JP3428505B2 - ディジタル信号再生装置 - Google Patents

ディジタル信号再生装置

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JP3428505B2
JP3428505B2 JP17597299A JP17597299A JP3428505B2 JP 3428505 B2 JP3428505 B2 JP 3428505B2 JP 17597299 A JP17597299 A JP 17597299A JP 17597299 A JP17597299 A JP 17597299A JP 3428505 B2 JP3428505 B2 JP 3428505B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディジタル信号再生
装置に係り、特に光ディスク等の記録媒体から再生され
た、ランレングス制限符号を所望のビットレートでリサ
ンプリング演算してリサンプリングデータを生成してイ
コライザへ出力するリサンブリング演算位相同期ループ
回路を備えたディジタル信号再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図12は従来のディジタル信号再生装置
の一例のブロック図を示す。同図において、光ディスク
等の記録媒体51に記録されている、情報信号がディジ
タル変調されてなるディジタル信号は、図示しない再生
手段により再生され、前置増幅器52で前置増幅され、
ATC回路53で直流成分(DC成分)が阻止され、図
示しないA/D変換器でサンプリングされた後、AGC
回路54で振幅が一定になるように自動利得制御(AG
C)される。PLL回路55はAGC回路54から入力
される入力信号を所望のビットレートでリサンプリング
したディジタルデータを生成して適応イコライザ(クロ
ストークキャンセラ(CTC))56に供給する。
【0003】適応イコライザ56は、入力信号に対して
例えばパーシャルレスポンス(PR)特性を付与して、
波形等化を行う。適応イコライザ56の出力信号は、復
号回路57に供給され、ここで例えば公知のビタビ復号
された後、ECC回路58に供給され、復号データ列中
の誤り訂正符号を用いて、その誤り訂正符号の生成要素
の符号誤りが訂正され、誤りの低減された復号データが
出力される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記の図1
2に示した従来のディジタル信号再生装置では、記録媒
体51が光ディスクである場合は、再生信号が図13に
61で示すように、最大振幅中心レベル62と最小反転
間隔の中心レベル63とが不一致であるような、上下非
対称性を有することがあるため、このような再生信号波
形の場合は、ATC回路53が単純に最大振幅の中央レ
ベルを0レベルとするような制御を行う構成であると、
本来の0レベルであるべき最小反転間隔の信号レベルの
中央に0レベルを設定することができない。この場合
は、エラーレートが悪くなり、高密度記録への障害とな
る。
【0005】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
収束が速くしかも確実に記録媒体の記録情報を再生し得
るディジタル信号再生装置を提供することを目的とす
る。
【0006】また、本発明の他の目的は、高密度記録さ
れた記録媒体の記録情報をパーシャルレスポンス等化を
用いて正確に再生し得るディジタル信号再生装置を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、第1の発明は、再生信号中からランレングス制限符
号を再生し、ランレングス制限符号を再生した再生信号
をパーシャルレスポンス等化した後復号するディジタル
信号再生装置において、ランレングス制限符号をディジ
タル再生信号に変換するA/D変換器と、A/D変換器
から出力されたディジタル再生信号を所望のビットレー
トでリサンプリング演算してリサンプリングデータを生
成してイコライザへ出力すると共に、ビットクロックを
生成し、更にリサンプリングデータのゼロクロスを検出
して、リサンプリングによって形成されたサンプルポイ
ントと、そのサンプルポイントの前後のサンプルポイン
