JP2008257825A - 光ディスク記録再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
サーチ動作時に4分割フォトディテクタのX軸方向の受光ずれ量を検出して、ずれ量をキャンセルする方向に光ピックアップの対物レンズを動かして立ち上げることでデトラックを緩和できる光ディスク再生装置を提供する。
【解決手段】
DVD用レーザダイオードをオンさせた状態で、対物レンズを下から上に上げて4分割フォトディテクタからの検出信号A,B,C,Dのレベルをそれぞれ取得してRAMに格納する。そして、X軸方向の比率{(A+D)レベル/(B+C)レベル}を算出し、比率が所定値を超える場合は、補正テーブルに基づいて前記算出された比率に対するレンズシフト補正量を算出する。前記算出された比率が所定値を超える場合に、前記算出されたレンズシフト補正量に従って対物レンズをX軸方向にシフトさせる。これらの処理は、フォーカスオンするまでの一連の処理を行う前に実行される。
【選択図】図7

Description

本発明は、光ディスクの記録情報を再生する光ディスク記録再生装置に関し、特に、光ピックアップのサーチ動作時のレンズシフトによるフォトディテクタの受光ずれの補正を行うための処理に関する。
従来から光ディスク再生装置では、光ピックアップに対するトラッキングサーボが、トラッキングエラー信号に従って行われ、詳しくは光ピックアップに備えられる対物レンズが光ピックアップを搭載するスレッドに対してシフトする量(光ディスク上のトラックの内周側または外周側にずれる量)に応じてパルス幅が変化するトラッククロス信号に従って行われている。
例えば、対物レンズが光ディスク上のトラックの内周側にシフトすると、このときのトラッククロス信号に基づくトラッキングサーボにより、対物レンズをトラックに対する正常位置に戻すため対物レンズを外周側の方向へ移動させるようにトラッキングドライブ電圧をトラッキングアクチュエータに印加し、対物レンズをトラックに対する正常位置になるように駆動制御している。
ところで、従来の光ディスク再生装置では、フォーカスサーボがオンするまでに次のような処理がシステムコントローラにより行われる。ここでは、DVDが光ディスク再生装置に挿入されているとして説明する。
システムコントローラは、DVD用レーザダイオードをオンさせた状態で、4分割フォトディテクタからの総和信号(A+B+C+D)とフォーカスエラー信号(A+C)−(B+D)を取得し、次に、DVD用レーザダイオードをオフさせ、CD用レーザダイオードをオンさせた状態で、前記と同様に総和信号(A+B+C+D)とフォーカスエラー信号(A+C)−(B+D)とを取得する。
この後、システムコントローラは、DVD用レーザダイオードがオン状態で、取得された総和ディスク種類判別信号{(A+B+C)−(B+D)}/(A+B+C+D)のレベルが、CD用レーザダイオードがオン状態で取得されたディスク種類判別信号{(A+C)−(B+D)}/(A+B+C+D)総和信号(A+B+C+D)のレベルよりも大きくなり、挿入ディスクがDVDであると判別し、DVD用レーザダイオードをオンさせた状態で、4分割フォトディテクタからの検出信号A,B,C,Dのレベルを個別に調整して一定レベルになるように調整する。次に、システムコントローラは、DVD用レーザダイオードをオンさせた状態で、前記取得されたフォーカスエラー信号(A+C)−(B+D)のS字バランス調整およびフォーカスサーボに引き込むためのフォーカス引き込み設定を行い、この後、フォーカスサーボをオンさせる。
従来の光ディスク再生装置においては、前述したような処理により、フォーカスサーボをオンさせてフォーカスオンした後、トラッキングサーボをオンさせて、光ピックアップからのレーザ光のスポットを光ディスク上のトラックにトラックオンさせるが、前述したフォーカスサーボをオンさせるまでの処理において、デトラック(トラックの中心からずれた所でトラックオンする状態)が発生した場合、このままの状態でフォーカスオンしても、トラックの中心からずれた所にレーザ光が照射されるので、この結果、再生信号のジッタが悪化し、当該光ディスクの再生品質が低下するという課題が生じる。また、近年市場に普及し始めている次世代DVDであるBlu−ray DISCやHD DVDにおいては、記憶容量の高密度化により、そのトラックピッチは、従来の光ディスクであるCDやDVDのものよりも大幅に狭くなっているため、トラッキングの高精度化が望まれている。
なお、特許文献1に記載の従来技術では、各種光ディスク装置に置いて、タンジェンシャル位相差を意図的にずらし、位相差のオフセットでレンズシフト量を検出して補正したあと、トラッキングエラーのバランス調整を行なう手段が開示されている。特許文献1に記載の技術では、再生中に随時発生するトラッキングの微小なずれを補正することは可能であるが、個々の光ピックアップが製造時に有する光スポットのずれを補正することは困難である。
