JP4770688B2 - 光ディスク装置 - Google Patents

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Description

本発明は、DVD(Digital Versatile Disc)にデータを記録再生する光ディスク装置に関し、特に、光ディスク挿入時における初期読み取り時にアドレス情報の読み出し性能を向上する光ディスク装置に関する。
従来の、この種の光ディスク装置においては、DVD−RAM、DVD−ROMに加え、DVD+R、DVD+RWやDVD−R、DVDRW等の書き込み可能なディスクを用いて記録再生が可能である。また、このようなディスクでは、ディスクのデータ記録面にプリフォーマットされたグルーウォブリングやランドプリピットに代表されるアドレス情報が記録されている。このアドレス情報として、DVD+RWとDVD+R(ここでは、これらを+R系ディスクと呼ぶ)におけるウォブル信号(f1)は、位相変調されたアドレス情報のADIP信号(Adress in Pre−groove信号)を含んでおり、DVD−RWとDVD−R(ここでは、これらを−R系ディスクと呼ぶ)は、前記+R系ディスクのウォブル信号とは周波数の異なるウォブル信号(f2)及びディスクのランドにプリピットされたアドレス情報のLPP信号(Land Pre−pit信号)を有している。
このような光ディスクは、起動時には、自動的にデフォーカス調整が行われ、RF信号がMAXとなるジッタの最良点で光ピックアップからの光ビームが光ディスクの信号記録面に対してフォーカスするように調整され、このディスク再生初期には、ディスクのアドレス情報を読込んでアドレスを再生してから記録データの記録・再生が行われる。通常、ディスクの初期読み取り時は、光ピックアップを構成する対物レンズ等における光学系の収差が小さいときは、ジッタがベストとなるデフォーカス位置とアドレス情報が最大となるデフォーカス位置とが略一致し、正常にアドレス情報を読み出すことができる。
しかしながら、光ピックアップの光学系に収差を持つと、ディスク面を照射するレーザビームのビーム径が円形にならず歪みが発生し、ジッタがベストとなるデフォーカス位置と、アドレス情報が最大となるフォーカス位置とがずれてくる。このため、アドレス情報のレベルが低下し、このアドレス情報を読み取れなくなることによりアドレスの再生が困難となり、さらに収差が大きくなるとディスクエラーを起こすことがあった。
ところで、従来の光ディスク装置において、複数の記録層を有する光ディスクに対し、現在アクセスしている記録層の反射光によるフォーカスエラー信号に対し、この反射光による他の信号の特性値から得られる対物レンズのデフォーカス量をフォーカスエラー信号に重畳して補正し、対物レンズを制御するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。また、収差を発生させる収差発生手段と、案内溝を有する光ディスクの反射光から情報の再生信号を取得する再生信号取得手段と、案内溝の反射光から溝形状信号を取得する溝形状信号取得手段とを備え、再生信号と溝形状信号に基づいて収差発生手段により収差を調整するものが知られている(例えば、特許文献2参照)。しかしながら、特許文献1及び特許文献2の各装置では、構成が複雑で光ディスクの初期読み取り時に、アドレス情報が読み出されなかった際、アドレス情報の読み出しに時間を要し、また、コスト高となっていた。
また、光ディスクにおけるアドレス再生のデフォーカスの許容範囲とデータ再生のデフォーカスの許容範囲のほぼ中心値を最適フォーカスバイアスとするものが知られている(例えば、特許文献3参照)。また、光ディスクのフォーカスサーボ制御手段に所定のオフセット量を与えてレーザ光の焦点を変化させ、再生手段により光ディスクから再生されるデータのエラーレートを取得し、エラーレートが最も少なくなる焦点位置にフォーカスするものが知られている(例えば、特許文献4参照)。また、再生情報の誤り率と光量値とから再生情報の最小誤り率で記録光量が最小となるフォーカスオフセットを最適オフセット値として設定するものが知られている(例えば、特許文献5参照)。しかしながら、特許文献3の装置は、アドレスの再生時にアドレス情報のレベルが最大とならず、アドレス情報の読み取りを低下させることがあった。また、特許文献4の装置は、必ずしもアドレス情報のエラーレートを最適化できるものでなく、特許文献5の装置は、アドレス情報のレベルを向上できるものではなかった。
また、球面収差補正機構を有し、RF信号の振幅が最大となるフォーカスバイアスと球面収差補正値の組合わせを割り出し、検出されたフォーカスバイアスと球面収差補正値とを設定して信号の記録再生を行うものが知られている(例えば、特許文献6参照)。また、球面収差補正機構と評価値生成手段とを有し、RF振幅値を評価値として、評価値の許容限界ポイントから最適な評価値を取得し、フォーカスバイアスと球面収差補正値を調整するものが知られている(例えば、特許文献7参照)。また、球面収差補正機構を有し、フォーカスバイアスと球面収差補正値とを変化させて、RF信号振幅最大時とプッシュプル信号振幅最大時との両方からフォーカスバイアスの最適値を設定するものが知られている(例えば、特許文献8参照)。しかしながら、これら特許文献6、7、8の各装置はいずれも、球面収差補正機構等を必要とし、構成が複雑で高価であった。
