JP2002216345A - ドロップアウト検出回路 - Google Patents

ドロップアウト検出回路

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JP2002216345A
JP2002216345A JP2001012556A JP2001012556A JP2002216345A JP 2002216345 A JP2002216345 A JP 2002216345A JP 2001012556 A JP2001012556 A JP 2001012556A JP 2001012556 A JP2001012556 A JP 2001012556A JP 2002216345 A JP2002216345 A JP 2002216345A
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dropout
dark
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JP2001012556A
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Naohiro Fujii
直宏 藤井
Takeo Doi
建夫 土肥
Takeyuki Takayama
強之 高山
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外付け回路やアナログ回路なしに容易にパラ
メータ変更ができ、ノイズ等からの外部要因に対して影
響を受けず、且つ再生速度に対して最適なドロップアウ
ト検出を行えるドロップアウト検出回路を提供する。 【解決手段】 アナログRF信号1を用いてA/D変換
器2でデジタルRF信号14を生成し、デジタルRF信
号14から明側検波回路5で明側エンベロープ信号12
を抽出し、暗側検波回路6で暗側エンベロープ信号13
を抽出し、周波数カウンタ37でディスクの再生速度信
号36を導出し、さらにゲインパラメータ生成回路35
でゲインパラメータ(I)33、ゲインパラメータ(I
I)34を生成し、エンベロープ信号をそれぞれ明側ゲ
イン切換回路31と暗側ゲイン切換回路32でゲインパ
ラメータ(I)33に応じて振幅レベルを変え、振幅レ
ベルが変わった信号とゲインパラメータ(II)34を用
いてコンパレートレベル制御回路3でコンパレートレベ
ル基準信号11を生成し、明側エンベロープ信号12と
コンパレートレベル基準信号11を比較回路4で比較を
行いドロップアウト検出を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CDやCD−RO
M等の光ディスクの再生装置において、ディスク再生の
際に発生するドロップアウトを検出するドロップアウト
検出回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来のドロップアウト検出につい
て、図10、図11、図12、図13を用いて説明を行
う。
【0003】図13にCD等の光ディスクシステムの構
成を示す。ここでは、特にデータ信号の抽出に必要な前
処理の部分について説明する。図13において、61は
光ピックアップ、62はヘッドアンプブロック(アナロ
グ回路)、63は光ディスク信号処理・コントロールブ
ロック(デジタル回路)である。
【0004】CD等の光ディスクシステムにおいて、光
ピックアップ61で光ディスクに当てたレーザー等の反
射信号よりRF信号を取り出し、そのRF信号を、アナ
ログ回路から構成されたヘッドアンプブロック62で一
定レベルまで増幅し、デジタル回路から構成された光デ
ィスク信号処理・コントロールブロック63に入力し
て、光ディスクからの記録データの抽出を行っている。
【0005】また、ヘッドアンプブロック62において
は、光ピックアップ61からのRF信号に対する増幅以
外に、ディスクの安定再生に必要なドロップアウト信号
やトラックはずれ信号等の生成も行っている。これらの
ドロップアウト信号やトラックはずれ信号を利用して読
み取りの調節をすることで、RF信号からディスクのデ
ータ信号を安定に取り出すことができる。ここではRF
信号からドロップアウト信号を検出して生成する方法に
ついて説明を行う。
【0006】なお、ドロップアウトとは、ディスクの記
録面における傷等により再生データが欠落している状態
のことを指す。図12に、(a)RF信号、(b−1)
高速・(b−2)低速検波信号、(b−3)シフト信号
および(c)ドロップアウト検出信号の各波形図を示
す。
【0007】RF信号において、明側すなわちディスク
からの反射が大きい側をRF信号の高いレベルに、暗側
すなわちディスクの反射が少ない側をRF信号の低いレ
ベルとすると、図12(a)のように、ドロップアウト
状態ではない場合は、ディスクのデータの存在する部分
の反射をピックアップが読み取るため、明暗両状態が存
在し、明側エンベロープ信号および暗側エンベロープ信
号は、それぞれほぼ一定の値となる。
【0008】しかし、ドロップアウト状態の場合は、デ
ータが欠落した部分をピックアップが読み取るため、デ
ィスクからの反射が少なくなり明側エンベロープ信号の
レベルが低くなる。この性質を利用してドロップアウト
検出を行うことができる。
