JP2007242146A - 光ディスク再生装置および光ディスク再生方法 - Google Patents

光ディスク再生装置および光ディスク再生方法 Download PDF

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幸一 三平
Yasutaka Suzuki
康孝 鈴木
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武弘 高田
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仁志 山崎
Takehito Fushimi
岳人 伏見
Masashi Fujiwara
正志 藤原
Yoshihiro Ozu
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Abstract

【課題】光ディスク再生装置において、フォーカス引き込み時に面ぶれが大きくフォーカスが合わせられない場合に、面ぶれを抑制してフォーカスを合わせることができる光ディスク再生装置および光ディスク再生方法を提供する。
【解決手段】フォーカス引き込み時に光ディスク12の信号面と光ピックアップ3の対物レンズとのフォーカスが合わせられない場合は、ディスクモータ2の回転数を最大回転数まで上げるようにマイクロコンピュータ10がサーボ信号処理部5に指示し、最大回転数で再度フォーカスを合わせる。フォーカスが合わせられたら通常再生時の回転数に下げて光ディスク12の再生を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、面ぶれのある光ディスクでも精度良く再生可能な光ディスク再生装置および光ディスク再生方法に関する。
音楽や映像など様々な情報が記録される光ディスクは、均一な平面になるように製造されているが、製造のバラツキや保管状態によっては歪みが生じ、歪みが生じた光ディスクを再生すると、面ぶれが発生し、フォーカスが外れやすくなり再生が正常に行えなくなることがある。このような面ぶれを少なくする装置として特許文献1に記載の装置が提案されている。特許文献1の装置は可撓性を有する光ディスクの両側にベルヌーイの法則に基づく安定ガイド部材を配置し、光ディスクを回転させたときの空気流の圧力を利用して面ぶれを抑制している。
特開2003−22651号公報
特許文献1に記載の装置では、面ぶれを抑制するためにベルヌーイの法則による空気流の圧力を利用するので、安定ガイド部材を光ディスクの上下両側に新たに設けなければならなくなり、コストアップになってしまう。
そこで、本発明は、例えば光ディスク再生時に面ぶれが発生しても低コストに面ぶれを抑制してフォーカスを合わせられることができる光ディスク再生装置および光ディスク再生方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、光ディスクを回転させる回転手段と、前記光ディスクから情報を読み出すための光を発生する光源と、前記光源が発生した光を前記光ディスクに合焦させる対物レンズと、前記対物レンズを前記光ディスクに対して略鉛直方向に移動させる駆動手段と、前記光ディスクから読み出した情報を再生する再生手段と、を備えた光ディスク再生装置において、前記駆動手段に前記対物レンズを移動させて前記光源からの光を前記光ディスクに合焦させるフォーカス引き込み動作を実行する際に、前記回転手段の回転数が再生時の回転数で前記光ディスクに合焦させられない場合は、前記回転手段の回転数を上げて前記光ディスクに合焦させるように制御する制御手段を備えたことを特徴としている。
請求項6記載の発明は、回転する光ディスクに光源からの光を対物レンズを移動させて合焦し、前記光源が前記光ディスクに照射した光の反射光から前記光ディスクに記録されている情報を再生する光ディスク再生方法において、回転する前記光ディスクに前記光源からの光を前記対物レンズを一定範囲移動させて合焦させる際に、再生時の前記光ディスクの回転数で前記光ディスクに合焦させられない場合は、前記光ディスクの回転数を上げて前記光ディスクに合焦させることを特徴としている。