特開2003−99964号公報 特開2005−158093号公報 特開平11−316959号公報 特開平11−161978号公報 特開2003−257053号公報 特開2006−99928号公報 特開2004−241081号公報 特開2006−73084号公報
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、光ディスクにおける初期読み取り時に、アドレス情報の読み出し性能を向上する光ディスク装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、光ディスクに対して対物レンズを介してレーザ光を照射して、該光ディスクに記録された情報を読み出し及び記録する光ピックアップと、前記光ピックアップによる読み取り信号に基づいて、光ディスクにプリフォーマットされて記録されたグルーブウォブリング又はランドプリピットに含まれるアドレス情報を読み出すアドレス情報読み出し手段と、光ディスクに記録されたデータに対応したRF信号を読み出すRF信号読み出し手段と、前記RF信号読み出し手段で読み出されたRF信号のジッタを制御すると共に、フォーカスエラー信号に基づいて対物レンズの位置調整を行ってフォーカス制御する制御手段と、を備えた光ディスク装置において、前記制御手段は、光ディスクの初期読み取り時に、前記アドレス情報読み出し手段によりアドレス情報の読み出し動作を行わせ、この読み取り動作によりアドレス情報を読み出せたか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によりアドレス情報が読み出せないと判定されたとき、前記対物レンズのデフォーカス位置をジッタが最小のデフォーカス中心から±方向の2点にオフセットさせるオフセット手段と、前記オフセット手段によりオフセットさせた2点と前記ジッタが最小の点で前記アドレス情報読み取り手段により、前記アドレス情報の信号レベルを検出し、前記信号レベル特性がピーク値を持つ形の近似線を算出する算出手段と、前記算出手段により算出した近似線のピーク値にデフォーカス値を調整する調整手段と、を備え、前記調整手段によりデフォーカス値を調整した後、前記アドレス情報読み取り手段によりアドレス情報を読み取らせることにより、読み取るアドレス情報の信号レベルを向上させ、前記アドレス情報読み取り手段によりアドレス情報が読み取れると、前記対物レンズのデフォーカス位置をジッタが最小となるように調整し、その後は、前記RF信号読み出し手段で読み取られるRF信号からアドレス情報を得るものである。
請求項の発明は、光ディスクに対して対物レンズを介してレーザ光を照射して、該光ディスクに記録された情報を読み出し及び記録する光ピックアップと、前記光ピックアップによる読み取り信号に基づいて、光ディスクにプリフォーマットされて記録されたグルーブウォブリング又はランドプリピットに含まれるアドレス情報を読み出すアドレス情報読み出し手段と、光ディスクに記録されたデータに対応したRF信号を読み出すRF信号読み出し手段と、前記RF信号読み出し手段で読み出されたRF信号のジッタを制御すると共に、フォーカスエラー信号に基づいて対物レンズの位置調整を行ってフォーカス制御する制御手段と、を備えた光ディスク装置において、前記制御手段は、光ディスクの初期読み取り時に、前記アドレス情報読み出し手段によりアドレス情報の読み出し動作を行わせ、この読み取り動作によりアドレス情報を読み出せたか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によりアドレス情報が読み出せないと判定されたとき、前記対物レンズのデフォーカス位置をジッタが最小のデフォーカス中心から±方向の2点にオフセットさせるオフセット手段と、前記オフセット手段によりオフセットさせた2点と前記ジッタが最小の点で前記アドレス情報読み取り手段により、前記アドレス情報のエラーレートを検出し、前記エラーレート特性がボトム値を持つ形の近似線を算出する算出手段と、前記算出手段により算出した近似線のボトム値にデフォーカス値を調整する調整手段と、を備え、前記調整手段によりデフォーカス値を調整した後、前記アドレス情報読み取り手段によりアドレス情報を読み取らせることにより、読み取るアドレス情報のエラーレートを向上させ、前記アドレス情報読み取り手段によりアドレス情報が読み取れると、前記対物レンズのデフォーカス位置をジッタが最小となるように調整し、その後は、前記RF信号読み出し手段で読み取られるRF信号からアドレス情報を得るものである。
請求項1の発明によれば、光ディスクの初期読み取り時に、アドレス情報が読み出せなかった場合に、アドレス情報の信号レベルを簡単に迅速にピーク値に向上することができるので、アドレス情報の読み取りを確実に行うことができ、アドレス再生ができてデータの録画・再生をスムーズに行うことができる。また、アドレス情報を読み取った後は、ジッタを最小にし、RF信号に含まれるアドレス情報からアドレスを読取って画像を再生するので、再生画像の高画質化を図れる。
