JP3005959B2 - 乗用田植機における植付部伝動構造 - Google Patents

乗用田植機における植付部伝動構造

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JP3005959B2
JP3005959B2 JP1083144A JP8314489A JP3005959B2 JP 3005959 B2 JP3005959 B2 JP 3005959B2 JP 1083144 A JP1083144 A JP 1083144A JP 8314489 A JP8314489 A JP 8314489A JP 3005959 B2 JP3005959 B2 JP 3005959B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は、乗用田植機における植付部伝動構造に関す
るものである。
(ロ) 従来の技術 従来、乗用田植機の植付部においては、植付駆動ケー
スの両側に縦送りカムが設けられていると共に、苗送り
量の調節を行う横送り切換ギヤは植付駆動ケース内に設
けた植付部伝動構造が存在していた。
(ハ) 発明が解決しようとする課題 ところが、植付部の植付駆動ケースの内部に苗取り量
の調節を行う横送り切換ギヤが内装されているために、
苗取り量の調節が簡単にできないものであった。
また、植付駆動ケースが大型となっており、加工組立
が困難であるといった問題が発生していた。
そして、苗の縦取り量の調節構造が複雑でありなが
ら、その調節が円滑にできないものであった。
(ニ) 課題を解決するための手段 そこで、本発明では、植付部に植付駆動ケースを設
け、同植付駆動ケースに植付機構部を連動連結した乗用
田植機において、上記植付駆動ケースに、横送りネジと
縦送りカム軸とをそれぞれ植付駆動ケースの一側壁より
外側方へ突出状態に配置して連動連結すると共に、同植
付駆動ケースに植付伝動軸を連結継手を介して連動連結
し、同植付伝動軸に植付アーム駆動軸の前端をベベルギ
ヤを介して連動連結し、同植付アーム駆動軸の後端に植
付機構部の植付アーム軸をベベルギヤを介して連動連結
し、しかも、植付伝動軸は左右方向に軸線を向けた連結
パイプにより被覆し、かつ、植付アーム駆動軸は前後方
向に軸線を向けた駆動軸ケースにより被覆し、かつ、植
付アーム軸は左右方向に軸線を向けた植付アーム軸ケー
スにより被覆して、連結パイプと駆動軸ケースを略直交
させて連通連設すると共に、同駆動軸ケースと植付アー
ム軸ケースを略直交させて連通連設し、さらに、連結パ
イプと駆動軸ケースと植付アーム軸ケースは、それぞれ
円形パイプ状となしたことを特徴とする乗用田植機にお
ける植付部伝動構造を提供せんとするものである。
(ホ) 効果 本発明によれば、次のような効果が得られる。
すなわち、本発明では、植付駆動ケースに、横送りネ
ジと縦送りカム軸とをそれぞれ植付駆動ケースの一側壁
より外側方へ突出状態に配置して連動連結しているため
に、同植付駆動ケース自体のコンパクト化と軽量化とが
図れる。
しかも、本発明では、植付駆動ケースに植付伝動軸を
連結継手を介して連動連結し、同植付伝動軸に植付アー
ム駆動軸の前端をベベルギヤを介して連動連結し、同植
付アーム駆動軸の後端に植付機構部の植付アーム軸をベ
ベルギヤを介して連動連結しているため、植付駆動ケー
スに植付機構部を容易に組付けることができ、また、組
付け後も容易に取り外すことができ、植付駆動ケース又
は植付機構部の点検を円滑に行うことができる。
さらには、植付駆動ケースと植付機構部とを分離して
設計することができ、乗用田植機の設計に際し設計の自
由度を大きくすることができる。
また、本発明では、植付伝動軸は左右方向に軸線を向
けた連結パイプにより被覆し、かつ、植付アーム駆動軸
は前後方向に軸線を向けた駆動軸ケースにより被覆し、
かつ、植付アーム軸は左右方向に軸線を向けた植付アー
ム軸ケースにより被覆して、連結パイプと駆動軸ケース
を略直交させて連通連設すると共に、同駆動軸ケースと