トが存在するタイミングを示す0ポイント情報を出力す
るリサンプリング演算位相同期ループ回路と、リサンプ
リング演算位相同期ループ回路によりリサンプリングさ
れた信号が第1の入力端子に入力され、0ポイント情報
が第2の入力端子に入力され、0ポイント情報が示すサ
ンプルポイント及びその前後のサンプルポイントのタイ
ミングに応じた、リサンプリング演算位相同期ループ回
路の出力リサンプリングデータの有効成分だけを積分し
て、その積分値をDCオフセット情報として出力するエ
ラー演算器と、A/D変換器から出力されるディジタル
再生信号とエラー演算器から出力されるDCオフセット
情報との差分信号を生成して、リサンプリング演算位相
同期ループ回路に入力する減算回路とを有する構成とし
たものである。
【0008】 この第1の発明では、エラー演算器によ
り、リサンプリング演算位相同期ループ回路がロックす
べきゼロクロス点に相当する、リサンプリングによって
形成されたサンプルポイントだけでなく、そのサンプル
ポイントの前後のサンプルポイントが存在するタイミン
グを示す0ポイント情報のタイミングに応じた、リサン
プリング演算位相同期ループ回路の出力リサンプリング
データの有効成分だけを積分して、その積分値をDCオ
フセット情報としてA/D変換器から出力されるディジ
タル再生信号から減算するようにしたため、この減算に
よりA/D変換器から出力されるディジタル再生信号中
のDCオフセット成分を取り除いてリサンプリング演算
位相同期ループ回路に入力することができる。
【0009】また、上記の目的を達成するため、第2の
発明は、第1の発明における減算回路に代えて、減算回
路をリサンプリング演算位相同期ループ回路から出力さ
れるリサンプリングデータとエラー演算器から出力され
るDCオフセット情報との差分信号を生成して、イコラ
イザに入力する構成としたものである。
【0010】 この第2の発明では、エラー演算器によ
り、リサンプリング演算位相同期ループ回路がロックす
べきゼロクロス点に相当する、リサンプリングによって
形成されたサンプルポイントだけでなく、そのサンプル
ポイントの前後のサンプルポイントが存在するタイミン
グを示す0ポイント情報のタイミングに応じた、リサン
プリング演算位相同期ループ回路の出力リサンプリング
データの有効成分だけを積分して、その積分値をDCオ
フセット情報としてリサンプリングデータから減算する
ようにしたため、この減算によりリサンプリング演算位
相同期ループ回路から出力されるリサンプリングデータ
中のDCオフセット成分を取り除いてイコライザに入力
することができる。
【0011】
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。図1は本発明になるディジタル
信号再生装置の第1の実施の形態のブロック図を示す。
同図において、光ディスクから公知の光ヘッドにより再
生された信号は、A/D変換器11に供給され、ここで
マスタークロックでサンプリングされてディジタル信号
に変換されて、次段のAGC・ATC回路12に供給さ
れ、ここで振幅が一定に制御される自動振幅制御(AG
C)及び2値コンパレートの閾値を適切に直流(DC)
制御する自動閾値制御(ATC)が行われる。
【0013】AGC・ATC回路12の出力信号は、後
述する減算回路13を通してリサンプリングDPLL1
4に供給される。リサンプリングDPLL14は、自分
自身のブロックの中でループが完結しているディジタル
PLL(位相同期ループ)回路で、入力信号を所望のビ
ットレートでリサンプリング(間引き補間)演算して生
成したリサンプリングデータ(すなわち、リサンプリン
グデータの位相0°、180°のうち、180°のリサ
ンプリングデータ)を、イコライザ16内のトランスバ
ーサルフィルタとエラー演算器15にそれぞれ供給す
る。
【0014】また、リサンプリングDPLL14は、位
相0°のリサンプリングデータのゼロクロスを検出して
おり、それにより得られる0ポイント情報をイコライザ
16内のタップ遅延回路とエラー演算器15にそれぞれ
供給する。なお、上記0ポイント情報は、ビットサンプ
リングのデータが、ゼロレベルとクロスするポイントを
ビットクロック単位で示している。更に、リサンプリン
グDPLL14は、この0ポイント情報が示すゼロクロ