請求項の発明によれば、光ディスクの初期読み取り時に、アドレス情報が読み出せなかった場合に、アドレス情報のエラーレートを簡単に迅速にボトム値に低減することができるので、アドレス情報を精度よく読み出すことができ、アドレス再生を確実に行うことができる。また、アドレス情報を読み取った後は、ジッタを最小にし、RF信号に含まれるアドレス情報からアドレスを読取って画像を再生するので、再生画像の高画質化を図れる。
以下、本発明の第1の実施形態における光ディスク装置について図面を参照して説明する。図1は、本実施形態による光ディスク装置1の電気的ブロック構成を示す。この光ディスク装置1は、ディスク初期読み取り時において、先ずアドレス情報を読み取る際、アドレス情報が読めないときに、デフォーカスしてアドレス情報の信号レベルを高めてアドレス情報を読み取るものであり、アドレス情報が読み取られ、ディスクのアドレスが再生されると、ジッタが最小となるジッターベストの状態にデフォーカスしてデータを記録・再生するものである。
光ディスク装置1は、光ディスク2、スピンドルモータ3、光ピックアップ4、移動モータ部5、信号抽出部6、信号処理部7、レーザ駆動部8、サーボ制御部9、メモリ11、エンコーダ/デコーダ12、及び制御部20を備えている。
光ディスク2は、書き換え可能な光ディスクであり、+R系ディスク(DVD+RW/+R)のアドレス情報のADIP信号を含むウォブル信号(f1)と、−R系ディスク(DVD−RW/−R)のウォブル信号(f2)及びディスクのランドにプリピットされたアドレス情報のLPP信号は、それらの周波数が異なるので、周波数分離により分離でき、この分離によりディスクの判別を行うことが可能である。
光ピックアップ4は、半導体レーザ41、コリメータレンズ42、ビームスプリッタ43、対物レンズ44、集光レンズ45、光検出器46等で構成されている。半導体レーザ41は、制御部20から出力される信号に基づいて、レーザ駆動部8によりその発光が制御される。半導体レーザ41から出力されたレーザ光は、コリメータレンズ42、ビームスプリッタ43及び対物レンズ44を介して光ディスク2に集光される。また、光ディスク2からの反射光は対物レンズ44を介してビームスプリッタ43に入射し、光軸を90度曲げられた後、集光レンズ45により光検出器46上に集光される。また、半導体レーザ41、コリメータレンズ42、ビームスプリッタ43及び対物レンズ44を含むレーザ光の光路は光ピックアップ4における光学系を成す。光検出器46は、受光部が4つの領域に分割され、各受光部に対応した4つの検出信号を出力する。そして、これらの信号に基づいて、RF信号、アドレス情報(ウォブル信号、ADIP信号、LPP信号等)、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号等の各種の信号が生成される。
対物レンズ44は、レンズホルダ47に保持されている。レンズホルダ47の近傍には、磁気作用によりレンズホルダ47を対物レンズ44の光軸方向に移動させるためのフォーカシングコイル48と、磁気作用によりレンズホルダ47を光ディスク2の半径方向に移動させるためのトラッキングコイル49とが配設されている。これらのコイル48、49は、いずれもサーボ制御部9により制御されて、レンズホルダ47及びその上に保持された対物レンズ44の位置を微調整する。
信号抽出部6は、光検出器46から出力された電気信号からディスクにプリフォーマットされて記録されたアドレス情報を抽出するアドレス情報抽出部60(アドレス情報読み出し手段)と、光ディスク2に記録されたデータに対応したRF信号を抽出するRF信号抽出部61(RF信号読み出し手段)とを備える。アドレス情報抽出部60は、ウォブル信号を抽出するウォブル信号抽出部62(アドレス情報読み出し手段)とLPP信号を抽出するLPP信号抽出部63(アドレス情報読み出し手段)とを有する。ウォブル信号抽出部62は、+R系ディスク(DVD+RW/+R)のアドレス情報のADIP信号を含むウォブル信号(f1)と、−R系ディスク(DVD−RW/−R)のウォブル信号(f2)とを周波数分離等により選別して抽出する。
信号処理部7は、トラッキング信号処理部71、ジッタ信号処理部72、フォーカス信号処理部73、及びRF信号処理部74、ADIP信号処理部75、LPP信号処理部76を有している。トラッキング信号処理部71は、光検出器46から出力された信号に基づいて、対物レンズ44を介して光ディスク2のディスク面に照射する光の焦光点のディスク面におけるトラックからのずれ量に対応する信号であるトラッキングエラー信号を生成し、ジッタ信号処理部72は、RF信号のジッタレベルを測定してジッタ制御信号を生成し、フォーカス信号処理部73は対物レンズ44を介して光ディスク2のディスク面に照射する光の焦光点のディスク面におけるディスク面からのずれ量に対応する信号であるフォーカスエラー信号を生成する。RF信号処理部74は、信号抽出部6からのRF信号をベースバンド信号に復調する際のRF信号処理を行う。ADIP信号処理部は、ウォブル信号抽出部62で抽出されたウォブル信号(f1)からこのウォブル信号(f1)に位相変調されたADIP信号を取り出しその信号レベルを測定し、その測定結果をメモリ11に記憶する。LPP信号処理部76は、LPP信号抽出部63で抽出されたLPP信号の信号レベルをその信号波形のアパーチャレシオの形で測定し、その測定結果をメモリ11に記憶する。
