JP2007087440A - 光ディスク装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 非点収差の異なる光ピックアップでも、良好な記録/再生性能を確保することの可能な光ディスク装置、及び、その制御方法を提供する。
【解決手段】 光ディスク100の記録面に半導体レーザビームを照射し、記録面からの反射光によってトラッキングサーボエラーレベルが最大となるようにフォーカス状態を設定して記録面に記録された情報を再生する光ディスク装置において、光ディスクから再生されたRF信号を増幅する信号処理部300内に、当該RF信号の高域周波数信号を所定のレベルだけ引き上げるイコライザ330を設けたものにおいて、イコライザによる引き上げる量(EQブースト値)を、再生されたRF信号が最大になるフォーカスオフセット量と再生されたRF信号のジッタが最も小さくなるフォーカスオフセット量との差分(ΔAF)に応じて最適に制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光ディスクに情報を記録し又は記録された情報を再生するための光ディスク装置に関し、特に、収差のあるピックアップでもその情報の記録/再生性能を確保することが可能な光ディスク装置、及び、その制御方法に関する。
円盤状の記録媒体である光ディスクにレーザビームを照射して光ディスクに情報を記録し、又は、その反射光を電気信号に変換して記録された情報を読み出す光ディスク装置では、一般的に、その発光源として、半導体レーザ発光素子が採用されている。一方、近年においては、例えば、DVDに代表されるように、記録容量のより大きな記録媒体が提案され、かつ、実用化されてきている。
特に、DVD−RAMでは、記録媒体である光ディスクの表面に互いに隣接して形成された幅の狭い(例えば、0.6μm程度)ランド(Land)とグルーブ(Groove)上にレーザビームを絞って照射して情報を記録/再生するが、光ヘッドを構成するレンズの非点収差により、通常の再生RF信号が最大になるフォーカス制御だけでは、トラッキングエラー信号のレベルが最高になるフォーカス点にデフォーカス方向のずれが生じ、デフォーカス許容度が低下する。そこで、トラッキングエラー信号のレベルが最大になるようにフォーカスサーボを設定することが好ましいが、しかしながら、RF信号のジッタが最も低くなる(ジッタ最良点:ジッタボトム)がトラッキングエラー信号のレベルが最高となる焦点位置よりもずれた位置となり、結果的にジッタマージンが小さくなるという問題があった。
なお、上述した問題点を解消するため、例えば、以下の特許文献1によっても知られるように、光ヘッドの出力側にイコライザを設け、このイコライザにより周波数特性が再生RF信号の高域周波数を持ち上げるようにし、もって、トラッキングレベルが最良となるフォーカス制御を実現しながら、同時に、ジッタマージンの低下を見かけ上のMTE特性を向上することにより、トラッキング最良点とジッタボトムとを一致することが提案されている。
また、使用環境などの影響を受けることなく焦点位置(フォーカス位置)を制御するため、ジッタ量やデータエラー量を利用してフォーカス位置を設定する制御方法が、以下の特許文献2によって知られている。
特開平5−62219号 特開2001−184678号
しかしながら、上記の特許文献1によれば、トラッキングエラー信号のレベルが最大のときのフォーカス状態でイコライジングを行なうための抵抗とコンデンサを含む作動増幅器によりイコライザを構成することを開示するが、しかしながら、なお、以下のような問題点があった。
即ち、上記特許文献1によれば、当該イコライジングの特性は、その図2に示されるように、その抵抗値やコンデンサ容量により設定されることとなるが、しかしながら、このように一律かつ無条件にイコライジング特性(再生RF信号の高域周波数を持ち上げる量)を設定した場合、たとえ同一機種の製品(光ディスク装置)内であっても各ピックアップにおいてレーザビームを収束して光ディスク上に照射するレンズの収差はその大きさが異なっており、これを均一にすることは難しく、各製品は個々のピックアップに固有の収差によって、記録/再生性能における不均一を備えてしまうことなる。また、当該イコライジングの特性を、製品毎に最適に設定しようとする場合には、例えば、出荷の際の調整を行うことが考えられるが、しかしながら、そのため作業が大変となってしまい、製品のコストアップにつながってしまう。