スポイントに相当する位相180°のリサンプリングデ
ータの値に基づいて、それが0になるように、リサンプ
リングのタイミング、つまり周波数をロックさせる。
【0015】リサンプリングDPLL14は、例えば図
2のブロック図に示す如き構成とされている。同図にお
いて、補間器141は図1の減算回路13からの入力デ
ィジタル信号と後述のタイミング発生器144からの信
号とを入力信号として受け、タイミング発生器144か
ら入力されるデータ点位相情報とビットクロックから位
相点データのデータ値を補間により推定して出力する。
この補間器141の出力データ値は位相検出器142に
供給される。
【0016】位相検出器142は、入力データ値、つま
り、位相0°のリサンプリングデータから位相180°
のリサンプリングデータを生成し、出力する。例えば、
1ビット前のデータDt-1と現時点でのデータDtに対し
て(Dt-1+Dt)/2を演算することにより、位相18
0°のリサンプリングデータが得られる。
【0017】更に、位相検出器142は入力データ値、
つまり位相0°のサンプリングデータからゼロクロス点
を検出し、ゼロクロス点でのデータ値を利用して位相誤
差として出力する。例えば、1ビット前のデータDt-1
と現時点でのデータDtとからゼロクロス点を検出し、
t-1の極性に(Dt-1+Dt)/2を乗ずることによ
り、位相誤差が得られる。従来は位相検出器からは位相
誤差のみを出力するようにしているが、この実施の形態
では、位相検出器からゼロクロス点を示す0ポイント情
報も出力するようにしている。この0ポイント情報は、
リサンプリングDPLL14がロックすべきゼロクロス
点に相当する、前述の位相180°のサンプルポイント
が存在するタイミングを示す。
【0018】位相検出器142の出力位相誤差信号は、
ループフィルタ143で積分された後、タイミング発生
器144に供給され、ここでループフィルタ143の出
力の次のデータ点位相の推定が行われ、このデータ点位
相情報と、同じく生成されたビットクロックが補間器1
41に供給される。
【0019】再び図1に戻って説明するに、エラー演算
器15は、リサンプリングDPLL14の出力信号から
0ポイント情報に基づいてDCオフセット情報のみを抽
出し、積分処理したものをDCずれ成分として、減算回
路13に供給する。減算回路13はAGC・ATC回路
12の出力信号からDC成分を取り除いてリサンプリン
グDPLL14に供給する。リサンプリングDPLL1
4は、減算回路13からの入力信号を所望のビットレー
トでリサンプリング(間引き補間)演算して生成したリ
サンプリングデータを、イコライザ16に供給する。
【0020】図3はエラー演算器15の第1の実施の形
態のブロック図を示す。同図において、スイッチ回路3
0は端子30aに入力されるリサンプリングDPLL1
4の出力信号と、端子30bに入力される0発生器31
からの固定の0ポイント情報とを入力として受け、リサ
ンプリングDPLL14からの0ポイント情報が”1”
のとき(このときは、ゼロクロスポイントを示してお
り、リサンプリングによって形成されたサンプルポイン
トが存在するタイミングを示す)のみ、端子30aに入
力されるリサンプリングDPLL14の出力信号の有効
成分を選択して、加算器33及びラッチ回路34からな
るディジタル低域フィルタ(LPF)32に供給し、こ
こで積分させてDCずれ成分(DCオフセット成分)と
して出力させる。
【0021】なお、スイッチ回路30は0ポイント情報
が”0”のときは、端子30bに入力される0発生器3
1からの固定値0を選択してLPF32に入力する。こ
のときには、LPF32の出力は直前の値に保持され
る。
【0022】このように、この実施の形態では、図4に
示すように、リサンプリングDPLL14の出力信号の
うち、リサンプリングDPLL14に入力される再生デ
ィジタル信号Iの白丸で示すゼロクロスサンプルに対応
する情報のみをLPF32で積分し、それがDCずれ成
分とみなせるので、これを減算回路13に入力してAG
C・ATC回路12の出力信号と減算させる。これによ
り、減算回路13からはAGC・ATC回路12の出力
信号からDC成分を取り除くことができる。
【0023】再び図1に戻って説明するに、リサンプリ
ングDPLL14の出力信号はイコライザ16に供給さ