スピンドルモータ3は、トレイに装着された光ディスク2を回転駆動させ、移動モータ部5は、光ピックアップ4を光ディスク2の半径方向に移動させる。レーザ駆動部8は、光ピックアップ4の半導体レーザ41を制御する。サーボ制御部9は、信号処理部7から出力されたトラッキングエラー信号、ジッタ制御信号、及びフォーカスエラー信号に基づいて対物レンズ44の位置を調整して、半導体レーザ41により照射されるレーザ光のフォーカス位置を調整する。このフォーカス位置は、サーボ制御部9において、サーボ動作のフォーカスループに適正なフォーカスバイアスを加えることにより調整される。エンコーダ/デコーダ12は、映像、音声情報を録画/再生するための符合化/復号化回路部である。
制御部20は、アドレス情報からADIP信号又はLPP信号の読み出しを検出するアドレス情報検出部21、デフォーカスをジッターベストのデフォーカス値から±方向にオフセットするオフセット調整部22、アドレス情報の信号レベル特性を測定する信号レベル測定部23(アドレス情報読み出し手段)、アドレス情報のエラーレート特性を検出するエラーレート測定部24(アドレス情報読み出し手段)、及びこれらの信号レベル特性、エラーレート特性の近似線を算出する近似線算出部25を有し、スピンドルモータ3、移動モータ部5、信号抽出部6、信号処理部7、レーザ駆動部8、サーボ制御部9、メモリ11、及びエンコーダ/デコーダ12等を制御して、装置全体のコントロールを行う。なお、アドレス情報検出部21における各信号の読み出しの検出は、信号レベル測定部23で得られる信号レベル又はエラーレート測定部24で得られるエラーレートの各大きさで行うことができるが、これに限らず他の方法でもよい。
次に、光ピックアップ4の光学系における非点収差(AS)をパラメータとするデフォーカスに対する、ウォブル信号レベル特性及びLPP信号レベル特性について図2を参照して説明する。図2は、ウォブル信号の信号レベル変化を示すウォブル信号レベル特性を示し、縦軸はウォブル信号の信号レベルをCN比(CNRという)で表し、横軸はデフォーカス値を表し、ジッタが最小となるジッターベストのデフォーカス値を0%として、左右にデフォーカス値を等間隔に目盛っている。この横軸の%はジッターベストのフォーカスバイアス値とフォーカスエラー信号振幅の比で表される。またパラメータとする非点収差(AS)は、十字型の歪みを持つ複数の十字AS値(0〜−43mλ)とし、これらの十字AS値を持つ光学系を順次取り替えた光ピックアップ4毎に、信号レベル測定部23によりウォブル信号の信号レベルを測定している。また、各パラメータ毎のウォブル信号レベル特性にピーク値を持つ2次曲線の近似線を算出して、これらの近似線の各特性グラフにおいてピーク値を分かり易くしている。なお、2次曲線近似は、最小自乗近似法等で行うことができる。このピーク値の測定例を表1に示す。
表1におけるウォブル信号レベル(dB)は、デフォーカス値がジッターベストの0%において、十字AS値を変えた場合の各レベル値を示す。この表1のデータより、十字AS値が0から離れるに従ってウォブル信号レベルが低下し、−43mλではCNRが約9dB劣化するので、このままでは、ウォブル信号の読込みが極めて難しくなる。
ここで、十字AS−43mλの場合において、デフォーカス値を図2に示す特性グラフのピーク値付近のデフォーカス値(−8%)に調整すると、ウォブル信号レベルは約40dBとなり5dB向上し、ウォブル信号の読込みが可能となる。従って、ジッターベストのデフォーカス値0%で検出したウォブル信号レベルが低い場合に、ウォブル信号レベルの近似線を算出し、その特性グラフのピーク値にデフォーカス値を調整することにより、ウォブル信号レベルを改善、向上することが可能となる。
図3は、LPP信号について、前記図2と同様の十字ASをパラメータとするデフォーカスに対するLPP信号レベル特性を示し、このLPP信号レベル特性のグラフは、LPP信号レベルの測定を基に、ピーク値を持つ2次曲線の近似線を算出することにより得ている。この特性グラフにおいて、縦軸はLPP信号の信号レベルをLPP信号波形におけるアパーチャレシオ(ARという)で表し、デフォーカス値を変えてLPP信号の信号レベルをARにより測定している。図4(a)、(b)は、LPP信号レベルが高い場合と低い場合におけるARを説明するためのそれぞれの表示波形を示す。このARは、LPP信号の表示波形の開口部の大きさを基に検出し、測定表示部における表示波形において、開口波形の外側の振幅値を最大信号APmaxとし、内側の振幅値を最小信号APminとして、これらの比、APmin/APmaxをARとして定義している。なお、測定基準ラインは、LPP信号レベルが高い場合は、ウォブル信号センタラインを基準とし、LPP信号レベルが低くノイズが多い場合は、ノイズ部から略信号が現れる付近のラインを基準ラインとしている。ここで、図4(a)のLPP信号レベルは、図4(b)のLPP信号レベルに比べて高いので波形の開口も大きく、ARが大きくなり、図4(b)ではLPP信号レベルが低くノイズが大きいのでARが低下しており、図4(b)の場合は、LPP信号の読み取りが困難となる。従って、デフォーカス値0%において、LPP信号レベルが低かった場合は、デフォーカス値をLPP信号レベル特性(ARレベル特性)のピーク値にシフトすることにより、LPP信号レベルを向上して、LPP信号を読み出すことが可能となる。
