】しかしながら、桟付きベルトMによってパ
チンコ遊技球Pを揚送する場合には、下方のプーリKに
おいてその軸心よりも上方となる部分で貯留部Cのパチ
ンコ遊技球Pを受け取る必要がある。つまり、上記計数
装置では、下方のプーリKを貯留部Cよりもさらに下方
に位置する部分で支持しなければならない。このため、
貯留部Cの最低部よりもさらに下方となる部位に下方の
プーリKを配置するためのスペースが必要となり、結果
的に計数装置の全高が増大することになる。この結果、
ホッパHの位置を十分に低くすることが困難となり、パ
チンコ遊技球Pの投入操作を損なう等の問題を招来する
ようになる。
【0009】本発明は、上記実情に鑑みて、高さ方向の
寸法を増大させることなく、遊技者に対する各種操作性
を十分に確保することのできる遊技球計数装置を提供す
ることを解決課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、計数した後の遊技球を貯留する貯留部と、少なくと
も始端部が前記貯留部の最低部よりも上方に位置し、か
つ終端部に返却口を有した返却通路と、を具備し、前記
貯留部に貯留した遊技球の中から所定個数の遊技球を前
記返却通路に揚送した後、前記返却口を介して返却する
ようにした遊技球計数装置において、凹弧状を成し、前
記貯留部の最低部から前記返却通路の始端部へ至る揚送
案内面と、周面を前記揚送案内面に対向させた状態で水
平軸回りに回転可能に配設し、該揚送案内面との間にお
いて前記貯留部に貯留した遊技球を前記返却通路に揚送
させるスプロケットと、を設けるようにしている。
【0011】請求項2に記載の発明では、上述した請求
項1に記載したスプロケットとして、その軸心に直交す
る面に対して互いに同一形状となる一対のスプロケット
構成部材を具備し、これらスプロケット構成部材を相互
に接合することによって構成したものを適用している。
【0012】請求項3に記載の発明では、上述した請求
項1または請求項2に記載した発明において、前記貯留
部における少なくとも前記スプロケットと前記揚送案内
面との会合始端に至る部分に導入通路を下動可能に設け
るようにしている。
【0013】請求項4に記載の発明では、上述した請求
項1から請求項3のいずれか一項に記載の発明におい
て、前記返却通路における前記返却口の近傍に移動可能
に配設し、通常状態において前記返却通路から前記返却
口への前記遊技球の通過を阻止する一方、移動させた場
合に前記返却通路から前記返却口への前記遊技球の通過
を許容する通過規制手段と、前記返却通路に遊技球が滞
留されているか否かを検出する滞留検出手段と、前記滞
留検出手段の検出結果に基づいて動作し、前記返却通路
に遊技球が滞留されている場合に前記スプロケットの回
転を停止させるスプロケット駆動制御手段と、を備える
ようにしている。
【0014】請求項5に記載の発明では、上述した請求
項1から請求項4のいずれか一項に記載の発明におい
て、前記スプロケットの回転によって前記貯留部から前
記返却通路へ揚送された遊技球を計数する揚送計数手段
と、返却すべき遊技球の個数と、前記揚送計数手段の計
数結果との差を求め、この差が所定の値を下回った場合
に前記スプロケットを減速し、さらに前記差がゼロに達
した時点で前記スプロケットを逆転させるスプロケット
回転制御手段と、を備えるようにしている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、一実施の形態を示す図面に
基づいて本発明を詳細に説明する。図1乃至図5は、本
発明に係る遊技球計数装置の一実施形態を示したもので
ある。ここで例示する計数装置は、遊技者が獲得したパ
チンコ遊技球Pを計数した後にこれを図示せぬ回収装置
に回収するためのもので、パチンコ遊技球Pの計数・回
収を行う主通路10と、パチンコ遊技球Pを貯留する貯
留部20と、遊技者に対してパチンコ遊技球Pを返却す
るための返却通路30とを備えている。
【0016】主通路10は、装置本体1の上面に開口す
るホッパ40から、装置本体1の背面に開口する回収口
2に亘って構成したもので、該ホッパ40の開口41か
ら回収口2に向けて漸次下方に傾斜している。
【0017】この主通路10には、その中間部に投入計
数部11を設けている。投入計数部11は、装置本体1
の左右方向に沿って並設された複数条の分岐レーン12
と、複数の投入量計数センサ13とを備えて構成したも
のである。各分岐レーン12は、図6に示すように、パ
チンコ遊技球Pの直径よりもわずかに大きな間隔を持っ
て配置した一対の案内壁12a,12aと、これら一対
の案内壁12a,12aの間に立設した支承壁12bと
から成り、ホッパ40を介して投入された多数のパチン
コ遊技球Pをそれぞれ一列ずつ整列させた状態で順次下
流に案内する。図4に明示するように、向かって右方に
配置した二列の分岐レーン12には、各案内壁12aの