特開平2000-315327
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、再生対象の光ディスクに対する光ピックアップがフォーカスオンした後に、光ピックアップのフォトディテクタのディスク半径方向の受光ずれ量を検出して、ずれ量をキャンセルする方向に光ピックアップの対物レンズを動かして立ち上げることでデトラックを緩和することができる光ディスク再生装置を提供することを目的とする。
光ディスク再生装置において、光ディスクの半径方向をX軸とし光ディスクのトラック方向をY軸とした場合に前記X軸と前記Y軸によって受光領域が第1象限、第2象限、第3象限及び第4象限の4つに分割されたフォトディテクタ(137)を有し、レーザダイオードからのレーザ光を対物レンズを介して光ディスクにレーザ光を照射すると共に、光ディスクからの反射光を前記フォトディテクタで受光し、第1,第2,第3及び第4象限の受光領域からそれぞれ第1,第2,第3及び第4の検出信号をそれぞれ出力する光ピックアップ(103)と、前記対物レンズを光ディスクの記録面に対して垂直方向にレンズシフトさせるフォーカスドライブ手段(116)と、前記光ピックアップと前記フォーカスドライブ回路のあいだに接続されて前記光ピックアップを制御するためのシステムコントローラ(120)と、前記レーザダイオードがオンの状態で前記対物レンズを下から上に上げて前記フォトディテクタからの検出された第1,第2,第3及び第4の検出信号のレベルをそれぞれA,B,C及びDとして格納するためのメモリ(114)と、前記対物レンズを光ディスクの半径方向にレンズシフトさせるトラッキングドライブ手段(117)とを備え、前記フォーカスドライブ手段(116)によってフォーカスオンした後、前記メモリ(114)に格納された第1,第2,第3及び第4の検出信号レベルであるA,B,C及びDによってX軸方向の比率{(A+D)/(B+C)}を算出し、比率{(A+D)/(B+C)}に対して段階的に設定され、かつ前記対物レンズの可動範囲内のレンズシフト補正量との関係を示す補正テーブルに基づいて、前記算出された比率{(A+D)/(B+C)}に対するレンズシフト補正量を算出し、前記トラッキングドライブ手段(117)によって前記算出されたレンズシフト補正量に従って前記対物レンズをX軸方向にシフトさせるようトラッキング制御する。
光ディスク再生装置において、光ディスクの半径方向をX軸とし光ディスクのトラック方向をY軸とした場合に前記X軸と前記Y軸によって受光領域が第1象限、第2象限、第3象限及び第4象限の4つに分割されたフォトディテクタ(137)を有し、レーザダイオードからのレーザ光を対物レンズを介して光ディスクにレーザ光を照射すると共に、光ディスクからの反射光を前記フォトディテクタで受光し、第1,第2,第3及び第4象限の受光領域からそれぞれ第1,第2,第3及び第4の検出信号をそれぞれ出力する光ピックアップ(103)と、前記対物レンズを光ディスクの記録面に対して垂直方向にレンズシフトさせるフォーカスドライブ手段(116)と、前記光ピックアップと前記フォーカスドライブ回路のあいだに接続されて前記光ピックアップを制御するためのシステムコントローラ(120)と、前記レーザダイオードがオンの状態で前記対物レンズを下から上に上げて前記フォトディテクタからの検出された第1,第2,第3及び第4の検出信号のレベルをそれぞれA,B,C及びDとして格納するためのメモリ(114)と、前記対物レンズを光ディスクの半径方向にレンズシフトさせるトラッキングドライブ手段(117)とを備え、前記フォーカスサーボ手段によってフォーカスオンした後、前記信号レベル取得格納手段によって第1,第2,第3及び第4の検出信号レベルをそれぞれA,B,C及びDとして前記メモリに格納し、次いでX軸方向の比率{(A+D)/(B+C)}を算出し、
比率{(A+D)/(B+C)}に対するレンズシフト補正量との関係を示す補正テーブルに基づいて、前記算出された比率{(A+D)/(B+C)}に対するレンズシフト補正量を算出し、前記トラッキングサーボ手段によって前記算出されたレンズシフト補正量に従って前記対物レンズをX軸方向にシフトさせるようトラッキング制御する。
光ディスク再生装置において、前記レンズシフト補正量は前記比率{(A+D)/(B+C)}に対して段階的に設定され、かつ前記対物レンズの可動範囲内で制御を行う。
前述のとおり構成することにより、光ピックアップが製造時に有するPDずれを補正するよう作用する。