植付アーム軸ケースを略直交させて連通連設し、さら
に、連結パイプと駆動軸ケースと植付アーム軸ケース
は、それぞれ円形パイプ状となしているために、各軸を
被覆する連結パイプ及び各ケースを、剛性を確保したま
ま軽量化かつコンパクト化することができて、この点か
らも植付機構部の植付駆動ケースへの組付け・取り外し
作業を容易なものとすることができる。
このようにして、本発明では、植付部全体の軽量化が
図れると共に、植付機構部の植付駆動ケースへの組付け
・取り外し作業の容易化が図れる。
(ヘ) 実施例 本発明の実施例を図面にもとづき詳説すれば、第1図
及び第2図において、(A)は乗用田植機であり、自走
可能な走行部(B)の後方に植付部(C)を昇降機構
(D)を介して連結している。
走行部(B)は、機体前後方向に位置させたアッパー
フレーム(1)の前方上部にエンジン(2)搭載し、エ
ンジン(2)の後部にはステアリングシャフト(3)を
立設して上部にステアリングホイル(3−1)を装着し
ている。(4)は、エンジン(2)及び燃料タンク(4
−1)などの上部をカバーするボンネットである。
エンジン(2)の下部にはミッションケース(5)を
位置させて、同ミッションケース(5)の左右両側には
フロントアクスルケース(6)を設けて、これに前車軸
(7−1)を介して前車輪(7)を装着していると共
に、機体後方にリヤアクスルケース(8)を位置させて
同リヤアクスルケース(8)の左右両側には後車輪
(9)を装着している。(10)はフロントアクスルケー
ス(6)とリヤアクスルケース(8)とに掛け渡し状に
連結するロアーフレームで、前記アッパーフレーム
(1)よりも下側に位置している。
また、リヤアクスルケース(8)はロアーフレーム
(10)の左右後端と連結されながら、ミッションケース
(5)との間にプロペラシャフト(19)を介して連動連
結している。(20)はリヤアクスルケースの両側に突設
する後車軸である。
(21)は、田植機の走行部(B)のミッションケース
(5)と植付部(C)の植付駆動ケース(22)とを連動
連結する植付駆動軸である。そして、かかる植付駆動部
(21)は、前部駆動軸(21−1)と後部駆動軸(21−
2)とを自在継手(21−3)を介して連動連結してい
る。
また、後部駆動軸(21−2)は、外管軸(21−4)と
内管軸(21−5)をスプライン嵌合して伸縮自在に構成
していると共に、同内管軸(21−5)を植付駆動ケース
(22)に連動連結している。
したがって、上記植付駆動軸(21)は、植付部(C)
が上下昇降した際にも、後部駆動軸(21−2)が自在継
手(21−3)を中心に上下回動すると共に伸縮作動し
て、走行部(B)のミッションケース(5)から植付部
(C)の植付駆動ケース(22)への動力伝達機能を確保
することができるものである。
(11)は、後端をリヤアクスルケース(8)の上部に
連結しながら、側面視隆起状に形成したパイプ状の後部
フレームで、上部位置にてリヤフェンダ(12)や運転者
用座席(13)を装着している。そして、後部フレーム
(11)の前側部は、アッパーフレーム(1)の左右後端
(1−1)とT字状に交わって一体的に連結されている
と共に、同後部フレーム(11)の左右の前端部はロアー
フレーム(10)の中間位置(10−1)で、かつ、機体の
略中間位置にてT字状に交わりながら一体的に連結され
ている。
(14)はエンジンプーリで、ミッションケース(5)
の入力プーリ(15)との間にVベルト(16)を巻掛けて
連動連結している。(17)はアッパーフレーム(1)の
上面に位置させた広幅状のステップ兼用のケーシング体
で、後側はリヤフェンダ(12)と一体的に接続されてい
ると共に、床面、変速ガイド板等を兼用すべく、FRP等
の高剛性を有する合成樹脂により作成されている。
(18)は変速レバーで、ステアリングシャフト(3)
の近傍に位置している。(23)は昇降リンク機構であっ
て、後部フレーム(11)の後部位置にリンク支持ブラケ
ット(24)を設けて左右一対のリフトアーム(25)の基