下流端部に湾曲案内壁14を付設している。湾曲案内壁
14は、互いの間にパチンコ遊技球Pの直径よりもわず
かに大きな間隔を確保した状態でそれぞれ装置本体1の
向かって右方に湾曲している。投入量計数センサ13
は、各分岐レーン12の下流端部に配置され、磁気を利
用して該当の分岐レーン12を通過したパチンコ遊技球
Pをそれぞれ個別にカウントするとともに、それぞれの
カウント結果を後述する制御部100に与えるものであ
る。図4からも明らかなように、投入量計数センサ13
は、隣設する分岐レーン12において互いの位置が前後
するように千鳥状に配置してある。なお、図3中の符号
15は、装置本体1の内部へのパチンコ遊技球Pの進入
を許容する一方、異物の侵入を阻止するための邪魔板で
ある。
【0018】貯留部20は、装置本体1の内部において
主通路10の向かって右方に位置する部位、つまり上述
した湾曲案内壁14の延長上となる部位に配置してあ
る。この貯留部20は、装置本体1の奥方から前方に向
けて漸次下方に傾斜している。貯留部20の上流端は、
上述した主通路10の下流端とほぼ同一の高さとなって
いる。また、貯留部20の下流端部には、向かって左方
に向けて漸次前方に傾斜する集積用案内部材21を設け
ている。
【0019】この貯留部20には、その上流端部に案内
プレート22を設けている。案内プレート22は、ほぼ
矩形の平板状を成す板状部22aと、該板状部22aの
一隅部から延在した導入部22bとを有した略L字状を
成すプレート状部材である。この案内プレート22は、
導入部22bを主通路10において上述した湾曲案内壁
14の延長上となる部位に隣設させ、かつ板状部22a
の奥方端縁を装置本体1の背面から離隔させた状態で、
上記貯留部20の上方域に配置してある。図7からも明
らかなように、この案内プレート22は、貯留部20の
上面に対して平行となるように配置され、かつ該貯留部
20の上面との間にパチンコ遊技球Pを一つ通過させる
ことのできる間隔を確保している。また、図4に明示す
るように、上記案内プレート22は、板状部22aにお
ける主通路10に隣設する部分を奥方に向けて漸次向か
って右方に傾斜するようにカットし、当該板状部22a
の側縁が上述した主通路10に隣設する部位において該
主通路10の上面から突出しないようにしてある。
【0020】返却通路30は、装置本体1の前方におい
て向かって右方に位置する部位、つまり上述した貯留部
20の前方となる部位から突設されている。この返却通
路30は、その前端部を装置本体1の底面から十分に上
方となる高さに配置したもので、該前端部から奥方に向
けて漸次上方に傾斜している。返却通路30の上流端部
には、滞留検出センサ(滞留検出手段)31を配置して
いる。滞留検出センサ31は、返却通路30の裏面側か
ら磁気的にパチンコ遊技球Pの有無を検出し、パチンコ
遊技球Pの検出時間が所定の時間を超えて連続した場合
に後述する制御部100に対して滞留検出信号を与える
ものである。また図2からも明らかなように、上記返却
通路30には、装置本体1の外部に突出した部分にシャ
ッタ(通過規制手段)32を設けている。シャッタ32
は、返却通路30の外周域を覆う形状を成し、その前端
部に返却口33を有するとともに、その後端上部にスト
ッパ用舌片34を有している。このシャッタ32は、そ
の基端部の両側方を介して返却通路30に支承され、水
平軸35の軸回りに揺動することが可能である。通常状
態にある場合、図2中の実線で示すように、上記シャッ
タ32は自重により前傾し、ストッパ用舌片34を装置
本体1に当接させた状態に保持される。このとき、返却
通路30の上面と返却口33との間には、パチンコ遊技
球Pの通過を阻止する程度の開口が確保される。一方、
自重に抗してシャッタ32を上動操作した場合には、図
2中の二点鎖線で示すように、返却通路30の上面と返
却口33との間に、パチンコ遊技球Pを通過させるに十
分な開口が確保されるようになる。
【0021】一方、上記計数装置には、装置本体1の内
部における貯留部20と返却通路30との間に揚送手段
50を設けている。揚送手段50は、貯留部20に貯留
されたパチンコ遊技球Pを返却通路30の上流端部に揚
送するためのもので、導入通路52、揚送案内部材5
4、スプロケット56、一対の払出ガイド58,58、
払出舌片60および返却玉計数センサ(揚送計数手段)
62を備えている。
【0022】導入通路52は、上述した貯留部20の向
かって左方となる部分に設けた一条の通路である。導入
通路52の底壁から立設した左右一対の導入壁52a,
52aは、互いの間にパチンコ遊技球Pを一列に整列さ
せることのできる幅を有している。この導入通路52
は、装置本体1の前後方向に沿って延在し、かつ奥方か
ら前方に向けて漸次下方に傾斜している。図からも明ら
かなように、この導入通路52は、その上流端部が水平
軸53を介して貯留部20に揺動可能に支承されてお
