JP4953516B2 - 田植機の植付部 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、田植機の植付部に関するものであり、詳しくは、植付爪を備えたロータリーケースに内装される太陽ギアの固定部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
田植機の植付部は、田植機の走行機体からの駆動力を伝達する伝動機構を備え、該駆動力によって、ロータリーケースを回動させて植付爪を駆動するものがある。ロータリーケースには植付部と相対的に固定された太陽ギアが内装されており、植付爪はそれと噛合する遊星歯車に付設されることで駆動している。
伝動機構内においては、左右に延出した植付アーム軸にロータリーケースを備えるため、上記固定部材も左右にそれぞれ配設されている。しかし、従来の固定部材は線対称形な形状ではなかったため、左右の部品の共通化が図れず、さらに、その配設位置と形状との関係から、他の部材の溶接作業等に問題が生じていた。
【0003】
例えば、本件出願人の先出願である、特願2000−284599号において開示した固定部材によると、十字管継手に固定部材を固設するボルト位置と、太陽ギアを固定する固定爪の位置とが線対称形に構成されておらず、左右に配設する場合に、別な部材が必要である為、コストの上昇を招き、生産効率の向上に寄与できない。
さらに、固定部材をボルト及びナットで固設した後に、ユニットクラッチ等の別部材を配設する際、先出願によるとボルトが固定部材の上部から突出してしまうため、別部材と干渉したり、別部材を配設する溶接作業等に支障を来していた。このため、組み立て工程や設計上の制約が多く、生産効率の低下を招き、ひいては製造コストを上昇させてしまっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来技術の有する問題点に鑑みて創出されたものであり、その目的は、組み立て性を向上し、製造コストを抑制しながら、必要十分な耐久性と、軽量化を実現する田植機の植付部を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明による田植機の植付部は、以下の特徴を備える。すなわち、植付アーム軸によってロータリーケースを回動させて植付爪を駆動する田植機の植付部であって、ロータリーケース内に太陽ギアを備え、該太陽ギアを固定する固定部材が、前記植付アーム軸に動力を伝動する伝動機構を内包する植付ケースに固設されると共に、前記太陽ギアと嵌合し回転を抑止する固定爪と、前記固定部材を前記植付ケースに固設する複数の固設手段とを少なくとも有する構成において、前記固定部材を固設する固設部位がフランジ形状であって、該固設部位及び前記固定部材が、略三角形状であると共に、前記固手段を、少なくとも該略三角形状の頂点部に配置し、前記固定部材を線対称に形成して、その対称線に対して固定爪及び固設手段を対称に配置し、さらに前記対称線上に位置決め用のロールピンを設け、該ロールピン近傍の前記略三角形状の1辺に凸部を形成する。前記対称線上に位置し、互いに嵌合可能な凹部及び凸部を、それぞれ前記固定部材及び前記植付ケースに配設してもよい。前記略三角形状の固定部材において、その1辺が上面に略水平となるように、前記植付ケースに固設してもよい。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に示した実施例に基づいて説明する。なお、実施形態は、本発明の主旨から逸脱しない限り適宜設計変更可能なものである。
図1は本発明による植付部を備えた田植機の側面図である。
田植機(1)は、図1に示すように自走可能な走行機体(2)と、昇降機構(3)および植付部(4)から主に構成されている。昇降機構(3)は植付部(4)を昇降する機構である。走行機体(2)は、機体フレーム(5)に運転や駆動に関わる諸部材を配設して形成される。
【0007】
図2は本発明による田植機の機体のフレーム構成を表す平面図である。機体フレーム(5)は、図1および図2に示すように、前後方向には、左右一対の断面矩形のメインフレーム(30)(31)を走行機体(2)の略全長に亘って架設する。
