JP4951990B2 - 弾性体ロール及び定着装置 - Google Patents

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Description

本発明は、弾性体ロール等に関し、より詳しくは、定着装置等に使用する弾性体ロール等に関する。
電子写真方式を用いた複写機、プリンタ等の画像形成装置では、例えば、ドラム状に形成された感光体を一様に帯電し、この感光体を画像情報に基づき制御し光で露光して感光体上に静電潜像を形成する。そして、この静電潜像をトナーによって可視像(トナー像)とし、さらにこのトナー像を記録紙に転写し、これを定着装置によって定着して画像形成を行っている。
このような画像形成装置に用いる加熱加圧型の定着装置においては、定着ロールと弾性体ロールとで形成するニップ部にトナー像を転写した用紙を通過させ、定着ロールによる加熱と2個のロールによる加圧とによりトナー像を用紙に融着する2ロール方式(特許文献1、特許文献2参照)と、定着ロールと複数のロールに張架した加圧ベルトとのニップ部で、用紙を加熱・加圧してトナー像を定着するベルトニップ方式(特許文献3、特許文献4参照)とが知られている。
なかでも、2個のロールの加圧によりトナー像を用紙に融着する2ロール方式の定着装置は、他の加熱定着方式、例えば、熱風定着方式やオーブン定着方式と比べて熱効率が高く、使用電力が少なくて済むとともに、高速で定着を行うことができるため、従来から一般に広く利用されている。
特開平08−146806号公報 特開平11−184300号公報 特開平08−166734号公報 特開2005−173441号公報
ところで、2ロール方式の定着装置においては、定着ロールと弾性体ロールとを圧接してニップ部を形成する際に、通常、弾性体ロールの弾性体層が変形(凹み)することが必要である。
このように、弾性体ロールと定着ロールとが圧接する際に弾性体ロールの弾性体層が変形する場合、通常、弾性体ロールの表面に引張り歪が生じる。ここで、弾性体ロールの表面に生じる引張り歪の量は、ニップ部の入口及び出口では小さく、ニップ部中央部で最大となるように、いわゆる上側が閉じた放物線形状に沿って変化する。
このような引張り歪が生じているニップ部内部に、トナーを転写した用紙が追入すると、弾性体ロール表面の歪に追随して、弾性体ロール表面に接した用紙にも歪が発生する。
この場合、用紙の弾性限度値を超える歪が用紙に生じると、用紙は、変形したままで元の形状に戻らなくなるため、伸びたり波打ったりするという問題がある。
本発明は、このような問題を解決するためのなされたものである。
即ち、本発明の目的は、ニップ部内部に追入する用紙の伸びや波打ちを抑制する弾性体ロールを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、機械的耐久性に優れた弾性体ロールを備える定着装置を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明では、表面近傍に高弾性の歪防止層を設けた弾性体ロールを使用している。
即ち、本発明によれば、画像形成装置の定着装置に用いる弾性体ロールであって、弾性体層と、弾性体層の変形によって生じるロール表面の歪を低減する歪防止層とを有することを特徴とする弾性体ロールが提供される。
ここで、弾性体ロールにおける弾性体層は、多孔質体により構成されることが好ましい。また、弾性体層を軸方向に貫通するように所定の間隔で配置された複数の貫通孔をさらに有することにより、弾性体ロールの変形(凹み)が発生した際に、ニップ部の外の領域に押し出された弾性体の潰れた体積分の逃げ場を確保し、その結果、ニップ部の変形を容易にしてニップ幅を確保することができる。
また、歪防止層は、弾性体層の外側に設けられ、弾性体層を構成する材料よりも高い剛性を有する耐熱性樹脂または金属により形成されていることを特徴とするものである。歪防止層を設けることにより、弾性体ロールの変形(凹み)に伴い生じる表面の引張り歪を低減することができる。
さらに、歪防止層の外側に、フッ素樹脂からなる離型層をさらに設けることが好ましい。
