JP2000262731A - 遊技球貯留装置 - Google Patents
遊技球貯留装置Info
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Abstract
されたパチンコ遊技球Pを貯留部20に貯留されたパチ
ンコ遊技球Pよりも上方に案内する案内プレート22を
設けるようにしている。
Description
送給された遊技球を貯留部に貯留させるようにした遊技
球貯留装置の改良に関する。
計数する計数機では、計数した後のパチンコ遊技球のう
ち、景品に換算できなかったパチンコ遊技球を余り玉と
して遊技者に返却することが行われている。例えば、景
品割数を20個に設定した計数機では、遊技者の投入し
たパチンコ遊技球が199個である場合に景品数が9と
算出され、その後、199−(20×9)=19個のパ
チンコ遊技球が余り玉として遊技者に返却されるように
なる。
ッチ等の入力手段によって適宜変更することが可能であ
り、交換すべき景品に応じて都度設定されるものであ
る。したがって、景品割数を変更した場合には、遊技者
に返却すべき余り玉の数も増減することになる。例え
ば、景品割数を10に設定した場合には、余り玉として
返却するパチンコ遊技球が最大で9個になり、また景品
割数を200に設定した場合には、余り玉として返却す
るパチンコ遊技球が最大で199個となる。
が設けられており、この貯留装置の貯留部に余り玉とし
て返却するためのパチンコ遊技球を貯留するようにして
いる。例えば、図13に示す計数機では、遊技者によっ
て投入されたパチンコ遊技球Pが計数手段Dによって計
数された後、その大部分が回収用傾斜通路Bに沿って下
流に案内され、さらに回収用シュートAを通じて回収さ
れることになる。一方、計数されたパチンコ遊技球Pの
一部は、湾曲した案内壁Eによって側方へ案内され、遊
技者への返却用として貯留部Cに確保される。貯留部C
に確保されたパチンコ遊技球Pは、当該貯留部Cの傾斜
に沿って順次下流側に集積される。その後、余り玉を返
却する場合には、揚送手段Kの駆動により、この貯留部
Cに貯留されたパチンコ遊技球Pのうち、余り玉に該当
する個数のパチンコ遊技球Pが返却通路Fに揚送され、
玉筒Gを介して遊技者に払い出されるようになる。
留装置では、回収用傾斜通路Bの傾斜に沿って案内され
たパチンコ遊技球Pがそのまま順次貯留部Cに貯留され
ていく。このため、当該貯留部Cのパチンコ遊技球P
は、相互に重なることなく単一の層状に配置されるよう
になる。
に貯留されたパチンコ遊技球Pは、該回収用傾斜通路B
の上面よりも上方に突出し、以降、回収用傾斜通路Bを
案内されたパチンコ遊技球Pの貯留部Cへの進入を阻止
するようになる。
計数機にあっては、その内部に、余り玉として一度に返
却する個数以上のパチンコ遊技球Pを単一の層状に配置
できる貯留部Cを設ける必要があり、その著しい大型化
が招来される。すなわち、設定できる景品割数の最大値
が200個である計数機では、その内部に199個以上
ものパチンコ遊技球Pを単一の層状に貯留することので
きる広大な貯留部Cを設けなければならない。
器の小型化を図ることのできる遊技球貯留装置を提供す
ることを解決課題とする。
は、傾斜に沿って遊技球を所定の方向へ送給する傾斜通
路と、この傾斜通路の下流端部に接続し、該傾斜通路を
介して送給された遊技球を貯留する貯留部と、を備えた
遊技球貯留装置において、前記傾斜通路を介して送給さ
れた遊技球を前記貯留部に貯留された遊技球よりも上方
に案内する案内プレートを設けるようにしている。
基づいて本発明を詳細に説明する。図1乃至図5は、本
発明に係る遊技球貯留装置の一実施形態を適用した遊技
球計数機を示したものである。ここで例示する計数機
は、遊技者が獲得したパチンコ遊技球Pを計数した後に
これを図示せぬ回収装置に回収するためのもので、パチ
ンコ遊技球Pの計数・回収を行う傾斜通路10と、パチ
ンコ遊技球Pを貯留する貯留装置120と、遊技者に対
してパチンコ遊技球Pを返却するための返却通路30と
を備えている。
するホッパ40から、装置本体1の背面に開口する回収
口2に亘って構成したもので、該ホッパ40の開口41
から回収口2に向けて漸次下方に傾斜している。
計数部11を設けている。投入計数部11は、装置本体