そのため、上記特許文献1のイコライザだけでは、必ずしも、レンズの非点収差にもかかわらず最適なRF信号を得るということは出来ないという問題点があった。特に、ランド/グルーブの両方にデータを記録するDVD−RAMでは、RF信号が最大になるフォーカス制御位置(ポイント)とジッタが最も小さくなる制御位置(ポイント)とが大きくずれている場合には(即ち、非点収差の大きなピックアップでは)、装置の記録/再生性能を確保するのが難しかった。
一方、上記特許文献2は、使用環境などの影響を受けることなく焦点位置(フォーカス位置)を制御するため、ジッタ量やデータエラー量を利用してフォーカス位置を設定する制御方法であるが、しかしながら、上述したような、ピックアップを構成するレンズの収差によって、トラッキングエラー信号のレベルが最高になるフォーカス位置と、再生RF信号が最大になるフォーカス位置とに(デフォーカス方向の)ずれが生じることによる問題点に関しての対策となる制御方法については述べていない。即ち、非点/球面収差の大きいピックアップを備えた製品(光ディスク装置)における信号品質低下に対し、デフォーカスマージンを拡大させるためのイコライジングについては述べられていない。
そこで、本発明では、上述した従来技術における問題点に鑑み、製品の個々によって異なる、ピックアップを構成するレンズの収差によっても、確実に、イコライザによってレンズの収差における不均一性を解消し、即ち、イコライザによるRF信号の高域周波領域における引き上げ量を自動的に最適に設定することを可能とし、もって、上記イコライジングによるフォーカス制御を良好に実現しながら、非点収差の大きい光ピックアップでも、良好な記録/再生性能を確保することの可能な光ディスク装置、及び、その制御方法を提供することを目的とする。
なお、本発明者は、RF信号が最大になるフォーカス制御ポイント(フォーカスオフセット量)とジッタが最も小さく(最小値に)なる制御ポイント(フォーカスオフセット量)の間のデフォーカス方向における差は、ピックアップを構成するレンズの収差の大きさにより決定されることを見出し、そして本発明は、かかる本発明者による知見に基づいて達成されたものである。
上記の目的を達成するため、本発明によれば、まず、光ディスクを所定の回転速度で駆動する手段と;当該駆動手段により回転駆動される光ディスクの記録面に半導体レーザビームを照射し、前記記録面からの反射光を受光してRF信号を生成する光ピックアップと;前記生成された電気信号に基づいて、前記光ピックアップのフォーカス状態を、トラッキングサーボエラーレベルが最大となるように制御する制御手段とを備えた光ディスク装置であって、前記光ディスクから再生されたRF信号を増幅する信号処理部を備えると共に、当該信号処理部の一部には、当該RF信号の高域周波数信号を所定のレベルだけ引き上げるイコライザを設け、かつ、前記制御手段は、前記イコライザによる引き上げる量を、前記再生されたRF信号が最大になるフォーカスオフセット量と前記再生されたRF信号のジッタが最も小さくなるフォーカスオフセット量との差分に応じて、変化させる光ディスク装置が提供される。
なお、本発明では、前記に記載した光ディスク装置において、更に、前記再生されたRF信号が最大になるフォーカスオフセット量を検出する手段と、前記再生されたRF信号のジッタが最も小さくなるフォーカスオフセット量を検出する手段とを備え、前記制御手段は、前記2つの検出手段により検出されたフォーカスオフセット量の差分に応じて、前記再生回路の前記イコライザによるRF信号の高域周波数領域の引き上げる量を制御することが好ましく、更には、かかる光ディスク装置において、更に、前記2つの検出手段により検出されたフォーカスオフセット量の差分を所定の閾値を比較する手段を備え、前記制御手段は、当該比較手段により得られる比較結果に基づいて、前記イコライザによる引き上げる量を制御することが好ましい。また、本発明によれば、前記閾値を複数設け、かつ、当該複数の閾値と前記検出されたフォーカスオフセット量の差分とを比較し、もって、当該複数の閾値に対応して前記イコライザによる引き上げる量を異ならせることが好ましく、また、その際には、前記複数の閾値に対応する前記イコライザによる引き上げる量を予め設定したテーブルとして備えていることが好ましい。
加えて、本発明によれば、やはり上記の目的を達成するため、光ディスクの記録面に半導体レーザビームを照射し、前記記録面からの反射光によってトラッキングサーボエラーレベルが最大となるようにフォーカス状態を設定して前記記録面に記録された情報を再生する光ディスク装置の制御方法であって、前記光ディスクから再生されたRF信号を増幅する信号処理部内に、当該RF信号の高域周波数信号を所定のレベルだけ引き上げるイコライザを設けたものにおいて、前記イコライザによる引き上げる量を、前記再生されたRF信号が最大になるフォーカスオフセット量と手段前記再生されたRF信号のジッタが最も小さくなるフォーカスオフセット量との差分に応じて、変化させる光ディスク装置の制御方法が提供される。