次に、図5のフローチャートを参照して、光ディスク装置1におけるデフォーカス値の調整処理の詳細を説明する。制御部20は、サーボ制御部9により対物レンズ44を制御してレーザ光を光ディスク2の信号記録面に集光されるためにフォーカスをファーカスオンし(S1)、ウォブル信号抽出部62により+Rディスク系のウォブル信号(f1)を周波数分離により抽出したときに(S2でYES)、アドレス情報検出部21によりADIP信号の読込みが成功した場合は(S3でYES)、ADIP信号処理部75でアドレス再生を行い(S4)、ここでは、すでにファーカスオンでジッタ最小とされているので、そのままステップ5(S5)をパスし、RF信号処理部74によりディスクの記録データを再生する(S6)。また、ステップS3においてNOの場合、制御部20は、ジッタ信号処理部で検出したジッタ制御信号によりサーボ制御部9でジッタ最小となるように対物レンズ44のフォーカス位置を調整したときのフォーカスバイアスを基にジッターベストのデフォーカス値を得て、オフセット調整部22によりデフォーカスをジッターベストのデフォーカス値から±方向の2点にオフセットして、このオフセットさせた2点とジッタ最小の点でのデフォーカス値に基づき、信号レベル測定部23によりウォブル信号(f1)の信号レベル特性を検出する(S7)。この信号レベル特性を基に近似線算出部25によりウォブル信号レベル特性を2次曲線近似して最高値を算出し(S8)、このレベル最高値にデフォーカス値を調整する(S9)。そして、アドレス情報検出部21によりこのウォブル信号レベルの最適値においてADIP読込みが成功した場合は(S10でYES)、S4に戻り、前記同様にアドレスを再生して、ここではジッターベストのデフォーカス値に再調整し(S5)以降、アドレス情報をRF信号に含まれるアドレス情報から得ることにより、記録データを再生する。また、S10でNOの場合は、制御部20はディスクからアドレス情報が検出されないとしてディスクエラー検出表示を行う(S11)。
一方、ステップS2でNOの場合において、制御部20は、ウォブル信号抽出部62により−R系ディスクのウォブル信号(f2)を周波数分離により抽出したときに(S12でYES)、アドレス情報検出部21によりLPP信号の読込みが成功した場合は(S13でYES)、LPP信号処理部76でアドレス再生(S4)を行い、以降、前記同様に光ディスク2の記録データの再生処理を行う。また、ステップS13においてNOの場合には、制御部20は、オフセット調整部22によりデフォーカスをジッターベストのデフォーカス値から±方向の2点にオフセットして、信号レベル測定部23によりLPP信号の信号レベル特性としてARレベル特性を検出し(S14)、近似線算出部25によりこのARレベル特性を2次曲線近似してARレベルの最高値を算出し(S15)、このARレベル最高値にデフォーカス値を調整し(S16)、アドレス情報検出部21によりこのARレベルの最適値でLPP読込みが成功した場合は(S17でYES)、S4に戻り、以降、前記と同様に光ディスク2からデータ再生を行う。また、S17でNOの場合は、制御部20はディスクからアドレス情報が検出されないとしてディスクエラー検出表示を行う(S11)。また、S12でNOの場合は、制御部20は、他種のディスク検出を行う(S18)。
上記の構成において、制御部20は、光ディスク装置1に光ディスク2が挿入されると、光ピックアップ4でADIP信号又はLPP信号のアドレス情報を先ず読込み、これらアドレス情報の読込みができないときは、対物レンズ44の焦点位置をデフォーカスして、アドレス情報の信号レベル特性を検出する。そして、この特性を2次曲線の近似線として算出することにより、信号レベル特性のピーク値を求め、このピーク値にデフォーカス値を調整することにより、信号レベルを高めることができる。また、近似線の算出をジッターベストのデフォーカス値から±方向の2点のみのオフセットで行うので、演算処理に時間を要せず、ピーク値を速く得られるので、ディスク初期読み取り時に、アドレス情報が読み出されなかった場合において、アドレス情報の読み出しを迅速に行うことができる。
このように、第1の実施形態による光ディスク装置1によれば、光ディスクの初期読み取り時に、アドレス情報が読み出せなかった場合において、迅速にピーク値を得ることができ、このピーク値へのデフォーカスのシフトにより信号レベルを向上してアドレス情報を読み取ることができ、ディスク記録・再生にためのアドレスを再生することができる。そして、アドレスが再生された後、デフォーカス値をジッターベストの状態に調整することにより、再生画像のジッタを最小にした良好な画像を再生することができる。また、画像の再生以降は、アドレス情報をRF信号に含まれるアドレス情報から得ることにより、ADIP信号又はLPP信号に含まれるアドレス情報を用いることなくアドレス設定を行えるので、ジッターベストの状態においても正常にアドレスを再生することができる。従って、ディスク初期の読み出し時点において、アドレス情報の確実な読み取りと、再生画像の高質化を同時に満足させることができる。