【0009】以下、従来のドロップアウト検出回路につ
いて説明する。図11は従来のドロップアウト検出回路
の構成を示すブロック図である。図11において、50
は高速検波回路、51は高速検波回路50からの検波信
号を充放電するためのコンデンサ等からなる外付け回路
(I)、52は低速検波回路、53は外付け回路(I)
51を構成するコンデンサより大きい容量値のコンデン
サ等からなる外付け回路(II)、54はシフト回路、5
5は比較回路、1はアナログRF信号、57は高速検波
信号、58は低速検波信号、59はシフト信号、9はド
ロップアウト検出信号、56は電流切換信号である。
【0010】上記構成において、高速検波回路50で、
外付け回路(I)51を用い、そのコンデンサによる放
電時定数によりアナログRF信号1を高速に検波し、高
速検波信号57を生成する。一方、低速検波回路52
で、外付け回路(II)53を用い、そのコンデンサによ
る放電時定数によりアナログRF信号1を高速検波回路
50に比べて低速に検波し、低速検波信号58を生成す
る。
【0011】次に、シフト回路54で、低速検波信号5
8をレベルシフトすることでシフト信号59を生成し、
比較回路55で高速検波信号57とシフト信号59とを
比較しドロップアウト検出信号9を生成し、ドロップア
ウト検出信号9をドロップアウト検出回路の出力として
いる。
【0012】上記の構成をとることで、明側エンベロー
プ信号レベルが低くなった場合、図12(b)のよう
に、低速検波信号58をシフトしたシフト信号59は変
化が少ないが高速検波信号57は変化が大きいため、高
速検波信号57がシフト信号59より小さくなり、明側
のエンベロープ信号レベルが低くなったことが検出でき
ることで、ドロップアウト検出を行っていた。
【0013】また、再生速度が変化した場合、たとえ
ば、ドロップアウトの幅が図10(a)に示す1倍速の
場合から2倍速になった場合は、図10(b)に示すよ
うに、ドロップアウトの幅は1/2に変化するため、低
速検波回路52の追従性が一定の場合は、低速検波信号
58のレベルは通常速の場合と比べると上昇する。その
ためシフト信号59のレベルも上昇する。従って、高速
検波信号57は、そのレベル自身は変化しないため、相
対的にシフト信号59に比べてレベルが下降したかのよ
うに振る舞う。
【0014】これを受けて出力されるドロップアウト検
出信号9は、図10(c)に示すように、正規の場合と
比べて、ドロップアウト検出信号の幅は広くなり、誤検
出しているといえる。言い換えると速度が変動すること
によって、所望の幅のドロップアウト検出信号9を得る
ことができなくなる。
【0015】これに対し、従来の構成では、電流切替信
号56により、コンデンサからなる外付け回路(II)5
3に低速検波回路52内で並列接続された電流源を切り
替えて、電流源での電流量を可変し、外付け回路(II)
53からの放電時間を調節することにより、低速検波回
路52の検波時定数を切り換え、低速検波の追従性を変
化させることで、図10(d)に示すように、低速検波
信号58のレベルを調整し、再生速度の変化に対応させ
ることにより、図10(e)に示すように、正規の幅の
ドロップアウト検出信号を得るようにしている。
【0016】また、ドロップアウト検出の方式を明側エ
ンベロープが変動する際において、明側エンベロープ波
形の傾きを利用したドロップアウト検出回路もある。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来のドロップアウト検出回路においては、低速検
波回路および高速検波回路にそれぞれ外付け回路が必要
であるため、それら外付け回路接続用の専用端子が必要
になる。
【0018】またアナログ信号を用いて信号処理を行う
ために、外部からのノイズ等の影響を受けやすく、ドロ
ップアウト検出の精度は悪くなる。また再生速度の変化
に対しては低速検波の電流量を切り換えることで実現し
ているが、柔軟性がなく、検出精度が悪く、更に電流の
切り換えは外付け回路の変更が必要になる。
【0019】以上によるアナログ回路の増大といった問
題点を有していた。以上のように、今後、光ディスク信
号処理・コントロールブロック等への統合を考えた場
合、アナログ回路は多くの外付け回路が必要であり、ま
た製造上のバラツキの影響を受けやすいため回路設計が
困難であり、今後プロセスの微細化が進んだ場合でも面
積の削減が困難である。
【0020】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、外付け回路やアナログ回路を必要とせずに容易に
パラメータ変更が可能で、ノイズ等からの外部要因に対
して影響を受けず、且つ再生速度に対して最適なドロッ
プアウト検出を行うことができるドロップアウト検出回
路を提供する。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明のドロップアウト検出回路は、情報の記録媒
体であるディスクを再生して得られた前記情報に対応す
るアナログRF信号から、その再生の際に発生するドロ
ップアウトを検出するドロップアウト検出回路におい
て、前記アナログRF信号からその明側を検波して明側
検波信号を抽出する明側検波回路と、前記アナログRF
信号からその暗側を検波して暗側検波信号を抽出する暗
側検波回路と、前記明側検波信号を形式変換してデジタ
