JP4950898B2 - フラッシュメモリをromメモリへ変換する方法、およびその変換されたromメモリを具えるデバイス - Google Patents

フラッシュメモリをromメモリへ変換する方法、およびその変換されたromメモリを具えるデバイス Download PDF

Info

Publication number
JP4950898B2
JP4950898B2 JP2007540792A JP2007540792A JP4950898B2 JP 4950898 B2 JP4950898 B2 JP 4950898B2 JP 2007540792 A JP2007540792 A JP 2007540792A JP 2007540792 A JP2007540792 A JP 2007540792A JP 4950898 B2 JP4950898 B2 JP 4950898B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
memory cell
flash
layout
rom
mask
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007540792A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008520093A (ja
Inventor
ベルハール ロブ
イェー エム ドルマンス ギド
ストルムス マウリッツ
クッペンス ロジャー
イェー リスト フランス
ハー ブリューツ ロベルト
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NXP BV
Original Assignee
NXP BV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NXP BV filed Critical NXP BV
Publication of JP2008520093A publication Critical patent/JP2008520093A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4950898B2 publication Critical patent/JP4950898B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B20/00Read-only memory [ROM] devices
    • H10B20/27ROM only
    • H10B20/30ROM only having the source region and the drain region on the same level, e.g. lateral transistors
    • H10B20/34Source electrode or drain electrode programmed
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B20/00Read-only memory [ROM] devices
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B20/00Read-only memory [ROM] devices
    • H10B20/27ROM only
    • H10B20/30ROM only having the source region and the drain region on the same level, e.g. lateral transistors
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B63/00Resistance change memory devices, e.g. resistive RAM [ReRAM] devices
    • H10B63/80Arrangements comprising multiple bistable or multi-stable switching components of the same type on a plane parallel to the substrate, e.g. cross-point arrays
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B69/00Erasable-and-programmable ROM [EPROM] devices not provided for in groups H10B41/00 - H10B63/00, e.g. ultraviolet erasable-and-programmable ROM [UVEPROM] devices

Landscapes

  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Non-Volatile Memory (AREA)
  • Read Only Memory (AREA)