次に、本発明の第2の実施形態に係る光ディスク装置について説明する。本実施形態のハード構成は、図1に示した第1の実施形態の光ディスク装置1と同等であり、制御部20の処理が異なる。すなわち、本実施形態においては、制御部20は、エラーレート測定部24によりADIP信号及びLPP信号の各エラーレート特性を検出し、これらのエラーレート特性のボトム値にそれぞれのデフォーカス値を制御してアドレス情報を読み取る。この詳細を図6、図7を参照して説明する。
図6、図7は、十字ASをパラメータとするデフォーカスに対するADIPエラーレート特性及びLPPエラーレート特性を示す。これらの特性のグラフは、ジッターベストのデフォーカス値0%から±方向にデフォーカス値を変えてADIP信号及びLPP信号のエラーレートを測定し、これらの測定値を基に、ボトム値を持つ2次曲線の近似線を算出することにより得ている。この特性グラフにおいて、縦軸はADIP信号及びLPP信号のエラーレート(個/8ECC)を示し、十字ASのパラメータは前記図2と同様である。
これら図6、図7に示されるように、各エラーレート特性はデフォーカス値に対してボトム値を有している。従って、ジッターベストのデフォーカス値0%において検出した各エラーレートが大きい場合には、オフセットして測定したエラーレートによりエラーレート特性の近似線を算出し、その特性グラフのボトム値にデフォーカス値を調整することにより、エラーレートを向上することが可能となる。これにより、読み取れなかったADIP信号及びLPP信号を読み取れるようにできる。
次に、図8のフローチャートを参照して、光ディスク装置1におけるデフォーカス値の調整処理の詳細を説明する。このフローチャートは、前記図5のフローチャートにおいて、ADIP信号レベル特性をADIPエラーレート特性とし、LPP信号レベル特性をLPPエラーレート特性にした点で異なるので、それについてのみ説明する。ステップS3において、ADIP信号が読込まれなかった場合、制御部20は、オフセット調整部22によりデフォーカスをジッターベストのデフォーカス値から±方向のオフセットして、このオフセットさせた2点とジッタ最小の点でのデフォーカス値に基づき、エラーレート測定部24によりADIP信号のエラーレートを検出して記憶する(S19)。また、この検出されたエラーレートによるエラーレート特性を基に近似線算出部25によりエラーレート特性を2次曲線近似して最小値を算出し(S20)、このレベル最小値にデフォーカス値を調整する(S21)。そして、アドレス情報検出部21によりこのエラーレートの最適値においてADIP読込みが成功した場合は(S22でYES)、S4に戻り、アドレスを再生して、ジッターベストのデフォーカス値に再調整し(S5)以降、アドレス情報をRF信号に含まれるアドレス情報から得ることにより、光ディスク2の記録データを再生する。また、S22でNOの場合は、制御部20はディスクからアドレス情報が検出されないとしてディスクエラー検出表示を行う(S11)。
一方、ステップS13でNOの場合においては、制御部20は、オフセット調整部22によりデフォーカスをジッターベストのデフォーカス値から±方向の2点にオフセットして、エラーレート測定部24によりLPP信号のエラーレートを検出し(S23)、近似線算出部25によりこのLPP信号のエラーレート特性を2次曲線近似してエラーレート特性の最小値を算出し(S24)、このレベル最小値にデフォーカス値を調整し(S25)、アドレス情報検出部21によりこのエラーレートの最適値でLPP読込みが成功した場合は(S26でYES)、S4に戻り、以降、前記と同様に光ディスク2からデータ再生を行う。また、S26でNOの場合は、制御部20はディスクからアドレス情報が検出されないとしてディスクエラー検出表示を行う(S11)。
このように、第2の実施形態による光ディスク装置1によれば、光ディスクの初期読み取り時に、アドレス情報が読み出せなかった場合において、エラーレートのボトム値にデフォーカスをシフトにすることよりエラーレートを低減することができる。これにより、初期読み取り時にアドレス情報を読み取れなかった場合にも、アドレス情報を読み取ることができ、ディスク記録・再生にためのアドレスを再生することができる。さらに、エラーレートの最適値のデフォーカス点でアドレス情報を読み取るので、より確実に精度良くADIP信号又はLPP信号の読み取りを行うことができる。
次に、本発明の第3の実施形態に係る光ディスク装置について説明する。本実施形態のハード構成は、図1に示した第1の実施形態の光ディスク装置1と同等であり、光ディスクの初期読み取りに際してアドレス情報読込みの時のデフォーカス調整が異なる。すなわち、本実施形態においては、予め収差値の異なる光学系を持つ複数の光ピックアップ毎に検出したそれぞれの信号レベル特性に対し、前記収差値をパラメータとする2次曲線の近似線を算出し、これらの近似線間の交点がそれらの信号レベルの高い位置において集中する交点付近のデフォーカス値を求め、この交点デフォーカス値をメモリ11(記憶手段)に記憶しておく。そして、光ディスクの初期読み取りに際して、制御部20(調整手段)は、メモリ11に記憶しておいた交点デフォーカス値にデフォーカス調整してアドレス情報を読み取る。この詳細を図9、図10を参照して説明する。