以下、本発明の一実施形態にかかる光ディスク再生装置を説明する。本発明の一実施形態にかかる光ディスク再生装置は、フォーカス引き込みの際に回転手段が再生時の回転数で光ディスクに合焦させられないときは、回転手段の回転数を上げるように制御手段で制御する。回転手段の回転数を上げると、光ディスクにかかる遠心力が大きくなり面ぶれが抑制されるので光ディスクへ合焦し易くなる。さらに追加部材等も不要なためコストアップも少なくすることができる。
また、制御手段は、光ディスクの再生中に光ディスクへの焦点が外れた場合に回転手段の回転数を上げて光ディスクへ合焦させるように制御してもよい。このようにすることで、光ディスクの再生中に焦点が外れても回転手段の回転数を上げて面ぶれを抑制できるので、光ディスクへ合焦し易くなる。
また、制御手段は、回転手段の回転数を上げるように制御するときは、回転手段を所定の回転数まで一度に上げてもよい。このようにすることによって、回転手段によって光ディスクに大きな面ぶれでも抑制できるような遠心力をかけることができるので、ある程度大きな面ぶれでも光ディスクに合焦することができる。
また、制御手段は、回転手段の回転数を上げるように制御するときは、光ディスクに合焦するまで回転手段の回転数を徐々に上げてもよい。すなわち、徐々に回転数を上げながら、その都度光ディスクと対物レンズの焦点を合わせる動作を行わせることで、回転数の増加を面ぶれを抑えられる最低限の回転数にすることができる。
また、制御手段は、回転手段の回転数を上げてフォーカス引き込み動作を実行した後は、回転手段の回転数を再生時の回転数に戻して再生手段に再生を行わせてもよい。このようにすることにより、フォーカス引き込み時のみ面ぶれを抑制した以降は、フォーカスサーボに面ぶれを追従させられるので、回転数を上げたままにするよりも、光ディスクに記録された情報が読み易くなる。すなわち、回転数を上げたままにすると面ぶれ以外の要因によってエラーが発生しやすくなるので、回転数を通常再生時の回転数まで下げることによって面ぶれ以外の要因によるエラーでの再生の不具合が発生しにくくなる。なお、面ぶれ以外の要因としては、例えば信号面のピット形状が正常でない光ディスク(加速度ディスク)等を再生する際に、正常でないピット形状を読み取るときに回転数を上げたままだとフォーカスサーボが追従できなかったり、また、ピット形状が正常であってもピットを読み込む速度が速いとそれを処理する回路の能力により処理が追いつかなかったりすること等が挙げられる。
また、本発明の一実施形態にかかる記録媒体再生方法は、光ディスクと対物レンズの焦点が再生時の光ディスクの回転数で合わせられないときに、光ディスクの回転数を上げて光ディスクへ合焦点させるようにする。回転手段の回転数を上げると、光ディスクにかかる遠心力が大きくなり面ぶれが抑制されるので光ディスクに合焦し易くなる。
本発明の第1の実施例にかかる記録媒体再生装置としての光ディスクレコーダ1を図1ないし図3を参照して説明する。光ディスクレコーダ1は、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disk)等の光ディスクを再生および記録可能な装置である。光ディスクレコーダ1は図1に示すようにディスクモータ2と、光ピックアップ3と、RFアンプ4と、サーボ信号処理部5と、ドライバ6と、音声/映像信号処理部7と、メモリ8と、DA/ADコンバータ9と、マイクロコンピュータ10と、音声信号/映像信号入出力端子11と、を備えている。
回転手段としてのディスクモータ2は、光ディスクレコーダ1にセットされた光ディスク12を回転させるためのモータであり、スピンドルモータなどで構成されている。
光ピックアップ3は、光ディスク12に照射する光を発生させる図示しない光源としてのレーザダイオードや、光ディスク12上にレーザダイオードからのレーザ光を照射するための対物レンズ、サーボ信号処理部5からの指示によりフォーカスやトラッキングを合わせるために対物レンズを駆動するアクチュエータおよび光ディスク12から反射された反射光を受ける受光器とを備え、受光器の出力からフォーカスエラー信号を生成し出力する。フォーカスエラー信号は図2のような波形(Sカーブ)となり、ゼロクロス点zは完全にフォーカスが合った位置を示す。
RFアンプ4は、光ピックアップ3から出力される信号を所定の値に増幅し、サーボ信号処理部5へ出力する。
駆動手段としてのサーボ信号処理部5は、光ディスク12からの反射光から得られRFアンプ4から入力される信号であるフォーカスエラー信号の有無およびレベルの観測や、光ピックアップ3の対物レンズを駆動させてフォーカスおよびトラッキングの制御などを行い、光ディスク12に記録された情報を正確に読めるようにする。さらに、光ディスク12に記録された音楽や映像などの情報を含む信号をアナログ/デジタル変換して音声/映像信号処理部7へ出力する。
