JP4949765B2 - エレベータ制御装置及びエレベータ用空調装置の運転方法 - Google Patents

エレベータ制御装置及びエレベータ用空調装置の運転方法 Download PDF

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Description

本発明は、乗りかご内の照明灯を自動消灯する機能を有するエレベータの制御装置に関し、特に、乗りかご内を空調する空調装置が後付けで設置されたエレベータに適用して好適なエレベータ制御装置及びエレベータ用空調装置の運転方法に関する。
近年、エレベータの乗りかご内の快適性向上のために、乗りかご外部に冷房装置を取り付けて冷風を乗りかご内部に導入し、乗りかご内を積極的に冷房する冷房機能付きのエレベータが開発されている(例えば、特許文献1〜3等を参照。)。この種の冷房機能付きエレベータは、開発段階で冷房装置の設置を前提としたレイアウト設計や制御仕様の策定等が可能であり、個々のエレベータ毎に最適化が可能であるという利点がある。その一方で、既設のエレベータに対して新たに冷房機能を付加しようと考えた場合には、多数の部品交換や制御仕様の大幅な変更等が必要となり、場合によっては乗りかご全体を交換する必要が生じ、コストが嵩むといった問題がある。
このような観点から、既設のエレベータに対して低コストで、且つ、本来の機能を損なうことなく効率的に冷房機能を付加できるようにすることが求められている。
特開平5−319743号公報 特開2005−280901号公報 特開2006−176326号公報
エレベータの機能の1つとして、例えば、乗りかごが待機状態となってから所定時間経過後、或いは夜間の時間帯など、乗りかご内に乗客が存在していないことが推定される状況では乗りかご内の照明灯を自動消灯して消費電力の削減を図るといった機能が知られている。この照明灯の自動消灯機能は、既設のエレベータの多くに設けられている機能である。
この種の消費電力削減を図るための制御機能は、冷房装置などの空調装置の運転制御に対しても有効な機能であり、既設のエレベータに対して冷房機能を付加する場合は、この種の制御機能も盛り込むことが求められる。このとき、空調装置の運転制御に特化した独立の機能としてこの種の制御機能を新たに盛り込もうとすると、機能実現のために新たに設ける部品点数が多くなり、また、新たな制御仕様の策定が必要となり、上述した低コスト化の要求を満たすことが困難になる。
本発明は、以上のような実情に鑑みて創案されたものであって、照明灯の自動消灯機能と連動させて空調装置の運転制御を実現するようにして、機能付加によるコスト増加を極力抑制しながら、乗りかご内の快適性向上、さらには消費電力削減も図ることができるエレベータ制御装置及びエレベータ用空調装置の運転方法を提供することを目的としている。
本発明に係るエレベータ制御装置は、時間帯判別手段により現在の時間帯が第2の時間帯であると判定されたときに乗りかご内の照明灯を消灯する機能を持つ制御装置に、前記時間帯判別手段により現在の時間帯が第1の時間帯であると判定されると乗りかご内を空調する空調装置を冷温風の吹き出しが可能な第1のモードで運転させ、前記時間帯判別手段により現在の時間帯が第2の時間帯であると判定されると空調装置を送風のみが可能な第2のモードで運転させ、前記第2の時間帯であると判定された場合であっても、呼び登録が発生すると前記照明灯を一時的に点灯させ、その後乗りかごが待機状態に移行し、且つ、乗りかごのドアが閉状態となったときにカウントを開始するタイマ手段により所定時間がカウントされたときには、前記第2のモードによる前記空調装置の運転を停止させる機能を設けたものである。
また、本発明に係るエレベータ用空調装置の運転方法は、時間帯判別手段により現在の時間帯が第2の時間帯であると判定されたときに乗りかご内の照明灯を消灯する機能を持つエレベータに設置された空調装置の運転を、前記時間帯判別手段により現在の時間帯が第1の時間帯であると判定されると冷温風の吹き出しが可能な第1のモードで運転させ、前記時間帯判別手段により現在の時間帯が第2の時間帯であると判定されると送風のみが可能な第2のモードで運転させ、前記第2の時間帯であると判定された場合であっても、呼び登録が発生すると前記照明灯を一時的に点灯させ、その後乗りかごが待機状態に移行し、且つ、乗りかごのドアが閉状態となったときにカウントを開始するタイマ手段により所定時間がカウントされたときには、前記第2のモードによる前記空調装置の運転を停止させるようにした。