1の左右方向に沿って並設された複数条の分岐レーン1
2と、複数の投入量計数センサ13とを備えて構成した
ものである。各分岐レーン12は、図6に示すように、
パチンコ遊技球Pの直径よりもわずかに大きな間隔を持
って配置した一対の案内壁12a,12aと、これら一
対の案内壁12a,12aの間に立設した支承壁12b
とから成り、ホッパ40を介して投入された多数のパチ
ンコ遊技球Pをそれぞれ一列ずつ整列させた状態で順次
下流に案内する。図4に明示するように、向かって右方
に配置した二列の分岐レーン12には、各案内壁12a
の下流端部に湾曲案内壁14を付設している。湾曲案内
壁14は、互いの間にパチンコ遊技球Pの直径よりもわ
ずかに大きな間隔を確保した状態でそれぞれ装置本体1
の向かって右方に湾曲している。投入量計数センサ13
は、各分岐レーン12の下流端部に配置され、磁気を利
用して該当の分岐レーン12を通過したパチンコ遊技球
Pをそれぞれ個別にカウントするとともに、それぞれの
カウント結果を後述する制御部100に与えるものであ
る。図4からも明らかなように、投入量計数センサ13
は、隣接する分岐レーン12において互いの位置が前後
するように千鳥状に配置してある。なお、図3中の符号
15は、装置本体1の内部へのパチンコ遊技球Pの進入
を許容する一方、異物の侵入を阻止するための邪魔板で
ある。
いて傾斜通路10の向かって右方に位置する部位、つま
り上述した湾曲案内壁14の延長上となる部位に配置し
てある。この貯留装置120は、装置本体1の奥方から
前方に向けて漸次下方に傾斜た貯留部20を備えてい
る。貯留部20の上流端は、上述した傾斜通路10の下
流端とほぼ同一の高さとなっている。また、貯留部20
の下流端部には、向かって左方に向けて漸次前方に傾斜
する集積用案内部材21を設けている。
流端部に案内プレート22を設けている。案内プレート
22は、ほぼ矩形の平板状を成す板状部22aと、該板
状部22aの一隅部から延在した導入部22bとを有し
た略L字状を成すプレート状部材である。この案内プレ
ート22は、導入部22bを傾斜通路10において上述
した湾曲案内壁14の延長上となる部位に隣接させ、か
つ板状部22aの奥方端縁を装置本体1の背面から離隔
させた状態で、上記貯留部20の上方域に配置してあ
る。図7からも明らかなように、この案内プレート22
は、貯留部20の上面に対して平行となるように配置さ
れ、かつ該貯留部20の上面との間にパチンコ遊技球P
を一つ通過させることのできる間隔を確保している。ま
た、図4に明示するように、上記案内プレート22は、
板状部22aにおける傾斜通路10に隣接する部分を奥
方に向けて漸次向かって右方に傾斜するようにカット
し、当該板状部22aの側縁が上述した傾斜通路10に
隣接する部位において該傾斜通路10の上面から突出し
ないようにしてある。
て向かって右方に位置する部位、つまり上述した貯留装
置120の前方となる部位から突設されている。この返
却通路30は、その前端部を装置本体1の底面から十分
に上方となる高さに配置したもので、該前端部から奥方
に向けて漸次上方に傾斜している。返却通路30の上流
端部には、滞留検出センサ31を配置している。滞留検
出センサ31は、返却通路30の裏面側から磁気的にパ
チンコ遊技球Pの有無を検出し、パチンコ遊技球Pの検
出時間が所定の時間を超えて連続した場合に後述する制
御部100に対して滞留検出信号を与えるものである。
また図2からも明らかなように、上記返却通路30に
は、装置本体1の外部に突出した部分にシャッタ32を
設けている。シャッタ32は、返却通路30の外周域を
覆う形状を成し、その前端部に返却口33を有するとと
もに、その後端上部にストッパ用舌片34を有してい
る。このシャッタ32は、その基端部の両側方を介して
返却通路30に支承され、水平軸35の軸回りに揺動す
ることが可能である。通常状態にある場合、図2中の実
線で示すように、上記シャッタ32は自重により前傾
し、ストッパ用舌片34を装置本体1に当接させた状態
に保持される。このとき、返却通路30の上面と返却口
33との間には、パチンコ遊技球Pの通過を阻止する程
度の開口が確保される。一方、自重に抗してシャッタ3
2を上動操作した場合には、図2中の二点鎖線で示すよ