部を枢着している。(26)は、ロアーフレーム(10)の
中間に基部(26−1)を枢着すると共に、先端をリフト
アーム(25)の上部支軸(27)との間に装着した昇降シ
リンダである。(28)は昇降リンク機構(23)の上部リ
ンクで前端をリフトアーム(25)の上部支軸(27)に連
結されながら、後端は植付フレーム(29)の上部に軸架
した横軸(30)に枢支されている。
(31)は下部リンクで、前端をリンク支持ブラケット
(24)に枢着されながら、後端は植付フレーム(29)の
下部に軸架した連結支軸(32)に枢支されている。
そして、上部リンク(28)及び下部リンク(31)並び
にリフトアーム(25)、そして、植付フレーム(29)と
により平行リンクを構成している。
植付部(C)は、上記植付フレーム(29)の上方に配
設した苗載台(33)上の苗を植付駆動ケース(22)の後
部に設けた植付機構部(34)の作動により圃場に植付け
るようにしている。
(35)は、植付駆動ケース(22)の前部に、機体前後
方向に設ける入力軸で、後端に駆動ベベルギヤ(36)を
固着している。(37)は、植付駆動ケース(22)内に横
方向に設ける植付主軸で、中央に従動ベベルギヤ(38)
を固着して前記駆動ベベルギヤ(36)と噛合自在となっ
ている。(39)は、植付主軸(37)の左側に軸支する植
付主軸スプロケットで、上記植付主軸(37)は、左右両
側をボールベアリング(40−1)(40−2)により回転
自在に支持されている。そして、植付主軸(37)の右端
は、植付駆動ケース(22)の外側に突出しながら、横送
り駆動歯車(41)を装着している。
また、(42)は、植付主軸(37)と平行に位置する横
送り軸で、右端に横送り従動歯車(43)を装着してい
る。
そして、上記横送り駆動歯車(41)と横送り従動歯車
(43)とは、植付駆動ケース(22)と右側(a)に外装
された横送り切換ギヤケース(44)に内装されている。
また、横送り軸(42)は左右両側をボールベアリング
(45−1)(45−2)により回転自在に支持されてい
る。
そして、横送り軸(42)の左側には苗載台(33)を左
右に横送りする横送りネジ(46)を、植付駆動ケース
(22)の左側壁より外側方へ突出状態に配置して連結す
ると共に、同横送り軸(42)の中央には縦送り駆動ギヤ
(47)を軸支している。
また、(48)は、横送り軸(42)に平行して位置する
縦送り駆動軸で、右側に前記縦送り駆動ギヤ(47)に噛
合する縦送り従動ギヤ(49)を軸支している。
そして、同縦送り駆動軸(48)の右側には連結継手
(50−1)(50−2)を介して苗載台(33)の苗を縦送
りする縦送りカム軸(51)を、植付駆動ケース(22)の
左側壁より外側方へ突出上体に配置して連結している。
また、(52)は、縦送りカム軸(51)に一体的に突設
する縦送りカムである。そして、縦送りカム軸(51)の
左端はボールベアリング(53−1)により回転自在に支
持されている。縦送り駆動軸(48)の両端は、ボールベ
アリング(52−1)(52−2)により回転自在に支持さ
れている。
そして、上記横送りネジ(46)及び縦送りカム軸(5
1)は、植付駆動ケース(22)の左側(b)位置に連結
されているものである。
また、植付駆動ケース(22)の後部には、植付駆動ス
プロケット(54)を回転自在に軸支して、無端チェン
(55)を介して前記植付主軸スプロケット(39)と連動
連結している。
(56)は、植付駆動スプロケット(54)の内径部に設
ける連結継手で左右両側に植付伝動軸(57)(57)を連
結している。
このように、植付伝動軸(57)(57)を植付駆動ケー
ス(22)に連結継手(56)を介して連結しているため、
植付機構部(34)を植付駆動ケース(22)に容易に着脱
することができる。
また、(58)は、植付伝動軸(57)の端側に装着する
ベベルギヤ、(59)は、同ベベルギヤ(58)と噛合うベ
ベルギヤで、前記植付伝動軸(57)に対して直角方向
で、かつ、機体後方向に位置する植付アーム駆動軸(6