本発明によれば、照明灯の自動消灯機能と連動させたかたちで空調装置の運転制御が実現されるので、既設のエレベータに新たに空調機能を付加させる場合であっても、機能付加によるコスト増加を極力抑制しながら、乗りかご内の快適性向上、さらには消費電力削減も図ることができる。
以下、本発明に係るエレベータ制御装置の具体的な実施形態について、図面を参照しながら説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明が適用されるエレベータの乗りかご内部の様子を示す図である。本発明は、図1に示すように、乗りかご内部に冷房装置1が取り付けられたエレベータを対象とする。この冷房装置1は、既設のエレベータの乗りかごに対して後付けで簡便に取り付けられるように、室内外機一体型のコンパクトな形状に構成され、乗りかごの側板に設けられた開口部を塞ぐかたちで乗りかご内部に取り付けられている。また、乗りかごの天井には、既存の設備として乗りかご内を照明するための照明灯2が設けられている。この照明灯2は、乗りかご内に乗客が存在していないことが推定される状況では自動消灯するように、エレベータ制御装置によって制御されるものである。
本実施形態のエレベータ制御装置は、冷房装置1の後付けによる制御内容の大幅な変更を回避しながら、乗りかご内に乗客が存在していない状況で冷房装置1が運転を継続することによる無駄な消費電力の削減を図るために、照明灯2の自動消灯と連動させて冷房装置1の運転、すなわち冷房装置1のコンプレッサや送風ファンへの電源供給を自動的に停止させる機能を持たせたものである。
図2は、本実施形態のエレベータ制御装置の要部構成を示す回路図である。この図2に示すように、直流電源端子P,N間には、照明灯2の点灯/消灯を手動で切り替えるための照明スイッチ11と、後述する消灯リレー16の常閉接点(照明消灯手段)16aと、照明灯2とが直列に接続されている。同様に、直流電源端子P,N間には、冷房装置1の運転/停止を手動で切り替えるための冷房スイッチ12と、後述する冷房停止リレー17の常閉接点(空調停止手段)17aと、冷房装置1とが直列に接続されている。なお、冷房装置1の内部には送風ファン1aとコンプレッサ1bとがあり、これらは並列に電源に接続されている。また、直流電源端子P,N間には、エレベータの呼び登録がなくなり乗りかごが待機状態となったときに閉成する常開接点(かご待機状態検出手段)13と、乗りかごのドアが閉状態となったときに閉成する常開接点(ドア閉検出手段)14と、タイマ15とが直列に接続されており、タイマ15の出力側に、タイマ15が所定時間をカウントすると通電して常閉接点16aを開成する消灯リレー16と、タイマ15が所定時間をカウントすると通電して常閉接点17aを開成する冷房停止リレー17とが並列に接続されている。
次に、以上の構成を有する本実施形態のエレベータ制御装置の動作について説明する。エレベータの運行は、エレベータ管理者或いは保守作業者が照明スイッチ11と冷房スイッチ12とをオンした状態で開始される。ここで、エレベータに何らかの呼び登録(ホール呼びやかご呼びの登録)があれば、常開接点14は開いたままでタイマ15が作動しないので、消灯リレー16及び冷房停止リレー17は通電されず、これら消灯リレー16の常閉接点16aと冷房停止リレー17の常閉接点17aは閉状態が維持される。その結果、照明灯2は電源の供給により点灯し、また、冷房装置1は電源の供給により送風ファン1a及びコンプレッサ1bが作動して、乗りかご内への冷風の吹き出しを行う。
その後、登録されている最後の呼びに応答して乗りかごが目的階床に到着すると、乗りかごは呼び登録のない待機状態へと移行する。そして、乗りかごが待機状態に移行すると、常開接点13が閉成する。また、呼び登録がない状態で乗りかごのドアが閉じると、常開接点14も閉成する。常開接点13と常開接点14とがともに閉成すると、タイマ15が作動してカウントを開始する。このタイマ15は、新たな呼び登録がないことを条件としてカウントを継続する。そして、新たな呼び登録がないままタイマ15が所定時間(例えば3分)をカウントすると、消灯リレー16及び冷房停止リレー17が通電され、これら消灯リレー16の常閉接点16a及び冷房停止リレー17の常閉接点17aがともに開成される。その結果、照明灯2は電源の供給が遮断されて消灯し、冷房装置1は送風ファン1a及びコンプレッサ1bへの電源の供給が遮断されて運転を停止する。なお、タイマ15が所定時間をカウントする前に新たな呼び登録があると、タイマ15のカウントは停止、リセットされ、消灯リレー16及び冷房停止リレー17は通電されず、これら消灯リレー16の常閉接点16aと冷房停止リレー17の常閉接点17aは閉状態が維持される。その結果、照明灯2の点灯と冷房装置1の運転は継続される。