なお、本発明では、前記に記載した制御方法において、更に、前記再生されたRF信号が最大になるフォーカスオフセット量と手段前記再生されたRF信号のジッタが最も小さくなるフォーカスオフセット量との差分を閾値と比較し、当該比較の結果に応じて、前記イコライザによる引き上げるか否か決定することが好ましく、更に、前記閾値を複数設け、前記再生されたRF信号が最大になるフォーカスオフセット量と手段前記再生されたRF信号のジッタが最も小さくなるフォーカスオフセット量との差分と、これら複数の閾値との比較の結果に基づいて、前記イコライザによる引き上げ量を決定することが好ましい。なお、前記制御方法を、少なくとも、前記光ディスク装置の起動の際に実行することが好ましい。
以上のように、本発明によれば、製品の個々によって異なる、ピックアップを構成するレンズの収差によっても、確実に、イコライザによってレンズの収差における不均一性を解消し、即ち、イコライザによるRF信号の高域周波領域における引き上げ量を自動的に設定することを可能とし、もって、上記イコライジングによるフォーカス制御を良好に実現しながら、非点収差の大きい光ピックアップでも、良好な記録/再生性能を確保することの可能な光ディスク装置、及び、その制御方法を提供するという優れた効果を発揮する。
以下、本発明の実施の形態について、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
添付の図2は、本発明になる光ディスク装置の全体構成を示すブロック図であり、この図2において、符号100は、高密度情報記録媒体の光ディスクを示している。また、符号200は、その内部に、所望の波長のレーザ光を発生する発光素子である半導体レーザ210、発光されたレーザ光を平行光にするコリメートレンズ220、入射光を後述するミラーに導き、反射光を後述する受光素子に導くハーフミラー230、光の方向を変えるためのミラー240、上記光ディスク100の記録面にレーザ光を所定のビーム径に収束して照射するための対物レンズ250、上記ハーフミラー230からの反射光を受光して検出する受光素子260等を備えた光学的再生手段である光ピックアップを示している。
ここで、この実施例では、対物レンズ250を、光ディスク100の厚さに合わせて焦点距離を変えるために、DVD用とCD用の2つの対物レンズから構成している。この1対の2つの対物レンズ250は、水平方向にすばやく動かす機構で切り替えられる。通常トラッキングサーボが働いている場合は、最適位置に安定点があるのでレンズの移動時にトラッキング制御系にキックパルス信号を与えてやれば、レンズが瞬間的に水平移動して他のレンズのトラッキング安定点に即時に収まるようにしている。なお、対物レンズの構成はこれに限るものではなく、たとえば、一つの対物レンズでDVD、CD兼用とすることも技術的に可能であることはいうまでもない。
また、上記図2において、符号300は、上記光学的再生手段の受光素子260により検出して反射光を電気信号に変換して所定の処理を行うための信号処理部である。この信号処理部300は、光ディスク装置の全体の制御を行うために設けられたマイクロコンピュータ(以下単に「マイコン」と称する)400に接続されており、以下に詳細に述べるフォーカス制御方法を含めて、種々の制御を行う。すなわち、このマイコン400は、種々の制御を行えるように、レーザ駆動部500、送り制御部600、スピンドル制御部700、二次元アクチュエータ制御回路800に接続されている。
すなわち、上記の構成により、マイコン400は、上記光学的再生手段である光ピックアップ200の発光素子である、半導体レーザ210へ供給する電流を制御してその発光強度を制御し、また、送り制御用のモータ650の回転を制御することにより、上記光ピックアップ200の光ディスク100の半径方向での位置を制御する。この実施例では、光ディスク100の半径方向への移動機構として、上記送り制御用のモータ650の回転により光ピックアップ200を半径方向に移動するためのギア660で表わしている。しかしこれに限定されるものではない。