Description

本発明は、フラッシュメモリをROMメモリへ変換する方法に関する。また、本発明は、そのような変換されたROMメモリを具える半導体デバイスにも関する。
現行のULSI技術では、半導体デバイスの多くを‘システム・オン・チップ’(SOC)デバイスとして製造している。このようなシステム・オン・チップでは、最初に別個に製造した素子構造を、単一のチップに一体化する。これにより、例えば、アナログ、バイポーラ、(不揮発性)メモリおよび論理CMOS技術を、微小な半導体領域上に組み合わせることができる。
通常、ベースライン技術の主流のプロセスは拡張されて、1つ以上の他の技術がオプションとして組み込まれる。典型的には、このベースライン技術は、シングルレベルのポリシリコン製造技術を要するCMOS技術に関連する。このベースライン技術に、例えば、アナログ、バイポーラおよび(不揮発性)メモリのような、マルチレベルのポリシリコン製造技術を要する他の技術が組み込まれる。
SOCデバイスの多くには、プログラム可能な不揮発性メモリ部が組み込まれている。このプログラム可能な不揮発性メモリとは、例えば、フラッシュメモリである。
フラッシュメモリをSOCデバイスで用いて、SOCデバイスの機能をプログラムすることができる。すなわち、フラッシュメモリに格納されたプログラムで、SOCデバイスの機能を制御することができる。特に、そのようなSOCを具える製品の開発段階では、プログラムコードのいくつかの修正が必要となる場合があるため、フラッシュメモリは有益である。
このプログラムコードは、製品の開発後に完成する。このような場合、もはやSOCデバイス上でフラッシュメモリを用いる必要はなく、プログラムコードの保持には、ROM(読み出し専用メモリ)のような、より永久的な不揮発性のメモリで十分である。
多くの場合、フラッシュメモリを具えるSOCデバイスのコストは、ROMメモリを具えるSOCデバイスと比べ相対的に高くなるが、これは、フラッシュメモリの製造には、上述のようなCMOS技術のベースライン技術には属さない、付加的な処理工程を必要とするためである。対してROMメモリは、ベースライン技術によって製造することができる。
しかしながら、SOCデバイスを再設計して、フラッシュメモリをコード化したROMメモリと完全に置き換えるのはコストがかかる。一般に、このような置き換えには、メモリのレイアウトおよびそのオンチップワイヤ配線の再配置が必要となる。従って、そのような場合は、全てのマスクを再設計しなくてはならなくなる。
米国特許6717208号には、ROMメモリに変換することでフラッシュメモリを無効にし、メモリコンテンツを保護する手法が開示されている。この手法は、ゲートマスクおよび埋め込みコードマスクを、所与のフラッシュメモリセルの上に配置するステップを含む。その後、そのセルの基板レイヤーの内部に、論理的に加算されたマスクを経てフィールド酸化膜を製造する。フィールド酸化膜の形成によって無効化された特定のセルは別として、この手法は、変換されたセルはそのまま残す。
不都合なことに、(フラッシュメモリセルの作成を含む)全プロセスフローはそのままとし、上述のゲートマスクおよび埋め込みコードマスクを配置するステップを変更しているだけである。さらに、この従来技術は、フラッシュメモリを、単に部分的にROMメモリセルに変換することを意図するものである。
従来技術の米国特許6803283号から、LDD領域の埋め込みステップを操作することによって、フラッシュメモリセルを常にオフのMOSFETに変換することができる手法が既知である。この手法では、1つまたは複数のLDD埋め込みマスクを、格納すべきプログラムコードに従って変更する必要がある。不都合なことに、この手法は十分にロバストでなく、そのようなデバイスのオン電流は非常に大きくなってしまうおそれがある。
さらに、US2004/0195589号には、浮遊ゲートのチャネル領域に、チャネルの導電型とは逆の導電型の不純物を埋め込むことで、フラッシュメモリセルからROMメモリセルを製造する手法が開示されている。この目的のためには、格納すべきプログラムコードに従ってフラッシュメモリセルを変えるために、既存のマスクを変更しなければならない。このことは、ビット線電流の大きさおよび周辺回路に対する不都合が推測される。
従来の手法は、全体的に、製造工程の比較的早い段階でSOCデバイスの製造プロセスを変更する必要がある、という点で不都合である。ROMメモリへのプログラムコードの組み込み(すなわち、カスタム化)中、SOCデバイスは、製造工程の早い段階でそれらの顧客固有のプログラムコードを取得するため、ファウンダリにとって好適な大量生産プロセスの柔軟性が低減されてしまう。
本発明の目的は、フラッシュメモリをROMメモリに変換する手法であって、フラッシュメモリのレイアウトをROMメモリのレイアウトに再設計することなく、フラッシュ−ROM変換された“システム・オン・チップ”デバイスを、ベースラインプロセスで完全に製造できるようにする手法を提供することにある。
この目的は、第1の半導体デバイス上のフラッシュメモリセルを、第2の半導体デバイス上のROMメモリセルへ変換する方法によって達成され、ここで、この第1および第2の半導体デバイスは、それぞれ半導体基板上に配置されて、同一のデバイス部分、並びに、その同一のデバイス部分をフラッシュメモリセルおよびROMメモリセルに配線するための、同一の書込みスキームを含む。フラッシュメモリセルは、少なくとも1つの不揮発技術のマスクを用いる不揮発性メモリ技術において製造され、アクセストランジスタおよび浮遊トランジスタを具えており、この浮遊トランジスタは、浮遊ゲートおよび制御ゲートを具える。ROMメモリセルは、少なくとも1つのベースラインマスクを用いるベースライン技術で製造され、単一のゲートトランジスタを具える。この方法は、少なくとも1つのベースラインマスクのレイアウトを操作するステップを含み、その操作ステップは、
‐フラッシュメモリセルのレイアウトを、少なくとも1つのベースラインマスクのレイアウトに組み込むステップと、
‐少なくとも1つのベースラインマスクから、フラッシュメモリセルのレイアウトにおける浮遊トランジスタのレイアウトを除去し、さらに、フラッシュメモリセルのアクセストランジスタのレイアウトを、ROMメモリセルのシングルゲートトランジスタのレイアウトとして指定することによって、少なくとも1つのベースラインマスクにおけるフラッシュメモリセルのレイアウトをROMメモリセルのレイアウトに変換するステップとを含む。
本発明は、ROMメモリセルの位置が、フラッシュメモリセルの位置に対して本質的には変化しない、という利点を提供するものである。従って、(レイアウトおよびオンチップ配線の)設計は影響を受けず、ROMメモリセルのコーディングは、フラッシュメモリセルに格納されているコードと一致することになる。それゆえ、新たなエラー源が生じるリスクが最小限に保たれる。
本発明は、第1の好適な実施例において上述の方法に関連しており、フラッシュメモリセルは、共通のコンタクトを共有する第2のフラッシュメモリセルと対を成し、少なくとも1つのベースラインマスクの操作ステップは、以下のステップ、すなわち
‐少なくとも1つのベースラインマスクから、共通のコンタクトのレイアウトを除去するステップと、
‐もと浮遊トランジスタの位置に、ROMメモリセルのコンタクト用のレイアウトを作成するステップと、
を含む。
この実施態様において、フラッシュメモリセルにおいて開発されたプログラムコードは、ROMセルコンタクトの段階で組み込まれる。本発明は、製造プロセスの比較的後半の工程で行われるカスタマイズ化と無関係に、フレキシブルな方法で、所与のタイプのSOCデバイスに対するベースライン技術のプロセスフローを実行できる、という利点を提供する。
本発明は、第2の好適な実施例において上述の手法に関連しており、フラッシュメモリセルは、共通のコンタクトを共有する第2のフラッシュメモリセルと対を成し、少なくとも1つのベースラインマスクの操作ステップは、以下のステップ、すなわち
‐少なくとも1つのベースラインマスクから、浮遊トランジスタのレイアウトを除去するステップと、
‐共通のコンタクトとシングルゲートトランジスタとの間を接続するパスを作成するステップと、
を含む。
この実施態様では、フラッシュメモリセルにおいて開発されたプログラムコードは、ROMメモリセルのシングルゲートトランジスタと1つのコンタクトとの間のアクティブ領域接続の段階で組み込まれる。本発明は、ここでは、ベースラインマスクの操作を、比較的最小限に、かつ比較的簡単にする、という利点を提供する。
さらに、本発明によれば、セルと周辺回路との間の配線を変えずに、フラッシュメモリセルおよびフラッシュメモリセルの周辺回路をベースライン技術のトランジスタに変換するため、少なくともROMメモリセルからの読出し動作の特性を、フラッシュメモリセルからの読出し動作と等しいままにすることができる。
また、本発明は、フラッシュメモリセルを具える第1の半導体デバイスから変換されたROMメモリセルを具える半導体デバイスにも関し、この第1および第2の半導体デバイスは、同一のデバイス部分、並びに、その同一のデバイス部分をフラッシュメモリセルおよびROMメモリセルに配線するための、同一の配線スキームをそれぞれ含み、このフラッシュメモリセルは、リソグラフィ処理中に、
‐フラッシュメモリセルのレイアウトを、少なくとも1つのベースラインマスクのレイアウトに組み込み、
‐少なくとも1つのベースラインマスクから、フラッシュメモリセルのレイアウトにおける浮遊トランジスタのレイアウトを除去し、さらに、フラッシュメモリセルのアクセストランジスタのレイアウトを、ROMメモリセルのシングルゲートトランジスタのレイアウトとして指定することによって、少なくとも1つのベースラインマスクにおけるフラッシュメモリセルのレイアウトを、ROMメモリセルのレイアウトに変換することによって、ROMメモリセルに変換される。
さらに、本発明は、フラッシュ−ROM変換方法に従って、ベースラインマスクのレイアウト上で計算を実行するためのコンピュータプログラムに関し、このコンピュータプログラムは、コンピュータに読込まれた後、当該コンピュータに、ベースライン技術において用いられる少なくとも1つのベースラインマスクのレイアウトを操作するステップ、すなわち
‐フラッシュメモリセルのレイアウトを、少なくとも1つのベースラインレイアウトに組み込むステップと、
‐少なくとも1つのベースラインマスクから、フラッシュメモリセルのレイアウトにおける浮遊トランジスタのレイアウトを除去し、さらに、フラッシュメモリセルのアクセストランジスタのレイアウトを、ROMメモリセルのシングルゲートトランジスタのレイアウトとして指定することによって、少なくとも1つのベースラインマスクにおけるフラッシュメモリセルのレイアウトを、ROMメモリセルのレイアウトに変換するステップを実行させる。
これ以降に、幾つかの図面を参照して本発明を説明していくが、図面は例示するためだけのもので、添付の請求の範囲において規定される保護の範囲を制限するものではない。
図1は、SOCデバイスのフラッシュ−ROM変換の概略図である。
第1のSOCデバイス100は、ベースライン技術によって製造されるデバイス部110を具える。デバイス部110の内部には、フラッシュセクション120が組み込まれている。デバイス部110とフラッシュセクションとの間の配線スキームは、象徴的に領域125で示す。フラッシュメモリセクション120は、周辺回路130とフラッシュメモリ部140とを具える。周辺回路130は、1つの側面がデバイス部110の配線スキーム125に接続され、さらに、別の側面がフラッシュメモリ部140に接続されている。フラッシュメモリ部140は、多数のフラッシュメモリセルを含み、その多数のフラッシュメモリセルの内部に、プログラムコードCを保持するように構成されている。プログラムコードCは、SOCデバイス100の機能性を、その動作中に提供するプログラムに関連する。
周辺回路130は、フラッシュメモリセルの書込み、消去および読み出し動作を行うように構成した、当業者に既知の高電圧駆動回路を具える。
プログラムコードCは、「0」または「1」の値を有し得るビットで表される。プログラムコードCの各ビットは、フラッシュメモリ部140における多数のフラッシュメモリセルの単一のメモリセル内に、個別に格納することができる。
プログラムコードCは、SOCデバイス100の開発段階で、SOCデバイス100の十分な機能が得られるまで設計された後に統合されて、プログラムコードとしてROMに入力することができる。矢印150によって示すフラッシュ−ROM変換は、第1のSOCデバイス100から、第2のSOCデバイス200へと変換するものである。
本発明によれば、第2のSOCデバイス200は、第1のSOCデバイス100のデバイス部110と同一のデバイス部110、およびROMメモリセクション160を具える。ROMメモリセクション160は、第1のSOCデバイス100における配線スキームと同一の配線スキーム125によって、デバイス部110に接続されている。この条件によって、SOCデバイスのデザインを何ら変更することなく、フラッシュ−ROM変換を行うことができる。
ROMメモリセクション160は、多数のROMメモリセルを具えており、それら多数のROMメモリセル内に、統合されたプログラムを保持するように構成されている。