次に、本発明は、金属製芯金の周囲に形成した弾性体層と、弾性体層の外側に耐熱性樹脂または金属により構成され、弾性体層の変形によって生じる歪を低減する歪防止層とを有することを特徴とする弾性体ロールとして把握することができる。
ここで、歪防止層は、厚さ10μm〜150μmのポリイミドベルト層として構成することができる。また、歪防止層は、厚さ5μm〜50μmのステンレスフィルムから構成することもできる。
さらに、本発明によれば、被加圧部材と、被加圧部材に圧接して記録材が通過するニップ部を形成する加圧回転体と、を備える加熱加圧型の定着装置であって、加圧回転体は、被加圧部材との圧接により変形する弾性体層と、弾性体層の変形によって生じるロール表面の歪を低減する歪防止層とを有することを特徴とする定着装置が提供される。
ここで、加圧回転体における歪防止層は、引っ張り弾性率100kg/mm〜1000kg/mmを有する耐熱性樹脂または金属により構成されることが好ましく、また、歪防止層の厚さは、10μm〜200μmであることが好ましい。
本発明が適用される弾性体ロールによれば、ニップ部内部に追入する用紙の変形を抑制する。
以下、本発明を実施するための最良の形態(実施の形態)について説明する。尚、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々変形して実施することができる。また、使用する図面は、本実施の形態を説明するために使用するものであり、実際の大きさを現すものではない。
図1は本実施の形態が適用される画像形成装置を示した概略構成図である。図1に示す画像形成装置は、一般にタンデム型と呼ばれる中間転写方式の画像形成装置であって、電子写真方式により各色成分のトナー像が形成される複数の画像形成ユニット1Y,1M,1C,1K、各画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kにより形成された各色成分トナー像を中間転写ベルト15に順次転写(一次転写)させる一次転写部10、中間転写ベルト15上に転写された重畳トナー画像を記録材(記録紙)である用紙Pに一括転写(二次転写)させる二次転写部20、二次転写された画像を用紙P上に定着させる定着装置60を備えている。また、各装置(各部)の動作を制御する制御部40を有している。
本実施の形態において、各画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kは、矢印A方向に回転する感光体ドラム11の周囲に、これらの感光体ドラム11を帯電する帯電器12、感光体ドラム11上に静電潜像を書込むレーザ露光器13(図中、露光ビームを符号Bmで示す)、各色成分トナーが収容されて感光体ドラム11上の静電潜像をトナーにより可視像化する現像器14、感光体ドラム11上に形成された各色成分トナー像を一次転写部10にて中間転写ベルト15に転写する一次転写ロール16、感光体ドラム11上の残留トナーが除去されるドラムクリーナ17、などの電子写真用デバイスが順次配設されている。これらの画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kは、中間転写ベルト15の上流側から、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の順に、略直線状に配置されている。
中間転写体である中間転写ベルト15は、ポリイミドあるいはポリアミド等の樹脂にカーボンブラック等の帯電防止剤を適当量含有させたフィルム状の無端ベルトで構成されている。そして、その体積抵抗率は10Ωcm〜1014Ωcmとなるように形成されており、その厚みは例えば0.1mm程度に構成されている。中間転写ベルト15は、各種ロールによって図1に示すB方向に所定の速度で循環駆動(回動)されている。この各種ロールとしては、定速性に優れたモータ(図示せず)により駆動されて中間転写ベルト15を回動させる駆動ロール31、各感光体ドラム11の配列方向に沿って略直線状に延びる中間転写ベルト15を支持する支持ロール32、中間転写ベルト15に対して一定の張力を与えると共に中間転写ベルト15の蛇行を防止する補正ロールとして機能するテンションロール33、二次転写部20に設けられるバックアップロール25、中間転写ベルト15上の残留トナーを掻き取るクリーニング部に設けられるクリーニングバックアップロール34が配設されている。