り、その下流端部を上下方向に沿って移動させることが
可能である。通常状態にある場合、上記導入通路52
は、貯留部20との間に介在させたコイルバネ64の引
張力によって上方に付勢され、該貯留部20に当接した
上端位置に保持されている。なお、図2中の符号66
は、導入通路52の上方域に配置した重送防止部材であ
る。この重送防止部材66は、その下端部と導入通路5
2との間にパチンコ遊技球Pを一つ通過させることので
きる間隔を確保した状態で該導入通路52の延在方向に
沿って揺動可能に支持されている。
【0023】揚送案内部材54は、装置本体1において
上述した導入通路52と返却通路30との間に立設させ
たプレート状部材であり、該導入通路52の延長上とな
る部位に配置している。図2からも明らかなように、こ
の揚送案内部材54には、その奥方端縁に揚送案内面5
5を形成している。揚送案内面55は、上端位置に保持
された導入通路52の下端部と返却通路30の上流端部
との間を互いに接続するのもので、円周のほぼ1/4と
なる凹弧状を成している。
【0024】スプロケット56は、図8(a)乃至
(c)に示すように、互いに同一形状となる一対のスプ
ロケット構成部材57を備えている。各スプロケット構
成部材57は、接合部57aと歯部57bと円板部57
cとを合成樹脂によって一体に成形したものである。一
体成形する方法としては、例えば射出成形を利用した
り、ブロック状の樹脂素材から削り出して成形する方法
を利用することができる。接合部57aは、小径の円柱
状を成すもので、3つのネジ孔57dと3つのネジ挿通
孔57eとを有している。これらネジ孔57dおよびネ
ジ挿通孔57eは、接合部57aの軸心を中心とした同
一の円周上となる位置において互いに60°ずつ間隔を
あけて交互に設けてある。歯部57bは、接合部57a
よりも太径の円柱状を成すもので、該接合部57aの一
端部に互いの軸心を合致させた状態で設けてある。この
歯部57bには、周面に複数の収容凹部57fを形成し
ている。これら収容凹部57fは、パチンコ遊技球Pよ
りもわずかに径の大きな略半弧状を成し、歯部57bの
周面全周に互いに等間隔に設けてある。円板部57c
は、歯部57bよりもさらに太径の円板状を成すもの
で、該歯部57bの一端部に互いに軸心を合致させた状
態で設けてある。
【0025】このスプロケット構成部材57は、互いに
接合部57aの端面を接し合わせ、かつ個々の軸心回り
に相対的に60°回転させた状態でそれぞれのネジ挿通
孔57eからネジ孔57dにネジ67を締結させること
によって上述したスプロケット56を構成する。さら
に、一方のスプロケット構成部材57の軸心部分には、
ボス部材68が取り付けられる。こうして構成されたス
プロケット56は、一対の円板部57cが互いの間にパ
チンコ遊技球Pの直径よりもわずかに大きな間隔を確保
した状態で互いに平行に配置される。また、各スプロケ
ット構成部材57に設けた収容凹部57fは、歯部57
bと接合部57aとの外径差によって構成される環状の
中央溝57gを挟んで互いに対向配置され、それぞれの
間にパチンコ遊技球Pの一部を収容することが可能とな
る。
【0026】ここで、このように複雑な形状を有したス
プロケット56を一体成形した場合には、その成形コス
トがきわめて多大なものとなる。例えば、射出成形を利
用してスプロケット56を一体成形する場合には、抜き
方向が多数となるため、そのための機構が必要となり、
型製造費の増大に起因して成形コストが増大する。ま
た、樹脂素材から削り出しを利用してスプロケット56
を一体成形する場合にも、複雑な製造工程が多数必要と
なるため、成形コストが増大するようになる。
【0027】しかしながら、この実施形態のように、一
対のスプロケット構成部材57を互いに接合させてスプ
ロケット56を構成するようにした場合には、個々の形
状が単純化し、単一の抜き方向で構成される型で済むた
め、射出成形を利用する場合に型製造費を低減すること
ができる。また、削り出しを利用して成形する場合に
も、各製造工程の簡略化を図ることができるようにな
る。したがって、一対のスプロケット構成部材57によ
って構成したスプロケット56を適用する計数装置によ
れば、当該スプロケット56の成形コストを抑えること
により、全体の製造コストを低減することができるよう
になる。
【0028】このスプロケット56は、その軸心が左右
方向に沿って水平となる状態で装置本体1の内部に収容
され、さらに図9に示すように、上述したボス部材68
を介して駆動モータ70の出力軸71に固着される。ス
プロケット56の各円板部57cは、導入通路52に設
けた各導入壁52a,52aの延長上に位置している。
また中央溝57gは、上述した揚送案内部材54の揚送
案内面55に対向した位置に配置されている。さらに収
容凹部57fと上述した揚送案内面55との間には、そ
れぞれの位置においてパチンコ遊技球Pを収容保持する
