JP4482539B2 - 光ディスク再生装置および光ディスク再生方法 - Google Patents

光ディスク再生装置および光ディスク再生方法 Download PDF

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Description

本発明は、光ディスクを等倍速よりも高速回転させて再生している際にフォーカスやトラッキングなどのサーボが外れても速やかに再生状態に復帰可能な光ディスク再生装置および光ディスク再生方法に関する。
音楽や映像など様々な情報が記録されるCD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disk)などの光ディスクは大容量の情報を記録する媒体として多く用いられている。この光ディスクに傷や汚れなどによるディフェクトがある場合は、正常な再生や記録が行えなくなることがある。
近年、光ディスクに記録されている情報を高速に読み出したりまたは記録するために、光ディスクを高速に回転させることが多くなってきている。このような高速回転での読み出しまたは記録を行うと記録面の単位時間当たりの読み出しまたは記録情報量が多くなることから傷や汚れなどによるディフェクトには回転数が高くなるほど耐性が弱くなる。したがって高回転時にエラー訂正が行えなかったりトラッキングやフォーカスのサーボ外れなどが発生し、情報読み出しや記録が行えなくなるという問題があった。このような問題を解決するために特許文献1のディスク再生方法が提案されている。特許文献1に記載のディスク再生方法はディスクモータの高速回転時に訂正不能のエラーが発生した場合にディスクモータを低速回転に変更して、ディフェクト判定回路がディフェクト判定を行っている間は低速回転でディスクを回転させ、ディフェクト判定回路がディフェクト判定を行わなくなったら高速回転に戻している。
特開平11−273072号公報
しかしながら、特許文献1に記載の装置では、一度訂正不能なディフェクトが発見されてディスクモータの回転数を低速に設定すると、ディフェクト判定がなくなるまで低回転のままとなり、ディフェクト判定の条件設定によっては、高回転でもトラッキングやフォーカスのサーボによって読み取り可能なディフェクトであっても低回転のままとなってしまうことがあるため、情報の読み出しまたは記録時間が余計にかかってしまうことがあった。
例えば図1に示すような傷がある光ディスクの場合、Aの部分は高回転でエラー訂正できない(サーボが外れる)ようなディフェクト、Bの部分が高回転でエラー訂正できる(サーボが外れない)ようなディフェクトだった場合に、特許文献1ではA部分で低回転に落としてB部分に移動しても直ぐに高回転に復帰できない可能性がある。また、トラッキングやフォーカスサーボが外れるか否かはそのときの回転数やディスク上の位置あるいは光ディスクの方式(CAVかCLVか)によって状況が異なるため、傷などによるディフェクトの幅だけでは一概に決められない。
そこで、本発明は、例えば光ディスクのディフェクトによりディスクの回転数を低下させた場合でも正常な情報の再生が行え、さらに速やかに高速回転に復帰が行えるような光ディスク再生装置および光ディスク再生方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、光ディスクを回転させる回転手段と、前記光ディスクへレーザ光を照射してその反射光から読み取り信号を読み取る読取手段と、前記読取手段が正確に前記読み取り信号を読み取れるように前記読み取り手段を移動するトラッキングサーボおよびフォーカスサーボの制御を行うサーボ制御手段と、前記読取手段が読み取った読み取り信号を再生する再生手段と、を備えた光ディスク再生装置において、前記光ディスクを複数の領域に分割し、前記サーボ制御手段に、トラッキングサーボまたはフォーカスサーボのいずれかが外れたことを検出させ、複数回トラッキングサーボまたはフォーカスサーボのいずれかが外れたことを検出した場合に、前記回転手段の回転数を低下させて前記読取手段に読み取り信号を読み取らせるとともに前記回転数を低下させた前記領域内では前記回転手段の回転数を低下させた状態を維持し、前記回転手段の回転数を低下させた際に前記読取手段が読み取っていた読取位置が属する前記領域と異なる領域を前記読取手段が読み取り始めたら、前記回転手段の回転数を上昇させて前記読取手段に読み取り信号を読み取らせるように制御する制御手段を備えたことを特徴としている。