ドライバ6は、サーボ信号処理部5から入力された信号を増幅し、ディスクモータ2および光ピックアップ3へ出力する。
再生手段としての音声/映像信号処理部7は、サーボ信号処理部5から入力された信号を音声または映像信号に復調しエラー訂正などを行った後メモリ8へ出力する。記録時はメモリ8から入力された信号を変調しサーボ信号処理部5へ出力する。
メモリ8は光ディスク12からショックプルーフなどのために等倍速で再生するのに必要な回転数よりも高い回転数で読み込んで再生した情報を記憶しておくためのメモリであり、DA/ADコンバータ9から等倍速で読み取られる。
DA/ADコンバータ9は、再生時はメモリ8から入力されたデジタル信号をアナログ信号に変換し音声出力端子11aおよび映像出力端子11bから出力する。記録時は音声入力端子11cおよび映像入力端子11dから入力されたアナログ信号をデジタル信号に変換しメモリ8へ出力する。
制御手段としてのマイクロコンピュータ10は、CPU(Central Processing Unit)と、RAM(Random Access Memory)と、ROM(Read Only Memory)を内蔵し、光ディスク12の挿入や排出、記録/再生や停止などの各操作における光ディスクレコーダ1全体の制御およびサーボ信号処理部5から入力されたフォーカス引き込みの状態によりディスクモータ2の回転数の決定などを行う。
次に、図1に示すような構成からなる光ディスクレコーダ1において、面ぶれが大きくフォーカスが引き込めない(合わせられない)場合の動作を図3に示すフローチャートを参照して説明する。図3に示したフローチャートは、マイクロコンピュータ10のROMに記憶されている制御プログラムをマイクロコンピュータ10において実行することで実現される。
まず、ステップS101において、セットされた光ディスク12を通常再生を行う際の回転数(通常回転数)で回転させるようにサーボ信号処理部5へ指示しステップS102へ進む。通常回転数とは光ディスクレコーダ1で再生動作を行う際に光ディスク12を回転させる回転数であり、例えば等倍速の回転数(CDであれば内周約500rpm、外周約200rpm)の2〜4倍速程度の回転数である。
次に、ステップS102において、サーボ信号処理部5に対してフォーカス引き込みを行うように指示してステップS103に進む。フォーカス引き込みは図2のSカーブにおいてゼロクロス点z近傍で対物レンズを停止させるようにドライバ6経由でサーボ信号処理部5から光ピックアップ3へ制御信号を出力する。
次に、ステップS103において、フォーカス引き込みが成功したか否かを判断してフォーカス引き込みが成功した場合(YESの場合)はステップS104へ進み、失敗した場合(NOの場合)はステップS107へ進む。フォーカス引き込みの成功とは前述したゼロクロス点z近傍に対物レンズを停止させることができたか否かである。ゼロクロス点zよりも離れすぎてしまうとフォーカスが外れてしまったり、フォーカスの合う範囲にあっても僅かな外乱などでフォーカスが外れ易くなってしまうため、ゼロクロス点z近傍で停止できなかった場合はフォーカス引き込みを失敗とする。
次に、ステップS104において、通常回転数でフォーカスが引き込めたので、以降のトラッキングなどのセットアップも通常の回転数で行うようにサーボ信号処理部5に指示しステップS105へ進む。
次に、ステップS105において、光ディスク12に記録されている情報の再生を行いステップS106へ進む。再生は光ピックアップ3から照射したレーザ光の反射光を受光器で電気信号に変換し、RFアンプ4経由でサーボ信号処理部5でA/D変換され、音声/映像信号処理部7で音声または映像データに復号され、メモリ8に蓄えられる。メモリ8に蓄えられたデータは等倍速でDA/ADコンバータ9でアナログ信号に変換され音声出力端子11aまたは映像出力端子11bなどから出力される。
次に、ステップS106において、フォーカスが外れたか否かを判断してフォーカスが外れた場合(YESの場合)はステップS107へ進み、外れていない場合(NOの場合)はステップS105へ戻る。フォーカスが外れたことは例えばサーボ信号処理部5でフォーカスエラー信号のレベルが所定値以上になったことなどから検出する。