そして、該メインフレーム(30)(31)の前部に左右幅方向に向けて中空円筒状の前部フレーム(32)(32)と、中途部に中部フレーム(33)と、後端部に後部フレーム(34)とをそれぞれ架設する。メインフレーム(30)(31)の後半部は、前低後高に傾斜が設けられており、後部フレームは下向きに開くコ字形状の部材と、左右の幅方向に延出する部材から構成される。
前部フレーム(32)(32)には、エンジン支持板(35)が架設され、その上面にエンジン(6)を載置する。
エンジン支持板(35)の後部にはミッションケース(12)が接続され、エンジン(6)と連結される。ミッションケース(12)は中途部を中部フレーム(33)で支持される。他に、メインフレーム(30)(31)には座席部を支持する座席支持フレーム(39)等が配設される。
【0008】
前記ミッションケース(12)は、エンジン支持板(35)の後端より後部フレーム(34)まで延出して前後方向に長く形成され、側面視(図1)において前高後低に配されている。また、前記ミッションケース(12)前左側部にベルト式無段変速機構(40)が連設されている。
ベルト式無段変速機構(40)は上記ミッションケース(12)に連設される部分(40a)と、エンジン(6)に連設される部分(40b)から構成され、それらは動力を伝達するベルト(40c)で連結されている。そしてベルト式無段変速機構(40)に伝達された動力はミッションケース(12)に設けたクラッチ機構を経た後、ミッションケース(12)に設けた動力伝達機構に伝達される。
【0009】
ミッションケース(12)の左右側面にフロントアクスルケース(41)(41)が固設され、該フロントアクスルケース(41)(41)の左右端部より下方に向かって車軸ケース(42)(42)が固設され、該車軸ケース(42)(42)の下端部に前輪(13)(13)を固設する車軸(45)(45)が軸支されている。そして、車軸ケース(42)(42)は左右一対の独立したサスペンション機構(43)(43)によって支持されている。
ミッションケース(12)後端部には、軸方向が左右方向である筒状のリアアクスルケース(44)(44)が形成され、該リアアクスルケース(44)(44)内に後輪駆動軸(46)(46)が軸支される。
後輪駆動軸(46)(46)の左右端部に後輪(14)(14)が固設される。フロントアクスルケース(41)(41)とリアアクスルケース(44)(44)とは、ミッションケース(12)に一体的に形成される。
【0010】
また、ミッションケース(12)の中途右側部からは作業用の出力を伝達するPTO出力軸(51)が後方に向けて突出する。該PTO出力軸(51)の駆動は後方の植付部(4)に入力される。植付部(4)については後述する。
走行機体(2)と植付部(4)を接続する昇降機構(3)は上下に2個のリンクから構成され、上側は後部フレーム(34)の上部から延出するパイプ体であるアッパーリンク(47)であり、下側は後部フレーム(34)の中段に張設して接続されたロワーリンク(48)である。そして、走行機体(2)の後部とロワーリンク(48)との間に介設された油圧シリンダーの伸縮動作によって、昇降自在に構成されている。
【0011】
次に機体フレームの上部を概観する。前方のエンジン(6)の直上方には燃料タンク(7)がある。エンジン(6)はボンネット(8)で覆われ、ボンネット(8)の左右側方位置には、予備の苗を載置しておくための2段の予備苗載台(9)(9)が配設される。予備苗載台(9)(9)は支柱(10)にブラケット(11)(11)を介して固定されている。
燃料タンク(7)の後方が作業者の運転位置である。作業者は昇降ステップ(15)に足を掛けてステップ(16)に上がる。ステップ(16)には幅方向中央に座席(17)が配置されている。
作業者は座席(17)に着座し、前方のハンドル(18)等を操作する。ハンドル(18)はステアリングシャフト(50)の上端に取り付けられており、該ステアリングシャフト(50)の下部に配設されるギア機構によって田植機(1)の向きを変更する。
【0012】