図9、図10は、前記図2と図3に示したデフォーカスとウォブル信号レベル特性及びLPP信号レベル特性と同様の特性グラフを示し、これらのグラフは、予め収差値の異なる光学系を持つ複数の光ピックアップ毎に検出したそれぞれのデフォーカスに対する信号レベル特性の前記収差値をパラメータとする2次曲線の近似線を表示したものである。また、これらのグラフの2次曲線の近似線間の交点は、通常2点で交差するが、ここではそれらの信号レベルのできるだけ高い位置において集中する交点付近のそれぞれの交点デフォーカス値を求め、それらの交点デフォーカス値をF1、F2で示す。この交点デフォーカス値F1、F2においては、異なる収差値のウォブル信号レベル特性及びLPP信号レベル特性は、いずれの信号レベルの高さも十字ASゼロの場合のジッターベストのデフォーカス点の信号レベルに近くなっている。従って、光ディスクの初期読み取り時に、ADIP信号を含むウォブル信号の場合は、予めデフォーカス値を交点デフォーカス値F1に調整し、LPP信号の場合は、予めデフォーカス値を交点デフォーカス値F2に調整する。これにより、十字ASの値が0から離れている場合においても、交点デフォーカス値F1、F2では、信号レベルを高いレベルで検出できるので、初期状態においてADIP信号又はLPP信号を読み取ることが可能となる。
図11のフローチャートを参照して、光ディスク装置1におけるデフォーカス値の調整処理の詳細を説明する。ここでは、第1の実施形態のフローチャートと共通する部分の説明は省略し、異なる部分についてのみ説明する。先ず、制御部20は、光ディスクの初期読み取り時に、ステップS2でYESの場合は、メモリ11からメモリ11に記憶されている交点デフォーカス値F1を読込み(S27)、デフォーカス値をF1に調整し(S28)、アドレス情報検出部21によりADIP信号を読込む(S29)。一方、ステップS12でYESの場合は、メモリ11からメモリ11に記憶されている交点デフォーカス値F2を読込み(S30)、デフォーカス値をF2に調整し(S31)、アドレス情報検出部21によりLPP信号を読込む(S32)。また、このようにしてアドレス情報を読み取った後は、前記同様、記録データを再生する際は、ジッターベストのデフォーカス値に調整する。
このように、第3の本実施形態による光ディスク装置1によれば、予め収差値の異なる光学系を持つ複数の光ピックアップ毎に検出したそれぞれの信号レベル特性の収差値をパラメータとする2次曲線の近似線を算出し、これらの近似線間の交点がそれらの信号レベルの高い位置において集中する交点付近のデフォーカス値(F1又はF2)を求め、これをメモリ11に記憶しておき、光ディスクの初期読み取り時の初期状態において、制御部20がデフォーカス値を予めメモリ11に記憶しておいた交点デフォーカス値(F1又はF2)に強制的に調整することにより、異なる十字収差に対してもアドレス情報を読み取ることができる。これにより、アドレス情報の検出可能な光学系の非点収差の範囲を広げることができる。さらに、製造における対物レンズを含む光学系の非点収差のバラツキを吸収でき、歩留まりの向上とコストダウンを図ることができる。
なお、本発明は各種の実施形態により実現されるが、これらに限られることなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、任意に変更することができる。例えば、ADIP信号レベルのピーク値にデフォーカスを調整した後、さらにデフォーカスしてADIP信号エラーレートを測定して、そのピーク値を求めることにより、より確実に精度の高いアドレス情報の再生を行うことができる。また、近似線算出において、デフォーカス位置のオフセットをジッタが最小の位置から±方向に2点より多くして測定してもよい。
本発明の第1の実施形態に係わる光ディスク装置の電気的ブロック構成図。 上記光ディスク装置のウォブル信号レベル特性示す図。 上記光ディスク装置のLPP信号レベル特性を示す図。 (a)は上記光ディスク装置におけるLPP信号のレベルが高い場合の表示波形を示す図、(b)は同LPP信号のレベルが低い場合の表示波形を示す図。 上記光ディスク装置のアドレス情報の読込み手順を示すフローチャート。 本発明の第2の実施形態に係わる光ディスク装置におけるADIPエラーレート特性を示す図。 上記光ディスク装置におけるLPPエラーレート特性を示す図。 上記光ディスク装置のアドレス情報の読込み手順を示すフローチャート。 本発明の第3の実施形態に係わる光ディスク装置における非点収差値をパラメータとするウォブル信号レベル特性の交点付近のデフォーカス値を説明する図。 上記光ディスク装置における非点収差値をパラメータとするLPP信号レベル特性の交点付近のデフォーカス値を説明する図。 上記光ディスク装置のアドレス情報の読込み手順を示すフローチャート。
符号の説明