うに、返却通路30の上面と返却口33との間に、パチ
ンコ遊技球Pを通過させるに十分な開口が確保されるよ
うになる。
における貯留装置120と返却通路30との間に揚送手
段50を設けている。揚送手段50は、貯留装置120
の貯留部20に貯留されたパチンコ遊技球Pを返却通路
30の上流端部に揚送するためのもので、導入通路5
2、揚送案内部材54、スプロケット56、一対の払出
ガイド58,58、払出舌片60および返却玉計数セン
サ62を備えている。
かって左方となる部分に設けた一条の通路である。導入
通路52の底壁から立設した左右一対の導入壁52a,
52aは、互いの間にパチンコ遊技球Pを一列に整列さ
せることのできる幅を有している。この導入通路52
は、装置本体1の前後方向に沿って延在し、かつ奥方か
ら前方に向けて漸次下方に傾斜している。図からも明ら
かなように、この導入通路52は、その上流端部が水平
軸53を介して貯留部20に揺動可能に支承されてお
り、その下流端部を上下方向に沿って移動させることが
可能である。通常状態にある場合、上記導入通路52
は、貯留部20との間に介在させたコイルバネ64の引
張力によって上方に付勢され、該貯留部20に当接した
上端位置に保持されている。なお、図2中の符号66
は、導入通路52の上方域に配置した重送防止部材であ
る。この重送防止部材66は、その下端部と導入通路5
2との間にパチンコ遊技球Pを一つ通過させることので
きる間隔を確保した状態で該導入通路52の延在方向に
沿って揺動可能に支持されている。
上述した導入通路52と返却通路30との間に立設させ
たプレート状部材であり、該導入通路52の延長上とな
る部位に配置している。図2からも明らかなように、こ
の揚送案内部材54には、その奥方端縁に揚送案内面5
5を形成している。揚送案内面55は、上端位置に保持
された導入通路52の下端部と返却通路30の上流端部
との間を互いに接続するのもので、円周のほぼ1/4と
なる凹弧状を成している。
(c)に示すように、互いに同一形状となる一対のスプ
ロケット構成部材57を備えている。各スプロケット構
成部材57は、接合部57aと歯部57bと円板部57
cとを合成樹脂によって一体に成形したものである。一
体成形する方法としては、例えば射出成形を利用した
り、ブロック状の樹脂素材から削り出して成形する方法
を利用することができる。接合部57aは、小径の円柱
状を成すもので、3つのネジ孔57dと3つのネジ挿通
孔57eとを有している。これらネジ孔57dおよびネ
ジ挿通孔57eは、接合部57aの軸心を中心とした同
一の円周上となる位置において互いに60°ずつ間隔を
あけて交互に設けてある。歯部57bは、接合部57a
よりも太径の円柱状を成すもので、該接合部57aの一
端部に互いの軸心を合致させた状態で設けてある。この
歯部57bには、周面に複数の収容凹部57fを形成し
ている。これら収容凹部57fは、パチンコ遊技球Pよ
りもわずかに径の大きな略半弧状を成し、歯部57bの
周面全周に互いに等間隔に設けてある。円板部57c
は、歯部57bよりもさらに太径の円板状を成すもの
で、該歯部57bの一端部に互いに軸心を合致させた状
態で設けてある。
接合部57aの端面を接し合わせ、かつ個々の軸心回り
に相対的に60°回転させた状態でそれぞれのネジ挿通
孔57eからネジ孔57dにネジ67を締結させること
によって上述したスプロケット56を構成する。さら
に、一方のスプロケット構成部材57の軸心部分には、
ボス部材68が取り付けられる。こうして構成されたス
プロケット56は、一対の円板部57cが互いの間にパ
チンコ遊技球Pの直径よりもわずかに大きな間隔を確保
した状態で互いに平行に配置される。また、各スプロケ
ット構成部材57に設けた収容凹部57fは、歯部57
bと接合部57aとの外径差によって構成される環状の
中央溝57gを挟んで互いに対向配置され、それぞれの
間にパチンコ遊技球Pの一部を収容することが可能とな
る。
プロケット56を一体成形した場合には、その成形コス
トがきわめて多大なものとなる。例えば、射出成形を利
用してスプロケット56を一体成形する場合には、抜き
方向が多数となるため、そのための機構が必要となり、
型製造費の増大に起因して成形コストが増大する。ま