次に、ステップS107において、光ディスク12の回転数を所定の回転数としてのディスクモータ2が可能とされている最大回転数まで一度に引き上げるようにサーボ信号処理部5に指示しステップS108に進む。最大回転数は、勿論、通常回転数よりも高い回転数である。回転数を上げると、光ディスク12に発生する遠心力が増大することによって面ぶれが抑制される。所定の回転数とは、本実施例では最大回転数としているが、光ディスク12の面ぶれを確実に抑えられる回転数であり、その条件を満たせれば最大回転数以下としてもよい。
次に、ステップS108において、サーボ信号処理部5に対してフォーカス引き込みを行うように指示してステップS109に進む。フォーカス引き込みはステップS102と同様に図2のSカーブにおいてゼロクロス点z近傍で対物レンズを停止させるようにドライバ6経由でサーボ信号処理部5から光ピックアップ3へ制御信号を出力する。すなわち、本ステップでは通常回転数から回転数を上げて面ぶれを抑制した状態でフォーカス引き込みを行っている。
次に、ステップS109において、フォーカス引き込みが成功したか否かを判断してフォーカス引き込みが成功した場合(YESの場合)はステップS110へ進み、失敗した場合(NOの場合)はステップS111へ進む。
次に、ステップS110において、最大回転数まで上げた光ディスクの回転数を通常回転数まで下げるようにサーボ信号処理部5に指示しステップS105へ戻る。回転数は高い方が面ぶれが無くフォーカスが合わせやすくなるが、回転数を高くすると信号面を読む速度が速くなるため、加速度ディスクの正常でないピット形状などによる影響が大きくなりデータが読みにくくなる。これに対処するためにはフォーカスやトラッキングなどのゲインを上げてサーボが追従できる幅を広げればよいが、ゲインを上げすぎるとデバイスの発熱や消費電流などの問題があり、回転数を上げたまま維持するのはあまり好ましくない。よって、本実施例ではフォーカスを引き込む時のみ高回転にするように制御している。
次に、ステップS111において、フォーカスが引き込めないのは面ぶれが要因ではない(例えば加速度ディスクの正常でないピット形状など)と判断し別のリカバリを試みる。
本実施例によれば、光ディスク再生装置1において、フォーカス引き込み動作時に、通常再生時の回転数で光ディスク12と光ピックアップ3の対物レンズのフォーカスを合わせられない場合は、マイクロコンピュータ10がサーボ信号処理部5に対してディスクモータ2の回転数を最大回転数まで一度に上げるように制御し、その後再度光ディスク12と対物レンズとのフォーカスを合わせるようにサーボ信号処理部5に対して指示する。そして、光ディスク12と対物レンズとの焦点が合わせられたらディスクモータ2の回転数を通常再生時の回転数に落として再生を行う。すなわち、フォーカスを合わせるときのみディスクモータ2の回転数を上げることで、光ディスク12に発生する遠心力によって面ぶれを抑制しフォーカスを合わせ、その後回転数を下げて再生するので回転数を上げたまま再生するよりも加速度ディスクの正常でないピット形状などによるエラーを少なくすることができる。さらに、ディスクモータ2の制御を変更するだけで面ぶれを抑制できるので部材の追加によるコストアップが発生しない。
次に、第2の実施例にかかる光ディスクレコーダ1を図4を参照して説明する。なお、前述した第1の実施例と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。本実施例は構成は第1の実施例と同様であるが、マイクロコンピュータ10で実行する制御プログラムが異なる。第2の実施例における面ぶれが大きくフォーカスが引き込めない(合わせられない)場合の動作を図4に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップS201において、実施例1と同様にセットされた光ディスク12を通常回転数で回転させるようにサーボ信号処理部5へ指示しステップS202へ進む。
次に、ステップS202において、回転数を示す変数Xを0にセットし、ステップS203に進む。変数Xは正の整数であり0の時は通常の回転数とし、変数Xが1の時は0(通常)の時よりも予め定めた所定値だけ大きい回転数、変数Xが2のときは1よりも所定値だけ大きい回転数、…、変数Xがnのときはn−1よりも所定値だけ大きい回転数、というように徐々に回転数が上がるように予め変数Xの各値に対応して回転数を設定しておく。