ル形式の明側エンベロープ信号を出力する第一のA/D
変換器と、前記暗側検波信号を形式変換してデジタル形
式の暗側エンベロープ信号を出力する第二のA/D変換
器と、前記明側エンベロープ信号と前記暗側エンベロー
プ信号とに対するローパスフィルタ動作を有し、前記明
側エンベロープ信号と前記暗側エンベロープ信号との各
レベルに応じて、それらに基づいて得られる出力信号の
レベルを制御するレベル制御手段と、前記明側エンベロ
ープ信号と前記レベル制御手段からの出力信号とを、そ
の出力信号を前記明側エンベロープ信号のレベル検出の
際の比較基準となるコンパレートレベル基準信号とし
て、レベル比較する比較回路とを備え、前記比較回路
を、それによるレベル比較の結果、前記コンパレートレ
ベル基準信号に比べて前記明側エンベロープ信号の方が
レベルの低い期間を前記ドロップアウトの期間として、
その期間に対応させてドロップアウト検出信号を出力す
るよう構成したことを特徴とする。
【0022】この構成により、ドロップアウト検出の際
に必要な信号をデジタル信号として処理することによ
り、製造上のバラツキやノイズ等に対して強くなるた
め、アナログ信号処理と比べて検出精度を向上する。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載のドロッ
プアウト検出回路は、情報の記録媒体であるディスクを
再生して得られた前記情報に対応するアナログRF信号
から、その再生の際に発生するドロップアウトを検出す
るドロップアウト検出回路において、前記アナログRF
信号からその明側を検波して明側検波信号を抽出する明
側検波回路と、前記アナログRF信号からその暗側を検
波して暗側検波信号を抽出する暗側検波回路と、前記明
側検波信号を形式変換してデジタル形式の明側エンベロ
ープ信号を出力する第一のA/D変換器と、前記暗側検
波信号を形式変換してデジタル形式の暗側エンベロープ
信号を出力する第二のA/D変換器と、前記明側エンベ
ロープ信号と前記暗側エンベロープ信号とに対するロー
パスフィルタ動作を有し、前記明側エンベロープ信号と
前記暗側エンベロープ信号との各レベルに応じて、それ
らに基づいて得られる出力信号のレベルを制御するレベ
ル制御手段と、前記明側エンベロープ信号と前記レベル
制御手段からの出力信号とを、その出力信号を前記明側
エンベロープ信号のレベル検出の際の比較基準となるコ
ンパレートレベル基準信号として、レベル比較する比較
回路とを備え、前記比較回路を、それによるレベル比較
の結果、前記コンパレートレベル基準信号に比べて前記
明側エンベロープ信号の方がレベルの低い期間を前記ド
ロップアウトの期間として、その期間に対応させてドロ
ップアウト検出信号を出力するよう構成する。
【0024】この構成によると、ドロップアウト検出の
際に必要な信号をデジタル信号として処理することによ
り、製造上のバラツキやノイズ等に対して強くなるた
め、アナログ信号処理と比べて検出精度を向上する。
【0025】請求項2に記載のドロップアウト検出回路
は、情報の記録媒体であるディスクを再生して得られた
前記情報に対応するアナログRF信号から、その再生の
際に発生するドロップアウトを検出するドロップアウト
検出回路において、前記アナログRF信号を形式変換し
てデジタル形式のRF信号を出力するA/D変換器と、
前記デジタルRF信号からその明側を検波して明側エン
ベロープ信号を抽出する明側検波回路と、前記デジタル
RF信号からその暗側を検波して暗側エンベロープ信号
を抽出する暗側検波回路と、前記明側エンベロープ信号
と前記暗側エンベロープ信号とに対するローパスフィル
タ動作を有し、前記明側エンベロープ信号と前記暗側エ
ンベロープ信号との各レベルに応じて、それらに基づい
て得られる出力信号のレベルを制御するレベル制御手段
と、前記明側エンベロープ信号と前記レベル制御手段か
らの出力信号とを、その出力信号を前記明側エンベロー
プ信号のレベル検出の際の比較基準となるコンパレート
レベル基準信号として、レベル比較する比較回路とを備
え、前記比較回路を、それによるレベル比較の結果、前
記コンパレートレベル基準信号に比べて前記明側エンベ
ロープ信号の方がレベルの低い期間を前記ドロップアウ
トの期間として、その期間に対応させてドロップアウト
検出信号を出力するよう構成する。
【0026】この構成によると、アナログRF信号から
デジタル変換したデジタルRFエンベロープ信号に対し
てデジタル信号処理するため、外付け回路なしにドロッ
プアウトの検出を可能とするとともに、ドロップアウト
検出の際に必要な信号をデジタル信号として処理するこ
とにより、製造上のバラツキやノイズ等に対して強くな
るため、アナログ信号処理と比べて検出精度を向上す
る。
【0027】請求項3に記載のドロップアウト検出回路
は、請求項1または請求項2記載のレベル制御手段を、
その出力信号の傾きを任意のゲインパラメータにより可
変可能に構成する。
【0028】請求項4に記載のドロップアウト検出回路
は、請求項1または請求項2記載のレベル制御手段を、
明側エンベロープ信号と暗側エンベロープ信号の各信号
に対して、任意のゲインパラメータによりレベルを可変
した後に、ローパスフィルタ動作を行うよう構成する。
【0029】これらの構成によると、再生速度に対応し
たゲインパラメータについてデジタル的な設定を可能と