1 光ディスク装置
2 光ディスク
4 光ピックアップ
6 信号抽出部(RF信号読み出し手段、アドレス信号読み出し手段)
7 信号処理部
11 メモリ(記憶手段)
20 制御部(判定手段、オフセット手段、算出手段、調整手段)
21 アドレス情報検出部(判定手段)
22 オフセット調整部(オフセット手段)
23 信号レベル測定部(アドレス信号読み出し手段)
24 エラーレート測定部(アドレス信号読み出し手段)
25 近似線算出部(算出手段)
41 半導体レーザ
44 対物レンズ(光学系)
60 アドレス情報抽出部(アドレス信号読み出し手段)
61 RF抽出部(RF信号読み出し手段)
62 ウォブル信号抽出部(アドレス信号読み出し手段)
63 LPP信号抽出部(アドレス信号読み出し手段)

Claims (2)

  1. 光ディスクに対して対物レンズを介してレーザ光を照射して、該光ディスクに記録された情報を読み出し及び記録する光ピックアップと、
    前記光ピックアップによる読み取り信号に基づいて、光ディスクにプリフォーマットされて記録されたグルーブウォブリング又はランドプリピットに含まれるアドレス情報を読み出すアドレス情報読み出し手段と、
    光ディスクに記録されたデータに対応したRF信号を読み出すRF信号読み出し手段と、前記RF信号読み出し手段で読み出されたRF信号のジッタを制御すると共に、フォーカスエラー信号に基づいて対物レンズの位置調整を行ってフォーカス制御する制御手段と、を備えた光ディスク装置において、
    前記制御手段は、
    光ディスクの初期読み取り時に、前記アドレス情報読み出し手段によりアドレス情報の読み出し動作を行わせ、この読み取り動作によりアドレス情報を読み出せたか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によりアドレス情報が読み出せないと判定されたとき、前記対物レンズのデフォーカス位置をジッタが最小のデフォーカス中心から±方向の2点にオフセットさせるオフセット手段と、
    前記オフセット手段によりオフセットさせた2点と前記ジッタが最小の点で前記アドレス情報読み取り手段により、前記アドレス情報の信号レベルを検出し、前記信号レベル特性がピーク値を持つ形の近似線を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出した近似線のピーク値にデフォーカス値を調整する調整手段と、を備え、
    前記調整手段によりデフォーカス値を調整した後、前記アドレス情報読み取り手段によりアドレス情報を読み取らせることにより、読み取るアドレス情報の信号レベルを向上させ
    前記アドレス情報読み取り手段によりアドレス情報が読み取れると、前記対物レンズのデフォーカス位置をジッタが最小となるように調整し、その後は、前記RF信号読み出し手段で読み取られるRF信号からアドレス情報を得ることを特徴とする光ディスク装置。
  2. 光ディスクに対して対物レンズを介してレーザ光を照射して、該光ディスクに記録された情報を読み出し及び記録する光ピックアップと、
    前記光ピックアップによる読み取り信号に基づいて、光ディスクにプリフォーマットされて記録されたグルーブウォブリング又はランドプリピットに含まれるアドレス情報を読み出すアドレス情報読み出し手段と、
    光ディスクに記録されたデータに対応したRF信号を読み出すRF信号読み出し手段と、
    前記RF信号読み出し手段で読み出されたRF信号のジッタを制御すると共に、フォーカスエラー信号に基づいて対物レンズの位置調整を行ってフォーカス制御する制御手段と、を備えた光ディスク装置において、
    前記制御手段は、
    光ディスクの初期読み取り時に、前記アドレス情報読み出し手段によりアドレス情報の読み出し動作を行わせ、この読み取り動作によりアドレス情報を読み出せたか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によりアドレス情報が読み出せないと判定されたとき、前記対物レンズのデフォーカス位置をジッタが最小のデフォーカス中心から±方向の2点にオフセットさせるオフセット手段と、
    前記オフセット手段によりオフセットさせた2点と前記ジッタが最小の点で前記アドレス情報読み取り手段により、前記アドレス情報のエラーレートを検出し、前記エラーレート特性がボトム値を持つ形の近似線を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出した近似線のボトム値にデフォーカス値を調整する調整手段と、を備え、
    前記調整手段によりデフォーカス値を調整した後、前記アドレス情報読み取り手段によりアドレス情報を読み取らせることにより、読み取るアドレス情報のエラーレートを向上させ
    前記アドレス情報読み取り手段によりアドレス情報が読み取れると、前記対物レンズのデフォーカス位置をジッタが最小となるように調整し、その後は、前記RF信号読み出し手段で読み取られるRF信号からアドレス情報を得ることを特徴とする光ディスク装置。
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