0)の前端に装着されている。(61)は、植付アーム駆
動軸(60)の後端に装着するベベルギヤ、(62)は、植
付アーム駆動軸(60)に対して直角方向で、かつ、機体
横方向に位置する植付アーム軸で、中央に前記ベベルギ
ヤ(61)と噛合うベベルギヤ(63)を装着している。そ
して、植付アーム駆動軸(60)の前後に各々ベベルギヤ
伝動機構(64−1)(64−2)を構成している。
また、植付アーム軸(62)の左右両側にはクランクア
ーム(65)(65)を連結して、同クランクアーム(65)
(65)には前端に植付爪(66)を有する植付アーム(6
7)を連結している。
(68)は、植付アーム軸(62)の後方上部に位置する
従動アーム支点軸で、両側に従動アーム(69)を揺動自
在に位置させている。(70)は、植付アーム(67)の後
端と従動アーム(69)の前端とを連結するアーム取付軸
である。そして、植付駆動ケース(22)の左右両側に連
結する植付伝動軸(57)は、第3図に示す如く、連結パ
イプ(71)にて覆われている。
また、(72)は、前後方向に軸線を向けて、植付アー
ム駆動軸(60)を覆いながらベベルギヤ伝動機構(64−
1)(64−2)を連結支持する駆動軸ケースである。
(73)は、左右方向に軸線を向けて、植付アーム軸(6
2)を覆う植付アーム軸ケースで、前記駆動軸ケース(7
2)の後部に略直交させて一体的に連通連設している。
そして、連結パイプ(71)と駆動軸ケース(72)と植
付アーム軸ケース(73)は、それぞれ円形パイプ状とな
している。
このようにして、各軸(57)(60)(72)を被覆する
連結パイプ(71)及び各ケース(72)(73)を、剛性を
確保したまま軽量化かつコンパクト化することができ
て、この点からも植付機構部(34)の植付駆動ケース
(22)への組付け・取り外し作業を容易なものとするこ
とができる。
また、(74)は、従動アーム支点軸(68)を支持する
支点軸ケースで、第5図に示す如く、調整板(75)によ
って植付アーム軸ケース(73)に対して前後方向に位置
変更自在に取付けられている。(76)は、調整板(75)
の基部に設ける円弧状長孔、(77)は、植付アーム軸ケ
ース(73)に固着する取付座、(78)は固定用ボルトで
ある。
そして、支点軸ケース(74)を植付アーム軸(62)を
中心に前後に回転移動させることにより、従動アーム支
点軸(68)の位置が変わり、第4図に示す如く、植付ア
ーム(67)及び植付爪(66)の回転軌跡が調節可能とな
る。
これにより、植付爪(66)による苗の縦取量の調節が
可能となるものである。
また、(79)は、従動アーム支点軸(68)の両側を支
持するボールベアリングで、第6図に示す如く、広幅状
に一体化された支点軸ケース(74)に装着されている。
また、第7図は苗載台(33)の取付状態を示すもので
あって、同苗載台(33)を断面円形の駆動軸ケース(7
2)にて支持しており、(79)は、駆動軸ケース(72)
の上部に突設する支持板で、上部に上下方向に長孔(8
0)を形成している。(81)は、苗載台(33)の苗取出
板(33−1)に突設する突状ピンで、前記長孔(80)に
嵌装されている。(82)は、駆動軸ケース(72)の外周
に回動可能に嵌装する回動アームで、横向きに作動板
(83)を設け、下側には連結板(84)を突設している。
そして、作動板(83)には固定ピン(85)を下向きに設
けている。
(86)は、苗取出板(33−1)の下側左右に各々突設
する上下調節板で、横向き状の切欠溝(87)を設けなが
ら前記固定ピン(85)を嵌装している。
(88)は、苗載台(33)を上下動させて苗の取出量を
調節する調節レバーで、支点軸(89)を中心に左右に移
動可能となっている。(90)は、調節レバー(88)の下
端に設ける作動ロッドで、前記回動アーム(82)の連結
板(84)に連結している。(91)は連結ピン、(92)は
取付ピン、(88−1)は調節用目盛板である。
そして、前記調節レバー(88)を右方向に回動させる