また、照明灯2が消灯し冷房装置1が運転を停止している状態で新たな呼び登録があると、当該呼び登録がされてから乗りかごが目的階床に到着してドアが開くまでの間に、消灯リレー16及び冷房停止リレー17の通電が停止され、消灯リレー16の常閉接点16a及び冷房停止リレー17の常閉接点17aがともに閉状態に復帰する。その結果、照明灯2の点灯及び冷房装置1の運転が再開される。
以上説明したように、本実施形態のエレベータ制御装置によれば、乗りかごが待機状態に移行してドアが閉じてから所定時間が経過した状況、つまり、乗りかご内に乗客が存在していないと推定される状況では冷房装置1の運転を自動的に停止させるので、冷房装置1の無駄な運転による消費電力を削減し、省電力化を図ることができる。しかも、このような冷房装置1の自動運転停止制御を、既設のエレベータで通常設けられている照明灯2の自動消灯機能と連動させたかたちで実現しているので、既設のエレベータに後付けで冷房装置1を取り付けて乗りかご内の快適性向上を図る場合であっても、冷房装置1の自動運転停止制御の機能を付加することによるコスト増加を極力抑制することが可能となる。
[第2の実施形態]
次に、本発明を適用した第2の実施形態のエレベータ制御装置について説明する。本実施形態のエレベータ制御装置は、照明灯2の自動消灯と連動させて冷房装置1の運転モードの切り替え、すなわち送風ファン1aとコンプレッサ1bの双方を作動させて冷風の吹き出しを行う第1のモードと、送風ファン1aのみを作動させて送風のみを行う第2のモードとの切り替えを自動的に行う機能を持たせたものである。なお、本実施形態では、照明灯2の自動消灯機能が、利用客の少ない夜間の時間帯で照明灯2を消灯する機能であることを前提として説明するが、第1の実施形態のように、乗りかごが待機状態に移行してドアが閉じてから所定時間が経過した状況で照明灯2を自動消灯させる機能との連動で、冷房装置1の運転モードの切り替えを行うことも可能である。
図3は、本実施形態のエレベータ制御装置の要部構成を示す回路図である。この図3に示すように、直流電源端子P,N間には、照明灯2の点灯/消灯を手動で切り替えるための照明スイッチ21と、後述する消灯リレー25の常閉接点25aと、照明灯2とが直列に接続されている。同様に、直流電源端子P,N間には、冷房装置1の運転/停止を手動で切り替えるための冷房スイッチ22と、冷房装置1とが直列に接続されている。本実施形態においても、冷房装置1内部の送風ファン1aとコンプレッサ1bとは並列に電源に接続されているが、コンプレッサ1bに対する電源供給ラインには、冷房装置1の運転モード(第1のモード/第2のモード)を手動で切り替えるためのモード切替スイッチ23と、後述するモード切替リレー26の常閉接点(空調モード切替手段)26aとが直列に接続されている。また、直流電源端子P,N間には、昼間の時間帯(第1の時間帯)と夜間の時間帯(第2の時間帯)とを判別するための24時間タイマ、具体的には例えば午後9時にオンし午前7時にオフする24時間タイマ24(時間帯判別手段)が接続されており、この24時間タイマ24の出力側に、24時間タイマ24がオンすると通電して常閉接点25aを開成する消灯リレー25と、24時間タイマ24がオンすると通電して常閉接点26aを開成するモード切替リレー26とが並列に接続されている。
次に、以上の構成を有する本実施形態のエレベータ制御装置の動作について説明する。本実施形態においても、エレベータの運行は、エレベータ管理者或いは保守作業者が照明スイッチ21と冷房スイッチ22とをオンした状態で開始される。ここで、現在の時間帯が昼間の時間帯(例えば午前7時から午後9時まで)であれば、24時間タイマ24はオフとなって消灯リレー25及びモード切替リレー26は通電されないので、これら消灯リレー25の常閉接点25aとモード切替リレー26の常閉接点26aは閉状態が維持される。その結果、照明灯2は電源の供給により点灯し、また、冷房装置1は電源の供給により送風ファン1aが作動するとともに、モード切替スイッチ23で第1のモードが選択されていればコンプレッサ1bも作動して、乗りかご内への冷風の吹き出し(第1のモードによる運転)を行う。なお、エレベータ管理者或いは保守作業員によるモード切替スイッチ23の手動操作により第2のモードが選択されている場合には、コンプレッサ1bへの電源の供給は遮断され、冷房装置1は送風ファン1aのみの作動により乗りかご内への送風(第2のモードによる運転)を行う。