次に、ステップS203において、サーボ信号処理部5に対してフォーカス引き込みを行うように指示してステップS204に進む。フォーカス引き込みは実施例1と同様に図2のSカーブにおいてゼロクロス点z近傍で対物レンズを停止させるようにドライバ6経由でサーボ信号処理部5から光ピックアップ3へ制御信号を出力する。
次に、ステップS204において、フォーカス引き込みが成功したか否かを判断してフォーカス引き込みが成功した場合(YESの場合)はステップS205へ進み、失敗した場合(NOの場合)はステップS208へ進む。フォーカス引き込みの成功とは実施例1と同様に前述したゼロクロス点z近傍に対物レンズを停止させることができたか否かである。
次に、ステップS205において、変数Xの値が示す回転数でフォーカス引き込み以降のトラッキングなどのセットアップを行うようにサーボ信号処理部5に指示しステップS206へ進む。
次に、ステップS206において、光ディスク12に記録されている情報の再生を行う。再生は実施例1と同様に光ピックアップ3から照射したレーザ光の反射光を受光器で電気信号に変換し、RFアンプ4経由でサーボ信号処理部5でA/D変換され、音声/映像信号処理部7で音声または映像データに復号され、メモリ8に蓄えられる。メモリ8に蓄えられたデータは等倍速でDA/ADコンバータ9でアナログ信号に変換され音声出力端子11aまたは映像出力端子11bなどから出力される。
次に、ステップS207において、フォーカスが外れたか否かを判断してフォーカスが外れた場合(YESの場合)はステップS208へ進み、外れていない場合(NOの場合)はステップS206へ戻る。フォーカスが外れたことは実施例1と同様に例えばサーボ信号処理部5でフォーカスエラー信号のレベルが所定値以上になったことなどから検出する。
次に、ステップS208において、変数Xに1を加算してステップS209に進む。
次に、ステップS209において、変数Xが変数Xの最大値nよりも大きいか否かを判断し、nよりも大きい場合(YESの場合)はステップS210に進み、小さい場合(NOの場合)はステップS203に戻る。すなわち、ステップS203からS209を繰り返すことでXの値が加算されディスクモータ2の回転数が徐々に上げられ、その都度フォーカスの引き込みを行っている。
次に、ステップS210において、フォーカスが引き込めないのは面ぶれが要因ではない(例えば加速度ディスクの正常でないピット形状など)と判断し別のリカバリを試みる。
本実施例によれば、光ディスク再生装置1において、フォーカス引き込み動作時に、通常再生時の回転数で光ディスク12と光ピックアップ3の対物レンズのフォーカスを合わせられない場合は、マイクロコンピュータ10がサーボ信号処理部5に対してディスクモータ2の回転数を所定値だけ上げて、光ディスク12と対物レンズとのフォーカスを合わせるようにサーボ信号処理部5に対して指示し、また光ディスク12と光ピックアップ3の対物レンズのフォーカスを合わせられない場合は、さらに所定値だけディスクモータ2の回転数を上げるという制御を繰り返すことで徐々にディスクモータ2の回転数を上げている。すなわち、面ぶれが抑えられる最低限度の回転数の増加に抑えられるので、一度に最高回転数などの高回転に上げるよりも再生時の加速度ディスクの正常でないピット形状などによるエラーが少なくできるのでフォーカスが合った後に回転数を下げなくてもよい。さらに、ディスクモータ2の制御を変更するだけで面ぶれを抑制できるので部材の追加によるコストアップが発生しない。
次に、第3の実施例にかかる光ディスクレコーダ1を図5を参照して説明する。なお、前述した第1の実施例と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。本実施例は構成は第1、第2の実施例と同様であるが、マイクロコンピュータ10で実行する制御プログラムが異なる。本実施例は第2の実施例の再生時にフォーカスが外れた場合の動作が若干異なる。第3の実施例における面ぶれが大きくフォーカスが引き込めない(合わせられない)場合の動作を図5に示すフローチャートを参照して説明する。
ステップS201〜S210は第2の実施例と同様である。ただし、ステップS206から進む先がステップS251に、ステップS207がYESの場合の進む先がステップS252となる。