ことのできる間隔が確保されている。
【0029】駆動モータ70は、後述する制御部100
から与えられた制御信号に応じて回転するもので、正転
および逆転が可能であるとともに、ブレーキによって回
転速度を適宜変更することが可能である。
【0030】一対の払出ガイド58,58は、揚送案内
部材54の上端部両側においてスプロケット56の各円
板部57cの周面に対向する位置に配置されている。各
払出ガイド58,58は、揚送案内部材54の上端、つ
まり返却通路30の上流端部上面よりもさらに上方に突
出するとともに、揚送案内面55よりもさらにスプロケ
ット56に向けて突出している。
【0031】払出舌片60は、その一部をスプロケット
56の中央溝57gに位置させた状態で該スプロケット
56と揚送案内部材54の上端部との間に配置したプレ
ート状部材である。図2からも明らかなように、この払
出舌片60には、払出案内面61を形成している。払出
案内面61は、その下端部が上述したスプロケット56
の中央溝57gに位置し、かつ上方に向けて漸次前方に
湾曲している。
【0032】返却玉計数センサ62は、一対の払出ガイ
ド58,58の間を通過したパチンコ遊技球Pを光学的
にカウントするとともに、そのカウント結果を後述する
制御部100に与えるものである。
【0033】上記のように構成した揚送手段50では、
駆動モータ70を例えば図10(a)において時計回り
に回転させると(以下、単に正転と称する)、出力軸7
1およびボス部材68を介してスプロケット56が同方
向に正転する。この場合、スプロケット56の収容凹部
57fは、導入通路52の下流端部と揚送案内面55と
の会合部から該揚送案内面55の上方に向けて順次その
位置を変えるようになる。したがって、導入通路52に
パチンコ遊技球Pが整列された状態でスプロケット56
を正転させれば、導入通路52の最も下流端部に配置さ
れたパチンコ遊技球Pから順次スプロケット56の収容
凹部57fと揚送案内面55との間に取り込まれ、その
まま揚送案内面55に沿って上方に揚送されることにな
る。上方に揚送されたパチンコ遊技球Pは、その後、払
出舌片60に当接し、その払出案内面61に沿って返却
通路30の上流端部に払い出されるようになる。すなわ
ち、この揚送手段50では、スプロケット56の最下部
で受け取ったパチンコ遊技球Pを返却通路30まで揚送
することができる。このため、こうした揚送手段50を
適用する計数装置によれば、貯留部20よりも下方とな
る部位にスプロケット56を配置するためのスペースが
不要となり、装置本体1の全高を可及的に低く構成する
ことが可能となる。これにより、装置本体1の全高を増
大させることなく返却通路30の返却口33およびホッ
パ40をそれぞれの最適位置に設けることができ、返却
口33を介したパチンコ遊技球Pの返却操作、並びにホ
ッパ40を介したパチンコ遊技球Pの投入操作をいずれ
も向上させることができるようになる。
【0034】しかも、上記揚送手段50では、パチンコ
遊技球Pをスプロケット56と揚送案内面55との会合
部に導入するための導入通路52が下方に移動可能であ
る。このため、図10(b)に示すように、スプロケッ
ト56と揚送案内面55との間にパチンコ遊技球Pを導
入する際に、該パチンコ遊技球Pがスプロケット56と
の間に噛み込まれた場合、コイルバネ64の引張力に抗
して導入通路52が下動するようになる。導入通路52
が下動すると、スプロケット56がパチンコ遊技球Pを
滑って正転することができる。この結果、駆動モータ7
0に過大な負荷が加わる事態を未然に防止することが可
能となる。さらに、スプロケット56が正転した後にお
いては、コイルバネ64の引張力によって導入通路52
が通常状態に復帰するため、噛み込まれたパチンコ遊技
球Pが次の収容凹部57fに取り込まれるようになる。
したがって、パチンコ遊技球Pの噛み込みが発生した後
においても、何らの操作を行うことなく継続的にパチン
コ遊技球Pを返却通路30に揚送することが可能とな
る。
【0035】さらに、上記計数装置には、装置本体1の
内部に制御部(スプロケット回転制御手段)100を設
けている。制御部100は、図11に示すように、投入
量計数センサ13、返却玉計数センサ62,滞留検出セ
ンサ31およびディップスイッチ104から与えられた
データを適宜処理し、この処理結果に応じた信号をモー
タ駆動回路103および表示部105に与えるととも
に、計数装置に付設したレシート発行器200に対して
投入量計数センサ13から与えられたデータを逐次出力
する部分である。モータ駆動回路103は、ブリッジド
ライバによって構成されたもので、制御部100から与
えられた制御信号に応じて駆動モータ70の回転方向お
よび回転速度を制御する部分である。表示部105は、
図1に示すように、装置本体1の上部に設けたもので、
総数表示域105aと景品数表示域105bと余り玉表