これらの他に運転位置には各種の操作機器を備えている。ステアリングシャフト(50)の左方に走行機体(2)の変速操作を行う変速レバー(19)及びその側方に、走行機体(2)から降りて走行機体(2)の側方からクラッチ操作やブレーキ操作を可能にするクラッチレバー(20)がある。又、座席(17)の右側部には植付部(4)の昇降操作、植付クラッチの入切操作、マーカー操作を行う昇降レバー(21)を配設する。これらの各レバー(19)(20)(21)はいずれも前後方向に揺動操作する。
【0013】
次に、本発明による植付部(4)について詳述する。植付部において、特に植付作業を司る要部の平面図を図3に示す。
植付部(4)の最前部、すなわち昇降機構(3)との接続部には、走行機体(2)からの駆動力を伝動する複数の駆動軸やギアから構成される伝動機構(23)の前部が位置する。その上部には、苗載台(24)を後部に傾斜する形態で備えるとともに、苗載台(24)下部にフロート(25)を配置している。
本植付部(4)は、4条植え式であり、ロータリー植付装置(60・・・)を4基備えている。各ロータリー植付装置(60・・・)は、それぞれ2本の植付爪(61)(61)とロータリーケース(62)から構成される。
植付部(4)は、左右方向水平に1個の連結パイプ(63)と、該連結パイプ(63)から後方に延出した左右1対の伝動パイプ(64L)(64R)とを備える。各パイプ(63)(64L)(64R)にはそれぞれ連結軸(65)、伝動軸(66L)(66R)が内装されており、それらは複数のベアリングに軸支されて回転自在である。
【0014】
走行機体(2)からPTO出力軸(51)によって伝達される駆動力は、PTO出力軸(51)の端部に配設された出力ベベルギア(67)を介し、それと噛合する連結軸(65)右端の連結入出力ベベルギア(68)を経て、連結軸(65)の回転力となる。
同時に、該連結入出力ベベルギア(68)は、右側伝動軸(66R)の上端に固設される入力ベベルギア(69R)と噛合し、右側伝動軸(66R)を回転させる。一方、連結軸(65)の左端部に固設される連結出力ベベルギア(70)が、左側伝動軸(66L)上端に固設される入力ベベルギア(69L)と噛合し、左側伝動軸(66R)も連動回転する。
以下、左右の伝動軸(66L)(66R)の構成において、植付爪の(61・・・)の駆動については左右で略同一なため、右側伝動軸(66R)を基に説述する。
【0015】
伝動パイプ(64R)の後端部は植付ケースである十字管継手(71)に連結し、該継手における左右方向に植付アーム軸(72)が貫通している。
伝動軸(66R)の後端には植付出力ベベルギア(73)が固設され、植付アーム軸(72)が軸通するベベルギア(74)と噛合して植付アーム軸(72)を回転させる。植付アーム軸(72)の両端はロータリーケース(62)に連結し、該ロータリーケース(62)が回転することによって植付爪(61・・・)を駆動する。本構成については後記で詳述する。
ここで、伝動軸(66R)は、前端と後端をベアリング(53)(54)で軸支されると共に、上端の入力ベベルギア(69L)の直後方に連設して安全クラッチ(100)を配設しており、伝動軸(66R)に過大な負荷がかかった場合に、安全クラッチ(100)が駆動力の伝動を遮断して安全を図るようにしている。
【0016】
さらに、植付アーム軸(72)上には伝動軸(66R)からの伝動を断接するユニットクラッチ(90)が配設される。
左側伝動軸(66L)については以上の構成であるが、右側のロータリー植付装置(60)ではさらに出力駆動軸(110)を後方に延出させることができる。すなわち、出力駆動軸(110)の前端に固設されるベベルギア(111)を前記植付アーム軸(72)上に固設されるベベルギア(74)と噛合させることによって、外部の作業機を接続し、該作業機を駆動させることができる出力駆動軸(110)を回転させる。
なお、上記右側のロータリー植付装置(60)における出力駆動軸(110)の構成は、左側のロータリー植付装置(60)においても配設可能であり、さらに多くのロータリー植付装置を備えた植付部においては、いずれのロータリー植付装置にも同様の構成で配設することができる。
【0017】