請求項4記載の発明は、光ディスクを回転させ、前記光ディスクへレーザ光を照射してその反射光から正確に読み取り信号を読み取れるようにトラッキングサーボおよびフォーカスサーボの制御を行い、前記読み取り信号を再生する光ディスク再生方法において、
前記光ディスクを複数の領域に分割して、前記トラッキングサーボまたはフォーカスサーボのいずれかが外れたことを検出し、複数回トラッキングサーボまたはフォーカスサーボが外れたことを検出した場合に、前記光ディスクの回転数を低下させて読み取り信号を読み取るとともに前記光ディスクの回転数を低下させた前記領域内では前記光ディスクの回転数を低下させた状態を維持し、前記光ディスクの回転数を低下させた際に前記読み取り信号を読み取っていた読取位置が属する前記領域と異なる領域を読み取り始めたら、前記光ディスクの回転数を上昇させて読み取り信号を読み取るように制御することを特徴としている。
以下、本発明の一実施形態にかかる光ディスク再生装置を説明する。本発明の一実施形態にかかる光ディスク再生装置は、光ディスクを複数の領域に分割して、サーボ制御手段がトラッキングサーボまたはフォーカスサーボのいずれかが複数回外れたことを検出した場合に、回転手段の回転数を低下させるように制御手段で制御するとともに光ディスクの回転数を低下させた領域内では光ディスクの回転数を低下させた状態を維持する。そして、回転数が低下した際に読取手段が読み取っていた読取位置が属する領域と異なる領域を読み取り手段が読み取り始めたら、制御手段が回転手段の回転数を上昇させる。このようにすることによって、トラッキングサーボまたはフォーカスサーボのいずれかが外れたことが複数回検出されたことでディフェクトがあると判定でき、光ディスクの回転数を低下させて光ディスクに記録されている情報を読み取り易くできるので再生が継続できる。そして、回転数を低下させた際に読取手段が読み取っていた読取位置が属する領域と異なる領域を読み取り始めたら、ディフェクトの有無に関係無く回転手段の回転数を上昇させるためディフェクトが検出されなくなるまで回転数を低下させたままにするよりも速やかに高倍速再生に復帰できる。
また、複数の領域に各々において、前記回転手段の回転数を低下させたか否かを記憶する記憶手段を備え、制御手段が、読取手段が読み取っていた読取位置が属する領域が切り替わった際には、記憶手段を参照して、回転手段の回転数を変更してもよい。このようにすることによって、一度回転数の低下を検出した領域をアクセスする際にはサーボ外れの検出を行うまでも無く低回転に変更する再生を継続することができる。
また、複数の領域を、光ディスクに記録されたアドレス情報に基づいて分割してもよい。このようにすることによって、分割が容易になり、さらに読み取り信号からどの領域を読み取っているかが容易に判別できる。
また、本発明の一実施形態にかかる光ディスク再生方法は、光ディスクを複数の領域に分割して、トラッキングサーボまたはフォーカスサーボのいずれかが複数回外れたことを検出した場合に、光ディスクの回転数を低下させるように制御するとともに前記光ディスクの回転数を低下させた前記領域内では前記光ディスクの回転数を低下させた状態を維持する。そして、回転数が低下した際に読み取り信号を読み取っていた読取位置が属する領域と異なる領域を読み取り始めたら、光ディスクの回転数を上昇させる。このようにすることによって、トラッキングサーボまたはフォーカスサーボのいずれかが外れたことが複数回検出されたことでディフェクトがあると判定でき、光ディスクの回転数を低下させて光ディスクに記録されている情報を読み取り易くなるので再生を継続できる。そして、回転数を低下させた際に読み取り信号を読み取っていた読取位置が属する領域と異なる領域を読み取り始めたら、ディフェクトの有無に関係無く光ディスクの回転数を上昇させるためディフェクトが検出されなくなるまで回転数を低下させたままにするよりも速やかに高倍速再生に復帰できる。
本発明の一実施例にかかる光ディスク再生装置としての光ディスクレコーダ1を図2ないし図5を参照して説明する。光ディスクレコーダ1は、DVDやCD等の光ディスクを再生および記録可能な装置である。光ディスクレコーダ1は図2に示すようにディスクモータ2と、光ピックアップ3と、RFアンプ4と、サーボ信号処理部5と、ドライバ6と、音声/映像信号処理部7と、メモリ8と、DA/ADコンバータ9と、マイクロコンピュータ10と、音声信号/映像信号入出力端子11と、を備えている。
回転手段としてのディスクモータ2は、光ディスクレコーダ1にセットされた光ディスク12を回転させるためのモータであり、スピンドルモータなどで構成されている。