また、マイコン400は、スピンドルを回転駆動するモータ750の回転を制御することにより、かかる高密度情報記録媒体では広く採用されている線速度一定の制御であるCLV(Constant Linear Velocity)あるいはZCLV(Zoned Constant Linear Velocity)制御等を実現する。さらに、このマイコン400は、二次元アクチュエータ制御回路800により、上記光ピックアップ200の対物レンズ250のフォーカス位置制御を、例えば、その作動手段として電磁コイル850等を利用して、電磁的な作用により実現している。なお、ここで、この二次元アクチュエータ制御回路800により実現される二次元の位置制御とは、対物レンズ250の上記光ディスク100の記録面に対して直角方向の位置制御(フォーカス制御)に加え、さらに、それに直角な半径方向の微小な位置調整によりトラックに追従するためのトラッキング位置制御、さらには前記した2つの集光用光学レンズ220の切り替え制御も含まれる。
さて、前記した光ディスク装置によれば、パーソナルコンピュータ等の図示しないホスト(外部機器)からの命令や情報データを、インターフェース制御回路(図示せず)で解読し、マイコン400による制御の下、情報の記録、再生やシーク動作等を実行する。また、信号処理部300で信号変換して、光ピックアップ200を介して光ディスク100に情報を記録すること、受光素子260を介して読み込んだ各種信号を信号処理部300を介して元のデータに復調し、復調されたデータを再生コマンドに対応して前記インターフェース制御回路からホストに転送することもできる。なお、情報の記録・再生動作の詳細な説明は省略する。
また、前記記録・再生に際し、光ディスク100に記録されている各種の制御情報を信号処理部300で生成し、前記した各種装置の制御信号に利用している。
次に、上記に説明した光ディスク装置の全体構成から、本発明の特徴を構成する部分(特に、上記図2における信号処理部300)の詳細について、添付の図1を参照しながら説明する。図からも明らかなように、この信号処理部は、上述した光ピックアップ200からの電気信号(具体的には、上記受光素子260からの出力信号)から、トラッキングサーボエラー信号(フォーカスエラー信号及びトラックキングエラー信号)を取り出すためのサーボエラー信号検出回路310、上記電気信号からRF信号のエンベロープを検出するエンベロープ検出回路320、更に、上記電気信号から取り出したRF信号に対し、再生RF信号の高域周波数を持ち上げるようにし、もって、トラッキングレベルが最良となるフォーカス制御を実現するイコライザ330を備えている。なお、このイコライザ330は、その制御端子への制御信号によって、持ち上げる高域周波数の再生RF信号のレベル(高域周波数での増幅率)を可変(制御)することが可能になっている。
また、図からも明らかなように、上記サーボエラー信号検出回路310からのサーボエラー信号、フォーカスエラー信号及びトラックキングエラー信号に基づいて、それぞれ、ドライバー340、350を介して、上記光ピックアップ200のアクチュエータ800を駆動・制御する。即ち、フォーカスエラー制御及びトラッキングエラー制御を実現する。
そして、上記イコライザ330によってその高域周波数が持ち上げられたRF信号は、スライス回路360において、設定された所定のスライスレベルとの比較によって二値信号に変換されると共に、PLL回路370によりそのクロック信号が検出され、その後、再生信号回路380においてディジタル信号が再生処理される。そして、本発明によれば、上記イコライザ330の制御端子には、判定部390が設けられており、更に、この判定部390の2つの入力端子には、上記エンベロープ検出回路320からの出力、及び、上記PLL回路370により抽出されるクロック信号を入力してジッタの最小値(最良のジッタ)を検出するジッタ最小値検出回路395が設けられている。
すなわち、本発明者は、RF信号が最大になるフォーカス制御ポイント(フォーカスオフセット量)とジッタ(Jitter)が最も小さくなる制御ポイント(フォーカスオフセット量)の間のデフォーカス方向における差は、ピックアップを構成するレンズの収差の大きさにより決定されることを見出し、そして、かかる現象を利用することにより、光ディスク装置の動作開始時において学習を行い、もって、非点収差の大きい(異なる)光ピックアップでも、その記録/再生性能を最適に確保することの可能な光ディスク装置を実現したものである。
より具体的には、添付の図4(A)に示すように、レンズの収差がゼロ又は小さい場合には、一般的に、再生されるRF信号のレベルは、図の横軸に示すデフォーカス量(=フォーカスオフセット量:その中央を、RF信号が最大になる位置(0)とする)に対して、図中の曲線AAで示すような特性を示し、一方、この時のジッタ量は、曲線BBにより示すような特性を示す。換言すれば、RF信号が最大になるフォーカス制御ポイントとジッタが最も小さくなる制御ポイントは、図の横軸に示すデフォーカス量の位置においてほぼ一致することとなる。