一方、現在の時間帯が夜間の時間帯(例えば午後9時から翌午前7時まで)であれば、24時間タイマ24がオンとなって消灯リレー25及びモード切替リレー26が通電され、これら消灯リレー25の常閉接点25a及びモード切替リレー26の常閉接点26aがともに開成される。その結果、照明灯2は電源の供給が遮断されて消灯し、冷房装置1はコンプレッサ1bへの電源供給が遮断されて、送風ファン1aのみの作動による乗りかご内への送風(第2のモードによる運転)を行う。
また、夜間の時間帯で照明灯2が消灯し冷房装置1が第2の運転モードで運転している状態で何らかの呼び登録があると、消灯リレー25及びモード切替リレー26の通電が一時的に停止され、消灯リレー25の常閉接点25a及びモード切替リレー26の常閉接点26aがともに閉状態に復帰する。その結果、照明灯2の点灯が一時的に再開されるとともに、冷房装置1の運転モードが一時的に第1のモードに切り替えられる。
以上説明したように、本実施形態のエレベータ制御装置によれば、利用客が少ないことが想定される夜間の時間帯では冷房装置1の運転を送風のみを行う第2のモードに自動的に切り替えるので、夜間に利用客がいないにも拘わらず冷房装置1が冷風の吹き出しを続けることによる無駄な消費電力を削減し、省電力化を図ることができる。しかも、このような冷房装置1の自動モード切替制御を、既設のエレベータで通常設けられている照明灯2の自動消灯機能と連動させたかたちで実現しているので、既設のエレベータに後付けで冷房装置1を取り付けて乗りかご内の快適性向上を図る場合であっても、冷房装置1の自動モード切替制御の機能を付加することによるコスト増加を極力抑制することが可能となる。
[第3の実施形態]
次に、本発明を適用した第3の実施形態のエレベータ制御装置について説明する。本実施形態のエレベータ制御装置は、第2の実施形態と同様に時間帯に応じた照明灯2の自動消灯と連動させて冷房装置1の運転モードの切り替えを自動的に行う機能に加えて、夜間の時間帯で冷房装置1を第2のモードで運転させている状況で、乗りかごが待機状態に移行してドアが閉じてから所定時間が経過した場合には、冷房装置1の運転を自動的に停止させる機能も持たせたものである。
図4は、本実施形態のエレベータ制御装置の要部構成を示す回路図である。この図4に示すように、直流電源端子P,N間には、照明灯2の点灯/消灯を手動で切り替えるための照明スイッチ31と、後述する消灯リレー35の常閉接点35aと、照明灯2とが直列に接続されている。同様に、直流電源端子P,N間には、冷房装置1の運転/停止を手動で切り替えるための冷房スイッチ32と、冷房装置1とが直列に接続されている。本実施形態においても、冷房装置1内部の送風ファン1aとコンプレッサ1bとは並列に電源に接続されているが、送風ファン1aに対する電源供給ラインには、後述する冷房停止リレー40の常閉接点40aが接続され、コンプレッサ1bに対する電源供給ラインには、冷房装置1の運転モードを手動で切り替えるためのモード切替スイッチ33と、後述するモード切替リレー36の常閉接点36aとが直列に接続されている。また、直流電源端子P,N間には、昼間の時間帯と夜間の時間帯とを判別するための24時間タイマ、具体的には例えば午後9時にオンし午前7時にオフする24時間タイマ34が接続されており、この24時間タイマ34の出力側に、24時間タイマ34がオンすると通電して常閉接点35aを開成する消灯リレー35と、24時間タイマ34がオンすると通電して常閉接点36aを開成するモード切替リレー36とが並列に接続されている。さらに、直流電源端子P,N間には、エレベータの呼び登録がなくなり乗りかごが待機状態となったときに閉成する常開接点37と、乗りかごのドアが閉状態となったときに閉成する常開接点38と、タイマ39と、タイマ39が所定時間をカウントすると通電して常閉接点40aを開成する冷房停止リレー40とが直列に接続されている。