一次転写部10は、中間転写ベルト15を挟んで感光体ドラム11に対向して配置される一次転写ロール16で構成されている。一次転写ロール16は、シャフトと、シャフトの周囲に固着された弾性体層としてのスポンジ層とで構成されている。シャフトは鉄、SUS等の金属で構成された円柱棒である。スポンジ層はカーボンブラック等の導電剤を配合したNBRとSBRとEPDMとのブレンドゴムで形成され、体積抵抗率が10Ωcm〜10Ωcmのスポンジ状の円筒ロールである。そして、一次転写ロール16は中間転写ベルト15を挟んで感光体ドラム11に圧接配置され、さらに一次転写ロール16にはトナーの帯電極性(マイナス極性とする。以下同様。)と逆極性の電圧(一次転写バイアス)が印加されるようになっている。これにより、各々の感光体ドラム11上のトナー像が中間転写ベルト15に順次、静電吸引され、中間転写ベルト15上に重畳されたトナー像が形成されるようになっている。
二次転写部20は、中間転写ベルト15のトナー像担持面側に配置される二次転写ロール22と、バックアップロール25とによって構成される。バックアップロール25は、表面がカーボンを分散したEPDMとNBRとのブレンドゴムのチューブ、内部がEPDMゴムで構成されている。そして、その表面抵抗率が10Ω/□〜1010Ω/□となるように形成され、硬度は、例えば、70°(アスカーC)に設定される。このバックアップロール25は、中間転写ベルト15の裏面側に配置されて二次転写ロール22の対向電極をなし、二次転写バイアスが安定的に印加される金属製の給電ロール26が当接配置されている。
一方、二次転写ロール22は、シャフトと、シャフトの周囲に固着された弾性体層としてのスポンジ層とで構成されている。シャフトは鉄、SUS等の金属で構成された円柱棒である。スポンジ層はカーボンブラック等の導電剤を配合したNBRとSBRとEPDMとのブレンドゴムで形成され、体積抵抗率が10Ωcm〜10Ωcmのスポンジ状の円筒ロールである。そして、二次転写ロール22は中間転写ベルト15を挟んでバックアップロール25に圧接配置され、さらに二次転写ロール22は接地されてバックアップロール25との間に二次転写バイアスが形成され、二次転写部20に搬送される用紙P上にトナー像を二次転写する。
また、中間転写ベルト15の二次転写部20の下流側には、二次転写後の中間転写ベルト15上の残留トナーや紙粉を除去し、中間転写ベルト15の表面をクリーニングする中間転写ベルトクリーナ35が接離自在に設けられている。一方、イエローの画像形成ユニット1Yの上流側には、各画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kにおける画像形成タイミングをとるための基準となる基準信号を発生する基準センサ(ホームポジションセンサ)42が配設されている。また、黒の画像形成ユニット1Kの下流側には、画質調整を行うための画像濃度センサ43が配設されている。この基準センサ42は、中間転写ベルト15の裏側に設けられた所定のマークを認識して基準信号を発生しており、この基準信号の認識に基づく制御部40からの指示により、各画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kは画像形成を開始するように構成されている。
さらに、本実施の形態の画像形成装置では、用紙搬送系として、用紙Pを収容する用紙トレイ50、この用紙トレイ50に集積された用紙Pを所定のタイミングで取り出して搬送するピックアップロール51、ピックアップロール51により繰り出された用紙Pを搬送する搬送ロール52、搬送ロール52により搬送された用紙Pを二次転写部20へと送り込む搬送シュート53、二次転写ロール22により二次転写された後に搬送される用紙Pを定着装置60へと搬送する搬送ベルト55、用紙Pを定着装置60に導く定着入口ガイド56を備えている。