これに対して、レンズの収差が大きい場合には、RF信号のレベルは、図4(B)の曲線CCで示すような特性を示し、一方、この時のジッタ量は、曲線DDにより示すような特性を示す。換言すれば、レンズの収差が大きい場合には、RF信号が最大になるフォーカス制御ポイントとジッタが最も小さくなる制御ポイントが、デフォーカス量の位置において大きく異なることとなる。そこで、本実施例では、まず、RF信号が最大になるフォーカス制御ポイントとジッタが最も小さくなる制御ポイントの間のデフォーカス量の差(即ち、「ΔAF」)を求め、この求めた差に基づいて、予め設定しておいた設定値になるように、上記イコライザ330によってその高域周波数が持ち上げられるRF信号のレベル(=「EQブースト値」)を、適宜、最適な値に自動的に設定するものである(図5を参照)。
続いて、上記に説明した光ディスク装置の全体構成において、特に、上記図1に示した信号処理部300を中心とした本発明になる光ディスク装置の動作について、添付の図3のフローを参照しながら、以下に詳細に説明する。なお、以下のフローにより示す動作は、上記図2に示したマイコン400により、例えば、光ディスク装置の起動時において実行されるものである。
まず、例えば光ディスク装置が起動されると、図3のフローに従って、イコライザレベルの判定アルゴリズムが開始される。即ち、情報記録媒体であるディスクをドライブ(光ディスク装置)に挿入し、ピックアップ部から得られるサーボエラー信号を用いて、ピックアップ200を制御する。
より詳細には、図からも明らかなように、上記サーボエラー信号検出回路310を介して、ディスクのPID部を利用して、AF調整(フォーカス調整)を開始する(ステップS11)。その後、上記エンベロープ検出回路320によりRF信号のエンベロープの最大値を検出する(ステップS12)。即ち、このRF信号のエンベロープにおける最大値の検出により、その時のフォーカスオフセット量(=RF信号が最大になるフォーカス制御ポイント=「RFエンベ」)が求められる。
続いて、ジッタが最も小さくなるように調整を実施し、上記ジッタ最小値検出回路395によりジッタの最小値を検出する(ステップS13)。なお、その時、同様に、フォーカスオフセット量(=ジッタが最も小さくなる制御ポイント=「JitMin」)が求められる。
次に、上記で求めたフォーカスオフセット量である「RFエンベ」と「JitMin」との差「ΔAF」を求める(ステップS14)。即ち、この処理により得られる「ΔAF」により、当該光ディスク装置のピックアップを構成するレンズの収差量が得られることから、これを利用して、上記イコライザ330によって高域周波数が持ち上げるRF信号の増幅レベルを、適宜、設定する。なお、本例では、この「ΔAF」を予め設定した閾値と比較し(ステップS15)、その結果、当該閾値よりも大きい(Yes)と判定された場合には、現在の設定されているイコライザの増幅レベル(=「EQブースト値」)を上昇させて調整作業を終了、他方、上記閾値よりも小さい(No)と判定された場合には、現在の設定されているイコライザの増幅レベル(=「EQブースト値」)のままで調整作業を終了。なお、この時、その値を、例えば、AF_JITとしてメモリに格納し、以降の動作における「EQブースト値」として利用する。
なお、実際には、例えば、添付の図6にも示すように、例えば、上記マイコン400を構成する記憶装置(例えば、RAM等)内にテーブルを用意し、複数の値の異なる閾値を設定すると共に、これら各閾値に対応するイコライザによる引き上げる量であるイコライザの増幅レベル(=「EQブースト値」)を求めておき、このテーブルを利用することにより、より細かに設定されたEQブースト値に設定するようにすることが望ましい。または、上記図3のフローにおいて、上記ステップS15における「ΔAF」と閾値との比較を繰り返し、より細かに設定されたEQブースト値に設定するようにすることも可能である。
加えて、上記装置に挿入さるディスクがDVDディスクである場合は、上記の制御を、そのランド及びグルーブの双方に実施することが好ましいであろう。そして、本実施例では、上記の制御を、光ディスク装置が起動される時に実行されるものとして説明したが、しかしながら、本発明はこれに限らず、その他の時点で実行してもよいことは、当業者であれば明らかであろう。
本発明の一実施形態になる光ディスク装置において、本発明の特徴となる信号処理部の詳細構成を示すためのブロック図である。 本発明の一実施形態になる光ディスク装置の全体構成を示すブロック図である。 上記光ディスク装置におけるイコライザレベルの判定アルゴリズムの一例を示すフローチャート図である. 本発明の原理を説明する、レンズの収差が小さい場合と大きい場合における、デフォーカス量に対するRF信号レベルとジッタ量の特性を示す図である。 イコライザよってその高域周波数が持ち上げられるRF信号のレベルを説明するための図である。 本実施例において、マイコンを構成する記憶装置(例えば、RAM等)内に用意された、閾値とEQブースト値のテーブルの内容の一例を示す図である。