し、その設定の柔軟性を向上し、再生速度に対して最適
なドロップアウトの検出を可能とする。
【0030】請求項5に記載のドロップアウト検出回路
は、請求項3または請求項4記載のレベル制御手段を、
任意のゲインパラメータとして、ディスクの再生速度に
応じて最適なゲインパラメータを自動で出力するよう構
成する。
【0031】請求項6に記載のドロップアウト検出回路
は、請求項5記載のレベル制御手段を、ディスクの再生
速度を基準クロックと再生クロックとをカウントして得
られた周波数に基づいて導出するよう構成する。
【0032】これらの構成によると、再生速度に対して
周波数カウンタを用い、ゲインパラメータの自動的な設
定を可能とすることにより、再生速度に対するドロップ
アウト検出制御の追従性を向上する。
【0033】請求項7に記載のドロップアウト検出回路
は、請求項6記載のレベル制御手段からのディスクの再
生速度信号に基づいて、A/D変換の際のサンプリング
クロックを生成しA/D変換器に伝えるよう構成したタ
イミング生成回路を備えた構成とする。
【0034】この構成によると、周波数カウンタの結果
によってA/D変換器のサンプリング周波数を可変する
ことにより、消費電力を削減する。以下、本発明の一実
施の形態を示すドロップアウト検出回路について、図面
を参照しながら具体的に説明する。 (第一の実施の形態)本発明の第一の実施の形態のドロ
ップアウト検出回路を説明する。
【0035】図1は本第一の実施の形態のドロップアウ
ト検出回路の構成を示すブロック図である。図1におい
て、1はディスクから読み取ったアナログRF信号、2
a、2bはA/D変換器、3はコンパレートレベル制御
回路、4は比較回路、9はドロップアウト検出信号、1
1はコンパレートレベル基準信号、12は明側エンベロ
ープ信号、13は暗側エンベロープ信号、20は明側検
波回路、21は外付け回路(I)、22は暗側検波回
路、23は外付け回路(II)、27は明側検波信号、2
8は暗側検波信号である。
【0036】以上のように構成された本実施の形態のド
ロップアウト検出回路について、その動作を以下に説明
する。図2(a)に示すアナログRF信号1は明側検波
回路20及び暗側検波回路22にそれぞれ入力される。
明側検波回路20において外付け回路(I)21を用い
て、図11の高速検波回路50と同様の構成および動作
により、アナログRF信号1の振幅レベルの上(高い)
側を抽出し、図2(b)のような明側検波信号27が生
成される。生成された明側検波信号27はA/D変換器
2a入力され、明側エンベロープ信号12が生成され
る。生成された明側エンベロープ信号12は、比較回路
4とコンパレートレベル制御回路3とに、それぞれ入力
される。
【0037】一方、暗側検波回路22において外付け回
路(II)23を用いて、明側検波回路20とは、回路的
に逆極性の構成および動作により、アナログRF信号1
の振幅レベルの下(ボトム)側を抽出し、図2(d)の
ような暗側検波信号28が生成される。生成された暗側
検波信号28はA/D変換器2bに入力され、暗側エン
ベロープ信号13が生成される。
【0038】生成された暗側エンベロープ信号13はコ
ンパレートレベル制御回路3に入力される。また、コン
パレートレベル制御回路3で生成されたコンパレートレ
ベル基準信号11を、そのコンパレートレベル制御回路
3がフィードバックループ構成を採るように、コンパレ
ートレベル制御回路3にフィードバック入力している。
【0039】前記の明側エンベロープ信号12と暗側エ
ンベロープ信号13と、前に行ったコンパレートレベル
制御回路3の処理結果(詳細は後述する)であるコンパ
レートレベル基準信号11とを演算することにより、図
2(c)のようなコンパレートレベル基準信号11が生
成される。生成されたコンパレートレベル基準信号11
は比較回路4に入力される。
【0040】ここで、上記のコンパレートレベル制御回
路3について、その動作を図14を用いて説明する。図
14は本実施の形態におけるコンパレートレベル制御回
路の構成例を示すブロック図である。図14において、
71は加算回路(I)、72は減算回路(I)、73は
加算回路(II)、74はラッチ、76は積分回路、75
は乗算器である。加算回路(I)71において、明側検
波信号27から得られた明側エンベロープ信号12と暗
側検波信号28から得られた暗側エンベロープ信号13
とが加算され、減算回路(I)72に伝達される。減算
回路(I)72より以降の信号の流れについては、伝達
関数を用いて後述する。
【0041】まず先に、積分回路76の伝達関数につい
て求める。尚、積分回路76は、加算回路(II)73と
ラッチ74から構成される。積分回路76の入力をaと
し、加算回路(II)73の出力をbとし、積分回路76
の出力をcとした場合、加算回路(II)73の出力はb
=a+cであり、また積分回路76の出力はc=bZ -1
となり、積分回路76の出力について解くと、c=(Z
-1/(1−Z-1))aとなる。
【0042】次に、コンパレートレベル制御回路3の伝
達関数を求める。加算回路(I)71の出力をαとし、
減算回路(I)72の出力をγとし、コンパレートレベ
ル基準信号11をβとし、積分回路76の伝達関数をH
(Z)とし、乗算器75の係数をkとした場合、減算回路