次に、本実施の形態が適用される画像形成装置の基本的な作像プロセスについて説明する。図1に示すような画像形成装置では、図示しない画像読取装置(IIT)や図示しないパーソナルコンピュータ(PC)等から出力される画像データは、図示しない画像処理装置(IPS)により所定の画像処理が施された後、画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kによって作像作業が実行される。IPSでは、入力された反射率データに対して、シェーディング補正、位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠消しや色編集、移動編集等の各種画像編集等の所定の画像処理が施される。画像処理が施された画像データは、Y、M、C、Kの4色の色材階調データに変換され、レーザ露光器13に出力される。
レーザ露光器13では、入力された色材階調データに応じて、例えば半導体レーザから出射された露光ビームBmを画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kの各々の感光体ドラム11に照射している。画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kの各感光体ドラム11では、帯電器12によって表面が帯電された後、このレーザ露光器13によって表面が走査露光され、静電潜像が形成される。形成された静電潜像は、各々の画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kの現像器14によって、Y、M、C、Kの各色のトナー像として現像される。
画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kの感光体ドラム11上に形成されたトナー像は、各感光体ドラム11と中間転写ベルト15とが当接する一次転写部10において、中間転写ベルト15上に転写される。より具体的には、一次転写部10において、一次転写ロール16により中間転写ベルト15の基材に対しトナーの帯電極性と逆極性(プラス極性)の電圧(一次転写バイアス)が付加され、トナー像を中間転写ベルト15の表面に順次重ね合わせて一次転写が行われる。
トナー像が中間転写ベルト15の表面に順次一次転写された後、中間転写ベルト15は移動してトナー像が二次転写部20に搬送される。トナー像が二次転写部20に搬送されると、用紙搬送系では、トナー像が二次転写部20に搬送されるタイミングに合わせてピックアップロール51が回転し、用紙トレイ50から所定サイズの用紙Pが供給される。ピックアップロール51により供給された用紙Pは、搬送ロール52により搬送され、搬送シュート53を経て二次転写部20に到達する。この二次転写部20に到達する前に、用紙Pは一旦停止され、トナー像が担持された中間転写ベルト15の移動タイミングに合わせてレジストロール(図示せず)が回転することで、用紙Pの位置とトナー像の位置との位置合わせがなされる。
二次転写部20では、中間転写ベルト15を介して、二次転写ロール22がバックアップロール25に押圧される。このとき、タイミングを合わせて搬送された用紙Pは、中間転写ベルト15と二次転写ロール22との間に挟み込まれる。その際に、給電ロール26からトナーの帯電極性と同極性(マイナス極性)の電圧(二次転写バイアス)が印加されると、二次転写ロール22とバックアップロール25との間に転写電界が形成される。そして、中間転写ベルト15上に担持された未定着トナー像は、二次転写ロール22とバックアップロール25とによって押圧される二次転写部20において、用紙P上に一括して静電転写される。
その後、トナー像が静電転写された用紙Pは、二次転写ロール22によって中間転写ベルト15から剥離された状態でそのまま搬送され、二次転写ロール22の用紙搬送方向下流側に設けられた搬送ベルト55へと搬送される。搬送ベルト55では、定着装置60における搬送速度に合わせて、用紙Pを最適な搬送速度で定着装置60まで搬送する。定着装置60に搬送された用紙P上の未定着トナー像は、定着装置60によって熱および圧力による定着処理を受けることで用紙P上に定着される。そして定着画像が形成された用紙Pは、画像形成装置の排出部に設けられた排紙載置部(不図示)に搬送される。
一方、用紙Pへの転写が終了した後、中間転写ベルト15上に残った残留トナーは、中間転写ベルト15の回動に伴って搬送され、クリーニングバックアップロール34および中間転写ベルトクリーナ35によって中間転写ベルト15上から除去される。