た、樹脂素材から削り出しを利用してスプロケット56
を一体成形する場合にも、複雑な製造工程が多数必要と
なるため、成形コストが増大するようになる。
対のスプロケット構成部材57を互いに接合させてスプ
ロケット56を構成するようにした場合には、個々の形
状が単純化し、単一の抜き方向で構成される型で済むた
め、射出成形を利用する場合に型製造費を低減すること
ができる。また、削り出しを利用して成形する場合に
も、各製造工程の簡略化を図ることができるようにな
る。したがって、一対のスプロケット構成部材57によ
って構成したスプロケット56を適用する計数機によれ
ば、当該スプロケット56の成形コストを抑えることに
より、全体の製造コストを低減することができるように
なる。
方向に沿って水平となる状態で装置本体1の内部に収容
され、さらに図9に示すように、上述したボス部材68
を介して駆動モータ70の出力軸71に固着される。ス
プロケット56の各円板部57cは、導入通路52に設
けた各導入壁52a,52aの延長上に位置している。
また中央溝57gは、上述した揚送案内部材54の揚送
案内面55に対向した位置に配置されている。さらに収
容凹部57fと上述した揚送案内面55との間には、そ
れぞれの位置においてパチンコ遊技球Pを収容保持する
ことのできる間隔が確保されている。
から与えられた制御信号に応じて回転するもので、正転
および逆転が可能であるとともに、ブレーキによって回
転速度を適宜変更することが可能である。
部材54の上端部両側においてスプロケット56の各円
板部57cの周面に対向する位置に配置されている。各
払出ガイド58,58は、揚送案内部材54の上端、つ
まり返却通路30の上流端部上面よりもさらに上方に突
出するとともに、揚送案内面55よりもさらにスプロケ
ット56に向けて突出している。
56の中央溝57gに位置させた状態で該スプロケット
56と揚送案内部材54の上端部との間に配置したプレ
ート状部材である。図2からも明らかなように、この払
出舌片60には、払出案内面61を形成している。払出
案内面61は、その下端部が上述したスプロケット56
の中央溝57gに位置し、かつ上方に向けて漸次前方に
湾曲している。
ド58,58の間を通過したパチンコ遊技球Pを光学的
にカウントするとともに、そのカウント結果を後述する
制御部100に与えるものである。
駆動モータ70を例えば図10(a)において時計回り
に回転させると(以下、単に正転と称する)、出力軸7
1およびボス部材68を介してスプロケット56が同方
向に正転する。この場合、スプロケット56の収容凹部
57fは、導入通路52の下流端部と揚送案内面55と
の会合部から該揚送案内面55の上方に向けて順次その
位置を変えるようになる。したがって、導入通路52に
パチンコ遊技球Pが整列された状態でスプロケット56
を正転させれば、導入通路52の最も下流端部に配置さ
れたパチンコ遊技球Pから順次スプロケット56の収容
凹部57fと揚送案内面55との間に取り込まれ、その
まま揚送案内面55に沿って上方に揚送されることにな
る。上方に揚送されたパチンコ遊技球Pは、その後、払
出舌片60に当接し、その払出案内面61に沿って返却
通路30の上流端部に払い出されるようになる。すなわ
ち、この揚送手段50では、スプロケット56の最下部
で受け取ったパチンコ遊技球Pを返却通路30まで揚送
することができる。このため、こうした揚送手段50を
適用する計数機によれば、貯留部20よりも下方となる
部位にスプロケット56を配置するためのスペースが不
要となり、装置本体1の全高を可及的に低く構成するこ
とが可能となる。これにより、装置本体1の全高を増大
させることなく返却通路30の返却口33およびホッパ
40をそれぞれの最適位置に設けることができ、返却口
33を介したパチンコ遊技球Pの返却操作、並びにホッ
パ40を介したパチンコ遊技球Pの投入操作をいずれも
向上させることができるようになる。
遊技球Pをスプロケット56と揚送案内面55との会合
部に導入するための導入通路52が下方に移動可能であ
る。このため、図10(b)に示すように、スプロケッ
ト56と揚送案内面55との間にパチンコ遊技球Pを導
入する際に、該パチンコ遊技球Pがスプロケット56と
の間に噛み込まれた場合、コイルバネ64の引張力に抗