次に、以上の構成を有する本実施形態のエレベータ制御装置の動作について説明する。本実施形態においても、エレベータの運行は、エレベータ管理者或いは保守作業者が照明スイッチ31と冷房スイッチ32とをオンした状態で開始される。ここで、現在の時間帯が昼間の時間帯(例えば午前7時から午後9時まで)であれば、24時間タイマ34はオフとなって消灯リレー35及びモード切替リレー36は通電されないので、これら消灯リレー35の常閉接点35aとモード切替リレー36の常閉接点36aは閉状態が維持される。その結果、照明灯2は電源の供給により点灯し、また、冷房装置1は電源の供給により送風ファン1aが作動するとともに、モード切替スイッチ33で第1のモードが選択されていればコンプレッサ1bも作動して、乗りかご内への冷風の吹き出し(第1のモードによる運転)を行う。なお、エレベータ管理者或いは保守作業員によるモード切替スイッチ33の手動操作により第2のモードが選択されている場合には、コンプレッサ1bへの電源の供給は遮断され、冷房装置1は送風ファン1aのみの作動により乗りかご内への送風(第2のモードによる運転)を行う。
一方、現在の時間帯が夜間の時間帯(例えば午後9時から翌午前7時まで)であれば、24時間タイマ34がオンとなって消灯リレー35及びモード切替リレー36が通電され、これら消灯リレー35の常閉接点35a及びモード切替リレー36の常閉接点36aがともに開成される。その結果、照明灯2は電源の供給が遮断されて消灯し、冷房装置1はコンプレッサ1bへの電源供給が遮断されて、送風ファン1aのみの作動による乗りかご内への送風(第2のモードによる運転)を行う。
また、夜間の時間帯で照明灯2が消灯している状態で何らかの呼び登録があると、消灯リレー35の通電が一時的に停止され、消灯リレー35の常閉接点35aが閉状態に復帰する。その結果、照明灯2の点灯が一時的に再開される。また、本実施形態では、夜間の時間帯で呼び登録がある状態では、冷房装置1が第2のモードによる運転を継続する。そして、その後、乗りかごが呼び登録のない待機状態へと移行すると常開接点37が閉成し、呼び登録がない状態で乗りかごのドアが閉じると常開接点38も閉成する。常開接点37と常開接点38とがともに閉成すると、タイマ39が作動してカウントを開始し、新たな呼び登録がないままタイマ39が所定時間(例えば3分)をカウントすると、冷房停止リレー40が通電されて冷房停止リレー40の常閉接点40aが開成される。その結果、冷房装置1はコンプレッサ1bへの電源の供給も遮断されて運転を停止する。その後、冷房装置1が運転を停止している状態で新たな呼び登録があると冷房停止リレー40の通電が停止され、冷房停止リレー40の常閉接点40aが閉状態に復帰する。その結果、冷房装置1の送風ファン1aへの電源供給が再開されて、第2のモードによる運転が再開される。
以上説明したように、本実施形態のエレベータ制御装置によれば、利用客が少ないことが想定される夜間の時間帯では冷房装置1の運転を送風のみを行う第2のモードに自動的に切り替え、さらに乗りかご内に乗客が存在していない状況では冷房装置1の運転自体を自動的に停止させるので、冷房装置1の無駄な消費電力を大幅に削減して、省電力化を測ることができる。しかも、冷房装置1の自動モード切替制御を、既設のエレベータで通常設けられている照明灯2の自動消灯機能と連動させたかたちで実現しているので、既設のエレベータに後付けで冷房装置1を取り付けて乗りかご内の快適性向上を図る場合であっても、冷房装置1の自動モード切替制御の機能を付加することによるコスト増加を極力抑制することが可能となる。
なお、以上説明した各実施形態は本発明の具体的な適用例を例示したものであり、本発明の技術的範囲は以上の各実施形態の説明で開示した内容に限定されるものではない。すなわち、例えばエレベータ制御装置の具体的な回路構成などは、同等の機能を実現できるものであれば、以上の開示から容易に導き得る様々な代替技術への置き換えも可能である。また、以上説明した例では、既設のエレベータの乗りかごに対して後付けで取り付ける空調装置として冷房装置1を例示しているが、勿論、冷房機能以外の暖房機能や除湿機能など、乗りかご内を空調して快適性を向上させるための他の機能を備えた空調装置を取り付ける場合でも、本発明は有効に適用可能である。また、以上説明した例では、冷房装置1を乗りかご内部に後付けで取り付けた構造のエレベータを制御対象としているが、勿論、図5に示すように、乗りかご5の外部、例えば乗りかご5上部の外壁上などに冷房装置1を取り付けた構造のエレベータを制御対象とするものであってもよい。