次に、本実施の形態の画像形成装置に用いられる定着装置60について説明する。
図2は、本実施の形態の定着装置60の概略構成を示す側断面図である。この定着装置60は、加熱部材であり、且つ、被加圧部材である定着ベルトモジュール61と、定着ベルトモジュール61に対して圧接して配置された加圧回転体の一例としての弾性体ロール62とで主要部が構成されている。
定着ベルトモジュール61は、定着ベルト610、定着ベルト610を張架しながら回転駆動する定着ロール611、内側から定着ベルト610を張架する張架ロール612、外側から定着ベルト610を張架する張架ロール613、定着ロール611と張架ロール612との間で定着ベルト610の姿勢を矯正する姿勢矯正ロール614、定着ベルトモジュール61と弾性体ロール62とが圧接する領域であるニップ部N内の下流側領域であって、定着ロール611の近傍位置に配置された剥離部材の一例としての剥離パッド64、ニップ部Nの下流側において定着ベルト610を張架する張架ロール615により主要部が構成されている。
定着ベルト610は、所定の周長、幅を有するのフレキシブルなエンドレスベルトであって、通常、厚さ80μm程度のポリイミド樹脂で形成されたベース層と、ベース層の表面側(外周面側)に積層された厚さ200μmのシリコーンゴムからなる弾性体層と、さらに弾性体層の上に、離型層として厚さ30μmのテトラフルオロエチレン−ペルフルオロアルキルビニルエーテル共重合体樹脂(PFA)チューブで形成された離型層とからなる多層構造で構成されている。ここでは、弾性体層は、特にカラー画像に対する画質向上のために設けられたものである。なお、定着ベルト610の構成は、使用目的や使用条件等の装置設計条件に応じて、材質・厚さ・硬度等を適宜選択することができる。
定着ロール611は、所定の外径、長さ、厚さを有するアルミニウムで形成された円筒状ロールである。そして定着ロール611は、図示しない駆動モータからの駆動力を受けて、通常、300mm/s程度の表面速度で矢印C方向に回転する。また、定着ロール611の回転に伴い、定着ベルト610は、矢印D方向に移動する。
また、定着ロール611の内部には、加熱源として、例えば、定格900Wのハロゲンヒータ616aが配設され、定着ロール611の表面に接触するように配置された温度センサ617aの計測値に基づき、画像形成装置の制御部40(図1参照)が定着ロール611の表面温度を、通常、150℃程度に制御している。尚、定着入口ガイド56から矢印F方向に定着装置60に導入され、定着画像が形成された用紙Pは、排紙ガイド65を経て排紙ロール66に搬送される。
張架ロール612は、所定の外径、肉厚、長さを有するアルミニウムで形成された円筒状ロールである。そして、張架ロール612の内部には加熱源として、例えば、定格1000Wのハロゲンヒータ616bが配設されており、温度センサ617bと制御部40(図1参照)とによって、張架ロール612の表面温度が190℃に制御されている。したがって、張架ロール612は、定着ベルト610を張架する機能とともに、定着ベルト610を加熱する機能をも併せ持っている。
また、張架ロール612の両端部には定着ベルト610を外側に押圧するバネ部材(不図示)が配設され、定着ベルト610全体の張力を、通常、15kgf程度に設定している。その際に、定着ベルト610の張力を幅方向に亘って均一にするとともに、定着ベルト610の軸方向の変位をできる限り小さく抑えるため、張架ロール612は、外径が端部よりも中央部を100μm程度大きくした所謂クラウン形状で形成されている。
張架ロール613は、所定の外径、肉厚、長さを有するアルミニウムで形成された円筒状ロールである。また、張架ロール613の表面には、通常、厚さ20μm程度のPFAが被覆されて離型層が形成されている。この離型層は、定着ベルト610の外周面からの僅かなオフセットトナーや紙粉が張架ロール613に堆積するのを防止するために形成されるものである。また、張架ロール613も張架ロール612と同様に、外径が端部よりも中央部を100μm程度大きくしたクラウン形状で形成されている。なお、張架ロール612と張架ロール613の双方をクラウン形状で形成する場合のみならず、張架ロール612または張架ロール613のいずれか一方のみをクラウン形状で形成してもよい。