本発明の方法150で、SOCデバイスのデザインを何ら変更することなく、フラッシュメモリ部140をROMメモリ部160によって置き換えることができる。SOCデバイス100および200のデバイス部110における全ての電子的な構成要素は、この方法150により影響されないままとなる。また、デバイス部110とROMセルメモリセクション160との間の配線スキーム125は、デバイス部100とフラッシュメモリセクション120との間の配線スキームと同じものである。
再設計なしの条件のもと、ROMメモリセクション160のセルにおけるビットの電子応答(すなわち、読出し特性)が、フラッシュメモリセクション120のセルにおけるビットの電子応答と等しくなくてはならないため、フラッシュ−ROM変換150の基本概念は、フラッシュメモリ部140におけるフラッシュメモリセル、および、周辺回路130における高電圧駆動回路の両方を、ベースライン(すなわち、CMOS)と互換性のある構成要素に変更することから成る。
本発明による方法を、図2のフラッシュメモリ構造を変換する例を用いて、以下に説明する。
図2は、模範的なプレーナ型2T不揮発性メモリセルの、概略断面図である。
図示した2T不揮発性メモリセル1は、フラッシュセルとしても知られており、プレーナ型で、かつ、2つの異なるトランジスタ、すなわちダブルゲート(またはフローティング)トランジスタFTおよびシングルゲート(またはアクセス)トランジスタATを具えている。
p型基板2上には、n型ドレイン領域3、n型ソース領域4、およびn型ドープ連結領域5が形成されている。表面上には、ドレイン領域3とドープ連結領域5との間に、薄いゲート酸化膜7の上に浮遊ゲート6が形成される。フラッシュアプリケーション用の極いゲート酸化膜7の厚みは、実装に応じて、5〜10nmの値をとり得る。浮遊ゲート6の上部に、制御ゲート8が形成される。制御ゲートは、例えば二酸化シリコン、二酸化シリコン/窒化シリコン、または、二酸化シリコン/窒化シリコン/二酸化シリコン層のような、中間誘電体層14によって、浮遊ゲート6から分離されている。絶縁用のスペーサ9が、浮遊ゲート6および制御ゲート8の積層体の側面に形成されている。浮遊ゲート6は、電荷の保持を制御できるように構成され、制御ゲート8は、付随する浮遊ゲート6について読み出し、書き込み、および消去動作を制御するように構成されている。この、浮遊ゲート6および制御ゲート8の積層体に近接して、ドープ連結領域5とソース領域4との間の、基板2上の薄いゲート酸化膜7上に、アクセスゲート10が形成される。ここに示すように、アクセストランジスタは、浮遊ゲート6、絶縁層14、制御ゲート8を含むことができるが、アクセスゲートは、代わりに、単一層のみから成る構造を含んでもよい。また、アクセスゲート10の側壁は、絶縁性のスペーサ11によって覆われている。ドレイン領域3およびソース領域4は、それぞれのドレインコンタクト12およびソースコンタクト13によって、それぞれ、ドレイン線およびソース線に接続されている。アクセストランジスタATは、連結領域5によって、浮遊トランジスタFTに接続されている。
シングルゲートまたはアクセストランジスタATは、ダブルゲートトランジスタFTを選択するためのアクセスゲートとして機能するように構成する。
典型的には、フラッシュメモリセルは、図1に示すようなメモリアレイ140の内部に配置される。このようなアレイにおいて、2つの近接するフラッシュメモリセルは、単一のソース(またはドレイン)およびそのソース(またはドレイン)へのコンタクトを共有することができる。このようなフラッシュメモリは、比較的高密度なメモリセルとなる。
図3は、フラッシュメモリセクション120で用いられる種々のタイプのトランジスタの概略的な断面図である。
これらのタイプのトランジスタは、周辺回路130およびフラッシュメモリ部140の両方のデバイスを構成する。
半導体基板1上に、埋め込みnウェル領域BNWが位置する。この埋め込みnウェル領域BNW上に、pドープ領域Flash−Pwell(別名、Flash-matrix)がある。pドープ領域Flash−Pwellの上部に、フラッシュメモリセルFC1(FC2,FC01またはFC02)があり、これらは、アクセストランジスタATおよび浮遊トランジスタFTを含む。動作時における浮遊トランジスタFTおよびアクセストランジスタATの下のpドープ領域Flash−Pwellにおける伝導率を制御するために、ソース/ドレイン領域SDが設けられている。pドープ領域Flash−Pwellは、浅いトレンチ分離STIの形態の分離法で区切られている。図3に示すフラッシュメモリセルは、図2を参照して説明したフラッシュメモリセルと同一のものである。
周辺回路130のトランジスタデバイスは、例えばHV-nMOSFET(HNM),HV−pMOSFET(HPM)のような高電圧(HV)デバイスと、さらに、nMOSFET(nMOS)およびpMOSFET(pMOS)のような、ベースライン(中電圧MV)デバイスとを具える。
典型的に、HVデバイスは、10Vおよびそれ以上の電圧用に構成されたデバイスである。そのようなデバイスは、20nmオーダーの厚みのゲート酸化膜を有する。MVデバイスは、典型的に、およそ3Vの電圧用に構成されたデバイスである。そのような中電圧のデバイスのゲート酸化膜の厚みは、6〜9nmである。
埋め込みnウェル領域BNW上には、HV−nMOSFET(HNM)も位置する。つまり、埋め込みnウェル領域BNWの上部に、第1のpウェル領域HPWがある。第1のpウェル領域HPWの上部には、第1のHVゲート酸化膜OXHP、ポリシリコン層PSBおよびゲート電極層LGE(例えば、シリサイドまたは金属より構成されている)から成る積層体がある。この積層体は、スペーサSPによって画定されている。OXHP,PSB,LGEの積層体の隣には、第1のpウェル領域HPW内にソース/ドレイン領域SDHPが位置している。HV−NMOSFET(HNM)は、基板内で浅いトレンチ分離STIによって区切られている。高電圧(HV)用のために、第1のHVゲート酸化膜OXHNは、HV用に適合する厚み、例えば20nmの厚みを有する。
HV−pMOSFET(HPM)が、第1のnウェル領域HNWに位置する。第1のnウェル領域HNWの上部には、第2のHVゲート酸化膜OXHP,ポリシリコン層PSBおよびゲート電極層LGEから成る積層体がある。この積層体は、スペーサSPによって画定されている。OXHP,PSB,LGEの積層体の隣には、第1のnウェル領域HNW内にソース/ドレイン領域SDHNが位置している。このHV-nMOSFET(HPM)は、基板における浅いトレンチ分離STIによって区切られている。HV用のために、第2のHVゲート酸化膜OXHPは、HV用に適合する厚み、例えば20nmの厚みを有する。
nMOSFET(nMOS)は、第2のpウェル領域PW上に位置する。第2のpウェル領域PWの上部に、nMOSゲート酸化膜OXN、ポリシリコン層PSBおよびゲート電極層LGEから成る積層体がある。この積層体は、スペーサSPによって画定されている。OXN,PSB,LGEの積層体の隣には、第2のpウェル領域PW内にソース/ドレイン領域SDNが位置している。NMOSFET(nMOS)は、基板内の浅いトレンチ分離STIによって区切られている。
nMOSFET(nMOS)は、周辺回路130において、2通りの変形で用いることができる。すなわち、論理レベルで用いる第1のnMOS型と、中電圧レベルで用いる第2のnMOS型である。論理レベルでの用の場合、このnMOS酸化膜OXNは、例えば3〜5nmの厚みを有する。MV用に対しては、酸化膜OXNは、例えば6〜9nmの厚みを有する。
pMOSFET(pMOS)は、第2のnウェル領域NW上に位置している。第2のnウェル領域NWの上部に、pMOS酸化膜OXP,ポリシリコン層PSBおよびゲート電極層LGEから成る積層体がある。この積層体は、スペーサSPによって画定されている。OXP,PSB,LGEの積層体の隣には、第2のnウェル領域NW内にソース/ドレイン領域SDPが位置している。このpMOSFET(pMOS)は、基板内の浅溝分離STIによって区切られている。
pMOSFET(pMOS)は、周辺回路130において、2通りの変形で用いることができる。すなわち、論理レベルで用いる第1のpMOS型と、中電圧レベルで用いる第2のpMOS型である。論理レベル用の場合、このpMOS酸化膜OXPは、例えば3〜5nmの厚みを有する。中電圧用に対しては、pMOSゲート酸化膜OXPは、例えば6〜9nmの厚みを有する。
各ソース/ドレイン領域SD,SDHP,SDHN,SDN,SDPは、それぞれのウェル領域の導電型、すなわちn型かp型かに依存して、それぞれ、低濃度ドープ領域FDD,nLDD,pLDD,nDD,pDD、および高濃度ドープ領域nHDDまたはpHDDを含む。
フラッシュメモリセルのソース/ドレイン領域SDは、フラッシュメモリデバイスに適合する低濃度ドープ領域FDD、およびn型の高濃度ドープ領域nHDDを含む。
HV-nMOSFET(HNM)のソース/ドレイン領域SDHNは、HV(高電圧)n型デバイスに適合する低濃度ドープ領域nLDD、およびn型の高濃度ドープ領域nHDDを含む。
HV-pMOSFET(HPM)のソース/ドレイン領域SDHPは、HV(高電圧)p型デバイスに適合する低濃度ドープ領域pLDD、およびp型の高濃度ドープ領域pHDDを含む。
nMOSFET(nMOS)のソース/ドレイン領域SDNは、nMOSFET用に適合する低濃度ドープ領域nDD、およびn型の高濃度ドープ領域nHDDを含む。
pMOSFET(pMOS)のソース/ドレイン領域SDPは、pMOSFET用に適合する低濃度ドープ領域pDD、およびp型の高濃度ドープ領域pHDDを含む。
明確化のため、図3には、低濃度ドープ領域の細部を示していない。
図4は、ROMメモリセルに変換される2Tフラッシュメモリセル構造の電気回路図である。
この構造は、第1の2TフラッシュメモリセルFC1、および第2の2TフラッシュメモリセルFC2を含む。
この構造において、第1の2TフラッシュメモリセルFC1、および第2の2TフラッシュメモリセルFC2は、第1の2TフラッシュメモリセルFC1および第2の2TフラッシュメモリセルFC2に接続された、共通の(好適にはドレインの)コンタクトCT0を共有している。
第1の2Tフラッシュメモリセルは、第1の浮遊ゲートトランジスタFT1、および第1のアクセストランジスタAT1を含み、第1のアクセストランジスタAT1は、例えば、図2に示す連結部5と同様の、第1のアクセストランジスタAT1と第1の浮遊ゲートトランジスタFT1との間の第2の連結部AL2によって、第1の浮遊ゲートトランジスタFT1に接続される。さらに、第1の2TフラッシュメモリセルFC1は、第1のコンタクト(ソース)CT1を含み、これは、第3の連結部AL3によって、第1の浮遊ゲートトランジスタFT1に面しない側で、第1のアクセストランジスタAT1に接続される。また、第1の連結部AL1は、浮遊ゲートトランジスタFT1と共通コンタクトVT0との間に位置する。
第1、第2、および第3の連結部AL1,AL2,AL3は、基板の表面にアクティブ導電性領域として設けられている。第1のアクセストランジスタAT1および第1の浮遊ゲートトランジスタFT1の直列接続において、第1、第2、および第3の接続部AL1,AL2,AL3は、第1のフラッシュメモリセルFC1の導電性パスCP1fを形成する。
第2の2Tフラッシュメモリセルは、第2の浮遊ゲートトランジスタFT2、および第2のアクセストランジスタAT2を含む。第2のアクセストランジスタAT2は、例えば、図2に示す連結部5と同様の、第2のアクセストランジスタAT2と第2の浮遊ゲートトランジスタAT2との間の第5の連結部AL5によって、第2の浮遊ゲートトランジスタFT2に接続されている。
第1の2TフラッシュメモリセルFC1と同様に、第2の2TフラッシュメモリセルFC2は、第2のコンタクト(ソース)CT2を含み、これは、第6の連結部AL6によって、第2の浮遊ゲートトランジスタFT2に面しない側で、第2のアクセストランジスタAT2に接続されている。また、第4の連結部AL4が、第2の浮遊ゲートトランジスタFT2と共通コンタクトCT0との間にある。
第4、第5、および第6の接続部AL4,AL5,AL6は、基板の表面にアクティブ導電性領域として設けられている。第2のアクセストランジスタAT2、および第2の浮遊ゲートトランジスタFT2の直列接続において、第4、第5、および第6の接続部AL4,AL5,AL6は、第2のフラッシュメモリセルFC2の導電性パスCP2fを形成している。
図5は、本発明の第1の実施例において、図4のフラッシュメモリセルから変換されたROMメモリセル構造の電気回路図である。
フラッシュ−ROM変換150は、第1の2TフラッシュメモリセルFC1、および第2の2TフラッシュメモリセルFC2を、それぞれ、第1のROMメモリセルRC1、および第2のROMメモリセルRC2に変換する。
この変換によって、2TフラッシュメモリセルFC1,FC2は、それぞれ、シングルトランジスタ(1T)のROMメモリセルRC1,RC2に変換される。第1および第2のメモリセルRC1,RC2の両方とも、ベースライン技術、すなわちCMOSによって製造される。