して導入通路52が下動するようになる。導入通路52
が下動すると、スプロケット56がパチンコ遊技球Pを
滑って正転することができる。この結果、駆動モータ7
0に過大な負荷が加わる事態を未然に防止することが可
能となる。さらに、スプロケット56が正転した後にお
いては、コイルバネ64の引張力によって導入通路52
が通常状態に復帰するため、噛み込まれたパチンコ遊技
球Pが次の収容凹部57fに取り込まれるようになる。
したがって、パチンコ遊技球Pの噛み込みが発生した後
においても、何らの操作を行うことなく継続的にパチン
コ遊技球Pを返却通路30に揚送することが可能とな
る。
部に制御部100を設けている。制御部100は、図1
1に示すように、投入量計数センサ13、返却玉計数セ
ンサ62,滞留検出センサ31およびディップスイッチ
104から与えられたデータを適宜処理し、この処理結
果に応じた信号をモータ駆動回路103および表示部1
05に与えるとともに、計数機に付設したレシート発行
器200に対して投入量計数センサ13から与えられた
データを逐次出力する部分である。モータ駆動回路10
3は、ブリッジドライバによって構成されたもので、制
御部100から与えられた制御信号に応じて駆動モータ
70の回転方向および回転速度を制御する部分である。
表示部105は、図1に示すように、装置本体1の上部
に設けたもので、総数表示域105aと景品数表示域1
05bと余り玉表示域105cとを有している。
について説明する。
チンコ遊技球Pがホッパ40に投入される。この場合、
上記計数機によれば、上述したように、装置本体1の全
高を抑え、ホッパ40をできるだけ低い位置に設けるこ
とができるため、当該ホッパ40へのパチンコ遊技球P
の投入操作を良好に行うことができる。
は、ホッパ40の開口41を介して装置本体1の内部に
導入された後、各分岐レーン12に分岐され、それぞれ
一列に整列した状態で順次下流に送給される。
量計数センサ13は、該当する分岐レーン12を通過し
たパチンコ遊技球Pの数を個別にカウントしており、そ
のカウント結果を逐次制御部100に与える。カウント
結果が与えられた制御部100は、それらのカウント結
果を合計し、この合計値を表示部105の総数表示域1
05aを通じて遊技者に表示するとともに、個々のカウ
ント結果を逐次レシート発行器200の制御部201に
与える。これと同時に制御部100は、上述した合計値
と、予めディップスイッチ104によって設定された景
品割数とに基づいて、現時点で換算できる景品数の最大
値、並びにそのときに発生する余り玉の数を算出し、そ
れぞれの数値を表示部105の景品数表示域105bお
よび余り玉表示域105cを通じて遊技者に表示する。
技球Pは、その大部分がそのまま傾斜通路10の傾斜に
沿って奥方に案内され、背面の回収口2を介して図示せ
ぬ回収装置に回収される。
本体1の向かって右方の2つ分岐レーン12を通過した
パチンコ遊技球Pは、湾曲案内壁14の作用によって斜
行し、その大部分が貯留装置120の貯留部20に達す
るようになる。この場合、パチンコ遊技球Pは、傾斜通
路10の下流端部と貯留部20の上流端部との会合部を
通じて該貯留部20に達するものと、導入部22bを介
して案内プレート22を通過した後に貯留部20に達す
るものとがある。傾斜通路10の下流端部と貯留部20
の上流端部との会合部を通じて貯留部20に達したパチ
ンコ遊技球Pは、そのまま貯留部20の傾斜に沿って順
次下流に案内され、当該貯留部20において単一の層状
に配置されるようになる。
たパチンコ遊技球Pは、貯留部20に貯留されたパチン
コ遊技球Pよりも上方に位置する部分から当該貯留部2
0に落下することになる。したがって、貯留部20に貯
留されたパチンコ遊技球Pが既に案内プレート22の下
端部にまで達している場合には、案内プレート22を通
過した後のパチンコ遊技球Pがこれらパチンコ遊技球P
の上部に重なるように貯留されるようになる。さらに、
上部に重なったパチンコ遊技球Pが案内プレート22の
下端部に達した以降においては、当該案内プレート22
の板状部22aにもパチンコ遊技球Pが貯留されるよう
になる。つまり、この計数機によれば、貯留装置120
の貯留部20においてパチンコ遊技球Pを二層となった