次に苗載台(24)の左右摺動機構について説述する。図4及び図5に苗載台(24)の正面図、側面図を示す。苗載台(24)はロータリーケース(62)の数に対応して4個の縦長の部材(24a)(24b)(24c)(24d)から構成され、各部材は一体的に成形されている。苗載台の前面には中途位置に左右に水平に張設した上ガイドレール(37)と、下端位置に左右に張設した下ガイドレール(38)が配設される。苗載台(24)は各ガイドレール(37)(38)に沿って摺動することにより、苗載台(24)後面に配置する苗をロータリー植付装置(60・・・)に供給する。
【0018】
前記連結パイプ(63)左端は十字管継手(75)と接続され、該十字管継手(75)内部に連結軸(65)と伝動軸(66L)のギア機構、及び連結出力ベベルギア(70)によって中継される連結延長軸(83)を配設し、左方から該連結延長軸(83)が突出し、その左端部付近に歯数の異なる2個の鉄製ギア(76)(77)が固設される。該ギア(76)(77)はそれぞれ、噛合する2個の樹脂製ギア(78)(79)と共に、横送り変換ケース(80)に内装されており、該横送り変換ケース(80)からは出力側ギア(78)(79)に軸通する縦送り軸(81)が上記連結軸(65)と平行に延出している。さらに、その延長上には横送り軸(84)が連設され、縦送り軸(81)による縦送り作業と同時に、横送り作業を司っている。
ここで、2個のギア(76)(77)は、連結軸(65)上に配設されたシフター(82)によっていずれかのギアのみが連結軸(65)と連動回転するように構成され、両ギア(76)(77)の歯数の違いによって縦送り軸(81)及び、横送り軸(84)の回転速度を変更出来るようになっている。
【0019】
各ギア(76ないし79)は鉄製と樹脂製で構成される。これは次の理由による。すなわち、鉄製のみの場合には重量が大きくなり、田植機の軽量化・低廉化に奉仕しない。逆に樹脂製のみで構成すると、ギアの摩擦が大きくなり、耐久性の点で劣ること、剛性を高めるためには部材を大きくしなければならず、前記シフター(82)による変速時にニュートラル位置を取り難い。このため、両者を組み合わせることによって、軽量化を図ると同時に十分な耐久性を有し、低廉化にも寄与させている。
本構成により、横送り変換ケース(80)内に4個のギアと、シフター(82)、連結延長軸(83)が一体的に形成されるので、組み立て性が向上すると共に、メンテナンスにも便宜である。
【0020】
本実施例における苗載台(24)は上記構成を備えるとともに、植付部(4)本体のフレーム上に固設した滑り子受け(88)に係合させる滑り子(85)が、横送り軸(84)の外周面上に穿設される摺動溝(86)に嵌入し、該摺動溝(86)内を摺動することによって、苗載台(24)の左右方向の摺動を実現している。
田植機の植付部(4)は、以上のように伝動機構(23)やロータリー植付装置(60)、苗載台(24)の摺動機構が互いに協働して植付作業を行うようになっている。
【0021】
ここで、本発明に係るロータリーケースの回動及び、植付爪の駆動について詳しく説述する。
前記のように、十字管継手(71)内には植付アーム軸(72)を内装し、該植付アーム軸(72)の左右端にはロータリーケース(62)が固設されている。したがって、PTO出力軸(51)から伝動された駆動力によって、苗載台(24)の摺動や出力駆動軸(110)からの駆動力の出力と共に、ロータリーケース(62)が回動する。
図6は、ロータリーケース(62)内部のギア構成を示す側面図である。
植付アーム軸(72)に固設されたロータリーケース(62)は、回転駆動によって、側面視(図6)で反時計方向に回転する。そして、ロータリーケース(62)の回転軸心を中心として対称となる位置には、一対の植付爪(61)(61)が配設され、その植付爪(61)の先端に植付爪爪部(61a)が取り付けられている。
【0022】
ロータリーケース(62)は、中空状で縦に2つ割り可能に構成されていて、植付アーム軸(72)には太陽ギア(120)が嵌合されている。この太陽ギア(120)と噛合し、かつ、太陽ギア(120)と歯数の等しい中間歯車(121)が中間軸(122)に遊嵌されて回転自在に設けられ、さらにロータリーカム軸(123)に嵌着され、中間歯車(121)と常時噛合する遊星歯車(124)が配設されている。