符号の説明
100…光ディスク
200…光ピックアップ
300…信号処理部
310…サーボエラー信号検出回路
320…エンベロープ検出回路
330…イコライザ
340、350…ドライバー
360…スライス回路
370…PLL回路
380…再生信号回路
390…判定部
395…ジッタ最小値検出回路
800…アクチュエータ

Claims (9)

  1. 光ディスクを所定の回転速度で駆動する手段と;
    当該駆動手段により回転駆動される光ディスクの記録面に半導体レーザビームを照射し、前記記録面からの反射光を受光してRF信号を生成する光ピックアップと;
    前記生成された電気信号に基づいて、前記光ピックアップのフォーカス状態を、トラッキングサーボエラーレベルが最大となるように制御する制御手段とを備えた光ディスク装置であって、
    前記光ディスクから再生されたRF信号を増幅する信号処理部を備えると共に、当該信号処理部の一部には、当該RF信号の高域周波数信号を所定のレベルだけ引き上げるイコライザを設け、かつ、前記制御手段は、前記イコライザによる引き上げる量を、前記再生されたRF信号が最大になるフォーカスオフセット量と前記再生されたRF信号のジッタが最も小さくなるフォーカスオフセット量との差分に応じて、変化させることを特徴とする光ディスク装置。
  2. 前記請求項1に記載した光ディスク装置において、更に、前記再生されたRF信号が最大になるフォーカスオフセット量を検出する手段と、前記再生されたRF信号のジッタが最も小さくなるフォーカスオフセット量を検出する手段とを備え、前記制御手段は、前記2つの検出手段により検出されたフォーカスオフセット量の差分に応じて、前記信号処理部の前記イコライザによるRF信号の高域周波数領域の引き上げる量を制御することを特徴とする光ディスク装置。
  3. 前記請求項2に記載した光ディスク装置において、更に、前記2つの検出手段により検出されたフォーカスオフセット量の差分を所定の閾値を比較する手段を備え、前記制御手段は、当該比較手段により得られる比較結果に基づいて、前記イコライザによる引き上げる量を制御することを特徴とする光ディスク装置。
  4. 前記請求項3に記載した光ディスク装置において、前記閾値を複数設け、かつ、当該複数の閾値と前記検出されたフォーカスオフセット量の差分とを比較し、もって、当該複数の閾値に対応して前記イコライザによる引き上げる量を異ならせることを特徴とする光ディスク装置。
  5. 前記請求項4に記載した光ディスク装置において、前記複数の閾値に対応する前記イコライザによる引き上げる量を予め設定したテーブルとして備えていることを特徴とする光ディスク装置。
  6. 光ディスクの記録面に半導体レーザビームを照射し、前記記録面からの反射光によってトラッキングサーボエラーレベルが最大となるようにフォーカス状態を設定して前記記録面に記録された情報を再生する光ディスク装置の制御方法であって、前記光ディスクから再生されたRF信号を増幅する信号処理部内に、当該RF信号の高域周波数信号を所定のレベルだけ引き上げるイコライザを設けたものにおいて、前記イコライザによる引き上げる量を、前記再生されたRF信号が最大になるフォーカスオフセット量と手段前記再生されたRF信号のジッタが最も小さくなるフォーカスオフセット量との差分に応じて、変化させることを特徴とする光ディスク装置の制御方法。
  7. 前記請求項6に記載した制御方法において、更に、前記再生されたRF信号が最大になるフォーカスオフセット量と手段前記再生されたRF信号のジッタが最も小さくなるフォーカスオフセット量との差分を閾値と比較し、当該比較の結果に応じて、前記イコライザによる引き上げるか否か決定することを特徴とする光ディスク装置の制御方法。
  8. 前記請求項7に記載した制御方法において、更に、前記閾値を複数設け、前記再生されたRF信号が最大になるフォーカスオフセット量と手段前記再生されたRF信号のジッタが最も小さくなるフォーカスオフセット量との差分と、これら複数の閾値との比較の結果に基づいて、前記イコライザによる引き上げ量を決定することを特徴とする光ディスク装置の制御方法。
  9. 前記請求項6に記載した制御方法を、少なくとも、前記光ディスク装置の起動の際に実行することを特徴とする光ディスク装置の制御方法。
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