張架ロール613の内部には、加熱源としての、例えば、定格1000W程度のハロゲンヒータ616cが配設されており、温度センサ617cと制御部40(図1参照)とによって表面温度が190℃程度に制御されている。したがって、張架ロール613は、定着ベルト610を張架する機能とともに、定着ベルト610を外表面から加熱する機能をも併せ持っている。したがって、本実施の形態では、定着ロール611と張架ロール612および張架ロール613とによって定着ベルト610が加熱される構成を採用している。
姿勢矯正ロール614は、所定の外径、長さを有するアルミニウムで形成された円柱状ロールである。姿勢矯正ロール614の近傍には、定着ベルト610のエッジ位置を検知するベルトエッジ位置検知機構(不図示)が配置されている。そして、姿勢矯正ロール614は、ベルトエッジ位置検知機構の検知結果に応じて定着ベルト610の軸方向における当接位置を変位させる軸変位機構が配設され、定着ベルト610の蛇行(ベルトウォーク)を制御するように構成されている。
剥離パッド64は、例えば、SUSの金属や樹脂等の剛体で形成された断面が略円弧形状のブロック部材である。そして、弾性体ロール62が定着ベルト610を介して定着ロール611に圧接される領域の下流側近傍位置において、定着ロール611の軸方向全域に亘って固定配置されている。また剥離パッド64は、定着ベルト610を介して弾性体ロール62を所定の幅領域(例えば、定着ベルト610の進行方向に沿って2mmの幅)に亘って所定の荷重(例えば、平均10kgf)で均一に押圧するように設置されている。
また、張架ロール615は、所定の外径、長さを有するアルミニウムで形成された円柱状ロールである。そして、剥離パッド64を通過した定着ベルト610が定着ロール611に向けて円滑に回動するように、剥離パッド64の定着ベルト610の進行方向下流側近傍に配置されている。
次に、弾性体ロール62について説明する。
図3は、弾性体ロール62の構造を説明する図である。図3(a)に示すように、弾性体ロール62は、スチール、アルミニウム等からなる金属コア624を基体として、基体側から順に、スポンジ状の多孔質体のシリコーンゴム等からなる弾性体層621と、弾性体層621を構成する材料よりも高い剛性を有する耐熱性樹脂または金属により形成されている歪防止層622と、所定の膜厚を有するPFAチューブからなる離型層623とが積層されて構成されている。そして、弾性体ロール62は、定着ベルトモジュール61に押圧されるように設置され、定着ベルトモジュール61の定着ロール611が矢印C方向(図2)へ回転するのに伴い、定着ロール611に従動して矢印E方向(図2)に回動する。その進行速度は、定着ロール611の表面速度と同じである。
本実施の形態が適用される弾性体ロール62は、弾性体ロール62の表面または表面近傍に、弾性体層621を構成する材料の剛性より高剛性の材料からなる歪防止層622を設けることに特徴を有している。即ち、弾性体層621の外側に歪防止層622を設けることにより、弾性体ロール62の変形(凹み)に伴い生じる表面の引張り歪を低減することができる。
歪防止層622は、弾性体層621を構成する材料の剛性より高剛性を有する材料により形成される。具体的には、例えば、ポリイミド(引っ張り弾性率300kg/mm〜900kg/mm)、ポリアミドイミド(引っ張り弾性率100kg/mm〜300kg/mm)等の耐熱性樹脂を含む有機材料;ステンレスフィルム(引っ張り弾性率21000kg/mm)等の金属材料;ガラス繊維フィルム(引っ張り弾性率100kg/mm〜1000kg/mm)等の無機材料が挙げられる。これらのなかでも、ポリイミド、ステンレスフィルムが好ましい。
また、歪防止層622は、ニップ部Nの形成を阻害しない程度の厚さを有する薄膜であることが必要である。具体的には、歪防止層622の厚さは、通常、10μm〜200μm程度である。
前項で例示した材料を用いて歪防止層622を形成する場合は、歪防止層622の厚さは、有機材料の場合は、通常、10μm〜150μm、金属材料の場合は、通常、5μm〜50μm、無機材料の場合は、通常、100μm〜200μmである。
