JP4950757B2 - ドロップアウト検出装置、ディスク再生装置及びドロップアウト検出方法 - Google Patents
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Description
図1に、本実施形態に係る光ディスクドライブの構成を示す。
図示するように、光ディスクドライブ1は、クランパ101、ターンテーブル102、スピンドルモータ103、フィードモータ104、ピックアップ105、RFアンプ部106、信号処理部107、サーボエラー信号生成部108、サーボ制御部109、ドロップアウト検出部110、システムコントローラ111、ホスト装置2に接続するホストインタフェース112を備えている。
次に、信号処理部107は、RFアンプ部106から出力される出力RF信号RFoutからのデータの復調や、復調したデータに発生したエラーの、復調データに含まれるEDCやECCを用いた検出やエラーの訂正を行って、光ディスク3に記録されたデータを再生し、再生したデータをホストインタフェース112に送る。
図示するように、RFアンプ部106は、第1ゲイン可変アンプ11と、DCカット用のコンデンサ12と、第2ゲイン可変アンプ13と、振幅レベルモニタ部14と、ゲイン制御部15とを有する。
そして、ピックアップ105から入力する入力RF信号RFinを第1ゲイン可変アンプ11で増幅して第1RF信号RF1とし、第1RF信号RF1をドロップアウト検出部110に出力する。また、コンデンサ12で第1RF信号RF1の交流成分を抽出して第2RF信号RF2とし、第2RF信号RF2を第2ゲイン可変アンプ13で増幅して出力RF信号RFoutとして信号処理部107に出力する。なお、ピックアップ105において四分割フォトダイオードなどを用いて領域毎に反射光を光電変換する場合には、ピックアップ105から各領域について出力される信号を合算する加算部を設け、加算部で加算した信号を入力RF信号RFinとして用いるようにする。
そして、ゲイン制御部15は、第1ゲイン可変アンプ11のゲインG1と第2ゲイン可変アンプ13のゲインG2を、光ディスク3の再生開始時などに、振幅レベルモニタ部14から通知された出力RF信号RFoutの振幅Aoutに基づいて、出力RF信号RFoutの振幅Aoutが所定の出力レベル(たとえば、第2ゲイン可変アンプ13のダイナミックレンジ)となるように、それぞれゲイン制御信号CNTG1、CNTG2によって制御する。また、ゲイン制御部15は、第2ゲイン可変アンプ13のゲインG2のゲイン制御信号CNTG2を、ドロップアウト検出部110に通知する。
すなわち、出力RF信号RFoutの振幅Aoutと、現在の第1ゲイン可変アンプ11のゲインG1と、現在の第2ゲイン可変アンプ13のゲインG2とから求まる入力RF信号RFinの振幅をAinとし、G1×Ain/Kが、所定値(たとえば、第1ゲイン可変アンプ11の最大出力値)となるようにゲインG1を求める。また、このように定めた第1ゲイン可変アンプ11のゲインG1を用いた状態において、出力RF信号RFoutの振幅Aoutが、所定の出力レベル(たとえば、第2ゲイン可変アンプ13のダイナミックレンジ)となるように第2ゲイン可変アンプ13のゲインG2を定める。
図示するようにドロップアウト検出部110は、エンベロープ生成回路21、ローパスフィルタ22(LPF22)、加算器23、比較器24、検出制御部25を有している。また、検出制御部25は、振幅検出部251、フィルタ特性設定部252、シフト量設定部253とを有している。
このようにすることにより、図4aと図4bとの、同じタイミングで同じ時間長のドロップアウトが発生している異なる振幅ARF1の第1RF信号RF1について、図4cに示すように、同じタイミングで同じ時間長PTのドロップアウト検出信号DETを出力することができる。
以上のように、本実施形態によれば、RF信号の振幅に応じて、ドロップアウト検出の基準を変化させることにより、同じタイミングで同じ時間長のドロップアウトが発生している異なる振幅RF信号について、同じタイミングで同じ時間長のドロップアウト検出信号を出力することができるようになる。
図示するように、このドロップアウト検出部110は、レベルシフト回路31と、第2エンベロープ生成回路32と、第2加算器33と、第2比較器34と、第2検出制御部35とを備えている。また、第2検出制御部35は、第2振幅検出部351としきい値調整部352とを備えている。
図示するように、このRFアンプ部106は、図2に示したRFアンプ部106に、第1RF信号RF1の上側のエンベロープのレベルEinを検出する信号レベルモニタ部を追加したものである。また、ゲイン制御部15において、信号レベルモニタ部が検出した第1RF信号RF1の上側のエンベロープのレベルEinが、所定のレベル(たとえば、第1ゲイン可変アンプ11の出力最大値)となるように、第1ゲイン可変アンプ11のゲインG1を定める。そして、その上で振幅レベルモニタ部14で検出した出力RF信号RFoutの振幅Aoutに基づいて、振幅Aoutが所定の出力レベル(たとえば、第2ゲイン可変アンプ13のダイナミックレンジ)となるように第2ゲイン可変アンプ13のゲインG2を定める。
Claims (3)
- 記録媒体であるディスクから読み出したRF信号に発生した、記録信号成分の欠落であるドロップアウトの発生を検出するドロップアウト検出装置であって、
前記RF信号のエンベロープを表すエンベロープ信号を生成するエンベロープ信号生成部と、
ドロップアウトが発生しているとみなす前記エンベロープ信号の状態を規定する基準に従って、前記エンベロープ信号生成部が生成した前記エンベロープ信号の状態から、ドロップアウトの発生を検出し、ドロップアウトの発生を検出している期間中、ドロップアウトの発生を表すドロップアウト検出信号を出力するドロップアウト信号生成部と、
前記RF信号の振幅の大きさを検出する振幅検出部と、
前記ドロップアウト信号生成部に前記基準を設定すると共に、当該ドロップアウト信号生成部に設定する前記基準を前記振幅検出部が検出した振幅の大きさに応じて、同期間のドロップアウトに対して前記RF信号の振幅によらずに同期間のドロップアウト信号が出力されるように変化させる基準調整部とを有し、
前記ドロップアウト信号生成部は、
前記エンベロープ信号の低域成分を抽出するローパスフィルタと、
前記エンベロープ信号に所定値を加えた信号の大きさと、前記ローパスフィルタが抽出した前記低域成分の大きさとを比較し、前記エンベロープ信号に所定値を加えた信号の大きさよりも前記低域成分の大きさが大きい期間中、前記ドロップアウト検出信号を出力する比較部とを有し、
前記基準は、前記ローパスフィルタの周波数ゲイン特性と、前記所定値の大きさとを規定するものであり、
前記基準調整部は、前記基準が規定する周波数ゲイン特性における前記ローパスフィルタのカットオフ周波数が前記振幅検出部が検出した振幅の大きさが小さいほど大きくなり、前記基準が規定する前記所定値の大きさが前記振幅検出部が検出した振幅の大きさが小さいほど小さくなるように、当該基準を変化させることを特徴とするドロップアウト検出装置。 - 請求項1記載のドロップアウト検出装置を備えたことを特徴とするディスク再生装置。
- 請求項2記載のディスク再生装置であって、
前記ディスクからRF信号を読み出すピックアップと、ピックアップが読み出した直流成分を含むRF信号を所定レベルに増幅する増幅回路とを有し、
前記エンベロープ信号生成部は、前記増幅回路が増幅した前記RF信号のエンベロープを表すエンベロープ信号を生成することを特徴とするディスク再生装置。
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