示域105cとを有している。
【0036】以下、上記のように構成した計数装置の動
作について説明する。
【0037】まずこの計数装置では、遊技者の獲得した
パチンコ遊技球Pがホッパ40に投入される。この場
合、上記計数装置によれば、上述したように、装置本体
1の全高を抑え、ホッパ40をできるだけ低い位置に設
けることができるため、当該ホッパ40へのパチンコ遊
技球Pの投入操作を良好に行うことができる。
【0038】ホッパ40に投入されたパチンコ遊技球P
は、ホッパ40の開口41を介して装置本体1の内部に
導入された後、各分岐レーン12に分岐され、それぞれ
一列に整列した状態で順次下流に送給される。
【0039】この間、各分岐レーン12に配置した投入
量計数センサ13は、該当する分岐レーン12を通過し
たパチンコ遊技球Pの数を個別にカウントしており、そ
のカウント結果を逐次制御部100に与える。カウント
結果が与えられた制御部100は、それらのカウント結
果を合計し、この合計値を表示部105の総数表示域1
05aを通じて遊技者に表示するとともに、個々のカウ
ント結果を逐次レシート発行器200の制御部201に
与える。これと同時に制御部100は、上述した合計値
と、予めディップスイッチ104によって設定された景
品割数とに基づいて、現時点で換算できる景品数の最大
値、並びにそのときに発生する余り玉の数を算出し、そ
れぞれの数値を表示部105の景品数表示域105bお
よび余り玉表示域105cを通じて遊技者に表示する。
【0040】分岐レーン12を通過した後のパチンコ遊
技球Pは、その大部分がそのまま主通路10の傾斜に沿
って奥方に案内され、背面の回収口2を介して図示せぬ
回収装置に回収される。
【0041】一方、複数の分岐レーン12のうち、装置
本体1の向かって右方の2つ分岐レーン12を通過した
パチンコ遊技球Pは、湾曲案内壁14の作用によって斜
行し、その大部分が貯留部20に達するようになる。こ
の場合、パチンコ遊技球Pは、主通路10の下流端部と
貯留部20の上流端部との会合部を通じて該貯留部20
に達するものと、導入部22bを介して案内プレート2
2を通過した後に貯留部20に達するものとがある。主
通路10の下流端部と貯留部20の上流端部との会合部
を通じて貯留部20に達したパチンコ遊技球Pは、その
まま貯留部20の傾斜に沿って順次下流に案内され、当
該貯留部20において単一の層状に配置されるようにな
る。
【0042】これに対して、案内プレート22を通過し
たパチンコ遊技球Pは、貯留部20に貯留されたパチン
コ遊技球Pよりも上方に位置する部分から当該貯留部2
0に落下することになる。したがって、貯留部20に貯
留されたパチンコ遊技球Pが既に案内プレート22の下
端部にまで達している場合には、案内プレート22を通
過した後のパチンコ遊技球Pがこれらパチンコ遊技球P
の上部に重なるように貯留されるようになる。さらに、
上部に重なったパチンコ遊技球Pが案内プレート22の
下端部に達した以降においては、当該案内プレート22
の板状部22aにもパチンコ遊技球Pが貯留されるよう
になる。つまり、この計数装置によれば、貯留部20に
おいてパチンコ遊技球Pを二層となった状態で貯留する
ことができる。したがって、同一個数のパチンコ遊技球
Pを貯留部20に貯留する場合にも、これを従前のごと
く単一の層状に貯留するものに比べてその半分程度の貯
留面積を確保すればよいことになる。この結果、装置本
体1における貯留部20の専有面積を減少することがで
き、計数装置の小型化を図ることが可能となる。
【0043】貯留部20に貯留されたパチンコ遊技球P
は、その傾斜および集積用案内部材21によって順次案
内され、最終的に導入通路52において一列に整列した
状態で待機する。なお、貯留部20の上流端部、あるい
は案内プレート22の板状部22aに貯留されたパチン
コ遊技球Pは、その後主通路10の傾斜に沿って案内さ
れたパチンコ遊技球Pの貯留部20への進入を阻止し、
必要以上のパチンコ遊技球Pが貯留部20に貯留される
事態を防止する。
【0044】ホッパ40に投入したパチンコ遊技球Pの
計数がすべて終了すると、上記計数装置は、遊技者から
の入力待ち状態となる。
【0045】ここで、遊技者によってレシート発行器2
00の全部スイッチ202が押下されると、当該レシー
ト発行器200の制御部201は、制御部100から逐
次与えられたカウント結果の合計と、予めディップスイ
ッチ203によって設定された景品割数とに基づいて景
品数および余り玉を算出し、これらの玉情報を印字する
べくプリンタ204に対して制御信号を与えるととも
に、ホストコンピュータに対して発券情報を送信する。
制御信号を入力したプリンタ204では、これらの玉情
報、つまり遊技者が獲得したパチンコ遊技球Pの総数、
景品割数および余り玉の各情報と、店番号および発券番
号等とを印字したレシートを遊技者に対して発行する。