読取手段としての光ピックアップ3は、光ディスク12に照射する光を発生させる図示しない光源としてのレーザダイオードや、光ディスク12上にレーザダイオードからのレーザ光を照射するための対物レンズ、サーボ信号処理部5からの指示によりフォーカスやトラッキングを合わせるために対物レンズを駆動するアクチュエータおよび光ディスク12から反射された反射光を受ける受光器とを備え、受光器で受光した反射光は電気信号に変換されてRFアンプ4へ出力される。
RFアンプ4は、光ピックアップ3から出力される電気信号を所定の値に増幅し、サーボ信号処理部5へ出力する。
サーボ制御手段としてのサーボ信号処理部5は、光ディスク12からの反射光から得られRFアンプ4から入力される信号であるフォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号からフォーカスサーボまたはトラッキングサーボが外れたことの検出や、光ピックアップ3の対物レンズを駆動させてフォーカスおよびトラッキングの制御などを行い、光ディスク12に記録された情報を正確に読めるようにする。さらに、光ディスク12に記録された音楽や映像などの情報を含む信号をアナログ/デジタル変換して音声/映像信号処理部7へ出力する。
ドライバ6は、サーボ信号処理部5から入力された信号を増幅し、ディスクモータ2および光ピックアップ3へ出力する。
再生手段としての音声/映像信号処理部7は、サーボ信号処理部5から入力された信号を音声または映像信号に復調しエラー訂正などを行った後メモリ8へ出力する。記録時はメモリ8から入力された信号を変調しサーボ信号処理部5へ出力する。
メモリ8は光ディスク12からショックプルーフや高速コピーなどのために等倍速で再生するのに必要な回転数よりも高い回転数で読み込んで再生した情報を記憶しておくためのメモリであり、DA/ADコンバータ9から等倍速で読み取られる。
DA/ADコンバータ9は、再生時はメモリ8から入力されたデジタル信号をアナログ信号に変換し音声出力端子11aおよび映像出力端子11bから出力する。記録時は音声入力端子11cおよび映像入力端子11dから入力されたアナログ信号をデジタル信号に変換しメモリ8へ出力する。
制御手段としてのマイクロコンピュータ10は、CPU(Central Processing Unit)と、RAM(Random Access Memory)と、ROM(Read Only Memory)を内蔵し、光ディスク12の挿入や排出、記録/再生や停止などの各操作における光ディスクレコーダ1全体の制御およびサーボ信号処理部5から検出されたフォーカスサーボ外れまたはトラッキングサーボ外れの情報からディスクモータの回転数の決定などを行う。
次に、図2に示すような構成からなる光ディスクレコーダ1において、光ディスク12としてDVDを高倍速再生させた際の動作を図3に示すフローチャートを参照して説明する。図3に示したフローチャートは、マイクロコンピュータ10のROMに記憶されている制御プログラムをマイクロコンピュータ10において実行することで実現される。
本発明は図4に一例を示すように以下に光ディスク12を複数の領域としての複数のzone(図4では6つのzone)に分ける。具体的にはDVDの場合はDVDに記録されているアドレス情報としてのIDでzone分けを行う。DVDのデータ構造を図5に示す。DVDに記録されているデータは同期信号とIDと映像などのデータから構成され、同期信号とIDは所定の間隔で挿入される。IDはディスクの先頭(内周)から順に番号が振られている。したがってIDを所定の数毎に区切ればディスクを複数のzoneに区切ることができる。すなわちアドレス情報とはIDのように光ディスク12の再生位置が判別できるような情報である。次に、トラッキングサーボまたはフォーカスサーボのうちいずれかのサーボが外れたことが合計で4回以上発生した場合には高倍速による再生の継続は不可能なディフェクトによるサーボ外れであると判断してディスクモータ2の回転数を低倍速の回転数に低下させる。そして高倍速から低倍速に変更した時のzoneから別のzoneに再生位置が移動したことがIDから検出された場合には、ディフェクトの有無に関わらず高倍速に復帰させる。例えば図4においてzone1で低倍速に変更し、その後zone2の読み取りに移った場合にはディフェクトの有無に関わらず高倍速に復帰させる。詳細を図3のフローチャートに沿って説明する。