請求項1に記載の発明によれば、予め決められた補正テーブルに基づいて光ピックアップの対物レンズをX軸方向にシフトさせることによって、光ピックアップが製造時に有するPDずれを削減することが可能となる。また、対物レンズのシフト移動量は可動範囲内で行うことによって対物レンズがトラックから外れることを防ぐことが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、予め決められた補正テーブルに基づいて光ピックアップの対物レンズをX軸方向にシフトさせることによって、光ピックアップが製造時に有するPDずれを削減することが可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、対物レンズのシフト移動量は可動範囲内で行うことによって対物レンズがトラックから外れることを防ぐことが可能となる。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の実施形態に係る光ディスク再生装置の構成を示すブロック図である。図1において、この光ディスク再生装置は、光ディスク101に記録された情報を再生するためにレーザ光を出射すると共に光ディスク101からの反射光を受光する光ピックアップ103と、光ディスク101を回転させるスピンドルモータ102と、このスピンドルモータ102を駆動するスピンドルドライブ回路119と、光ピックアップ103のトラッキングサーボを行うトラッキングアクチュエータ231(図2参照)を駆動するトラッキングドライブ回路117と、光ピックアップ103のフォーカスサーボを行うフォーカスアクチュエータ232(図2参照)を駆動するフォーカスドライブ回路116と、光ピックアップ103を光ディスク101の半径方向に移動させるスレッド104と、このスレッド104を駆動するスレッドドライブ回路118とを備えている。
また、この光ディスク再生装置は、光ディスク101の再生時に光ピックアップ103からの再生信号(読取信号)を入力して該再生信号よりRF信号を作成して増幅するRFアンプ105と、VCO(voltage controlled oscillator)を含むPLL(phase locked loop)108を備えRFアンプ105からのRF信号を入力してデータと同期信号を分離するデータ/同期信号分離回路106と、このデータ/同期信号分離回路106で分離されたデータを入力してデコード化することによりエラーチェックを行いデータに誤りがある場合はエラー訂正を行って正しいデータを出力するデータデコードエラー訂正回路109と、このデータデコードエラー訂正回路109から正しいデータを入力しデコード化してビデオ信号とオーディオ信号を出力するAVデコード回路110とを備えている。
また、このディスク再生装置は、RFアンプ105からのRF信号に含まれ光ディスク101上のトラックの無いミラー面を示すミラー信号を検出してミラー面をカウントするミラー検出回路107と、光ピックアップ103からの再生信号に含まれるトラッキングエラー信号を検出するトラッキングエラー検出回路111と、光ピックアップ103からの再生信号に含まれるフォーカスエラー信号を検出するフォーカスエラー検出回路112と、トラッキングエラー検出回路111からのトラッキングエラー信号に基づいてトラッククロスを検出してトラックパルスを出力するトラッククロス検出回路113とを備えている。
また、この光ディスク再生装置は、装置全体の処理を行うCPU115に従って上記各構成要素を制御するシステムコントローラ120を備えている。CPU115には、システムコントローラ120の制御に必要なプログラムやデータなどが記憶されたフラッシュROM121と、CPU115の演算や処理に必要なデータを一時的に格納するRAM114とが接続されている。システムコントローラ120は、光ピックアップ103からの再生信号に含まれるフォーカスエラー信号に基づいて光ピックアップ103のフォーカスサーボのための制御、光ピックアップ103からの再生信号に含まれるトラッキングエラー信号に基づいて光ピックアップ103のトラッキングサーボのための制御、スレッドドライブ回路118を介してスレッド104を駆動して光ピックアップ103を光ディスク101の半径方向に移動させる制御、スピンドルドライブ回路119を介してスピンドルモータ102を回転させる制御などを行う。
本実施形態におけるシステムコントローラ120は、DVD用レーザダイオードをオンさせた状態で対物レンズを下から上に上げてフォトディテクタからの第1,第2,第3及び第4の検出信号のレベルをそれぞれ取得してRAM114に格納し、前記フォーカスドライブ回路116によってフォーカスオンした後、第1,第2,第3及び第4の検出信号レベルをそれぞれA,B,C及びDとして前記フラッシュROM114に格納し、次いでX軸方向の比率{(A+D)レベル/(B+C)レベル}を算出し、比率{(A+D)レベル/(B+C)レベル}に対して段階的に設定され、かつ前記対物レンズの可動範囲内のレンズシフト補正量との関係を示す補正テーブルに基づいて、前記算出された比率{(A+D)レベル/(B+C)レベル}に対するレンズシフト補正量を算出し、前記トラッキングドライブ回路117によって前記算出されたレンズシフト補正量に従って前記対物レンズをX軸方向にシフトさせるようトラッキング制御する。