第1のROMメモリセルRC1は、第1の基本トランジスタT1(CMOSによるMOSFET)を含み、この第1の基本トランジスタT1は、接続部L1によって、一方の側が、第1のセルコンタクトCC1、例えばドレインコンタクトに接続され、接続部L2によって、他方の側が、第2のセルコンタクトCC2、すなわちソースコンタクトに接続されている。
接続部L1,L2は、基板の表面にアクティブ導電性領域として設けられている。第1の基本トランジスタT1との直列接続において、接続部L1,L2は、第1のセルコンタクトCC1と第2のセルコンタクトCC2との間の第1のROMメモリセルRC1の導電性パスCP1を形成する。
第2のROMメモリセルRC2は、第2の基本トランジスタT2(CMOSによるMOSFET)を含み、この第2の基本トランジスタT2は、接続部L3によって、一方の側が、第3のセルコンタクトCC3、例えばソースコンタクトに接続され、接続部L4によって、他方の側が、第4のセルコンタクトCC4、すなわちドレインコンタクトに接続されている。
接続部L3,L4は、基板の表面にアクティブ導電性領域として設けられている。第2の基本トランジスタT2との直列接続において、接続部L3,L4は、第3のセルコンタクトCC3と第4のセルコンタクトCC4と間の第2のROMメモリセルRC2の導電性パスCP2を形成する。
本発明において、第1の2TフラッシュメモリセルFC1と第2の2TフラッシュメモリセルFC2との間の共通(ドレイン)コンタクトCT0は、犠牲となり、第1のROMメモリセルRC1および第2のROMメモリセルRC2それぞれに対する2つのセルコンタクトCC1,CC3によって置き換えられる。
1つの共通コンタクトの代わりに2つの別個のセルコンタクトを収容するためには、2Tフラッシュメモリセル構造における領域よりも相対的に広い領域が、ROMメモリセル構造において必要となる(両者のコンタクトサイズは同一である)。よって、2Tフラッシュメモリセル構造に使用可能な領域と比べて、若干の空き領域を作らなければならない。すなわち、ROMメモリセルRC1,RC2の構造における2つのセルコンタクトを見越して、元のフラッシュメモリセルFC1,FC2それぞれにおいて、トランジスタAT1およびFT1、AT2およびFT2のうちの1つを除去するのが有利である。
第1のSOCデバイス100のデバイス部110、および配線スキーム125と同一のレイアウトを保持し、さらに、(第1のSOCデバイス100から第2のSOCデバイスへ200への変換のための)マスクの変更を最小限にするという目的を考慮すると、ROMメモリ領域160におけるROMメモリセルRC1,RC2のそれぞれのトランジスタT1,T2の位置は、対応する2TフラッシュメモリセルFC1,FC2のそれぞれのアクセストランジスタAT1,AT2の位置にほぼ一致させる点に留意されたい。
ここで留意すべきは、この変換において、好適には、フラッシュメモリセルのアクセストランジスタを、ROMメモリセルのシングルゲートトランジスタとして構成すること、すなわち、アクセストランジスタの位置に、シングルゲートトランジスタを形成させることである。しかしながら、そうはせずに、浮遊トランジスタをシングルゲートトランジスタとして構成し、アクセストランジスタを除去すること、つまり、浮遊ゲートトランジスタの位置に、シングルゲートトランジスタを形成させることも考えられる。この代替手法は、SOCデバイスのフラッシュメモリセクションにおけるメモリセルの構造がこの変換方法に有利である実施態様において用いることができる。また、両者の場合で必要とするマスク操作の総数が、どのオプション(すなわち、浮遊トランジスタまたはアクセストランジスタのどちらかの除去、および、ROMメモリセルのシングルゲートトランジスタの位置としての残存トランジスタの位置の指定)が好適かに影響を及ぼし得る。
図6は、変換されるフラッシュメモリセルのレイアウトを示す平面図である。
図5に示すフラッシュメモリセルFC1,FC2は、図2および図4を参照して上で説明した。図6において、これより前の図面で示したものと同一のものには、同一の符号を付している。
第1のフラッシュメモリセルFC1を、破線の長方形領域で示す。第2のフラッシュメモリセルFC2は、共通コンタクトCT0の中心に位置し第1の方向Xに平行な、鏡軸MAに対して、第1のフラッシュメモリセルFC1と鏡面対称であり、従って、第1のフラッシュメモリセルFC1と同様の領域を占めると考えられる。
第1のフラッシュメモリセルFC1、および第2のフラッシュメモリセルFC2は、それぞれ、第1、第2および第3の連結部AL1,AL2,AL3、並びに、第4、第5および第6の連結部AL4,AL5,AL6の導電性領域を含む導電性パスCP1f,CP2fを有し、それらは、第1の方向Xにほぼ垂直な、第2の方向Yの方向に延在している。
第1のコンタクト線CL1は、第1の方向Xの方向に延在して、第1のフラッシュメモリセルFC1の導電性パスと交差している。第1のコンタクト線CL1と第1のフラッシュメモリセルFC1の交点に、第1のコンタクトCT1が位置する。
第1のワード線WL1は、第1のコンタクト線CL1と平行におかれ、さらに、第1のアクセスゲートトランジスタAT1の上で第1のフラッシュメモリセルFC1と交差し、その交点でアクセスゲートコンタクトを形成する。第1のワード線WL1は、ポリシリコンで構成するのが好ましい。
第1の制御ゲート線CG1は、第1のコンタクト線CL1および第1のワード線WL1に平行におかれ、さらに、第1の浮遊ゲートFGの上で第1のフラッシュメモリセルFC1と交差し、その交点で第1の浮遊ゲートトランジスタFT1を形成する。第1の制御ゲート線CG1は、ポリシリコンで構成するのが好ましい。
浮遊ゲートは、第1の制御ゲート線CG1の下で第1のポリシリコンラインから構成されているが、同一の制御ゲート線CG1上の近接するフラッシュメモリセル(例えば、フラッシュメモリセルFC01)から、第1のフラッシュメモリセルFC1を確実に分離するために、第1のフラッシュメモリセルFC1と近接するフラッシュメモリセルとの間で、分離スリットSL1,SL2,SL3によって、第1のポリシリコンラインを遮断していることに留意されたい。図7に、線VII−VIIに沿った断面図を示し、このフラッシュメモリセルの構造をより詳細に説明する。
鏡軸MAで鏡面対称であるため、第2のコンタクト線CL2、第2のワード線WL2、第2のポリシリコンライン、および第2の制御ゲート線CG2は、第2のフラッシュメモリセルFC2およびこれに近接するメモリセル、例えばフラッシュメモリセルFC02の上に位置する。また、スリットSL1,SL2,SL3は、鏡軸MAを越えて第2の方向Yの方向に延在し、第2のポリシリコンラインを確実に遮断する。
図7は、図6の線VII−VIIに沿ったフラッシュメモリセルの断面図である。
基板2上に、ゲート酸化膜層7が存在する。基板2内に、2つの浅いトレンチSL1,SL2の形態の分離領域が位置する。ゲート酸化膜7の上には、浮遊ゲート領域FGが2つの浅いトレンチSL1とSL2との間にほぼ位置する。浮遊ゲート領域FGの上部には、中間の誘電体層14がある。中間の誘電体層14の上部には、制御ゲート層CGがあり、本例ではその表面が平坦化されている。
次に、マスク操作スキームを説明する。
先に図4を用いて説明したように、本発明の目的は、フラッシュメモリを有する第1のSOCデバイス100と、ROMメモリを有する第2のSOCデバイス200との間で再設計を行わないことであって、これは、第2のSOCデバイス200におけるデバイス部110、および配線スキーム125のレイアウトを、第1のSOCデバイス100におけるレイアウトと同一のままにし、さらに、(第1のSOCデバイス100から第2のSOCデバイス200へ、設計に影響を及ぼすことなく変換するための)マスクの変更を最小限にすることに関連している。このことはさらに、ROMメモリ領域160におけるROMメモリセルRC1,RC2のそれぞれのトランジスタT1,T2の位置を、対応する2TフラッシュメモリセルFC1,FC2のそれぞれのアクセストランジスタAT1,AT2の位置に本質的に一致させることにも関連している。
従って、本発明は、第1のSOCデバイス100の設計(レイアウトおよび配線スキーム)に対して、第2のSOCデバイス200の設計(レイアウトおよび配線スキーム)に実質的に影響を与えることなく、フラッシュメモリをROMメモリへ変換するマスク操作スキームを提供する。このマスク操作スキームは、実行すべき処置を少なくとも2つ含む。
まず初めに、実際のフラッシュメモリセルのCMOSシングルゲートトランジスタへの変換を実行する。次に、図3に示すような周辺回路130における(HV,MV)デバイスの、低電圧(ベースライン)または中電圧のCMOSデバイスへの変換を実行しなければならない。
以下に説明するように、これらのうち少なくとも2つの操作は、ベースライン技術に使用される1つ以上のマスク(ベースラインマスク)のレイアウトを適応化および変更する必要がある。さらに、第2のSOCデバイス200は、変更したベースラインマスク(変換法150に従って変更される)によって製造され、第1のSOCデバイス100の製造に用いたような不揮発技術マスク(不揮発性化マスク)を用いる必要はない。
図8は、変換されるフラッシュメモリセルのレイアウトにおける、幾つかのマスク領域の平面図である。
A)フラッシュメモリセル構造FC1,FC2またはFC01,FC02においては、{Active}と示すアクティブ(ドープ)領域を変更する:
まず、浮遊トランジスタおよびコンタクト領域CT0を含む領域{BLCONT}を規定する。
論理的には、フラッシュ上の破線で示す浮遊トランジスタの領域は、第1のマスク領域{CG_SFG}Flashであり、このマスク領域は、浮遊ゲートFG1,FG2に近接するスリットSL1,SL2,SL3の領域と、これらの浮遊ゲート領域を覆うCGの領域とを覆う制御ゲートラインマスク{CG}Flashの一部に等しい。
さらに、(ビットライン)共通コンタクトCT0,CT00のためのマスク領域{CONT}Flashが示されている。
領域{BLCONT}は、{CG_SFG}Flashに最も近いBLCONT(ビットラインコンタクト)であり、一定の拡大化(すなわち、当該領域の長さおよび幅を拡大することにより、例えばその面積を4%拡大すること)の後、{CG_SFG}に接触する{CONT}によって規定することができる。すなわち、
{BLCONT}={CG_SFG}Flash+upsizeAND{CONT} (1)
である。
第1のフラッシュメモリセルFC1の導電性パスCP1fのためのマスクレイアウトについては、{BLCONT}によって覆われるアクティブ領域がアクティブ領域マスクから除去されることを除き、アクティブ領域は同一のままとなって有効である。同様の操作を、例えば第2のフラッシュメモリセルFC2のような、他のフラッシュメモリセルの導電性パスに関連する別のアクティブ領域部分のためのアクティブ領域マスクについても実行する。
論理的に、アクティブ領域マスクは、以下の式で規定される。
{Active}CMOS={Active}FlashAND(NOT{BLCONT}Flash) (2)
ここで、指数CMOSは、ROMメモリセルを具えるSOCデバイス200で用いるマスクを示し、指数Flashは、フラッシュメモリセルを具えるSOCデバイス100で用いるマスクを示す。
B){Poly}と示す、ポリシリコン堆積のためのマスクは、以下のように変更する:
CMOSのためのポリシリコンマスク{Poly}CMOSは、フラッシュ{Poly}Flashのための元のポリシリコンマスクに、制御ゲート線マスク{CG}Flashを付加するが、浮遊ゲートFG1,FG2に近接するスリットSL1,SL2,SL3の領域{SFG}Flashを覆う制御ゲート線マスク{CG}Flashに等しい第1のポリマスク領域{CG_SFG}Flashを付加しない領域に等しい。{Poly}マスクの他の部分はそのままにする。
従って、ポリシリコンに対するマスク{Poly}は、以下の式で規定される:
{Poly}CMOS={Poly}FlashAND{CG}FlashAND(NOT{CG_SFG}Flash+upsize) (3)
C){CONT}で示すコンタクトマスクは、各ROMメモリセルのためのコンタクト場所を具えるように変更する。初めに、マスク{CONT}を縮小して、フラッシュコンタクトを除去する。すなわち:
{CONT}CMOS={CONT}FlashAND(NOT{BLCONT}) (4)
とする。
このコンタクトは、コンタクトスタッドの上部に形成することができる。その場合、シングルゲートトランジスタがある第1の層内に、コンタクトスタッドとして、局部的な相互接続(local interconnect)LILが設けられる。
{LIL}と示す局部的な相互接続(LIL)を、その後、もとは浮遊トランジスタの場所にあるCMOSのためのコンタクトの位置に応じて変更する。フラッシュ用のコンタクトの場所は、マスクから除去される。
{LIL}マスクの他の部分はそのままにする。
基本的には、{LIL}CMOSマスクで規定されるLILのための場所は、(図8の)フラッシュメモリセル構造にある浮遊トランジスタの場所とする。
次に、コンタクトスタッドが使われる場合、コンタクトが、{LIL}CMOSマスクによって規定されるコンタクトスタッドの上部に作られる。