まず、ステップS1において、光ディスクプレーヤ1にセットされた光ディスク12を再生するために、サーボ信号処理部5へ指示を行ってフォーカスやトラッキングなどのセットアップを行った後にディスクモータ2を等倍速の20倍の回転数(高倍速)で回転させるようにサーボ信号処理部5へ指示しDVDの高倍速再生を開始してステップS2へ進む。
次に、ステップS2において、トラッキングサーボまたはフォーカスサーボのいずれかのサーボが外れた回数をカウントするカウンタnを0にリセットしてステップS3に進む。
次に、ステップS3において、現在再生されているIDからそのIDが属するzone番号をマイクロコンピュータ10のレジスタAに保存してステップS4に進む。
次に、ステップS4において、サーボ信号処理部5からの通知によりトラッキングサーボが外れたか否かを判断し、外れた場合(YESの場合)はステップS6へ進み、そうでない場合(NOの場合)はステップS5へ進む。トラッキングサーボ外れは、例えばサーボ信号処理部5においてトラッキングエラー信号の振幅が所定のレベル以上になったか否かで判断する。
次に、ステップS5において、サーボ信号処理部5からの通知によりフォーカスサーボが外れたか否かを判断し、外れた場合(YESの場合)はステップS6へ進み、そうでない場合(NOの場合)はステップS3へ戻る。フォーカスサーボ外れは、例えばサーボ信号処理部5においてフォーカスエラー信号の振幅が所定のレベル以上になったか否かで判断する。
次に、ステップS6において、トラッキングサーボまたはフォーカスサーボの何れかが外れたことが検出されたため、カウンタnに1を加算してステップS7に進む。
次に、ステップS7において、カウンタnが4以上か否かを判断して4以上だった場合はステップS9に進み、そうでない場合はステップS8に進む。すなわちトラッキングサーボとフォーカスサーボの外れた回数が双方合わせて4回以上であった場合はステップS9に進む。
次に、ステップS8において、外れたサーボを取り直してディスクモータ2の回転数は変更せずに再生を行いステップS3に戻る。サーボ信号処理部5にサーボを取り直すように指示をする。サーボ信号処理部5はドライバ6を経由して対物レンズを駆動するアクチュエータを制御してサーボを取り直す。
次に、ステップS9において、20倍速再生から4倍速の低倍速再生に切替えステップS10に進む。ディスクモータ2の回転数を低下させるようにサーボ信号処理部5に指示をする。サーボ信号処理部5は、ドライバ6を経由してディスクモータ2の回転数を4倍速相当の回転数に制御する。
次に、ステップS10において、外れたサーボを取り直して低倍速で再生を行いステップS11に進む。サーボ信号処理部5にサーボを取り直すように指示をする。サーボ信号処理部5はドライバ6を経由して対物レンズを駆動するアクチュエータを制御してサーボを取り直す。
次に、ステップS11において、現在再生されているIDからそのIDが属するzone番号をレジスタAとは異なるマイクロコンピュータ10のレジスタBに保存してステップS12に進む。
次に,ステップS12において、レジスタAに保存したzone番号と、レジスタBに保存したzone番号が一致しているか否かを判断して一致している場合はステップS11に戻り、一致していない場合はステップS13に進む。すなわち、レジスタAに保存してある低倍速に変更したzoneとレジスタBに保存する再生中のzoneが異なっているか否かを判断している。
次に、ステップS13において、レジスタAとレジスタBのzone番号が異なることからディスクモータ2の回転数を上昇させて20倍速再生(高倍速再生)に復帰しステップS2に戻る。すなわち、ディスクモータ2の回転数を低下させたzoneと異なるzoneを読み取り始めたためディスクモータ2の回転数を上昇させている。
本実施例によれば、光ディスクレコーダ1において高倍速再生を行ったときに、トラッキングサーボとフォーカスサーボの外れた回数が双方合わせて4回以上であった場合は高倍速による再生の継続は不可能なディフェクトによるサーボ外れであると判断してディスクモータ2の回転数を低倍速の回転数に低下させる。そして、ディスクモータ2の回転数を低倍速の回転数に低下させたzoneから異なるzoneの情報の読み取りを開始し始めたら高倍速再生に復帰させる。すなわち、複数回のサーボ外れは発生すると低倍速で再生を行うので光ディスクに記録されている情報が読み取り易くなる。さらに、zoneの切り替わりで高倍速再生に復帰させるのでディフェクトが検出されなくなるまで回転数を低下させたままにするよりも速やかに高倍速再生に復帰できる。