このような遊星歯車機構を構成する太陽ギア(120)、中間歯車(121)、遊星歯車(124)は、中心や焦点のない非円形歯車か、或いは、中心がずれた位置にある偏心円形歯車であり、また、中間歯車(121)と遊星歯車(124)は、それぞれガタ取り用のサブの歯車(図示しない)が重ねられて、2重の歯車に構成されている。
【0023】
植付爪(61)は、ロータリーカム軸(123)に姿勢調節自在に固定されている。そのため、回転体としてのロータリーケース(62)が、その回転駆動軸である植付アーム軸(72)によって自転すると、それに伴って、太陽ギア(120)に噛合する中間歯車(121)が、その自転の回転角と同じ回転角だけ同方向に自転する。それと同時に、中間歯車(121)に対して遊星歯車(124)とロータリーカム軸(123)を介して連動する植付爪(61)は、中間歯車(121)の自転により、ロータリーケース(62)の自転方向とは逆方向に公転する。
これによって、植付爪(61)が、苗載台(24)の方向を向いた姿勢で植付アーム軸(72)を中心に旋回運動し、苗載台(24)に対向する植付爪爪部(61a)が上から下へ下降する。その旋回運動中に、植付爪爪部(61a)の先端部で、苗載台(24)上の苗マットから苗を1株だけ分割して把持し、そのまま旋回運動を続け、その旋回の下降下限で圃場面に苗を植え付ける。
【0024】
遊星歯車機構を構成している太陽ギア(120)、中間歯車(121)、遊星歯車(124)のいずれもが非円形歯車か偏心円形歯車なので、植付爪(61)の先端の軌跡は、苗を植え付ける前側がカーブし、苗を植え付けた後側が直線に近い偏形楕円状ループになる。そのため、植付爪(61)は、苗を植え付けた直後に、急速に圃場面から上昇する構造になっている。
【0025】
ここで、太陽ギア(120)が十字管継手(71)に対して相対回転しないように固定する固定部材(125)近傍の背面断面図を図7に、側面図を図8に示す。
該固定部材(125)は、略三角形状であり、十字管継手(71)の左右両端に配設される。十字管継手(71)における固定部材の取り付け部位はフランジ形状である。そして、固定部材(125)の略中心に植付アーム軸(72)が突出する孔部(126)を備えると共に、三角形の各頂点部に該固定部材(125)を十字管継手(71)に固設するためのボルト孔(127a)(127b)(127c)を貫設している。そして、該ボルト孔(127aないし127c)と、それらに対応する十字管継手(71)のフランジ部に貫設したボルト孔(図示しない)にボルト(127)を貫通し、十字管継手(71)側をナット(127’)で固定する。なお、該ナット(127’)は十字管継手(71)と溶接固定されている。
【0026】
十字管継手(71)と固定部材(125)の配設箇所をフランジ形状としたことにより、十字管継手(71)及び固定部材(125)の内側に広い空間を確保することが出来るので、内側の設計上の自由度が増し、機能の付加や部材の軽量化、コストの削減を図ることができる。また、フランジ形状は、植付株数の変更への対応も容易であって、型修正する必要がないので、部品の共通化を図ることができ、低廉化に寄与する。
【0027】
さらに、孔部(126)の外周部には凸状の固定爪(128)(129)が配設されており、凹部(130)(131)と共に、太陽ギア(120)に配設される固定爪と噛合することによって太陽ギア(120)が回転せずに十字管継手(71)に固定される。本構成によって、孔部(126)及び太陽ギア(120)を植付アーム軸(72)が貫通して太陽ギア(120)から突出し、ロータリーケース(62)を回動させると共に、ロータリーケース(62)内の太陽ギアが固定部材(125)に固定される構成を実現している。
【0028】
本発明における固定部材(125)は、前記のように略三角形状であり、対称線(132)に対して対称形である。そして、孔部(126)、ボルト孔(127a)が対称線上に配設されると共に、ボルト孔(127b)(127c)の位置も対称線(132)に対して対称に配設されている。
また、位置決め用にロールピン(133)を対称線(132)上の後部で、その先端を十字管継手(71)側に突設する。そして、ロールピン(133)の突出による凸部が、十字管継手(71)に配設した凹部に嵌合することにより位置決めが行われる。