{LIL}CMOSマスクを、各ROMメモリセルに対して(「0」または「1」の)1ビットづつ実際のプログラムコードCに適合させることによって、「1」と規定されたROMメモリセル上にのみ機能的なコンタクトが形成され、「0」と規定されたROMメモリセル上には形成されない。基本的に、このことは、第1のLIL領域マスクについて、各コンタクトに対して論理「AND」演算を行ってプログラムコード{CONT}CMOS+Codeを有するCMOSに対するコンタクトマスクを作ることに関係し、この演算は以下の通りである。
{CONT}CMOS+Code={LIL}CMOSAND{ROM code at{CG_SEF}Flash+upsize×{Active}CMOS}} (5)
当業者には、配線論理を逆にできること(すなわち、「1」ビット上にコンタクトを形成せず、「0」ビット上にコンタクトを形成すること)は明らかである。
コンタクトスタッドが使われない場合、プログラムコード{CONT}CMOS+Codeを有するCMOSのためのコンタクトマスクは、式(4)のコンタクトマスク{CONT}CMOSおよび{ROM code at{CG_SFG}Flash+uprize×{Active}CMOS}}から、以下のようになる:
{CONT}CMOS+Code={CONT}CMOSAND{ROM code at{CG_SFG}Flash+upsize×{Active}CMOS}} (6)
E)周辺回路130におけるデバイスHPM,HNM,nMOS,pMOSの変換のためには、さらなるマスク操作が必要である。基本的に、pチャネルデバイスHPM,pMOSは、ベースラインCMOS pチャネルデバイス(pチャネル MOSFET)に変換される。nチャネルデバイスHNM,nMOSは、ベースラインnチャネルデバイス(nチャネル MOSFET)に変換される。また、HVデバイスに対するゲート酸化膜は、論理レベルのデバイスに対するものよりも厚いため、変換される周辺回路のデバイスに対する、適切なゲート酸化膜領域を規定するのに、ゲート酸化膜も変換する必要がある。
CMOSでは、周辺回路130におけるデバイスHPM,HNM,nMOS,pMOSを規定するマスクについて標準的なウェルのみが用いられる。
p型基板上のnウェルマスク{Nwell}CMOSは、nウェル領域NWを覆うフラッシュHVデバイスに対するnウェルマスク{Nwell}Flashに等しく、且つフラッシュメモリセルにおけるHNW領域を覆うマスク{HNW}Flashに等しい。すなわち:
{Nwell}CMOS={Nwell}FlashAND{HNW}Flash (7)
である。
p型基板上のCMOSにおいて、pウェル領域は、nドープ領域の相補領域である。pウェルマスク{Pwell}CMOSは、この場合、nウェルマスク{Nwell}CMOSによって規定される領域以外の領域に等しい。すなわち:
{Pwell}CMOS=NOT{Nwell}CMOS (8)
である。
さらに、HVデバイスHPM,HNMにおけるゲート酸化膜OXHP,OXHNは、低めの(中)電圧のCMOSデバイスに適合する厚みまで削減される。従って、HVデバイスに対するゲート酸化膜マスク{GO2}で、フラッシュにおいて20nmの厚みを有していた関連する領域が、CMOSにおける6〜9nmの厚みを有するように変換される。
さらに、nMOSおよびpMOSそれぞれに対するゲート酸化膜領域OXN,OXPを、変換する必要がある。
また、周辺回路130におけるHVおよびMVデバイスの電気特性が変化するため、一般に{LDD}で示す、単一または複数の低濃度ドープのマスクを適合させる。当業者には、この目的のための単一または複数の低濃度ドープのマスクの変更方法は既知である。
最後に、フラッシュメモリセル部分140におけるトランジスタに対する、単一または複数のn型のLDD埋め込みマスク{LDD}は、以下のように適合させる必要がある。すなわち:pドープ領域Flash_Pwellのトンネル酸化物の領域であって、同時にn+ドープ領域BNWを覆う領域において、n−LDDの埋め込みが必要である。その上、この単一のまたは複数の埋め込みマスク{LDD}は影響を受けない。
上述のマスク操作により、フラッシュメモリセルを作るための不揮発性技術に関係するマスクを、第2の半導体デバイス200の製造プロセスから除去することができる。ベースライン技術、すなわちCMOSに対するマスクのみが、第2の半導体デバイス200の製造に用いられることになる。
従って、マスクの基本操作は、フラッシュメモリセル構造における共通コンタクトCT0,CT00の除去と、それらのそれぞれの2つのROMメモリセルRC1,RC2およびRC01,RC02に対する、2つの別個のコンタクトCC1,CC3による置き換えとを含む。2Tセルから1つのトランジスタを除去することができるため、フラッシュメモリ部140が占める同一の領域の内部に、CMOS ROMメモリセル構造160を実現することができる。
図9は、本発明の第1の実施態様により図6のフラッシュメモリセルから変換したROMメモリセルの、レイアウトの平面図である。
図9には、第2の半導体デバイス200の基板2上の、4つのROMメモリセル領域RC1,RC2,RC01,RC02の構造を示しており、各領域は、図5におけるROMメモリセルの電気回路図に対応している。
図には、LILマスク{LIL}CMOSを適用する処理段階の後の、ROMメモリセル構造を示している。
第1のROMメモリセルRC1は、第1のセルコンタクトCC1と第2のセルコンタクトCC2との間に、第2の方向Yの方向に延在する導電性パスCP1を具える。導電性パスCP1は、第2のコンタクトCC2において、第1の方向Xの方向に延在する第1のコンタクト線CL1に接続されている。第1のコンタクト線CL1と平行に、第1のワード線WL1が延在しており、この第1のワード線WL1は、シングルゲートトランジスタT1に接続されている。さらに、第1のROMメモリセルRC1の導電性パスCP1上に、第1のコンタクトスタッドCS1を配置してもよい。
第2のROMメモリセルRC2は、鏡軸MAにそって、第1のROMメモリセルRC1と鏡面対称となっている。
第2のROMメモリセルRC2は、第3のセルコンタクトCC3と第4のセルコンタクトCC4との間に、導電性パスCP2を具える。導電性パスCP2は、第4のコンタクトCC4において、第1の方向Xの方向に延在する第2のコンタクト線CL2に接続している。第2のコンタクト線CL2と平行に、第2のワード線WL2が延在しており、この第2のワード線WL2は、第2のゲートトランジスタT2に接続されている。さらに、第2のROMメモリセルRC2の導電性パスCP2上に、第3のコンタクトスタッドCS3を配置してもよい。
同様に、ROMメモリセルRC01は、(RC01のベースライントランジスタT01と直列な導電性領域の)導電性パスを、自身のセルコンタクトCC01とCC02との間に具えている。この導電性パスは、セルコンタクトCC02において、第1のコンタクト線CL1に接続されている。第1のワード線WL1は、ROMメモリセルRC01のシングルゲートトランジスタT01に接続されている。さらに、RC01の導電性パス上に、コンタクトスタッドCS01が位置する。
また、ROMメモリセルRC02は、(RC02のベースライントランジスタT02と直列な導電性領域の)導電性パスを、自身のセルコンタクトCC03とCC04との間に具えている。コンタクトCC04において、この導電性パスは、第1の方向Xの方向に延在する第2のコンタクト線CL2に接続されている。第2のコンタクト線CL2と平行に、第2のワード線WL2が延在しており、第2のワード線WL2は、ROMメモリセルRC02の第2のシングルゲートトランジスタT02に接続されている。さらに、RC02の導電性パス上に、第4のコンタクトスタッドCS02を配置してもよい。
コンタクトスタッドCS1,CS2,CS01,CS02および/またはそれらの位置におけるコンタクトの形成を以下により詳細に説明する。
マスク操作により、フラッシュメモリセル構造に存在するコンタクトCT0,CT00の領域は空き領域となっており、代わって、その領域にフィールド酸化膜(浅いトレンチ分離STI)が形成されるように、マスク操作スキームを調整することに留意すべきである。フィールド酸化膜またはSTIの形成は、スリットSL1,SL2,SL3のマスキングおよび形成プロセスと組み合わせることができる。
図10aおよび10bは、図9に示すROMメモリセルの断面図であり、それぞれ、線XA−XAおよび線XB−XBに沿った断面図である。
ROMメモリセルRC1は、シングルゲートトランジスタT1、コンタクトスタッドCS1、およびコンタクトCC2を具えている。
トランジスタT1は、ゲート酸化膜7上に、スペーサ9の中にポリシリコン体を具える。ポリシリコン体の上には、シリサイドのようなゲート電極層LGEが位置してもよい。このゲート電極層は、ポリシリコン体の導電性を高め、かつ、トランジスタT1のゲート電極の機能を向上させるように構成される。
p型基板2の内部に、n型のドープ領域3および4がソース/ドレイン領域として位置しており、この各領域は、基板の表面に沿って、ポリシリコン体のわずか下に延在している。n型のドープ領域3は、コンタクトCC2に接続されている。n型のドープ領域4は、コンタクトスタッドCS1に接続されている。さらに、このROMメモリセルは、トランジスタT1を覆う平坦化された絶縁層OXを具えている。コンタクトスタッドCS1の上部のコンタクト領域CA1およびコンタクトCC2のコンタクト領域CA2は、平坦化された絶縁層OXの上面にほぼ平行に延在している。
図10bは、図9に示すROMメモリセルの、ラインXB−XBに沿った断面図である。トランジスタT1のポリシリコン体は、スリットSL1,SL2として与えられる2つの分離トレンチ(浅いトレンチ分離STI)の間に位置する。
図11aおよび図11bは、ROMメモリセルの、ラインXA−XAに沿った断面図であり、それぞれ、接触したコンタクトスタッドおよび非接触のコンタクトスタッドを示している。
図11aおよび図11bにおけるROMメモリセルは、図10aの断面図で示すROMメモリセルと同一の構成をしており、ここでは詳細に述べないものとする。
図11aを参照するに、絶縁層OX、コンタクトCC2、およびコンタクトスタッドCS1の上部に、第2の絶縁層OX2が位置し、この絶縁層OX2は、絶縁層OX、コンタクトCC2、およびコンタクトスタッドCS1を覆っている。第2の絶縁層OX2の中には、コンタクトホールCH1が位置する。コンタクトホールCH1の中に、電気接点を作るための(金属の)コンタクトCC1を設けられている。第2の絶縁層OX2の最上面に、ROMメモリセルRC1と接触させるためのビット線BLcmosが設けられている。このビット線BLcmosは、X方向に延在している。ビット線BLcmosは、トランジスタT1と接触するために、コンタクトCC1およびコンタクトスタッドCS1と接触している。この場合、コンタクトCC2は、図面と垂直なY方向に延在するワード線WLとして構成されている。
図11bに、ROMメモリセルRC01を示す。絶縁層OX、コンタクトCC2、およびコンタクトスタッドCS1の最上面には、第2の絶縁層OX2があり、絶縁層OX、コンタクトCC2、およびコンタクトスタッドCS1を覆っている。第2の絶縁層OX2の最上面に、ビット線BLcmosが位置する。ROMメモリセルRC01には、第2の絶縁層OX2にコンタクトホールが設けられていないため、ビット線BLcmosとROMメモリセルのトランジスタT01との間に機能的な接触が設定されていない。
先に説明したように、「1」ビット(または、反転モードにおいては「0」ビット)を格納しなければならないROMメモリセルに対し、プログラムコードCは、第2の絶縁層OX2におけるコンタクトホールとして規定する。ROMメモリセルRC1は、「1」ビットのメモリセルを表し、ROMメモリセルRC01は、「0」ビットのメモリセルを表す。
ここでは、プログラミングは、Metal−1の下のコンタクトレベルで実行されることに留意されたい。当業者には、このプログラミングを、より高い位置の金属層間におけるコンタクトでも実行できることは明らかであろう。その場合、金属層も同様に操作する必要がある。
図12は、本発明の第2の実施例において、図4のフラッシュメモリセルから変換された、ROMメモリセル構成の電気回路図である。
フラッシュ−ROM変換150は、第1の2TフラッシュメモリセルFC1および第2の2TフラッシュメモリセルFC2を、それぞれ、第3のROMメモリセルRM1および第4のROMメモリセルRM2に変換する。
この変換によって、2TフラッシュメモリセルFC1,FC2は、それぞれ、シングル・トランジスタ(1T)ROMメモリセルRM1,RM2に変換される。第3および第4のROMメモリセルRM1,RM2は方とも、ベースライン技術、すなわちCMOSにおいて製造される。
第3のROMメモリセルRM1は、第1のベースライン・トランジスタT1(CMOSにおけるMOSFET)を含み、これは、例えばドレイン・コンタクトのような共通のセルコンタクトCC5に一方の側が接続され、例えばソース・コンタクトのような第2のセルコンタクトCC2に他方の側が接続されている。第3のROMメモリセルRM1において、ソースCC2とトランジスタT1の一方の側との間には第1の接続パスL1があり、トランジスタT1の他方の側と共通のコンタクトCC5との間には第2の接続パスL2がある。