レシートの発行が終了すると、レシート発行器200の
制御部201は、計数装置の制御部100に対してクリ
ア信号を与える。
【0046】クリア信号を入力した制御部100は、上
述した玉情報および表示部105の表示をクリアして待
機状態となる。
【0047】一方、上述した入力待ち状態において遊技
者が返却スイッチ205を押下すると、レシート発行器
200の制御部201は、制御部100から逐次与えら
れたカウント結果の合計と、予めディップスイッチ20
3によって設定された景品割数とに基づいて景品数およ
び余り玉を算出し、これらの玉情報を印字するべくプリ
ンタ204に対して制御信号を与えるとともに、ホスト
コンピュータに発券情報を送信する。制御信号を入力し
たプリンタ204では、これらの玉情報、つまり少なく
とも遊技者が獲得したパチンコ遊技球Pの総数から余り
玉を差し引いた玉数と、店番号および発券番号等とを印
字したレシートを遊技者に対して発行する。レシートの
発行が終了すると、レシート発行器200は、計数装置
の制御部100に対して返却信号を与える。
【0048】返却信号を入力した制御部100は、表示
部105の表示から総数および景品割数をクリアし、余
り玉の数だけを表示するとともに、スプロケット56を
正転させるべくモータ駆動回路103に対して制御信号
を与える。
【0049】制御部100からの制御信号によって駆動
モータ70が正転すると、貯留部20に貯留されたパチ
ンコ遊技球Pが順次揚送手段50によって返却通路30
に揚送されるようになる。したがって、遊技者は、シャ
ッタ32を上動操作することにより、返却口33を通じ
て余り玉を得ることができるようになる。この場合、上
記計数装置によれば、上述したように、装置本体1の全
高を抑えつつ、返却口33をできるだけ高い位置に設け
ることができるため、当該返却口33からのパチンコ遊
技球Pの返却操作を良好に行うことができる。
【0050】この間、上記制御部100は、返却玉計数
センサ62のカウント結果、つまり実際に貯留部20か
ら返却通路30に揚送されたパチンコ遊技球Pの数を監
視しており、当該返却玉計数センサ62のカウント結果
に応じて表示部105の余り玉表示域105cの値を順
次減じる。さらに、上記制御部100は、返却すべき余
り玉の数と、返却玉計数センサ62のカウント結果との
差を求め、この差が予め設定した値、例えば5個に達す
るまでの間、所定の速度で駆動モータ70を正転させる
(図12中のt0→t1)。
【0051】上述した差が予め設定した値、つまり5に
達すると(t1)、上記制御部100は、駆動モータ7
0に対して減速開始信号を与える。さらに、返却玉計数
センサ62のカウント結果が返却すべき余り玉の数に一
致すると(t2)、上記制御部100は、スプロケット
56を所定時間(t2→t3)逆転させた後にこれを停
止させるべくモータ駆動回路103に対して逆転停止信
号を与える。
【0052】こうした制御部100による駆動モータ7
0の回転制御を行う計数装置によれば、スプロケット5
6を正確に制御することが可能となる。この結果、貯留
部20から返却通路30へ揚送するパチンコ遊技球Pの
数を正確に制御することが可能となり、例えばスプロケ
ット56の過回転に起因した余り玉の過返却を防止でき
るようになる。
【0053】また、上述した動作の間、制御部100
は、滞留検出センサ31の滞留検出信号を監視しながら
駆動モータ70の駆動を制御している。
【0054】すなわち、滞留検出センサ31から滞留検
出信号が出力されていない状態において制御部100
は、継続的にスプロケット56を正転させる。これによ
り、貯留部20に貯留されたパチンコ遊技球Pが連続的
に返却通路30へ揚送されるようになる。
【0055】一方、例えば遊技者がシャッタ32を上動
操作しないために返却通路30にパチンコ遊技球Pが滞
留され、該パチンコ遊技球Pが滞留検出センサ31の配
置位置にまで達すると、滞留検出センサ31によってパ
チンコ遊技球Pを検出する時間が連続するようになり、
所定時間の経過後、該滞留検出センサ31から制御部1
00に対して滞留検出信号が与えられる。滞留検出信号
が入力された制御部100は、直ちにスプロケット56
を停止させ、貯留部20から返却通路30へのパチンコ
遊技球Pの揚送を中止するべくモータ駆動回路103に
制御信号を与える。その後、例えば、遊技者がシャッタ
32を上動操作して返却口33からの返却を開始する
と、返却通路30におけるパチンコ遊技球Pの滞留状態
が解消され、滞留検出センサ31からの滞留検出信号が
消滅する。滞留検出信号が消滅すると、制御部100
は、直ちに駆動モータ70を正転させ、貯留部20から
返却通路30へのパチンコ遊技球Pの揚送を再開するべ
くモータ駆動回路103に対して制御信号を与える。
【0056】こうした滞留検出センサ31の検出結果に
基づいて駆動モータ70の回転制御を行う計数装置によ