さらに、本ロールピン(133)を設ける箇所は略三角形状の1辺を突出させて変形しており、該ロールピン(133)によって十字管継手(71)における固定部材(125)の取り付け部位に対して、固定部材(125)の確実な位置決めが可能になっている。そして、上記変形部の存在によって、部材の向きが明瞭になり、組み立て作業の効率化が図れると同時に、誤組みを防止することができる。
本発明による構成によれば、ロールピンは最小限配設すれば十分であり、部品コストの抑制が図られるほか、太陽ギアに非対称形の非円形ギアを用いても、該太陽ギアの長径方向の定義がロータリーケースを分解せずとも行えるので、容易に疎植仕様又は密植仕様の状態を判断することができ、取り扱いの容易な田植機の植付部に寄与することが出来る。
【0029】
上記実施例で明らかな通り、本固定部材(125)は線対称形で構成されるため、左右どちらにも取付が可能であって、図8の右側面視においてはボルト孔(127b)が後上方に位置するが、左側面視において視認可能な向きではボルト孔(127c)が後上方に位置するような配設方法を採ればよい。
従来の同様の機能を持つ固定部材は、本発明のように線対称形ではなく、特に固定爪の位置が線対称ではなかったため、左右の部品の共通化が図られず、部品コストの上昇を招いていた。
しかし、本発明による構成では、固定部材(125)が左右に組み付ける際に兼用できるので、金型の制作等、部品点数が増加することによるコストが不要であり、製造コストの抑制に寄与することが出来る。また、作業時に、部品を区別する必要がなく、製造効率も向上する。
【0030】
固定部材(125)は、略三角形の上側の一辺(125a)が伝動パイプ(64R)と略平行となるように配設する。固定部材(125)を略三角形とし、その各頂点近傍でボルト固定することにより、十分な剛性を有する固定部材(125)が実現すると同時に、部材の小容量化を図ることができ、軽量化、低コスト化に奉仕する。
そして、従来の固定部材のように、固定部材を固設するボルト等が伝動パイプから上方に突出せず、最小限の配設面積で固定部材を配設することができる。
【0031】
この点については、特にユニットクラッチの配設において顕著な効果を有している。この点につき説述するため、まずユニットクラッチ(90)の構成について次に示す。
植付アーム軸(72)には前述の通り、ユニットクラッチ(90)が配設されており、該ユニットクラッチ(90)は、伝動軸(66R)から植付アーム軸(72)への伝動を断接するものである。
図7で見るように、植付アーム軸(72)には摺動側クラッチ爪(91)が摺動可能にスプライン嵌合しており、両者(72)(91)は一体的に回動及び移動する。そして、該摺動側クラッチ爪(91)と噛合する固定側クラッチ爪(92)は、植付アーム軸(72)に相対回転自在に遊嵌され、該固定側クラッチ爪(92)の軸部(92a)の外周にはベベルギア(74)が溶接固設されている。そして、通常、摺動側クラッチ爪(91)は、一端を植付アーム軸(72)に固定した押圧バネ(93)によって、固定側クラッチ爪(92)に押接している。
本構成によって、回転するベベルギア(74)の駆動力は、固定側クラッチ爪(92)から摺動側クラッチ爪(91)を経て、植付アーム軸(72)の回転力となる。
【0032】
ここで、ユニットクラッチ(90)の伝動を断接する機構について説明すると、前記摺動側クラッチ爪(91)の一部にクラッチピン(94)が当接する当接部位(91a)を備え、該部位の傾斜に沿ってクラッチピン(94)が挿入されると摺動側クラッチ爪(91)が押圧バネ(93)に抗して図7における右方に摺動する。これにより、前記の両クラッチ爪(91)(92)が離れ、駆動力の伝動が遮断される。
クラッチピン(94)はその一端をクラッチアーム(95)の後方で、平面視におけるコ字状で挟み込み、止めピン(96)で回動自在に支承している。クラッチアーム(95)は大きくはL字状であり、その屈折部を伝動パイプ(64R)に固設したクラッチアームブラケット(66’)に貫入された回動軸(95a)に枢支されている。
【0033】