状態で貯留することができる。したがって、同一個数の
パチンコ遊技球Pを貯留部20に貯留する場合にも、こ
れを従前のごとく単一の層状に貯留するものに比べてそ
の半分程度の貯留面積を確保すればよいことになる。こ
の結果、装置本体1における貯留装置120の専有面積
を減少することができ、計数機の小型化を図ることが可
能となる。
パチンコ遊技球Pは、その傾斜および集積用案内部材2
1によって順次案内され、最終的に導入通路52におい
て一列に整列した状態で待機する。なお、貯留部20の
上流端部、あるいは案内プレート22の板状部22aに
貯留されたパチンコ遊技球Pは、その後傾斜通路10の
傾斜に沿って案内されたパチンコ遊技球Pの貯留部20
への進入を阻止し、必要以上のパチンコ遊技球Pが貯留
部20に貯留される事態を防止する。
計数がすべて終了すると、上記計数機は、遊技者からの
入力待ち状態となる。
00の全部スイッチ202が押下されると、当該レシー
ト発行器200の制御部201は、制御部100から逐
次与えられたカウント結果の合計と、予めディップスイ
ッチ203によって設定された景品割数とに基づいて景
品数および余り玉を算出し、これらの玉情報を印字する
べくプリンタ204に対して制御信号を与えるととも
に、ホストコンピュータに対して発券情報を送信する。
制御信号を入力したプリンタ204では、これらの玉情
報、つまり遊技者が獲得したパチンコ遊技球Pの総数、
景品割数および余り玉の各情報と、店番号および発券番
号等とを印字したレシートを遊技者に対して発行する。
レシートの発行が終了すると、レシート発行器200の
制御部201は、計数機の制御部100に対してクリア
信号を与える。
述した玉情報および表示部105の表示をクリアして待
機状態となる。
者が返却スイッチ205を押下すると、レシート発行器
200の制御部201は、制御部100から逐次与えら
れたカウント結果の合計と、予めディップスイッチ20
3によって設定された景品割数とに基づいて景品数およ
び余り玉を算出し、これらの玉情報を印字するべくプリ
ンタ204に対して制御信号を与えるとともに、ホスト
コンピュータに発券情報を送信する。制御信号を入力し
たプリンタ204では、これらの玉情報、つまり少なく
とも遊技者が獲得したパチンコ遊技球Pの総数から余り
玉を差し引いた玉数と、店番号および発券番号等とを印
字したレシートを遊技者に対して発行する。レシートの
発行が終了すると、レシート発行器200は、計数機の
制御部100に対して返却信号を与える。
部105の表示から総数および景品割数をクリアし、余
り玉の数だけを表示するとともに、スプロケット56を
正転させるべくモータ駆動回路103に対して制御信号
を与える。
モータ70が正転すると、貯留装置120の貯留部20
に貯留されたパチンコ遊技球Pが順次揚送手段50によ
って返却通路30に揚送されるようになる。したがっ
て、遊技者は、シャッタ32を上動操作することによ
り、返却口33を通じて余り玉を得ることができるよう
になる。この場合、上記計数機によれば、上述したよう
に、装置本体1の全高を抑えつつ、返却口33をできる
だけ高い位置に設けることができるため、当該返却口3
3からのパチンコ遊技球Pの返却操作を良好に行うこと
ができる。
センサ62のカウント結果、つまり実際に返却通路30
に揚送されたパチンコ遊技球Pの数を監視しており、当
該返却玉計数センサ62のカウント結果に応じて表示部
105の余り玉表示域105cの値を順次減じる。さら
に、上記制御部100は、返却すべき余り玉の数と、返
却玉計数センサ62のカウント結果との差を求め、この
差が予め設定した値、例えば5個に達するまでの間、所
定の速度で駆動モータ70を正転させる(図12中のt
0→t1)。
達すると(t1)、上記制御部100は、駆動モータ7
0に対して減速開始信号を与える。さらに、返却玉計数
センサ62のカウント結果が返却すべき余り玉の数に一
致すると(t2)、上記制御部100は、スプロケット
56を所定時間(t2→t3)逆転させた後にこれを停
止させるべくモータ駆動回路103に対して逆転停止信
号を与える。
0の回転制御を行う計数機によれば、スプロケット56
を正確に制御することが可能となる。この結果、貯留装
置120の貯留部20から返却通路30へ揚送するパチ