れば、余り玉として一度に返却するパチンコ遊技球Pの
多少に関わらず、予め設定した個数だけパチンコ遊技球
Pを載置することのできる返却通路30を適用するだけ
でその機能を十分に満足することができる。例えば、パ
チンコ遊技球Pを10個だけ載置することのできる返却
通路30を適用した場合にも、上述した駆動モータ70
の回転制御を10回行えば、余り玉として合計100個
のパチンコ遊技球Pを返却することが可能になる。この
結果、返却通路30を小型化し、さらには計数装置全体
の小型化を図ることが可能となる。
【0057】上述した処理を終了した制御部100は、
玉情報および表示部105の表示をクリアして待機状態
となる。
【0058】以上説明したように、上記計数装置によれ
ば、スプロケット56の最下部で受け取ったパチンコ遊
技球Pを返却通路30まで揚送することができるため、
貯留部20よりも下方となる部位にスプロケット56を
配置するためのスペースが不要となり、装置本体1の全
高を可及的に低く構成することが可能となる。これによ
り、装置本体1の全高を増大させることなく返却通路3
0の返却口33およびホッパ40をそれぞれの最適位置
に設けることができ、返却口33を介したパチンコ遊技
球Pの返却操作、並びにホッパ40を介したパチンコ遊
技球Pの投入操作をいずれも向上させることが可能にな
る。
【0059】しかも、一対のスプロケット構成部材57
を互いに接合させてスプロケット56を構成するように
しているため、個々の形状を単純化してその成形コスト
の低減を図ることが可能になる。
【0060】さらに、パチンコ遊技球Pをスプロケット
56と揚送案内面55との会合部に導入するための導入
通路52が下方に移動可能であるため、パチンコ遊技球
Pがスプロケット56との間に噛み込まれた場合に、こ
れを自動的に解除することができる。これにより、駆動
モータ70に過大な負荷が加わる事態を未然に防止する
ことが可能となる。
【0061】また、制御部100が返却玉計数センサ6
2のカウント結果に応じて駆動モータ70の回転制御を
行うようにしているため、スプロケット56を正確に制
御することが可能となり、例えばスプロケット56の過
回転に起因した余り玉の過返却を防止できるようにな
る。
【0062】さらに、滞留検出センサ31の検出結果に
基づいて駆動モータ70の回転制御を行うようにしてい
るため、余り玉として一度に返却するパチンコ遊技球P
の個数に関わらず、返却通路30を小型化し、さらには
計数装置全体の小型化を図ることが可能となる。
【0063】なお、上述した実施の形態では、装置本体
に向かって主通路の右方に貯留部および返却通路を設け
るようにしているが、これらの配置態様は任意に変更す
ることが可能である。また、計数装置にレシート発行器
を付設し、このレシート発行器のスイッチ操作に応じて
余り玉の返却操作を行うようにしているが、計数装置に
スイッチを設け、このスイッチの操作に応じて余り玉の
返却操作を行うようにしてももちろん構わない。なお、
計数装置に付設するものとしては、上述したレシート発
行器に限らず、例えば、玉情報、並びに店番号や発券番
号等の情報を磁気記憶するカードを発行するものでも良
い。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
揚送案内面とスプロケットとの協働により、貯留部にお
いてスプロケットの最下部で受け取った遊技球を返却通
路に揚送することができる。したがって、貯留部よりも
下方となる部位にスプロケットを配置するためのスペー
スが不要となり、遊技球計数装置の全高を増大させるこ
となく、遊技球の投入操作や遊技球の返却操作といった
遊技者に対する各種操作性を十分に確保できるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遊技球計数装置の一実施形態を示
す正面一部破断図である。
【図2】図1におけるII−II線断面図である。
【図3】図1におけるIII−III線断面図である。
【図4】図1におけるIV−IV線断面図である。
【図5】図1に示した計数装置の外観を示す斜視図であ
る。
【図6】図4における矢視VI図である。
【図7】図1に示した計数装置の要部を示すもので、
(a)は斜視図、(b)は断面図である。
【図8】(a)は図1に示した計数装置に適用するスプ
ロケット構成部材の端面図、(b)はスプロケット構成
部材の斜視図、(c)はスプロケット構成部材を互いに
接合してスプロケットを構成する状態を示す断面図であ
る。
【図9】貯留部と返却通路との間におけるスプロケット
の配置態様を示す拡大平面図である。
【図10】図1に示した貯留部の動作を示すもので、
(a)は通常状態を示す図、(b)は遊技球がスプロケ
ットとの間に噛み込まれた状態を示す図である。
【図11】図1に示した遊技球計数装置とレシート発行
器とを示すブロック図である。