なお、上述した実施例においては、20倍速再生から4倍速再生にディスクモータ2の回転数を低下させていたが、回転数はこの組合せに限らない。要するに、当初回転させていた回転数から低下させ、別のzone移動したら回転数を当初の回転数に上昇させればよい。
また、上述した実施例においては、DVDの場合で説明したが、CDなどの他の光ディスクについても適用できる。CDの場合はアドレス情報としてサブコードを基にzoneを分割する。
また、上述した実施例においては、図4のようにzone分割を同心円状にしていたが、それに限らず、他の分割方法としてもよい。例えば、IDの0〜10000をzone1、10001〜20000をzone2、20001〜30000をzone3、…などのような分割方法でもよい。
また、上述した実施例においては、低倍速に変更するためのサーボ外れの回数を4回以上としていたが、2回以上であれば何回でもよい。1回の場合は、振動などによる偶発的なサーボ外れでも反応してしまうため複数回のサーボ外れにより高倍速での再生の継続が困難なディフェクトであると判断したほうが判定の精度を高くすることができる。
また、上述した実施例においては、サーボ外れの検出はzoneに関係無く4回以上で低倍速に変更していたが、1つのzone内で連続して複数回(例えば4回)以上サーボ外れが検出した場合に低倍速に変更してもよい。
また、上述した実施例においては、再生時のみを説明したが記録時においても適用可能である。
また、各zoneにおいて低倍速に変更したか否かの情報やサーボ外れの検出回数をマイクロコンピュータ10のRAMなどに記憶しておくことで、再生する情報(1曲や1チャプター)が複数のzoneに跨っている場合やランダム再生時などで1度低倍速に変更したzoneへのアクセス時には、直ちに低倍速に変更することができる。
前述した実施例によれば、以下の光ディスク再生装置および光ディスク再生方法が得られる。
(付記1)光ディスク12を回転させるディスクモータ2と、光ディスク12へレーザ光を照射してその反射光から読み取り信号を読み取る光ピックアップ3と、光ピックアップ3が正確に読み取り信号を読み取れるように光ピックアップ3を移動するトラッキングサーボおよびフォーカスサーボの制御を行うサーボ信号処理部5と、光ピックアップ3が読み取った読み取り信号を再生する音声/映像信号処理部7と、を備えた光ディスクレコーダ1において、光ディスク12を複数のzoneに分割し、サーボ信号処理部5にトラッキングサーボまたはフォーカスサーボのいずれかが外れたことを検出させ、サーボ信号処理部5が4回以上トラッキングサーボまたはフォーカスサーボのいずれかが外れたことを検出した場合に、ディスクモータ2の回転数を低下させて光ピックアップ3に読み取り信号を読み取らせるとともに回転数を低下させたzone内ではディスクモータ2の回転数を低下させた状態を維持し、ディスクモータ2の回転数を低下させた際に光ピックアップ3が読み取っていた読取位置が属する前記zoneと異なるzoneを光ピックアップが読み取り始めたら、ディスクモータ2の回転数を上昇させて光ピックアップ3に読み取り信号を読み取らせるように制御するマイクロコンピュータ10を備えたことを特徴とする光ディスクレコーダ1。
この光ディスクレコーダ1によれば、トラッキングサーボまたはフォーカスサーボのいずれかが外れたことが4回以上検出されたことでディフェクトがあると判定でき、光ディスク12の回転数を低下させて光ディスク12に記録されている情報を読み取り易くできる。そして、回転数を低下させた際に光ピックアップ3が読み取っていた読取位置が属するzoneと異なるzoneを読み取り始めたら、ディフェクトの有無に関係無くディスクモータ2の回転数を上昇させるためディフェクトが検出されなくなるまで回転数を低下させたままにするよりも速やかに高倍速再生に復帰できる。
(付記2)光ディスク12を回転させ、光ディスク12へレーザ光を照射してその反射光から正確に読み取り信号を読み取れるようにトラッキングサーボおよびフォーカスサーボの制御を行い、読み取り信号を再生する光ディスク再生方法において、トラッキングサーボまたはフォーカスサーボのいずれかが外れたことを検出し、光ディスク12を複数のzoneに分割して、4回以上トラッキングサーボまたはフォーカスサーボが外れたことを検出した場合に、光ディスク12の回転数を低下させて読み取り信号を読み取るとともに光ディスク12の回転数を低下させたzone内では光ディスク12の回転数を低下させた状態を維持し、光ディスク12の回転数を低下させた際に読み取り信号を読み取っていた読取位置が属するzoneと異なるzoneを読み取り始めたら、光ディスク12の回転数を上昇させて読み取り信号を読み取るように制御することを特徴とする光ディスク再生方法。
