JP2005279012A

JP2005279012A - スロットマシン及びクレジット加算方法

Info

Publication number: JP2005279012A
Application number: JP2004099609A
Authority: JP
Inventors: Koji Kunimoto; 幸司国本
Original assignee: Net Corp
Current assignee: Net Corp
Priority date: 2004-03-30
Filing date: 2004-03-30
Publication date: 2005-10-13

Abstract

【課題】実際にメダル投入口にメダルを投入することなくゲームを行えるスロットマシンを提供する。
【解決手段】外部から視覚可能な保持部に遊技用メダルが封入され、該メダルが所定の経路を移動するように作動可能なメダル保持体２と、外部のメダル貸出機３からの情報に基づき前記メダル保持体２を作動させる駆動装置４と、前記経路を移動中のメダルを検出するセンサ５と、該センサが検出したメダル数をカウントするカウンタ６と、メダル投入口から投入されたメダルをクレジット形式で貯留するメダル貯留装置７と、前記カウンタがカウントした数を前記メダル貯留装置７のクレジット数に加算するように制御する制御装置８とを具備する構成とする。
【選択図】図１

Description

この発明は、メダルを使用してゲームを行うスロットマシンに関し、特にメダル投入操作の労力を低減できるようにしたスロットマシンに関する。

スロットマシンは、メダル投入口にメダルを投入することでゲームが開始可能になる。このため、１ゲーム毎にメダル投入口にメダルを投入しなければならないという煩わしさがある。このようなメダル投入の煩わしさをなくすために、現在のスロットマシンの多くは、予めメダル投入口に所定枚数（例えば５０枚）までのメダルを投入して貯留しておき、その貯留されているメダルをゲーム毎にボタン操作で引き落とすクレジット機能を備えている（特許文献１）。このクレジット機能を利用する場合、各ゲームの開始時にメダルを投入する手間が省ける反面、メダル貸出機から貸し出しを受けたときにメダルを１枚ずつメダル投入口に投入しなければならず、非常に面倒な操作である。
特公平６−６１８３号公報

そこで、メダル貸出機から貸し出されるメダルを直接メダル投入口に送り込むことが考えられるが、それは送り込むための装置が複雑になるとともに、当該装置が遊技の邪魔になると思われるので、現実的な方法ではない。また、現行の法規制では、遊技は必ずメダルを介して行わねばならないという原則があるため、メダル貸出機からの信号で直接、貯留メダルのクレジット数を加算させるという方法は採用することはできない。

本発明は、メダル投入の煩わしさから開放することを目的としたものであり、実際にメダル投入口にメダルを投入することなくゲームを行えるスロットマシンを提供することを課題としている。

上記課題を解決するために、本発明は次の構成とした。すなわち、請求項１に記載のスロットマシンは、外部から視覚可能な保持部に遊技用メダルが封入され、該メダルが所定の経路を移動するように作動可能なメダル保持体と、外部のメダル貸出機からの情報に基づき前記メダル保持体を作動させる駆動装置と、前記経路を移動中のメダルを検出するセンサと、該センサが検出したメダル数をカウントするカウンタと、メダル投入口から投入されたメダルをクレジット形式で貯留するメダル貯留装置と、前記カウンタがカウントした数を前記メダル貯留装置のクレジット数に加算するように制御する制御装置とを具備することを特徴としている。

また、請求項２に記載のスロットマシンは、請求項１の内容に加えて、入賞時に、該入賞により払い出されるメダル数の分だけセンサがメダル保持体のメダルを検出するように、当該メダル保持体が作動するようにした。

メダル貸出機に現金又はプリペイドカードを挿入すると、挿入された金額に応じた信号がメダル貸出機からスロットマシンの駆動装置に送信され、メダル保持体が作動する。そのメダル保持体の作動によって移動するメダルをセンサが検出し、検出したメダル数をカウンタがカウントする。そして、制御装置によって、前記カウンタがカウントした数をメダル貯留装置のクレジット数に加算する。