ここで、図2を用いて、トラッキングの状態について説明を行う。トラッキングが良好な状態をオントラック、トラッキングが良好でない状態をデトラックという。トラッキングが良好でない状態とは、光ピックアップからのレーザ照射スポットセンタが、トラックセンタからずれていることを表す。図2において、縦軸はCPU115が解読不能であった回数を表すエラー量、横軸は光ピックアップからのレーザ照射スポットセンタとトラックセンタのずれ量を表す。エラー量がある程度の範囲内であれば、CPU115は前後のデータを参照するなどしてデータ補正を行い、ユーザが視聴している映像や音声を正常に再生することが可能である。図2の横軸上のαとβの間が前述の範囲内であり、この間をオントラックといい、トラッキングは正常であることを表す。図2のαより小さく、βよりも大きい範囲ではデトラックとなり、この範囲ではエラー量が多くなることによってジッター特性も悪くなり、再生画像にブロックノイズが発生したり、画像が止まったりする。なお、種々の光ディスクのトラックピッチについて、従来の光ディスクは、1.60um(CD)、0.74um(DVD−ROM)、0.615um(DVD−RAM)であり、次世代DVDは、0.32um(Blu−ray disc)、0.40um(HDDVDの再生)、0.34um(HD DVDの記録)と決められている。
図3は、図1に示す光ピックアップの構成に含まれる対物レンズとトラッキングアクチュエータとフォーカスアクチュエータの動作を説明するためのブロック図である。図3において、236はDVD用レーザダイオード261とCD用レーザダイオード262を有し、それぞれのレーザ光を出射する光源であり、この光源236から出射されたレーザ光は、ホログラム素子235を通過してミラー234で反射された後、対物レンズ233によって集光され、光ディスク101の記録面にスポット照射される。そして、光ディスク101の記録面で反射された戻り光は、再び対物レンズ233によって集光され、ミラー234によって反射された後、ホログラム素子235を通過する際に複数の光束群に分光されて、4分割フォトディテクタ237に入射する。
対物レンズ233で集光された光ディスク101からの反射光には、光ディスク101の記録面上のトラック溝で回折された+/−1次光成分が含まれており、ホログラム素子235の表面におけるトラック溝方向に対して左右に2分割された第1,第2領域のそれぞれは、+1次光または−1次光成分で変調された光信号が通過する領域になるように位置設定されている。ホログラム素子235における第1,第2領域を通過した戻り光は、それぞれ異方向に分光され、4分割フォトディテクタ237で受光されて光電変換される。そして、トラッキングエラー検出回路111は、4分割フォトディテクタ237から出力される個別の信号のうち所定の信号を選択して、その位相差をとることにより、トラッキングエラー信号を生成する。また、フォーカスエラー検出回路112は、4分割フォトディテクタ237から出力される個別の信号のうち所定の信号を選択して、その差をとることにより、フォーカスエラー信号を生成する。
対物レンズ233を搭載するレンズホルダ238は、光ディスク101の記録面に対して垂直方向に動けるように、フォーカスアクチュエータ232に可動自在に支持されている。したがって、レンズホルダ238はフォーカスアクチュエータ232によって駆動され、フォーカスエラー検出回路112から出力されたフォーカスエラー信号に基づきフォーカスドライブ回路116を介してフォーカスドライブ電圧がフォーカスアクチュエータ232に供給され、フォーカスサーボ制御が行われる。
また、レンズホルダ238は、スレッド104に対して光ディスク101の半径方向(トラッキング方向)に動けるように、トラッキングアクチュエータ231に可動自在に支持されている。したがって、レンズホルダ238はトラッキングアクチュエータ231によって駆動され、トラッキングエラー検出回路111から出力されたトラッキングエラー信号に基づきトラッキングドライブ回路117を介してトラッキングドライブ電圧がトラッキングアクチュエータ231に供給され、トラッキングサーボ制御が行われる。
この時、光ディスク101の偏心に伴ってトラッキング方向にレンズホルダ238、即ち対物レンズ233がシフトするが、光ディスク101の回転周波数(偏心周波数)は例えば数Hz〜数10Hzと高速であり、一方、スレッド104の送り動作の周波数帯域は例えば1Hzで低速である。したがって、トラッキングサーボ時には、光ディスク101のトラック溝に対して専ら対物レンズ233のみが追随し、トラック溝の偏心により対物レンズ233がスレッド104に対してシフトすることになる。