第4のROMメモリセルRM2は、第2のベースライン・トランジスタT2(CMOSにおけるMOSFET)を含み、これは、共通のセルコンタクトCC5に一方の側が接続され、第4のセルコンタクトCC4、すなわちソース・コンタクトに、他方の側が接続されている。第4のROMメモリセルRM1において、ソースCC4とトランジスタT2の一方の側との間には第3の接続パスL3があり、トランジスタT2の他方の側と共通のドレインコンタクトCC5との間には第4の接続パスL4がある。
接続パスL1,L2,L3およびL4を、図13を参照につきより詳細に述べる。
本発明において、第1の2TフラッシュメモリセルFC1と第2の2TフラッシュメモリセルFC2との間の共通のコンタクトCC5は、第3のROMメモリセルRM1および第4のROMメモリセルRM2に対する共通のコンタクトCC5として保持される。
各ROMメモリセルRM1およびRM2には、フラッシュメモリFC1およびFC2のそれぞれ2つのトランジスタFT1,AT1およびFT2,AT2がかつて占有していた同一の領域内に、それぞれただ1つのトランジスタT1,T2しか存在しないため、ROMメモリセル配列は、2Tフラッシュメモリセル構造の密度よりも(両者のコンタクトサイズは同一であるとして)、いくらか小さくなる。2Tフラッシュメモリセル配列における領域に比べて、いくつかの空き領域が得られる。
第1のSOCデバイス200のデバイス部110および配線スキーム125の同一のレイアウトを維持し、さらに、(第1のSOCデバイス100から第2のSOCデバイス200へ変換するための)マスクの変更を最小にするという目的を鑑みると、ROMメモリ領域160における、ROMメモリセルRM1およびRM2のそれぞれのトランジスタT1およびT2の位置は、浮遊トランジスタFT1およびFT2を除去する一方で、対応する2TフラッシュメモリセルFC1およびFC2のそれぞれのアクセストランジスタAT1およびAT2の位置と一致させるのが好適である。
本発明の第2実施態様において、ROMメモリセル構造に記憶すべきプログラムコードCは、ROMメモリセル内のトランジスタ上の、ソースコンタクトとドレインコンタクトとの間の導通接続(アクティブ状態)の存在によって、ビットレベルで規定することができる。「1」ビットは、例えば、導通状態にあるROMセルによって規定することができ、「0」ビットは、従って、非導通状態によって規定することができる。
導通状態は、電流が所定の閾値を超えた状態として、非導通状態は、電流がその閾値以下の状態に等しい状態として規定することができる。当業者には既知のように、ビットの存在は、逆の導通スキームによっても表現することができ、「0」を導通状態に、「1」を非導通状態にしてもよい。
また、導通状態を、トランジスタ間で測定した電圧レベルに関連させてもよく、電圧レベルが閾値より上かまたは下かによって、対応するビット値を判定する。
例えば、セルRM1のようなROMメモリセルにおいて、接続パスL1および/またはL2を、セルのプログラミングに用いることができる。接続パスL1および/またはL2を除去することによって、ROMメモリセルRM1を非導通にすることができる、すなわち、ROMメモリセルを導通状態にできなくなる。接続パスL1およびL2の両者が存在すると、そのROMメモリセルを導通させることができる。従って、ROMメモリセルのプログラミングは、格納すべきビット値に依存する接続パスの数を、そのセルに対して規定することによって、実行することができる。従って、ROMメモリセルを導通させるためには、2つの接続パスを規定しなければならず、ROMメモリセルの非導通に対して、ゼロまたは1つの接続パスを規定することができる。
図13は、本発明の第1の実施例に従って図6のフラッシュメモリから変換された、ROMメモリセルのレイアウトの平面図である。
図13は、4つのROMメモリセル領域RM1,RM2,RM01およびRM02を示しており、それらは対をなし、図12に示す第3および第4のROMメモリセルRM1,RM2の電気回路図に対応している。
ROMメモリセルRM1は、第1の接続パスL1および第2の接続パスL2を含む。
第1の接続パスL1は、共通コンタクトCC5とトランジスタT1との間に位置している。第2の接続パスL2は、トランジスタT1とコンタクトCC2との間に位置し、ビット線BL1は第2方向Yに延在している。第2コンタクトCC2にて、第2の接続パスL2は、第1の方向Xに延在する第1のコンタクト線CL1に接続されている。第1のコンタクト線CL1と並行に、第1のワード線WL1が延在しており、その第1のワード線WL1は、シングルゲートトランジスタT1に接続されている。
ROMメモリセルRM1の初期段階における接続パスL1を、基板2の表面上の空き領域として示す。第2の接続パスL2は、ROMメモリセルRM1において、コンタクトCC2とトランジスタT1との間のドープアクティブ領域によって規定される。
同様に、ROMメモリセルRM2は、共通コンタクトCC5とトランジスタT2との間に第3の接続パスL3を有し、トランジスタT2とコンタクトCC4との間に、第4の接続パスL4を有する。コンタクトCC4にて、第4の接続パスは、第1の方向Xに延在する第2のコンタクト線CL2に接続されている。第2のコンタクト線CL2と並行に、第2のワード線WL2が延在しており、その第2のワード線WL2は、シングルゲートトランジスタT2に接続されている。第3の接続パスL3は、いまだ基板の表面上の空き領域であり、一方、第4の接続パスL4は、ドープアクティブ領域で規定される。
ROMメモリセルRM01およびRM02は、それぞれ、RM1およびRM2と同様に構成することができ、ここでは詳細を述べないものとする。
接続パス上で、この例ではL3に対して全く接続が規定されない場合、マスク操作スキームによって、空き場所に浅いトレンチ分離領域を規定することに留意されたい。これは、各フラッシュメモリセルFC1において、共通コンタクトCT0を除去することによって空くことになる各場所を、浅いトレンチ分離領域として規定する第1の実施例の方法と同様である。
この第2の実施例におけるマスク操作は、フラッシュメモリセル配置の領域を除去するように規定され、この領域は、浮遊トランジスタFT1,FT2,FT01,FT02の領域及び場合により、浮遊ゲートFG1,FG2に近接したスリットSL1,SL2,およびSL3も含む領域に等しく、さらに、アクセストランジスタAT1,AT2,AT01,AT02とそれぞれに対応する浮遊トランジスタFT1,FT2,FT01,FT02(図3を参照のこと)との間のそれぞれの接続パスAL1,AL2,AL4,AL5,AL01,AL02,AL04,AL05(すなわち、アクティブ領域)の、それぞれの浮遊トランジスタに近接する領域部分をさらに覆うものとすることもできる。
第2の実施例において、領域{BLCONT}は、{CG_SFG}Flash+upsizeと{Active_BL}Flashとの結合で定義することができ、
{BLCONT}={{CG_SFG}Flash+upsizeAND{Active_BL}Flash} (9)
となる。
この場合、アクティブマスク{Active}CMOSは、式(2)に従って定義することができる。コンタクトマスクを除く他の全てのマスク操作は、第1の実施例と同様である。第2の実施例に対するコンタクトマスクは、フラッシュに対するコンタクトマスクとほぼ同様であり、ベースラインマスクのマスクセットにおいて、浮遊トランジスタFT1,FT2,FT01,FT02に関するレイアウトが変わるのみである。
さらに、各ROMメモリセルRM1,RM2におけるプログラムコードCのビットは、図12を参照して述べたROMメモリセルに対する実際のビット値に基づいて、第1(第3)の接続パスL1,L3を{Active}マスクによって規定することで規定される。
従って、アクティブマスクに論理AND演算
{ROM code at {CG_SFG}Flash+upsize × {Active_BL}}
を実行することによって、{Active}CMOSを適合させる。ここで、{ROM code at {CG_SFG}Flash+upsize × {Active_BL}は、スリット領域SL1,SL2,SL3に近接するCG、浮遊ゲートFG1,FG2の最上面及び、{Active_BL}の領域によって占有される領域を指す。
図14aは、第1の接続パスL1に接続を含むROMメモリセルの断面図である。図14bは、第3の接続パスL3に接続を含まないROMメモリセルの断面図である。
図14aおよび14bにおいて、これ以前の図面における同一の構成要素には、同一の符号を付す。
図14aにおいては、接続パスL1は、コンタクトスタッドCS1の下のアクティブ領域4から、トランジスタT1のチャネル領域まで延在しており、この接続パスL1を経てコンタクトCC2とコンタクトスタッドCS1との間を導通することができる。
しかしながら図14bにおいては、アクティブ領域は、浅いトレンチ分離STI−2によってチャネル領域から切断されている。この場合には、ROMメモリセルコンタクトCC2とCS1との間を、(少なくとも上述の閾値で)非導通とすることができる。
図15は、第2の絶縁層OX2、および、ビット線または‘metal−1’接続BLcmosを規定した後の、図14bのROMメモリセルの断面図である。コンタクトスタッドCS1の最上面には、ビッド線BLcmosへの共通コンタクトCC5が、第2の絶縁層OX2の中に位置している。
本発明によれば、上述した2Tメモリセルに対するフラッシュ−ROM変換は、プログラマブル不揮発性(フラッシュ)メモリを形成するための全てのマスクを、有利に省略することができる。それでも、CMOS(または、ベースライン)処理に要するマスクのみは必要である。もとはフラッシュメモリセルであったROMメモリセル及び周辺回路130内のデバイスを組み込むために、これらのマスクの幾つかを変更する必要がある。SOCデバイス100,200に対する再設計は全く必要なく、さらに、元のCMOS専用のベースラインマスクの数に加えて追加のマスクを導入する必要もない。
また、本発明による実施例は、それら特有の利点を有することに留意されたい。
第1の実施例は、処理段階のやや後半で(コンタクトレベルにおいて)、ROMメモリをプログラムしており、このことは、製造中の柔軟性を高める。原理上は、SOCデバイス200は、後続する一般的な手法によって処理することができ、比較的後半の段階でカスタマイズすることができる。
第2の実施例は、その実装を一層簡単にできるが、カスタマイズが非常に早い処理段階で行われるため、製造中の柔軟性はやや低くなる。
さらに、本発明によるマスク操作スキームは、リソグラフィ処理のためのパターンマスク、特に、ベースラインマスクのレイアウトについて、フラッシュからROMメモリセルへの変換に関して計算を実行するようにプログラムされ、さらに、変更されたCMOSベースラインマスクに作成すべきリソグラフィパターンを用意する、1つまたは複数の計算機の助けを必要とすることに留意されたい。
そのような計算機は、当業者には周知である。その計算機を構成して、入力データとして不揮発性技術のフラッシュ、またはベースライン技術のCMOSのどちらかに関連するマスクをデジタル表現で受信し、必要なフラッシュ−ROMマスク操作に従って、ベースラインマスクのデジタル表現でのデータを得るべく、その入力データを処理し、さらに、本発明によるフラッシュ−ROM変換に関連する計算の後に、それらベースラインマスクのデジタル表現を出力する。
従って、本発明はさらに、この変換方法による、マスクレイアウトを変えるための計算機システムおよびプログラムにも関する。
SOCデバイスの、フラッシュ−ROM変換を示す概略図である。 不揮発性のメモリセルの典型的なプレーナ2Tの断面の概略図である。 フラッシュメモリセクション120で用いるトランジスタタイプの断面の概略図である。 ROMメモリセルに変換されるフラッシュメモリセル2Tの構成を示す電気回路図である。 本発明の第1の実施例による、フラッシュメモリセルから変換された、ROMメモリセルの配置を示す電気回路図である。 変換すべきフラッシュメモリセルのレイアウトを示す平面図である。 図6における線VII−VIIに沿った、フラッシュメモリセルの断面図である。 変換されるべきフラッシュメモリセルのいくつかのマスク領域の平面図である。 本発明の第1の実施例による、変換されたROMメモリセルのレイアウトの平面図である。 図9における線XA−XAに沿った、ROMメモリセルの断面図である。 図9における線XB−XBに沿った、ROMメモリセルの断面図である。 コンタクトスタッドが接触しているROMメモリセルの、ラインXA−XAに沿った断面図である。 コンタクトスタッドが非接触であるROMメモリセルの、ラインXA−XAに沿った断面図である。 本発明の第2実施例によるROMメモリセル構造の、電気回路図である。 本発明の第2実施例において変換されたROMメモリセルのレイアウトの平面図である。 第1の接続パスL1に接続を具えるROMメモリセルの断面図である。 第3の接続パスL3に接続を具えないROMメモリセルの断面図である。 第2の絶縁層およびビットラインまたは‘metal−1’接続が規定された後の、ROMメモリセルの断面図である。