れ、ここでパーシャルレスポンス(PR)特性が付与さ
れて波形等化された後、ビタビ復号回路(図示せず)に
供給されて、ビタビ復号される。このビタビ復号の回路
構成は公知であり、例えば等化後再生波形のサンプル値
からブランチメトリックを計算するブランチメトリック
演算回路と、そのブランチメトリックを1クロック毎に
累積加算してパスメトリックを計算するするパスメトリ
ック演算回路と、パスメトリックが最小となる、最も確
からしいデータ系列を選択する信号を記憶するパスメモ
リとよりなる。このパスメモリは、複数の候補系列を格
納しており、パスメトリック演算回路からの選択信号に
従って選択した候補系列を復号データ系列として出力す
る。
【0024】図5はエラー演算器15の第2の実施の形
態のブロック図を示す。同図中、図3と同一構成部分に
は同一符号を付し、その説明を省略する。このエラー演
算器15はスイッチ回路30を、リサンプリングDPL
L14からの隣接する3つの0ポイント情報の論理和演
算結果に基づいて切り換える点に特徴がある。すなわ
ち、連続する3クロック周期の3つの0ポイント情報の
少なくともどれか一つが”1”であるときには、それら
は図6に示すように、リサンプリングDPLL14に入
力される再生ディジタル信号IIのゼロクロス及びその付
近の3つのサンプル値であり、白丸で示すゼロクロスサ
ンプルとその前後の白三角で示すサンプルにそれぞれ対
応するサンプルのみをLPF32で積分したとき、それ
がDCずれ成分とみなせるので、これを出力する。
【0025】図5において、リサンプリングDPLL1
4からの0ポイント情報は、縦続接続された2つのラッ
チ回路38及び39によりそれぞれ1サンプルクロック
ずつ遅延されてOR回路40に供給されると共に、直接
にOR回路40に供給される。従って、OR回路40か
らは連続する3つの0ポイント情報の少なくともどれか
一つが”1”であるときにのみ”1”が出力され、スイ
ッチ回路30は端子30aに入力されるエラー情報の有
効成分を選択してLPF32に供給し、ここで積分させ
てDCずれ成分(DCオフセット成分)として、図1の
減算回路13へ出力させる。
【0026】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。図7は本発明になるディジタル信号再生装置
の第2の実施の形態のブロック図を示す。同図中、図1
と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略す
る。図1の実施の形態は、エラー演算器15によりDC
オフセット情報を、リサンプリングDPLL14の入力
側にフィードバックする実施の形態であったが、図7の
実施の形態は、エラー演算器18の出力DCオフセット
成分を、リサンプリングDPLL14の出力側の信号と
減算回路19にて差分をとるフィードフォワード制御と
したものである。
【0027】すなわち、リサンプリングDPLL14の
出力信号と0ポイント情報とは、エラー演算器18に供
給される。エラー演算器18は、エラー演算器15と同
様に、図3又は図5の構成であり、リサンプリングDP
LL14の出力信号から必要なDCオフセット情報のみ
を、0ポイント情報に基づいて抽出し、積分処理したも
のをDCずれ成分として、減算回路19に供給する。減
算回路19は、リサンプリングDPLL14の出力信号
からエラー演算器18の出力DCオフセット情報を差し
引く。これにより、減算回路19からはDCずれやDC
揺れといったDCエラー成分が大幅に低減された信号を
得ることができる。
【0028】次に、上記の第1の実施の形態のデータ波
形について説明する。図8及び図9は実際にDCオフセ
ット及び揺れを持った信号をリサンプリングDPLL1
4に入力し、かつ、エラー演算器15によるDCエラー
成分の低減を行わないときのデータのアイパターンで、
縦軸はレベル、横軸は時間軸であり、また縦軸に付した
矢印は、本来の0レベルを示す。
【0029】図8は、リサンプリングDPLL14の出
力信号を、回路の絶対的な0レベルでスライスして”
1”と”0”を判別するための位相0°のリサンプリン
グデータのアイパターン、図9は後段のイコライザ16
で波形等化するための位相180°のリサンプリングデ
ータであるリサンプリングDPLL14の出力信号のア