ンコ遊技球Pの数を正確に制御することが可能となり、
例えばスプロケット56の過回転に起因した余り玉の過
返却を防止できるようになる。
は、滞留検出センサ31の滞留検出信号を監視しながら
駆動モータ70の駆動を制御している。
出信号が出力されていない状態において制御部100
は、継続的にスプロケット56を正転させる。これによ
り、貯留装置120の貯留部20に貯留されたパチンコ
遊技球Pが連続的に返却通路30へ揚送されるようにな
る。
操作しないために返却通路30にパチンコ遊技球Pが滞
留され、該パチンコ遊技球Pが滞留検出センサ31の配
置位置にまで達すると、滞留検出センサ31によってパ
チンコ遊技球Pを検出する時間が連続するようになり、
所定時間の経過後、該滞留検出センサ31から制御部1
00に対して滞留検出信号が与えられる。滞留検出信号
が入力された制御部100は、直ちにスプロケット56
を停止させ、貯留装置120の貯留部20から返却通路
30へのパチンコ遊技球Pの揚送を中止するべくモータ
駆動回路103に制御信号を与える。その後、例えば、
遊技者がシャッタ32を上動操作して返却口33からの
返却を開始すると、返却通路30におけるパチンコ遊技
球Pの滞留状態が解消され、滞留検出センサ31からの
滞留検出信号が消滅する。滞留検出信号が消滅すると、
制御部100は、直ちに駆動モータ70を正転させ、貯
留部20から返却通路30へのパチンコ遊技球Pの揚送
を再開するべくモータ駆動回路103に対して制御信号
を与える。
基づいて駆動モータ70の回転制御を行う計数機によれ
ば、余り玉として一度に返却するパチンコ遊技球Pの多
少に関わらず、予め設定した個数だけパチンコ遊技球P
を載置することのできる返却通路30を適用するだけで
その機能を十分に満足することができる。例えば、パチ
ンコ遊技球Pを10個だけ載置することのできる返却通
路30を適用した場合にも、上述した駆動モータ70の
回転制御を10回行えば、余り玉として合計100個の
パチンコ遊技球Pを返却することが可能になる。この結
果、返却通路30を小型化し、さらには計数機全体の小
型化を図ることが可能となる。
玉情報および表示部105の表示をクリアして待機状態
となる。
ば、案内プレート22の作用により、傾斜通路10を介
して送給されたパチンコ遊技球Pが貯留部20に貯留さ
れたパチンコ遊技球Pよりも上方に案内されるため、当
該貯留部20においてパチンコ遊技球Pを二層となった
状態で貯留することが可能となる。したがって、貯留す
べきパチンコ遊技球Pの数に対して貯留部20を狭小化
することができ、適用する計数機の小型化を図ることが
可能になる。
遊技球の計数機に適用した貯留装置を例示しているが、
必ずしも計数機に適用する必要はない。すなわち、傾斜
通路の傾斜に沿って送給した遊技球を貯留部に貯留させ
るものであれば、その他の機器にも適用することが可能
である。この場合、貯留装置は、必ずしも傾斜通路の側
方に配置する必要もない。
上面に対して平行となるように配置し、かつ該貯留部の
上面との間に遊技球を一つ通過させることのできる間隔
を確保するようにしているため、適用する機器の高さ方
向の寸法を抑えることが可能であるが、本発明はこれら
に限定されない。例えば、貯留部の上面に対して傾斜す
るように案内プレートを設けるようにしてもよい。ま
た、貯留部の上面との間に複数層の遊技球を通過させる
ことのできる間隔を確保するようにすれば、貯留部に二
層以上となるように遊技球を貯留することが可能とな
り、適用する機器の一層の小型化を図ることが可能とな
る。
レートを略L字状に構成しているが、必ずしもL字状を
成している必要はない。また、案内プレートにおいて傾
斜通路に隣接する部分を斜めにカットし、当該案内プレ
ートの側縁が傾斜通路に隣接する部位において該傾斜通
路の上面から突出しないようにしているため、当該案内
プレートが貯留部への遊技球の進入を阻止する事態を可
及的に防止することが可能となるが、必ずしもカットす
る必要はない。
案内プレートの作用により、傾斜通路を介して送給され
た遊技球が貯留部に貯留された遊技球よりも上方に案内
されるため、当該貯留部において遊技球を互いに複数の
層状に配置することが可能となる。したがって、貯留す
べき遊技球の数に対して貯留部の狭小化することがで