Claims (15)

  1. 第1の半導体デバイス上のフラッシュメモリセルを、第2の半導体デバイス上のROMメモリセルに変換する方法であって、前記第1および第2の半導体デバイスのそれぞれは、半導体基板上に構成されて、同一のデバイス部と、当該デバイス部をフラッシュメモリセルおよびROMメモリセルにそれぞれ配線するための同一の配線スキームとを具え、
    前記フラッシュメモリセルは、少なくとも1つの不揮発性技術のマスクを用いて不揮発性メモリ技術において製造され、且つアクセストランジスタと浮遊ゲートおよび制御ゲートを含む浮遊トランジスタとを具え、
    前記ROMメモリセルは、少なくとも1つのベースラインマスクを用いてベースライン技術において製造され、且つ単一のゲートトランジスタを具え、
    前記変換する方法は、前記少なくとも1つのベースラインマスクのレイアウトを操作するステップを含み、当該操作ステップは、
    ‐前記フラッシュメモリセルのレイアウトを、前記少なくとも1つのベースラインマスクのレイアウトに組み込むステップと、
    ‐前記少なくとも1つのベースラインマスクから、前記フラッシュメモリセルのレイアウトにおける浮遊トランジスタのレイアウトを除去し、さらに、前記フラッシュメモリセルのアクセストランジスタのレイアウトを、前記ROMメモリセルのシングルゲートトランジスタのレイアウトとして指定することによって、前記少なくとも1つのベースラインマスクに組み込まれる前記フラッシュメモリセルのレイアウトを前記ROMメモリセルのレイアウトに変換するステップとを含み、
    前記フラッシュメモリセルが第2のフラッシュメモリセルと対を成して、当該2つのフラッシュメモリセルは共通のコンタクトを共有し、さらに、
    前記少なくとも1つのベースラインマスクの操作ステップが、
    ‐前記少なくとも1つのベースラインマスクから、前記共通のコンタクトを除去するステップと、
    ‐もと前記浮遊トランジスタの場所に、ROMメモリセルコンタクトのためのレイアウトを作成するステップとを含むフラッシュ−ROM変換方法。
  2. 請求項に記載のフラッシュ−ROM変換方法において、
    前記ROMメモリセルコンタクトのためのレイアウトを作成するステップが、プログラムコード内のビットのビット値に従って前記ROMメモリセルをプログラムするために、前記少なくとも1つのベースラインマスクを変更するステップを含み、前記プログラムコードは、使用時に、前記第2の半導体デバイスに機能を付与するものであり、前記ビットは、前記ROMメモリセルに記憶されるように構成されているフラッシュ−ROM変換方法。
  3. 請求項に記載のフラッシュ−ROM変換方法において、
    前記ビット値は、第1のビット状態の値または第2のビット状態の値のいずれかの値を有し、
    前記少なくとも1つのベースラインマスクを変更するステップにおいて、前記ROMメモリセルコンタクトのためのレイアウトを作成するステップは、前記記憶されるビットが前記第1のビット状態の値および前記第2のビット状態の値のうちのいずれか1つの所定の値を有するときにのみ実行するフラッシュ−ROM変換方法。
  4. 請求項に記載のフラッシュ−ROM変換方法において、
    前記少なくとも1つのベースラインマスクを操作するステップが、
    前記第2の半導体デバイスの2つの近接するメタライゼーションレベル間のビア用のレイアウトを作成するステップと、
    プログラムコード内のビットのビット値に従って前記ROMメモリセルをプログラムするための前記ビア用のレイアウトを作成するために、前記少なくとも1つのベースラインマスクを変更するステップとを含み、前記プログラムコードは、使用時に、前記第2の半導体デバイスに機能を付与するものであり、前記ビット値は、前記ROMメモリセルに記憶されるように構成されているフラッシュ−ROM変換方法。
  5. 請求項に記載のフラッシュ−ROM変換方法において、
    前記ビット値は、第1のビット状態の値または第2のビット状態の値のいずれかの値を有し、前記少なくとも1つのベースラインマスクを操作するステップにおいて、前記ビアの作成は、前記記憶されるビットが、前記第1のビット状態の値および前記第2のビット状態の値のうちのいずれか1つの所定の値を有するときにのみ実行するフラッシュ−ROM変換方法。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のフラッシュ−ROM変換方法において、
    前記ROMメモリセルコンタクトが、コンタクトスタッドを含むフラッシュ−ROM変換方法。
  7. 前記請求項1〜6のいずれか1項に記載のフラッシュ−ROM変換方法において、
    前記少なくとも1つのベースラインマスクが、前記除去された共通のコンタクトの場所に、フィールド酸化膜または浅いトレンチ分離領域を規定するように操作されるフラッシュ−ROM変換方法。
  8. 請求項1に記載のフラッシュ−ROM変換方法において、
    前記フラッシュメモリセルが、第2のフラッシュメモリセルと対を成して、当該2つのフラッシュメモリセルは共通のコンタクトを共有し、さらに、
    前記少なくとも1つのベースラインマスクの操作ステップが、
    ‐前記少なくとも1つのベースラインマスクから、前記浮遊トランジスタのレイアウトを除去するステップと、
    ‐前記共通のコンタクトと前記シングルゲートトランジスタとの間の接続パスのためのレイアウトを作成するステップとを含むフラッシュ−ROM変換方法。
  9. 請求項に記載のフラッシュ−ROM変換方法において、
    前記接続パスのためのレイアウトを作成するステップが、プログラムコード内のビットのビット値に従って前記ROMメモリセルをプログラムするために、前記少なくとも1つのベースラインマスクを変更するステップを含み、前記プログラムコードは、使用時に、前記第2の半導体デバイスに機能を付与するものであり、前記ビット値は、前記ROMメモリセルに記憶されるように構成されているフラッシュ−ROM変換方法。
  10. 請求項に記載のフラッシュ−ROM変換方法において、
    前記ビット値は、第1のビット状態の値または第2のビット状態の値のいずれかの値を取り、前記少なくとも1つのベースラインマスクを変更するステップにおいて、前記接続パスのためのレイアウトを作成するステップは、前記記憶されるビットが前記第1のビット状態の値および前記第2のビット状態の値のうちいずれか1つの所定の値を有するときにのみ実行するフラッシュ−ROM変換方法。
  11. 請求項10に記載のフラッシュ−ROM変換方法において、
    前記少なくとも1つのベースラインマスクが、前記少なくとも1つのベースラインマスクを変更するステップにおいて、前記接続パスのためのレイアウトの作成が実行されない場合に、前記除去された浮遊トランジスタの場所に、フィールド酸化膜または浅いトレンチ分離領域を規定するように操作されるフラッシュ−ROM変換方法。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載のフラッシュ−ROM変換方法において、
    前記少なくとも1つのベースラインマスクが、
    ‐アクティブ領域を規定するためのマスク、
    ‐ポリシリコン領域を規定するためのマスク、
    ‐コンタクト領域を規定するためのマスク、
    ‐局部的な相互接続領域を規定するためのマスク、および、
    ‐前記第2の半導体デバイスの上に低濃度ドープ領域を規定するための少なくとも1つのマスク、
    のうち少なくとも1つを含むフラッシュ−ROM変換方法。
  13. 請求項1〜12のいずれか1項に記載のフラッシュ−ROM変換方法において、
    前記フラッシュメモリセルが、前記配線スキームと前記フラッシュメモリセルとの間に配置されて前記フラッシュメモリセルの動作を制御するための周辺回路を具え、さらに、前記少なくとも1つのベースラインマスクを操作するステップが、前記周辺回路に含まれる任意のnチャネルおよびpチャネルデバイスを、それぞれ、ベースラインマスクのCMOSのnチャネルおよびpチャネルデバイスに変換するために、前記少なくとも1つのベースラインマスクを変更するステップを含み、
    当該変更が、
    ‐pウェルおよびnウェル領域を規定するための少なくとも1つのマスクのレイアウト、
    ‐ゲート酸化膜領域を規定するためのマスクのレイアウト、および、
    ‐前記第2の半導体デバイス上に低濃度ドープ領域を規定するための少なくとも1つのマスクのレイアウト
    のうち少なくとも1つの関係する、フラッシュ−ROM変換方法。
  14. 請求項1〜13のいずれか1項に記載のフラッシュ−ROM変換方法において、
    前記第2の半導体デバイスの製造が、前記少なくとも1つのベースラインマスクを用いるリソグラフィ処理を含むフラッシュ−ROM変換方法。
  15. 請求項1に記載の方法に従って、前記ベースラインマスクのレイアウトについての計算を実行するための計算機プログラムであって、
    当該計算機プログラムは、計算機に読み込まれた後に、前記ベースライン技術において用いられる、少なくとも1つのベースラインマスクのレイアウトを操作する以下のステップ、すなわち
    ‐フラッシュメモリセルのレイアウトを、前記少なくとも1つのベースラインマスクのレイアウトに組み込むステップ、および、
    ‐前記少なくとも1つのベースラインマスクから、前記フラッシュメモリセルのレイアウトにおける浮遊トランジスタのレイアウトを除去し、さらに、前記フラッシュメモリセルのアクセストランジスタのレイアウトを、前記ROMメモリセルのシングルゲートトランジスタのレイアウトとして指定することによって、前記少なくとも1つのベースラインマスクにおける前記フラッシュメモリセルのレイアウトを、前記ROMメモリセルのレイアウトに変換するステップを含むステップを、
    前記計算機に実行させる計算機プログラム。
JP2007540792A 2004-11-15 2005-11-08 フラッシュメモリをromメモリへ変換する方法、およびその変換されたromメモリを具えるデバイス Expired - Fee Related JP4950898B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP04105780.3 2004-11-15
EP04105780 2004-11-15
PCT/IB2005/053672 WO2006051487A1 (en) 2004-11-15 2005-11-08 Flash- and rom- memory