(I)72の出力はγ=α−βであり、コンパレートレ
ベル基準信号11はβ=γH(Z)kである。
【0043】コンパレートレベル基準信号11について
解くと、β=(H(Z)k/(1+H( Z)k))kとなり、
先ほど求めた積分回路76の伝達関数(Z-1/(1−Z
-1))をβのH(Z)に代入してそれぞれ整理すると、β
=k/((1−Z-1)/Z-1+k)が得られる。
【0044】この伝達関数の形状はローパスフィルタの
形状と同一であり、コンパレートレベル制御回路3はロ
ーパスフィルタと同じ動作をすることになる。従って、
コンパレートレベル制御回路3を通過することにより、
図2(c)(あるいは図4(C−2))のようななだら
かな波形が型成される。
【0045】このようにして、コンパレートレベル制御
回路3は、暗側検波回路22においてボトムレベルが常
に一定ではない(GNDレベルではなく変動するケース
が有る)ため、上記の回路構成をとり、レベル変動に対
して追従させることにより、ドロップアウトの検出精度
を向上している。
【0046】最後に、比較回路4において、前記の明側
エンベロープ信号12のレベルとコンパレートレベル基
準信号11のレベルについて比較を行い、明側エンベロ
ープ信号12がコンパレートレベル基準信号11より低
い状態をドロップアウト検出とし、図2(e)のように
ドロップアウト検出信号9を出力する。
【0047】上記構成をとることにより、コンパレート
レベル制御回路3及び比較回路4において、従来製造上
のバラツキや、ノイズ等の影響を受けやすかった部分で
デジタル信号処理を行うため、ドロップアウト検出の精
度が向上する。
【0048】また、ディスクやピックアップ要因による
入力条件の変動に伴うRF信号の振幅が変動した場合に
対しても、上記構成を採ることにより、ドロップアウト
検出は最適化される。
【0049】図7(a)はRF信号の振幅レベルが変動
した場合、例えば明側の振幅レベルが減衰した場合を示
す。このようなRF信号に対して、従来方式を用いた場
合には、RF信号よりそれぞれ図7(b−1)の高速検
波信号、図7(b−2)の低速検波信号が得られる。図
7(b−2)の低速検波信号をレベルシフトし、図7
(b−3)のシフト信号を生成する。
【0050】図7(b−1)の高速検波信号と図7(b
−3)のシフト信号とを比較すると、図7(c−1)の
ドロップアウト検出信号が発生する。ドロップアウトは
データが欠落している状態を示すため、ここでは誤検出
したことになる。
【0051】ここで上記の本実施の形態の構成を用いた
場合、図7(d−1)の明側エンベロープ信号と図7
(d−3)の暗側エンベロープ信号の両方を用いて、図
7(d−2)のコンパレートレベル基準信号を生成する
ため、図7(d−2)のコンパレートレベル基準信号が
RF信号に対して追従する。従って、従来の回路構成と
比較してドロップアウト検出は、図7(c−2)のよう
に最適化される。
【0052】同様に、暗側のレベルが増大した場合、及
び明側、暗側のレベルが減衰及び増大した場合において
も、RF信号に対して追従性があるため、誤検出の可能
性が削減される。以上の2点よりドロップアウト検出の
精度を向上することができる。 (第二の実施の形態)本発明の第二の実施の形態のドロ
ップアウト検出回路を説明する。
【0053】図3は本第二の実施の形態のドロップアウ
ト検出回路の構成を示すブロック図である。図3におい
て、5は明側検波回路、6は暗側検波回路、14はデジ
タルRF信号である。本構成のドロップアウト検出回路
において第一の実施の形態と異なる部分は、デジタルR
F信号14を用いて、明側検波回路5及び暗側検波回路
6がデジタル処理されているところである。
【0054】図4(a)に示すアナログRF信号1はA
/D変換器2に入力され、デジタル化されデジタルRF
信号14となる。デジタルRF信号14は、明側検波回
路5及び暗側検波回路6にそれぞれ入力される。
【0055】明側検波回路5において、デジタルRF信
号14の振幅レベルに対して、ある一定時間の間の最大
値を抽出することによって、図4(b−1)のような明
側エンベロープ信号12が生成される。生成された明側
エンベロープ信号12は比較回路4とコンパレートレベ
ル制御回路3とにそれぞれ入力される。
【0056】一方、暗側検波回路6において、デジタル
RF信号14の振幅レベルに対して、ある一定時間の間
の最小値を抽出することによって、図4(d−1)のよ
うな暗側エンベロープ信号13が生成される。生成され
た暗側エンベロープ信号13はコンパレートレベル制御
回路3に入力される。
【0057】以降は、第一の実施の形態の場合と同じ動
作となるため、ここでの説明は省略する。上記構成をと
ることにより、第一の実施の形態と比較して、従来のド
ロップアウト検出回路より残っていた外付け回路(I)
21及び外付け回路(II)23が削減され、またアナロ
グ信号処理を行う回路が無くなるために、製造上のバラ
ツキやノイズ等の影響が更に受けにくくなるため、ドロ
ップアウト検出の精度を向上することができる。 (第三の実施の形態)本発明の第三の実施の形態のドロ
ップアウト検出回路を説明する。
【0058】図5は本第三の実施の形態のドロップアウ
ト検出回路の構成を示すブロック図である。図5におい
て、31は明側ゲイン切換回路、32は暗側ゲイン切換
回路、43はゲイン切換回路、33はゲインパラメータ