クラッチアームブラケット(66’)は、本実施例ではクラッチピン(94)よりも前方に位置し、伝動パイプ(64R)の上端から前低後高に延出させており、断面をL字状に構成することで部材の剛性を高めている。さらに、側面視(図8)において視認可能なL字状の一平面(66’a)は略同一な幅で構成される一方、背面視(図8)で視認される一平面(66’b)は伝動パイプ(64R)との固設箇所からその幅を漸次小さくし、回動軸(95a)部では最小幅となっている。これによって、伝動パイプ(64R)との溶接面積を大きくし、クラッチアームブラケット(66’)を強固に固定すると共に、軽量化、小容量化を実現している。
また、伝動パイプ(64R)へ溶接することで、十字管継手への溶接を回避でき、十字管継手の溶接による変形、歪みを生じさせる恐れがなくなることも本構成の利点である。
【0034】
また、植付作業時にクラッチピン(94)の上方には泥等が付着堆積するが、クラッチアーム(95)及びクラッチアームブラケット(66’)は前低であるため、該堆積物は前方に移動し、クラッチピン(94)から十字管継手(71)に落下してクラッチピン(94)の作動不良を防止することができる。
同時に、クラッチアームブラケット(66’)がクラッチピン(94)の上端近傍まで延出すると、L字状のクラッチアーム(95)における、縦横長さ比、すなわち、クラッチピン(94)と回動軸(95a)間の長さと、回動軸(95a)と他端間の長さとの比が大きく取れるため、小型のクラッチピンでも、十分な変移が可能になる。これにより、軽量かつ、小さな操作力で操作のできるユニットクラッチ(90)を構成することができる。
【0035】
クラッチアーム(95)の他端をバネ(97a)を介してワイヤ(97)で連結し、該ワイヤ(97)を図4に示す苗載台(24)上部に配設したユニットクラッチレバー(87)で操作することにより、ユニットクラッチ(90)の接続・遮断を操作可能としている。
このように本ユニットクラッチ(90)の断接にはクラッチピン(94)が重要な要素であるが、該クラッチピン(94)はピン受け部材(98)によって枢支されている。ピン受け部材(98)は十字管継手(71)に溶接固定されており、負荷のかかるクラッチピン(94)の動作においてピン受け部材(98)の耐久性は非常に重要である。
【0036】
ところが、従来の構成においては、固定部材を十字管継手に固設するボルト及び固定部材に溶接されたナットが、伝動パイプの上端よりも上部に大きく突出していた上、側面視(図8)におけるボルト及び溶接ナットの配設位置がピン受け部材側に偏っていたため、十字管継手へのピン受け部材の溶接が困難であった。
すなわち、本実施例の図8で示す溶接箇所(98a)は、略円柱形であるピン受け部材(98)の周囲に沿う円環状であり、本構成ではクラッチアーム(95)の配設前であれば容易にその全周について溶接作業を行うことができるが、従来の構成では、固定部材(125)を配設前であっても本構成におけるナット(127’)に相当する溶接ナットが溶接箇所と近接するため、溶接が行えない問題がある。
このように溶接作業によって溶接ビートが均一に形成されないと、歪みが発生し、高精度なクラッチピン(94)の作動が実現されない。
この点、本構成では確実に溶接ビートが形成され、高い剛性を持つことから、動作精度も高く、耐久性も有する。そして、溶接作業が容易であって、生産効率の向上にも寄与する。
【0037】
さらに、上記と関連して、本発明による固定部材(125)は、略三角形状のため、最小限の面積でありながらボルトやロールピンの間隔を十分に確保することができ、ネジの締め直しやロールピンの打ち直し等の際に、工具が部材と干渉することがなく、メンテナンス性が非常に高い。
また、固定部材上部の空間が広く取れることから、設計の自由度が増し、効率的な設計が可能となる。すなわち、クラッチピンや、それを作動するクラッチアーム等の諸機構の構造、配置等が柔軟に設計出来るほか、従来の植付部におけるチェーンを用いた伝動機構においてチェン張り等を最適に配置することが可能である。
【0038】
本発明による実施例は以上の構成を備えるが、別な構成として、前記固定部材の後部を一部延出させた上で、それぞれ十字管継手側に折曲し、該部位に出力駆動軸(110)の軸支部を取り付ける構成でもよい。
すなわち、上記実施例では、出力駆動軸の軸支部は十字管継手(71)の後方に配設したフランジ部(71a)に配設していたが、この場合、フランジ部(71a)を溶接する過程で溶接歪みを生じさせたり、部品点数が増加して、必ずしも製造効率が好ましくない。