また、入賞時には、制御装置から駆動装置に出力指令が出され、該入賞により払い出されるメダル枚数に相当するだけメダル保持体が作動する。以下、メダル貸出機に現金又はプリペイドカードを挿入した場合と同様に、メダル保持体の作動によって移動するメダルをセンサが検出し、検出したメダル数をカウンタがカウントし、制御装置によって、カウンタのカウント数をメダル貯留装置のクレジット数に加算する。

本発明にかかるスロットマシンは、メダル貸出機に現金又はプリペイドカードを挿入した場合、所定の経路を移動するメダルをセンサが実際に検出することにより、メダル貯留装置のクレジット数が加算されるので、メダルを介して遊技を行うという原則をクリアするものでありながら、実際には、メダル投入口にメダルを投入するという行為をせずにゲームを行えることができ、メダル投入操作の労力を低減させられるととともに、ゲームのスピード感を向上させられるようになった。

さらに、請求項２に記載した構成とすれば、入賞時に該入賞により払い出されるメダル数に相当するだけメダル保持体が作動し、それによってメダルが所定の経路を移動するのを視覚的に確認することができるので、単にメダル貯留装置のクレジット数が増加するだけの従来のスロットマシンに比べ、入賞の実感をより顕著に味わうことができ、ゲームに対する興趣を向上させられる。

図１に示すように、スロットマシン１のメダル投入機構を、外部から視覚可能な保持部に遊技用メダルが封入され、該メダルが所定の経路を移動するように作動可能なメダル保持体２と、外部のメダル貸出機３からの情報に基づき前記メダル保持体２を作動させる駆動装置４と、前記経路を移動中のメダルを検出するセンサ５と、該センサが検出したメダル数をカウントするカウンタ６と、メダル投入口から投入されたメダルをクレジット形式で貯留するメダル貯留装置７と、前記カウンタ６がカウントした数を前記メダル貯留装置７のクレジット数に加算するように制御する制御装置８とを組み合わせて構成する。

図２は本発明が適用されたスロットマシンと、それに隣接して設置されたメダル貸出機とを表している。スロットマシン１は、図柄を上下に３個ずつ表示する変動図柄表示部１０，１０，１０が左右並列に３組設けられており、スタートレバー１１を操作することにより、各変動図柄表示部１０，１０，１０の図柄が一斉に変動を開始し、ストップボタン１２，１２，１２を順に押すことにより、対応する変動図柄表示部１０，１０，１０の変動がそれぞれ停止し、その停止時に表示される９個の図柄のうち横並び３個又は斜め並び３個が予め定めた所定の組み合わせで揃うと入賞となるようになっている。

上記ゲームを行うに際しては、メダル投入口１３に所定枚数のメダルを投入するか、もしくはメダル貯留装置７に貯留されているクレジットメダルをベットボタン１４により所定枚数だけ引き落とす。メダル貯留装置７のクレジット数は、クレジット表示部１５に表示される。

メダルの貸し出しを受ける場合、メダル貸出機３の現金投入口３ａに規定の現金を投入するか、もしくはカード投入口３ｂに予め購入しておいたプリペイドカードを挿入する。すると、メダル保持体であるサーキットホッパ２が作動して、投入した現金もしくはプリペイドカードの金額に応じた分だけメダル貯留装置７のクレジット数が加算される。

上記サーキットホッパ２は、図３及び図４に示すように、円板に等間隔で３個のメダル保持部２ａが形成されたものであって、各メダル保持部２ａには正規の遊技用メダルＭが取り出しできないように封入されている。メダル保持部２ａの前面は透明なカバー部材で被覆されており、メダル保持部２ａに封入されているメダルＭが外部から見えるようになっている。

このサーキットホッパ２は、駆動装置としてのパルスモータ４により回転させられ、メダル保持部２ａに封入されているメダルＭが所定の経路（実施例１では経路が円周状）を移動するようになっている。メダル保持部２ａはメダルＭよりも少し大きめに形成されているので、メダルＭがメダル保持部２ａ内で泳ぐように位置や向きを変化させながら移動する。上記経路における所定位置には、メダルＭの通過を検出する光センサ５が設けられている。