と、回動アーム(82)が右方向に回動して、苗載台(3
3)は下方に移動し、苗の取出量は増大するものであ
る。また、調節レバー(88)を左方向に回動させると、
苗載台(33)は上方に移動して、苗の作動量は少なくな
るものである。
そして、この場合は苗載台(33)の上下調節用の回動
アーム(82)などが駆動軸ケース(72)に軸支されてい
るので、苗取出量の調節を行う操作リンクの軸受部が不
要であって、構造がコンパクトとなるものである。
また、苗載台(33)の支持部材が断面円形の駆動軸ケ
ース(72)により兼用されているから、軸受としての剛
性が高く、苗載台(33)を安定した状態で支持すること
ができるものである。
また、第8図は、苗載台(33)を支持するサイドフレ
ームの取付構造を示すものであって、(93)は、植付駆
動ケース(22)に固定する植付取付台、(94)は、植付
取付台(93)の前方に設けるローリングシャフトで昇降
リンク機構(23)に連結されている。
(95)は、植付取付台(93)の上部に連結するU字状
のサイドフレームで左右一体となっている。そして、サ
イドフレーム(95)の上部には苗載台支持用の支持ロー
ラ(96)を装着している。したがって、この場合は、サ
イドフレーム(95)が左右一体形となっているために、
左右の支持ローラ(96)の位置にズレが生じず苗載台
(23)を常時スムーズに往復移動させることができ、ま
た、苗載台(33)がねじれ状に取付くようなことがない
ものである。
本発明の実施例は上記のように構成しているものであ
り、苗載台(33)の左右移動量を変更して苗取量を調節
する場合は、植付駆動ケース(22)の右側面(a)に連
結する横送り切換ギヤケース(44)を取出して、横送り
駆動歯車(41)及び横送り従動歯車(43)の歯車比を変
更して再度組付けることにより、横送り軸(42)及び横
送りネジ(46)の回転速度を変更する。
これにより、横送りネジ(46)に連動連結する苗載台
(33)の移動量が変更させるものである。
また、苗載台(33)の苗の縦取量を調節する場合は、
植付駆動ケース(22)に接続する植付機構部(34)の従
動アーム支点軸(68)を、植付アーム軸(62)を中心に
前後に回動させて変更することにより、植付爪(66)の
回動軌跡を変更させながら、苗の縦取量を調節自在とす
るものである。
以上の如く、本発明による場合は、植付駆動ケース
(22)の右側(a)に苗取り量の調節を行う横送り切換
ギヤケース(44)を外装して、同植付駆動ケース(22)
の側面位置にて組替え可能としているために、横送り量
の調節が容易でありながら植付駆動ケース(22)を軽
量、かつ、コンパクトにできると共に、前後バランスが
最適状態に改善されるものである。
そして、植付部全体の組立が容易となり、かつ、植付
爪(66)のタイミング合せが容易化されるものである。
また、横送りネジ(46)と縦送りカム軸(51)が植付
駆動ケース(22)の左側(b)にまとめて位置するため
に、入力軸(35)の偏心を含めて重量配分が良好とな
り、さらに、軸受部がサイドフレーム(95)近傍に位置
するので、植付フレーム(29)が機能的に構成できるも
のである。
また、本発明は、植付駆動ケース(22)に連結する植
付伝動軸(57)と、植付機構部(34)の植付アーム軸
(62)とを接続する植付アーム駆動軸(60)を断面円形
のパイプ状駆動軸ケース(72)にて覆うものであるか
ら、同駆動軸ケース(72)を構造簡単に構成できて、重
量軽減を図ることができるものである。
さらに、植付機構部(34)において、先端に支点軸ケ
ース(74)を取付けた調整板(75)の基部を前後方向に
揺動自在に取付けて、支点軸ケース(74)及び従動アー
ム支点軸(68)を前後方向に変更可能として植付爪(6
6)の軌跡を変更し、これにより苗の縦取量を調節自在
としているから、同苗の縦取量の調節機構全体が簡単と
なり、したがって、部品点数が削減されると共に、調節
方法が確実であるといった優れた効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すものであって、第1図は