この光ディスク再生方法によれば、トラッキングサーボまたはフォーカスサーボのいずれかが外れたことが4回以上検出されたことでディフェクトがあると判定でき、光ディスク12の回転数を低下させて光ディスク12に記録されている情報を読み取り易くできる。そして、回転数を低下させた際に読み取り信号を読み取っていた読取位置が属するzoneと異なるzoneを読み取り始めたら、ディフェクトの有無に関係無くディスクモータ2の回転数を上昇させるためディフェクトが検出されなくなるまで回転数を低下させたままにするよりも速やかに高倍速再生に復帰できる。
なお、前述した実施例は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施例に限定されるものではない。すなわち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
従来技術におけるディフェクトがある光ディスクの説明図である。 本発明の一実施例にかかる光ディスクレコーダのブロック図である。 図1に示された光ディスクレコーダにおける高倍速再生時の動作のフローチャートである。 光ディスクのzone分割の説明図である。 DVDのデータ構造の説明図である。
符号の説明
1 光ディスクレコーダ(光ディスク再生装置)
2 ディスクモータ(回転手段)
3 光ピックアップ(読取手段)
5 サーボ信号処理部(サーボ制御手段)
7 音声/映像信号処理部(再生手段)
10 マイクロコンピュータ(制御手段)
12 光ディスク

Claims (4)

  1. 光ディスクを回転させる回転手段と、
    前記光ディスクへレーザ光を照射してその反射光から読み取り信号を読み取る読取手段と、
    前記読取手段が正確に前記読み取り信号を読み取れるように前記読み取り手段を移動するトラッキングサーボおよびフォーカスサーボの制御を行うサーボ制御手段と、
    前記読取手段が読み取った読み取り信号を再生する再生手段と、
    を備えた光ディスク再生装置において、
    前記光ディスクを複数の領域に分割し、前記サーボ制御手段に、トラッキングサーボまたはフォーカスサーボのいずれかが外れたことを検出させ、複数回トラッキングサーボまたはフォーカスサーボのいずれかが外れたことを検出した場合に、前記回転手段の回転数を低下させて前記読取手段に読み取り信号を読み取らせるとともに前記回転数を低下させた前記領域内では前記回転手段の回転数を低下させた状態を維持し、前記回転手段の回転数を低下させた際に前記読取手段が読み取っていた読取位置が属する前記領域と異なる領域を前記読取手段が読み取り始めたら、前記回転手段の回転数を上昇させて前記読取手段に読み取り信号を読み取らせるように制御する制御手段を備えたことを特徴とする光ディスク再生装置。
  2. 前記複数の領域各々において、前記回転手段の回転数を低下させたか否かを記憶する記憶手段を備え、
    前記制御手段が、前記読取手段が読み取っていた読取位置が属する前記領域が切り替わった際には、前記記憶手段を参照して、前記回転手段の回転数を変更することを特徴とする請求項1に記載の光ディスク再生装置。
  3. 前記複数の領域が、前記光ディスクに記録されたアドレス情報に基づいて分割されていることを特徴とする請求項1または2に記載の光ディスク再生装置。
  4. 光ディスクを回転させ、前記光ディスクへレーザ光を照射してその反射光から正確に読み取り信号を読み取れるようにトラッキングサーボおよびフォーカスサーボの制御を行い、前記読み取り信号を再生する光ディスク再生方法において、
    前記光ディスクを複数の領域に分割して、前記トラッキングサーボまたはフォーカスサーボのいずれかが外れたことを検出し、複数回トラッキングサーボまたはフォーカスサーボが外れたことを検出した場合に、前記光ディスクの回転数を低下させて読み取り信号を読み取るとともに前記光ディスクの回転数を低下させた前記領域内では前記光ディスクの回転数を低下させた状態を維持し、前記光ディスクの回転数を低下させた際に前記読み取り信号を読み取っていた読取位置が属する前記領域と異なる領域を読み取り始めたら、前記光ディスクの回転数を上昇させて読み取り信号を読み取るように制御することを特徴とする光ディスク再生方法。
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