(I)、34はゲインパラメータ(II)である。本構成
のドロップアウト検出回路において第二の実施の形態と
異なる部分は、コンパレートレベル制御回路3の前段
に、明側ゲイン切換回路31および暗側ゲイン切換回路
32を配置し、更にコンパレートレベル制御回路3の後
段にゲイン切換回路43を配置している点である。
【0059】明側ゲイン切換回路31および暗側ゲイン
切換回路32に対して任意の値のゲインパラメータ
(I)33を入力することにより、明側エンベロープ信
号12及び暗側エンベロープ信号13の出力振幅レベル
を変化させ、図4(c−3)のように、図4(c−1)
のコンパレートレベル基準信号11の振幅レベルを可変
とすることが可能となる。このようにコンパレートレベ
ル基準信号11の振幅レベルを変化させることで、ドロ
ップアウト検出のレベルなど振幅方向のパラメータを変
化させることができる。
【0060】上記の動作によって、例えばCD−R等の
ように光の反射量がCDと異なるため、明側と暗側との
レベルの差がCDと比べて小さい場合に、上記の回路構
成を用いることにより、ドロップアウト検出について、
図4(e−3)のようなドロップアウト検出信号が得ら
れ、図4(e−1)のようなドロップアウト検出信号に
よるドロップアウト検出より精度を向上することが可能
となる。
【0061】また、ゲイン切換回路43に対して任意の
値のゲインパラメータ(II)34を入力することによ
り、図4(c−2)のように、図4(c−1)のコンパ
レートレベル基準信号11の傾き係数を可変とすること
が可能となる。このようにコンパレートレベル基準信号
11の傾きを変化させることで、図4(e−2)のよう
に、ドロップアウト検出の幅など時間軸方向のパラメー
タを変化させることができる。
【0062】上記の動作によって、例えばディスクの回
転速度が2倍速に変わった場合においても、図4(e−
1)のようなドロップアウト検出信号によるドロップア
ウト検出を行う通常速の時と同一のスライスレベルでド
ロップアウトを検出することが可能となる。
【0063】上記構成をとることにより、ゲインパラメ
ータ(I)33とゲインパラメータ(II)34の設定に
より、ドロップアウト検出の時間軸方向と振幅軸方向と
の最適な設定を行うことができる。すなわちディスクの
状況に応じた最適な設定をリアルタイムに行うことがで
きる。 (第四の実施の形態)本発明の第四の実施の形態のドロ
ップアウト検出回路を説明する。
【0064】図6は本第四の実施の形態のドロップアウ
ト検出回路の構成を示すブロック図である。図6におい
て、35はゲインパラメータ生成回路、36は再生速度
信号である。本構成のドロップアウト検出回路において
第三の実施の形態と異なる部分は、ゲインパラメータ
(I)33とゲインパラメータ(II)34の生成を、再
生速度信号36に応じてゲインパラメータ生成回路35
で生成する点である。
【0065】光ディスク、例えばCD−ROMなどにお
いては再生速度の可変量が大きいことが必須条件となっ
ている。図10のように読み出しスピードが変動する
と、ドロップアウト時のRF信号の幅が変動するため、
コンパレートレベル基準信号11を、レベルシフトなど
により最適な値に追従させる必要性がある。
【0066】上記構成をとることにより、ゲインパラメ
ータ生成回路35で、ゲインパラメータ(I)33とゲ
インパラメータ(II)34が、再生速度信号36に応じ
て自動的に切り換わることにより、ディスクの再生速度
(n倍速再生)に対して、常に最適なドロップアウト検
出信号を得ることができる。 (第五の実施の形態)本発明の第五の実施の形態のドロ
ップアウト検出回路を説明する。
【0067】図8は本第五の実施の形態のドロップアウ
ト検出回路の構成を示すブロック図である。図8におい
て、37は周波数カウンタ、38は基準クロック、39
は再生クロックである。本構成のドロップアウト検出回
路において第四の実施の形態と異なる部分は、再生速度
信号36の生成を、周波数カウンタ37で基準クロック
38と再生クロック39に応じて生成する点である。
【0068】再生クロック39は、ディスクのデータを
読み取るタイミングを発生させるためのクロックであ
り、再生速度に追従してクロック周波数が変動する特性
がある。また基準クロック38においては、固定でクロ
ック周波数は変動しない。基準クロック38と再生クロ
ック39を用いてそれぞれの周波数をカウントすること
により、ディスクを読み出しているスピードを抽出し、
これを再生速度信号36とする。
【0069】上記構成をとることにより、再生速度信号
36が自動的に生成されるため、常にディスクの再生速
度に最適なドロップアウト検出信号を得ることができ
る。また、通常ディスクのデータを読み出す際は再生ク
ロック39の周波数が安定な状態で読み出すが、プレイ
アビリティーを上げるため、再生クロック39の周波数
が変動している状態においてもディスクのデータを読み
出す場合がある。このように再生クロック39の周波数
が変動している場合でも、再生速度信号36が自動的に
追従するため、ドロップアウト検出の精度を上げること
ができる。 (第六の実施の形態)本発明の第六の実施の形態のドロ
ップアウト検出回路を説明する。
【0070】図9は本第六の実施の形態のドロップアウ
ト検出回路の構成を示すブロック図である。図9におい