ステップS251においては、再生している光ディスク12の面ぶれ量を常時モニタしながら、その面ぶれ量から最外周におけるフォーカスが外れない回転数を常時算出し、ステップS207に進む。面ぶれ量は例えば光ピックアップ3のレンズがフォーカスサーボによって振れる幅から算出する。次に、面ぶれ量を算出した時の光ディスク12の再生アドレスから再生位置の半径を算出する。そして面ぶれ量を算出した時の光ディスク12の回転数の3つのパラメータから光ディスク12の最外周においてもフォーカスが外れない回転数を算出する。
ステップS252においては、フォーカスが外れる直前にステップS251で算出した最外周の回転数に設定するようにサーボ信号処理部5に指示しステップS253へ進む。
ステップS253においては、ステップS252で設定した回転数で再生を行いステップS254に進む。
ステップS254においては、フォーカスが外れたか否かを判断してフォーカスが外れた場合(YESの場合)はステップS210へ進み、外れていない場合(NOの場合)はステップS253へ戻る。すなわち、ステップS252で最外周でもフォーカスが外れないような回転数に設定しているので、それでもフォーカスが外れるということは面ぶれ以外の要因があると判断する。
本実施例によれば、光ディスク再生装置1において、再生中にフォーカスが外れた場合に最外周でもフォーカスが外れないような回転数を、面ぶれ量、再生位置、回転数から常時算出していることで、フォーカスが外れても、その後フォーカスが外れないような回転数で再生を行うので以後面ぶれによるフォーカス外れが起る可能性が少なくなる。さらに、面ぶれが抑えられる最低限度の回転数の増加に抑えられるので、最高回転数に上げるよりも再生時の加速度ディスクの正常でないピット形状などによるエラーが少なく出来るのでフォーカスが合った後に回転数を下げなくてもよい。さらに、ディスクモータ2の制御を変更するだけで面ぶれを抑制できるので部材の追加によるコストアップが発生しない。
なお、上述した第2、第3実施例においては、一度上げた回転数は下げないように制御していたが、フォーカスを合わせたら、再生時には通常回転数に下げてもよい。
また、再生前のフォーカス引き込み時は第1の実施例のように最大回転数に上げて、フォーカスが合ったら通常回転数の下げ、再生時にフォーカスが外れた場合は第2の実施例のように徐々に回転数を上げてフォーカスを合わせるか、または再生時は第3の実施例のように最外周でもフォーカスが外れないような回転数を常時算出し、フォーカスが外れた場合は算出した回転数でフォーカスを合わせるようにしてもよい。
また、上述した実施例では再生時の動作について説明したが、記録時にフォーカスを合わせるときにも適用可能である。
前述した実施例によれば、以下の光ディスク再生装置および再生方法が得られる。
(付記1)光ディスク12を回転させるディスクモータ2と、光ディスク12から情報を読み出すための光を発生するレーザダイオードと、レーザダイオードが発生した光を光ディスク12に合焦させる対物レンズと、対物レンズを光ディスク12に対して略鉛直方向に移動させるサーボ信号処理部5と、光ディスク12から読み出した情報を再生する音声/映像処理部7と、を備えた光ディスクレコーダ1において、サーボ信号処理部5に対物レンズを移動させてレーザダイオードからの光を光ディスク12にフォーカスを合わせるフォーカス引き込み動作を実行する際に、ディスクモータ2の回転数が再生時の回転数で光ディスク12にフォーカスを合わせられない場合は、ディスクモータ2の回転数を上げて光ディスク12にフォーカスを合わせるように制御するマイクロコンピュータ10を備えたことを特徴とする光ディスクレコーダ1。
この光ディスクレコーダ1によれば、ディスクモータ2の回転数を上げてフォーカスを合わせると、光ディスク12にかかる遠心力が大きくなり面ぶれが抑制されるので光ディスク12と対物レンズとのフォーカスが合わせ易くなる。さらに従来と比較してディスクモータ2の制御を変更するだけなので、部材の追加によるコストアップも発生しない。
(付記2)回転する光ディスク12にレーザダイオードからの光を対物レンズを移動させてフォーカスを合わせ、レーザダイオードが光ディスク12に照射した光の反射光から光ディスク12に記録されている情報を再生する光ディスク再生方法において、回転する光ディスク12にレーザダイオードからの光を対物レンズを一定範囲移動させてフォーカスを合わせる際に、再生時の光ディスク12の回転数で光ディスク12にフォーカスを合わせられない場合は、光ディスク12の回転数を上げて光ディスク12にフォーカスを合わせることを特徴とする光ディスク再生方法。