本発明が適用されるエレベータの乗りかご内部の様子を示す図。 第1の実施形態のエレベータ制御装置の要部構成を示す回路図。 第2の実施形態のエレベータ制御装置の要部構成を示す回路図。 第3の実施形態のエレベータ制御装置の要部構成を示す回路図。 冷房装置が乗りかご上部に設置されている様子を示す図。
符号の説明
1 冷房装置
1a 送風ファン
1b コンプレッサ
2 照明灯
11,21,31 照明スイッチ
12,22,32 冷房スイッチ
13,14,37,38 常開接点
15,39 タイマ
16,25,35 消灯リレー
16a,25a,35a 常閉接点
17,40 冷房停止リレー
17a,40a 常閉接点
23,33 モード切替スイッチ
24,34 24時間タイマ
26,36 モード切替リレー
26a,36a 常閉接点

Claims (4)

  1. 現在の時間帯が第1の時間帯か第2の時間帯かを判別する時間帯判別手段と、
    前記時間帯判別手段により現在の時間帯が第2の時間帯であると判定されたときに、エレベータの乗りかご内の照明灯を消灯する照明消灯手段と、
    前記乗りかごが待機状態に移行したことを検出するかご待機検出手段と、
    前記乗りかごのドアが閉状態となったことを検出するドア閉検出手段と、
    前記乗りかごが待機状態に移行し、且つ、前記乗りかごのドアが閉状態となったときにカウントを開始し、新たな呼び登録がないことを条件としてカウントを継続するタイマ手段とを備えたエレベータの制御装置において、
    前記時間帯判別手段により現在の時間帯が第1の時間帯であると判定されたときに、前記乗りかご内を空調する空調装置を冷温風の吹き出しが可能な第1のモードで運転させるとともに、前記時間帯判別手段により現在の時間帯が第2の時間帯であると判定されたときに、前記空調装置を送風のみが可能な第2のモードで運転させ、前記時間帯判別手段により現在の時間帯が第2の時間帯であると判定された場合であっても、呼び登録が発生すると前記照明灯を一時的に点灯させ、その後前記タイマ手段により所定時間がカウントされたときには、前記第2のモードによる前記空調装置の運転を停止させる空調モード切替手段とを備えることを特徴とするエレベータ制御装置。
  2. 前記空調モード切替手段による前記空調装置の運転停止制御中に新たな呼び登録があった場合に、当該呼び登録がされてから前記乗りかごが目的階床に到着してドアが開くまでの間に、前記空調装置の運転を再開させる空調再開手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ制御装置。
  3. 前記第1のモードと第2のモードとを手動で切り替えるためのモード切替スイッチを更に備え、
    前記空調モード切替手段は、前記時間帯判別手段により現在の時間帯が第1の時間帯であると判定された場合であっても、前記モード切替スイッチにより前記第2のモードが選択されているときは、前記空調装置を前記第2のモードで運転させることを特徴とする請求項1または2に記載のエレベータ制御装置。
  4. 現在の時間帯が第1の時間帯か第2の時間帯かを判別する時間帯判別手段と、
    前記時間帯判別手段により現在の時間帯が第2の時間帯であると判定されたときに、エレベータの乗りかご内の照明灯を消灯する照明消灯手段と、
    前記乗りかごが待機状態に移行したことを検出するかご待機検出手段と、
    前記乗りかごのドアが閉状態となったことを検出するドア閉検出手段と、
    前記乗りかごが待機状態に移行し、且つ、前記乗りかごのドアが閉状態となったときにカウントを開始し、新たな呼び登録がないことを条件としてカウントを継続するタイマ手段とを備えたエレベータに設置され、
    前記エレベータの乗りかご内を空調する空調装置の運転方法であって、
    前記時間帯判別手段により現在の時間帯が第1の時間帯であると判定されたときに、前記乗りかご内を空調する空調装置を冷温風の吹き出しが可能な第1のモードで運転させるとともに、前記時間帯判別手段により現在の時間帯が第2の時間帯であると判定されたときに、前記空調装置を送風のみが可能な第2のモードで運転させ、前記時間帯判別手段により現在の時間帯が第2の時間帯であると判定された場合であっても、呼び登録が発生すると前記照明灯を一時的に点灯させ、その後前記タイマ手段により所定時間がカウントされたときには、前記第2のモードによる前記空調装置の運転を停止させることを特徴とするエレベータ用空調装置の運転方法。
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