て、41はタイミング生成回路、42はサンプリングク
ロックである。本構成のドロップアウト検出回路におい
て第五の実施の形態と異なる部分は、タイミング生成回
路41で、再生速度信号36に応じて、A/D変換器2
におけるA/D変換の際のサンプリングクロック42を
生成する点である。
【0071】上記構成をとることによって、A/D変換
器2に対するサンプリングクロック42の周波数を、再
生速度に応じて最も適切なサンプリング周波数となるよ
うに選択することにより、A/D変換器2の消費電力を
削減することができる。
【0072】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ドロップ
アウト検出の際に必要な信号をデジタル信号として処理
することにより、製造上のバラツキやノイズ等に対して
強くなるため、アナログ信号処理と比べて検出精度を向
上することができる。
【0073】また、アナログRF信号からデジタル変換
したデジタルRFエンベロープ信号に対してデジタル信
号処理するため、外付け回路なしにドロップアウトを検
出することができる。
【0074】また、再生速度に対応したゲインパラメー
タについてデジタル的な設定を可能とし、その設定の柔
軟性を向上し、再生速度に対して最適なドロップアウト
検出を行うことができる。
【0075】また、再生速度に対して周波数カウンタを
用い、ゲインパラメータの自動的な設定を可能とするこ
とにより、再生速度に対するドロップアウト検出制御の
追従性を向上することができる。
【0076】さらには、周波数カウンタの結果によって
A/D変換器のサンプリング周波数を可変することによ
り、消費電力を削減することができる。以上により、外
付け回路やアナログ回路を必要とせずに容易にパラメー
タ変更が可能で、ノイズ等からの外部要因に対して影響
を受けず、且つ再生速度に対して最適なドロップアウト
検出を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態のドロップアウト検
出回路の構成ブロック図
【図2】同第一の実施の形態のドロップアウト検出回路
の動作を示す波形図
【図3】本発明の第二の実施の形態のドロップアウト検
出回路の構成ブロック図
【図4】本発明の第二および第三の実施の形態のドロッ
プアウト検出回路の動作を示す波形図
【図5】本発明の第三の実施の形態のドロップアウト検
出回路の構成ブロック図
【図6】本発明の第四の実施の形態のドロップアウト検
出回路の構成ブロック図
【図7】本発明の第一の実施の形態のドロップアウト検
出回路におけるRF信号の振幅レベルが変動した場合の
波形図
【図8】本発明の第五の実施の形態のドロップアウト検
出回路の構成ブロック図
【図9】本発明の第六の実施の形態のドロップアウト検
出回路の構成ブロック図
【図10】従来のドロップアウト検出回路の2倍速にお
ける動作を示す波形図
【図11】従来のドロップアウト検出回路の構成ブロッ
ク図
【図12】従来のドロップアウト検出回路の1倍速(通
常)における動作を示す波形図
【図13】光ディスクシステムの基本構成を示すブロッ
ク図
【図14】本発明の実施の形態におけるコンパレートレ
ベル制御回路の構成ブロック図
【符号の説明】
1 アナログRF信号 2、2a、2b A/D変換器 3 コンパレートレベル制御回路 4 比較回路 5 明側検波回路 6 暗側検波回路 9 ドロップアウト検出信号 11 コンパレートレベル基準信号 12 明側エンベロープ信号 13 暗側エンベロープ信号 14 デジタルRF信号 20 明側検波回路 21 外付け回路(I) 22 暗側検波回路 23 外付け回路(II) 31 明側ゲイン切換回路 32 暗側ゲイン切換回路 33 ゲインパラメータ(I) 34 ゲインパラメータ(II) 35 ゲインパラメータ生成回路 36 再生速度信号 37 周波数カウンタ 38 基準クロック 39 再生クロック 41 タイミング生成回路 42 サンプリングクロック 43 ゲイン切換回路 50 高速検波回路 51 外付け回路(I) 52 低速検波回路 53 外付け回路(II) 54 シフト回路 55 比較回路 56 電流切換信号 57 高速検波信号 58 低速検波信号 59 シフト信号 61 光ピックアップ 62 ヘッドアンプブロック 63 光ディスク信号処理・コントロールブロック 71 加算回路(I) 72 減算回路(I) 73 加算回路(II) 74 ラッチ 75 乗算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 20/18 572 G11B 20/18 572C 572F (72)発明者 高山 強之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5D044 BC03 BC04 CC06 FG06 FG14 FG16 5D090 AA01 BB02 BB03 BB04 CC04 DD03 EE17 FF43

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報の記録媒体であるディスクを再生し
    て得られた前記情報に対応するアナログRF信号から、
    その再生の際に発生するドロップアウトを検出するドロ
    ップアウト検出回路において、前記アナログRF信号か