図4は図1におけるフォトディテクタ137を詳細に説明するものである。フォトディテクタ137は4分割されており、X軸は光ディスクの半径方向を示し、Y軸は光ディスクのトラック方向を示す。XY座標において、第1象限には受光領域a、第2象限には受光領域b、第3象限には受光領域c、第4象限には受光領域dが、それぞれ配置されている。Aは受光領域aで検出された検出信号、Bは受光領域bで検出された検出信号、Cは受光領域cで検出された検出信号、Dは受光領域dで検出された検出信号をそれぞれ示す。トラッキングエラー信号は(A+D)−(B+C)となり、非点収差法によるフォーカスエラー信号は(A+C)−(B+D)となる。特に、本実施形態では、(A+D)信号レベルと(B+C)信号レベルとの比率{(A+D)レベル/(B+C)レベル}を算出する。
図5は本発明の実施形態において比率αとレンズシフト補正量との関係を示す補正テーブルの一例を示す図である。図4に示す補正テーブルにおいて、αは前述した比率{(A+D)レベル/(B+C)レベル}をdB(デシベル)で示し、レンズシフト補正量のリミットは±110μmに設定している。比率αが−3.0dBであれば、レンズシフト補正量は+110μmになる。比率αが−3.0dBを超え−1.5dB未満のときは、レンズシフト補正量は+55μmになる。比率αが−1.5dB以上で+1.5dB以下のときは、レンズシフト補正量は0μmになり、レンズシフト補正はしない。即ち、比率αが±1.5dB以内の場合は、レンズシフト補正量が0μmとなり、レンズシフト補正はしない。比率αが+1.5dBを超え+3.0dB未満のときは、レンズシフト補正量は−55μmになる。比率αが+3.0dBであれば、レンズシフト補正量は−110μmになる。なお、対物レンズ33を動かす度合いは、レンズの可動域を考慮に入れた設定にする。本補正テーブルはフラッシュROM121に予め格納されている。
図6は本発明の実施形態において光ピックアップのDVDレーザダイオードがオン状態でのサーチ動作(対物レンズを下から上方向に移動させて4分割フォトディテクタからの検出信号A,B,C及びDのレベルをシステムコントローラが取得する動作)を初めに1点追加した動作を含みフォーカスオンするまでの各ステップを説明するためのタイミング図である。
図6において、ラインLはフォーカスドライブ回路116から出力されフォーカスアクチュエータ232に与えられる電圧を示す。このラインLで示す電圧において下から上への方向は、対物レンズ233を下から上へ移動させる方向(光ディスク1の記録面に近づく方向)に対応し、したがって、ラインLは、フォーカスドライブ回路116からフォーカスアクチュエータ232に印加される電圧のレベル変化を示す。
先ず、期間T1では、DVDレーザダイオード261がオン状態で、4分割フォトディテクタ237からの検出信号A,B,C及びDが取得され、X軸方向の比率である(A+D)信号レベルと(B+C)信号レベルとの比率が算出され、比率が所定値を超える場合は、対物レンズ233をX軸方向(受光ずれをキャンセルする方向)にシフトさせる制御が行われる。
期間T2では、DVDレーザダイオード261がオン状態で、再生信号(RF信号)である総和信号(A+B+C+D)と、フォーカスエラー信号(A+C)−(B+D)とが取得され、振幅調整用に使用される。
期間T3では、DVDレーザダイオード261がオフ状態で、CDレーザダイオード262がオン状態で、フォーカスエラー信号(A+C)−(B+D)が取得され、信号の振幅調整用に使用される。
期間T4では、DVDに対する検出信号A,B,C,Dの個別振幅調整が行われる。期間T5では、DVDに対するフォーカスエラー信号のS字バランス調整とフォーカス引き込み設定が行われる。期間T6では、時点t6でフォーカスオンが行われる。
詳しくは、期間T1においては、システムコントローラ120は、DVD用レーザダイオード261をオンさせた状態で、対物レンズ233を下から上に上げて4分割フォトディテクタ137からの検出信号A,B,C及びDのレベルをそれぞれ取得してRAM114に格納する。そして次に、システムコントローラ120は、RAM114に格納されている検出信号A,B,C及びDのレベルを参照して、X軸方向の比率{(A+D)レベル/(B+C)レベル}を算出し、前記算出された比率{(A+D)レベル/(B+C)レベル}が所定値を超える場合は、比率αとレンズシフト補正量との関係を示す補正テーブル(図4参照)に基づいて、前記算出された比率αに対するレンズシフト補正量を算出する。前記算出された比率αが所定値を超える場合に、前記算出されたレンズシフト補正量に従ってトラッキングドライブ回路117を制御して対物レンズ233をX軸方向(受光ずれをキャンセルする方向)にシフトさせる。なお、比率{(A+D)レベル/(B+C)レベル}で示しているのは、(A+D)信号のレベルと(B+C)信号のレベルとの比を取っているので、比率を(A+D)/(B+C)と表現せずに、比率{(A+D)レベル/(B+C)レベル}と表現している。