また、本実施の形態が適用される弾性体ロール62には、通常、弾性体ロール62の表面層としてフッ素樹脂からなる離型層623が設けられる。離型層623は、例えば、フッ素樹脂チューブまたはフッ素樹脂コーティング材等により形成できる。中でも、ロールの成型加工性及び耐磨耗性の観点から、予めチューブ形状に予備成型されたフッ素樹脂チューブを弾性体ロール62表面に被覆することが好ましい。
フッ素系樹脂チューブとしては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン樹脂(PTFE)、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体樹脂(PFA)、フッ化エチレン−プロピレン共重合体樹脂(FEP)、ポリフッ化ビニリデン樹脂(PVDF)、ポリフッ化ビニル樹脂等のチューブが挙げられる。これらの中でも、特にPFAチューブを用いたものが好ましい。
尚、フッ素系樹脂コーティング材を用いる場合は、例えば、ポリテトラフルオロエチレン樹脂(PTFE)のラテックス等を弾性体層621の外周面上に積層すればよい。
離型層623の厚さは、20μm〜40μmであることが好ましい。離型層623の厚さが過度に薄いと、弾性体ロール62の耐久性が低下する傾向がある。
次に、弾性体ロールの他の実施形態について説明する。図3(b)は、弾性体ロールの他の実施形態を説明する図である。図3(b)に示すように、弾性体ロール62’は、金属コア624と、ソリッドゴム層からなる弾性体層621’と、離型層623とが積層された構成を有し、弾性体層621に、弾性体ロール62’の長手方向に貫通する複数の貫通孔625を有している。
即ち、歪防止層622の剛性が増大すると、同じ荷重で弾性体ロール62を圧接した場合に、ニップ部Nのニップ幅が小さくなる傾向にある。そこで、弾性体層621’に貫通孔625を設けることにより、弾性体ロールの変形(凹み)が発生した際に、ニップ部Nの外の領域に押し出された弾性体の潰れた体積分の逃げ場を確保できる。その結果、ニップ部Nの変形を容易にしてニップ幅を確保することができる。
尚、図3(b)に示すように、貫通孔625は、弾性体層621’の断面に2段の同心円状に並んで配置されている。貫通孔625の直径は、通常、1mm程度である。また、貫通孔625同士は、2mm〜3mm程度の間隔で、正三角形のそれぞれの頂点に位置するように配置されるのが好ましい。
以下に、実施例に基づき本実施の形態をさらに詳細に説明する。なお、本実施の形態は実施例に限定されるものではない。
(1)2ロール方式の定着装置
所定の操作により調製した弾性体ロールを、図4に示す2ロール方式の定着装置70を用いて弾性体ロールの評価を行った。
ここで、図4は、2ロール方式の定着装置70を説明する図である。定着装置70は、加熱部材であり、且つ、被加圧部材として、円筒状の芯金711に耐熱性弾性体層712と、その外周面に離型層713とが積層して形成され、芯金711の内部にはハロゲンヒータ等からなる加熱源714が配設された定着ロール71を有している。また、この定着ロール71に対して圧接配置される被加圧部材としての加圧回転体である、スチール製の金属コア724に、弾性体層721と、その外周面に歪防止層722と離型層723とが積層して形成された弾性体ロール72とで構成されている。
ここで、歪防止層を有する弾性体ロール72の直径は50mmである。また、φ34mmの金属コア724に、弾性体層721として肉厚8mmのシリコーンスポンジ(アスカーC硬度65度)が被覆され、その外側に、厚さ80μmのポリイミドベルトからなる歪防止層722が設けられている。さらに、歪防止層722の表面は、厚さ30μmのPFA樹脂がコーティングされた離型層723が形成されている。
尚、比較のため、歪防止層722を設けないこと以外は、前述した弾性体ロール72と同様な構成の弾性体ロールを調製し、2ロール方式の定着装置70を用いて評価した。
(2)定着試験