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008520093A JP2008520093A (ja) 2008-06-12
JP4950898B2 true JP4950898B2 (ja) 2012-06-13

Family

ID=35945243

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007540792A Expired - Fee Related JP4950898B2 (ja) 2004-11-15 2005-11-08 フラッシュメモリをromメモリへ変換する方法、およびその変換されたromメモリを具えるデバイス

Country Status (8)

Country Link
US (1) US8576603B2 (ja)
EP (1) EP1815518B1 (ja)
JP (1) JP4950898B2 (ja)
KR (1) KR101160720B1 (ja)
CN (1) CN101057331B (ja)
AT (1) ATE541316T1 (ja)
TW (1) TW200633190A (ja)
WO (1) WO2006051487A1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004001824A1 (en) * 2002-06-20 2003-12-31 Koninklijke Philips Electronics N.V. Conductive spacers extended floating gates
US7982288B2 (en) 2008-10-17 2011-07-19 United Microelectronics Corp. Semiconductor device and method of fabricating the same
TWI414055B (zh) * 2008-10-21 2013-11-01 United Microelectronics Corp 半導體元件及其製造方法
CN102544074B (zh) * 2012-02-21 2013-12-18 无锡来燕微电子有限公司 与cmos逻辑工艺兼容的非挥发性记忆体及其制备方法
US20140241055A1 (en) * 2013-02-25 2014-08-28 Infineon Technologies Ag Method and System for Reducing the Complexity of Electronically Programmable Nonvolatile Memory
US20150048875A1 (en) * 2013-08-19 2015-02-19 Ememory Technology Inc. High voltage power control system
US9437603B2 (en) 2014-10-10 2016-09-06 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. Wing-type projection between neighboring access transistors in memory devices
US20160147594A1 (en) * 2014-11-26 2016-05-26 Qualcomm Technologies International, Ltd. Method and apparatus for preventing and managing corruption of flash memory contents
US9773792B1 (en) * 2016-03-25 2017-09-26 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. One-time programming cell
US10658364B2 (en) 2018-02-28 2020-05-19 Stmicroelectronics S.R.L. Method for converting a floating gate non-volatile memory cell to a read-only memory cell and circuit structure thereof
CN111129017B (zh) 2019-12-26 2022-06-07 华虹半导体(无锡)有限公司 Otp存储器及其制造方法

Family Cites Families (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US195589A (en) * 1877-09-25 Improvement in combined wrench and pipe-cutter
US4084748A (en) * 1977-01-04 1978-04-18 Jack W. Anderson Spray sensing system
US4240747A (en) * 1979-10-03 1980-12-23 Battelle Memorial Institute Refractive-index responsive light-signal system
JPS6260255A (ja) 1985-09-09 1987-03-16 Nec Corp 半導体記憶装置
JPS63167754U (ja) * 1987-04-21 1988-11-01
JP2540600B2 (ja) * 1988-06-09 1996-10-02 株式会社日立製作所 半導体集積回路装置の形成方法
JP2535220B2 (ja) * 1989-04-03 1996-09-18 三菱電機株式会社 ワンチップマイクロコンピュ―タの製造方法
JPH02310683A (ja) * 1989-05-26 1990-12-26 Hitachi Ltd 半導体集積回路装置の形成方法
JP2775066B2 (ja) * 1989-08-26 1998-07-09 株式会社日立製作所 半導体集積回路装置の製造方法
JP3044073B2 (ja) * 1991-03-05 2000-05-22 株式会社日立製作所 半導体集積回路装置及びその形成方法
JPH05304275A (ja) * 1992-04-28 1993-11-16 Rohm Co Ltd 半導体装置の製法
JPH05314776A (ja) * 1992-05-12 1993-11-26 Fujitsu Ltd メモリセルアレイ及び半導体記憶装置
JP2573464B2 (ja) * 1993-10-12 1997-01-22 株式会社東芝 不揮発性半導体記憶装置
JPH0864695A (ja) 1994-08-24 1996-03-08 Sony Corp コンタクトプログラム方式rom及びその作製方法
DE69734509D1 (de) 1997-07-08 2005-12-08 St Microelectronics Srl Elektrisch programmierbare, nichtflüchtige Halbleiterspeicherzellenmatrix mit ROM-Speicherzellen
EP0957521A1 (en) 1998-05-11 1999-11-17 STMicroelectronics S.r.l. Matrix of memory cells fabricated by means of a self-aligned source process, comprising ROM memory cells, and related manufacturing process
EP0991118B1 (en) * 1998-10-02 2006-01-18 STMicroelectronics S.r.l. Method for realizing a multilevel ROM memory in a dual gate CMOS process and corresponding ROM memory cell
JP2002133885A (ja) 2000-10-30 2002-05-10 Toshiba Corp 不揮発性半導体記憶装置
KR100423075B1 (ko) * 2001-12-19 2004-03-16 삼성전자주식회사 반도체 장치 및 그 제조 방법
JP2003224212A (ja) * 2002-01-30 2003-08-08 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置及びその製造方法
US6687154B2 (en) * 2002-02-25 2004-02-03 Aplus Flash Technology, Inc. Highly-integrated flash memory and mask ROM array architecture
US6717208B2 (en) 2002-06-11 2004-04-06 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. Disabling flash memory to protect memory contents
US6803283B1 (en) 2002-09-30 2004-10-12 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co. Ltd. Method to code flashROM using LDD and source/drain implant
JP2004153003A (ja) * 2002-10-30 2004-05-27 Sanyo Electric Co Ltd 不揮発性半導体記憶装置
JP3941943B2 (ja) 2003-03-12 2007-07-11 力旺電子股▲ふん▼有限公司 Rom

Also Published As

Publication number Publication date
EP1815518B1 (en) 2012-01-11
US20090296447A1 (en) 2009-12-03
TW200633190A (en) 2006-09-16
CN101057331A (zh) 2007-10-17
KR101160720B1 (ko) 2012-06-28
US8576603B2 (en) 2013-11-05
KR20070084344A (ko) 2007-08-24
WO2006051487A1 (en) 2006-05-18
CN101057331B (zh) 2010-06-16
EP1815518A1 (en) 2007-08-08
JP2008520093A (ja) 2008-06-12
ATE541316T1 (de) 2012-01-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4950898B2 (ja) フラッシュメモリをromメモリへ変換する方法、およびその変換されたromメモリを具えるデバイス
TWI576965B (zh) 可高度微縮的單層多晶矽非揮發性記憶胞
US7939394B2 (en) Multiple-depth STI trenches in integrated circuit fabrication
JP4316540B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置及び不揮発性半導体記憶装置の製造方法
JP4901325B2 (ja) 半導体装置
JP5259081B2 (ja) 単一ゲート構造を有するeeprom、該eepromの動作方法及び該eepromの製造方法
KR101095726B1 (ko) 반도체장치 및 그 제조방법
US7344942B2 (en) Isolation regions for semiconductor devices and their formation
JP4768469B2 (ja) 半導体装置の製造方法
KR101395060B1 (ko) 라인 패턴들을 포함하는 반도체 소자
JP6889001B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2002124585A (ja) 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法
JP2007234861A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2010245160A (ja) 半導体装置の製造方法
CN108281384A (zh) 包括邻近晶体管的集成结构
CN103247683B (zh) 半导体器件和用于制造半导体器件的方法
JP2016051822A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2009177200A (ja) 半導体記憶装置
US10529436B1 (en) One-time programmable bitcell with diode under anti-fuse
KR20050004381A (ko) 반도체 메모리 소자 및 그 제조방법
JP2020120044A (ja) 半導体装置
JP2012216857A (ja) 半導体装置の製造方法
US20080007998A1 (en) Single-poly EEPROM cell and method for formign the same
US20220271050A1 (en) Semiconductor device and method for manufacturing the same
JP5732574B2 (ja) 半導体装置の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20080425

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081106

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111005

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120208

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120306

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120309

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150316

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees