JP2009026427A - 光ディスク装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】信頼性高く情報を光ディスクに記録及び又は再生し得る光ディスク装置及びその制御方法を提案する。
【解決手段】最短のマーク長を有する記録マークでの再生信号の振幅が最大となる対物レンズの位置を検出し、当該位置を、光ディスクに対する対物レンズのフォーカス制御における基準位置として設定するようにした。また分解能と変調度の乗算結果が最大となる対物レンズの位置を検出し、当該位置を、光ディスクに対する対物レンズのフォーカス制御における基準位置として設定するようにした。
【選択図】図3

Description

本発明は、光ディスク装置及びその制御方法に関し、例えばDVD(Digital Versatile Disc)に対応した光ディスク装置に適用して好適なものである。
近年、光ディスクに対するデータの記録方式として、光ディスクに形成する記録マークのエッジ部分に情報をもたせるマークエッジ記録方式が採用されている。この方式によれば、記録マークの中心位置に情報をもたせた従来のマークポジション記録方式に比べてより記録密度を向上させることができる利点がある。
ところがマークエッジ記録方式は、下記特許文献1において述べられているように、記録マークの長さがデータ記録時の光パワーによって変動しやすいという欠点がある。そして記録マークの長さが変動した場合、記録マークのエッジの位置がずれるために、光ディスクに記録されたデータを正確に読み取れなくなるという問題がある。
このような記録時の光パワーの変動の要因としては、種々の要因が考えられるが、その1つとしてデータ記録時におけるデフォーカスが挙げられる。実際上、デフォーカスが生じた場合、データ記録時の光パワー密度が低下するためにパワー不足となって、既定長の記録マークを形成できないという問題がある。またデフォーカスは、データ記録時だけでなく、データ再生時の分解能をも低下させることとなり、データの読み取り誤りの原因ともなる。
かかる問題を解決するための手法として、特許文献1には、1−7変調のマークエッジ記録方式において、試書きの際に最短の記録マークの再生信号の振幅(Aとする)と、最長の記録マークの再生信号の振幅(Bとする)とを取得し、A/Bで与えられる分解能の値が最大となるようにフォーカスオフセットを設定する方法が開示されている。
特開平8−115521号公報
ところで、特許文献1に開示された方法を実施するに際しては、分解能が最大となる点を見つけるために、光ディスクに対する対物レンズの位置(以下、これをフォーカス位置と呼ぶ)を変えながら各フォーカス位置における分解能の値を計測する必要がある。
しかしながら、上述のようにフォーカス位置を変化させた場合、対物レンズの球面収差の影響により、マーク長が長い記録マークと、マーク長が短い記録マークとでは再生信号の振幅の変化量が異なってくるため、分解能が最大となるフォーカス位置が必ずしもデータ読み取り誤りの少ないフォーカス位置であるとは限らない問題がある。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、最適なフォーカス位置を設定することにより、信頼性高く情報を光ディスクに記録及び又は再生し得る光ディスク装置及びその制御方法を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、レーザ光を対物レンズにより光ディスクに集光し、前記レーザ光の前記光ディスクにおける反射光に基づいて当該光ディスクに複数種類のマーク長を有する記録マークの列として記録されたデータを再生する光ディスク装置において、最短のマーク長を有する記録マークでの再生信号の振幅が最大となる前記対物レンズの位置を検出する検出部と、当該位置を、前記光ディスクに対する前記対物レンズのフォーカス制御における基準位置として設定する設定部とを備えることを特徴とする。
また本発明においては、レーザ光を対物レンズにより光ディスクに集光し、前記レーザ光の前記光ディスクにおける反射光に基づいて当該光ディスクに複数種類のマーク長を有する記録マークの列として記録されたデータを再生する光ディスク装置の制御方法において、最短のマーク長を有する記録マークでの再生信号の振幅が最大となる前記対物レンズの位置を検出する第1のステップと、当該位置を、前記光ディスクに対する前記対物レンズのフォーカス制御における基準位置として設定する第2のステップとを備えることを特徴とする。
さらに本発明においては、レーザ光を対物レンズにより光ディスクに集光し、前記レーザ光の前記光ディスクにおける反射光に基づいて当該光ディスクに複数種類のマーク長を有する記録マークの列として記録されたデータを再生する光ディスク装置において、分解能と変調度の乗算結果が最大となる前記対物レンズの位置を検出する検出部と、当該位置を、前記光ディスクに対する前記対物レンズのフォーカス制御における基準位置として設定する設定部とを備えることを特徴とする。
さらに本発明においては、レーザ光を対物レンズにより光ディスクに集光し、前記レーザ光の前記光ディスクにおける反射光に基づいて当該光ディスクに複数種類のマーク長を有する記録マークの列として記録されたデータを再生する光ディスク装置の制御方法において、分解能と変調度の乗算結果が最大となる前記対物レンズの位置を検出する第1のステップと、当該位置を、前記光ディスクに対する前記対物レンズのフォーカス制御における基準位置として設定する第2のステップとを備えることを特徴とする。
本発明によれば、高品質な再生信号を得ることができる最適なフォーカス位置を学習及び設定することができ、かくして信頼性高く情報を光ディスクに記録再生し得る光ディスク装置及びその制御方法を実現できる。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)第1の実施の形態
(1−1)本実施の形態による光ディスク装置の構成
図1において、1は全体として本実施の形態による光ディスク装置を示す。この光ディスク装置1は、ホストコンピュータ2からの要求に応じて、DVD等の光ディスク3にデータを記録し又は光ディスク3に記録されたデータを再生し得るようになされている。
実際上、この光ディスク装置1の場合、ホストコンピュータ2から送信される各種コマンドはコントローラ10に与えられる。コントローラ10は、CPU(Central Processing Unit)及び各種制御プログラムが格納された内部メモリを備えたマイクロコンピュータ構成でなり、ホストコンピュータ2から与えられるコマンドや光ディスク装置1内の各種回路から与えられる各種情報に基づいて必要な制御処理や演算処理を実行する。
例えば、コントローラ10は、ホストコンピュータ2から記録コマンドが与えられた場合、スピンドル駆動回路11を介してスピンドルモータ12を制御することにより、所定状態に装填された光ディスク3を対応する記録方式(例えばCAV(Constant Angular Velocity)方式、CLV(Constant Linear Velocity)方式又はZCLV(Zoned Constant Linear Velocity)方式)に応じた状態に回転させる。
またコントローラ10は、記録コマンドと共にホストコンピュータ2から与えられる記録対象のデータ(以下、これを記録データと呼ぶ)に対して8/16変調(2,10)RLLコードによる変調処理と、光ディスクに規定長(3T〜11T)の記録マークを記録データに基づいて形成するためのストラテジ制御処理と、ECC(Error Correcting Code)を付加するECC付加処理となどの記録用信号処理を施し、かくして得られたストラテジ変調信号をレーザドライバ13に送出する。
レーザドライバ13は、供給されるストラテジ変調信号を増幅処理し、かくして得られた信号レベルが調整されたストラテジ変調信号を、加算回路14を介してレーザ駆動信号として光ピックアップ15内のレーザダイオード16に印加する。この結果、このレーザ駆動信号に基づいて空間変調されたレーザ光L1がレーザダイオード16から発射され、このレーザ光L1がコリメータレンズ17において平行光に変換された後に、偏光ビームスプリッタ18及び対物レンズ19を介して光ディスク3の記録面上に集光される。これにより記録データが複数種類のマーク長(3T〜11T)を有する記録マークの列として光ディスク3に記録される。
またレーザダイオード16から出射し、偏光ビームスプリッタ18に入射したレーザ光の一部は、偏光ビームスプリッタ18の偏光膜において反射し、モニタ用の第1のフォトディテクタ20に入射する。そして第1のフォトディテクタ20は、このレーザ光を光電変換することにより得られたモニタ信号をパワー監視回路21に送出する。
パワー監視回路21は、供給されるモニタ信号の信号レベルに応じた信号レベルのパワー監視信号を生成し、これをレーザドライバ13に送出する。かくしてレーザドライバ13は、供給されるパワー監視信号の信号レベルに基づいて、レーザ光L1のパワーが常に予め定められた所定レベルとなるようにストラテジ変調信号に対するゲインを調整する。
一方、レーザ光L1の光ディスク3における反射光L2は、対物レンズ19及び偏光ビームスプリッタ18を介して例えば4分割フォトディテクタでなる第2のフォトディテクタ22に入射し、この第2のフォトディテクタ22において光電変換される。そして、この光電変換により得られたRF(Radio Frequency)信号がプリアンプ23を介してサーボ信号生成回路24に与えられる。
サーボ信号生成回路24は、供給されるRF信号に基づいてフォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号を生成し、これらフォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号をコントローラ10を介してサーボ駆動回路25に送出する。そしてサーボ駆動回路25は、供給されるフォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号に基づいてフォーカスアクチュエータ駆動信号及びトラッキングアクチュエータ駆動信号を生成し、これらを光ピックアップ15内において対物レンズ19を保持する2軸アクチュエータ26に送出する。
かくして2軸アクチュエータ26は、フォーカスアクチュエータ駆動信号に基づいて、対物レンズ19を光ディスク3に近接する方向又は離反する方向に移動させると共に、トラッキングアクチュエータ駆動信号に基づいて、対物レンズ19を光ディスク3の外周方向又は内周方向に傾かせるように駆動する。これにより光ピックアップ15から発射されたレーザ光L1が光ディスク3の記録面においてジャストフォーカスすると共に、当該レーザ光L1のスポットが光ディスク3のそのとき対象としているトラック上を走査するようにフォーカス制御及びトラッキング制御が行なわれる。
これに対して、コントローラ10は、ホストコンピュータ2から再生コマンドが与えられた場合、上述の記録モード時と同様にして、所定状態に装填された光ディスク3を当該光ディスク3の記録方式に応じた回転状態で回転させる。
またコントローラ10は、レーザドライバ13を制御して一定電圧レベルのレーザ駆動信号を加算回路14に送出させる。このとき加算回路14には、コントローラ10の制御のもとに、レーザダイオード16から発射したレーザ光L1と光ディスク3からの反射光L2との干渉により発生するレーザノイズを抑制するための高周波信号が高周波重畳回路27から与えられる。
かくして加算回路14は、高周波重畳回路27から与えられる高周波信号をレーザドライバ13から与えられるレーザ駆動信号に重畳し、得られたレーザ駆動信号を光ピックアップ15内のレーザダイオード16に印加させる。この結果、かかるレーザ駆動信号に基づいて所定パワーのレーザ光L1がレーザダイオード16から発射され、この光ビームL1がコリメータレンズ17、偏光ビームスプリッタ18及び対物レンズ19を介して光ディスク3の記録面上に集光される。
かかるレーザ光L1の光ディスク3における反射光L2は、対物レンズ19及び偏光ビームスプリッタ19を介して第2のフォトディテクタ22に入射する。そしてこの反射光L2を第2のフォトディテクタ22において光電変換することより得られたRF信号がプリアンプ23を介して再生回路28、振幅検出回路29及びサーボ信号生成回路24に与えられる。
再生回路28は、供給されるRF信号に対して波形等化処理及び二値化処理を施し、かくして得られた二値化信号をPLL(Phase Locked Loop)回路30及び弁別回路31に送出する。またPLL回路30は、供給される二値化信号に基づいて当該二値化信号に同期した再生クロックを生成し、これを弁別回路31に送出する。
弁別回路31は、PLL回路30から与えられる再生クロックに基づいて、再生回路28から与えられる二値化信号からデータを弁別し、弁別したデータを弁別データとしてコントローラ10に送出する。そしてコントローラ10は、供給される弁別データに対して8/16変調(2,10)RLLコードによる復調処理と、付加されたECCに基づく誤り訂正処理となどの処理を施し、かくして得られた再生データをホストコンピュータ2に送出する。
また振幅検出回路29は、必要時、供給されるRF信号に基づいて、光ディスク3の記録面に形成されたマーク長が最短(ここでは3T)の記録マークでのRF信号の振幅を検出し、検出結果を振幅検出信号としてコントローラ10に送出する。この振幅検出信号は、後述のように、最適なフォーカス位置(以下、これを最適フォーカス位置と呼ぶ)を学習する際に用いられる。
さらにサーボ信号生成回路24は、供給されるRF信号に基づいて記録モード時と同様にしてフォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号を生成し、これらをコントローラ10を介してサーボ駆動回路25に送出する。かくして、これらフォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号に基づいて、サーボ駆動回路25によりフォーカス制御及びトラッキング制御が行なわれる。
なお、再生モード時の場合にも、光ピックアップ15のレーザダイオード16から発射されたレーザ光L1の一部が偏光ビームスプリッタ18の偏光膜において反射されて第1のフォトディテクタ20に入射する。そしてこの第1のフォトディテクタ20に入射したレーザ光に基づいて、記録モード時と同様に再生モード時におけるレーザ光L1のパワー制御が行なわれる。
(1−2)本実施の形態による最適フォーカス位置学習機能
次に、光ディスク装置1に搭載された最適フォーカス位置学習機能について説明する。
光ディスク3に最短マーク長(3T)の記録マークを当該記録マークと同じ長さのスペースを介して繰り返し記録し、これをフォーカス位置を変えながら再生した場合、各フォーカス位置における再生信号(RF信号)の振幅として図2に示すような振幅が得られる。この図2において、縦軸は再生信号の振幅を表し、横軸はフォーカス位置を表す。また図2において、下側の曲線K1は記録マークでのRF信号の振幅(「I3H」)を表し、上側の曲線K2は記録マーク間のスペース(以下、これを単にスペースと呼ぶ)におけるRF信号の振幅(「I3L」)を表している。このシミュレーションでは、各スペースの長さを記録マークと同じ3Tに設定している。
この図2からも明らかなように、光ディスク3に複数形成された同じマーク長の記録マークをフォーカス位置を変えながら再生した場合、対物レンズ19があるフォーカス位置(合焦位置であり、図2の例では横軸の目盛りがほぼ32の位置)に位置しているときに、スペースにおいて得られるRF信号のレベルが最大、記録マークにおいて得られるRF信号のレベルが最小となり、対物レンズ19がこのフォーカス位置から離れるにつれて、スペースにおいて得られるRF信号のレベルが徐々に小さく、記録マークにおいて得られるRF信号のレベルが徐々に大きくなってゆく。
そこで、各フォーカス位置において、スペースにおいて得られるRF信号の振幅と、記録マークにおいて得られるRF信号の振幅との差(以下、これを記録マーク振幅と呼ぶ)をとり、その差分を縦軸に振幅、横軸にフォーカス位置をとったグラフにプロットしてみると、図3に示すような曲線K3が得られる。この図3からも分かるように、記録マーク振幅は、フォーカス位置が上述の「あるフォーカス位置」にあるときに最大となり、フォーカス位置がこの「あるフォーカス位置」から離れるにつれて徐々に小さくなってゆく。
一方、この図3に、各フォーカス位置において発生した二値化信号のパリティエラー数(以下、これをPIエラー数と呼ぶ)をプロットすると曲線K4のようになる。このPIエラー数は、再生モード時にコントローラ10で行なわれるECCを用いた誤り訂正処理を行う前の各ECCブロック内でのエラー数を表す数値であり、0から208までの値をとる。このPIエラー数が小さいほど再生信号の品質が高く、PIエラー数が大きくなるほど再生信号の品質が低いと言うことができる。図3の例では、記録マーク振幅の値が大きい値となるフォーカス位置ではPIエラー数も少なく、良好な再生信号が得られることが図3からも分かる。
この場合において、このような記録マーク振幅とPIエラー数との関係は、特にマーク長が短い記録マークにおいて顕著に見受けられる。これは、図4(A)及び(B)に示すように、記録マークの規定長からのずれ量を「Shift」とすると、次式
Figure 2009026427
のようにPIエラー数はジッタの大きさに比例し、ジッタの大きさはその記録マークのSN比の逆数(「SNR」)にかかるずれ量(「Shift」)を加算した加算結果に比例することに起因する。つまり、記録マークの中でもSN比が最も悪い最短の記録マーク(以下、これを最短記録マークと呼ぶ)の記録マーク振幅が「Shift」の影響を一番受け難く、PIエラー数とSN比とがほぼ比例するからである。
そこで、本実施の形態による光ディスク装置1は、光ディスク3を装填したときに行なう試書きの際に、光ディスク3の内周側又は外周側に設けられた試書き領域に最短記録マークを最短記録マークと同じ長さのスペースを介して繰り返し記録しこれを利用して、又は既に試書き領域に記録されている最短記録マークを利用して、その最短記録マークを再生したときの記録マーク振幅が最大となるフォーカス位置を最適フォーカス位置として学習する。
なお、ここで振幅検出回路29において最短記録マークにおける記録マーク振幅を検出する方法について説明する。本実施の形態の場合、振幅検出回路29は、PLL回路30から与えられる図5(C)に示すような再生クロックに基づいて、プリアンプ23から与えられる図5(B)に示すようなRF信号を再生クロックの立ち上がりのタイミングでサンプリングする。
この場合において、図5(B)で「●」で示した各サンプリングタイミングのうち、連続する2つのサンプリングタイミングであって、先行するサンプリングタイミングのサンプリング値がRF信号の直流成分の信号レベル(以下、これをマーク/スペース判定レベルと呼ぶ)よりも大きく、後行するサンプリングタイミングのサンプリング値がマーク/スペース判定レベルよりも小さいサンプリングタイミング間に記録マークの前側のエッジが存在するものと判断することができる(図5(A)及び図5(B)参照)。
また連続する2つのサンプリングタイミングであって、先行するサンプリングタイミングのサンプリング値がマーク/スペース判定レベルよりも小さく、後行するサンプリングタイミングのサンプリング値がマーク/スペース判定レベルよりも大きいサンプリングタイミング間に記録マークの後側のエッジが存在するものと判断することができる(図5(A)及び図5(B)参照)。
そこで振幅検出回路29は、かかる原理に基づいて前側のエッジ及び後側のエッジ間の距離が3クロック分の記録マークを検出すると、その記録マークにおける最小のサンプリング値を記憶する。また振幅検出回路29は、かかる原理に基づいて3クロック分のスペースを検出すると、そのスペースにおける最大のサンプリング値を記憶する。そして振幅検出回路29は、このようにして検出したかかるスペースのサンプリング値と、かかる記録マークのサンプリング値との差分を算出し、これを振幅検出信号としてコントローラ10に送出する。
そしてコントローラ10は、試書きの際にフォーカス位置を順次変えながら、試書き領域に記録されたデータを再生し、このとき振幅検出回路29から送出される振幅検出信号に基づいて、最短記録マークの記録マーク振幅が最大となるフォーカス位置を最適フォーカス位置として学習し、これをその光ディスク3に対する対物レンズ19のフォーカス制御における基準位置として設定する。
以上のように、記録されたマークやスペースの長さを検出して、マークのレベルとスペースのレベルを検出できるため、テストマークのみならず、ランダムデータや実際に記録された情報データを再生することによっても実現できる。
図6は、このような最適フォーカス位置学習処理に関するコントローラ10の具体的な処理内容を示すフローチャートである。光ディスク装置1では、光ディスク3が所定状態に装填された場合、試書き領域に所定のテストデータを書き込み、その再生信号に基づいてフォーカス制御及びトラッキングエラー制御のゲイン調整や対物レンズ19による球面収差の補正処理などの各種調整及び設定処理を行なうが、これに先行してこの最適フォーカス位置学習処理を実行する。
すなわちコントローラ10は、光ディスク3が所定状態に装填され、そのローディング処理が完了すると、この最適フォーカス位置学習処理を開始し、まず、フォーカス位置として初期フォーカス位置を設定する(SP1)。具体的に、コントローラ10は、フォーカスエラー信号の信号レベルが0となる位置を初期フォーカス位置として設定することとなる。
続いてコントローラ10は、スピンドル駆動回路11(図1)やレーザドライバ13(図1)等を制御することにより、装填された光ディスク3の試書き領域を再生させ、このとき得られた再生データに基づいて、その光ディスク3の試書き領域に既に何らかのデータが記録されているか否かを判断する(SP2)。
そしてコントローラ10は、この判断において肯定結果を得るとステップSP4に進み、これに対して否定結果を得ると、スピンドル駆動回路11及びレーザドライバ13等を制御することにより、その光ディスク3の試書き領域に最適フォーカス位置学習用のテストデータ(以下、これを最適フォーカス位置学習用テストデータと呼ぶ)を記録させる(SP3)。なお、この最適フォーカス位置学習用テストデータとしては、光ディスク3の試書き領域に最短記録マーク及び当該最短記録マークと同じ長さのスペースが連続して複数形成されるようなデータが好ましいが、これに限定されるものではない。
続いてコントローラ10は、スピンドル駆動回路11、レーザドライバ13及びサーボ駆動回路25等を制御することにより、その光ディスク3の試書き領域に記録されたデータ(最適フォーカス位置学習用テストデータ又は既に試書き領域に記録されていた何らかのデータ)をフォーカス位置を順次変えながら再生させ、このとき振幅検出回路29から送出される振幅検出信号に基づいて、最短記録マークの記録マーク振幅が最大となるフォーカス位置を最適フォーカス位置として学習し、これをその後の対物レンズ19の基準位置として設定する(SP4)。そしてコントローラ10は、この最適フォーカス位置学習処理を終了する。
(1−3)本実施の形態の効果
以上のように、本実施の形態による光ディスク装置1では、最短記録マークの再生信号の振幅に基づいて最適フォーカス位置の学習を行なう。
この場合において、各フォーカス位置における分解能を図3にプロットしたところ、曲線K5のようになった。このシミュレーションからも明らかなように、最短記録マークでの再生信号の振幅のピークはPIエラー数が最小となるフォーカス位置のほぼ中心に位置しているのに対して、分解能を表す曲線K3のピークはPIエラー数が最小となるフォーカス位置の中心からずれていることが分かる。また曲線K5は、曲線K3に比べてフォーカス位置の変化に対する変化率が穏やかであり、曲線K3に比べてピークを検出し難いことが分かる。
従って、本実施の形態のように最短記録マークの再生信号の振幅に基づいて最適なフォーカス位置を設定することによって、例えば引用文献1のように分解能が最大となるようにフォーカスオフセットを設定する場合に比して、高品質な再生信号を得ることができる最適なフォーカス位置を学習及び設定することができ、かくして信頼性高く情報を光ディスクに記録再生し得る光ディスク装置を構築することができる。
(2)第2の実施の形態
(2−1)原理
上述の第1の実施の形態では、再生回路系にRF信号の振幅を常に一定レベルにするためのAGC(Auto Gain Controller)回路が存在しない場合における最適フォーカス位置の学習方法について説明した。
ただし、再生回路系内にAGC回路が存在しない場合、ノイズによりRF信号の信号レベルが変動しやすく、良好な再生データを得難い問題がある。従って、品質の高い再生信号を求める場合には、再生回路系内にAGC回路を設けることが望まれる。
ところが、再生回路系内にAGC回路を設けた場合、デフォーカスに起因するRF信号の振幅の変動がAGC回路におけるAGC処理により緩和されることになる。このため、図7に示すように、図2のときと同様に光ディスク3に繰り返し形成された最短記録マークをフォーカス位置を変えながら再生した場合、スペースにおいて得られるRF信号のレベル(曲線K10)も、また記録マークにおいて得られるRF信号のレベル(曲線K11)も、フォーカス位置によって大きく変化しなくなる。
この結果、図に示すように、スペースにおいて得られるRF信号のレベルと、記録マークにおいて得られるRF信号のレベルとの差分である記録マーク振幅(曲線K12)も、フォーカス位置によって大きく変化することがなく、この記録マーク振幅に基づいて最適フォーカス位置を学習することが困難となる。
そこで、第2の実施の形態においては、マーク長が最短マーク長である3Tの記録マーク(つまり、ここでの最短記録マーク)において得られるRF信号のレベルを「I3L」、長さが3Tのスペースにおいて得られるRF信号のレベルを「I3H」、マーク長が最も長い11Tの記録マークにおいて得られるRF信号のレベルを「I11L」、長さが11Tのスペースにおいて得られるRF信号のレベルを「I11H」として、次式
Figure 2009026427
で与えられる分解能(Resolution)を表す指標Rと、次式
Figure 2009026427
で与えられる変調度(Modulation)を表す指標Mとを乗算した次式
Figure 2009026427
で与えられる正規化3T振幅を新たな指標として導入する。ただし(4)式において、長さが11Tのスペースにおいて得られるRF信号としては、AGC回路においてAGC処理を受けていないRF信号の振幅を使用するものとする。
この結果、(4)式の分子はAGC回路のAGC処理によりフォーカス位置に関わりなくほぼ一定の値を保つものの、分母はフォーカス位置によるデフォーカスの影響を受けるため、かかる正規化3T振幅の値が最も高い値を最適フォーカス位置として学習することによって、最適なフォーカス位置を設定することができる。
なお、再生回路系にAGC回路を設けた場合の分解能と、正規化3T振幅と、PIエラーとの関係を図9に示す。この図9からも明らかなように、正規化3T振幅を表す曲線K20のピークはPIエラー数が最小となるフォーカス位置のほぼ中心に位置しているのに対して、分解能を表す曲線K21のピークはPIエラー数が最小となるフォーカス位置の中心からずれていることが分かる。また曲線K21は、曲線K20に比べてフォーカス位置の変化に対する変化率が穏やかであり、曲線K20に比べてピークを検出し難いことが分かる。
従って、このシミュレーションからも、かかる正規化3T振幅に基づいて最適フォーカス位置を学習及び設定することによって、高品質な再生信号を得ることができる最適なフォーカス位置を学習及び設定することができることが分かる。
(2−2)本実施の形態による光ディスク装置の構成
図1との対応部分に同一符号を付して示す図10は、上述のような原理のもとに構成された第2の実施の形態による光ディスク装置40を示す。この光ディスク装置40は、プリアンプ23と再生回路28及び振幅検出回路29との間に上述のAGC回路41が設けられている点と、サーボ信号生成回路42及びコントローラ43の構成が異なる点とを除いて第1の実施の形態による光ディスク1(図1)と同様に構成されている。
実際上、この光ディスク装置40の場合、サーボ信号生成回路42は、プリアンプ23から与えられるRF信号に基づいてフォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号を生成し、これらをコントローラ43に送出するほか、かかるRF信号をそのままコントローラ43に送出する。
コントローラ43は、図6について上述した最適フォーカス位置学習処理のステップSP3において最適フォーカス位置学習用テストデータとして、最短記録マーク及びこれと同じ長さのスペースと、最長の記録マーク及びこれと同じ長さのスペースとがそれぞれ繰り返し形成されるような最適フォーカス位置学習用テストデータを光ディスク3の試書き領域に記録する。
またコントローラ43は、かかる最適フォーカス位置学習処理のステップSP4において、サーボ信号生成回路42から与えられるRF信号の最大レベルを11Tの長さのスペースにおける再生信号(RF信号)のレベル(I11H)として検出する。さらにコントローラ43は、この検出結果と、振幅検出回路29から与えられる振幅検出信号とに基づいて(4)式により正規化3T振幅を求め、この正規化3T振幅が最大となるフォーカス位置を最適フォーカス位置として学習し、これをその後の対物レンズ19の基準位置として設定する。
(2−3)本実施の形態の効果
以上のように本実施の形態による光ディスク装置1では、(4)式で与えられる正規化3T振幅を新たな指標として導入し、この正規化3T振幅が最大となるように最適フォーカス位置を学習及び設定するようにしたことにより、高品質な再生信号を得ることができる最適なフォーカス位置を学習及び設定することができ、かくして信頼性高く情報を光ディスクに記録再生し得る光ディスク装置を構築することができる。
(3)他の実施の形態
なお上述の第1及び第2の実施の形態においては、本発明をDVDに対応した光ディスク装置1に適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この他種々の規格の光ディスクに対応した光ディスク装置に広く適用することができる。
また上述の第1及び第2の実施の形態においては、マーク長が3Tの記録マークの再生信号の振幅に基づいて最適フォーカス位置を学習及び設定するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、要は、そのとき使用する変調方式(例えば(1,7)変調、(2,7)変調など)に応じた最短マーク長の記録マークの再生信号の振幅に基づいて最適フォーカス位置を学習及び設定するのであれば、基準とする記録マークは3T以外のマーク長の記録マークを基準とするようにしても良い。
また最短マーク長以外の例えば最短マーク長よりも1つ又は2つ大きいマーク長の記録マークを基準として用いるようにしても良い。より詳しくは、対物レンズ19の開口率をNA,レーザ光L1の波長をλとして、λ/NAで表される光ディスク3上におけるレーザ光L1のスポットの直径に対してその半分以下のマーク長を有する記録マークを基準にすれば、同様の効果を得ることができる。
DVDにおいては、λが約0.66μm、NAが0.6であり、λ/2NAが0.551μmとなる。3Tマーク長は0.4μm、4Tマーク長は0.533μmであり、3Tと4Tマーク長が該当する。また、(1,7)変調を用いているBDにおいては、λが約0.405μm、NAが0.85であり、λ/2NAが0.238μmとなり、最短マークが2Tとなっている。2Tマーク長は0.149μm、3Tマーク長は0.2235μmであり、2Tと3Tマーク長が該当する。したがって、DVDでは、3Tと4Tマーク長、BDでは、2Tと3Tマーク長を用いることによって同様な効果を得ることができる。
さらに上述の第1の実施の形態においては、最短記録マークでのRF信号の振幅が最大となる対物レンズ19の位置(フォーカス位置)を検出する検出部を、サーボ駆動回路25、プリアンプ23、再生回路28、振幅検出回路29、PLL回路30、弁別回路31及びコントローラ10等により構成し、かかる検出部により検出された最短記録マークでのRF信号の振幅が最大となる対物レンズ19の位置を、光ディスク3に対する対物レンズ19のフォーカス制御における基準位置として設定する設定部をコントローラ10により構成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、かかる検出部及び設定部の構成としては、この他種々の構成を広く適用することができる。
同様に、上述の第2の実施の形態においては、分解能と変調度の乗算結果が最大となる対物レンズ19の位置(フォーカス位置)を検出する検出部を、サーボ駆動回路25、プリアンプ23、再生回路28、振幅検出回路29、PLL回路30、弁別回路31及びコントローラ43等により構成し、かかる検出部により検出された分解能と変調度の乗算結果が最大となる対物レンズ19の位置を、光ディスク3に対する対物レンズ19のフォーカス制御における基準位置として設定する設定部をコントローラ43により構成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、かかる検出部及び設定部の構成としては、この他種々の構成を広く適用することができる。
第1の実施の形態による光ディスク装置の構成を示すブロック図である。 最短記録マーク及びこれと同じ長さのスペースにおける再生信号の振幅の説明に供する曲線図である。 最短記録マーク、分解能及びPIエラーの関係の説明に供する曲線図である。 (A)及び(B)は、PIエラー数と記録マークのマーク長との関係の説明に供する概念図及び波形図である。 (A)は、振幅検出回路における振幅検出方法の説明に供する概念図、(B)及び(C)は、振幅検出回路における振幅検出方法の説明に供する波形図である。 最適フォーカス位置学習処理の処理手順を示すフローチャートである。 再生系にAGC回路を設けた場合における最短記録マーク及びこれと同じ長さのスペースにおける再生信号の振幅の説明に供する曲線図である。 再生系にAGC回路を設けた場合における最短記録マーク及びPIエラーの関係の説明に供する曲線図である。 第2の実施の形態における最短記録マーク、分解能及びPIエラーの関係の説明に供する曲線図である。 第2の実施の形態による光ディスク装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1,40……光ディスク装置、2……ホストコンピュータ、3……光ディスク、10,43……コントローラ、15……光ピックアップ、16……レーザダイオード、19……対物レンズ、24,42……サーボ信号生成回路、25……サーボ駆動回路、26……2軸アクチュエータ、28……再生回路、29……振幅検出回路、30……PLL回路、41……AGC回路、L1……レーザ光、L2……反射光。

Claims (18)

  1. レーザ光を対物レンズにより光ディスクに集光し、前記レーザ光の前記光ディスクにおける反射光に基づいて当該光ディスクに複数種類のマーク長を有する記録マークの列として記録されたデータを再生する光ディスク装置において、
    最短のマーク長を有する記録マークでの再生信号の振幅が最大となる前記対物レンズの位置を検出する検出部と、
    当該位置を、前記光ディスクに対する前記対物レンズのフォーカス制御における基準位置として設定する設定部と
    を備えることを特徴とする光ディスク装置。
  2. 前記検出部は、
    前記光ディスクに対する前記対物レンズの位置を順次変化させながら当該光ディスクに記録されたテストデータを再生すると共に、当該各位置における前記最短のマーク長を有する記録マークでの前記再生信号の振幅を検出し、当該検出結果に基づいて、前記最短のマーク長を有する記録マークでの再生信号の振幅が最大となる前記対物レンズの位置を検出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
  3. 前記テストデータは、
    前記最短のマーク長を有する記録マーク及び当該記録マークと同じ長さの記録マーク間のスペースを前記光ディスクに繰り返し形成するデータである
    ことを特徴とする請求項2に記載の光ディスク装置。
  4. 前記検出部は、
    前記再生信号に基づいて再生クロックを生成し、
    生成した前記再生クロックの立ち上がりのタイミングで前記再生信号をサンプリングし、
    前記サンプリングした前記再生信号の値と、前記再生信号の直流成分の信号レベルとに基づいて前記最短のマーク長を有する記録マークのエッジを検出し、
    検出結果に基づいて前記最短のマーク長を有する記録マークでの再生信号の振幅を検出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
  5. レーザ光を対物レンズにより光ディスクに集光し、前記レーザ光の前記光ディスクにおける反射光に基づいて当該光ディスクに複数種類のマーク長を有する記録マークの列として記録されたデータを再生する光ディスク装置の制御方法において、
    最短のマーク長を有する記録マークでの再生信号の振幅が最大となる前記対物レンズの位置を検出する第1のステップと、
    当該位置を、前記光ディスクに対する前記対物レンズのフォーカス制御における基準位置として設定する第2のステップと
    を備えることを特徴とする光ディスク装置の制御方法。
  6. 前記第1のステップでは、
    前記光ディスクに対する前記対物レンズの位置を順次変化させながら当該光ディスクに記録されたテストデータを再生すると共に、当該各位置における前記最短のマーク長を有する記録マークでの前記再生信号の振幅を検出し、当該検出結果に基づいて、前記最短のマーク長を有する記録マークでの再生信号の振幅が最大となる前記対物レンズの位置を検出する
    ことを特徴とする請求項5に記載の光ディスク装置の制御方法。
  7. 前記テストデータは、
    前記最短のマーク長を有する記録マーク及び当該記録マークと同じ長さの記録マーク間のスペースを前記光ディスクに繰り返し形成するデータである
    ことを特徴とする請求項6に記載の光ディスク装置の制御方法。
  8. 前記第1のステップでは、
    前記再生信号に基づいて再生クロックを生成し、
    生成した前記再生クロックの立ち上がりのタイミングで前記再生信号をサンプリングし、
    前記サンプリングした前記再生信号の値と、前記再生信号の直流成分の信号レベルとに基づいて前記最短のマーク長を有する記録マークのエッジを検出し、
    検出結果に基づいて前記第1の記録マークでの再生信号の振幅を検出する
    ことを特徴とする請求項5に記載の光ディスク装置の制御方法。
  9. レーザ光を対物レンズにより光ディスクに集光し、前記レーザ光の前記光ディスクにおける反射光に基づいて当該光ディスクに複数種類のマーク長を有する記録マークの列として記録されたデータを再生する光ディスク装置において、
    分解能と変調度の乗算結果が最大となる前記対物レンズの位置を検出する検出部と、
    当該位置を、前記光ディスクに対する前記対物レンズのフォーカス制御における基準位置として設定する設定部と
    を備えることを特徴とする光ディスク装置。
  10. 前記検出部は、
    前記光ディスクに対する前記対物レンズの位置を順次変化させながら当該光ディスクに記録されたテストデータを再生すると共に、再生した前記テストデータに基づいて各前記位置における分解能と変調度の乗算結果を検出し、当該検出結果に基づいて、分解能と変調度の乗算結果が最大となる前記対物レンズの位置を検出する
    ことを特徴とする請求項9に記載の光ディスク装置。
  11. 前記検出部は、
    前記分解能と前記変調度の乗算結果を、最短のマーク長を有する記録マークでの再生信号の振幅を、最長のマーク長と同じ長さを有する記録マーク間のスペースでの再生信号の振幅で割った値として検出する
    ことを特徴とする請求項9に記載の光ディスク装置。
  12. 前記テストデータは、
    前記最短のマーク長を有する記録マーク及び当該記録マークと同じ長さの記録マーク間のスペースと、前記最長のマーク長を有する記録マーク及び当該記録マークと同じ長さの記録マーク間のスペースとをそれぞれ前記光ディスクに繰り返し形成するデータである
    ことを特徴とする請求項11に記載の光ディスク装置。
  13. 前記検出部は、
    前記再生信号に基づいて再生クロックを生成し、
    生成した前記再生クロックの立ち上がりのタイミングで前記再生信号をサンプリングし、
    前記サンプリングした前記再生信号の値と、前記再生信号の直流成分の信号レベルとに基づいて前記最短のマーク長を有する記録マークのエッジを検出し、
    検出結果に基づいて前記最短のマーク長を有する記録マークでの再生信号の振幅を検出する
    ことを特徴とする請求項11に記載の光ディスク装置。
  14. レーザ光を対物レンズにより光ディスクに集光し、前記レーザ光の前記光ディスクにおける反射光に基づいて当該光ディスクに複数種類のマーク長を有する記録マークの列として記録されたデータを再生する光ディスク装置の制御方法において、
    分解能と変調度の乗算結果が最大となる前記対物レンズの位置を検出する第1のステップと、
    当該位置を、前記光ディスクに対する前記対物レンズのフォーカス制御における基準位置として設定する第2のステップと
    を備えることを特徴とする光ディスク装置の制御方法。
  15. 前記第1のステップでは、
    前記光ディスクに対する前記対物レンズの位置を順次変化させながら当該光ディスクに記録されたテストデータを再生し、
    再生した前記テストデータに基づいて各前記位置における分解能と変調度の乗算結果を検出し、
    当該検出結果に基づいて、分解能と変調度の乗算結果が最大となる前記対物レンズの位置を検出する
    ことを特徴とする請求項14に記載の光ディスク装置の制御方法。
  16. 前記第1のステップでは、
    前記分解能と前記変調度の乗算結果を、最短のマーク長を有する記録マークでの再生信号の振幅を、最長のマーク長と同じ長さを有する記録マーク間のスペースでの再生信号の振幅で割った値として検出する
    ことを特徴とする請求項14に記載の光ディスク装置の制御方法。
  17. 前記テストデータは、
    前記最短のマーク長を有する記録マークと、前記最長のマーク長と同じ長さを有する記録マーク間のスペースとを前記光ディスクに繰り返し形成するデータである
    ことを特徴とする請求項16に記載の光ディスク装置の制御方法。
  18. 前記第1のステップでは、
    前記再生信号に基づいて再生クロックを生成し、
    生成した前記再生クロックの立ち上がりのタイミングで前記再生信号をサンプリングし、
    前記サンプリングした前記再生信号の値と、前記再生信号の直流成分の信号レベルとに基づいて前記最短のマーク長を有する記録マークのエッジを検出し、
    検出結果に基づいて前記最短のマーク長を有する記録マークでの再生信号の振幅を検出する
    ことを特徴とする請求項16に記載の光ディスク装置の制御方法。
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