本発明を装備する乗用田植機の全体側面図、第2図は植
付部の動力伝動機構図、第3図は植付部の要部平面図、
第4図は植付機構部の拡大側面図、第5図は同要部の斜
視図、第6図は植付機構部の支点軸ケースの断面図、第
7図は苗載台の取付部を示す背面図、第8図は苗載台を
支持するサイドフレームの取付構造を示す斜視図であ
る。 (C):植付部 (22):植付駆動ケース (33):苗載台 (34):植付機構部 (44):横送り切換ギヤケース (46):横送りネジ (51):縦送りカム軸 (57):植付伝動軸 (60):植付アーム駆動軸 (62):植付アーム軸 (64−1):ベベルギヤ伝動機構 (64−2):ベベルギヤ伝動機構 (66):植付爪 (68):従動アーム支点軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 保彦 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤン マー農機株式会社内 (72)発明者 藤本 正孝 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤン マー農機株式会社内 (72)発明者 柏村 康彦 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤン マー農機株式会社内 (72)発明者 竹田 裕一 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤン マー農機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭53−11714(JP,A) 特開 昭61−185112(JP,A) 特開 昭63−177724(JP,A) 特開 昭62−195209(JP,A) 実開 昭59−64613(JP,U) 実開 昭62−136120(JP,U) 特公 昭58−54774(JP,B2) 特公 昭57−35934(JP,B2) 特公 昭57−2287(JP,B2) 実公 昭61−6734(JP,Y2) 実公 昭53−12655(JP,Y2) 実公 昭52−51931(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】植付部(C)に植付駆動ケース(22)を設
    け、同植付駆動ケース(22)に植付機構部(34)を連動
    連結した乗用田植機において、 上記植付駆動ケース(22)に、横送りネジ(46)と縦送
    りカム軸(51)とをそれぞれ植付駆動ケース(22)の一
    側壁より外側方へ突出状態に配置して連動連結すると共
    に、同植付駆動ケース(22)に植付伝動軸(57)を連結
    継手(56)を介して連動連結し、同植付伝動軸(57)に
    植付アーム駆動軸(60)の前端をベベルギヤを介して連
    動連結し、同植付アーム駆動軸(60)の後端に植付機構
    部(34)の植付アーム軸(62)をベベルギヤを介して連
    動連結し、 しかも、植付電動軸(57)は左右方向に軸線を向けた連
    結パイプ(71)により被覆し、かつ、植付アーム駆動軸
    (60)は前後方向に軸線を向けた駆動軸ケース(72)に
    より被覆し、かつ、植付アーム軸(62)は左右方向に軸
    線を向けた植付アーム軸ケース(73)により被覆して、
    連結パイプ(71)と駆動軸ケース(72)を略直交させて
    連通連設すると共に、同駆動軸ケース(72)と植付アー
    ム軸ケース(73)を略直交させて連通連設し、 さらに、連結パイプ(71)と駆動軸ケース(72)と植付
    アーム軸ケース(73)は、それぞれ円形パイプ状となし
    たことを特徴とする乗用田植機における植付部伝動構
    造。
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