上述した弾性体ロール72を、表面温度が200℃に制御した定着ロール71と定着ニップ幅13mmのニップ部Nを形成するように加圧接触した。次に、ニップ部Nに、用紙の裏側が全面ベタのトナー画像が予め定着された普通紙(坪量60gsm)を130mm/sの定着速度で通過させ、弾性体ロール72の表面温度が70℃以上の場合に、用紙の裏面のトナーが溶融して弾性体ロール72表面に巻きつく普通紙を観察した。
尚、前述した歪防止層722を有しない弾性体ロールについても、同様な定着試験を行った。
(実施例、比較例)
上述したように、歪防止層722を有する弾性体ロール72を用いた2ロール方式の定着装置70に、裏側が全面ベタのトナー画像が予め定着された普通紙を所定の定着速度で通過させ、弾性体ロール72に巻きついた普通紙を観察したところ、普通紙には、波打ち現象が発生せず、また、紙の伸びも発生しなかった。
これにより、歪防止層722を有する弾性体ロール72の場合は、弾性体ロール72が定着ロール71と密着しても、ロールの表面に表面歪が生じ難いので、用紙の歪あるいは変形が抑制されることが分かる。
これに対し、歪防止層722を有しない弾性体ロールの場合は、弾性体ロール72に巻きついた普通紙は、部分的に用紙が伸びた部分と伸びない部分とが混在し、用紙全体に波打ち現象が発生した。このように、歪防止層722を有しない弾性体ロールの場合に、用紙に波うちが発生した原因としては、トナーが溶け始めて用紙が弾性体ロールと密着するようになると、用紙が弾性体ロールの表面歪の影響を受けて同じように変形するためと考えられる。特に剛性の低い薄紙の場合に用紙の伸びや波うちが発生しやすい。
以上、説明した通り、本実施の形態が適用される弾性体ロール72(実施例)よれば、弾性体層721の外側に歪防止層722を設けることにより、弾性体ロール72の変形(凹み)に伴い生じる表面の引張り歪を低減することができる。
本実施の形態が適用される画像形成装置を示した概略構成図である。 本実施の形態の定着装置の概略構成を示す側断面図である。 弾性体ロールの構造を説明する図である。 2ロール方式の定着装置を説明する図である。
符号の説明
60…定着装置、62…弾性体ロール、610…定着ベルト、611…定着ロール、621…弾性体層、622…歪防止層、623…離型層、624…金属コア

Claims (8)

  1. 画像形成装置の定着装置に用いる弾性体ロールであって、
    弾性体層と、
    前記弾性体層の変形によって生じるロール表面の歪を低減する歪防止層と、を有し、
    前記歪防止層は、厚さ10μm〜150μmのポリイミドベルト層からなることを特徴とする弾性体ロール。
  2. 前記弾性体層は、多孔質体により構成されることを特徴とする請求項1記載の弾性体ロール。
  3. 前記弾性体層は、当該弾性体層を軸方向に貫通するように所定の間隔で配置された複数の貫通孔をさらに有することを特徴とする請求項1記載の弾性体ロール。
  4. 前記歪防止層は、前記弾性体層の外側に設けられ、当該弾性体層を構成する材料よりも高い剛性を有することを特徴とする請求項1記載の弾性体ロール。
  5. 前記歪防止層の外側に、フッ素樹脂からなる離型層をさらに設けることを特徴とする請求項1記載の弾性体ロール。
  6. 金属製芯金の周囲に形成した弾性体層と、
    前記弾性体層の外側に耐熱性樹脂または金属により構成され、当該弾性体層の変形によって生じる歪を低減する歪防止層と、を有し、
    前記歪防止層は、厚さ10μm〜150μmのポリイミドベルト層からなることを特徴とする弾性体ロール。
  7. 被加圧部材と、当該被加圧部材に圧接して記録材が通過するニップ部を形成する加圧回転体と、を備える加熱加圧型の定着装置であって、
    前記被加圧部材は、定着ベルトと当該定着ベルトを張架しながら回転駆動する定着ロールとを備え、
    前記加圧回転体は、
    前記被加圧部材との圧接により変形する弾性体層と、
    前記弾性体層の変形によって生じるロール表面の歪を低減し、厚さ10μm〜150μmのポリイミドベルト層からなる歪防止層とを有することを特徴とする定着装置。
  8. 前記歪防止層は、引っ張り弾性率100kg/mm〜1000kg/mmを有することを特徴とする請求項記載の定着装置。
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