き、適用する機器の小型化を図ることが可能になる。
用した遊技球計数機を示す正面一部破断図である。
である。
で、(a)は斜視図、(b)は断面図である。
たスプロケット構成部材の端面図、(b)はスプロケッ
ト構成部材の斜視図、(c)はスプロケット構成部材を
互いに接合した状態を示す断面図である。
の配置態様を示す拡大平面図である。
(a)は通常状態を示す図、(b)は遊技球がスプロケ
ットとの間に噛み込まれた状態を示す図である。
とを示すブロック図である。
ングチャートである。
断面平面図、(b)は断面側面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 傾斜に沿って遊技球を所定の方向へ送給
する傾斜通路と、 この傾斜通路の下流端部に接続し、該傾斜通路を介して
送給された遊技球を貯留する貯留部と、 を備えた遊技球貯留装置において、 前記傾斜通路を介して送給された遊技球を前記貯留部に
貯留された遊技球よりも上方に案内する案内プレートを
設けたことを特徴とする遊技球貯留装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06824699A JP3437481B2 (ja) | 1999-03-15 | 1999-03-15 | 遊技球貯留装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06824699A JP3437481B2 (ja) | 1999-03-15 | 1999-03-15 | 遊技球貯留装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000262731A true JP2000262731A (ja) | 2000-09-26 |
JP3437481B2 JP3437481B2 (ja) | 2003-08-18 |
Family
ID=13368230
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06824699A Expired - Fee Related JP3437481B2 (ja) | 1999-03-15 | 1999-03-15 | 遊技球貯留装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3437481B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007097990A (ja) * | 2005-10-07 | 2007-04-19 | Tamagawa Seiki Co Ltd | パチンコ発射機の構造 |
JP2010057638A (ja) * | 2008-09-02 | 2010-03-18 | Mars Engineering Corp | パチンコ玉揚送装置、玉通路、台間機および遊技台計数機 |
JP2011206112A (ja) * | 2010-03-29 | 2011-10-20 | Oizumi Corp | 各台計数機の受け皿ユニット |
-
1999
- 1999-03-15 JP JP06824699A patent/JP3437481B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007097990A (ja) * | 2005-10-07 | 2007-04-19 | Tamagawa Seiki Co Ltd | パチンコ発射機の構造 |
JP2010057638A (ja) * | 2008-09-02 | 2010-03-18 | Mars Engineering Corp | パチンコ玉揚送装置、玉通路、台間機および遊技台計数機 |
JP2011206112A (ja) * | 2010-03-29 | 2011-10-20 | Oizumi Corp | 各台計数機の受け皿ユニット |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3437481B2 (ja) | 2003-08-18 |
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