この光ディスク再生方法によれば、光ディスク12の回転数を上げてフォーカスを合わせると、光ディスク12にかかる遠心力が大きくなり面ぶれが抑制されるので光ディスク12と対物レンズとのフォーカスが合わせ易くなる。さらに従来と比較してディスクモータ2の制御を変更するだけなので、部材の追加によるコストアップも発生しない。
なお、前述した実施例は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施例に限定されるものではない。すなわち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の第1ないし第3の実施例にかかる光ディスクレコーダのブロック図である。 フォーカスエラー信号の波形の説明図である。 図1に示された光ディスクレコーダの第1の実施例におけるフォーカス引き込み動作のフローチャートである。 図1に示された光ディスクレコーダの第2の実施例におけるフォーカス引き込み動作のフローチャートである。 図1に示された光ディスクレコーダの第3の実施例におけるフォーカス引き込み動作のフローチャートである。
符号の説明
1 光ディスクレコーダ(光ディスク再生装置)
2 ディスクモータ(回転手段)
3 光ピックアップ(光源、対物レンズ)
5 サーボ信号処理部(駆動手段)
7 音声/映像処理部(再生手段)
10 マイクロコンピュータ(制御手段)

Claims (6)

  1. 光ディスクを回転させる回転手段と、
    前記光ディスクから情報を読み出すための光を発生する光源と、
    前記光源が発生した光を前記光ディスクに合焦させる対物レンズと、
    前記対物レンズを前記光ディスクに対して略鉛直方向に移動させる駆動手段と、
    前記光ディスクから読み出した情報を再生する再生手段と、
    を備えた光ディスク再生装置において、
    前記駆動手段に前記対物レンズを移動させて前記光源からの光を前記光ディスクに合焦させるフォーカス引き込み動作を実行する際に、前記回転手段の回転数が再生時の回転数で前記光ディスクに合焦させられない場合は、前記回転手段の回転数を上げて前記光ディスクに合焦させるように制御する制御手段を備えたことを特徴とする光ディスク再生装置。
  2. 前記制御手段が、再生手段に前記光ディスクの再生を行わせている時に、前記光ディスクと前記対物レンズとの焦点が外れた場合に、前記回転手段の回転数を上げて、前記フォーカス引き込み動作を行うことを特徴とする請求項1記載の光ディスク再生装置。
  3. 前記制御手段が、前記回転手段の回転数を上げるように制御するときは、前記回転手段の所定の回転数まで一度に上げるように制御することを特徴とする請求項1または2記載の光ディスク再生装置。
  4. 前記制御手段が、前記回転手段の回転数を上げるように制御するときは、前記光ディスクに合焦するまで前記回転手段の回転数を徐々に上げるように制御することを特徴とする請求項1または2記載の光ディスク再生装置。
  5. 前記制御手段が、前記回転手段の回転数を上げてフォーカス引き込み動作を実行した後は、前記回転手段の回転数を再生時の回転数に戻して再生手段に再生を行わせることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の光ディスク再生装置。
  6. 回転する光ディスクに光源からの光を対物レンズを移動させて合焦し、前記光源が前記光ディスクに照射した光の反射光から前記光ディスクに記録されている情報を再生する光ディスク再生方法において、
    回転する前記光ディスクに前記光源からの光を前記対物レンズを一定範囲移動させて合焦させる際に、再生時の前記光ディスクの回転数で前記光ディスクに合焦させられない場合は、前記光ディスクの回転数を上げて前記光ディスクに合焦させることを特徴とする光ディスク再生方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015170382A (ja) * 2014-03-11 2015-09-28 アルパイン株式会社 光ディスク再生装置およびフォーカス引込制御方法

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