期間T2においては、前記算出された比率とレンズシフト補正量とを反映させ、システムコントローラ120は、DVD用レーザダイオード261をオンさせた状態で、検出信号A,B,C及びDによりフォーカスエラー信号(A+C)−(B+D)を取得する。
期間T3においては、システムコントローラ120は、DVD用レーザダイオード261をオフさせ、CD用レーザダイオード362をオンさせた状態で、総和信号(A+B+C+D)と、検出信号A,B,C,Dによりフォーカスエラー信号(A+C)−(B+D)とを取得する。
期間T4においては、前記算出された比率とレンズシフト補正量を反映させ、システムコントローラ120は、前記DVD用の総和信号(A+B+C+D)のレベルが、前記CD用の総和信号(A+B+C+D)のレベルよりも大きくて挿入ディスクがDVDであると判別された場合、DVD用レーザダイオード261をオンさせた状態で、前記検出信号A,B,C及びDのレベルを個別に調整して一定レベルになるように調整する。また、期間T4においては、システムコントローラ120は、フォーカスエラー信号のレベルを目標レベルまで上げて、サーチ動作を行っている。
期間T5においては、前記算出されたレンズシフト補正量を反映させ、システムコントローラ120は、DVD用レーザダイオード261をオンさせた状態で、前記取得されたフォーカスエラー信号(A+C)−(B+D)のS字バランス調整およびフォーカスサーボに引き込むためのフォーカス引き込み設定を行う。期間T6においては、フォーカスエラー検出回路112、フォーカスドライブ回路116、およびフォーカスアクチュエータ232によるフォーカスサーボによりフォーカスが時点t6でオンされる。
このフォーカス引き込み設定において、総和信号(A+B+C+D)とフォーカスエラー信号(A+C)−(B+D)を測定して、フォーカスエラー信号(A+C)−(B+D)の振幅がフォーカスエラー信号の所定値の2分の1を超えたときに第1条件が成立し、この第1条件が成立してから次に総和信号(A+B+C+D)の振幅が総和信号の所定値の2分の1を超えたときに第2条件が成立し、このまま対物レンズ233を上方向にシフトさせ、光ディスク1に対してサーチ動作させると、フォーカスがジャストフォーカスになって第3条件が成立することになる。したがって、前記フォーカス引き込み設定とは、第1,第2,第3条件を成立させて、フォーカスサーボに引き込むための設定を意味する。
図7は本発明に係るフローチャートを表す。DVD記録再生機における一連の再生動作は通常、トレークローズ→ディスク有無判別→ディスク種類判別→フォーカスオン→トラックオン→ディスクサーボ→データリード→再生出画の順に処理が行なわれる。本発明は前述の処理のフォーカスオンとトラックオンの間に行われる処理である。次に、本発明に係るフローチャートについて、図7を参照しながら詳細に説明する。光ピックアップのDVDレーザダイオードがオン状態でのサーチ動作(対物レンズを下から上方向に移動させて4分割フォトディテクタからの検出信号A,B,C及びDのレベルをシステムコントローラが取得する動作)を初めに1点追加した動作を含みフォーカスオンするまでの動作を説明するためのフローチャートである。このフローチャートおよび図1〜図5を参照して、フォーカスオン後にサーチ動作を初めに1点追加した動作を含みフォーカスオンするまでの動作について説明する。
先ず、システムコントローラ120がフォーカスドライブ回路116を制御してフォーカスアクチュエータ232を駆動させ、フォーカスオンする(ステップS601)。次に4分割フォトディテクタ137からの検出信号A,B,C,Dのレベルをそれぞれ取得し(ステップS602)、RAM114に格納する(ステップS603)。
そして、システムコントローラ120は、X軸方向の比率{(A+D)レベル/(B+C)レベル}を算出し、この比率をデシベルで示す比率αに変換し(ステップS604)、次にシステムコントローラ120は、ステップS604で算出された比率αを、比率αとレンズシフト補正量との関係を示す補正テーブル(図4参照)と参照する(ステップS605)。ここで算出された比率αが−1.5を超え+1.5よりも小さい値であるかを判断し(ステップS606)、前述の範囲外と判断した場合には、補正テーブルから算出された比率αに対するレンズシフト補正量を算出する(ステップS607)。
次に、ステップS607で算出されたレンズシフト補正量にしたがって、トラッキングドライブ回路117を制御してトラッキングアクチュエータ231を駆動させ、4分割フォトディテクタ237の受光ずれがキャンセルされるX軸方向に、対物レンズ233をシフトさせる(ステップS609)。