【図12】スプロケットの回転方向と速度を示すタイミ
ングチャートである。
【図13】従来の遊技球計数装置を示すもので、(a)
は断面平面図、(b)は断面側面図である。
【符号の説明】
10 主通路 11 投入計数部 12 分岐レーン 13 投入量計数センサ 14 湾曲案内壁 20 貯留部 21 集積用案内部材 22 案内プレート 30 返却通路 31 滞留検出センサ 32 シャッタ 33 返却口 34 ストッパ用舌片 35 水平軸 40 ホッパ 41 開口 50 揚送手段 52 導入通路 54 揚送案内部材 55 揚送案内面 56 スプロケット 57 スプロケット構成部材 58 払出ガイド 60 払出舌片 61 払出案内面 62 返却玉計数センサ 64 コイルバネ 68 ボス部材 70 駆動モータ 71 出力軸 100 制御部 103 モータ駆動回路 104 ディップスイッチ 105 表示部 200 レシート発行器 201 制御部 202 全部スイッチ 203 ディップスイッチ 204 プリンタ 205 返却スイッチ P パチンコ遊技球

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計数した後の遊技球を貯留する貯留部
    と、 少なくとも始端部が前記貯留部の最低部よりも上方に位
    置し、かつ終端部に返却口を有した返却通路と、 を具備し、前記貯留部に貯留した遊技球の中から所定個
    数の遊技球を前記返却通路に揚送した後、前記返却口を
    介して返却するようにした遊技球計数装置において、 凹弧状を成し、前記貯留部の最低部から前記返却通路の
    始端部へ至る揚送案内面と、 周面を前記揚送案内面に対向させた状態で水平軸回りに
    回転可能に配設し、該揚送案内面との間において前記貯
    留部に貯留した遊技球を前記返却通路に揚送させるスプ
    ロケットと、 を設けたことを特徴とする遊技球計数装置。
  2. 【請求項2】 前記スプロケットは、その軸心に直交す
    る面に対して互いに同一形状となる一対のスプロケット
    構成部材を具備し、これらスプロケット構成部材を相互
    に接合することによって構成したものであることを特徴
    とする請求項1記載の遊技球計数装置。
  3. 【請求項3】 前記貯留部における少なくとも前記スプ
    ロケットと前記揚送案内面との会合始端に至る部分に導
    入通路を下動可能に設けたことを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2記載の遊技球計数装置。
  4. 【請求項4】 前記返却通路における前記返却口の近傍
    に移動可能に配設し、通常状態において前記返却通路か
    ら前記返却口への前記遊技球の通過を阻止する一方、移
    動させた場合に前記返却通路から前記返却口への前記遊
    技球の通過を許容する通過規制手段と、 前記返却通路に遊技球が滞留されているか否かを検出す
    る滞留検出手段と、 前記滞留検出手段の検出結果に基づいて動作し、前記返
    却通路に遊技球が滞留されている場合に前記スプロケッ
    トの回転を停止させるスプロケット駆動制御手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1から請求項3のいず
    れか一項に記載の遊技球計数装置。
  5. 【請求項5】 前記スプロケットの回転によって前記貯
    留部から前記返却通路へ揚送された遊技球を計数する揚
    送計数手段と、 返却すべき遊技球の個数と、前記揚送計数手段の計数結
    果との差を求め、この差が所定の値を下回った場合に前
    記スプロケットを減速し、さらに前記差がゼロに達した
    時点で前記スプロケットを逆転させるスプロケット回転
    制御手段と、を備えたことを特徴とする請求項1から請
    求項4のいずれか一項に記載の遊技球計数装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009183541A (ja) * 2008-02-07 2009-08-20 Sammy Systems:Kk 玉計数装置
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JP2010057636A (ja) * 2008-09-02 2010-03-18 Mars Engineering Corp パチンコ玉揚送装置、玉通路、台間機および遊技台計数機
JP2017144349A (ja) * 2017-06-06 2017-08-24 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技用装置

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