イパターンをそれぞれ示す。
【0030】図8及び図9からわかるように、これらの
データは明らかにレベルがオフセットしており、入力信
号に存在するDC揺れもそのまま出てしまっており、そ
の結果、図8のデータの場合、単純に0レベルでスライ
ス判別(+極性を1、−極性を0)したとすると、多く
のデータが判別誤りを起こしてしまう。このような状態
では、いくら後段にビタビ復号器を用いた場合でも、エ
ラーを無くすことはできない(特にビタビ復号はDCず
れに弱い)。
【0031】これに対し、実際にDCオフセット及び揺
れを持った信号をリサンプリングDPLL14に入力
し、かつ、エラー演算器15によるDC成分低減を行っ
たときのデータのアイパターンは、図10及び図11に
示される。図10は、リサンプリングDPLL14の出
力信号を、回路の絶対的な0レベルでスライスして”
1”と”0”を判別するための位相0°のリサンプリン
グデータのアイパターン、図11はイコライザ16で波
形等化するための位相180°のリサンプリングデータ
であるリサンプリングDPLL14の出力信号のアイパ
ターンをそれぞれ示す。
【0032】図10及び図11からわかるように、これ
らのデータは図8及び図9と比較するとDC揺れ、DC
ずれ共に大幅に低減されており、よって図10から分か
るように、単純な0レベルのスライスでも正しい値を判
別できることがわかる。また、図11からのゼロクロス
点に相当するサンプルが、正しく0レベルに制御されて
いることがわかる。この状態ならば、後段のビタビ復号
回路は、より理論値に近く高いエラーレート低減効果を
発揮できる。
【0033】なお、本発明は上記の実施の形態に限定さ
れるものではなく、例えば、光ディクなどの記録媒体は
もとより、帯域制限を生ずるDCフリーでない信号の伝
送においても本発明を適用し得る。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
エラー演算器により、リサンプリング演算位相同期ルー
プ回路がロックすべきゼロクロス点に相当する、リサン
プリングによって形成されたサンプルポイントが存在す
るタイミングを示す0ポイント情報のタイミングに応じ
た、リサンプリング演算位相同期ループ回路の出力リサ
ンプリングデータの有効成分だけを積分して、その積分
値をDCオフセット情報として、A/D変換器から出力
されるディジタル再生信号又はリサンプリング演算位相
同期ループ回路の出力リサンプリングデータから減算す
ることにより、DCオフセット成分を取り除くようにし
たため、入力信号波形が上下非対称のものである場合に
おいても、リサンプリング演算位相同期ループ回路やそ
の後段のイコライザにDC成分を制御する機能がなく、
またDC成分を制御するべき自動しきい値制御(AT
C)装置では応答が遅く、正確さにも欠けるために残留
していた、リサンプリング演算位相同期ループ回路の入
力信号、出力信号又はイコライザの出力信号のDC成分
を大幅に取り除くことができ、よって、後段のビタビ復
号回路において、理論値に近い、高エラーレート低減効
果を発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の第1の実施の形態のブロック図で
ある。
【図2】リサンプリングDPLLの一例のブロック図で
ある。
【図3】エラー演算器の第1の実施の形態のブロック図
である。
【図4】図3の動作説明図である。
【図5】エラー演算器の第2の実施の形態のブロック図
である。
【図6】図5の動作説明図である。
【図7】本発明装置の第2の実施の形態のブロック図で
ある。
【図8】DCキャンセルを行わないときの図1中のリサ
ンプリングDPLL回路の出力信号のアイパターンの一
例を示す図である。
【図9】DCキャンセルを行わないときの図1中のリサ
ンプリングDPLL回路の出力信号のアイパターンの他
の例を示す図である。
【図10】エラー演算器を用いたときの図1中のリサン
プリングDPLL回路の出力信号のアイパターンの一例
を示す図である。
【図11】エラー演算器を用いたときの図1中のリサン
プリングDPLL回路の出力信号のアイパターンの他の
例を示す図である。
【図12】一般的なディジタル信号再生装置の一例のブ
ロック図である。
【図13】上下非対称な再生信号波形の一例を示す図で