    らその明側を検波して明側検波信号を抽出する明側検波
    回路と、前記アナログRF信号からその暗側を検波して
    暗側検波信号を抽出する暗側検波回路と、前記明側検波
    信号を形式変換してデジタル形式の明側エンベロープ信
    号を出力する第一のA/D変換器と、前記暗側検波信号
    を形式変換してデジタル形式の暗側エンベロープ信号を
    出力する第二のA/D変換器と、前記明側エンベロープ
    信号と前記暗側エンベロープ信号とに対するローパスフ
    ィルタ動作を有し、前記明側エンベロープ信号と前記暗
    側エンベロープ信号との各レベルに応じて、それらに基
    づいて得られる出力信号のレベルを制御するレベル制御
    手段と、前記明側エンベロープ信号と前記レベル制御手
    段からの出力信号とを、その出力信号を前記明側エンベ
    ロープ信号のレベル検出の際の比較基準となるコンパレ
    ートレベル基準信号として、レベル比較する比較回路と
    を備え、前記比較回路を、それによるレベル比較の結
    果、前記コンパレートレベル基準信号に比べて前記明側
    エンベロープ信号の方がレベルの低い期間を前記ドロッ
    プアウトの期間として、その期間に対応させてドロップ
    アウト検出信号を出力するよう構成したことを特徴とす
    るドロップアウト検出回路。
  2. 【請求項2】 情報の記録媒体であるディスクを再生し
    て得られた前記情報に対応するアナログRF信号から、
    その再生の際に発生するドロップアウトを検出するドロ
    ップアウト検出回路において、前記アナログRF信号を
    形式変換してデジタル形式のRF信号を出力するA/D
    変換器と、前記デジタルRF信号からその明側を検波し
    て明側エンベロープ信号を抽出する明側検波回路と、前
    記デジタルRF信号からその暗側を検波して暗側エンベ
    ロープ信号を抽出する暗側検波回路と、前記明側エンベ
    ロープ信号と前記暗側エンベロープ信号とに対するロー
    パスフィルタ動作を有し、前記明側エンベロープ信号と
    前記暗側エンベロープ信号との各レベルに応じて、それ
    らに基づいて得られる出力信号のレベルを制御するレベ
    ル制御手段と、前記明側エンベロープ信号と前記レベル
    制御手段からの出力信号とを、その出力信号を前記明側
    エンベロープ信号のレベル検出の際の比較基準となるコ
    ンパレートレベル基準信号として、レベル比較する比較
    回路とを備え、前記比較回路を、それによるレベル比較
    の結果、前記コンパレートレベル基準信号に比べて前記
    明側エンベロープ信号の方がレベルの低い期間を前記ド
    ロップアウトの期間として、その期間に対応させてドロ
    ップアウト検出信号を出力するよう構成したことを特徴
    とするドロップアウト検出回路。
  3. 【請求項3】 レベル制御手段を、その出力信号の傾き
    を任意のゲインパラメータにより可変可能に構成したこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2記載のドロップ
    アウト検出回路。
  4. 【請求項4】 レベル制御手段を、明側エンベロープ信
    号と暗側エンベロープ信号の各信号に対して、任意のゲ
    インパラメータによりレベルを可変した後に、ローパス
    フィルタ動作を行うよう構成したことを特徴とする請求
    項1または請求項2記載のドロップアウト検出回路。
  5. 【請求項5】 レベル制御手段を、任意のゲインパラメ
    ータとして、ディスクの再生速度に応じて最適なゲイン
    パラメータを自動で出力するよう構成したことを特徴と
    する請求項3または請求項4記載のドロップアウト検出
    回路。
  6. 【請求項6】 レベル制御手段を、ディスクの再生速度
    を基準クロックと再生クロックとをカウントして得られ
    た周波数に基づいて導出するよう構成したことを特徴と
    する請求項5記載のドロップアウト検出回路。
  7. 【請求項7】 レベル制御手段からのディスクの再生速
    度信号に基づいて、A/D変換の際のサンプリングクロ
    ックを生成しA/D変換器に伝えるよう構成したタイミ
    ング生成回路を備えたことを特徴とする請求項6記載の
    ドロップアウト検出回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009070490A (ja) * 2007-09-13 2009-04-02 Nec Corp ピークレベル検出器、ピークレベル検出部、及び、2値化信号生成回路
US7768884B2 (en) * 2007-05-17 2010-08-03 Alpine Electronics, Inc. Dropout detection device, disk reproduction apparatus, and dropout detection method

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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