次に、対物レンズ233をシフトさせた状態で、システムコントローラ120は、前記レンズシフト補正量を反映させ、DVD用レーザダイオード261をオンさせた状態で、総和信号(A+B+C+D)と、フォーカスエラー信号(A+C)−(B+D)とを取得する。次に、システムコントローラ120は、同様に前記レンズシフト補正量を反映させ、レーザダイオード261をオンさせた状態で、前記取得されたフォーカスエラー信号(A+C)−(B+D)のS字バランス調整およびフォーカスサーボに引き込むためのフォーカス引き込み設定を行い、次にフォーカスドライブ回路116、およびフォーカスアクチュエータ232によるフォーカスサーボにより、フォーカスオンする(ステップS610)。なお、ステップS606において、システムコントローラ120が、前述の範囲内と判断した場合には、補正は行なわずにフォーカスオン以降の処理を続行する(ステップS608)。
本実施形態によれば、システムコントローラ120は、レーザダイオード261のオン状態で、対物レンズ233を下から上に上げてフォトディテクタ137の検出信号A,B,C,Dを取得する動作であるサーチ動作を追加し、検出信号A,B,C,Dのレベルを取得後、X軸方向の比率{(A+D)レベル/(B+C)レベル}を算出し、この比率が所定値よりも大きい場合にのみ、前記追加したサーチ動作によるレンズシフト補正量を採用するようにしたので、サーチ動作時にX軸方向のフォトディテクタ137の受光領域a,b,c,dの受光ずれ量を検出し、このずれをキャンセルする方向に対物レンズ233を動かし、立ち上げることで、デトラック(トラックの中心からずれた所でトラックオンする状態)を緩和することができ、この結果、DVDの再生品質が向上する。
図8は、本実施形態にかかる補正テーブル図5の数値を検証した際に取得したデータを表す。種々のPDずれを有するDVD記録再生機サンプル10台からデータを取得し、縦軸に比率{(A+D)/(B+C)}、横軸にレンズシフト補正量を取っている。この検証においては、意図的に段階的にレンズシフトを行い、それに対する比率{(A+D)/(B+C)}を算出してグラフを作成している。グラフ上の実線円は。各サンプル機のレンズシフト量がゼロの状態を表し、レンズシフト補正しない、初期状態でフォーカスオンしたときのPDずれ状態を表している。グラフ上の縦の破線は、レンズの可動範囲を表す±110umをそれぞれ示している。横の破線は±3.0dBを示し、横の点線は±1.5dBの閾値を示している
グラフ上の閾値を表す線を見ればわかるように、初期状態での比率αが、横の破線+3.0dBよりも上にあるものは、レンズ可動範囲の最下限である−110dBumのレンズシフト補正量で、横の破線−3.0dBよりも下にあるものは、レンズ可動範囲の最上限である+110umdBのレンズシフト補正量でシフトさせることにより、PDずれ量を縦軸のゼロ方向に押し上げるよう調整する。また、比率αが、横の点線+1.5dBから破線+3.0dBまでの場合には、−55umdBのレンズシフト補正量で、横の破線−3.0dBから点線−1.5dBまでの場合には、+55dBのレンズシフト補正量でシフトさせることにより、PDずれ量を縦軸のゼロ方向に押し上げるよう調整する。また、比率αが点線−1.5dBから+1.5dBの間にあるものは、レンズシフトを行わなくとも、再生性能に問題は発生しないため、レンズシフト補正は行わない。
前述のように、意図的にレンズシフトをさせ、それに対する比率を算出してプロットすることにより、最適なレンズシフト量を逆算して、図5の補正テーブルを設定した。
本発明は、光ピックアップによりDVDやCDの記録情報を再生するDVDプレイヤやDVDレコーダに利用可能であり、特に、光ピックアップのサーチ動作時のレンズシフトによるフォトディテクタの受光ずれの補正を行うための処理に利用できる。なお、本発明は、従来からの光ディスクであるCDやDVDのトラックピッチよりも小さい次世代DVDであるBlu−ray discやHD DVDにおけるトラッキング制御においても適用可能である。
本発明の実施形態に係る光ディスク記録再生装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る光ディスク記録再生装置におけるオントラックとデトラック状態を表す図である。 図1に示す光ピックアップの構成に含まれる対物レンズとトラッキングアクチュエータとフォーカスアクチュエータの動作を説明するためのブロック図である。 本発明の実施形態において4分割フォトディテクタ237の受光領域を示す図である。 本実施形態において比率αとレンズシフト補正量との関係を示す補正テーブルの一例を示す図である。 本実施形態において光ピックアップのDVDレーザダイオードがオン状態でのサーチ動作を初めに1点追加した動作を含みフォーカスオンするまでの各ステップを説明するためのタイミング図である。 本実施形態における制御動作のフローチャートを示す。 本実施形態の補正テーブルの数値検証データを表す。
符号の説明
101 光ディスク
103 光ピックアップ
104 スレッド(移動手段)
111 トラッキングエラー検出回路(トラッキングサーボ手段)