そこで、本発明で示した固定部材の後部をあらかじめ延出させて形成し、左右に合わせて内側に略直角に折曲させることにより、軸支部の固定を可能にする。
【0039】
なお、上記実施例は、いずれも変更可能であって、例えば固定部材(125)の形状は線対称形に構成されればよく、任意の形状を用いることができる。例えば、円形であってもよいし、四角形、五角形等の多角形でもよい。また、楕円形や歪曲させた形状でも構成できる。さらに、ボルト等の位置も、線対称形に配置されれば良く、上記実施例に限ることはない。
太陽ギアを固定する固定爪も、実施例で示した2個の固定爪と形状、個数を異にしても良い。
【0040】
【発明の効果】
本発明の田植機の植付部は、以上の構成を備えるので次の効果を奏する。
請求項1に記載の田植機の植付部によると、固定部材を線対称に形成するので左右に配設する際の部品の共通化を図ることができ、部品コストを削減すると共に、組み立て作業効率を向上させる。
【0041】
また、固定手段を略三角形状の頂点部に配設することにより、固定部材の小型化が図れ、軽量化、低コスト化を実現する。同時に、十分な間隔を置いて固定手段を配設でき、強固な固定とともに、部材の配設や他部材の配置上、自由度の高い設計をすることができる。これにより、組み立て性が向上し、製造コストの抑制も図ることができる。
【0042】
請求項に記載の植付部によると、凹部又は凸部を対称線上に配設することにより、固定部材の組み付け方向が明確になり、位置決め精度が向上する。これにより組み立て性の向上及び製造コストの抑制に寄与する。
【0043】
請求項に記載の植付部によると、固定部材の上面を略水平に構成することにより、固定部材の上方空間を広くとることができ、クラッチアーム等の諸部材を配設することが容易になる。これによって、設計の自由度が向上して設計の効率化、低コスト化、高性能化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】田植機側面図
【図2】田植機の機体フレーム平面図
【図3】本発明による植付部の要部、平面図
【図4】苗載台正面図
【図5】苗載台側面図
【図6】ロータリーケース内部のギア構成を示す側面図
【図7】固定部材近傍の背面断面図
【図8】同、側面図
【符号の説明】
60 ロータリー植付装置
61 植付爪
61a 爪部
62 ロータリーケース
63 連結パイプ
90 ユニットクラッチ
91 摺動側クラッチ爪
92 固定側クラッチ爪
92a 軸部
93 押圧バネ
94 クラッチピン
95 クラッチアーム
110 出力駆動軸
111 ベベルギア
120 太陽ギア
121 中間歯車
122 中間軸
123 ロータリーカム軸
124 遊星歯車
125 固定部材
126 孔部
127a〜c ボルト孔
128,129 固定爪
130,131 凹部
132 対称線

Claims (3)

  1. 植付アーム軸によってロータリーケースを回動させて植付爪を駆動する田植機の植付部であって、ロータリーケース内に太陽ギアを備え、該太陽ギアを固定する固定部材が、前記植付アーム軸に動力を伝動する伝動機構を内包する植付ケースに固設されると共に、前記太陽ギアと嵌合し回転を抑止する固定爪と、前記固定部材を前記植付ケースに固設する複数の固設手段とを少なくとも有する構成において、前記固定部材を固設する固設部位がフランジ形状であって、該固設部位及び前記固定部材が、略三角形状であると共に、前記固手段を、少なくとも該略三角形状の頂点部に配置し、前記固定部材を線対称に形成して、その対称線に対して固定爪及び固設手段を対称に配置し、さらに前記対称線上に位置決め用のロールピンを設け、該ロールピン近傍の前記略三角形状の1辺に凸部を形成したことを特徴とする田植機の植付部。
  2. 前記対称線上に位置し、互いに嵌合可能な凹部及び凸部を、それぞれ前記固定部材及び前記植付ケースに配設する請求項1に記載の田植機の植付部。
  3. 前記略三角形状の固定部材において、その1辺が上面に略水平となるように、前記植付ケースに固設する請求項1又は2に記載の田植機の植付部。
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