ある。
【符号の説明】
11 A/D変換器 12 AGC・ATC回路 13、19 減算回路 14 リサンプリングDPLL回路 15、18 エラー演算器 16 イコライザ 30 スイッチ回路 32 ディジタル低域フィルタ(LPF) 34、38、39 ラッチ回路 40 OR回路 141 補間器 142 位相検出器 143 ループフィルタ 144 タイミング発生器

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 再生信号中からランレングス制限符号を
    再生し、前記ランレングス制限符号を再生した再生信号
    をパーシャルレスポンス等化した後復号するディジタル
    信号再生装置において、 前記ランレングス制限符号をディジタル再生信号に変換
    するA/D変換器と、 前記A/D変換器から出力された前記ディジタル再生信
    号を所望のビットレートでリサンプリング演算してリサ
    ンプリングデータを生成してイコライザへ出力すると共
    に、ビットクロックを生成し、更に前記リサンプリング
    データのゼロクロスを検出して、リサンプリングによっ
    て形成されたサンプルポイントと、そのサンプルポイン
    トの前後のサンプルポイントが存在するタイミングを示
    0ポイント情報を出力するリサンプリング演算位相同
    期ループ回路と、 前記リサンプリング演算位相同期ループ回路によりリサ
    ンプリングされた信号が第1の入力端子に入力され、前
    記0ポイント情報が第2の入力端子に入力され、前記0
    ポイント情報が示す前記サンプルポイント及びその前後
    のサンプルポイントのタイミングに応じた、前記リサン
    プリング演算位相同期ループ回路の出力リサンプリング
    データの有効成分だけを積分して、その積分値をDCオ
    フセット情報として出力するエラー演算器と、 前記A/D変換器から出力される前記ディジタル再生信
    号と前記エラー演算器から出力される前記DCオフセッ
    ト情報との差分信号を生成して、前記リサンプリング演
    算位相同期ループ回路に入力する減算回路とを有するこ
    とを特徴とするディジタル信号再生装置。
  2. 【請求項2】 再生信号中からランレングス制限符号を
    再生し、前記ランレングス制限符号を再生した再生信号
    をパーシャルレスポンス等化した後復号するディジタル
    信号再生装置において、 前記ランレングス制限符号をディジタル再生信号に変換
    するA/D変換器と、 前記A/D変換器から出力された前記ディジタル再生信
    号を所望のビットレートでリサンプリング演算してリサ
    ンプリングデータを生成して出力すると共に、ビットク
    ロックを生成し、更に前記リサンプリングデータのゼロ
    クロスを検出して、リサンプリングによって形成された
    サンプルポイントと、そのサンプルポイ ントの前後のサ
    ンプルポイントが存在するタイミングを示す0ポイント
    情報を出力するリサンプリング演算位相同期ループ回路
    と、 前記リサンプリング演算位相同期ループ回路によりリサ
    ンプリングされた信号が第1の入力端子に入力され、前
    記0ポイント情報が第2の入力端子に入力され、前記0
    ポイント情報が示す前記サンプルポイント及びその前後
    のサンプルポイントのタイミングに応じた、前記リサン
    プリング演算位相同期ループ回路の出力リサンプリング
    データの有効成分だけを積分して、その積分値をDCオ
    フセット情報として出力するエラー演算器と、 前記リサンプリング演算位相同期ループ回路から出力さ
    れる前記リサンプリングデータと前記エラー演算器から
    出力される前記DCオフセット情報との差分信号を生成
    して、前記イコライザに入力する減算回路とを有するこ
    とを特徴とするディジタル信号再生装置。
JP17597299A 1998-12-24 1999-06-22 ディジタル信号再生装置 Expired - Lifetime JP3428505B2 (ja)

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