図５はメダル貸出機がメダルを貸し出すときの制御のフローチャートである。メダル貸出機３の現金投入口３ａに現金を投入するか、カード投入口３ｂにプリペイドカードを挿入すると、メダル貸出機３からパルスモータ４へ貸出信号が送信される。それを受けてパルスモータ４が起動して、サーキットホッパ２が回転する。例えば、メダルを５０枚貸し出すのならば、１６回２／３回転する。これにより、光センサ５がメダルを５０回検出する。この光センサ５の検出信号を制御装置８に入力し、制御装置８からの指令により、メダル貯留装置７のクレジット数を検出信号の数だけ加算するとともに、その加算した数値をクレジット表示部１５に表示する。検出信号が５０回に達すると、サーキットホッパ２が停止する。

また、ゲームで入賞になった場合、図６に示すメダル払出制御を行う。すなわち、入賞になった場合、制御装置８からパルスモータ４に出力して、入賞の種類に応じて回転数だけサーキットホッパ２を回転させる。例えば、１５枚の役に入賞したのなら、サーキットホッパ２を５回転させる。以下は、メダル貸出のときと同様に、光センサ５の検出信号を制御装置８に入力し、制御装置８からの指令により、メダル貯留装置７のクレジット数を検出信号の数だけ加算するとともに、その加算した数値をクレジット表示部１５に表示する。そして、検出信号が払出数に達すると、サーキットホッパ２が停止する。前述のように、サーキットホッパ２が作動するときメダルＭがメダル保持部２ａ内で泳ぐように位置や向きを変化させるので、視覚的に面白い演出効果が得られる。

このスロットマシン１は、１ゲーム毎にメダル投入口１３にメダルを投入して遊技することも、クレジットメダルを引き落としながら遊技することも可能で、前者を選択する場合、メダル貯留装置７のクレジット機能を停止させる。ただしクレジット機能を停止させた状態であっても、入賞により払い出されるメダルについては、メダル貯留装置７にクレジット形式で貯留されるようにしておくと、後に多数のメダルをメダル投入口１３に投入することになるのを避けられるので利便性がよい。

図７に示す実施例２のサーキットホッパ２は、メダル保持部２ａの数を２個にした。この場合、メダルを５０枚貸し出す際に、サーキットホッパ２が２５回転するようになる。

実施例１、２はメダル保持体２が図２におけるＡの位置に配置されているのに対し、実施例３はメダル保持体２をＢの位置に配置する。メダル保持体２としては、実施例１又は２に示すサーキットホッパに限らない。例えば、直線状の経路をメダルが移動し、その移動途中でセンサがメダルを検出するようにしてもよい。

メダル保持体２を図２におけるＣの位置に配置する。

この発明のスロットマシンに用いられているメダル投入機構は、メダル、硬貨、その類似物を使用する他の遊技機や自動販売機にも適用できる。

スロットマシンのメダル投入機構のブロック図である。スロットマシン及びメダル貸出機の正面図である。（実施例１）サーキットホッパの正面図である。図３におけるＳ−Ｓ断面図である。メダル貸出制御のフローチャートである。メダル払出制御のフローチャートである。サーキットホッパの正面図である。（実施例２）

符号の説明

Ｍメダル
１スロットマシン
２メダル保持体（サーキットホッパ）
３メダル貸出機
４駆動装置（パルスモータ）
５センサ
６カウンタ
７メダル貯留装置
８制御装置
１３メダル投入口

Claims

外部から視覚可能な保持部に遊技用メダルが封入され、該メダルが所定の経路を移動するように作動可能なメダル保持体と、外部のメダル貸出機からの情報に基づき前記メダル保持体を作動させる駆動装置と、前記経路を移動中のメダルを検出するセンサと、該センサが検出したメダル数をカウントするカウンタと、メダル投入口から投入されたメダルをクレジット形式で貯留するメダル貯留装置と、前記カウンタがカウントした数を前記メダル貯留装置のクレジット数に加算するように制御する制御装置とを具備することを特徴とするスロットマシン。
入賞時に、該入賞により払い出されるメダル数の分だけセンサがメダル保持体のメダルを検出するように、当該メダル保持体が作動する請求項１に記載のスロットマシン。