112 フォーカスエラー検出回路(フォーカスサーボ手段)
113 RAM(メモリ)
116 フォーカスドライブ回路(フォーカスサーボ手段)
117 トラッキングドライブ回路(トラッキングサーボ手段)
120 システムコントローラ(信号レベル取得格納手段、比率算出手段、レンズシフト補正量算出手段、レンズシフト手段、DVD用の総和信号/フォーカスエラー信号取得手段、S字バランス調整/フォーカス引き込み設定手段、)
131 トラッキングアクチュエータ(トラッキングサーボ手段)
132 フォーカスアクチュエータ(フォーカスサーボ手段)
133 対物レンズ
137 4分割フォトディテクタ
261 DVD用レーザダイオード
262 CD用レーザダイオード

Claims (4)

  1. 光ディスクの半径方向をX軸とし光ディスクのトラック方向をY軸とした場合に前記X軸と前記Y軸によって受光領域が第1象限、第2象限、第3象限及び第4象限の4つに分割されたフォトディテクタを有し、レーザダイオードからのレーザ光を対物レンズを介して光ディスクにレーザ光を照射すると共に、光ディスクからの反射光を前記フォトディテクタで受光し、第1,第2,第3及び第4象限の受光領域からそれぞれ第1,第2,第3及び第4の検出信号をそれぞれ出力する光ピックアップと、前記対物レンズを光ディスクの記録面に対して垂直方向にレンズシフトさせるフォーカスドライブ手段と、前記光ピックアップと前記フォーカスドライブ回路のあいだに接続されて前記光ピックアップを制御するためのシステムコントローラと、前記レーザダイオードがオンの状態で前記対物レンズを下から上に上げて前記フォトディテクタからの検出された第1,第2,第3及び第4の検出信号のレベルをそれぞれA,B,C及びDとして格納するための第一のメモリと、前記対物レンズを光ディスクの半径方向にレンズシフトさせるトラッキングドライブ手段とを備えた光ディスク記録再生装置において、
    前記フォーカスドライブ手段によってフォーカスオンした後、前記メモリに格納された第1,第2,第3及び第4の検出信号レベルであるA,B,C及びDによってX軸方向の比率{(A+D)/(B+C)}を算出し、
    比率{(A+D)/(B+C)}に対して段階的に設定され、かつ前記対物レンズの可動範囲内のレンズシフト補正量との関係を示す補正テーブルを予め格納するための第二のメモリを設け、
    前記算出された比率{(A+D)/(B+C)}に対応する前記補正テーブル上のレンズシフト補正量に従って、前記トラッキングドライブ手段によって前記対物レンズをX軸方向にシフトさせるようトラッキング制御することを特徴とする光ディスク記録再生装置。
  2. 光ディスクの半径方向をX軸とし光ディスクのトラック方向をY軸とした場合に前記X軸と前記Y軸によって受光領域が第1象限、第2象限、第3象限及び第4象限の4つに分割されたフォトディテクタを有し、レーザダイオードからのレーザ光を対物レンズを介して光ディスクにレーザ光を照射すると共に、光ディスクからの反射光を前記フォトディテクタで受光し、第1,第2,第3及び第4象限の受光領域からそれぞれ第1,第2,第3及び第4の検出信号をそれぞれ出力する光ピックアップと、前記対物レンズを光ディスクの記録面に対して垂直方向にレンズシフトさせるフォーカスドライブ手段と、前記光ピックアップと前記フォーカスドライブ回路のあいだに接続されて前記光ピックアップを制御するためのシステムコントローラと、前記レーザダイオードがオンの状態で前記対物レンズを下から上に上げて前記フォトディテクタからの検出された第1,第2,第3及び第4の検出信号のレベルをそれぞれA,B,C及びDとして格納するためのメモリと、前記対物レンズを光ディスクの半径方向にレンズシフトさせるトラッキングドライブ手段とを備えた光ディスク記録再生装置において、
    前記フォーカスサーボ手段によってフォーカスオンした後、前記信号レベル取得格納手段によって第1,第2,第3及び第4の検出信号レベルをそれぞれA,B,C及びDとして前記メモリに格納し、次いでX軸方向の比率{(A+D)/(B+C)}を算出し、
    前記算出された比率{(A+D)/(B+C)}に対するレンズシフト補正量との関係を示す補正テーブルに基づいて、前記トラッキングサーボ手段によって前記対物レンズをX軸方向にシフトさせるようトラッキング制御することを特徴とする光ディスク記録再生装置。
  3. 前記レンズシフト補正量は前記比率{(A+D)/(B+C)}に対して段階的に設定され、かつ前記対物レンズの可動範囲内である請求項2に記載の光ディスク記録再生装置。
  4. CD、DVD、Blu−ray DISCおよびHD DVDのうちの一つ、又はいくつかを再生する請求項1乃至3に記載の光ディスク記録再生装置。





















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